加齢によるらしいが白内障にかかる人が多いらしい。ブログ子も手術を経験した。同病の方も多いと思うので手術体験を記すが、手術時間は15分くらいで途中痛みなど一度もなく、ただえらくまぶしい(照明で)だけであった。
昔はそんなに簡単ではなくかなりの技量を要する手術だったようだが、今ではその日のうちに退院させるところもあるくらいである。ブログ子の場合2年ほど前に近所の眼科医から手術を勧められて基幹病院に行った。えらく良心的な眼科医で「まだ使えますよ。手術はもっと後でいいでしょう」と帰された。それがだんだん進んで、視力が低下、運転で左右のバランスが悪くなり危険を感じて自分から手術を申し出た。
私大医学部の附属病院で正月早々見てもらったら、1か月後に左目、その2週間後に右目の手術が決まった。担当の女医さんの手帳はびっしり手術予定で埋まっている。それほど多いらしい。途中診断一度だけ、入院予定の一日前に確認の電話が来て10時ごろ来るようにいわれた。
インフォームドコンセントという今風の術前説明の紙が10ページ。昔と違って今は「水晶体再建術」で、濁った水晶体を取り除いて、眼内レンズに置き換える方法が主流。白内障でにごった水晶体の中身を超音波で砕いて乳化させ吸いだして中に人工レンズを入れる。切開は3ミリ以下で吸いだしたあと単焦点眼内レンズを入れる・・・とある。
微妙な細胞が集まる眼の中の顕微鏡下の手術というので心配もあったが、液体の麻酔剤をかけて、痛くはないものの3か所ほどチクチクしたから局所麻酔の針だったとおもうが、あとは何をしているのか見えなかった。強い照明で「左を見て、下を見て」と指図に従う。医師と会話しながらの手術である。上述の手術内容なのだろうが、本人には「見えない」。
「はい、終わりました」と言わるまで15分ほどだ。手術台を自力で下りるとき見たら点滴の針が刺さっていたが迎えの看護師が来るまでには抜かれていた。眼帯をしているが何の痛みもなく、普通の病院食を当日の昼と夜と翌朝食べて、その間一度も看護師は来ず。朝執刀医が診察して眼帯を取り、医局長が「うまくいってます」と退院許可を出して午前10時には帰宅。後期高齢者の1割負担と差額ベッド代込みで2万7000円であった。