民進党の蓮舫代表と安倍晋三首相との初の党首討論をテレビ中継で見た。正直、「民進党はこの女性代表ではダメだ」と思った。
「息をするようにウソをつく。昨年、安全保障法制を強行採決したじゃないですか!」「気持ちのいいまでの忘れる力を何とかしてくださいよ」「首相の答えない力、逃げる力、ごまかす力。まさに『神ってる』」と畳みかけてドヤ顔するところは、民主党政権時代の空疎な「仕分けの女王」そのものだった。
首相に国会という場で嘘つき呼ばわりする神経がわからないが、いまだに二重国籍問題で明言を避けている「どこかの国」ではそういうものかと思えばすむ。しかし根拠がないことを断言する「嘘」は許されない。
「有効求人倍率は改善されたかもしれないが、東京に一極集中しているからだ。地方に仕事がない」と決めつけた。だが、安倍政権で有効求人倍率は初めて全都道府県で1以上を達成した。「地方に仕事がない」とは言えない。また 首相が「強行採決をしたことがない」と発言したとも決めつけた。しかしこれは今年10月の国会答弁で首相が「強行採決をしようと考えたことはない」と述べただけで、勝手な妄想を前提に批判を展開ているにすぎない。(産経)
「息をするようにウソをつく。昨年、安全保障法制を強行採決したじゃないですか!」と叫び、「気持ちのいいまでの忘れる力を何とかしてくださいよ」と息まいた。約3年3カ月の民主党政権時代は、衆参両院の委員会で計24回も「強行採決」を行っているのである。
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備推進法案をめぐる討論では、前回ブログ子が書いたように「日本にカジノはいらない」と道義的、国民性を前に堂々と反対論を展開するかと思いきや、「山口代表は夏、キューバのカジノ施設をごらんになった」などと同調した公明党批判発言をする。当たっているならまだしも、当の山口代表が「キューバでカジノは見ていない。明らかに違う。自身は討論に立たないため、反論も補正もできない。公明党の立場を引用するのであればもっと正確にやってもらいたい」と注文を付けた。これまた虚偽の思い込みでの質問なのである。
民進党が長時間労働を規制する法案を提出していることで「自民党が審議入りを拒否している」と指弾したが、国会でその責任を首相に求めても仕方ないことをこの人はわかっていない。首相が「私は独裁者ではない。議員立法は委員会で(審議入りを)判断してほしい」と説明したように、法案の扱いを決める権限は立法府の与野党にある。行政府の長である首相が口を挟めば、逆に「三権分立を侵している」と文句を言うだろう。
経済政策への批判も展開したが、安倍首相が、経済が停滞した民主党政権時代を念頭に「反省から始まらない限り、皆さんに対する支持は戻りませんよ」と皮肉っていたが、その通り。民進党まっぴらごめんは政党支持率 「自民党42% 民進党7% 」( 読売新聞12月6日)1ケタによく表れている。
最後に「首相の答えない力、逃げる力、ごまかす力。まさに『神ってる』」と今年の流行語を使って、記者団には「自分なりに聞きたいことは聞けた」と自賛したがはたしてそうか。
前大阪市長の橋下徹氏は自身のツイッターで、「民進党蓮舫さん、人格攻撃はよくないよ。人を嘘つき呼ばわりしたら、蓮舫さんなんか二重国籍問題ではバリバリの嘘つきだ。国民はしっかり見ている。詐欺罪で有罪判決を受けながら僕を詐欺師呼ばわりした辻本清美とやはり同類か!政策論争に徹すべき」などと批判していた。山尾志桜里・政調会長と女性3人並んで「民進党”姦”(かしまし)3人女」で民進党自沈を期待する
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