取材の遠近はあるがかれこれ40年政界取材をしてきたなかで、これほど爆発的な「大勝劇」は見たことがない。前回このブログで(野党に)かなり厳しい予測をしたが、その比ではなかった。

中道改革連合は「現有167議席から半分の88議席の大惨敗」の予想だった。それがたった49議席である。国民民主党が「2増の29議席」が1増の28、減税日本・ゆうこく連合が「3減の2議席」が1議席あたりはまあまあとして、共産党が「1減の7議席」予想が半分の4議席だ。れいわ新選組に至っては「8議席から5減の3議席」としたがたった1議席である。1議席を死守したように見えるが、自民党が勝ちすぎて比例名簿に記載された数を上回り14議席を他党に「譲った」ことによる、おこぼれだから、本来れいわは全滅だった。
ブログ子の見るところ「れいわ」の壊滅の原因は大石晃子共同代表の行いであろう。日本記者クラブでの党首討論会では決められた発言時間を無視して倍の時間も高市首相に誹謗中傷を繰り返し、遊説の握手攻めで手を痛めてテレビ討論会に代役を送ったことにも社民党の福島瑞穂、共産党の田村智子委員長と一緒になって「逃げた」の「卑怯だ」のと中核派もどき(本人は元中核派)のはちゃめちゃぶりがあきれ果てられたのだ。
上記の予想の続きだが、あたったのは日本保守党が「1減の議席な」し、社民党も「議席なし」くらいだが、誰が見たってそうだろうからほめられたものではない。深く調査したわけではなく勉強不足を露呈したのは参政党が「10増の12議席」が15議席も獲得し、チームみらいが「8増の8議席」予想がなんと11議席もとったことだ。家内が「みらいに入れた」と言ったのは開票後でもう少し早く行ってくれれば底上げしたのだが…
大病した後早く寝ることにしているので、開票前に「小沢一郎が落ちたという朗報以外は起こさないでくれ」と言い置いたのだが、いち早く起こされた。さらにまさかだったが岡田克也も落選だ。日本政界の親中派が完膚なきまで叩きのめされたのである。中国政府の執拗な反高市言動には日本中が腹を据えかねている。今回の高市ブームは中京政府による見苦しい行動への怒りがかえって「高市アシスト」として働いたのだ。
前回ブログで世代交代が進むだろうとも書いた。案の定、旧民主党時代に閣僚を務めた大物がバタバタと議席を失った。”選挙互助会”と揶揄された中道結成のもう一人の立役者、安住淳共同幹事長はじめ、海江田万里元衆院副議長や立憲民主党結成の中心人物、枝野幸男も落ちた。江田憲司、大串博志、逢坂誠二、玄葉光一郎…旧民主党時代の閣僚や幹部が消えていった。
与党にしろ野党にしろ、これほど大敗した政党を見たことがない。元衆議院議員で弁護士の山尾志桜里氏が9日、自身のX(旧Twitter)で中道大敗の原因を町の商店に例えて分析していた。言い得て妙なので紹介する。
山尾氏は、「今回『中道』商店が集客できなかった原因を3つあげるなら」と、「①店長に覇気がない」「②一見客を大事にしない」「③買いたい商品が見当たらない」という3点を挙げた。
まず①については、「自民党の高市店長(64歳)が、加速する時代にくらいつき自分をアップデートするすさまじい努力と執念を見せる一方で、野田・斎藤店長コンビは、『三丁目の夕日』的なノスタルジーに逃げこみ、むしろ時代にブレーキをかける存在に映った。そこに見えたのは、残念ながら圧倒的な努力格差だったと言わざるを得ません」
次に、②については、「中道が本気で外交安保を現実路線に転換すれば、振り向く無党派層は少なからず存在したはず。しかし所属議員の覚悟は最後まで定まらず、まとめきるリーダーシップも見えず、最後は『高市政権は戦争への道』と旧来型左翼ロジックに回帰しました。新店舗の様子を見に行ったら、店内には昔の常連客が肩を並べ、空席があるのに『一見さんお断り』と言われたような閉塞感が漂っていた。まったく無党派層を取り込めなかった」
そして、③について「残念ながら、売りの政策がなかった。『恒久的な食品消費減税』にしても、財源論は生煮えで説明がおぼつかず、買い手がつかなかった。政策に魅力がないのに熟議のスタンスだけ熱く語られるのは、商品が品薄な企業にSDGs的スタンスを自慢されるような脱力感だった」と、厳しく総括した。
掲載したイラストは前に使った生成AIが使える出来だったのに味を占め、今回もChatGPTにタイトルのようなことを打ち込んで作ってもらったものである。本物よりもみな美人にできているところがご愛敬だ。