活発な前線の影響で、西日本全域で大気が不安定となり、九州北部で記録的豪雨となり、各地で被害が拡大。福岡、大分両県では6日、自衛隊や消防、警察などが約7800人態勢で不明者捜索や、冠水・土砂崩れで孤立状態となった住民の救助活動を行った。 福岡県の朝倉市や東峰村、日田市などに加え、熊本地震の被災地、熊本県南阿蘇村も避難を指示。、3県の9市町村の計約18万6千世帯、約45万人に上った。
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九州の未曽有の大雨に、遠く離れた東京でも気をもんだ人は多いはずだ。ところが民放テレビはどう報じたか。NHKに全面降伏である。ブログ子の娘婿がTBS(6)で番組にかかわっているので見たいのだが、サンデーモーニングのコメンテーター、岸井成格の知ったかぶり左翼コメントが嫌いで見ない。テレビ朝日(5)は朝も午後も出しゃばってくる元高知県知事の橋本大三郎がもたもたとなんでもくどくしゃべるのが嫌いで見ない。知人が多くいるフジテレビ(8)を見たいがニュース番組がほとんどない。
まあ、なんとか「中庸」のように見える日本テレビ(4)を見るのだが、そのテレビですら災害報道はほんのお義理で、チャンネルをつけたときは船越英一郎が松居一代との離婚調停を決断した理由とかをえんやこらとやっていたので馬鹿にするなと切った。
大雨で甚大な被害が出ているのは日田市である。ブログ子は中学生の修学旅行でこの地を訪れた。咸宜園(かんぎえん)について事前に調べてレポートを出した。江戸時代、広瀬淡窓によって、天領であった豊後国日田郡堀田村(現大分県日田市)に文化2年(1805年)に創立された全寮制の私塾である。
災害報道を聞いていたら「「咸宜地区に避難勧告」とあった。咸宜園のある一帯なのだろうが、歴史に疎そうなテレビは咸宜園がどうななったのか一言もない。無事なのだろうか。
修学旅行で乗った久大本線は橋脚が流されたという。福岡県久留米市の久留米駅から大分県大分市の大分駅に至る九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線で「ゆふ高原線」の愛称がある。九州横断の動脈で復旧には今後半年どころか年単位が必要なことは素人でもわかるがひとこともテレビは触れない。大分県の小京都といわれる日田や温泉地の由布院などの観光地が「壊滅」したと思われるのだ。
民放各社、九州には系列局があるからその気になればきちんと災害報道でできるはずなのである。なのに、NHKにはとてもかなわないと初めから戦意喪失している民放など誰が見るか。