TVのスイッチを切る議員

ブログ子は国会中継をよく見る方だが、登場すると即スイッチを切る議員が何人かいる。辻元清美民主党議員、江田憲司前維新の党共同代表、志位和夫共産党委員長、福島瑞穂社民党副党首‥他にも与野党にわたるが、その理由を挙げている紙幅がないからやめるが、まあ、どなたにもわかるだろう。

その筆頭にあげた、辻元清美議員に、安倍首相が28日の衆院平和安全法制特別委員会で「早く質問しろよ」とヤジを飛ばした。陳謝しておさまったがまあそれも織り込み済みだろう。

plt15052800社民党時代「ソーリ、ソーリ」で名を売ったが、福島瑞穂党首との「女の闘い」に破れ民主党に駆け込み、福島党首から「理念より権力に近寄る方を選択する人」といわしめた。とにかくこの人はテレビに写ることと名前を売ることだけに専念していて、いつもテレビカメラに入る位置に座っていることで有名だ。

今国会では民主党は「答弁が危なっかしい」とにらむ中谷元防衛相に質問を集中させる戦術で、この日も「ソーリ、ちょっと待って。中谷大臣に聞いてるんですから」 「ダイジン、自分の言葉でしゃべってください」「ダイジンにお聞きしているんですよ」。安倍首相が手を挙げて発言しようとすると、辻元氏が「ダメ」と制する図式が続いていた。 同時に首相に対しては「答弁が長い」として可能な限り避ける作戦に出て、委員室にストップウオッチを持ち込み「3分を超える答弁があった」と牽制するなど足を引っ張ることばかり。

加えて、この「ソーリ」おばさんは「機雷掃海を実施すれば日本はテロに巻き込まれる」などとアホな“安保論争”を公言するから安倍首相が「早くしろよ」と苛立つのもよく分かる。しかも「ソーリ」おばさんの数分前には民主党の質問者として、長島昭久元防衛副大臣が立ち、安保政策の基本方針を「おおむね首肯したい」と賛同した上「政府は広い視野で取り組んでもらいたい」とエールまで送っているのである。

安保法制を巡っては党内が分裂していて民主党はまとめられないのだが、そのまま国会に持ち込んだ形で 与野党から「同じ党の2人とは思えない」との声が漏れていたのである。テレビ中継を見ていた人の多くは、尖閣での漁船衝突事件で無様な対応をした民主党政権時代を思い出したことだろう。今も続いていたら、とゾッとするが、ルーピーやイラ管がいたら東シナ海はグレーゾーン化されていた可能性が高いのだ。

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