牝鶏晨す

「ひんけいあしたす」と読む。史記に「牝鶏朝する時は、其里必滅といへり」とある。牝鶏(めんどり)が雄鶏(おんどり)に先んじて鳴いて朝を知らせるようになれば世も末だという意味だ。つまり女が権勢を振るうようになれば、国や家が衰えるという。

昨今、女権が幅を利かすご時世で、表題のようなことを字にすれば袋叩きに遭いかねない。だが、ブログ子など何十年も前から「牝鶏晨す」の下で暮らしているから鷹揚なものだ。「かかあ天下で丸く収まる」と納得している。何しろ我が家は女房、娘二人に男は一人だけという構成だから下積みには慣れている。

しかし、以下で紹介する増長した「女ども」には鶏冠(とさか)が逆上する思いだ。例えば連中が掲げたプラカードにはこうある。

「男は黙れ」 
「男が産めるのうんこだけ」

サッカーなどで大活躍した「大和なでしこ」と違い、下品、下劣、不適切。とても「女性」の上品かつ嫋やかさが微塵もない.

政治的メッセージを掲げた黄色い横断幕の前で女性が、こんな言葉をラップ調で連呼したのは、「国際女性デー」に合わせ、市民団体が9日に都内で開催した集会でのことである。この集会は、安保法制廃止などを活動理念に掲げる市民団体の女性らでつくる「フェミブリッジ・アクション東京」が企画し、JR新宿駅前で行われた。

集会には社民党首の福島瑞穂(上の写真中央)や前東京都武蔵市長で立憲民主党の松下玲子、共産党の吉良佳子ら現職の国会議員も参加していた。主催者側が動画サイト「ユーチューブ」に公開した映像によれば、「男が産めるのうんこだけ」コールは、集会の最後に披露された。主催メンバーで市民活動家の菱山南帆子ら3人がマイクを手に問題のコールを連呼し、集まった参加者も声を合わせて歌ったという。

選択的夫婦別姓をテーマにした街頭スピーチでは、菱山らが同じくラップ調で「反対する人、心配ご無用。だって選択的ですよ?」「あなたの日常変わらな~い。幸せな人が増えるだけ」と言えば、登壇した福島瑞穂は「なんで私が(夫の姓に)吸収合併されなきゃならないのか? 名前が変わっても家族が壊れることはない」と自身の経験に基づく持論を叫んだ。

福島瑞穂は13日、同性婚の合法化を目指す「Marriage For All Japan—結婚の自由をすべての人に」にも参加していて、賛成なら丸印をと言われると「社民党はバリバリ〇印。いつまで待てばいいの選択的夫婦別姓と同性婚。同性婚やりましょうよ。ばりばりばり力を合わせて今国会勝負をかけましょう」と声を上げていた。

ちなみに「うんこ」側の立憲民主党の米山隆一も50歳を過ぎて作家の室井佑月と結婚したという自身の経験を披露し、「結婚しないで密会するといろいろ言われて面倒くさいが、結婚するとみんな『すごいね』といって祝福してくれる。同性同士の結婚も認めるべき」と、なんだか妙な、のろけか理屈かわからないような考え方を示した。

故人になったが照屋寛徳 が社民党大会で壇上の福島瑞穂の名前を挙げて公然と「あんたが社民党を潰した!」と指弾した。 ブログ子が付け加えるが、今は立憲民主党に脱走しているが辻元清美阿部知子など「女が」社民党を潰したのだが、いまだに当人たちにその自覚がない。

社民党は15日、全国代表者会議を都内で開き、夏の参院選比例代表で得票率2%以上と、選挙区を含め3議席以上の獲得を目指す方針を採択した。「(公選法の)政党要件がかかった崖っぷちの選挙」と位置付けた。

これまたブログ子の見立てだがとんでもない夢想の世界である。直近の政党支持率を見ると(右=15日時事通信)、「2%」どころか「0・3%」である。政党要件失うのは「ほぼ確実}という惨状である。

福島「牝鶏(ひんけい」のうざい顔を見るのも夏までである。「は~やく来い来い参院選」


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