秋田県の学校の韓国への修学旅行が相次いで中止になっているという。秋田公立美術大付高等学院(秋田市)と秋田しらかみ看護学院(能代市)が行き先を国内に変更したことが25日までに、分かった。県関係者によると、これで韓国行きを予定していた公私立学校全てが取りやめたという。
そりゃそうだろう。旅客船沈没事故などを受けて、今どき修学旅行でもあるまい、と思って、新聞の秋田県版を読み進んでいて驚いた。 秋田県観光振興課によると、ピーク時の23年度に28校、24年度に26校が韓国に修学旅行に行っていたが、25年度は北朝鮮による弾道ミサイル発射の動きなどを受けて7校に減った時はあるが、補助金創設以降、ゼロになったことはなかった。県観光振興課によると、2001年の運航開始から13年度末までに、県はソウル便維持のため、大韓航空などへの補助として約16億円を支出してきた。
ソウル便は、4月に韓国で起きた旅客船沈没事故や円安の影響で搭乗率が30%台に低迷。改善する可能性も低いため、大韓航空が今月11日、10月下旬まで3か月間の運休を決めた。このため大韓航空で仁川空港経由で豪州などへの海外修学旅行にも影響が出ている。
なんで県が一航空会社に補助金を出すのか怪訝に思う人もいることだろう。ブログ子は新聞社の静岡支局長をしたことがあるが、静岡空港開設に大反対だったからよく分かるのだが、ここ10数年全国で地方空港の建設ラッシュが相次いだ。JALもANAも乗り入れ要望を政治家から頼まれて一日1,2便は付き合うが経営が成り立つワケがない。だから行政側は話題のLCCや外国エアラインに補助金を出してまでなんとか乗り入れをとお願いする。そのために修学旅行に名を借りて無理無理需要を増やす・・・という図式である。
これは秋田県ばかりでなく採算の目処もない地方空港を開設してしまった全国至る所の県で見られる。その結果修学旅行に行った高校生はどうなるか。広島県世羅高校女子生徒の体験談がある。
【私は高校2年で今日修学旅行から帰ってきました。、韓国の人に別に嫌な感情とか持っていません。韓国行きが決まってからいろいろ韓国の勉強をしました。だからこそ今回の旅行は残念なことばかりでした。旅行中、大きな体育館みたいなところで元従軍慰安婦のおばあさんのお話を 聞く機会があったんです。お話が終わって、信じられないことを私たちは要求されました。司会をしていた男性が「このおばあさんに手をついて謝りましょう」と言ったのです。疑問に思っていたら先生方が「それでは、みんな正座して頭を下げて申し訳ありませんと言いましょう」と言いだし、先生が「申し訳ありません」と最初に頭を下げました。突然のことにみんな少し唖然としていると、「おい、早くしないか!」と先生の怒鳴り声! 私のクラスのちょっと態度の悪い男の子達が「どうして私が土下座しなくてはならないのか!」と答えると、体格のいい教師が強引にその生徒を座らせました。そのうち韓国の関係者の方々がなにやら怒りだして先生に怒鳴りつけていました。 元慰安婦のおばあさん激しい怒った口調で言っています。 それからしばらく先生の謝れというのと一部生徒の拒否で口論した後、先生方が「土下座ではなく座っていてもいいから頭を下げなさい。おまえ達は 日本の恥を外国で晒す気か!」と言って、結局、私たちは頭を下げさせられ「申し訳ありません」と謝りました。 】
県などが補助金を出している大韓航空機などで韓国に運ばれた修学旅行生は、今度は受け入れ側によって、上記のような従軍慰安婦と称する老婆の体験談を聞かされたり、ソウル近郊、広州市にある従軍慰安婦の収容施設という「ナヌムの家」の見学などが組み込まれている。地方自治体が補助金を出してまで韓国の航空会社の経営を助け、出かけた先でしっかりと反日教育を刷り込まれて修学旅行生が帰国する。おかしくはないか。元はといえばハナから採算性がない地方空港の維持のため内容を見もしないで外国、特に韓国エアラインを招致した行政の失態である。