23日夜、秋田県由利本荘市の海岸付近にある船舶係留施設「本荘マリーナ」に、不審船が漂着、近くで北朝鮮からの来たという男性8人が保護された一件。
ニュースを聞いたときブログ子は「いよいよ北朝鮮からの難民が押し寄せてきたか」と思った。結局彼らが言う通り「漁をしていて船が故障し、漂着した」とわかったが、日本海沿いに11月までに15隻が漂着している。27日、秋田県男鹿市の海岸に漂着した木造船船内からは白骨化、ミイラ化した8人の遺体が発見されている。
北朝鮮は慢性的な食糧不足を解消するため国策として漁業を奨励、冬場も「冬季漁獲戦闘」と称し、朝鮮労働党が示す漁獲量目標を達成するため積極的に漁に出るよう呼び掛けている。党機関紙、労働新聞は、今月始まった冬季漁獲戦闘での各地の成果を紹介し、漁師らを鼓舞する記事を掲載している。
秋田県に漂着した漁船が出港したとみられる北東部、清津の水産事業所でも「漁獲実績が日増しに高まっている」と報道。同事業所は漁獲戦闘を「ほぼ1カ月間、徹夜で行う」といい、独自で造った船も参加。11日には漁に適さない悪天候の中でも集中的に漁を行い「高い実績を記録した」と伝えている。
結局、彼らは”ロケットマン”、金正恩が出した「漁業特攻隊」で、日本のEEZ内で好漁場である大和堆で不法操業していて嵐で転覆したり、エンジン不調で東北の日本海沿岸に漂着したようだ。
昨年から今年にかけてギリシャ、トルコに押し寄せる60万人ともいわれる難民の写真を多く見た。難民らの大半はシリアやアフガニスタンから逃れてきた人たちだが、あくどい密航業者に全財産はたいて貧弱な船で渡ってくるが、難民や移民を乗せたボートや小型船が悪天候により遭難する事故が相次いだ。海岸に打ち寄せた水死体の写真を見たが子供が多いのがやりきれない思いだった。
これと同じ難民が、北朝鮮から押し寄せてくると思えば、日本も他人事でいられるわけがなかろう。韓国への脱北者を見てもスパイや、再び北朝鮮に戻って「韓国は天国でなかった」と叫ぶ”二重スパイ”まがいが跋扈している。こうした事態への対応を日本はどうするのか。「もりとかけ あとはたぬきで 化かすんか」の国会議員や漂着船を流出させる県警まで平和ボケのニッポンが不安でならない。