米国も見放す未成熟国・韓国

80針縫う大怪我をしたリッパーと米大使

80針縫う大怪我をしたリッパート米大使

5日朝、ソウル市中心部の文化会館で、マーク・リッパート駐韓米大使(42)が刃物を持った男に襲われ、顔と手首を負傷した。大使は近くの病院に搬送されたが右頬からあごにかけて長さ10センチ超、深さ約3センチの傷を負い、約80針を縫う大怪我、あと1,2センチ深ければ命にかかわった。朴槿恵大統領は2006年に遊説中、暴漢によって顔面を切りつけられ、60針を縫うけがを負ったことがある。リッパート大使はそれより20針も多いから痛みもわかるだろう、外遊中の中東から大使本人はじめホワイトハウスに謝罪の電話をかけ回っているようだが、韓国への風当たりは相当悪くなるのは避けられまい。

犯人は政治団体代表、キム・ギジョン容疑者(54)で、動機について「南北和解の雰囲気を阻害する軍事演習への抗議」と供述している。 米韓合同軍事演習の中止と南北対話を要求するデモを米大使館前でも行っていた。竹島の領有権を主張し、日本の集団的自衛権行使にも反対するなど、日本大使館前でも抗議デモを行っている。2010年7月、重家俊範駐韓日本大使(当時)にコンクリート片を投げつける事件を起こし、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた。

犯人のキム・ギジョン

犯人のキム・ギジョン

これだけのいわくつきの男、北朝鮮に7回も行った親北派、しかも見るからに小汚いヒゲ面男を野放しにして、まったくノーマークでナイフとカッターナイフを持ったまま会場に入れた韓国の警備のデタラメさはこれから糾弾されるだろう。民族主義者に警察も大甘なら司法も同様で、日本大使を襲った男に執行猶予をつけて野放しにしていたのには開いた口が塞がらない。反日ならなんでもOKの国らしい。アメリカの抗議を受けて大統領以下平謝りだが、事件が起きてから責任者の追及や反省をするのはセウォル号事件と同じである。これが日本大使だったらどうだったか、を考えるとこの国のどうにもならない体質がわかろうというものだ。

フランス然り、イギリス、アメリカ、そしてドイツも日本もそうだが、自由と民主主義は血を流して手に入れた。ところが韓国は違う。日本の敗戦という棚ぼたで手中にしたせいで、その国民も大統領も世界の標準からはずれてまったく未成熟なのはそのためであると、ブログ子は考えている。朝鮮戦争で血を流したと言うだろうが、北からの侵略にやむなく立ち上がっただけである。自国ではどうしようもなく、米国中心の国連軍の力で中国と北朝鮮を押し戻し、休戦に持ち込み、38度線で今なお対峙する「交戦国」なのである。

硬直した反日一本槍の朴槿恵大統領に業を煮やしたシャーマン米国務次官が2月27日、ワシントンでの演説で「国家主義者的な感情につけこみ、政治家たちが、かつての敵をけなして安っぽい拍手を浴びるのは難しいことではない。だが、そのような挑発はマヒを引き起こし、先に進むことはない」と指摘した。よく読めば日中韓3カ国を指しているのだが、すねに傷持つ身の悲しさだろう、「アメリカは日本に肩を入れだした」とヒステリックに騒ぎ立てている最中のテロでさぞかし上を下への大騒ぎのことだろう。

日本の外務省がホームページの、韓国に関する欄から「(日本と)自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する」という記述を削除した。韓国がこれらの価値を持ち合わせていない国だと、日本の所管官庁が“認定”したともいえる。韓国政府は反発しているが、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の出国禁止措置を続け、慰安婦問題で日本と日本人を貶めるなど、およそ成熟した民主主義国家とは言いがたい韓国に日本からの「最後通告」だと思えばいい。

今回のテロ事件は、韓国が民主主義国家として成熟していないことを世界に如実に示した点で「意義」がある。韓国外交への負い目となって今後じわじわと「祟り」になることは間違いない。産経新聞・加藤達也前ソウル支局長の出国禁止措置もどうぞそのまま続ければよろしい。世界に韓国の後進性をアピールする生き証人になることだろう。ブログ子は神田で一緒に飲んだこともあるので知っているが、硬骨漢でこれくらいではへこたれない男である。

韓国は様々な局面で 譲歩を余儀なくされるだろう。安部首相ではないが「我が国は常時韓国に門戸を開いている」と声を大にして言いつつ、その実しれっと放っとけばいい。愚かな行いで自分の首を締めているのは韓国なのだから。

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