冥王星にみる天文学の進歩

多くの人が太陽系の惑星を「水・金・地・火・木・土・天-海・冥」と太陽に近い順に覚えたはずです。それが周回軌道が変わったといって、順位が「冥・海」の順になり、それどころか2006年には冥王星は惑星から外れてしまいました。

それほど天文学の進歩は早いのですが、それを如実に示す写真があります。ブログ子が高校生時代「地学」で習ったときは冥王星 (英語名 Pluto)には衛星がありその名は「カロン」といい、写真下の左のように曖昧模糊とした存在でした。ブログ子は尿管結石の手術を受けたことがありあり、その時取り出した結石のように、みるからにとげとげしく痛そうな映像でした。

冥王星の衛星「カロン」にみる天文学の進歩。左が1978年当時、右が2015年。

冥王星の衛星「カロン」にみる天文学の進歩。左が1978年当時、右が2015年。


日本語名の「冥王星」は、日本人の野尻抱影が提案した名称で、なにか多くの謎を含んだ冥界のような存在であったのですが、科学の進歩で観測技術がハッブル宇宙望遠鏡から今では探査機ニュー・ホライズンズによって精細な映像が見られることとなりました。

2015年現在、「カロン」の詳細な写真が右です。写真の左右でこれほどの天文学の進歩があるわけです。

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