ここ一両日の韓国の犯罪報道でいかにもこの国らしい、と感じ入った3例を紹介する。
①地下鉄エスカレーターで男が女性に「小便テロ」
23日午後10時30分ごろ、インチョン(仁川)市内の地下鉄駅エレベーターで、前に立っていた20代の女性に向けて小便をした。背後から尿をかけられた女性は、男と揉み合いながらも身柄を確保。男を駅の職員室に連れて行き、警察に通報。
警察は20代の男を淫乱罪の疑いで在宅のまま捜査を進めていたが、男は翌日、自宅の花壇で遺体となって発見された。
警察関係者は「被疑者が死亡したことを受けて、公訴権無しとして事件を終結させる方針」と発表した。警察の「やれやれ感」がにじみ出ている。
②知的障害者に集団暴行した韓国の女子高生、スマホいじりながら出廷
知的障害のある女子高校生をモーテルで集団暴行した10代の2人が28日、拘束前被疑者審問(令状実質審査)を受けるため、インチョン(仁川)地裁に出廷した。
2人は白のキャップを深く被り、マスクで顔のほとんどを覆った状態で、「障害のある友人に、なぜひどいことを?」、「責任は感じていないのか?」など取材陣の質問に答えることなく、無言のまま。もう1人の女子高生は取材陣の質問に沈黙するだけでなく、自身のスマホ画面をいじりながら足早に建物へ入っていった。
警察によると、2人は去る16日午後9時ごろ仁川市のモーテルで知的障害3級の女子高生(16)を暴行し、顔などにけがを負わせた容疑。被害者の母親が娘と連絡が取れないことを心配してスマホのアプリケーションで位置を確認し、該当の場所に行くと、裸で汚物まみれになった娘を発見。警察に通報し、事件が発覚した。
③「反腐敗秘書官」が9億円の腐敗疑惑
韓国大統領府で、社会の不正対策を担う金起杓(キム・ギピョ)反腐敗秘書官(写真右)
が27日、辞意を示し、文大統領が受理した。事実上の更迭。
約3カ月前に就任したばかりの金氏だが、就任後の保有資産公開で、約91億ウォン(約9億円)相当もの不動産所有が判明した。「投機目的で不動産を保有しているのではないか」と問題視されたが、金氏は否定し、違法性も明らかになっていなかった。
土地の不正投機疑惑は、文政権の支持率低下の一大要因となっている。マンションなどの不動産高騰に韓国国民が苦しむなか、韓国土地住宅公社職員らが値上がりを見込み、不動産を不正取得したとして、大量の逮捕者が出ている。疑惑は国会議員や家族にまで広がっており、与党「共に民主党」の議員も複数処分されている。
それにしても、よくもまあ、『反腐敗秘書官』というネーミングにしたものだ。ありもしない「従軍慰安婦」への謝罪と賠償の要求を求めて30年間、毎週在韓日本大使館前で)日本政府を相手にデモをして、その実、金はみな自分の懐に入れていた、「正義記憶連帯」(正義連)の代表、尹美香(今は除名されているが国会議員)の「正義」と同じパターンである。
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コロナ禍だが、韓国人と中国人が入国できないという「メリット」もある。密かにコロナが続くことを願っている。