しかし、ここに至るまでの「沖縄サヨク」の傍若無人の振る舞いには怒りとともに、なんとか鉄槌を下す方法がないものかと憤激すら感じる。政府は翁長雄志沖縄県知事には会わないようだが、こればかりでなく、仲井眞弘多・前知事時代に政府が上積みした3000億円(内1575億円は県が自由に使える一括交付金)の沖縄復興予算の支給を差し止めるくらいのことをしても良い。
沖縄タイムス、琉球新報を筆頭とする沖縄メディアと社民党、共産党などは有権者わずか1284人のこの島に乗り込みめちゃくちゃな「左巻き」洗脳を行った。
ブログ子は与那国島を「アサギマダラが飛来する島」として知っている。自分のサイトで「驚異の飛翔2200キロ アサギマダラの神秘」を書いているので、かつて島にある「日本最西端の地」という碑の写真がほしいと探したが200ピクセル程の小さい写真しかなくて苦労した。それほどのんびりした離れ小島に、「沖縄サヨク」が大挙して押し寄せた。
右の写真は「自衛隊基地が出来たら米軍もやってくる」という彼らがあちこちに貼りだした横断幕だが、この島にはこんな大きな文字が印刷できるプリンターなどない。沖縄本島でつくって持ち込んだのだろう。こればかりでない、町議会(といっても6人だが)の半分を抱き込んで、選挙権のない中学生41人や永住外国人5人にも住民投票の資格が与えられた。国政選挙では未成年である中学生はもちろんのこと、成人でも日本籍を持たなければ投票に参加できない。「外国人は国籍を有する国への国防と忠誠の義務を負っており、いわば外国の潜在的兵士だ。日本の防衛にかかわる陸自配備の住民投票に参加させることは大きな矛盾をはらんでいる」(八木秀次・麗澤大学教授)。
自治体が政府の専権事項である安全保障問題で住民投票を行い、外国人にも投票権を与えたことは「憲法違反」と指摘される。住民投票の正当性そのものが問われる問題なのにやみくもに反対票を取り込むことに腐心した。反対派のビラでは、部隊に配備される監視レーダーによる健康被害について、レーダーの電磁波が「私たちをむしばむ」と不安をあおり、「私たちの体は、私たち自身が守らなければなりません」とまでウソを並べ立てていた。実に醜い。
もともとこの沿岸監視隊配備は中国の脅威をにらんだ措置である。太平洋進出を目論んで着々と第二列島線確保を狙っている。100キロ先は台湾ですぐその向こうが中国というこの島の戦略的意味からみて、いざというときには、手近な島伝いに侵略してくることを考えれば自衛隊の配備は遅すぎたくらいである。尖閣でやっと目覚めての措置である。
町の人口減と高齢化が進む中、「160人の陸自隊員と家族を迎えるしか活性化の方策はない」(自営業者)という賛成派の声もあったがそんな目先の問題ではないのだが、ともかく、町民は合理的な判断を示した。
「(前略)若キ婦人ハ卒先軍ニ身ヲ捧ゲ看護婦烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身切込隊スラ申出ルモノアリ。(略)糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ。沖縄県民斯ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」
沖縄戦海軍司令官、太田実少将(自決後中将)が海軍次官宛に発信した電文は以前このブログでも紹介したが、今も読むたびにこみあげてくるものがある。1972年から2011年の間に沖縄振 興費用として日本政府が投じた金額は累計約10兆円にも及ぶが、日本人の誰ひとりとして異を唱えた者はいない。
ブログ子も当然だと思う。でも日本の置かれている現状を見ず、愚かにも「平和」をお経のように唱えるだけで、自らの責務を考えない「沖縄サヨク」をみると、こんな輩に血税を差し出すのが馬鹿らしくなる。もちろんまともな「しまんちゅ」(沖縄人)がたくさんいることは承知のうえである。