神奈川県警少年捜査課などは8日、フィリピンで女児とのみだらな行為を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、横浜市金沢区富岡西、同市立中の元校長、高島雄平容疑者(64)を逮捕した。同課によると、26年間で延べ1万2660人の女性をフィリピンで買春、自宅から写真約15万枚が発見された。
逮捕容疑は、平成26年1月1日ごろ、フィリピン・マニラ市のホテル内で、13~14歳の女子児童とのみだらな行為をデジタルカメラで撮影し、データを保存したとしている。「間違いない」と容疑を認めている。同課によると、高島容疑者は昭和63年~平成26年のまでの26年間で延べ1万2660人の女性をフィリピンで買春。インスタントカメラやデジタルカメラで行為を撮影し、女性ごとに番号を振っていた。高島容疑者の自室からは、写真約15万枚が発見された。「1割くらいが18歳未満だった」と供述しているという。
高橋容疑者は、昭和63年4月マニラの日本人学校に3年間勤務したことがあり、帰国後も年に3回フィリピンに出かけるようになり、買春を行っていた。
横浜市教委によると、高島容疑者は75年に教員採用された。複数の市立中で教諭を務め、2011年3月の定年退職までに3校の副校長、1校の校長を歴任。12年4月から今年3月までは公益財団法人・横浜市教育文化研究所に勤務し、教育情報誌の編集長を務め「教育実践報告3 フィリピンで学んだ教育の原点」なんていうレポートも発表していた。
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ネットでは「性職者」とか「絶倫校長」などと揶揄されているが、「6年間で延べ1万2660人」とはただごとではない。家族はおらず未婚で独身。ひたすらフィリピン通いに精を出していた。しかし単純に割り算しても年間487人の買春である。異常としかいえない。記者会見した横浜市の林文子市長は「怒りを隠せない。大変に遺憾」と唖然としたようす。
ブログ子の取材経験ではわいせつ事件というのは新聞社を含めてあらゆる会社、官庁で起こっている。それもエリートだろうがサラリーマンだろうとあるのだが、教師と僧侶というのが存外多数を占めている。記事にしなかったが複数の蓄妾であわや露見寸前になった校長や、新橋の芸者を囲っていた僧侶を知っている。
淫乱元校長も「仕事のプレッシャーが強かった。倫理観のタカが外れた時、より開放感を味わえた」などと話しているようだが、プレッシャーなどどこの職場でもあるもので、年金その他で他よりも優遇されている教員のプレッシャーなどしれたものである。それにしても現役時代から定年後に至るまで26年間バレなかったのが今になって露見したワケは何だったのか。
新聞社の横浜総局長をした縁で神奈川には後輩が何人かいるので聞いてみようと思ったが、やめた。チェック能力など昔からなかった市教育委員会のゴタクを聞いたところで仕方がないと気づいたから。「今後二度とないように努めてまいります」なんて返事聞いたところですぐ類似のケースが出てくることだろうから。