毎年今頃に開かれるアメリカ最大のスポーツイベント、スーパーボウル(プロアメリカンフットボールリーグ NFL の優勝決定戦)。スポンサーの大手ビール会社『バドワイザー』が毎年制作するCMを見逃さないようにしている。
なにしろゴールデンリトリーバーの仔犬と「クライズデール種」の馬が主人公で、昨年の作品はこのブログでも紹介した( http://h-h-a.org/miyazaki/?p=92) 。世界で数千万人が見たという。今年の作品がこれである。
今年のCMの題名は“Lost Dog”というもので、道に迷った仔犬が「友情の本当の意味を学ぶ」という感動的なストーリー。昨年の「つづき」のような話で、大の仲良しの一人の青年と犬。出かけようとした青年の馬運車に仔犬が紛れ込む。運ばれる途中クルマが一時停車したすきに飛びだした仔犬はそのまま迷子に。青年は「迷い犬」のポスターを貼ってさがすものの行方はわからない。
仔犬の大冒険はつづく。嵐の中を泥だらけになってはしったりオオカミと出会って対峙、あわやという時に応援に駆けつけた馬がずらっと並んで撃退。
あるとき外を見ていた青年は驚きのシーンを目の当たりにする。泥だらけになりつつも馬たちの手助けを得て一目散に青年のもとへ駆け込んでくる仔犬の後ろには大勢の馬群が・・・といったストーリーである。
なんでもない人にはたたのCMだろうが、学生時代、馬術部で酔っ払って馬房で寝込んだら一晩中そばにいた馬のことや、中には亡くなった馬の姿が浮かぶのだ。また、長らく我が家で人生を共にしたゴールデンの「エディー」やフラットの「アナスタシア」の姿を思い出しうるうるしてしまうのだ。
今夕、恒例の馬術部東京OB会の新年会が表参道である。後輩たちのために昨年1年間心血を注いだ「馬術教本」が完成してホームページ上に何百ページに及ぶ馬術・馬学をアップした。大いに寮歌で酒を飲みたいが、先の肺炎騒ぎでどうしたことか酒が呑めなくなった。