産経の大阪版だけ掲載のニュースだったので知らない人が多かろうが、自社の壁に落書きされた会社が防犯カメラの映像を公開して賞金30万円付きで犯人探しに乗り出した。
まずそのニュースから。
被害にあったのは大阪市浪速区の「まんだらけグランドカオス店」。外壁に英単語のようなものが、大人の手が届く範囲一面に白いスプレー塗料で落書きされていた。防犯カメラには10月22日午前4時半ごろ、黒い服に紺色の帽子を目深に被りマスクをつけた数人の集団が白いスプレー缶のようなものを左手に持ち、壁に向かって代わる代わる塗料のようなものを吹き付ける姿が写っていた。
同社はホームページで事件を公表し、犯人側に警察や店舗に説明に出向くように呼び掛けた。しかし犯人が名乗り出ることはなく、動画投稿サイトでの防犯カメラ映像の公開に踏み切った。犯人の特定につながる有力情報の提供者には30万円の謝礼金を支払うことを決め、情報提供専用の電話窓口も設置した。
同社は「世の中には落書き被害に遭っている人が大勢いるのに、犯罪として重く捉えられていない。被害者は黙っていないで声を上げることが大事だと分かってもらいたかった」と説明する。
「まんだらけ」はわいせつな写真集を販売したなどとして5月に社長らが書類送検されたところで、なにやら怪しいが、ブログ子は今回の強硬手段を大いに支持する。それどころか、さらに強固な犯人への「鞭打ち刑」の導入はどうかと提案する。
自宅から近い渋谷へはバスででかけることが多いのだが、途中の地下道への入り口、ビルの壁、電柱、信号機の制御箱、陸橋の横腹、山手線沿いのビルの壁‥いたるところが落書きだらけである。だいたいは上で公開された落書きと同じ字体なので同一の「流派」と見受ける。
2,3年前に豪州だったかニュージーランドだったかの男がわざわざ落書き目的でスプレー缶持って来日して現行犯で捕まった。デザイナーの森英恵の孫も原宿署で捕まったが、いずれもすぐに釈放されている。日本の法律では落書きは微罪も微罪、せいぜい、都条例にすぎない迷惑防止条例で説諭処分くらいにしかならない。厳しくやれば、軽犯罪法違反、器物損壊等罪、建造物等損壊罪、などいろいろ適用できるのだが警察にはその気がない。痛みがないからすぐ再犯に走り反省などない。
そこで鞭打ち刑となるのだが、この道の「先進国」はイスラム国、中でもインドネシアだ。恋人とハグやキスをしていた、隠れた場所で女性と一緒にいた、同性愛の男性カップルなど、ビシバシと執行されている。鞭打ちなどは軽い刑で姦通罪のうち悪質者には、投石による死刑(ラジャム)があるからすごい。
軽い刑といっても100回近く(回数は裁判官が決める)鞭打たれた男が死んだほどだから、再犯率はゼロに近い。ジャカルタの国立イスラーム大学フザイマ・T・ヤンゴー教授は「以前は酒を飲んだり賭博(鞭打ち40回程度)をする人々があちらこちらで見られたが、イスラーム法が施行されて以来、このような行為は見られなくなった」と自賛しているほどだ。