少し名が売れたらだれでも擁立する民進党

塩村文夏氏昨日に続き民進党批判を。

民進党は次期衆院選の広島3区(広島市安佐南、安佐北両区と安芸高田市など)に、東京都議で、2014年に都議会のセクハラヤジ問題で注目を浴びた塩村文夏(あやか)氏(37)=写真右=を擁立する方向で最終調整に入ったという。

同選挙区では、首相補佐官で自民党の河井克行氏(53)が現職。県連は、認知度の高い塩村氏を安倍首相に近い河井氏にぶつけ、自民党との対決色を鮮明にする考えで、近く県連で正式決定し、党本部に公認申請する。

塩村氏は、広島県福山市出身でモデルや放送作家などを経て13年6月の東京都議選にみんなの党から出馬し、初当選した。14年6月、都議会本会議で少子化対策などについて質問中、自民党会派の男性議員から、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」などとヤジを飛ばされ、話題になった。

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「認知度が高い」というが、都議会でヤジられたというだけである。誰がそんなこと覚えているか。民進党はよほど人材難と見え、少しメディアに取り上げられたらみな「認知度が高い」と認定されるらしい。この女性、当時のみんなの党ブームに乗っかって都議会入りしただけで、広島での政策立案などあるわけもない。党が作文したありきたりの公約を叫ぶだけなのだろうが、いくら地元出身といったところで、選挙民を馬鹿にした話である。

テレビでちょっとでも名が売れた人物を立候補させ、当選させるや「小沢チルドレン」に仕立て上げる手法は小沢一郎が得意とした。民主党で立役者を演じたが、その後、生活の党を立ち上げたものの選挙のたびにガールズは落選のじり貧で4人だけになった。あと一人でもらえるというので、政党助成金欲しさにパフォーマンスだけの男を口説き落として「生活の党と山本太郎となかまたち」を結成。今もNHKはじめ新聞テレビで「寿限無、寿限無」並みにはた迷惑な長い固有名詞を叫ばせている。

小沢チルドレンの一人、柔道の谷亮子も親分の斜陽に嫌気をさし、生活の党を離党して古巣の民主党から立候補する動きを見せているという。つまりまた一人不足する。「生活の党と山本太郎とナントカのなかまたち」でも画策するのかもしれないが消える運命のほうが近道だ。

いまだに主義主張などそっちのけ、票だけ目当ての小沢選挙を踏襲する民進党に明日があるとは思えないのは、このお粗末な選挙のタマ選びを見てもわかるのである。

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