大量発生した「早苗チルドレン」の教育が急務だ

表題で書こうとしていたら14日の「産経抄」に先を越された。このコラムは論説委員が輪番で書いている。確かめてはいないが筆者はタッチからブログ子もよく知る人物であろう。書こうとしていたことの多くが含まれているので、そのまま紹介する。

▼かつては新人議員の多くが派閥に入り、先輩議員から「飲ミニケーション」の場も含めて言葉遣いから対人マナーに至るまで指導や助言を受けた。ところが派閥のパーティー収入不記載問題をきっかけに、岸田文雄元首相が派閥解消を唱えたことで、今では派閥は麻生派しか残っていない。自民は新人研修などを実施するというが、それで十分とは言えないだろう。

▼例えば新人議員が、テレビカメラの前で不適切な発言をしたり、ふさわしくない行為をしたりすればどうなるか。たちまちSNSで拡散され、自民の印象を損ねて高市早苗政権にダメージを与えることになる。過去にも、新人議員の放埒な言動は問題視されてきた。

▼「料亭に行ってみたい」「(高級車の)BMWを買いたい」「国会議員はJRに乗り放題」…。平成17年の衆院選の当選直後にこう語り、注目と批判を浴びたタレントの杉村太蔵氏は、現在も当時の失言をネタにされている。杉村氏は9日放送の日本テレビ番組で新人議員に忠告した。「十分にお気を付けいただきたい」
(以下省略)

◇ ◇ ◇

今回の高市旋風で誕生した自民党当選316人のうち、新人は66人 である。当然、「身体検査」が十分でない、いわば”未完成品”がかなり混じっていることが予想される。こういうのが嬉しがってテレビやSNSでろくでもないコメントをまき散らせば、あっという間に以前の少数与党に転落するのが必至である。

ブログ子はそう確信するのは、同じことを「不出来な安倍チルドレン」で経験したからだ。彼らの教育の一端を担ったことがあるので新人議員の再教育が如何に大事かわかるのである。

ブログ子が新聞社を離れてまもなくだったが、安倍晋三・自民党幹事長に呼ばれて自民党本部を訪ねた。その2,3か月前の総選挙で大勝して今回と同じく大量の新人が生まれていた。幹事長がいうには「彼らはどうにも戦後史に疎い。ネットで教育する方策を立ててほしい」ということだった。

わたしが新聞社でそれまでの活字第一時代からインターネットで発信する「ネットニュース」を構築したことを人伝に聞いて声をかけてくれたらしい。

自民党独自のサーバーを立ち上げ、新人議員に双方性のネット講座を提供することを提案、億を超える予算案もつけて出したら、そのまま認められた。

いざ始めてみたら確かに新人議員の出来は悪かった。北方領土問題の始まりでもあるが、ポツダム宣言受諾後にソ連が日ソ不可侵条約を一方的に破って侵攻したこと、樋口中将が反攻して、なんとか現在の北方領土ラインで食い止めたこと。中国は日本との戦勝記念日を設けて毎年、大動員をかけているが日本は蒋介石軍とは戦ったが中共軍とは戦闘がなかったこと。蒋介石軍が台湾に逃げ込んで今の「台湾有事」があること。南京虐殺30万人をいうが、当時の南京人口より多い矛盾…ほかにも新聞社政治部長と安倍幹事長対談で憲法問題の要点を討論したりして都度、レポートを求めたりしたのだが、返ってくる内容が実に幼いのにがっかりしたものだ。

朝日新聞はいまだに「裏金議員」と決めつけるが今回も「安倍チルドレン」叩きは盛大だった。安倍晋三の名誉のために付け加えるが、彼がチルドレンを選んだわけではない。自民党が大勝した時の宰相や党幹部の許に、当選した新人が馳せ参じたものである。故に、この伝で行けば「早苗チルドレン」か「高市チルドレン」かまだ名称は決まっていないけれど、早晩同じ「不出来チルドレン」ができるのが目に見えるのだ。

今回、改憲に必要な「3分の2」の壁を突破する大勝利だ。さしあたり従来の野党がせっせと反政権に利用してきたこの「平和憲法」が、GHQのホイットニー准将がわずか1週間で書き上げた経緯や「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」がはたして現下の世界情勢に通じるものか新人議員諸兄姉に考えてもらうことが必須である。


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