「1+1」の計算ができない民主×維新

民主党と維新、統一会派で合意

民主党と維新、統一会派で合意

民主党の岡田代表と維新の党の松野代表が会談し、来年夏の参議院選挙での連携を強化するため、来年の通常国会に向けて統一会派を結成することで正式に合意し、今後、野党勢力の結集を目指して、各党などに協力を呼びかけることを確認した。(11日、写真右)

岡田氏は「両党での1足す1が、3にも4にもなるようなパワーを発揮して安倍政権の暴走をしっかりチェックしたい」と語ったが、算数ができないようである。

維新が分裂して「大阪維新の会」と「維新の党」に分かれたとき、このブログで「庇を借りて母屋を取るニヤけた男2人」 というのを書いた。みんなの党の渡辺喜美代表がスポンサーから借りた8億円の使い道で指弾されて落選したとき、8億円のおかげで当選したみんなの党の14人を引き抜いて結いの党を結党し、さっさと維新の党に合流、共同代表に収まった江田憲司と借金漬けのくせにフェラーリを離さない松野頼久のことを揶揄したものだ。

松野代表は統一会派のさきに民主党がつくる新党を夢見ているようだが、だれがそんな手に乗るかと民主党内ではせせら笑っているようだ。

直近の世論調査(産経新聞社とFNNによる12、13両日調査)によると、安倍晋三内閣の支持率は47・8%で前回より3・6ポイント上昇、自民の支持率も4ポイント増の37・9%だった。結党後初の調査となったおおさか維新の支持率は4・4%。維新は1・1%。民主の支持率は9・4%と一ケタ台、民主と維新の新党構想に対しては54・7%が「新党を作るべきではない」と答えた。

維新の支持率は大阪維新の会の4分の1の1・1%である。これでは「1+1」の計算は、よくて「1」へたすれば「0」にしかならないのが明白だ。つまり雲散霧消である。

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