ほんに日本は正直だ

 001三陸沖の北西太平洋に生息するミンククジラを捕獲する調査船4隻が26日午前、宮城県石巻市の鮎川港から出港した。国際司法裁判所が日本の南極海での調査捕鯨を国際捕鯨取締条約違反と認定した判決後、日本の捕鯨調査船が出港するのは初めて。

 同港から半径約80キロ以内の海域で、捕獲したミンククジラの胃の内容物や三陸沖の生態系を調べる。今回の調査海域は判決対象外だが、判決内容を考慮し、捕獲頭数の上限を例年の60頭から51頭に減らす。

 同港は東日本大震災で約3メートルの津波に襲われ、壊滅的な被害を受けたが昨春、調査船の出港を再開したばかり。同港では同条約で捕獲頭数の規制を受ける北西太平洋調査と、規制を受けない小型クジラの沿岸商業捕鯨の2種類を行っている。

 調査は6月上旬まで行い、捕獲数が上限に達した時点で終了する。(新聞各紙)

日本人は上から下まで遵法精神に富んでいて捕獲頭数「51頭」できちんとやめて帰ってくることだろう。悪知恵を授けるつもりはないが先日このブログで「バカ正直すぎる日本の調査捕鯨 」ということを書いた。

韓国を例に出し、韓国領海内でクジラの数が激増しているとかで、韓国の沿岸で、“偶然に網にかかって”捕獲されたクジラは合わせて年間で2350頭、1日平均6・4頭に上っている。これは日本の調査捕鯨で捕獲されるクジラのおよそ2倍以上の数字という話を紹介した。管理対象の13種類の大型鯨類についてもノルウェー、アイスランドのほか「原住民生存捕鯨枠」によるアメリカ・ロシア・デンマーク(グリーンランド)の北極圏先住民族が継続していて、「その一部」が日本に入ってくるという話だ。

韓国で「偶然網にかかった」捕獲頭数が日本の2倍ということは明らかにインチキだが国際舞台では表沙汰にならない。国際司法裁判所に提訴したオーストラリアはこの間、労働党政権から一変して日本の捕鯨に理解を示す政権に変わっている。国際社会にいくら「くじらは日本の食文化だ」と訴えても聞く耳を持たない。

以下はブログ子の独り言である。北西太平洋での捕獲頭数「51頭」のほかに「偶然網にかかった」クジラが51頭いても誰も文句は言えない。

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