今年のエイプリルフールは不作

なんといっても四月馬鹿の本場はイギリスだろう。毎年楽しみにしている。今年流れてきたニュースのトップは北朝鮮がらみ以下のようなもの。

 f99fd8d0-304e-4d11-b2ad-75ffb73885fa-460x351【ロンドン=内藤泰朗】エープリルフールの1日、英国の新聞各紙は恒例となっている「うその記事」を掲載、大衆紙デーリー・ミラーは、北朝鮮の金正恩第1書記が、英国の人気バンド「ワン・ダイレクション(1D)」のメンバーに自分と同じ髪形に変えない限り北朝鮮での演奏活動を認めない姿勢を示した、との記事を掲載した。

 記事によると、正恩氏は現在、世界で最も人気のある英国のバンドに、理髪店に行って、自分と同じ刈り上げスタイルに散髪するよう要求。北朝鮮では先週、男子学生らに、正恩氏と同じ髪形にする髪形統一令が出されたばかりだとした。

 また、平壌の消息筋の話として「われわれの指導者の髪形は非常に特別なもの。偉大でハンサムな指導者は、長髪を望んではいない。1Dはここでは、国家に許可された軍のように踊らなければならない」とのコメントも付けた。

ブログ子はジョンウンもIDも嫌いなのと興味がないのでフーンだが、このほか各紙には「立方体の卵販売へ」 「ペンギンが金の卵を産んだ」などの記事が掲載された。今年のベスト10を選んだ私家版もアップされている。

http://www.theguardian.com/media/2014/apr/01/april-fools-jokes-2014-best-web

日本でも、結構頑張っていて
◎DeNA陸上部は1984年ロサンゼルス五輪、88年ソウル五輪男子マラソン代表の瀬古利彦総監督(57)の現役復帰をホームページ上で発表した。「今の男子マラソンの現状を考えると将来が心配。今、私が立ち上がらないと駄目だと思う」とコメンもついていたが瀬古本人と陸上競技の現状を考えると、冗談にもならない。

◎東京新聞は「東京五輪から各競技にブービー賞を出す」というもの。毎年力を入れているそうだが大して面白くもない。まあ、継続は力なりといった程度だ。

本場はなんといっても英国だろう。あのイギリス人がやるかというのが面白いのだが、毎年英国国営放送BBCを楽しみにしている。ここは1950年代からずっと「4月1日」に全社をあげて力を入れている。、今年のはもうひとつまどろっこしくておすすめできない。「April fools jokes」で検索をかけると過去のものまで見ることができるが、過去の名作では「ビッグベン(英議事堂の時計)がデジタル化されることになり、使わなくなった時計の長針と短針はオークションに出品されます」というものには、日本人船員が真っ先に応募してきた。「 鉄道の車両番号がバーコードに変更」というのもあった。

「暖冬と害虫駆除のおかげで、スイスではスパゲティが大豊作」とのニュースでは木からにょきにょきと生えたパスタを大量に収穫する映像が流れた。 「スパゲティのなる木はどうやって育てるのか」という問い合わせが視聴者から相次いだが、BBC側の回答がふるっていて「トマトソースの缶詰にスパゲティを添木として差し、それが育つのを期待しましょう」と洒落のめしてくれる。

ブログ子は以前紹介したことがあるが「空を飛ぶペンギンが発見された」(2008)が大好きだ。氷山の間を飛ぶ大群や編隊を組んで洞窟をくぐる画像は壮大で例えわかっていても圧巻だった。

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