台湾と韓国のこの「落差」をなんと見る

甲子園準優勝の嘉義農林チーム

甲子園準優勝の嘉義農林チーム

台湾で、今から80年以上前の日本統治時代に台湾南部の「嘉義農林高校」の野球部(略称、嘉農)が甲子園に出場し、本土の高校を次々と破って準優勝を果たした実話を基にした台湾映画「KANO」の公開初日の27日、日本の出演者らも出席して大規模な上映会が行われた。高校野球の縁だろうが、珍しくNHKも28日朝のニュースで取り上げていた。映画を見た台湾の女性が「日本併合時代に日本人と漢族の台湾人、それに先住民という3つの民族の選手が協力して勝利を目指す姿に感動した」と熱く語るのに心打たれた。
NHKニュース動画 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140228/k10015598091000.html

SONY DSC野球部の監督役を演じた俳優の永瀬正敏さんらが出席した上映会の会場の野球場にはおよそ8000人の観客が詰めかけた。先立って22日には映画の舞台となった嘉義市で映画の完成を祝うイベントが行われ、ここでのイベントでは、嘉義農林が甲子園で準優勝したあと地元でパレードを行ったシーンが再現され、映画の出演者をはじめ嘉義農林の野球部のOBなどが目抜き通りを練り歩き、地元の人など嘉義市の人口の3分の1にあたる10万人が沿道で歓声を送ったという=写真上=。

不毛の大地といわれた嘉南平野十五万町歩に巨大な烏山頭ダムを作り台湾最大の穀倉地帯に変えた土木技師、八田與一(はったよいち)は今なお嘉南の農民から神と慕われているが、恥ずかしながらその名を知ったのは台湾前総統の李登輝氏が平成14年11月慶応大学で講演する予定だった草稿を新聞紙上で読んでからだった。この原稿内容はサイトで紹介しているので一読願いたいが、今なお熱いものがこみ上げてくる。
李登輝総統慶大講演草稿 http://home.r07.itscom.net/miyazaki/bunya/ri2e.html

同じ27日だが村山富市元首相は、都内の日本記者クラブで記者会見し、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」の検証を求める動きがあることに対し「詮索することは意味がない。収まった問題をあげつらい、『日本はけしからん国だ』といわれる状況を作って何になるのか」と批判した。

 また、今月中旬に韓国の国会内で講演した際、首相在任中の7年に表明した「村山談話」について「国際的な約束事、日本の国是みたいなものだ」と説明したことを明らかにした。

 日本固有の領土である尖閣諸島(沖縄県石垣市)について「中国、日本、台湾も含めて近辺の国が共有すればいい」と指摘。安倍晋三首相の靖国神社参拝に「外交関係が悪いのを承知の上で行ったのはよくない」と苦言を呈した。

ブログ子は日本記者クラブの会員なので、事前に会見の知らせはもらっていた。行こうかとも思ったが憤怒のあまりこの「社会党の老害」に飛びかかるかもしれないと自省した。

先の産経新聞の検証を見るまでもなく、当時の宮沢喜一内閣の、河野洋平官房長官は口を閉ざしているが、日韓両政府は談話の内容や字句、表現に至るまで発表の直前まで綿密にすり合わせていた。証言によると、政府は同年7月26日から30日まで、韓国で元慰安婦16人への聞き取り調査を行った後、直ちに談話原案を在日韓国大使館に渡して了解を求めた。これに対し、韓国側は「一部修正を希望する」と回答し、約10カ所の修正を要求したという。

 原案では「慰安婦の募集については、軍の意向を受けた業者がこれに当たった」とある部分について、韓国側は「意向」を強制性が明らかな「指示」とするよう要求した。日本側が「軍が指示した根拠がない」として強い期待を表す「要望」がぎりぎりだと投げ返すと、韓国側は「強く請い求め、必要とすること」を意味する「要請」を提案し、最終的にこの表現を採用した。

韓国側が責任をもって選んだ16人の元慰安婦たるや氏名すら明確でないのが3人、生年月日は半分しか記載されてない。韓国側の意に沿うよう集められたでたらめな人選だった。しかも元慰安婦の訴訟の原告側弁護士は福島瑞穂(社民党前党首)で自ら聞き取り調査にあたっていた。慰安婦問題に火をつけた平成3年8月の朝日新聞の記事「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀重い口開く」を書いた記者の義母はその遺族会の幹部だという(28日産経、阿比留瑠比記者)。

反日に狂奔する韓国はつぎつぎと歴史認識で攻めてくるが、すべて虚構の上に成り立っている。当座いうことを聞いておけば収まるだろうといった腑抜けた河野談話のような態度を一度でも取るとこんどはそれを根拠に有りもしないことを言い立ててくる。そういう国には一歩たりとも引いてはいけない。

上に名前を上げた面々、今では使われることもない死語ではあるが「国賊」という言葉を思い出した。
 

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