22日、「南岸低気圧」の影響で、東京都心は積雪21センチの大雪となった。20センチを越えたのは、2014年2月(27センチ)以来4年ぶり。
この大雪の中外出中の家内を迎えに行く必要が出て、環状7号線を走ったのだが、ものすごい渋滞に巻き込まれた。ドライバーのあまりの無智、馬鹿さ加減にあきれ果て、この連中に警察は道交法の最大限の罰則を適用すべきだと憤激して疲れ果てた。
世田谷から杉並まで6キロほどである。15分くらいかと家を出たのは午後5時ごろ。積雪は10センチほど。山形・米沢で6歳まで疎開生活を送り、学生時代を札幌で送ったので雪には慣れている。どうということないが、4駆は4シーズン(オールシーズンタイヤとも)、念のためチェーンも積んでいた。
ところが、淡島通りから環七に入った途端、クルマは超ノロノロた。しばらく走ると渋滞の原因がわかった。立体交差のスロープ部分の上りの走行車線上で乗用車が斜めになっていてハザードランプをつけていた。何でもない平坦な追い越し車線上ではトレーラーや大型トラックが誰にはばかるそぶりもなくチェーンをつけている。雪用タイヤを装着しているクルマでもハザードを点灯している車の間を将棋の桂馬駒よろしく一台ずつ雪道をそろそろと斜めに走らせるのだから、渋滞も当然である。
かなり急な跨線橋の上には立ち往生した乗用車が止まっていて、パトカーが傾斜のない下の道に車列を誘導していた。その狭い2車線上でこれまたトラックが止まている。残る1車線に入ろうとこれまたひしめき合っている。めちゃくちゃな走り方ばかりである。6キロを2時間半かかってようやく家内と落ち合うことができた。Uターンしてからは早い。内回り車線はどこか向うの跨線橋で止められているのだろう、自分の前後に3台ほどしか走っていないから環七独占状態でさっさと帰宅できたのだった。
前日から午後から積雪予報が出ていた。当日には大雪警報まで出ていたから雪が降ることは全員が知っていたはずだ。それなのにスタッドレスを履くでもなく、ノーマルタイヤで幹線に進入してくる神経がわからない。特に追い越し車線でタイヤを着けていたトラックが許せないのは、運転手はチェーンを準備していたのに漫然と走ってどうにもならなくなってから路上で作業に及んでいることだ。
こういう連中は道交法上jのあらゆる条項を適用して厳罰を加えてもらいたい。罰金も最高額を科してもらいたい。でないと大雪のたびにアホらしい渋滞が繰り返されて、ちゃんとスノータイヤを履いている人たちが割を食う。