日本人としての誇りを取り戻そう

新年あけましておめでとうございます。オミクロン株が再び猖獗を極めようとしていますが、なんとか穏やかな年明けです。昨夏、八ケ岳の山墅で転倒、頬骨、肋骨、下腿骨骨折で入院・手術のドジをやらかしましたが、今は元気にしています。

これまでのパンデミックがそうであったように、感染症は突然「自滅」して終結します。コレラ、ペスト皆そうでした。新型コロナもオミクロン株を最後に春には終わるであろうと、勝手に断定しています。

新年、ブログ子の胸にストンと落ちた評論は加瀬英明氏の下記の一文でした。出所はメモしていなかったのですが、多分、産経新聞だと思います。

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日本国民は日本人として誇りを取り戻そう
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            加瀬英明
 
 アメリカでは、白人、アメリカ人、男性、国家であることを恥じる キャンセル・カルチャーが、白人、民主党支持者、中産階級、高学歴のあいだで、草木を靡かせる力を持って、ワシントン初代大統領、独立宣言起草者・3代目大統領のジェファーソンが奴隷主だった、リンカーン大統領、第一次大戦時のウィルソ ン大統領が人種差別主義者だといって、 アメリカ大陸を発見したコロンブスをはじめとする銅像、街路、公園、 公共建造物などがつぎつぎと撤廃されている。

 人種、宗教、性差別といって、ポリティカル・コレクトネス(言葉 狩り)が暴走して、「ミスター、ミセス、ミス」は全員を「Mx(ミック ス)」、「メリー・クリスマス」を「ハッピー・ホリデイ」、「クリスマ ス・ツリー」を「ホリデイ・ ツリー」と言い替えねばならない。自らつくりだした贖罪意識という泥濘のなかを転げ回って、快感に浸っている。

 戦後の日本によく似ている。私は親しいアメリカの友人たちに、「アメ リカが日本占領下で日本の伝統を棄てるキャンセル・カルチャーを強いて、天に向かって唾を吐いたことが、ブーメランのように頭部に当たって脳震盪を起している」と、からかっている。

 天網恢恢(てんもうかいかい)だ。ブーメランはオーストラリア原住民の 木製、扁平弓型の狩り道具で、投げ手の元に戻ってくる。

 アメリカは野蛮な国だ。対日占領が粗暴なものだったのに驚くことはない。

 幣原喜十郎内閣が占領軍総司令部の「日本国憲法案」を鵜呑みにすることを強いられた閣議で、幣原首相が涙に咽せながら「国体(天皇)を護るために方法がない」と述べたのは、よく知られている。

 アメリカ軍による占領期間は僅か六年だった。自虐史観と日本国憲法が定着したのは、アメリカ軍の力によるものではない。保身のために占領軍の傀儡となった大新聞や、学者たちが積極的に協力したからだ。東京裁判は23人が昭和6(1931)年の満州事変から敗戦までアジアを侵略する共同謀議を行った“罪状”によって、裁かれた。

 だが、満州事変から真珠湾攻撃まで、昭和の日本にとってもっとも重要だった10年に首相が11人も交替した。1人1年以下だ。国家戦略も共同謀議もあったものでない。

 大東亜戦争という名称は、日本政府もマスコミも使用しない。東京裁判が進行中、連合国は日本が解放したアジア植民地を再支配しようとして侵 略していた。大東亜戦争は昭和20年8月に終わったとされているが、誤りだ。大東亜戦争をアジア諸民族が戦い続けて、インドネシア、ベトナム、マレーシアなどの諸国がつぎつぎと独立した

 大手新聞の販売部数が激減して不動産収入によって息を継ぎ、占領軍の 商女(ゆうぎ)だった学者も退場しつつある。日本の夜明けが近い。

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