おかしな国だよスイスは

電気ショックを与えてから食え、とスイス政府

スイスでは2018年3月以降、イセエビ、ロブスター、カニ、ザリガニなどの甲殻類を調理するには「人道的な配慮」が必要となった。この法律で、ロブスターなどを生きたまま蒸したり、ゆでたり、焼いたりするのは法律違反となり、生きたまま熱湯にほうり込む前に、まず脳に電気ショックを与えて麻痺させるか、なんらかの「物理的な」方法で脳の機能を停止させた後み調理しなければならなくなった。

その理由は後述するが、ブログ子は以前チューリッヒ湖畔の対岸にオードリー・ヘップバーンの屋敷があるというレストランでロブスターを食べたときのことを思い出した。生きたまま茹でていたものだが果たしていまどうなっているのだろうか。法施行ご2カ月、どこかのシェフがしょっ引かれたとい報道もないところをみると、よろしくやっているのかもしれない。

スイスというのは日本人のあこがれの国である。日本の先を行く永世中立国、国中が絵葉書という美しい景色、国際人を育てる教育国家・・・娘をスイスの学校に入れるべきかと世界をまたに歩き回っている同級生に相談したら、一言の下に「止めろ!無国籍人間を育てるだけだ」と言われた。そのうち、北朝鮮の金一家の子弟がみなスイスの学校に入っているで有名になって誰もが敬遠するようになった。あこがれと現実は違うのである。

スイスは動物愛護がもっとも進んだ国のひとつで、野生動物・家畜に関わらず、動物の身体的、精神的な健康を守る法律がたくさんある。なかにはモルモットやオウムなどの社会的な動物の一頭飼いを禁じるという、ものすごく手厚い法律もある。

そこで、こんな法律がまかり通ったいきさつだが、2013年にイギリスのクイーンズ大学のボブ・エルウッド教授がカニの実験はこうだ。水槽に隠れ家をふたつ設置し、水槽中に90匹のカニを放流した。カニたちがすべて隠れ家に 納まったところで、片方の隠れ家だけに電気を通した。いったんカニたちを回収してから2度目に水槽に放すと、ほとんどが以前選んだ隠れ家に戻っていったそうだ。そこで、今度は片方の隠れ家に電流を流してカニたちに電気ショックを与えた。またカニを回収して3度目に水槽に放した結果、カニたちは電気を通された隠れ家には近寄らずに安全なほうに集まったという。

電気ショックをさける行動をとったカニたちは、人間が感じる痛みや苦しみとは違うものであれ、やはり好ましくない何かを感じ取っていたと考えられる。このため、スイス政府は食用に水揚げされる甲殻類すべてにおいて、痛みを軽減する法的配慮が必要と判断した。

あほらしい限りだがスイス政府は、,調理法以外にも、甲殻類を海から食卓に運ぶまでの流通ルートに新しい規制をかけた。

海がないスイスゆえにオマールエビなどは、爪を縛られて氷詰めにされ運ばれていたが、今後は「海水生物はつねに自生していた環境内に置かれること」を求めている。海水ごと生け簀ごと運ばなければならない。コストと手間が何倍もかかるから料理の値段はうなぎのぼりであろう。

この研究をスイス政府に売り込んだ、先のエルウッド教授は「人道的な扱いを受けたか否かを商品に明示されるべきだ」とも話している。

世界が笑っているうちに動物愛護運動が極端に偏向してクジラは高等動物だから捕鯨は残酷だと日本の調査捕鯨船がシーシェパードの体当たりを受け、イルカの追い込み漁の映画が上映され、毛皮を着た女性はペンキをかけられた。

諸悪の根源はスイスに始まっている。結婚式の伊勢海老料理だってどうなるか知れたものではない。

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