MOABの投下現場の空撮

MOAB投下を捉えた映像からの一コマ。破壊力がわかる。

MOAB投下を捉えた映像からの一コマ。破壊力がわかる。

米国防総省はアフガニスタン東部ナンガルハル州アチン地区のイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」施設に対し実施された大規模爆風爆弾(MOAB)投下を捉えた映像を発表した。
これに関連して、ISは「被害はなかった」と発表したが、次の記事(産経新聞)をみれば36人が死亡したという。どちらが信用できるか、写真をみれば一目瞭然、投下現場中心に焼野原である。ものすごい破壊力だ。

【ニューデリー=岩田智雄】アフガニスタンで米軍が大規模爆風爆弾(MOAB)の「GBU43」を投下したことを受け、アフガン国防省は14日、この空爆でイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の構成員36人が死亡したと発表した。

空爆は、アフガン治安部隊の協力のもとで行われ、トンネルを備えた潜伏場所3カ所と、小型および大型の大量の武器が破壊された。一般市民の犠牲はないとしている。一方、ロイター通信は、ISの通信社アマークがISの死傷者の発生を否定したと伝えた。

投下現場となったナンガルハル州のコギャニ州政府報道官は、産経新聞の電話取材に対し「ISの非常に重要で最大の潜伏場所が破壊され、指導者が殺された」と空爆を評価した。また、「この潜伏場所は、何度も米無人機の攻撃を受けてきた。完全に破壊し、テロリスト全員を排除するためには、大規模な攻撃が要求されていた」と述べた。

14日、首都カブールで記者会見したワジリ・アフガン国防省報道官は、トンネルが地下30~40メートルにあり、付近に地雷が埋設されていて潜伏場所に近づけなかったとして、空爆の必要性を強調した。

地元部族長のハジ・サリーン・カーン氏は電話取材に「空爆時、巨大な爆発音が周辺地域に響き、山間部から大きな煙が上がった」と語った。
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