単なる軽犯罪として各紙小さくしか扱っていないが、ことは小さい犯罪から始まって社会が壊れていく危険性に考えが及ばないのだろうか。
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東京メトロの車両基地に侵入し車両にスプレーで落書きしたとして、警視庁組織犯罪対策2課は4月4日、器物損壊などの容疑で、オーストラリア国籍の住所・職業不詳、ハン・ポール容疑者(27)を逮捕した。調べに対し、「全く知らないことです」と容疑を否認している。東京都内では平成29年1月以降、地下鉄や私鉄、JRなどで同様の落書き被害が約30件相次いでおり、同課が関連を調べる。
逮捕容疑は他の外国人らと共謀して昨年2月19日未明、東京都文京区の東京メトロ小石川車両基地に侵入し、2車両の側面にスプレーで落書きしたとしている。
同課によると、防犯カメラの画像などからハン容疑者の関与が浮上。ハン容疑者は27年から年に1~2回ほど短期滞在ビザで来日しており、宮城県や神奈川県など日本各地をレンタカーで移動しながら、他の外国人ら数人とともに鉄道車両への落書きを繰りかえしていたとみられる。
ハン容疑者は今月3日、成田空港での入国時に逮捕され、所持品からはスプレー缶やマーカー、カメラなどが見つかった。同課では今回も落書きをするために来日した可能性が高いとみて調べている。
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落書きするためわざわざ日本にやってくる出来損ないがいるのかと驚くが、仲間が何人もいるというのだから始末におえない。オーストラリア人というが東洋系の顔でハンという姓から韓国系のようだ。
ブログ子は渋谷の道玄坂上をよく通るのだが、商店のシャッター、交通管制ボックス、壁などに今回の電車の落書きと同じような字体で書きなぐったものをよく見かける。山手線から見える崖や塀、はては道路のアンダーパスなどでは、どうして入り込めたのかと首をかしげる危険な場所に落書きしてある。
落書きの上からさらに別な字体の落書きも見かける。流派があるらしい。何が楽しいのかこちらには理解できないが、そろそろこうした行為に厳罰で対応すべき時期に来ていると思う。
「破れ窓理論」というのがある。窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論だ。軽犯罪を取り締まることで、犯罪全般を抑止できるとする。米国の心理学者ジョージ=ケリングが提唱した。英語では「ブロークンウインドーズ理論」という。
ニューヨーク市ではジュリアーニ市長(在任1994~2001年)がこの理論を応用し、地下鉄の落書きなどを徹底的に取り締まった結果、殺人・強盗などの犯罪が大幅に減少し、治安回復に劇的な成果をあげたとされる。
チコちゃん流にいえば、マスコミ、小池都知事、国会議員、警察・・・「ぼ~っと生きてんじゃねえーよ」
さっさと落書きを厳罰化する立法化に取り組め!