16日、サッカーのブラジルワールドカップグループリーグ初戦で、日本はコートジボワールに逆転負けを喫したが、試合後の日本サポーターの振る舞いに中国ネットユーザーから称賛の声が上がっているという。その後地元ブラジルはじめ英国、香港などの新聞でも写真付きで驚きの日本人の行動として取り上げられている。
16日付けの中国のスポーツ紙「鳳凰体育」によると、14日に行われたサッカーのブラジルワールドカップ(W杯)グループリーグ初戦で、日本はコートジボワールに逆転負けを喫したが、試合後の日本サポーターの行動が写真付きで伝えられている。記事は、日本を訪れた多くの人が、この国は清潔だと感嘆する。そして、その精神は日本サポーターによってブラジルW杯のスタジアムに持ち込まれた。日本がコートジボワールとの戦いに敗れた後、日本のサポーターは会場のごみを拾い集めてから会場を後にした。最初はごみ袋を手にした日本人をいぶかしがっていたスタジアムの人たちも、これを見て称賛の声をあげた。
中国版ツイッターには、以下のようなコメントが寄せられている。
「日本人はすごい!」
「この民族には本当に敬服させられる」
「素養の高い民族だ。われわれは学ばなければならない」
「傲慢な中国人はこんなことできやしない」
「負けて気持ちが落ち込んでいる時に掃除なんて、おれはしたことないよ」
「だから日本は世界から尊敬されるんだよ」
「日本人の素養の高さはもはや語り尽くされている」
「こういう報道があるたびに、私は(中国を思って)絶望する」
「日本人を見てから中国国民を見ると、本当に泣きたい気持ちになる」
「試合に負けても品位では負けない。すごい」
「網易体育」によると、韓国のスポーツメディアは、日本代表のグループリーグ突破の可能性について、「スタートダッシュに失敗した日本に赤信号がともった」などと伝えた。またネット上には 「歴史を認めない国に未来はない。サッカーも同じこと」「日本が敗れたことで、韓国チームはプレッシャーを感じずにプレーできる」などの書き込みがみられた。
中国のネットでは天安門事件など政治的なテーマは即座に検閲で削除されるが、スポーツなどではほぼフリー。基本的には韓国寄りだが、時にはこうした「公平」なものの見方も垣間見える。一方、韓国では自主検閲があるかのようにあらゆる書き込みは反日でないと夜も明けない。
朴槿恵大統領が次期首相候補に指名した韓国紙、中央日報顧問の文昌克氏が、日本による朝鮮半島の植民地支配と南北分断を「神の意思だ」と話していたというので、大騒ぎになっている。 「怠け者で自立心が足りず、他人の世話になることが、わが民族のDNA」とも発言したそうで、ブログ子など正論をいう人がいるもんだと驚くのだが、本人は毎日弁明に追われているのを見ると、まあ度し難い国ではある。