こんな小3女児がいればイジメはなくなる、

今日、習近平韓国訪問というので、1300年属国だった国にまた擦り寄る愚かな国のことに触れようと思ったが、ブログの亭主は明日から留守にする。最後は「いい話」にしたいと思ってこちらにした。

愛知県三河地方にある公立小学校3年の教室内で8~9歳の男児2人と女児の計3人が、同級生女児へのいじめをかばおうとした女子児童(8)の背中をたたいたり、跳び蹴りしたりし、頭部打撲など1週間のけがを負わせた事件。

市教委の発表。新任教師だから、などの言い訳に終始した。

市教委の発表。新任教師だから、などの言い訳に終始した。

愛知県豊橋市教育委員会が1日公表したところでは、このクラスのある女児は4月以降、男児らから砂をかけられたりからかわれるなどのいじめを受けていた。今回怪我をした女子児童が6月2日、「いじめるなら私を代わりにいじめて」と発言したところ、男児らが3日午後の休み時間に教室で暴行した。数分後、授業のため教室に来た男性担任(23)が気付いて暴行を止めたが、女子児童を病院に連れて行かず、両親にも連絡しなかった。

担任らは4日に両親を訪ね事態を説明。両親が女子児童を病院へ連れて行くと、1週間のけがと診断された。女子児童は5日から学校を休んだが、男児らとその親が謝罪したため、27日から登校を再開したという。聞き取りに対し、3人は「深く考えずにやった」と説明している。

どこにでもいる悪ガキのいじめだが、この女子児童の「いじめるなら私を代わりにいじめて」という言葉は誰にでもできる発言ではない。自己犠牲という宗教的「高み」すら感じさせる立派な行為で、今どきこんな小学3年生がいたかとほんとに驚いた。このような児童がクラスにあと1人、2人いたらいじめ問題など起きないだろう。

それにしてもこうした児童が育った家庭環境を知りたい。豊橋市政記者クラブの記者諸氏は直ちに両親とこの女児に会って、その教育方法を取材して欲しい。そして仮名でも構わないから深く掘り下げてもらいたい。きっと日本のいじめ問題に深く示唆するものが得られるはずだ。

W杯ブラジル大会では負けた日本のサポーターがスタンドでゴミ拾いをしている光景や、負けた選手を迎えに出発時に匹敵する数の人が成田に集まったことを取り上げ、自国にはない日本人の素養について考察する海外の論調が目立つようになった。

日本には批判的な論調が目立つ中国だが、中国新聞網は30日、「華人女性が東京で交通事故死、日本の民衆が供養」と題した記事を掲載した。記事は、東京・池袋で脱法ハーブを吸った男が運転する車が暴走し、30歳の中国人女性を死亡させた事故を伝えた上で、事故現場には多くの献花が供えられ、毎日大勢の通行人が手を合わせていると驚きをもって報じている。

ネットでは上海であったある出来事を「なにかで自分を激しく削られた感じがした」と振り返っている。あるスーパーマーケットで1歳の娘と買い物をしていると、娘がおやつ売り場の商品をいじって崩してしまった。そのまま立ち去ろうとしたところ、日本人の母子がやってきて、5歳くらいの男の子が娘がいじった商品をきれいに並べ始めた。その時の気持ちを上記の「激しく削られた感じ」と表現し、日本人の素養について「日本民族には我々が恥ずかしさを感じるような点が多い」としている。

「いじめるなら私を代わりにいじめて」と言える子どもが増えれば確実にいじめはなくなる。文部大臣、いや総理大臣でもいいが、すばらしい行動をとったこの女児を訪ねて、将来の施策へのヒントを与えてくれたことに謝意を伝えてほしい。

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