萩生田光一官房副長官は23日、民進党など野党の国会対応について「あの人たちが声をからして質問書を破りながら、腹の底から怒っているかといったら田舎のプロレス。ロープに投げて、帰ってきて空手チョップで1回倒れてみたいなやり取りの中でやっている。ある意味、茶番だ」と批判した。 また「強行採決など世の中にありえない。審議が終わって、採決を邪魔する人たちがいるだけだ」と述べた。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)承認案の4日の衆院特別委員会での採決を念頭に置いた発言とみられるが、政府高官の野党の国会対応への批判は異例で、野党の反発を招きそうだ。(毎日新聞)
民進党など野党寄りの毎日新聞だから「野党の反発を招きそうだ」などと誘い水をかけているが、なに国民の多くは「よく言った」と賛同しているだろう。ブログ子も国会中継を見ていたが、茶番だと感じた。右の写真はその時委員長席に詰めかけた野党議員の光景だ。よく見ると動員されたらしい民進党女性議員はニヤニヤ笑いながら事務方が用意したプラカードを掲げているが、一人として委員長に見せている者はいない。全員こちら側にあるテレビカメラに向けている。要するにテレビカメラを意識したパフォーマンスでしかないのだ。
案の定、民進、共産、自由、社民の野党4党が猛抗議したのを踏まえ、萩生田光一官房副長官は24日、自らの発言を撤回し、謝罪した。早期収拾に向けて対応したものだが、すでに共感の輪はあまねく広がっている。
民進党はいまや落ちぶれて見る影もないかつての社会党と同じ斜陽街道を突き進んでいる。直近での安倍・トランプ会談へのコメントぶりを見てもわかる。
安倍首相は17日夜(日本時間18日午前)、トランプ氏とニューヨークのトランプタワーで会談後、「共に信頼関係を築いていくことができる確信を持てる会談だった」と総括した。そのうえで、内容は、トランプ氏が就任前であることや非公式会談であるとして明かさず、「私の基本的考えを話した」と説明するにとどめたが、「信頼できる指導者と確信した」と強調したと産経新聞は伝えている。世界の首脳のうちで真っ先に会談したというので欧米のメディアはこぞって報道している。
.これについて民進党の蓮舫代表は、「首相はトランプ氏と最初に会った先進国のトップなので、率直に評価はする」と述べたものの、「『信頼できる指導者だと確信した』と発言された。何をもって信頼できるのか。ぜひ詳しく説明してほしい。わが国の国益にかかる話はどこまで主張し、どういう返事があったのか。非公式会談ではあるが、首相は説明する義務がある」と話した。それをいうなら蓮舫代表は、自分の国籍問題を「詳しく説明する義務がある」のではないか。
さらに同日、民進党の安住淳代表代行に至っては「当選して1週間後に飛んでいくというのは、朝貢外交でもやっているつもりではないか。私は評価しない。公務として行っている以上、しっかりと説明責任を果たしてもらわなければならない」と蓮舫代表同様の見解を述べた。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報が「安倍、トランプに“朝貢”」との見出しを掲げた記事を読んだのだろう。朝貢とは、外国の使者などが来朝して朝廷に貢物を差し出すことだ。古代中国の周辺国は各王朝に朝貢を行っていたが、日本はただの一度も朝貢をしなかった国であることをこの民主党議員は知らないようだ。
民進党の野田佳彦幹事長は19日、埼玉県朝霞市で開かれた党会合で、安倍晋三首相がトランプ次期米大統領と会談したことについて、「安倍さんは焦り過ぎではないか。今の大統領はオバマさんだ。いきなりトランプさんに会いに行くのは国際的な儀礼に反している」と語った。民主党政権時代、ルーピー鳩山由紀夫、イラ菅直人とろくでもないのが続いたあとやっと「まとも」なのが・・・と評価された人にしてこの体たらくである。
直近の(23日、朝日新聞)政党支持率をみると、
自民36(37)▽民進8(10)▽公明3(3)▽共産4(3)▽維新2(2)▽自由0(0)▽社民0(0)。カッコ内は前回。 他の新聞より自民党がいつも10ポイント低く出る朝日新聞にしてこれである。