国連特別報告者を操る2人の人権活動家の女

ジュネーブの国連人権理事会で特別 報告者のデビッド・ケイのまくし立てた「日本の人権」についての調査結果はひどいものだ。彼が「特に懸念する」とするのは、

(1)政府当局からのメディアに対する直接的または間接的な圧力(2)一部の歴史問題に関する限定的な言論空間(3)安全保障分野に関する情報へのアクセス制限-の3つを挙げた。

(1)については、伊原純一・在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使が「日本国憲法は表現の自由を保障しており、わが国は言論の自由、報道の自由を最大限尊重している」と強調した。また「政府が報道機関に対して違法・不当に圧力をかけた事実はない。放送法により放送の停止などを命令したことは一度もなく、圧力に使ったこともない」と訴えた。

そういう政治的弁明より、日本ではTBS、テレビ朝日はじめ朝日、毎日、東京の活字メディアがどんな左巻き放送、報道をしているか見せてやればよい。何より連日、安倍批判をおどろおどろしい見出しで「報道している夕刊紙「 日刊ゲンダイ」を見せることだ。「空恐ろしい監視社会 官邸のアイヒマンらがやっていること」「この首相はトチ狂っている」「ウソつきと犯罪者はよくしゃべる安倍独裁官邸に巣食うチンピラたち」‥‥「便所の落書き」と評される夕刊紙だが、かくも自由奔放に「報道の自由」を謳歌している。

(2)については、教科書検定に対する政府の介入があると主張、中学校の教科書 から慰安婦の記述がなくなったことを指摘して「政府の介入は市民の知る 権利を損なわせる」と日本政府を批判している。これは詐話師、吉田清治のでっち上げ話16本を30年後に取り消した朝日新聞からじっくり聞き取ればわかるであろう。

(3)は沖縄における反米軍基地運動について、政府がデモを制限しているとして改善を求めたものらしいが、暴行などで何度も逮捕されている沖縄平和運動センター議長の山城博治被告が国連まで出かけて行って弾圧だと訴えたことを鵜呑みにしたものとしか思えない。

それはともかく、このデビッド・ケイや「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案に懸念を表明した同じ国連特別報告者、ジョセフ・ケナタッチなどつぎつぎ日本に呼んできては政府批判させている張本人が、2人が日本人の女性なのである。

何より張本人ぶりがわかる1枚の証拠写真がある。デビッド・ケイを取り囲むように写っている左の女性は英エセックス大人権センター・フェローと称する人権活動家、藤田早苗という。ケイは彼女の誘導のままに報告書 を作成していると思われる。

名古屋大学大学院国際開発研究科修了。英国エセックス大学にて国際人権法学修士号、法学博士号取得。  英国在住英国エセックス大学人権センターフェロー。専攻は国際人権法。ケイの来日を画策したのは藤田と言をみるとわれ、ジュネーブで暗躍して 国連の組織を動かし、政府・与党をおとしめる活動をしている。藤田のネットへの書き込みをみると「とうとう共謀罪法案が 審議入りした。英訳して国連その他に提供した」と書いている。暗躍しているのだ。

ついでに言えば15日、参院本会議で行われた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法の採決で自由党の山本太郎は「恥を知れ!」と絶叫して投票、福島瑞穂氏らも「牛歩」で抵抗していたが、 山本太郎のホームページに寄稿しているのも藤田早苗である。

右の女性は伊藤 和子という。早稲田大学法学部卒。弁護士でミモザの森法律事務所代表、NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長。日弁連両性の平等に関する委員会委員、東京弁護士会両性の平等に関する委員会委員、と書けば大体の筋は読めるだろう。名張毒ぶどう酒事件で奥西勝・死刑囚(死亡)の弁護団に参加、国会前のデモ隊の先頭にはいつもいる「日本のフェミニスト、ラディカル・フェミニスト」である。

つまり、左翼人権活動家に誘導されて、デビッド・ケイがとんでも報告書を書き、藤田、伊藤の2人が売り込んで朝日がよいしょして書き、下請けのTBSの「サンデーモーニング」やテレビ朝日のワイドショーが「第三者の国連の公平な報告書」といって煽り立てている。

ばからしい構図ではないか。

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