今日からアメリカが認める性別は男性と女性だけだ

前回このブログの「トランプ2.0でいいこともあるぞ」を読んでいただき、同調していただいた方は快哉を叫んだのではなかろうか。

トランプ新米大統領は20日の就任演説で「きょうから連邦政府が認める性別は男性と女性だけだ」と宣言した。「ジェンダー・イデオロギーの過激主義から女性を守り、連邦政府に生物学的真実を取り戻す」と題する大統領令に署名した。

要旨は次の通り。

合衆国憲法および合衆国の法律によって大統領として私に与えられた権限により、ここに次のことを命じる。

目的。全米で、性の生物学的現実を否定するイデオローグが、男性が女性として自己認識し、女性の家庭内暴力シェルターから職場のシャワーまで、女性のための親密な単一性のスペースや活動へのアクセスを可能にするために、法的やその他の社会的に強制的な手段をますます行使するようになった。

これは間違っている。

性の生物学的現実を根絶しようとする努力は、女性から尊厳、安全、幸福を奪うことで、女性を根本的に攻撃するものだ。言語や政策から性別を抹消することは、女性だけでなく、米国のシステム全体の妥当性にも腐食的な影響を与える。

真実に基づいて連邦政策を立てることは、科学的な調査、公共の安全、士気、そして政府自体への信頼にとって重要だ。

この不健全な道は、生物学的・科学的な用語の通常かつ長期にわたる使用と理解に対する継続的かつ意図的な攻撃によって「舗装」され、性の不変の生物学的現実を、生物学的事実から切り離された内部的で流動的で主観的な自己感覚に置き換えている。

「女性」という真の生物学的カテゴリーを無効にすることは、性に基づく機会を保護するための法律や政策を、それらを弱体化させる法律や政策に不適切に変え、長年にわたって大切にされてきた法的権利や価値観を、アイデンティティ-に基づく緻密な社会概念に置き換えることになる。

したがって、私の政権は、女性が生物学的に女性であり、男性が生物学的に男性であると認識する明確で正確な言葉と政策を用いて、女性の権利を擁護し、良心の自由を保護する。

またブログではパナマ運河への中国の侵略を書いたが、これにも明白に中国の名前を挙げて「取り戻す」と宣言した。

間もなく、われわれはメキシコ湾の名前をアメリカ湾に変える。パナマ運河(アメリカの船舶の多くはメキシコ湾を南下してパナマ運河に向かう)は、愚かにも米国がこれまでのプロジェクトに費やした金額よりも多額の資金を費やしながら、パナマ国に与えられた。私たちはこの愚かな贈り物によって、非常にひどい扱いを受けた。何よりも、中国がパナマ運河を運営している。そしてわれわれはそれを取り戻そうとしている。

何よりも、国民に伝えたいのは、今こそ歴史上最も偉大な文明の勇気と活力をもって行動すべき時だということだ。われわれはひるむことはない。子供たちを安全で健康に、そして病気のない状態に保つ。米国は再び自らを成長国家とみなすだろう。富を増やし、領土を拡大し、都市を建設し、国旗を新しい美しい地平へと掲げる国家だ。そしてわれわれは米国人宇宙飛行士を火星に送り、星条旗を立てる。

多くの人が、私がこのような歴史的な政治的カムバックを果たすことは不可能だと思っていた。しかし、ご覧のとおり、私はここにいる。国民の声は届いている。不可能なことは決してないという証拠だ。

ブログ子は高校時代、1961年のジョン・F・ケネディの就任演説に感動した。「諸君、国家が君のために何を成し得るかを問うな、君が国家のために何を成し得るかを問え」。当時出たばかりの朝日ソノラマで再生して何度も聞いたものだ。それに匹敵する力強い演説だった。

日本の政治家でこうした力強い演説をする人物を見たことがない。党利党略、世間に阿(おもね)る駄弁ばかりだ。明日からトランプをくさす日本の数多の左巻きメディアの論調が出ることだろうが、私は「トランプ2.0」に期待するところ大である。

コメントは受け付けていません。