こんにちは。 私は、西武文理大学4期生の佐野隆雄と申します。 学生時代は、小田孝治先生のゼミを専攻し生き方、価値観、 そして人とのふれあいを多くを学び私の心の師でした。
そんな先生の訃報を伺ったのは先週の水曜日のことです。 正直、信じられませんでした。 あんだけ元気で、やさしくて、僕より握力が強くて、持病をもってるのに 温泉に浸かって笑っていられる。 そんな強い人がなぜ??と疑ってしまいました。
私が、最後に先生のお元気な姿を拝見したのは4年前の加子母村での事です。 その時は、急に休みが取れたので先生に「加子母村に行く」とは告げず 行きました。 いざ着いてみると、どこに行っていいかわからない。右も左もわからない。 そこで、先生に電話をかけました。朝、八時過ぎだったと思います。 「先生、今加子母村に居るんですがどこに行けばいいでしょうか??」 「佐野君かい?いま加子母村にいるのか?どこにいる?」 「今は加子母村の道の駅にいます。」 「よし、わかった。いまからそっちに行くよ。」 「え?」 そこで電話が切れてしまったのです。 「そっちにいくよ」っと言われても、まさか横浜から来るわけがないと おもっていたら50M先から先生の姿が近づいてくるんです。
その時の先生は、太陽の光をいっぱい浴び、着ているTシャツは 汗でびしょびしょ。朝8時ですよ。ジョギングしてきたのかと思いました。
「佐野君久しぶり。加子母の山はいいね。朝一で山に入っていたんだ」 「先生、凄いですよ。まさか加子母村で再会できるなんて」 「そうだね。まぁそんな事よりこの辺りで美味しいコーヒーが飲める所は知らないか??」 先生らしいです。
そんな先生と今日でお別れ。 本当に悲しいです。 また、加子母村でお会いしたような再会を 夢見てこれからの人生歩んで参ります。
本当にお疲れ様でした。 安らかにお眠り下さい。
西武文理大学4期生 小田ゼミ 佐野隆雄
【この投稿は書かれた趣旨から、「夕刊フジOBのホームページ」の小田孝治氏の追悼文集に転載しました。−−−−サイト管理人】 |