こんな「豪華客船」乗りたくない

世界最大の豪華客船「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」がフランスの造船所を出港した。

全長362メートルで22万トンを超える世界最大級の豪華客船で、出発にあたっては数万人の見物人が詰め掛け、手を振りながら見送った。乗客6360人を収容でき、約2500の客室や20のレストラン、23のプールなどを備える。草木が生い茂る公園もあるという。同客船は英南部サウサンプトンに到着後、22日にスペイン北東部バルセロナに向けて初航海に出る予定だという。
slide_489750_6751174_free他人はいざ知らずブログ子はこんな、”動くマンション”みたいな船には金輪際乗りたくない。第一、積めるだけ上に積み上げたため、重心が上に動いていて危なっかしくていけない。カリブ海クルーズに出るようだがこのあたりハリケーンが名物である。のっぺらぼうの横っ腹に風速30メートル強の風を受けたらひとたまりもあるまい。造船工学で計算されて絶対安全だと言われたって、信じる気にはなれない。

近頃、爆買いの中国人を載せた豪華客船というのが沖縄や九州、関西によくやってくるが、ほとんどこの「マンション型」である。大量の船客と大量の荷物を積もうとするとこうした設計になるのだろうが、どうにも不安定である。

ブログ子は当時世界最大の豪華客船「クイーン・エリザベス2」(70,327総トン。全長294メートル、乗客1778人と乗員1000人以上が乗船可能)に乗ったことがある。客室の「格」によるが毎晩、船長夫妻主催のパーティーがあって全員タキシードを義務付けられている。食事も「格」ごとに4つほどあって、ピクニックのようなバイキング風含めると1日6回ほど提供される。プールもカジノも毎晩2、3か所でナイトショーや映画上映があってすべて(酒の免税額で)無料で出される。

最初に高額の船賃を払えば、あとは乗船客に憂き世のことどもを忘れさせる「邯鄲の夢」を味わわせてくれる仕組みである。それなのに不安定な船型と加えて下品な中国人と一緒では豪華客船の旅も「悪夢」になりそうである。まっぴらだ。

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