我が大麻体験記

images那覇地検は15日、元女優の高樹沙耶(53)=本名・益戸育江=を沖縄県石垣市の自宅で乾燥大麻を数十グラムを所持していたとして、大麻取締法違反の疑いで同居していた男性2人とともに那覇地裁に起訴した。3人とも吸引していたことはさっさと認めている。大麻取締法では吸っても罰せられないことを知っているからである。

2002年、フリーダイビング競技で水深53メートルの日本新記録(当時)を打ち立てた時はすごい女性がいるものだと感心した。やってみればわかるが、ものの4メートルほど潜っただけで水圧で耳がおかしくなり、耐えられなくなるのが普通だ。その女性と今度逮捕された女性が同一人物だとは捕まってから知った。

今年5月の参議院議員選挙に新党改革より東京都選挙区から出馬したとき、 「大麻は生薬です」「危ない麻薬ではありません」「清浄効果もあり、日本では神聖な植物とされてきました」と訴え、党の荒井広幸代表も国会で癌医療における大麻使用について質問に立ち「管理を厳格にして大麻(カンナビノイド)を研究したらいかがか? 医療用・産業用に限定して研究ぐらいはさせていただきたい」と訴えていた。

新党改革はブログ子の見るところ、小沢一郎率いる「生活の党と山本太郎となかまたち」(その後自由党に改名)などよりよっぽどまともだと思うのだが、大麻では票にもならず全員落選で党そのものが蒸発してしまった。

高樹沙耶と荒井広幸の二人がいうことは実は正しい。戦前の日本薬局方には大麻主成分のカンナビノイドがちゃんと薬として記載され、緑内障や欝治療に処方されていた。神社の聖域を示す注連縄(しめなわ)も、相撲力士のまわしも麻なら、大嘗祭で陛下が身につけられるのも大麻で織られたものだ。その麻が戦後、不浄の麻薬とされたのは進駐軍(GHQ)の通達のせいである。ヒロポンを可として大麻を非とする理不尽をいまだに続けているアホラシさは同じGHQが1週間で作り上げた日本国憲法をいまだに押し頂き一片の改正も許さないという輩と同じ轍の上にある。

ブログ子は大麻(マリファナ)を吸ったことがある。20年以上前になろうが、勤めていた新聞社のメディアグループがローラースケートもののミュージカルを招請することになりその新聞テレビの取材団長としてロンドンのアポロ劇場に行った。最前列で見ていたら、左隣から煙草が回ってきた。芸能界ではなんでもなく吸引されていることは知っていたので、大麻とは察しがついた。だが、十数人に回しのみされていて吸い口は唾でぐちゃぐちゃ、左隣のミュージカルの実力者だという女性の真っ赤な口紅までついていた。とてもくわえる気になれなくてそのまま右に回した。大麻は怖くないが当時は粘膜伝染とされたエイズのほうが怖かった。

左隣に座っていた女性が幕引きの後、日本では手にに入るのかと聞くから「いいや」というと、袋に入った大麻草をくれた。カメラマンがフィルムの空き箱に入れ替えてくれたのを帰国後吸ってみた。ハイライトのたばこを半分大麻と入れ替えて吸ったが、幻覚もなければ、妄想もなし。精神的に落ち着いたり、痛みを和らげたり、楽しい気分になったりする人もいるらしいが、もともと痛みもないし世の中そんなに楽しいことなどあるはずがないと思っている方なので何の効能も確認できなかった。大麻は1年ほど棚ざらしになっていたが義母にゴミと思って捨てられた。

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