王毅外相の暴言・妄言・虚言・呆言を許してはならない

中国の王毅国務委員兼外相による大暴言にはさすがの穏健民族・日本人も怒りの炎を掻き立てられた。中共叩きの先頭に立っていたトランプ大統領が落選した間隙をついて日米同盟に楔を打ち込むべくこの時期にやってきたのだろうが、馬鹿な言動で目論見は全くの逆効果に終わった。当たり前だ。

それにしてもひどい暴言の数々だった。

① 「(尖閣周辺で操業する日本漁船は)実際は単なる漁船ではなく、問題を起こそうと進入している」「偽装漁船が繰り返し敏感な海域に入っている。このような船舶を入れないようにするのはとても大事だ」(25日菅首相と官邸で会談した後、記者団を前に)

② 「日本の漁船が絶えなく釣魚島(=尖閣諸島の中国名)の周辺水域に入っている事態が発生している。中国側としてはやむを得ず非常的な反応をしなければならない。われわれの立場は明確で、引き続き自国の主権を守っていく」(24日、日中外相会談後の共同記者会見)

戦前戦後通じて尖閣諸島は「沖縄の一部」とされた紛れもなき日本領土である。中国が覇権主義を唱え始めて突如領有権を主張し始めたのは1971年である。軍事上、要項の地であること、地下資源が豊富で好漁場であることに目をつけてのことである。

以来今に至るも中国海警局の武装公船などが連日侵入、日本漁船を追いかけ回している。 王毅外相発言の数々は「盗人猛々しい」の言葉に尽きる。日本の主権を土足で汚すこの破廉恥な行為に、折から開かれていた国会では25日、衆参両院の予算委員会で集中審議が行われたが、王毅発言を取り上げた議員は与野党ともに1人としていなかった。

安倍前首相の桜を見る会での前夜祭に事務所が金を出していたという、たかが政治資金規正法違反止まりの問題にうつつを抜かしていた。日本の安全保障上の大問題とどちらが大事なのか。

唯一、共産党の志位和夫委員長は26日、王毅発言を厳しく非難し、合わせて茂木敏充外相の対応も批判した。曰く、

「尖閣諸島周辺の緊張と事態の複雑化の最大の原因は、日本が実効支配している領土に対し、力ずくで現状変更をしようとしている中国側にある。中国側の覇権主義的な行動が一番の問題だ」と指摘。

「日本側に責任を転嫁する、驚くべき傲慢不遜な暴言だ。絶対許してはならない暴言だ」と強調した。

王氏と並んで共同記者発表した茂木氏についても「王氏の発言に何ら反論もしなければ、批判もしない。中国側の不当で一方的な主張だけが残る事態になる。極めてだらしがない」と批判した。

「海上保安庁のデータを見てみると、中国の公船の尖閣諸島の接続海域への入域日数は、今年すでに24日までで304日。昨年1年間の282日を大きく上回っている。さらに中国の公船が日本の漁船を追い回すという非常に危険な事態も起こっている。私たちとしては中国のこのような覇権主義的な行動をただちに中止することを重ねて強く求める」

あの共産党が、と驚くとともにすっかり見直した。アホらしい「桜狂い」の立憲民主党の枝野幸男や反安倍と反菅ばかりの小沢一郎には共産党の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいである。、

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