韓国人のディベート術

6月1日朝のフジテレビ「新報道2001」を見た。先週、ブログ子の親友がこの番組に出るというので見始めた。宮中晩餐会に招かれて。オバマ大統領や美智子皇后陛下とアメリカの詩人について文学談義をしたというので期待したが、単なる晩餐会での料理の話になっていた。自分がディレクターならこんな陳腐な番組作りはしないのだが、と何十秒かの「出演」にちょん切られた親友のコメントを見て気の毒に思ったのだが、以来「新報道2001」を見始めたのである。

番宣には北朝鮮が拉致問題の再調査を約束したニュースにちなみ、「本当に北朝鮮は動くのか?今後の展開を読み解く。隣国の韓国では4日に朴政権の信任選挙となる統一地方選挙が行われる。事前の世論調査では政権与党は苦戦を強いられている。沈没船事故への対応の不手際に加え“経済の悪化”も影響しているとされる。著しい経済成長が頭打ちとなり、若者の就職難や所得格差の拡大、賄賂や癒着の横行といった問題が噴出している。番組では“韓国経済崩壊”の危険性をさぐる。出演は、自民党・山本有二元金融担当相、東海大学教養学部准教授・金慶珠氏、拓殖大学大学院特任教授・武貞秀士氏、大阪市立大学大学院教授・朴一氏、経済評論家・上念司氏ら」とある。

見始めたのは後半部分の韓国経済の崩壊予測の部分からで、日本人2人 Vs 韓国人2人の対決の図式になっていた。不吉な韓国経済の前兆をどう見るかで言い争い、自国、韓国の弁護をしていた。よくある分析でどうということはないが、韓国人のディベート術の一端を垣間見た思いで、そちらのほうが参考になった。

13355d20r中でも金慶珠氏はひとたび話し始めると、切れ目なく話を続けていく。司会者が割って入る隙も与えない。他の人が話すのに割って入る時は一応手を上げるのだが、指名されないと勝手に話し始める。二重音声のようになり、カメラがこちらを向いた途端くだんのような話法で一方的にしゃべりまくるのだ。

こういう話し方は彼らがいう従軍慰安婦問題や安倍総理の靖国神社参拝の時に韓国のメディアや街の人のコメントでよく見る。相手方の言うことに一切耳を貸さず一方的にまくし立てるのだ。番組では韓国側の二人は日韓の現在の状況を脱却するためには日韓で歴史認識について討論の場を持つことが大切だということを述べていた。ブログ子ははっきり言ってそれは絵空事だと思う。韓国がいう歴史認識検討会と言うのは一方的に自分たちの考えを相手に認めさせる場なのは過去の例からみてもはっきりしている。検討会などではない。

ところで金慶珠(キム・キョンジュ)という方、どうみても整形美女のようである。あちらでは4人に1人がそうだというから珍しくはないがプロフィールに「韓国の言語学者、タレント。東海大学教養学部国際学科准教授。専門は社会言語学(メディア論、朝鮮半島の文化と社会)。芸能事務所ホリプロ所属」とある。経済論を戦わしていたが経済についてはまるで専門外のようである。なにより驚いたのは「芸能事務所ホリプロ所属」である。あちらでは経済討論というのは芸能に入るらしい。

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