面白うてやがてあきれる飛行機雲

アメリカ海軍のパイロットが11月16日、F18戦闘機に乗って飛行機雲で青空に巨大な「絵」を描いたことが問題になり、米海軍は謝罪しこの戦闘機パイロットを飛行停止処分にしたと。
アメリカ西部ワシントン州オカノガンの住民は、上空を飛ぶF18戦闘機が曳く飛行雲を眺めていたらだんだんおかしなものに見え始めた。
住民のタリーン・トーマスさんは、「パイロットは最初、数字の8を描こうとしていると思った」という。しかし、「8を描いたと思ったら、戦闘機は真っ直ぐ上昇して、この作品を描きました」と語った。

その様子をとらえた写真がTwitterなどに投稿されると、瞬く間に拡散された。SNS上では、笑いのネタになったが、子供たちに説明を求められ動揺した家庭もあったという。
カナダのオンラインニュースサイト「thestar.com」によると、海軍報道官は17日、同軍所属のパイロットが「わいせつなイメージ」を空に描いたことを認め、問題のパイロットには飛行停止処分を科し、「海軍はこの無責任かつ幼稚な行為について謝罪する」「性的な具象を描くような、分別のない未熟な態度をする者に、海軍の航空部隊の居場所はありません」との声明を発表した。
それにしても米軍というのはずいぶん自由な飛行訓練を許しているもんだ。世界のあちこちで戦闘あるいは準戦時体制下にあるというのに。

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