汚い!いつもの朝日新聞の手口。上川外相の「うまずして…」発言

上川陽子外相が静岡県知事選の応援演説で自民党推薦候補の当選に向け「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と発言したことについて、「不適切」だとする声が一部のマスコミから批判され、本人は発言を撤回、岸田首相も「誤解を招く表現は避けるべきだと思う」と述べた。

ブログ子はまた朝日新聞のいつもの手口に振り回されるのかと、ため息が出た。はっきり言ってこれは「切り取り」手口である。世をたぶらかすのもいい加減にしろと、「犯行」の経過をたどることにする。

朝日の当の記事はこうである。「上川陽子外相(衆院静岡1区)は18日、地元・静岡市内で行った静岡県知事選の自民党推薦候補の応援演説で、同候補の当選を訴える際に「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」との発言をしていたことが関係者の話でわかった。配慮を欠いた発言との指摘が出る可能性がある」

何の問題もない発言だったその内容は後述する。朝日のいつもの手口は、問題ないのは承知の上で、まず己が仕向けたい方向を指し示す。「配慮を欠いた発言との指摘が出る可能性がある」というのがそれだ。

こうしておいて、あとは同じ穴の狢である朝日軍団の「アエラ」とか「ハフポスト」に後追いさせる。今回は「テレビ朝日」と「日刊スポーツ」だった。

 世論調査で「女性初の首相候補」への期待がある上川陽子外相の「うまずして、何が女性でしょうか」という発言は、女性の出産を想定させる側面も否めず、波紋を広げている。自民党内外からも批判の声が出ている。19日に放送されたTBS系「サンデーモーニング」でコメンテーターとして出演した毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏は「私も全部音声を聞きましたが、女性が産むことと知事を誕生させるということをくっつけてしゃべったばかりに、産まない女性は失格であるというふうに、意味としては受け取れてしまう言い方になった。率直に言って、非常に不愉快な感じを受けた。傷ついている人は、たくさんいると思う」と指摘した。(日刊スポーツ)

あとはいつものメンバーが嵩にかかって攻めたてる。

 立憲民主党の蓮舫参院議員は「女性は『産む』との前提。『比喩』だとしても、もう、やめてほしい。産む産まない、結婚するしない。別姓を主張する。どれも『ワガママ』という時代を終わりにしたいのに総理候補と言われる方がこの発言。産む機械と言った方も静岡の自民党代議士でした」

立憲民主党の原口一博衆院議員は、「『産まずして何が女性か』上川外相が発言。外相辞任を」

 立憲民主党の小沢一郎衆院議員は、「国民の苦しみや悲しみが分からない人間に政治など到底無理。国会議員などすぐに辞めるべき」

共産党の山添拓参議院議員は「子を産むかどうかは、もとより個人の選択。産みたくても産めない苦しみを抱える人もいる。応援演説で思わず出る本音に、アップデートされない自民党政治のジェンダー感覚がにじむ」

・・・・・・・・・・・・(あとは以て瞑すべし)

上川外相(衆院静岡1区選出)の発言はこうだ。

「(知事は)大きな大きな命を預かる仕事であります。その意味で今、一歩を踏み出していただいたこの方(候補者)を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか。実は私も初陣の時に、本当にみなさんに『うみの苦しみにあるんだけど、ぜひうんでくださいね』と、最後の演説で申し上げたんですが、いつも彼(候補者)のことを思うとその場面がバーっと頭によぎってくるんです。うみの苦しみは、今日は男性もいらっしゃいますが、本当にすごい。でも、うまれてくるこれから未来の静岡県、今の静岡県を考えると私たちはその手を緩めてはいけない。そう思うのであります」

なんの問題もないではないか。小沢一郎がいう「国民の苦しみや悲しみが分からない人間」の片鱗などどこにも感じられない。

上川陽子外相は発言を撤回した後語った「私自身2000年の激戦の中で初当選をさせていただきましたが、その際、女性のパワーで、私という衆議院議員を生んで誕生させてくださった皆さんに、今一度、皆さんの女性パワーを発揮していただき、大村知事を誕生させよう、こうした意味で申し上げたところでございます」そのものである。

ネットの方に少し正論が散見された。

「またマスゴミに騙された。子供を産まずしてなんて一言も言ってない。切り取りに騙されてるよ」
「新たな知事をうまずして、の意味であることはあきらか。単なる切り抜きに過ぎない」

「子供じゃなくて静岡県知事の話だろ?発言の一部を切り取り、その発言の趣旨を勝手に変え、『上川外相の発言は同じ女性として許せない!』と”正義の味方面”で批判をするって…人としてヤバ過ぎる」(自民党の小野寺まさる元北海道議会議員)

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