左が「中道」を名乗れば残りはみんな「極右」に

高市早苗首相(自民党総裁)は19日、官邸で記者会見を開き、23日に召集される通常国会の冒頭で衆院を解散する意向を表明した。「覚悟」が伝わる迫力あるものだった。

「困難は、元より覚悟の上」から始まる安倍晋三元首相の言葉を引き合いに、今回の政治決断にいたった経緯を語った。

安倍氏は10年前の2016年に自民総裁の立場で年頭所感で、「困難は、元より覚悟の上です。しかし、『未来』は他人から与えられるものではありません。私たちが、自らの手で、切り開いていくものであります」と述べた。

高市首相はこの日の会見で、この一節に触れ、「いまの日本にまさに必要な言葉だ。挑戦しない国に未来はありません。守るだけの政治に希望は生まれません。希望ある未来は待っていてもやってこない。誰かがつくってくれるものでもない。私たち自身が決断し、行動し、つくり上げていくものです」と続けた。

そのうえで、「だから、私は今回の選挙を『自分たちで未来をつくる選挙』と名付けた。本の未来は明るい、日本にはチャンスがある、皆が自信を持ってそう言える、そう実感できる社会をつくりたい。挑戦する人が評価され、頑張る人が報われ、困ったときには助け合い、安心して家庭を持ち、夢を持って働ける国へ、私は先頭に立ちたい。だから、私は逃げません。ぶれません。決断します。未来に責任を持つ政治を貫いてまいります」と進退をかけることを誓った。

岸田文雄、石破茂という「ふにゃらら」政権と一味違っていたが、これを認めない相変わらずのコメント屋のアホウとしか言いようがない言いぐさを喜んで報じるオールドメディアの劣化が目立つばかりだった。一部を抜いてみるが・・・

国際政治学者の舛添要一は「1~2月に解散総選挙というのは、降雪に悩む雪国のこと、受験生のこと、予算のことなど、全く考えていない。国民に多大の迷惑をかけて実施するだけの大義は全く無い」と書き出し「常識というものを高市首相に教える側近もいなければ、聞く耳も持たないのであろう。自分の高支持率だけで勝てるほど選挙は甘くない」だと。

壊し屋小沢一郎は「やっぱりという絶望的な内容。官僚が作成した中身の無い政策をダラダラ並べただけ。とってつけたように2年限定の食料品消費税ゼロを加えたが、明らかに中道改革連合の公約に慌てたためで思想が全く無い。やはり、この解散に大義なし。大きな混乱と経済損失を招いた台湾有事問題に、火に油を注ぐ形になった。『働いて働いて…』と過労死遺族の心情を逆撫でして、自分は絶対に正しいと、人の意見を聞かない人。高市総理は極めて危うい」と私見をつづった。

テレビ朝日社員の玉川徹も、自らへの信任の是非を争点に選挙を戦う考えを示したことについて「結局は、『私が総理でいいのか選んでください解散』だ。「『進退をかけます』と言うが、選挙の結果で、自動的に進退は決まる。選挙で勝てば続くし、負ければ変わる。あたかもすごいことに聞こえるが、(進退は)自動的に決まるものだと思う」と訳の分からない言辞を長々と繰り返していた。

「大義がない」と吠える連中に鉄槌を下すのが今回の解散・総選挙の「大義」だとブログ子は思うが諸兄は如何か。

立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」は”ジリ貧政党の選挙対策野合”と言い換えることができると思うが、一番の迷惑は「中道」を名乗るペテンである。

新党と名乗るが、立民と公明の衆院議員だけが新党に参加し参院議員と地方議員は立民と公明に残る。政権を担うという責任感など微塵も感じられない。衆院選苦戦の予想を前に慌てて作った選挙互助会ぶりが明白だ。

何より不埒なのは「中道」を名乗っていることだ。「中道改革連合」は中道を名乗るが間違いなく左派だ。そこが中道と言う一般名詞を名乗るとこれまでの本当の「中道」は軸がずれる。その結果、従来の保守中道や穏健保守までが「右」や「極右」になるではないか。

日本ではリベラル派が当初は「中道」と自他ともに認められてきた。本来リベラル派とは、個人の自由や権利、多様性を重んじ、政府の役割は個人の自由を守り、社会福祉や人権保障のためにあるべきと考える政治思想・立場だ。日本では「左派」のイメージが強くなり、今では「リベラル左派」イコール「左翼」扱いである。

「中道改革連合」が綱領と基本政策を公表した。綱領は「生活者ファーストの政策を着実に前へと進める中道政治の力が求められている」とし、「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」を理念に掲げた。だが、肝心の中道が何を意味するのか言わない。右派、左派の間の相対的概念なのか。公明の支持母体・創価学会の故池田大作名誉会長が著書で「中道政治は、対峙する二つの勢力の中間や、両極端の真ん中をいくという意味ではありません。仏法の中道主義を根底にする」と記していたところから公明党の母体、創価学会の教義を丸ごと持ち込んだ宗教団体なのかとも解釈される。

集団的自衛権の限定行使を容認した安全保障関連法について、「存立危機事態における自国防衛のための自衛権行使は合憲」としている。わざわざ「自国防衛のための自衛権行使」といれたのでは、米国が攻撃を受けたとき、それは日本の存立危機事態であるとする従来の政府見解に箍(たが)をはめるもので、我が国の自衛隊の適切な行動を制約する。我が国の安全保障はそれでいいのか?「中道」に問いただしたい。

「中道」とは、特定政党の商標ではなく、現実の政策と価値観のバランスから後付けで評価される“結果の概念”であり、自称した瞬間に保証されるラベルではない。自らを“ど真ん中”に見せるイメージ戦略であり、有権者への表示としては不誠実であると断言する。​

あきれてものが言えない 公明党が立憲民主と「新党結成」だと

昨日まで連立を組み、自民党傘下の看板を掲げていた公明党が堰を切って離脱したと思ったら、舌の根も乾かぬうちに、今度は立憲民主党と新党結成だという。わずか二か月前まで「無責任」「対案なき批判勢力」と罵っていた相手と、何事もなかったかのように同じ船に乗る。その身の軽さには、もはや驚く気力すら失われる。

政治には現実対応が必要だという決まり文句は、こういう場面で決まって持ち出される。だが、これは現実対応ではない。単なる「居場所探し」であり、「議席の都合」であり、言ってしまえば生き残りのための身の振り方に過ぎない。理念や政策がどうこうという話ではなく、昨日の敵か今日の味方かは、その時々の損得で決める――そう公言しているに等しい。

ここまで来ると、もはや連立相手が誰であるかは問題ではない。問題なのは、この政治行動に一貫した説明が存在しないことだ。昨日までの主張はどこへ消えたのか。あれほど激しく批判していた政策の数々は、連立協議の席に着いた瞬間、霧散してしまったのだろうか。都合が悪くなると忘れる程度の「信念」なら、最初から持っていないのと同じである。

政治の柔軟性と節操のなさは紙一重だと言われるが、これはその線をとうに踏み越えている。風向きを読むのではなく、風に吹き飛ばされているだけだ。軸のない政治、背骨のない判断。その姿は、理念なき調整屋というより、ただの風見鶏に近い。

国民が見ているのは、巧妙な連立工作ではない。どの立場にあっても変わらぬ原則があるのかどうかだ。今回の「変節劇」は、その問いに対して、きわめて率直な答えを示してしまったように思える。すなわち――原則よりも席、信条よりも数、政治よりも自己保身、である。

◇ ◇ ◇

最初にことわっておくが上述の一文はブログ子が書いたものではない。ChatGPTに「コラム風に」と注文したら1分ほどで書いてくれたものだ。イラストも「泥船とタヌキの姿で」と注文したらすかさず描いてくれた。ブログ子が言わんとするところはほぼ卒なくまとめてくれている。生成AIとはなんとすばらしいことか、と感心するばかりである。

戯画にある「泥船」の立憲民主党だが、まともな人もいると見えて、立憲民主党の原口一博衆院議員(写真左端)は15日、インターネットに動画を投稿し、衆院選に向けて立民と公明党による新党結成構想が浮上したことについて、「絶対いやだ」と述べ、反発し、野田佳彦代表ら執行部に対し「決別だ」と不信感をあらわにし、立民の分党を求めた。

新党に関し、立民は15日、両院議員総会を開いて所属議員から意見を聞く。原口氏は沖縄・石垣島にいるため両院議員総会に間に合わないと説明したうえで、「地元の県連でも機関決定していない。党執行部だけで決めてよいのか」と野田氏らを批判した。さらに「高市早苗首相が勝負をかけてきたからといって、立民は若者の支持率ゼロだ。わらをもつかむ思いで公明にすがったのかも分からないが、何をやるかというのもなく、一任できるのか。とんでもない。ぼくは絶対、一任しない」と述べた。

党執行部に対し「あなた方だけで立民を支えているのではない。むしろ、潰している。いろいろな発言や質問で『出てくるのはパワハラみたいな人ばかり』と言われ、石垣では『なぜ立民が嫌われているか。学歴をひけらかしたり、自分だけが正しいと言ったり、皇居に入るときにあいさつもしない。人間として、そういうものを見ている』と言われた」と述べた。地方選を控えている候補者の存在に言及し、「(執行部は)仲間をなんだと思っているのか」とも語った。

そのうえで、原口氏は「新進党のときと全く同じだ」と指摘した。1997年12月、原口氏や高市首相、野田氏、公明党の斉藤鉄夫代表らが所属していた新進党は東京都内で両院議員総会を開き、解党を決めた。長崎県で家族サービスをしていた原口氏は両院議員総会に間に合わず、欠席したという。「翌日に行ったら後の祭り。『新進党はもう解党しました』って。『じゃあおれは何党ですか』『無所属です』って。『ええー』って」と振り返った。

これを踏まえ、原口氏は新党構想について「立憲民主党ではない名前で、ポスターをどうするのか。パンフレットや政見放送はどうするのか。何党でやるのか」と懸念点を列挙。「もう無茶苦茶だ。それで一任しろと。絶対いやだ。分党してほしい。あなた方とやれないし、やるべきではなかった」とまくしたてた。

衆院選での立民の獲得議席に関し原口氏は「圧壊という予測が出ている。昨年末は半減と出ていた。さらに下がって3分の1、今度はもう20議席ぐらいではないか」と語った。「新進党の自壊という言葉は、長く政治にかかわってきた人にとって強烈なトラウマだ。最も分かりやすい警告だ。国民民主党とも選挙区割りをしている。どうするのか。自分たちの仲間でも不信感マックスだったら、国民はもっとそうだ」と訴えた。

「野田執行部とはこれを機に決別させていただく。あなた方が持っていくところにぼくらは行きたくないから、分党してほしい。本当は(野田氏らが)離党して(新党を)作るか、公明の中に入ってほしい。入れてもらえるなら」と強調した。(産経記事から)

両党の「変節自在」ぶりには「唾棄」「嫌悪」の文字しか思い浮かばないが、2月8日にははっきり国民の審判が数字で出ることだろう。

驚天動地の年明け、すべてのターゲットは驕慢「中国」

年末のんびり過ごした。ここ何年も紅白を見なくなったし初詣もやめた、賀状出すのも以前の三分の一だからすぐ終わる。新年とておなじだったが、2日に箱根駅伝で5区で青山学院の「シン・山の神」の驚異の逆転劇をみて今年はなにか大きなことが起きるかもと予感したものだ。

はたして、その数時間後の1月2日午後10時46分(米東部時間・日本時間3日午前0時46分)、ドナルド・トランプ米大統領が南米ベネズエラに対する地上軍事攻撃と、ニコラス・マドゥロ大統領夫妻の拘束、アメリカ本土に拉致して裁判にかけるという驚きの行動に出た。

 これに対し、米国の行為は、現代の国際秩序の前提となっている独立国の主権を侵すものだとの非難の声が世界中から起こったが、トランプは馬耳東風。これまでにも、「カナダは米国の51番目の州になるべきだ」「パナマ運河の支配権を取り戻す」「(米国には)グリーンランドが必要だ」など、他国の主権を意に介さない発言を繰り返してきたが、本当にやりかねない。

中東も激変した。イランが崩壊の瀬戸際にたっている。親米のパーレビ王朝を倒してできた政教一致政権は、米国とイスラエルの影響力に対抗するため、ハマスやヒズボラといった武装組織を支援する政策を追求してきた。ところが物価の上昇と通貨の急落をきっかけに、2025年12月下旬から始まった抗議運動は、いまやイラン31州の大半に広がった。デモ隊は「独裁者(最高指導者アリ・ハメネイ師を指している)に死を」という叫びをあげている。ハメネイは虐殺もいとわない弾圧を加えているものの一気に崩壊する可能性がある。

外電をみるのに追われていたら足元の日本でも一気に解散総選挙の流れである。読売新聞が10日朝刊(ネットは9日夜)で、高市首相が23日召集予定の通常国会冒頭で解散する検討に入ったと報じた。高市内閣は報道各社の世論調査で、発足当初から高い支持率(75%台の)をキープしている。昨年12月には、大規模な経済政策の裏付けとなる今年度の補正予算を成立させていた。

このブログでも再三、お経のように「平和」をとなえるばかりのノーテンキな野党に鉄槌を下すべく早期解散の勧めを書いてきたが、大手紙も自民党内も、解散は「通常国会会期末の初夏」や「秋の臨時国会の会期末」が望ましいという声ばかりだった。読売報道どおりなら早くも年末恒例の新聞協会賞もののスクープだ。

解散を決断した大きな理由として、おそらく「国際情勢の変化」があったのではないか。 トランプ米政権が新年早々、「麻薬対策」を掲げて南米ベネズエラを攻撃し、反米社会主義者のマドゥロ大統領を拘束した。中国の対日強硬姿勢も止まらず、年明け以降、軍民両用(デュアルユース)品目の輸出規制を強化し、レアアース(希土類)を制限し始めた。高市首相としては、「強い政権基盤がなければ外交ができない」と判断し、通常国会冒頭の解散が急浮上したのではないか。(岩田明子氏)

安倍晋三首相の懐深く食い込んだ元NHK記者の見立てにブログ子も同感だ。ブログ子はトランプの民主主義を踏みにじる強引なディール外交は好きではない。しかし、地球儀の上に立ち世界を俯瞰した「鳥の目」で見ると、すべてが驕慢国家「中国」許すまじという堪忍袋の緒を切った行動であることがわかるのである。ケースごとに見てみよう。

≪ベネズエラ≫

米国の「裏庭」といえる南米にあり世界最大規模の原油埋蔵量を誇るベネズエラには中国がじわじわと浸透していた。中国は、1999年に誕生した反米左派のチャベス政権、そして後継マドゥロ政権に約600億ドル(約9兆円)もの巨額の融資をしており、見返りとしてベネズエラの石油輸出の約 55〜80% を中国が購入していた。

(右写真 2023年9月北京にマドゥロ大統領を迎えた習近平

アメリカの裏庭が「反米の拠点」になるのを許すわけがない。トランプは今年4月に訪中する。習近平国家主席との直接交渉でディール(取引)を勝ち取るためにも、その前に中国をベネズエラから締め出して立場を強くしておく必要があったのだ。今回の行動で隣の反米国コロンビアは震えあがり、ベネズエラに依存していたキューバは破綻寸前に陥っていることをみても、効果は顕著なものがある。

≪グリーンランド≫

トランプは、グリーンランドを領有する野心を明確にし、軍事的手段も辞さないという。「中国とロシアの船舶がグリーンランド周辺海域にうじゃうじゃいる」と、中国とロシアの野望をくじくことにあると明言している。

デンマーク王国の自治領であるグリーンランド。面積は約216万平方キロと日本の約6倍もあるが人口はわずか5万7000人。かつてはデンマーク王国の植民地だったが第二次世界大戦中にはナチス・ドイツの占領下に置かれ、その後は米国の保護下に入り、戦後にデンマークへ返還された。米国は同島に軍事基地を保有している。

この小さな国への覇権争いの渦中にあるのは、この国がレアアース(希土類)などの戦略資源の宝庫であることもあるが、それより大きな重要性をもつのは、北極海航路の要綱という地政学的位置にあるからだ。

厚い氷が覆う北極だが温暖化に伴って海氷の融解が進んだ結果、航路として利用できる可能性が増している。北極海航路を活用すれば、スエズ運河や喜望峰を経由する「南回り航路」より、アジアと欧州をおよそ半分の短期間で行き来できる。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で商船への攻撃を展開し、海運業界には南回りを避ける動きがあることも北極圏への関心を後押しする。

中国はロシアと連携し、「氷上のシルクロード」と称する航路の開発に力を注いでいる。米国は中露進出が安全保障上の脅威になるとして警戒を強め、カナダも新たに哨戒艦を導入した。地球温暖化による海氷の減少が各国の進出を後押ししており、戦略上の重要地点として北極の存在感が急速に高まっているのだ。ところがその北極海航路にある北欧諸国はじめNATOの反応があきれるほど鈍い。

 デンマークのフレデリクセン首相は、いまごろになって「トランプがグリーンランドを領有すれば、NATOは終わる」と警告しているが、中国とロシアの勝手な振る舞いにこれまでほとんどほとんど拱手傍観を通してきた。英紙テレグラフは10日、英政府がデンマーク自治領グリーンランドを中国やロシアから防衛するため、軍部隊の現地派遣を欧州の同盟国と協議していると伝えたが遅すぎるのである。

≪イラン≫
 さらには、トランプは、イランの現政権の打倒をも示唆している。こちらは中国の「魔の手」というより、アメリカの長年の願望だ。

イランでは、経済状況の悪化と政治的締め付けに反発する市民の抗議活動が全土に拡大している。 ホメイニの弾圧でデモの死者は500人に達しているという。今回のイランの抗議活動が始まった2025年12月28日には、抗議活動の背景には、イラン・リヤルの史上最低水準への暴落があった。1年前と比してインフレ率は42.2%に達し、食品の高騰は72%、医薬品は50%以上の値上がりを記録している。

イラン各地でイラン・イスラム共和国の国旗が燃やされる一方で、緑、白、赤の三色旗の中央にライオンと太陽を描く王政時代の国旗が公然と市民によって掲げられている。これは、イラン国民が「イスラム共和国体制」をもはや正統な統治体制として認めないということを象徴している。

1979年革命の基礎となったバザール商人(イラン社会を象徴)と聖職者(イランの宗教を象徴)の歴史的同盟が完全に崩壊し、イラン社会そのものが、聖職者とイラン革命防衛隊(IRGC)を核心とする国家体制への抵抗勢力へと転じたことを意味する。

トランプは軍事行動も検討しているようだ。イランは崩壊に瀕しているとみていい。

◇ ◇ ◇

世界はこれほどの激動にあるとき、我が国はどうか。GHQが1週間で書き上げて日本に押し付けた憲法を後生大事に「平和憲法」と持ち上げてお経のように「平和」を唱えているだけで世界に立ち向かえるのか。

解散総選挙で、高市早苗内閣は単独過半数の233議席(現有190議席台)を確保し高市長期政権に向けての跳躍台となるのではないか。憲法改正、非核三原則、武器輸出5類、皇室継承問題‥を一気に展望が開かれることを期待する。

味なことしてくれる 航空自衛隊がサンタ追跡作戦に初参加

クリスマスの25日、すばらしい記事に拍手喝采した。どうして産経だけなのかわからないが以下のようなニュースだ。

「サンタクロースが日本上空通過」 航空自衛隊発表、米・カナダ軍の「追跡作戦」に初参加

航空自衛隊は24日夜、X(旧ツイッター)で「サンタクロースが日本上空を通過した」と発表した。1955年から70年間続く、米国とカナダの防衛組織、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)による「サンタ追跡作戦」に初めて参加した。

同日午後5時48分、「日本近郊接近を確認。空の安全を守る使命と、世界中の子供たちに夢を届けるミッションが交差する特別な時間」と第1報を発表。

午後11時2分の第2報で「日本上空通過、太平洋方面へ離脱。サンタクロースは予定通り日本列島を縦断し、次の目的地へ向けて飛行を継続中です。世界中の子供たちに素敵なクリスマスが届きますように」と速報した。

航空自衛隊がXに投稿したAI画像。サンタクロースをF35戦闘機がエスコートしている

「予定通り」とあることから、事前通報があったとみられる。F15、F35戦闘機がエスコートし、全国28カ所の地上レーダーサイトと最新のE2D早期警戒機などがルートを追ったと想定される。防衛省航空幕僚監部は産経新聞の取材に「探知能力は明らかにできない」とした。

国際軍事筋によると、そりの先頭のトナカイ「ルドルフ」が鼻から赤い光を照射して自衛隊に感謝を伝えた後、日本の防空識別圏を出たという。メリークリスマス。

◇ ◇ ◇

このブログでも何度か詳述したことがあるが、米国とカナダの共同防衛組織・北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は毎年クリスマスイブの24日、「サンタクロース追跡作戦」を実施している。今年で開始から70周年になる伝統の任務だ。トナカイのそりに乗って駆け回るサンタを追跡し、特設ウェブサイトに「現在地」を表示したり、世界中のこどもたちからの電話による問い合わせに対応する。

 米国防総省によると、追跡作戦は1955年、小売業者がコロラド州の地元紙に「サンタと話すことができる」という電話番号を記した広告を出したことがきっかけだった。この際、誤ってNORADの前身にあたる大陸防空司令部の電話番号を掲載。サンタと話がしたい子供たちからの電話が司令部にかかってくることとなった。司令部では、夜間勤務態勢の空軍大佐らがそれらの電話に一つ一つ対応したという。サンタの「追跡任務」はここから始まり、58年に創設されたNORADに引き継がれたと。

 サンタの追跡情報は、今月1日に開設されたウェブサイト(https://www.noradsanta.org/)やNORADのサンタ追跡アプリ、ソーシャルメディアで確認できる。ウェブサイトは英語、スペイン語、日本語など9言語に対応している。

NORAD高官は「我々はサンタを追跡するが、ルートを知っているのはサンタ本人だけだ。つまり、あなたの家にいつ到着するのかなどは予測できない」と話している。

この「サンタ大作戦」に日本の航空自衛隊がどうして初参加することになったのか、記事からはわからないが、「先頭のトナカイ、ルドルフが鼻から赤い光を照射して自衛隊に感謝を伝えた後、日本の防空識別圏を出た」とはなかなかやるもんだ。

サンタが乗っている橇は伝統的なトナカイ8頭が曳いているが、先頭を走るのは元々ダッシャー(Dasher)以下8頭でみな名前がついている。その先頭に、後から加わった9頭目のルドルフがいて、ルドルフは赤鼻でその鼻が夜空を照らす役割を果たすことで、悪天候の夜にも視認性を高める存在として活躍している。

そこまで知っているのも素晴らしいが、日本の主力機であるF15、F35戦闘機がサンタが日本列島縦断中ガードして位置情報を子供たちに逐一届けてくれた。来年もぜひ主力任務として全うしてもらいたい。

三位一体の知恵で生まれた「オフレコ」を壊す馬鹿者

政権で安全保障政策を担当する「官邸筋」が、「私は核を持つべきだと思っている」と官邸で発言したことが国内外で物議をかもしている。ブログ子は「非核三原則」は自縄自縛のまやかしだと思っているのでどんどん議論すべきだと思っているから同感するのだが、ここで問題視するのは、発言が「オフレコ」での場だったことだ。共同通信、朝日新聞などの左翼メディアが勝手に重大発言だからと禁を破って公にしたもので、この「オフレコ破り」の方がもっと重大なメディア崩壊だと思っている。

さっそく中国外務省の報道官が「歴史的な戦争責任を深く省みるべきだ。核兵器保有を正当化するような動きは軍事拡大につながる危険な試みであり、国際正義の底線と赤線を試すものだ」と日本たたきのツールに利用している。笑えるのは核実験を繰り返す北朝鮮当局まで「日本の危険千万な軍事的妄動を断固として阻止する」とコメントしたことだ。

朝日、共同の姿勢に同調する者は「オフレコ」が悪しき取材方法で、重大な場合はオフレコ破りも許されると思っているらしいが、実は新聞、政府、官庁の三者が生み出した知恵の産物なのである。

オフレコは記者クラブ制度が強い日本政治報道で生まれた。これにはまず事前合意が条件で、秘密保持契約のような役割を果たすため、報道のモラルを支える用語として定着している。多くの場合、幹事社が根回しをして会談のあとに「では”官邸筋”として(流す)…」などとまとめる。

ブログ子も新聞記者生活中、特に政治部では何度も経験したことだが、表の発表だけではどうしてもわからないことがある。そういう時に「オフレコ」で幹部から公式では言えない本音や背景を聞き出すことで先の流れがわかり大筋で間違った報道をしないですむというメリットがある。短絡的な報道を防ぎ、より深い分析記事を作成可能で、質の高い取材につながるのだ。

また発言者側にも、 「まずオフレコで流す → 報道されたあとの反応を見る → 大過なければ正式発表」ということで安心して政策発表できるというメリットがある。現場ではこれが一番多いのだ。

「馴れ合い」となじる向きもあるがそうではない。オフレコ取材は主に政治部マターで警察関係ではまったくない。「夜討ち、朝駆け」はあっても捜査幹部が「ホシの目星がついた」とオフレコでしゃべったなどの記事がないのを見てもわかろう。

こうして生まれた「オフレコ用語」だが、それぞれどの辺がニュースソースかは以下の通りだ。

「官邸筋」 
主に首相官邸(内閣官房)の中枢で政策調整を行う内部関係者、特に内閣官房副長官(政務担当)や首相の側近にいる首相秘書官を指す。政権の「本音」に近い立場を示唆する。

「政府筋」
政府全体の関係者、特に内閣官房副長官や官邸幹部を指し、「官邸筋」よりやや広範に、各省庁の局長級・審議官級の官僚、政策担当の首相官邸スタッフを含む場合もあり、実務的な政府見解を表す際に使われ、「官邸筋」ほど首相周辺に限定されないニュースソース。

「政府首脳」
首相である可能性もあるが7〜9割は内閣官房長官の発言で、オフレコ情報であることを報じるために使われる。

日本新聞協会編集委員会は、オフレコについて「ニュースソース側と取材記者側が相互に確認し、納得したうえで、外部に漏らさないことなど、一定の条件のもとに情報の提供を受ける取材方法」と定義している。その上で「その約束には破られてはならない道義的責任がある」としつつ、「乱用されてはならず、ニュースソース側に不当な選択権を与え、国民の知る権利を制約・制限する結果を招く安易なオフレコ取材は厳に慎むべき」との見解を示している。

これをみても、禁を破った共同通信、朝日新聞の行為には「道義的責任」が問われるのが明白である。今回のオフレコ会見にはほかのメディアもいた。オフレコのルールを守ったところが多いのだ。私の経験でいうと、現場にいたのは入社数年の若手記者だろう。若手がこれは重大な発言だから報道したい、と言ったかもしれないがその上にいるベテランのキャップがきちんとオフレコの趣旨とルールをわきまえていて止めたのだろう。

そのうえでなぜ共同通信と朝日なのかと問われれば、キャップもまた「赤」だからである。ブログ子が新人時代三重県の津支局に配属された。ここには伊勢新聞と言う郷土紙がある。当時から赤く染まっていたが、ここの労組に君臨していたのは東京の共同通信から津支局記者として派遣されていた男だったのを覚えている。

それにしても日本のこの異常反応ぶりはどうだろう。野党側は発言者の「官邸筋」を更迭しろといい、自民党内でも「政権のガバナンスはどうなっているんだ」と批判ばかりである。

非核三原則とは「核兵器を持たない」「核兵器を作らない」「核兵器を持ち込ませない」の三つだ。1967年(昭和42年)、当時の佐藤栄作首相が国会で表明し、1971年、衆参両院で「非核三原則を堅持する」とする決議が採択され、以後、日本の公式政策として維持されてきた。

唯一の被爆国としてもっともな面もあるが、日本の周りを見てもわかる通り悪党国家ばかりである。今年9月5日に北京で開かれた「抗日戦争勝利記念式典」では天安門上にプーチン、習近平、金正恩という「ユーラシア砦の三悪人」が並んだ光景を見せつけられたばかりである。

高市早苗首相が三原則のうち3つめの「持ち込ませず」だけやっと「見直すべき」と発言したとたん轟轟たる非難である。話題にするのも許さないという風潮はもはや国難である。

「獅子身中の虫」辻元清美に鉄槌下る

近ごろこれほど面白く、「寸鉄人を刺す」コメントにお目にかかったことはない。それも同僚議員からの指弾だから、思わず笑ってしまった。

立憲民主党の原口一博衆院議員は15日、インターネットに動画を配信し、高市早苗首相の台湾有事を巡る答弁を批判している同党の辻元清美参院議員らを念頭に、「始末に負えない。どこの国会議員かわからん」などと述べた。

問題の辻元清美の言動というのは12日。国会内で記者団に、高市首相から台湾有事を巡る答弁が出た11月7日の衆院予算委員会に際し、立民の岡田克也氏による事前の質問通告に対し内閣官房が作成していた応答要領の資料を示しながら

「高市首相の答弁は、官僚の用意した(この)答弁案に含まれていない。歴代政府の見解からは逸脱しているということが明らかになった。(高市首相が勝手に)持論を展開した結果、対中関係が緊張し、さらに軍事的緊張、それから経済的な損失のエスカレートというところまで発展してしまっている。首相自身の責任は重いのではないか」と述べた一件だ。

原口氏は辻元氏を名指しこそしなかったが、「高市さんの例のやつ(=国会答弁)はスタンドプレーな
のだそうだ。そして、鬼の首を取ったかのように言っている。オタクら、どこを考えて言ってるのか。(首相の)責任は重い、というが、官僚の書いた答弁を読むだけだったら、大臣はいらない。AI(人工知能)音声や官僚である政府委員で十分だろう」とも強調した。

また、2009年に民主党が自民からの政権交代時に「政治主導」を掲げていたことなどを踏まえ、「日ごろは政治主導でしょ。『政治家が自分の言葉で言え』と言うのだろう。(それならば)官僚答弁を読まないことが、なぜ悪いのか。自分が都合のいい時だけ『官僚作成文書を読め』と言うのか」

台湾有事答弁を巡るこうした一連の立民の言動にも踏み込んで「どこの国会議員か分からない人たちを整理しよう。曖昧戦略を踏み込んで(中国との)認知戦に持ち込んで『詳しくしゃべったからだめだ』と。今度は『官僚の答弁を読まなかったからだめだ』って。それはいくらなんでもひどい。そういうことをやるから、(立民への)支持が落ちる。というか、ほとんど支持なしだろう。本当に始末に負えない」と自党を非難した。

辻元清美の名前は「ソーリ、ソーリ」で有名だが、機を見るに敏で社民党が泥船と化すや、いち早く立憲民主党に鞍替え、選挙区で落選したかと思うとどう手を回したか比例に回って今がある。自己宣伝ばかりで論旨の一貫性など元からないご仁だ。かつて国会質問のなかで、当時の森喜朗首相に対し「答弁書を見ていただかなくても、本当に率直なお答えをいただきたい」と求めたことがあるのをけろっと忘れているようだ。

辻元清美の「アホらし言辞に異を唱えたのは原口議員だけではない。元衆議院議員、それも辻元清美と同じ立憲民主党で同僚だった山尾志桜里氏も13日のXをで同じように批判して、「大臣には『紙を読むな』事務方には『紙を差し入れるな』。閣僚に自分の言葉で語らせる国会議論を追求してきた立憲民主が、こと中国問題になると党をあげて『紙を読め』とな!」と呆れたようにコメントしたうえで「総理は官僚作文に縛られろというなら、官僚に質問したらいい。毎回同じ答弁がもらえること間違いなし」と指摘したうえで、

「それこそ中国に忖度して国会議論の自主規制を呼びかけるようなもの。中国が怒れば日本が止まる、こんな成功体験をアシストしないでほしい。そもそも日本の国会議論のレッドラインを中国に設定される筋合いは全くない。なのに日本の議員がそのレッドラインがあるかのように反応して、ラインを上書きして、日本の国会議論や政策選択の余地を狭めていくのは、見ててしんどいものがあります」と、辻元議員の反応が本当に日本のためになっているかについても疑問視した。

辻元清美の行くところの政党はみな「消滅の危機」である。立憲民主党もジリ貧から脱出したいなら、こんなご都合主義的「蛇蝎」を切ることから始めたらどうだ。

中国軍機のレーダー照射の遠因は韓国にあり

自衛隊機へのレーダー照射についての中国側の虚言・妄言はエスカレートの一途をたどっている。

この事件は12月6日、沖縄本島南東の国際空域で発生した。中国の空母「遼寧」から発艦したJ-15戦闘機が、航空自衛隊のF-15戦闘機などに対して火器管制モードとみられるレーダーを断続的に照射した。「ロックオン」とも呼ばれる状態で、攻撃の兆候とみなされる危険な行為だ。

アメリカ軍ならすかさずミサイルを発射しただろうといわれる。普通ならまず誤射だったと謝るのが普通だが中国は違った。お国柄の「開き直り」である。

司馬遷の『史記』に、皇帝をもしのぐ権勢を誇った秦の高官、趙高の逸話がある。幼少の皇帝に、「馬です」と言って鹿を献上した。皇帝は笑って左右を見渡したが、居並ぶ重臣たちは趙高を恐れ、口々に「馬です」と述べ合ったという。恐れ、おもねる者たちが権力者を取り巻く組織では、黒いものも「白い」で通るということだろう。誤りを強引に押し通す〈鹿を指して馬と為(な)す〉の慣用句はこの故事から生まれたが、戦狼外交官が恐れおののく習近平という現代の「趙高」の姿が重なる。

レーダー照射がどれほど危険な行動かはいわずもがなだが、今回の中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射の前にまったく同じことをしでかした韓国海軍による海上自衛隊機へのレーダー照射事件があったことを忘れてはならない。

2018年12月20日、能登半島沖の日本海で韓国海軍駆逐艦「広開土大王」が海上自衛隊のP-1哨戒機に対し、火器管制レーダーを照射した。防衛省は証拠映像や探知音を公開し、韓国側に強く抗議したが韓国側は一貫して「照射はしていない」と否定、「遭難船救助のためにレーダーを稼働したのを日本側が誤解した」「日本の哨戒機が低空で接近し威嚇飛行を行った」と強弁し続けた。

多くの人は、この時の韓国側の虚言・妄言は、今回の中国の言辞とそっくり同じであることに気づかれることだろう。そう、中国はこの甘い日本の対応ぶりをみて、たかをくくって挑みかけているのである。

中国軍は9日、訓練開始前の中国軍と自衛隊による無線のやりとりだとする音声をSNS上で公開し、事前に訓練を通告していたと主張した。音声データでは、中国海軍の艦艇が自衛艦に対して、中国語と英語で「我々の艦隊は計画に基づき、艦載機の飛行訓練を行う」と呼びかけ、日本側が英語で「メッセージを受け取った」と応答していると主張、「中国側のレーダーの捜索範囲内に進入し、レーダーの捜索信号を感知した」との持論を展開。その上で、中国側の航空機も同様に日本側のレーダー信号を感知したと強弁した。

 中国外務省の 郭嘉昆グオジアクン 副報道局長は10日の記者会見で、「日本が意図的にデマを流したことが証明された。日本こそがこの茶番劇を画策した張本人だ」とも述べた。

7年前の韓国の開き直りとそっくりである。事実は小泉防衛相が10日、臨時記者会見を開き、中国側から訓練に関する時間や場所を示す事前通報はなく、「危険回避のために十分な情報はなかった」と反論し、航空自衛隊の戦闘機が中国機にレーダーを使用した事実も否定、「問題の本質は、中国側が約30分にわたる断続的なレーダー照射を行ったことだ」と批判したとおりである。

 小泉氏は、中国軍の6日の訓練が沖縄本島などの周辺の海域で行われたことに触れ、「自衛隊が対領空侵犯措置を行うことは訓練に関する事前通報の有無にかかわらず、当然だ」と語った。「判し、再発防止を改めて求め

ブログ子は岸田文雄、石破茂というかなり頭が”溶けた”内閣が謝りもしないですっとぼけたままの韓国に日韓スワップはじめ、いざという時韓国に灸をすえる効果がある外交カード7つほどをさっさと与えてしまった愚を何度か指摘してきた。

日本はもうすこし敏感になってもよさそうなものだが、知る限り韓国によるレーダー照射問題について語ったのは日本保守党の百田尚樹代表だけである。9日の記者会見で、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射について「言語道断な行為だ」と批判したうえで、過去の日本政府の「事なかれ主義」が「遠因」であるとも指摘した。

百田氏は「この時、日本政府、防衛省の対応が非常にぬるかった。徹底して抗議して、韓国軍、韓国政府に対して非常に厳しい態度を取るべきなのに取らなかった」とも述べた。

そのうえで2019年6月に当時の岩屋毅防衛相がシンガポールで韓国国防相と笑顔で握手したことを挙げ、「喜んで満面の笑みをたたえて握手した。握手した写真も(報道に)載っている(上の写真)が、身を乗り出して自分から握手している。なんだこれは、平和外交でもしているのか、という感じだ。笑顔など出るはずないのに」と批判した。さらに「国際社会はそういうのを見ている。特に中国はじっくり見ている。だから、悪例を残したな、とそのとき私は見た。『日本の自衛隊はレーダー照射してもあまり怒らないな』『これなら、いざとなったらやれるな』と近隣国は見ている」と語った。

氏はまた、民主党政権下の2010年に尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の領海内で発生した海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件で、中国人船長を釈放した日本政府の対応についても言及した。「本来なら裁判にかけるはずだった。近隣諸国は、日本というのは、領土領海を徹底して守り抜く強い意思がないな、とみている」と振り返った。事件後にロシアの国家元首が北方領土に初上陸したことや、韓国大統領が竹島(島根県隠岐の島町)に初上陸する事態が起きたと紹介した。

そのうえで、「今回の中国のレーダー照射は、ばかげた、非常に愚かな行為だと思うが、それまでの日本政府の非常にだらしない事なかれ主義が今回のことを生んだ。国際社会は、こちらが緩んでいる、譲歩していると、どんどん状況は悪くなっていく。自民党政権は分かっているのか」と強調した。

まったく同感である。

「ボージョレ・ヌーボー」騒ぎはサントリーの敗残でオワタ

ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が今年も11月20日午前0時に解禁された。それから1か月たったが新聞でもテレビでもとんと噂を聞かない。例年なら秋の風物詩として大騒ぎしているのに、はてどうしたことか、と調べると「輸入量は最盛期から8割も減っている」(時事通信)そうで、いまや話題にもならなくなっているという惨状だという。

それ見たことか、というのがブログ子の感想だ。2,3年前にこのブログで、「つくられたボージョレ・ヌーボー騒動」と糾弾した覚えがある。フランスで1本300円ほどの「安酒」が日本で3000円以上でもてはやされるのはおかしかろう、という主旨だった。

そもそもボージョレ・ヌーボーとは何か、というところから説明しなければならない。「ボージョレ(Beaujolais)」とはブルゴーニュ地方南部のボジョレー地区を指す地名。 「ヌーボー(Nouveau)」はフランス語で「新しい」という意味で「ボージョレ地区の新酒」という意味。

熟成を目的としたワインではなく、その年のブドウの出来を楽しむための「季節限定ワイン」で 製法には「マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬法)」が用いられ、強制発酵させて果実味を強調した仕上がりになる。もともとは収穫を祝うために地元リヨンのビストロで楽しまれていたものが、やがてパリや世界に広がった。

広まったものの1951年に粗悪品が出回るようになって、政府が乗り出し、1985年から現在の「毎年 11月の第3木曜日 」に世界同時解禁と統一された。

なぜ日本でブームになったかというと、サントリーの巧妙な作戦があった。サントリー宣伝部は開高健、山口瞳以来の宣伝上手で知られるが、この解禁日に目を付けた。

日付変更線の関係で、日本はフランスよりも早く解禁日を迎える。そこで「世界で最初にボージョレを飲める国」として宣伝したのだ。この「一番乗り」感は日本人の限定好き・初物好きの文化に強く響き、ほかの酒造メーカーやホテル業界、いち早く運ぶために貨物便を飛ばす航空会社がこぞて参加して各地での深夜のカウントダウンイベントやパーティーが定番化した。

ブログ子はこのときホテル業界と酒造会社を担当していたので赤坂プリンスホテルでのヌーボーパーティーを知っているのだが、サントリーの鳥居信治郎社長と息子(のち社長)の信宏父子やプリンスホテルの堤義明社長が居並ぶ中で当時プリンスホテルの田崎信也ソムリエが身の丈以上に積み上げられたシャンパンタワーの最上部にボージョレー・ヌーボーを流し込み、みんなで乾杯したシーンを覚えている。

それが前述のようなブームの終焉である。とうとうワイン販売大手「メルシャン」は2025年、ボージョレ・ヌーボーの発売を見送った。需要の低迷に加え、「エネルギーコストや航空運賃の高騰、空輸による環境負荷への影響を鑑みた」(キリン担当者)と明かす。グループ会社による通信販売は継続する。

「メルシャン」は現在はキリンホールディングスの傘下にあるが当時は「三楽酒造」といって焼酎や合成日本酒をつくっていてその一部に「メルシャン」というワインも手掛けていたのだが、従兄が役員をしていたので、新宿十二社(じゅうにそう)あたりに売り込みに回っていたものである。

サントリーは「100年に一度の出来」「21世紀最高の出来栄え」といった大げさなキャッチコピーを繰り返し使った。これに乗った新聞テレビがニュースにして喧伝、それをまた大きな広告で話題化するという相乗作用で膨れ上がったのだが、やはり「作られたブーム」である。どこかで壊れる運命だったのだろう。

フランスでは収穫を祝うカジュアルな新酒として静かに楽しまれる程度で値段も安いままである。日本でもそのようにありたいものだ。

”Good job”!「新語・流行語大賞」授賞式に出席した高市首相

 今年の世相を反映した言葉を選ぶ現代用語の基礎知識選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」のトップテンが1日、発表された。年間大賞には、高市早苗首相が10月に自民党総裁に選ばれた直後に述べた「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が選ばれた。

高市首相は1日午後、東京都内であった発表・表彰式に「受賞者」として登壇し、「賛否両論いただきました」と振り返った。そのうえで「日本国の国家経営者としては、なんとしても、自分も働いて働いて働いて、国家国民の皆さまのために貢献したい、そんな思いがございました。決して多くの国民の皆さまに、働きすぎを奨励するような意図はございません。また、長時間労働を美徳とするような意図もございませんので、そこはどうか誤解のなきようにお願いします」と説明した。

ブログ子は多分これが大賞に選ばれると予想していたので、高市首相は時間をやりくりしてでも自ら出席した方がいいと思っていたので、「グッジョブ」(よくやった)と喝采を叫んだものだ。笑顔を絶やさずスピーチして写真撮影に応じた後SPに取り囲まれてすぐ退場したが、目的は十分達した。この「余裕」をしっかりと習近平の中共政府に見せつける必要があったのだ。

これが受賞すると予想したのはそんなに難しいことではない。現役記者時代主催者側に取材したこともあるので主催側の「願望」がよく分かっている。事実、時の首相のことばが選ばれるのは珍しいことではない。

 1984年の新語・流行語大賞の第1回では、時の中曽根康弘首相が「鈴虫発言」なる語で新語部門・銀賞に選ばれている。これは前年、ロッキード事件裁判での田中角栄元首相の有罪判決直後に行われた12月の総選挙において政治倫理の問題が大きく取り沙汰されるなか、中曽根首相が「『倫理、リンリ』とまるで鈴虫が鳴いているようだ」と揶揄した発言だ。

その後も1999年には小渕恵三首相が自身の電話魔ぶりを表した「ブッチホン」で、2001年には小泉純一郎首相が「米百俵」「聖域なき改革」「恐れず怯まず捉われず」「骨太の方針」「ワイドショー内閣」「改革の『痛み』」とじつに6語で受賞した。時の首相が年間大賞に選ばれ、いずれも喜んで出席している。

主催者側に時の首相にぜひ出席してもらいたいという願望があり、首相側にも受け狙いがあるから、今回のように容易に受賞が予測できたのだが、今回は中国政府の「嫌がらせ」の真っ最中である。 

歌手の浜崎あゆみは29日開催予定の上海公演を中止させられた。 浜崎は抵抗して「私達は昨日の中止要請の後、日本と中国のクルー総勢200名で協力し合い、無観客の状態で一曲目からアンコールまできっちり本番通り行ってから会場を後にしました」と報告。あのルーピー鳩山由紀夫をして「感激した」と言わしめたものだ。

人気アニメ「ワンピース」のエンディング曲で知られる歌手の大槻マキも28日上海で開かれたイベントでの公演中に突然電気を切られて歌唱中に音楽が停止し、真っ暗な中でパフォーマンスの中止を命令されている。

世界中が中共政府の無謀に腹を立てている中だからこそ、流行語大賞という一イベントながら、素知らぬ顔で余裕の対応を北京に向けて発信することが求められていたのである。

付け加えると、昨年あたりから「誰も知らない流行語大賞」といわれて存在価値が否定されていたものだが、ブログ子は反対に「社会の定点観測」として評価しているので、来年はもっと盛り上がることだろうと予想している。

「同性婚認めないのは合憲」…至極もっともな東京高裁判決

 いまの法制度が同性婚を認めないことは憲法違反だとして、性的マイノリティー8人が国を訴えた控訴審で28日、東京高裁(東亜由美裁判長)は「合憲」との判決をくだした。

 判決は「夫婦とその子」を「基本的な家族の姿」として想定した現状の法制度は合理的だとしたうえで、同性婚が認められていないことは、「法の下の平等」を定めた憲法14条に違反していないなどと判断した。

 同種の訴訟では、各地の5高裁の判決がいずれも「違憲」と判断していて、今度の6件目の東京高裁判決が初めて「合憲」判断となった。ブログ子はリベラル派が幅を利かせる最近の風潮が裁判にも及んできた現状を嘆かわしいと思っていたものの5高裁と同じだろうとあきらめていただけに、やっとまともな判断が出たかと言う思いだった。

トランスジェンダー男性で、パートナーとともに子育てをしているという原告の一人は「怒りに震えて涙が出ました。判決文を読んだら、家族は男女のカップルと、そこから生まれた子どもがほぼ100%だとあった。私たち家族のあり方が否定されたと思いました」

気持はわかるが、同性愛者を認めないと言っているのではない。憲法違反という彼らの主張に対して、現下の憲法は同性婚を想定していない、別途立法府の裁量が必要だと述べているにすぎない。

今回の判決は、現代では同性婚が「一つの家族の姿として社会的承認を受けている」と評価し、国民感情の点でも同性婚に関する法律がつくられることへの理解が広まっていることも指摘している。

法律を学ぶとき最初に出くわすのが「自然法」と「人定法」である。次にどちらが優先されるかと言う問題にぶち当たる。

ブログ子は「自然(理性・道徳・正義)に基づく普遍的法が“上位”にあり、人為的に作られた人定法はそれに反すると無効または不当である」という立場だが、現代的解釈では「歴史的にも現代法理論でも “一律にどちらが上位” と決めることはできない」というのが「正解」になっている。

現代の法体系では、「価値」では自然法が上位にあり、「効力」では人定法(制定法)が上位という解釈だ。日本はどうかと言うと、多くの憲法国家と同じく典型的な「折衷型」になっている。

憲法前文・13条・97条など人間の尊厳や基本的人権を“普遍”と述べ、自然法的価値を明確に承認していて、法律が有効かどうかは憲法→法律→命令→条例の階層で決まる実証主義だ。裁判所は原則として憲法と人権を最上位に置くが、自然法を直接の判断基準にするわけではない。

どこから見ても、今回の東京高裁の「合憲」判決は妥当かつ、もっとも至極である。

「時代おくれ」が好きな安美錦に惚れた

大相撲九州場所千秋楽でウクライナ出身の関脇安青錦=本名ダニーロ・ヤブグシシン、安治川部屋=が初優勝した。

先場所くらいからひそかに応援してきた。ロシアのプーチンによる悪逆非道の侵攻を受けているウクライナへの同情ということもあるが、日本の大相撲を席巻しているモンゴル力士の無作法がどうにも我慢できないでいたからだ。近くで言えば白鵬の”凶器のかち上げ”や豊昇龍の張り手や駄目押しにうんざりしていた。付け加えると照ノ富士と鶴竜を除く。モンゴル嫌いで言っているのではない。

彼らはモンゴル相撲という日本相撲と似たものをもつからある程度強いのはわかるが、そのような下地がないウクライナから戦火を逃れて来日して、数年、流暢な日本語を会得して、頭を下げて低い立ち合いから一気に前に出る昔ながらの日本相撲の基本を守っているその”古風”さがよい。

その安美錦が豊昇龍を成す術もなく送り投げで下した一瞬、日本中が喝采した。もちろんブログ子も快哉を叫んだのだが翌日の新聞のプロフィール欄に「好きな歌は河島英五の『時代おくれ』」とあるのにしびれた。

ワイドショーで、「好きな音楽が河島英五って、なかなかシブいですね。どこがいいんですか? 河島英五さんの」と聞かれて、「なんて言うんですかね。力士ってカラオケで歌を歌わないといけない時があるんですよ。それで、こんな顔で(バタくさい顔ということか)『時代おくれ』を歌ったら、いいなあと思って」と答えていたから、受けを狙ったのだろうがなかなかの曲者である。

何を隠そう、ブログ子もまたその『時代おくれ』が好きで、PCに貼り付けて時々聞いているのである。正確に言えばこの歌は河島英五でなく昭和歌謡曲を代表する阿久悠の作詞だが、河島英五がピアノで弾き語りするのが一番グッとくるので「河島…」で定着している。

われ先にしゃしゃり出るのがよしとされる時代に逆らって

http://www.h-h-a.org/ob/movie/jidaiokure.mp4(ここクリックで動画再生)

「妻には涙を見せないで 子供に愚痴をきかせずに 男の嘆きはほろ酔いで 酒場の隅に置いて行く 目立たぬように はしゃがぬように 似合わぬことは 無理をせず 人の心を見つめつづける 時代おくれの男になりたい」 

昭和生まれの男の生き方を代言してグッとくるのである。

「化石」と表現される古い世代だが、21歳の安美錦のおかげで、今の日本の繫栄をつくったのは昭和世代であることを再確認させてくれた。

朝日新聞と立憲民主党はいまや「国賊」レベル

高市早苗首相「台湾有事発言」をめぐる問題への中国のヒステリーはとどまるところをしらない。当たり前のことを従前の政府見解通りに答えたのすぎない高市発言を欺瞞と虚偽まみれの汚い言葉であげつらう”自称大国”は「
一瞬の躊躇もなく斬ってやるやるしかない」。次にはレアアースもパンダも繰り出してくるのだろう。

チャイナと言う国は3000年の昔から「夜郎自大」をもっぱらにしてきたから驚くことはないが、日本国内にこんな国に「内通」する勢力が跋扈しているのが問題だ。その最たるものが朝日新聞と立憲民主党だ。

朝日が7日の衆院予算委員会での首相の答弁を受けて同日午後4時前に配信した初報の見出しは「高市首相、台湾有事『存立危機事態になりうる』 認定なら武力行使も」とある。これだと、日本側が先制攻撃を示唆するかのようにもとられかねない。事実、中国の薛剣駐大阪総領事はこれに反応してゲスな投稿(写真左)をした。

案の定、習近平の顔色を窺った常識外れの愚かな一文は国際的な外交スキャンダルとなったのだが、どうしたことか朝日新聞は問題の箇所をこっそり「武力攻撃の発生時」と書き換えていた(写真右)。朝日新聞社広報部は産経新聞の取材に対し、7日時点で見出しを更新したといい、「批判を受けて修正したものではない」とコメントした。

「7日時点で見出しを更新した」、というが、画面見ての通り薛剣駐大阪総領事の発信時刻は8日午後11時過ぎである。朝日の説明と矛盾しているのだ。

次は立憲民主党である。7日の衆院予算委員会で、岡田克也議員が高市早苗総理に対し、「どういう場合に中国による台湾の海上封鎖が存立危機事態になるのか」という質問に対し、高市総理は当初、「いかなる事態が存立危機事態に該当するかというのは、実際にその発生した事態の個別具体的な状況に即して、全ての情報を総合して判断しなければならないと考えております」と従来の政府見解をなぞった答弁をしていた。

だが、重ねて岡田議員が、台湾とフィリピンの間のバシー海峡を中国が封鎖したら存立危機事態に該当するのかと聞いたのに対し、高市総理は、民間の船舶を海峡に並べるのではなく軍艦で封鎖し、それを解くために来援した米軍に武力行使が行われた場合は、存立危機事態に該当するかどうか情報を総合的に判断しなければならない旨答弁した。

ここで、岡田議員が矛を収めておけば今のような事態は発生しなかっただろう。しかし、それでもなお岡田議員は納得せず、台湾有事、日本有事という意味のよく分からない言葉を軽々しく使うことは極めて問題だとし、高市総理の答弁を求めた。

これに対し、高市総理が、有事というのはいろいろなケースが考えられるが最悪ケースを想定しておくことが重要だとした上で、その最悪ケースとして「戦艦を使って、そして武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースである私は考える。実際に発生した事態の個別具体的な状況に応じて、政府が全ての情報を総合して判断するということだ」と答弁した。

「戦艦」は「軍艦」の言い間違いだろうが、それまでの答弁の流れを見れば、ここで言っている「武力の行使」というのが、来援した米軍に対する武力の行使であることは明らかで、この答弁は存立危機事態の解釈として、従来の政府の見解の枠内で至極当然のことを言っているにすぎない。

立憲民主党内では問題発言を引き出したと勝ち誇った声があるようだが、何をほざくか。有事という時日本がどう判断しどう行動するかと言うのは秘中の秘である。敵に手の内を見せて喜ぶのはスパイくらいだろうから、この党は遅ればせながらやっと検討が始まった「スパイ防止法」で真っ先に対象にすべき危険な輩と言うことを如実に示している。

武力攻撃事態対処法でいう「存立危機事態」は2つの要件で構成されている。

一つは、わが国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生すること。二つは、それにより、わが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があることである。

一つ目については、条文の書き方も比較的明確であるため、その要件に該当するかどうかを判断することはそれほど困難ではない。だが二つ目については、条文の書き方が抽象的になっているため、その判断基準が明確ではなく、最終的には政府の裁量によることになる。

例えば、台湾有事を考えた場合、台湾近海に来援した米軍の艦船を人民解放軍が攻撃すれば、一つ目の要件が満たされたと判断することはそれほど困難ではない。

問題は、米軍の艦船に対する攻撃がどの程度に達したら、それによりわが国の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があることになるのか-ということである。(23日産経 弁護士・高井康行「疾風勁草」 から)

二つ目の要件が抽象的に過ぎ、政府の裁量の範囲が広すぎるのではないか、したがって、その規定には憲法違反のおそれがあるのではないか-ということは以前から言われていた。立憲民主党内でも同党の枝野幸男議員が、武力攻撃事態対処法には違憲の部分はないとの見解を示している。微妙にしておくことしかない部分をことさら暴き出して「敵に塩を送る」行為は立派な「国賊」である。

中国のゲスな戦狼外交が一目瞭然のこの写真 ‼

右写真は、台湾有事が「存立危機事態」になり得ると答弁した高市早苗首相の国会答弁などに関して、外務省の金井正彰アジア大洋州局長が18日、中国・北京で臨んだ中国外務省の劉勁松アジア局長との協議を巡り、会合を終えて並んで出てきたときの様子を伝える中国メディアのものである。

劉局長は胸をやや反らせ、ポケットに両手を入れたまま、金井局長に何かを言い放っており、逆に金井局長は渋い表情で頭を下げている様にもとらえられる。まさに傲岸不遜そのままだ。

会談は双方自国の立場をぶつけ合っただけの実りなきものだった。金井局長が頭を下げているようにみえるが動画を見るとそばの通訳のことばを聞き取ろうと左に頭を傾げた一瞬であることがわかる。土台、普段は中国外務省
は退出時の写真撮影をメディアに許可していない。このショットを撮らせるために恣意的にカメラを入れたのである。
それまで普通に歩いていた劉局長がこの場で突然ポケットに両手を入れたところを見るとワザとだったとみるのが正しい。

木原稔官房長官は19日の記者会見で、この日中局長級協議に関し、中国側の公開の仕方に「日本側としかるべく調整されない形でプレスアレンジ(報道対応)が行われた」と問題があった述べたが後の祭りである。

松原仁衆院議員(無所属)は19日、Xで「不遜な態度に共産中国の野蛮を再認識した。隣国である日本国民を軽んじ人権を蔑ろにする北京政府の権威主義に嫌悪感すら覚える」と不快感を示した。

中国内モンゴル自治区出身の静岡大の楊海英教授も「中国人民は、このような映像を見て悦に入り、『うちは大国だ』とご満足だろうが、世界的には嫌われるだけ。それが分からない中国は世界の異質な存在」とXで指摘した。

日経新聞米州総局の大越匡洋総局長は、Xで劉氏の態度について「計算し尽された無礼。中国でもあり得ない格好でカメラ前に登場」と分析、中国側の意図的な演出の可能性を指摘した。

中央大学法科大学院教授の野村修也弁護士は、Xで中国の外交姿勢について「恫喝じみた言動を繰り返すのがやり方。ポケットに手を入れて虚勢を張る姿もその延長線上だ」とコメントした。

中国お得意の「戦狼外交」だが、かつての中国の外交官は鄧小平が提唱した外交戦略「韜光養晦」(姿勢を低く保ち、強くなるまで待つ)と実に控え目な姿勢で知られた。

攻撃的なスタイルが目立つようになったのは「中華民族の偉大な復興」を唱える習近平が国家主席に就任した後のことだ。「口汚い」と揶揄されかねない過激な物言いを厭わず、直接的な反論を重ねている。

戦狼外交官の代表格は2020年2月に外務省報道官に就任した趙立堅で記者会見で欧米の政治家やマスコミを罵倒して、中国・武漢と指摘された新型コロナウイルスの起源について「米軍が感染症を武漢に持ち込んだかもしれない」と投稿、オーストラリア軍兵士がアフガンニスタンの子供にナイフを突き付けたとする出所不明のCG画像を投稿し物議をかもした。

華春瑩もよく知られた戦狼外交官だ。19年10月、当時のペンス米副大統領が中国の宗教抑圧、人権侵害を批判したことに「人のことをうんぬんする以前に、まずは鏡で自分の顔をきちんと見たらどうか」と痛烈な皮肉を浴びせた。

この二人現在は名前も聞かない。辺境に飛ばされたり、閑職に追いやられたりしているが、理由は判然としないものの、「戦狼外交」は世界的に評判が悪いだけのものになっているのだが中国内では強力な出世ツールになっている。

迷惑なのは自由世界と違って中国は官民業界マスコミまで一丸となって「狂う」ことだ。今回も中国外務省が日本への渡航を控えるよう国民に注意喚起する通知を出したのを号砲に、教育省が日本留学を慎重に検討するよう注意喚起し、文化観光省も日本への旅行を避けるよう促した。高市首相の発言と関連付け「日本で中国人の安全に関するリスクが高まった」などとデタラメ情報を流している。

早くも中国の一部旅行会社が冬休みシーズンの訪日団体旅行の募集中止を決めた。中国国有航空大手3社は15日、外務省の通知を受けて日本発着の航空券について条件付きでキャンセルや変更を無料で受け付けると発表した。旅行客を減らして経済的な圧力を与えるのは中国側の常套手段の一つだ。

中国は次々と外交的に先手を打ってくるが、ことの発端は薛剣(せつけん)駐大阪総領事が高市首相に対し「汚い首は斬ってやるしかない」などと書き込んだ馬鹿な行為である。さっさと「ペルソナ・ノン・グラータ」を発動して日本から放り出すことだ。

中国の薛剣駐大阪総領事よ「その汚い首は斬ってやるしかない」 はこっちのセリフだ

「外交とは…祖国のために嘘を言う愛国的行為」(ビアス 「悪魔の辞典」)。これを如実に実行しているのが中国で「戦狼外交」とうそぶいている。今ではメッキがはげて今年、エマニュエル駐日米大使が言ったように「中国の習近平政権が強硬な対外批判や威圧を繰り返す戦狼外交によって周辺国との軋轢を深め、国際社会で孤立していった」と指摘したとおりである。

しかし下劣な伝統をいまだに忠実に守っているろくでもない外交官がいる。中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事である。

8日、朝日新聞デジタル速報席がX(旧ツイッター)に投稿した記事「高市首相、台湾有事『存立危機事態になりうる』 認定なら武力行使も」を引用し、自身のXアカウントに「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」と書き込んだ。

高市早苗首相は7日の衆院予算委員会で、台湾を巡る問題について「平和的解決を期待する従来の立場だ」と述べ、「いかなる事態が(集団的自衛権の行使が可能となる)存立危機事態に該当するかは、個別具体的な状況に即して総合的に判断しなければならない」と語った。

その上で「(中国が)海上封鎖を戦艦で行い、例えば海上封鎖を解くために米軍が来援、それを防ぐために何らかの武力行使が行われる事態も想定される」と指摘。「あらゆる最低・最悪の事態を想定しておくことは非常に重要だ。戦艦を使って武力行使を伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になり得るケースだと考える」と述べた。

薛剣領事の書き込みはこれを受けたもので、9日もXを更新し、「『台湾有事は日本有事』は日本の一部の頭の悪い政治屋が選ぼうとする死の道だ」と投稿。「敗戦国として果たすべき承服義務を反故にし、国連憲章の旧敵国条項を完全忘却した余りにも無謀過ぎる試みだ」と主張した。

その上で「くれぐれも最低限の理性と遵法精神を取り戻して、敗戦のような民族的潰滅を喰らうことが二度とないようにしてほしい」と述べた。

いやはや外交官としての偏差値を疑うばかりのとんでもない暴言で、中国外交の低レベルを如実に示している。中国から日本に亡命して日本国籍を取得、維新議員となった石平氏は、「このような暴言を吐く外交官は、まさしく野蛮国家のヤクザ外交官。文明国家の日本は、そんな国と『戦略的互恵関係を構築する』云々とは、最初から無理な話であろう!」と指摘。佐藤正久も「【卑劣な確信犯、今回だけでなく過去の言動も常軌を逸している。完全にペルソナ・ノン・グラータ(好ましからぬ人物)で国外退去にすべき】毅然とした対応すべき。また繰り返す」などと批判しているがその通りだ。

薛総領事が問題行動を起こしたのは今回が初めてではない。2024年10月25日、衆議院議員選挙の期間中には、自身のXアカウントで「全国どこからでも、比例代表の投票用紙には『れいわ』とお書きください」と投稿し、特定の政党(れいわ新選組)への投票を呼びかけた。

「外交官が赴任先の国の国内政治、特に選挙に介入してはならないという国際的な原則に明白に違反する行為で、日本政府は中国政府に対し、外交ルートを通じて“極めて不適切”として抗議し、投稿の削除を要請。これにより投稿は削除されたものの本人は平気の平左。

 過去にもSNSで過激な主張を繰り返しており、21年には台湾問題に関連して、「台湾独立=戦争。はっきり言っておく! 中国には妥協の余地ゼロ!!! 」と投稿。これに対し、松原仁衆院議員が「言語道断である。このような恫喝は、断じて許されるものではない」などと質問主意書で批判した経緯がある。

 25年6月には、Xでナチス・ドイツとイスラエルを同一視する投稿を行い、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使から強い批判を受けている。いわば札付きの確信犯である。

今回は特段と悪質で、文脈からして高市首相への殺害予告とも読み取れるもので許しがたい。木原稔官房長官は10日午前の記者会見で、「中国の在外公館の長の言論として極めて不適切と言わざるを得ない。中国側に強く抗議するとともに投稿の速やかな削除を求め中国側に強く抗議した」と明らかにしたが、なんと生ぬるいことか。

この総領事は即刻、ウィーン条約に基づき国外追放処置をとって中国に送り返すべきだ。

パーフェクトな日米首脳会談で高市内閣に長期政権の期待

最初にブログ子の近況から。東京の猛暑を逃れて八ケ岳の山墅にこもるのでブログを休載する旨書いたのは、7月10日だった。下山する10月にはどうにもならない石破茂は消えて高市内閣が誕生していることだろうと予測したものだった。
 

10月15日に下山したのだが、しぶとく首相の座に居座っていた石破茂首相がようやっとあきらめて下野して総裁選挙が始まるという時期だった。公明党が自公連立を蹴って飛び出したのは予想外だったが、ブログ子は再三「公明党切るべし」と書いてきたので、これは望外の吉兆だった。 ”下駄の雪”も出て行き21日に誕生した高市早苗政権について書こうとした20日あさ、突然倒れて救急搬送され、そのまま駒沢の東京医療センターに入院する仕儀となった。胃潰瘍による出血による貧血とのこと。5日ほどで退院したのだが、場所が以前すい臓がんで手術した吻合部だったので、今度はがん研有明病院での検査、なにかと奔走することが多くて書く暇もなかった。

順を追って書くことにするが、公明党が自民党に「三行半」を叩きつけて出て行ったとメディアは書いているが、これは違う。創価学会内の序列と言うものを知らないからだが、公明党が独自で自民党を袖にするなどという大胆なことはできない組織なのだ。

池田大作生前の頃だが、廊下に直立不動で並んでいる幹部の最前列は創価学会幹部で、その学会幹部の何人も後に公明党幹部が遠慮がちに並んでいるという図式だ。公明党の幹部の立ち位置は学会内ではずっと下なのである。現在の斉藤 鉄夫代表は次の選挙があれば落ちる可能性が大で、党の方から自民党との縁切りを言い出す余裕などない。

現在の創価学会は原田稔会長、秋谷栄之助前会長、顧問弁護士の八尋頼雄副会長ら執行部の“四人組”が牛耳っているが、今回の連立離脱劇は秋谷前会長あたりの指示ではないか。彼は中国とのパイプが太く、その中国は憲法改正の動きを創価学会を通じてコントロースしてきた経緯があるからだ。

それはともかく、選挙のたびに連立条件として「全世帯に5万円」「2万円」と国の財布に手を突っ込んではバラまいてきた「巨魁」が出て行ったことは高市内閣にとって実にラッキーなことだった。

さっそく自民党と日本維新の会の「連立政権合意文書」では「子供や住民税非課税世帯の大人には一人4万円、その他の人たちには一人2万円を給付するという政策は行わない」と明確に書かれている。連立を離脱した公明党はいつもの甘い汁を早々に失った。

公明党離脱が予想外でその後の高市政権の高評価への「基」だったのでついつい長く書いてしまったが、ここから本題の「パーフェクトだった日米首脳会談」について書くことにする。メディアでさんざ書かれているので、ここではブログ子が感心した2枚の写真で振り返る。

最初は10月28日、高市早苗首相がドナルド・トランプ米大統領と共に米原子力空母「ジョージ・ワシントン」を訪問し、トランプ米大統領の演説に「飛び入り参加」し、自身も兵士たちにメッセージを発信したときの一枚だ。

午前の迎賓館でのトランプ大統領との会談ではスカートスタイルだったが、一転して午後の空母訪問ではパンツスタイルだった。ファッションに疎いブログ子なので、ほかのメディアの記事を借用するが、

「まるで映画『トップガン』のヒロイン、チャーリーを彷彿とさせる!」との声がX(旧Twitter)上で拡散した。映画『トップガン』はアメリカの海軍基地を舞台にした大ヒット映画で、登場するチャーリー(ケリー・マクギリス)は、海軍のエリートパイロットを指導する優秀な女性専門家。職場では女性らしさを過度に強調せず、知性とプロフェッショナリズムを印象づける服装で登場し、「自立した女性」のアイコンとして長年愛されてきた。高市首相は従来の女性リーダーが選びがちなスカートやドレスではなく、機能的で力強さを感じさせるパンツスタイルを選んだことで「実践的で決断力を示す。強いリーダーシップを印象づけた」と肯定的な評価をしている。

服装についてはこのくらいにして、ハイライトに移る。

トランプ大統領が「素晴らしい総理大臣で、私は非常に尊敬している。日本で初めての女性の総理大臣だ。この女性は勝者だ!」と呼び掛けると高市首相は、こぶしを突き上げながら、笑顔で兵士たちにスピーチ。同じ場所で演説した安倍晋三元首相に言及。「ここに再び日米の最高指揮官が並び立ったこの機会に、私はその(安倍氏の)決意を引き継ぎ、インド太平洋を自由で開かれたものにし、地域の平和と繁栄の礎とする決意を新たにした。平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動でこそ守られる」とアピールした。

高市首相は、空母艦上に集まった米軍兵士にこぶしを突き上げ、踊るように壇上を歩んで何度も「サムアップ」しながら、笑顔で兵士たちにアピールすると、兵士たちはやんやの拍手でこたえた。

安倍晋三元首相含めてこれまでの総理大臣で誰一人としてこんなに「受けた」人はいない、計算ずくの行動か、持ち前のキャラかどうかわからないが、見事な対応だった。

もう一枚は「万バズ」した高市首相とトランプ氏の腕組み写真である。1つの投稿で「いいね」が1万を超えると「万バズ」という。このシーンは日米首脳会談が行われた10月28日夜、米ホワイトハウスが提供した高市早苗首相とドナルド・トランプ米大統領の2ショット写真だ。迎賓館での行事を終えて高市首相がトランプ氏を見送るために階段を降りて来るところなのだが、2人は腕を組んで歩いており、まるで恋人同士のようにも見える。

わざわざモノクロ写真で発表しているところをみると、ホワイトハウスは「映画の一シーン」のように見える演出をねらったと見える。日本では例によって「ベタベタし過ぎ。もっと毅然と」というコメントや「見るに堪えない」という声が新聞紙上に氾濫したが、声の主を見ると、共産党、社民党、立憲民主党…小沢一郎、蓮舫…いつもの「下司」な連中で、大半は「かっこいい」「日米関係がうまくいきそうでよかった」という肯定的なコメントが圧倒的だったのを見ても大成功だったのは明白だ。

今回の首脳会談で、トランプ大統領が「われわれにできることがあれば、何でも力になる」と予想外の一言を残したのことだけでもすばらしい

日米首脳会談だけでなく、このあと10月30日の日韓首脳会談では反日でならした李在明大統領をして「心配がなかったわけではないが、長く話してみて全く同じ考えを持つ、非常に優れた立派な政治家だと感じた。一政治家の時と国家のかじ取りを担う立場では考えや行動が異なるべきだ。私も野党代表だった時と大統領になってからでは判断が違う」と共感を示した。自身が大統領に就任した際には日本が心配したのではないかと話し、笑顔を浮かべた、という。両首脳は互いの国を行き来する「シャトル外交」の継続で一致次回は高市氏の出身地である奈良県での会談を提案したところ、高市氏が快諾したとも明らかにした。

さらに翌10月31日にはAPEC首脳会議に出席するため同じく韓国を訪問中の習近平中国国家主席との首脳会談を実現させている。タカ派首相を警戒して首脳会談の日時は「仮」押さえ状態の曖昧さにして様子見していたようだが、他国との一連の首脳会談をみて合わざるを得なと判断したのだろう直前の会談発表だったが、習主席から高市総理大臣就任に対する祝意が表明され、「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を構築するという日中関係の大きな方向性を確認する、ことで合意している。

この席で高市首相は、日本産牛肉の輸入再開と10都県産の農水産物など残された輸入規制撤廃の早期実現、尖閣周辺海域を含む東シナ海での中国によるエスカレーションや海洋調査活動、我が国周辺の中国軍の活動の活発化につき、深刻な懸念、中国によるレアアース関連の輸出管理措置に強い懸念、中国での邦人襲撃事件や邦人拘束への遺憾と拘束中の邦人の早期釈放を要求、また、南シナ海、香港、新疆ウイグル自治区等の状況に対する深刻な懸念を伝えた。

言うべきことを言う、というかねてからの発言を実現させている。11月1日の産経に掲載された「うろたえる左派政党とオールドメディアと緊縮派」という元内閣参事官・嘉悦大教授の高橋洋一氏の一文が面白い。


報道各社の世論調査では高市早苗内閣の支持率はいずれも高く、若者や女性の支持を得ているのも特徴だ。これまで「『石破茂首相辞めるな』という声が大きい」と報じてきた左派メディアの方向性と大きく異なっている。左派政党のほか、国民民主党や参政党に流れている保守層も取り戻す勢いを見せている。

高市内閣の支持率は、産経新聞・FNN(10月25、26日実施)が75・4%、日経新聞(24~26日実施)が74%、読売新聞(21、22日実施)が71%、朝日新聞(25、26日実施)が68%、毎日新聞(同)が65%、共同通信(21、22日実施)が64・4%だった。

(ブログ子加筆)11月2日JNN(TBSテレビ)の世論調査では支持率が82.0%。

歴代でもトップクラスであり、岸田文雄・石破内閣の「ほぼ倍」という高水準だ。

同時に調査された自民党支持率については、産経FNNが28・1%、日経が36%、読売が32%、朝日が30%、毎日が26%、共同が31・4%だった。

自民党の支持率が高くなっている半面、国民民主党や参政党が低下している。日本維新の会は高くなっている調査が多い。こうした結果をみると、高市政権は自民党支持者から流出した保守層の回復に一定の役割を果たしているだろう。また、「公明党の離脱」「維新との連立」にも高評価が多い。

株式市場も盛り上がっていて、とうとう10月27日、日経平均株価が初めて5万円を突破した。深刻な米中貿易摩擦が回避されるという報道も株価を押し上げたが、何より24日の高市首相の所信表明演説が素晴らしかった。

強調されたのは経済政策だった。「強い経済を構築するため、責任ある積極財政の考え方の下、戦略的に財政出動を行います」などと、「責任ある積極財政」が前面に出ている。

もちろん裏付けとなる組閣人事は、すでに本コラムで紹介したように素晴らしい。片山さつき財務相と城内実経済財政担当相の「ツートラック」で、責任ある積極財政を進めるだろう。

株式市場全体では、日銀の利上げ観測が遠のいたことも、株価の押し上げになっている。特に上げているのが核融合や防衛、宇宙などの「高市銘柄」である。その取引は「高市トレード」といわれている。ようやく市場に理解のある本格政権が出てきた。

高市首相の外交デビューについて「120点」という官邸幹部もいた。これは自己評価であるが、外から見ても素晴らしかった。

日・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で、高市首相は「自由で開かれたインド太平洋」を掲げて存在感を見せた。また、訪日したトランプ氏の心をつかんだのも間違いない。トランプ氏は高市首相が安倍晋三元首相の後継者であることを認識している。高市首相とトランプ氏の間では、「サナエ」と「ドナルド」とファーストネームで呼び合うようだ。前任の石破首相が名前を呼んでもらえなかったのと大違いだ。

高市外交は、安倍外交の継承だ。「自由で開かれたインド太平洋」という言葉を高市首相が使っていることで分かる。

この言葉は安倍氏が世界に広げたものだ。ところが、岸田政権になると、「自由で開かれた国際秩序」に置き換えられた。外務省の説明は「自由で開かれた国際秩序」の方が上位概念で「自由で開かれたインド太平洋」はローカル概念というものだ。確かにその通りだが、「自由で開かれたインド太平洋」には、中国包囲網との意味合いがあるのに対し、「自由で開かれた国際秩序」は抽象的だ。

それゆえに、中国は「自由で開かれたインド太平洋」の復活に神経をとがらせている。一方、この言葉で、高市政権の対中姿勢が明確になった。それはトランプ氏にとって心強いだろう。それが日米関係の「黄金時代」なのだ。

まるで安倍政権が戻ってきたかのようだ。しかも「高い支持率」と「高い株価」だ。これほど、左派政党や緊縮財政派、左派オールドメディア、そこに出演している人々が嫌がるものはない。

こうした人たちは思想的に「保守系の高市氏を嫌う」という面も強い。皇位継承では「男系男子を維持」し、選択的夫婦別姓やLGBT関連施策は遠のく。共生社会より「外国人規制強化の側面」が強くなるだろう。「国家情報局の創設」の後には、「スパイ防止法」が出てくるとみられる。これらは、左派の基盤に関わることなので、彼らは猛烈に反発する。

緊縮財政派のオールドメディアやコメンテーターは、積極財政の高市政権ができると、大幅減税を掲げた英トラス政権下で、株安と金利高に見舞われた「トラスショック」が再来しかねないと主張していた。だが、実際には株高で金利変わらずだ。まったくでたらめを言う人たちだ。(以下略)

やれやれ、石破首相の仏頂面ともお別れだ。ブログ晩秋まで休みます。

しばらくブログを休んでいましたが、この項を最後に晩秋まで休載します。
休んでいた理由は東京の猛暑です。逃げるように八ケ岳の山墅で過ごしていましたが、突如スマホが壊れました。

山では一人暮らしなので、家族に毎日「生存情報を」送ることを求められています。またメールや最小限のニュースはPCからスマホを通してネットに繋げるテザリングという方法で得ているのですが、この二つが遮断されると皆に迷惑をかけるので10日ほど前に下山しました。

下山した途端に新聞社時代の同僚の訃報がもたらされ周知方に奔走することになりました。新しいスマホが届くのも10日ほどかかるといわれ、この間孫娘のパリ留学、もう一人のカナダ留学、自分の誕生日パーティーで食事会…とあいつぎ結構忙しくブログどころではなくなりました。

さて参議院選挙です。以前書いたように躍進が見込まれた国民民主と日本保守党は自滅行為で落ちぶれてしまい、自民、公明、維新、共産、立憲は下降の一途、上昇が見込まれるのは参政とれいわだけというのが大方の観測です。自公は過半数割れ確実、50どころか47を割る惨敗が「必至」。

これまで3たびの敗戦で一度も責任を取らずに居座り続けている石破首相ですが、今回は辞めざるを得ないでしょう。ブログ子の長い政界取材の中で最低の男は「三本指」(妾になれば30万円)の宇野宗佑首相でしたが、たちまちのうちに「ルーピー」の鳩山由紀夫がとって代わり、それに次ぐのが石破茂首相です。

自分の公約らしいことは一つとして実現できず、あっちに阿り、こっちに忖度。3か月の短命予測が8か月余になっただけでも十分でしょう。何よりダメなのは日本の立ち位置といった確固としたものを世界に何一つ示せていないことです。一番気持ち悪いのは、あのクソ丁寧な「・・・でございます」式の話し方。ブログ子の経験では他人に阿るタイプの人間が多用する言葉遣いです。結局「首相になりたいだけの男」だったのでしょう。

一番いただけないのは、トランプが押し付けてきた25%という新関税への対処。確かに理不尽ではあるが、いったいこれにどう対応してきたのか。赤澤亮正経済再生担当は毎週末アメリカに飛び、さも交渉を「やってる風」を喧伝していたが、一度も会談の約束などない「押しかけ訪米」だったという。道理で毎度隣に立つベッセント財務長官がそっぽ向いているのが気になっていたが、何一つ進展などなかったのだ。情けない「石破首相一番の側近」である。

石破茂首相は9日、千葉県船橋市で街頭演説し、トランプ米政権との関税交渉について「国益をかけた戦いだ。なめられてたまるか。たとえ同盟国であっても正々堂々言わなければならない。守るべきものは守る」と強調した。これとて、何をいまさらである。安倍晋三なら25%などという、日本が不況に突入することが分かっている数字をトランプは出してこなかったろうが、石破ではなめ切っているのが素人でもわかる。

どうせ、折れてもほんの少々だろうから、この際安保で毅然とした要求を出すことぐらいしたらどうだ。例えば戦後80年たっても日本中に米軍管制空域が存在することへの全面廃止だ。横田空域をまず返せと言ったらどうだ。米軍への思いやり予算で駐留経費は日本持ちだ。そのうえ防衛費をGDP比5%にせよというのなら、占領政策の残滓そのものである米軍空域をまず自衛隊に返還することを要求するべきだろう。

さて、参院選敗退のその後である。新政権は自公の負け方次第にもよるが、予測する人が多い高市早苗となるにはかなりのハードルがあります。現在のリベラルに傾き過ぎた自民党は叩き直す必要があり、彼女にそれができるかどうか。「保守の右」とみられる参政党の取り込みとか国民民主との政策協定とかカードがいくつもあるので秋口の政界を見るまでは正確な予測はできませんが、「今よりはマシ」になるのではないかと思っています。

そんなこんなで下山する10月の政界はどんな風景になっているか、今から楽しみです。

そして、投票したい政党は無くなった

政界一寸先は闇、と言ったのは自らも自民党でオモテよりウラで蠢いた川島正次郎である。夏の参院選を前に新聞記事ではまたもこの言葉が氾濫しそうである。

春先の政界の見立てと言えば――参院選では石破自民党大敗で政権交代もありうる、との評判がもっぱらだった。国民民主が先の衆院選同様に議席を倍以上いや5倍にも増やしてあわよくば連立政権もという見立てだった。確かに昨年10月の衆院選で得た617万2434の比例票からすると国民民主党は次期参院選で6議席から8議席を得ると推測された。調子に乗った玉木代表は比例票の獲得目標を1000万票と掲げた。だと一気に10議席も確保できることになる。

それがあっという間に凋落した。主因は比例代表候補の「4人衆」と「政策能力以前の問題」が指摘される3人の議員だ。5月14日に国民民主党が発表した名前には、山尾志桜里(戸籍名:菅野志桜里)、足立康史、須藤元気、薬師寺道代という公認候補。「タマ不足」はわかるが、よりによって問題児ばかりである。

中でも山尾志桜里へのバッシングは強烈で、とうとう10日、国会内で本人が記者会見を開いたのだが、これがまた火に油。一番反発のある衆院議員時代の不倫疑惑に関して釈明したものの、不倫については「事実はない」と全否定に終始した。ガソリン代の不正支出問題については、当時の秘書が不正を行ったのであって、「(自身は)一切関わっていない」と逃げ。JR無料パスの不適切利用に関しては「私的な用事を済ませたのは事実だ。申し訳ない」と陳謝したものの、会見全体は無理押しの一手で、いったい何のための記者会見だったかわからない出来だった。

さすがに庇いようが亡くなったか、国民民主は翌日に「公認取り消し」を発表、それに今度は山尾志桜里が嚙みついて即離党というお粗末な展開だった。

逆に息を吹き返したのが石破茂首相。政権発足7か月の「青木率」は、3割台(46.9%=内閣28.0%、自民18.9%)という惨状だ。「青木率」は、参院自民党で絶大な影響力を誇った青木幹雄元議員会長が、「内閣と自民党の支持率を足した数字が5割を切ると、政権は早晩行き詰まる」というものだ。

もはやこれまで、という崖っぷちがひっくり返ったのはご存知「小泉進次郎米」だ。前任の江藤拓農相が自民党農林族のボスと農水省の言うがままに米価高騰の主犯であるJR農協に競争入札で備蓄米の94%を高値で落札させてお茶を濁していたが、「ウチは米買ったことない」失言で首を切られた。代わって登場した小泉進次郎農相が随意契約で農協を外して次々と備蓄米を放出、米価下落のきっかけをつくる「大成果」をあげた。

小泉効果で息を吹き返した自民党では「衆参ダブル選挙」で乗り切ろうという勇ましい言説まで飛び出している。だがブログ子の見るところ「絵に描いた餅」にすぎない。

その一つ目の愚策は、連立を組む自民党と「下駄の雪」公明党が決めた、1人あたり数万円の現金給付を行うという案だ。公明党はいつも選挙前になると国の財布に手を突っ込んでくるが、創価学会のおばちゃんは喜ぶだろうが大方の国民は「またか」と反感が募るばかりである。

2つ目は石破首相が9日所信表明でぶち上げた「令和22(2040)年に平均所得を5割以上増やし、名目の国内総生産(GDP)は1千兆円を目指すことを自民党の夏の参院選の最重点公約とする」と大見えをきったその愚策である。

「国民の納得と共感を得られる政治を実践する」とは、石破茂首相の昨年10月の所信表明演説だが、納得と共感を得るにはピントがずれすぎてはいないか。首相が9日、令和22(2040)年に平均所得を5割以上増やし、名目の国内総生産(GDP)は1千兆円を目指すことを自民党の夏の参院選の最重点公約として明記するよう党執行部に指示したという。

仮に平均所得を5割以上増やせたとしても、物価上昇率がそれ以上に高ければ元も子もない。いきなりGDP1千兆円と打ち上げられても、それが国民生活にどんな意味を持つのかにわかには理解し難い。来年のことを言えば鬼が笑うというが、15年も先のホラ話に付き合う国民がいると思うのか。

情けないことに野党も総崩れである。立憲民主党も党勢振るわず、解散風にも野田佳彦代表はの二の足を踏んで、小沢一郎ごときに馬鹿にされている。維新もろくでもない斎藤元彦兵庫県知事に入れ込んで以来総崩れだ.。特に前原誠司共同代表は「死に神」の本領を発揮して党勢下落に励んでいる。彼は国民民主党が予算案に賛成したことを批判して離党したのだが、維新に草鞋を脱いだ途端に率先して自民党の予算案に賛成し、結果的には崖っぷちの石破政権を救った。前原はこれまで数々の党を壊して「死に神」とも呼ばれるが、今回も国民民主党との協調の障害になった。

共産党も党勢衰えてどのくらい議席を減らすかわからないという心細さだ。日本保守党に至っては自民党右派を取り込んでイケイケどんどんの勢いを見せたのは最初だけ。2024年4月の東京15区補欠選挙で公認として出馬し、善戦し約2万4000票を獲得した飯山陽を比例代表名簿から外したことで百田百樹代表との確執が表面化、党勢は一気に下降した。

頼みもしない消去法で、どの党も自ら消えて行った。ブログ子は猛暑の夏の間、八ケ岳の山の中で過ごすのだが、柵(しがらみ)もいろいろあって不在者投票がてら下山するのだが、今回は秋まで山中で過ごすことになりそうだ。永田町の三文芝居など見なくたってどうってことない。

またも反日大統領に逆戻り、こんな国とは「断交」のすすめ

韓国で「共に民主党」の李在明(日本読み り・ざいめい))が大統領に当選した。予想通りで驚きはないが、またこんなポピュリストと付き合わねばならないかと思うとうんざりだ。

タイトルに掲げた「断交」とは大胆な、と思われたかもしれない。しかし、ブログ子は何十年も前から個人的にこの国とは「断交」しているのだ。

ブログ子は東京生まれだが、父は陸軍士官学校教授だったので戦後、公職追放にあい、やむなく大阪の繊維会社に転職した。大阪南郊に家を買ったが隣が朝鮮部落だった。小中高とここで育ったがこの間、泣き女を先頭ににぎにぎしく行進する葬式や普通の醤油を煮たてた塩水で3,4倍に薄めて露天商や商店に売る彼らの商売を見てきた。我が家はいわれもなく目の敵にされ、夜中玄関の硝子戸を蹴破られるなど嫌がらせが続き、すでに新聞社勤めをしていた東京から黒山警察署長に電話して保護を頼んだりした。

どういう訳かブログ子の同僚記者や部下の記者の多くがソウル支局長や朝鮮ウオッチャーになって今も活躍中の者が多い。そんなこんなでこの間、記者として38度線訪問、済州島観光、ソウル・釜山など韓国視察に5回ほど誘われたがみな断ってきた。一度も入国したことはないが韓国情報にはたくさん触れる機会があった。

そのうえでの総合判断として「李在明は遠からず必ず反日カードを切る」だろう、と断言する。

李在明は20日、自身のユーチューブ番組で「個人的に日本に対する愛情はとても深い。私は本当に日本と仲良くしたいのだ。日本に敵対的だろうという先入観があるが、誤解だ」と主張してみせた。さっそく日本のメディアでは「いざ、実務となれば日本に融和的にならざるを得ない」と解説しているところもあるが、こんなもの大統領選を前にした虚言である。

「日本が汚染水テロを起こした」とハンストのパフォーマンスを演じるは、「日本は敵性国家である」と断言した人物の本性はそんなものではない。

産経の阿比留 瑠比記者が「共に民主党」が5月28日に発表した公約集から彼の本音を拾っている。慰安婦問題のオンパレードだという。
(以下記事引用)
例えば尹氏の違法な非常戒厳宣布事件を受けた「内乱克服と民主主義の回復」の項では、いきなり「歴史の立て直し教育」の強化が出てくる。そしてこう強調するのである。

「歴史関連の国際広報事業を優先的に支援する。強制動員・日本軍慰安婦関連資料の構築を拡大する」

慰安婦の国際PRがどうして内乱克服や民主主義の回復につながるのか、にわかには理解し難い。

わざわざ設けた「日本軍慰安婦被害者の尊厳を守り、歴史認識の向上に努める」の項では、①被害者に対する人権侵害と名誉毀損行為の禁止を明示し、処罰根拠を準備する②被害者をたたえる造形物や象徴物の公共造形物への指定・管理を拡大する③朴槿恵政権が設立した「和解・癒やし財団」がやり残した清算手続きを推進し、日本からの拠出金の残余問題を早急に解決する-などと慰安婦問題を蒸し返す気満々である。

さらには④国家レベルの慰安婦記念物を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録する⑤「女性人権と平和財団(仮称)」設置を推進し、慰安婦問題解決のための資料調査と研究、戦時女性人権問題のための国際的連帯などを行う総合的推進体系を整備する-と国際社会を巻き込む方針が示されている。

一方で、「韓日関係の未来志向的発展を図る」「韓米同盟、韓米日協力の維持・発展のために韓日間協議・協力を緊密化する」ともうたうが、そのために「過去の歴史問題など敏感な懸案の解決努力を持続する」とも明示し、歴史認識問題を巡って無理筋な要求をしてくることは想像に難くない。

李氏がかつて「日本の核汚染水放出は第二の太平洋戦争と記録されるだろう」と批判した東京電力福島第1原発の処理水海洋放出についての言及もある。

処理水は韓国側の調査でも放出に科学的根拠に基づく危険性はないことは明確になっているにもかかわらず、公約集には「福島汚染水放流の影響モニタリングを強化する」とある

自分たちがかつて流布した無責任なデマに固執し、相変わらず「汚染水」という言葉を使用している。もううんざりである。慰安婦問題に関する誤った知識と思い込みや偏見を絶対正義として掲げ、高飛車に接してくる相手とどうして未来志向的発展へ向けて協力できようか。

(引用終わり)

あきれる話はまだある。李在明は5つもの件で起訴されているのだがユーチューブでこう述べたのだ。「大法院から、公選法違反事件は上告棄却で無罪が確定するだろうという話を伝え聞いていたのに、当の大法院の全員合議体は、自分が伝え聞いたのとは違って5月1日に有罪の趣旨で判決を言い渡した。私は政権不問検察にやられた。文在寅(ムン・ジェイン)政権時代も4件起訴された。でたらめなことで起訴された」。

すかさず対立候補の保守系の旧与党「国民の力」金文洙候補は、フェイスブックに「大法院に内通者がいるという白状か、大法院も大庄洞のように李在明の設計通りに進み、大法院は李在明のアクセサリーに転落することになる」と批判した。

その通りで、韓国では「三権分立」は名ばかりで、司法は時の大統領の意のままにいじられるのが常である。李在明大統領の今後の動きは容易に予想できる。まず盾ついた司法への報復に邁進するであろう。すると国内からの批判が強まる。そこでいつもの手口の「半日」カードの出番である。

ブログ子の見るところ年内に行き詰まるだろうから、その時また慰安婦や徴用工や世界遺産…と例によって反日のカードを切るであろうことは容易に予想できるのだ。

情けないのは日本政府である。岸田政権下では尹錫悦(日本読み:いん・しゃくえつ)大統領が少し日本にすり寄った時、日韓スワップまで7つほどあった対韓カードのすべてを切ってしまっている。愚かな外交だった。

ブログ子が吠えても何の足しにもならないことは承知で言うが、いまだに韓国軍は己がしでかした日本のイージス艦にレーザー照射した一件を謝りもせず、すっとぼけている。

向こうにはっきり言ってやれ。「日韓は未来志向で行こう、と言うセリフは聞き飽きた。まずレーザー照射を謝罪して。その後、面の皮を洗い直して出直してこい!」と。

小泉農水相で米価は一時下がるだけ

小泉進次郎農林水産相は就任早速、備蓄米について、「スピード感を持って早く届けられるところには届ける。6月初旬にも5キロあたり2000円台で店頭に並ぶように取り組む」考えを示した。

これを受けて、共同通信社が24、25両日に実施した全国緊急電話世論調査で、小泉農水相の就任でコメ価格は「下がると思う」が59・8%、「下がらないと思う」は35・1%。いかに世間の期待感が高いか如実に示している。おかげで気息奄々だった石破内閣の支持率は前週の調査から4・3ポイント増え31・7%になった。(不支持率は52・6%とあいかわらず高いものの)。

おかげで参院選の争点だった消費税減税など吹き飛んで米価が参院選のトップに躍り出た。米価で成果が出れば薄氷の石破内閣の延命と次期首相候補筆頭に小泉進次郎が踊り出るという予想外の展開が見込めることになる。

そこでその成否の程を占うと――

小泉「米担当大臣」(自称)は就任早々なかなか勘所を抑えた方針を打ち出してきた。就任翌日には、楽天グループの三木谷浩史会長兼社長を訪ね、随意契約に参加してネット販売できないかを打診、その翌日には北海道に飛んで
道内食品スーパー大手「アークス」(札幌市)の横山清会長に会って随意契約参加を呼び掛けている。両社とも快諾している。

このブログでも再三書いているが「米価の三悪人」は農水省とJA農協、自民党農水族である。中でも群を抜いて悪いのは農協だ。これまで3回の備蓄米放出の94%を落札、それも1年後同価格での買い戻し条件で手中にたのに市場に流したのはわずか10%ほど。備蓄米の倉庫が国から農協に移っただけで市場には出回らない。これでは米価など下がるわけがないのだが、農水省は「卸業者のところで滞留している」ととぼけ、オツムが弱い農水族出の江藤農水相は役人に言われるまま「下がるまで備蓄米放出を続ける」と言い続けてきた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで書いたところで、26日、小泉進次郎農林水産相は政府備蓄米放出の新方式を発表した。
省内で集中して米価の対策を担当する専門チームを発足させたうえ、競争入札を取りやめ、随意契約で国が大手スーパーなどの小売業者を任意に選んで直接売り渡す。放出量は30万トンで、政府が提示した玄米ベースで60キロあたり約1万円で買い受け、8月末までに販売することを条件とする。6月初旬にも店頭に5キロ当たり2000円で並ぶことを見込んでいる。

放出する備蓄米は令和4年産が20万トンで売り渡し価格は玄米ベースで60キロ1万1010円と3年産は10万トンで60キロ1万0080円としている。随意契約に参加する小売業者は年間1万トンの取り扱い実績のある大手で、販売データの提供を求める。想定する5キロ2000円の店頭価格は、これまでの取引実績から試算したもので、小売業者には義務付けも、要請もしない。備蓄米だけで商品化した場合を想定した価格で、小売業者は在庫にある銘柄米とブレンドして販売することもできるが、その場合は、値下げ効果は薄まることになる。

これまでは全国農業協同組合連合会(JA全農)などに売り渡していたが、流通の拡大が遅れており、対象を消費者に近い事業者に切り替える。地方に輸送する際の費用を国が負担し、インターネット販売も検討する。売り渡しを受けたコメと同量を買い戻す条件も課さない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この「売り渡しを受けたコメと同量を買い戻す条件を課さない」と言うくだりが、実は米価が下がらない大きな要因でもあった。

この馬鹿らしい条件は米価を下げたくない点で一致する農水省とJA農協による「悪の合作」で、1年後に同量を同価格で買い戻すというものである。

米価の上昇によって、農家は25年産の主食用米の作付けを増加させることが予想される。しかし、7月まで売り渡す予定の備蓄米61万トンと同量を市場から買い上げ隔離すれば、1年後も米価は下がらない。そもそも、放出して買い戻すのであれば、市場への供給量は増えない。備蓄米の放出には、米価を下げないという農水省の意図が隠されているのだ。

卸売業者がスーパーや小売店に販売するコメは主としてJA農協から仕入れている。その時の価格が「相対価格」と言われるもので、現在60キログラム当たり2万6000円まで高騰している。ここに手を入れない限りコメの価格は下がらない仕組みがあるのだ。

小泉「米担当大臣」の5キロ2000円は実現するであろう。しかしそれは一時のことにすぎない可能性が大なのである。バッタ屋の「大安売り」と同じで、期間中は下がってもあとは元の高値に戻る公算が大きい。それを防ぐにはJA農協の権限を叩き潰すしかない。

キヤノングローバル戦略研究所の山下一仁研究主幹は「政府備蓄米の売り先はJA農協だ。JA農協が卸売業者に販売する相対価格を決めている。この相対価格が下がらない限り、小売価格は下がらない」という。

相対価格が下がらなければ、小売価格も下がらない。相対価格を操作できるのはJA農協である。その市場シェアは減少したとはいえ5割を占める。この独占事業体は、在庫量を調整(増や)して市場への流通量をコントロールする(減少させる)ことで、相対価格を高く維持できる。JA農協を潰さなければ米価は安くならないと書いたが、実は農協はすでに破綻している。JA秋田の不祥事に見るように全国の農協の6割は赤字だ。

農協は肥料を農家に安く売り、一手に集荷することで儲けてきた。農家の預金をほぼすべてを農林中金に集めることで潤ってきた。しかし放漫経営で例えば肥料などはホームセンターの方が安いのが通常である。ブログ子が夏場を過ごしている八ケ岳では農家が小型トラックで乗り付けてトラック一杯の肥料を積んで帰るのをしばしば目にする。なぜこんなことになるかと言えば、農協が取るマージンが25%とめちゃ高いからだ。農林中金も預かった預金を怪しげなところに投資して大やけどし倒産寸前のところもある(秋田)くらいだ。

卑近な例をもう一つ。ブログ子がいる八ケ岳にJA野辺山がある。高原野菜の本場だ。ここに農機具売り場と野菜売り場があってよく買いに行った。立ち寄ったらしい八千草薫のサインが掲げられていた。ところがここにロープを買いにいたらめちゃ太いのと中くらいのと小のたった3種のみ。ネジくぎは数種類、買おうとした熊手は指が一本掛けていた。高原野菜の本場と言うのにレタスとキャベツは古びてしなびていた。はたしてみな20キロほど先のカインズに行くようになって、2,3年前に農協の野菜売り場も農機具売り場も姿を消した。

農協はもはや物の役に立つものではなくなっている。害悪だけ流す存在に落ちぶれている。農水省はこんなものに助けの手を出す必要はない。自民党の農水族は票と金を失うから数十人が農協に追随しているが、こんな議員は国のためにならない。さっさと消すことだ。それが世の為、人の為、農家の為である。

現に農協の集票力は弱まっていて政治力をしぼんでいる。農水省は自民農林族の後押しを受けづらくなり、財務当局に予算を要求する力が弱まっている。同省の力が弱まれば、官僚の天下り先も選択肢が少なくなるという負の連鎖が起きている。

減反と言う国力を削ぐ馬鹿なことをやめさせ、農協と言う「悪」を潰し、農水族と言う愚かな集団を抹殺する機会でもある。そこまで踏み込まない限り「小泉米大臣」の改革は大したものにはならないのだ。

横浜中華街「聘珍樓」破産に思う

帝国データバンク横浜支店は21日、中華料理店の運営会社「聘珍樓」(へいちんろう、横浜市港北区)が裁判所の破産手続き開始決定を受けたと発表した。負債総額は令和6年3月期末時点で関係会社と合わせ32億3800万円。

聘珍樓は、中華街の入り口にデンと店を構え中華街を代表する店だった。1990年代、「炎の料理人」として人気を集めた周富徳さん=写真右=が総料理長を務めたことでも知られた。

倒産の原因にコロナ禍や最近の若い人の味の好みの変化などが挙げられているようだが、ブログ子が断言するところでは身の丈を忘れた、やたら高い料金が見放されたのである。

ブログ子は30年以上前になるが新聞社の横浜総局長をしていた時期があり、聘珍楼には10数回行ったことがある。自分の家族連れは1割ほどであとは横浜、神奈川の行政の長とか企業のトップで自腹出なかったから料金のほどはわからなかったが、家族連れの時にレシートを見て高い、と実感した。その時から「この店は味より値段が勝っている」と思っていた。

代わって通い詰めたのは、件の周富徳と周富輝兄弟がやっていた馬車道の『生香園』だった。横浜総局から歩いて4,5分のところにあり、何を食べても実に美味しかった。二人がテレビで売り出す前のことで、兄の方は時々だが、弟の周富輝=写真右=は毎日店に顔を出していて、自然と口をきくようになった。気が乗ると店には出していない裏メニューで即席で作ってくれることもあった。名前は思い出せないが今でももう一度注文したいものだと思うほどだ。

チャーハンでその店のレベルがわかる、とか日本の「酢豚」は中国の「豚の角煮」で全く違うなど教わった。

二人してテレビに出ずっぱりになって会うことはなくなったが、次に消息を聞いたのは、2001年に法人税を脱税(約4,700万円)して、懲役1年執行猶予3年、罰金1,000万円の有罪判決を受けたときだった。『生香園』に通っていた時は多くの店はレジスターだったが、ここだけはいつまでたっても手書きの領収書にゴム印だったから、当時から「抜いてるな」とは思っていたが、食い物屋の中国人に良心を求めるのは、八百屋で魚を求めるようなものだから、別段の思いはなかった。

しかし、これを報じた日本テレビ系のレポーターに直撃取材を受けた際に派手に蹴りを入れた映像が何度も放送された。これらの影響によりメディアへの出演が激減し、自身が営んでいた中華料理店の経営も悪化した。そのうち兄の周富徳が死んだ。

『生香園』は弟が経営していて、反省したか静かに地元に食い込んでやっていると聞いたが、昨年5月『生香園』の従業員が偽装を告発してまた世間を騒がせた。

「偽装の代表的なメニューは『ふかのひれ、かにの玉子入りスープ』。中盆4830円と高額で人気メニューですが、実際には蟹の卵は使用していません。このほか『うづら挽肉の炒め、レタス添え』(中盆2750円)も実際にはうずらは使用せず、豚の挽肉に甜面醤、豆板醤、ニンニク、ショウガを混ぜて炒めています」というもの。

やれやれ、八百屋で魚を求めるようなものではある。でも、この店がうまいのは事実なので、困ったものだと、悩んでいる。

中国は下劣な自国民を教育せよ

中国上海市の第1中級人民法院(地裁)は13日、国家の安全に危害を加えた罪で起訴されていた50歳代の日本人男性に対し、懲役12年の判決を言い渡した。具体的内容は一切公開せず、ただ男性が「スパイ行為を行った」と認定された。

これだけでなくここ数年で10指にあまる日本人が突然連行されている。今回のように「スパイ罪」で裁かれるのもあれば、黙って拉致されこっそり釈放されて、たぶん言い含められているのだろうが何を聞かれてもだんまりを決め込む「被害者」もいる。

暗黒の中世さながらに中国は裏街道を突っ走っている。その上、戦狼外交と称して開き直るのだからあきれる。今回も中国外務省の林剣副報道局長は14日の記者会見で、日本側が在留邦人に対し「中国の法律を順守し、犯罪活動に関わらないよう指導すべきだ」と述べた。

ふざけた話だが、過去には同じような噴飯物の「お説教」話があった。数年前のことだが、北京で行われた王毅外相と秋葉剛男外務事務次官の会談に際し、産経新聞だけ会談冒頭取材を拒否された。これを受けて、北京駐在の新聞・通信社で構成する日本人記者会は、特定のメディアが取材拒否をされることは看過できないと、会談冒頭取材をボイコット、日本政府も抗議した。

その時出てきた中国外交部の華春瑩報道官はこれを非難した上で、「日本政府は自国メディアを教育し制限しないといけない」と平然と言ってのけたものである。

この論法で現下のチャイナ人民どもの行いを見てみたらどうなるか。

埼玉県三郷市の市道で小学生の列に車が衝突し、男児4人が重軽傷を負った事件。埼玉県警が自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで中国籍の鄧洪鵬容疑者(42)=写真右=と同じく中国籍の会社員、王洪利容疑者を逮捕したが、二人は、事件前に飲酒していたことがバレるのを恐れて逃走したようだが、「こどもが大丈夫、と言ったので現場を離れた」と言い逃れしている。

鄧洪鵬容疑者の運転免許証は、今問題になっている「外国免許の切替え」で手に入れたものだ。ホテルを住所に3か月滞在すればほとんど手中できるという手軽さである。

以前このブログでも書いたことだが、高額医療制度の中国人による悪用が目に余る。私が目にしたのはがん治療で日本のトップを走るがん研有明病院だったが、「外免切り替え」と同じで、3か月滞在で手に入る住民票を見せれば、何百万円だろうとも支給される日本の高額医療制度を利用して中国の医療を信用していない連中がタダ同然で日本の最高医療を受けに来日しているのだ。

昨日のテレビニュースでは千葉の私立高校が経営難で中国人を受け入れるようになったら今年の新入生の3割が中国人だったという。いま高校無償化が進んでいるが、中国を脱走した高校生を日本の税金で教育して、あわよくば日本で就職、ダメなら中国に戻って高給取りになる…思惑だ。

中国政府と習近平にそちらからの厚顔な言葉を投げ返す。「支那人よ、支那人民を再教育せよ!!」

ナベツネ亡き読売が唱えだした女系天皇容認論の奇々怪々

読売新聞社が15日朝刊で掲載した「皇統の安定 現実策を」と題する4項目の提言が、読売らしからぬとんでもないものだと話題が沸騰している。といっても、朝日以下の「左翼」紙では一行も触れられておらず産経と一部政党の幹部の間で沸騰している段階なので、わからない人もあろう。

読売の提言と言うのは要約すると①皇統の存続を最優先にする②象徴天皇制は維持すべき③女性宮家の創設を求める④その夫・子も皇族に加える――というものだ。①と②は従来通りの路線だが問題は③と④である。皇室の歴史に前例のない女系天皇誕生に道を開く女性宮家創設を訴えるもので、従来の読売路線とは明らかに違っていた。

長島昭久首相補佐官は「何とも面妖な紙面でした。朝日新聞かと思わず二度見してしまいました。共産党と立憲民主党以外の8会派が合意している『男系継承原則の堅持、女性皇族の民間人配偶者および子は皇籍を認めない』との基本的な考え方を否定するような提言を大々的に打ち出す意図は奈辺にあるのでしょうか」と衝撃のほどを述べれば、国民民主党の玉木雄一郎代表もXで「このタイミングで出してきた背景が気になる」といぶかう。

旧皇族の竹田家出身で明治天皇の玄孫(やしゃご)にあたる作家、竹田恒泰氏が産経新聞の緊急インタビューに応じ、読売の「将来的な女系天皇の可能性も排除することなく、議論の着地点を模索してほしい」との主張に「国家の礎を危うくしかねない」と断言する。

氏は読売の提言は、皇室のご公務の担い手不足につながる「皇族数が減少している」という問題と、皇位継承者の資格者がいなくなるという「皇族の中で男系男子が少なくなっている」という問題はそれぞれ独立している。この別の話をいっしょくたにしているところが問題だ。

ご公務の担い手をどう確保するかという問題について、読売新聞は女性宮家まで創設して、その夫や子も皇族にすべきという。だが、女性皇族がご結婚され、民間人となった後も、ほぼすべてのご公務を継続することができる。例えば、英国とゆかりの深い女性皇族がご結婚されたとしても、英国王室を招いた宮中晩さん会においでいただいてもいいし、公的団体の名誉総裁を務められることも可能だ。読売新聞の記事では、民間人になったらご公務ができないような前提に立っているが、その前提は事実と異なっている。

宮中祭祀(さいし)については、竹原興社会部長名で「女性皇族の離脱を食い止めなければ、国民の幸せを祈る祭祀や海外訪問を通じた国際親善などを担う方もいなくなってしまう」と書かれている。しかし、宮中祭祀は天皇陛下お一人で完結するものだ。竹原氏の認識は根本的に間違っている。

政府の有識者会議が令和3年の報告書で示した、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する▽旧宮家の男系男子が養子縁組で皇室にする復帰する-という案について、記事は養子縁組を「これまで一般人として生活してきた人が皇族になることへの国民の理解が得られるかどうかなど、不安視する声も少なくない。慎重に検討する必要がある」と指摘する。ところが、提言では女性皇族の「夫・子も皇族に」といっており、明らかに矛盾している。

さらに上皇后陛下、皇后陛下をはじめとする民間出身の女性皇族にも失礼だ。民間人として生まれ、皇族となって立派に役割を果たしてこられた。民間から嫁がれた女性皇族に対する冒涜でしかない。

もし、女性皇族の結婚相手が「国民的に好感度の高い男性」だとしたら、その間に生まれた男の子を「皇位継承者にすべきではないか」という意見が出てくるだろう。例えば、大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手やフィギュアスケート男子の羽生結弦さんのようなスーパースターだ。

つまり皇族の中に皇位継承を担える男子と、担えない男子が混在することになり、20~30年後に「男性皇族の男子には皇位継承権はあるのに、女性皇族が結婚して生まれた男の子に皇位継承権がないというのは差別だ」という話になりかねない。女性皇族の結婚相手が好感度の高い男性だったら世論の8~9割が賛成して、なし崩し的に皇統の断絶につながる「女系天皇」が生まれる可能性がある。皇統を守るというのであれば、将来爆発するような「時限爆弾」を今から設置するというようなことはやめてほしい。

「皇統の存続を最優先に」としながら、女系天皇を容認するような読売新聞社の提言は、皇統の存続につながらない。

天皇の男系の血筋のことを「皇統」と呼び、それを受け継がない天皇が成立すれば皇統とは言わない。読売新聞の提言は「歴史的に天皇になれない人にまで天皇の範囲を広げてもいいのではないか」と言おうとしているように見える。

読売新聞社の提言通り、女性宮家を創設して子供が生まれ、その子供が天皇に即位したらどうなるか。ある人は「私は天皇として認めます」と言うだろうし、別の人は「男系の血筋を引かないものは天皇ではなく私は認めない」という人も出てくるだろう。

日本国憲法は「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」と定めている。一部の人が認める、一部の人は認めないという天皇がどうやって「日本国民統合の象徴」としての役割を果たせるのか。

読売新聞社の提言は「血統はどうでもいい。それでも国民に寄り添える人がいればいいのだ。これまで天皇になれない人も天皇にしてしまえ」という乱暴さを感じる。国家の礎を危うくする提言であり、とても承服できるものではない。現状認識もずさんで、同じ日本人として恥ずかしさを感じる。

有識者会議の提言で示された「養子案」をしっかり実行すれば、皇族や宮家の数だけでなく、皇統を担える男系男子も確保することができる。危険性のある女性宮家の創設などではなく、養子案を進めることが皇統を守るために選択する道だ。

◇ ◇ ◇

竹田恒泰氏の意見に集約されているから、この問題はひとまず措く。読売新聞についてはいささか内部事情に通じているので、以下にブログ子の見方を書く。

マスコミでは「読売」「産経」が”右”で「朝日」「毎日」が”左”で通っている。しかし実際はそうでもなくて読売、産経の中にも左翼人種はいる。ブログ子が在社した産経で言えば、以前オウム評論家でならした江川紹子は父親が整理部長をしていた産経に入社しようとしたが、入れずに神奈川新聞に入った。父親は確認は取れていないが共産党員で反産経労働運動を繰り返していた人物だったからだ。

読売でも同じだが、こちらは、左右とは別の「ナベツネ」という強力な壁が存在した。渡辺恒雄氏は2024年12月19日、98歳で死去、今年2月25日盛大なお別れ会が帝国ホテルで開かれたばかりだ。生涯「主筆」の座を渡さず毎日自社の論説をチェックしていたほど矍鑠としていたものだ。元共産党員だけに反共思想は堅固で他の批判を許さぬものがあった。だが、強力な読売の「箍」(たが)が外れて、内在していた不満分子がうごめきだしたのではないか、というのが私の見立てである。

昔話になるがブログ子は大学を卒業して新聞社を受験した。旅行で遅れて9月に入って応募できた読売と産経に願書を出して2社とも合格した。どちらにしようかとなった時なんの情報も持ち合わせていないので母が知り合いの関西文壇を仕切っていた作家に相談したところ、「読売は派閥がひどい、親分コケたら一巻の終わりだ。産経にはそれがない」と言われて産経に決めた。

余談だが、このとき読売大阪社会部長だった黒田清から母に電話があり「ほかの社も受かっているかもしれないがぜひ読売に来るように」と電話があったそうだが、本人は札幌の下宿に戻ったあとだった。

テレビで時折、大谷昭宏というコメンテーターを見かける。この人は読売大阪社会部で黒田軍団にいた人で警察や釜ヶ崎担当などそっくりブログ子と同じ軌跡をたどった人なのだが、黒田が当時、取締役論説委員長で主筆である渡邉恒雄との社内政治対立から大阪読売を退社した際、行動を共にした人で、もし読売に入っていたら同じようにナベツネと対抗して干されてテレビコメンテーターでもしていたかもしれないとの思いで拝見している。

読売の派閥と言うのはナベツネ傘下の政治部以外はみな排除された。排除されたか自分で退社したかの死屍累々は数知れず。例えば産経の外信部など部長もデスクもパリ支局長もみな読売退社組だった時があるほどだ。

そんなことから今回の女系天皇論をめぐる読売の奇想天外の提言をみて、ナベツネ亡きあと、いろんな派閥が一斉に蠕動し始めたのではないか、と見た次第。

日本で最初の赤ちゃん取り違え事件を報じた記者として

東京都立墨田産院(閉院)で昭和33年4月に生まれた際、他の新生児と取り違えられた都内在住の江蔵(えぐら)智さん(67)=写真右=が都を相手取り、生みの親の調査義務があることの確認などを求めた訴訟で、東京地裁(平井直也裁判長)は21日、「出自を知る権利は憲法13条が保証する法的利益である」と判断して都に調査を命じる判決を言い渡した。

ブログ子は数十年前になるが日本で初めて赤ちゃん取り違え事件が発生した時第一報を発信した新聞記者である。この件は後述するが、以来多くの取り違え事件を取材してきたので原告の江蔵さんが訴訟を起こした時からカバーしてきたので、この判決が画期的な意味を持つと断言できる。同時に東京都は4年前に訴訟を起こされて以来頑なに情報開示を拒み続けたことが解せない。遅れた4年間で実の親は鬼籍に入ったかもしれないし、関係者への手づるも失われたかもしれないのだ。

一方で、江蔵さんは民事のほか損害賠償を求める訴訟も起こしていたがこの件では、既に平成18年の東京高裁判決で、都が産院の記録を調べたり、必要な調整をしたりしていたとして「調査義務の懈怠(けたい)があったとまではいえない」などとして退けている。こちらも見直す必要がある。

ほとんど報道されてこなかったので振り返る。

江蔵さんは幼少期から親族に、両親に似ていないといわれ続けた。平成9年に母親が入院したことがきっかけで、母親の血液型がB型と判明。父親はO型で、江蔵さんはA型と通常はありえない組み合わせだった。

16年にDNA型鑑定を行うと、親子関係は完全に否定された。考えられるのは、産院での取り違えだった。江蔵さんは住民基本台帳を使うなどして、誕生日の近い男性を探し歩いたが、取り違えの相手に出会うことはできなかった。いちるの望みをかけて令和3年、都には実の親を調査する義務があることを確認する訴訟の提起に踏み切った。

「生みの親に会えたら何と伝えたいか」。会見で問われた江蔵さんは時折言いよどみながら、こう絞り出した。「僕の口から何が出るか、お会いしてみないと何ともいえないです」

◇ ◇ ◇

今では、赤ちゃん取り違え事件というと沖縄で起きたケースを指すことが多い。1995年出版された 「ねじれた絆」-赤ちゃん取り違え事件の十七年(奥野修司著、文芸春秋社)という作品があるからだ。

しかし、我が国最初の「赤ちゃん取り違え事件」そのものは、これより以前に三重県で起きている。それも立て続けに2件も。 2件とも私がいた新聞社の四日市通信部の管内で起きた。

事件は昭和42年(1967)7月29日、四日市にある塩浜病院で、ついで8月6日少し山側に入った員弁郡の員弁厚生病院で起きた。現在、どこの病院でも生まれたばかりの赤ちゃんの足にタグがついているが、 それはこの事件の反省からで、それまでは、そんなことは起こるはずがないという前提で、産院では似たような赤ちゃんが並んで寝ていたものだ。

私は8月1日付で大阪社会部への異動の内示を受けていた。だから塩浜病院のケースでは送別会で飲み歩いて通信部に戻った夜10時ごろ、ある筋から知らされた。この地域に来る版の締め切りは9時半ですでに間に合わないがあわてて本紙用に叩き込んだ。翌日この地のブロック紙「中日新聞」がほぼ特ダネとして掲載していた。わが社の紙面には載っていないから「特オチ」(特ダネの反対)だ。

員弁厚生病院のケースは後任の記者が「特オチ」した。塩浜病院のケースは生後何か月だったからまだしも、員弁厚生病院のケースは2,3歳になっていたから、交換するときは双方の親にとって深刻な場面が生じたという。この報道がきっかけとなり、全国で再調査が行われて、この年だけで全国で4件の赤ちゃん取り違え事件が起きている。その後も続発していて、はっきりとした統計はないが、北海道から九州まで60数件はあるといわれている。

地方記者時代に体験した2件と各地で発生した取り違え事件については自分のホームページでも書いているので参考にしてほしい。ホームページ「八ケ岳の東から」→「ブン屋のたわ言」→「赤ちゃん取り違え事件」にあります。

巷間「氏より育ち」とか「実の親探しなどせず、知らないで過ごした方がいい」などという無責任な声もあるが、判決にあるように、「出自を知る権利は憲法が保障する法的利益である」という一点を理解することが枢要だ。

「木偶の坊」=農協、「愚鈍」=農水省、「唐変木」=農水相が織りなす米価高騰

コメ価格の上昇が止まらない。総務省が18日発表した3月の全国消費者物価指数(2020年=100)で、コメ類が前年同月に比べて92・1%上昇し、比較可能な1971年以降で最大の上昇率となった。

 農林水産省は3月に備蓄米の入札を2回実施して計21万トンを順次放出して一部が店頭に並び始めているが、店頭価格は上昇が続いている。農水省は今月3回目の入札を行い、10万トンを追加放出するほか、7月頃まで毎月放出する方針だが、これで価格が下がるかというと眉唾ものである。

このような米価高騰を招いた原因はどこにあるか。ブログ子の見るところ、農水省、自民党農林族、農協、農水相による三位一体、どころか四者による共同正犯である。

もちろん一番は農水省である。昨年の夏以降、農水省は新米(24年産米)が供給されるようになると米価は下がると言ってきた。しかし、逆に米価は高騰した。これは23年産米が猛暑等によって供給が40万トンほど減少し、この分を本来24年10月から消費するはずの24年産米から先食いしたからである。

年間の供給が40万トン不足していれば、価格が上がるに決まっている。残念ながら、農水省はこの基本的な経済学を理解してなかった。

そのうえ今や意味を成していない「減反」にこだわりつづけてきた。米作りを続ける方に助成金を出すならまだしも、耕作地を放り出す、いわば生産放棄の農家に巨額の金をばらまいてきた。減反政策は1970年(昭和45年)に開始され、主食用米の過剰生産を抑制するため、農家が水田での米作りをやめ、代わりに麦や大豆、飼料用米などへの転作を行うことで、政府から補助金や交付金が支払われる仕組みだが、これまで支払った助成金の総額は、約8兆円に上る。

農水省は価格高騰の原因を「転売ヤー」や「流通の目詰まり」といった末節になすりつけ、自らの政策失敗から国民の目を逸らそうとしている。原因はそんなことでないのは、多くの農政学者も指摘している。

次は農協である。初回の入札は15万トンだったが、農協(JA)が94%を落札した。 この入札方式は「最も高い価格を提示した業者から順に落札する仕組み」である。米価を高どまりさせたい思惑がある農協が備蓄米のほとんどを買い占めたわけだ。

法律で買い戻し権利があることはわかっているが、まずもって競売から農協を外せば米価は下がっていたであろう。実に無策であった。

実際、卸業者などに渡ったのは放出分の1%ほどにすぎないという。これでは市場に出回らないのは当たり前で、農協が買い取った分をスタッグ(保留)しているのではないかとみられても仕方ない。もちろん、2024年は猛暑や台風などにより、米の収穫量が減少したことや、農業資材の価格上昇、投機的な買い占めがあったことなど、ほかの要素もあったのだろうが、米価を「高止まり」させたいという農水省と農協の思惑が一致してのことに違いない。

これまでもJA農協はコメの値段を操作してきた。豊作で米価が下がりそうなのに、在庫操作によって、逆に上がったときもあった。2011年まで公正なコメ取引のセンター(「全国米穀取引・価格形成センター」)が存在した。しかし、卸売業者と直接交渉(相対取引という)して値決めした方が有利だと判断したJA農協は、このセンターへの出荷を拒否して潰した。

戦前まで大阪堂島にコメ先物市場があった。先物取引は、農家にとって経営を安定させるリスクヘッジの機能を果たす。戦後その役目を担った食糧管理法が1995年に廃止されて以降、先物取引の申請が商品取引所から度々行われたが、コメ価格の操作が困難となると判断したJA農協の反対により潰されてきた。

価格安定に役立つもろもろの仕組みをJA農協は独占的地位を利用してことごとく葬ってきたツケが現在の米価高騰に現れているのだ。

農水省と農協の無策、暗愚、怠慢が米価高騰の要因だが、これに拍車をかけているのが自民党農林族である。米価高騰の原因がどこにあるか知っているのに、農水省と農協に追従するばかりで、問題解決に乗り出したという話を聞かない。

江藤拓農林水産相もお粗末である。備蓄米放出で「これで自然に価格は安定する」と大見えを切ったが、結果は上述の通り。まだある。衆院予算委員会分科会で食糧法に従って早く放出をすべきだったとする野党議員が質問したのに対し、「食糧法にはそんなこと書いてありません。書いてありません。」と自信満々に答弁した。江藤氏の後ろにいた官僚が慌てて声を掛けて指摘してやっと「大変失礼しました。書いてありました」と訂正するドジ。要するに不勉強な大臣なのだ。

政府、農水省はしばしば「日本のコメ関税は極めて高く、外国産米の流入を鉄壁に防いでいる」と説明してきた。「100円の外国産米は関税で877円になる」と説明がなされ、「778%」という数字が独り歩きしてきた。この欺瞞を2013年11月15日の日経新聞が指摘されると、あっさりと「280%」に修正して知らんぷりだ。

都合よい数字を作り出しては国民にウソの説明を繰り返して「日本の米食文化を守る」「食料自給率の向上」と空虚な説明をしてきた農水省と無能な経営で自分のところの組織も破綻してきた農協の罪は大きい。

現在、ごはん1膳(約57円)は6枚切り食パン1枚(約32円)や4枚切り食パン1枚(約48円)より明らかに割高である。かつて安価な国民食であったはずの米が、パンやパスタより高価になる。これが、自民党と農水省による長年の失政がもたらした惨状である。

どうすればよいかは、上記で一目瞭然だ。まず農水省の解体的出直し、無能な農協にも引導を渡す。農水大臣も自民党の農林族もいらない。幸いいまだに米作りへの農家の熱意は衰えていないから、減反などと言う馬鹿はやめて、田んぼの集約と労力の機械化に助成金を出し、米の生産量を海外に輸出できるまで高める。これに尽きる。

台湾にまで落書きに行く野郎など許してはならない

 台湾メディアによると、4月6日、日本人の男2人が台北市内のビルの最上階に侵入し、外壁やエアコンなどにスプレー塗料やマーカーで落書きをした。

一部始終は防犯カメラに撮影されていて、服装などの特徴から周辺のホテルを捜査し、9日台北警察がホテルに踏み込み住居侵入と器物損壊の容疑で逮捕、送検された。

2人は東京五輪の強化指定選手に選出されたプロスケートボーダー・池田大亮選手(24歳)=下の写真右=と戸倉大鳳選手(22歳)=同左=で、今月3日に観光で台湾を訪れ、6日未明にナイトクラブで出会った友人等と飲酒し、宿泊先のホテルへ帰る途中にビルに侵入、20分以上にわたって複数ヶ所に落書きをしたことを認めた。

「酔っていて面白いと思って落書きをした」などと話したという。台湾でのスポーツイベントに出席するために渡航していた。池田選手は、2年前にも警察沙汰のトラブルを起こしており、神奈川県川崎市内の自宅で大麻を所持していた疑いで逮捕されたことがるという。

ブログ子は以前このブログで「落書き野郎にはイスラム国で取り入れられている鞭打ち刑を」と書いたことがある。今でもこの考えに変わりはない。

それにしても台湾の警察は立派だ。きちんと捜査して3日後には逮捕している。それに対して日本の警察は落書きに甘い、と言うか放置している。

割れ窓理論と言うのがある。1枚の割れた窓ガラスを放置すると、街全体が荒廃してしまう。つまり小さな問題や乱れを放置すると、それがエスカレートして大きな問題や犯罪を招くという理論だ。軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できることは、今では常識である。

ブログ子は時々渋谷に出るので「道玄坂上」を通るのだが、ここはまさに落書き天国である。シャッター1枚、もはや隙間もないほどスプレー塗料で彩られているのがあるかと思えば、何事もないビルの壁もある。しっかり「監視」しているかどうか「割れ窓理論」の展示場である。

そこで渋谷警察署に提言だ。両名が帰国次第呼び出して、道玄坂一帯の防犯カメラと突き合わせてみてほしい。なぜなら、台湾で彼らが書き残した文字とも絵とも判然としない落書きと、道玄坂にあふれる落書きのいくつかが、そっくり同じであるからだ。

彼らの落書きにも「流派」があると聞く。この2人の犯行と断定できないまでも、「同じ流派」というか仲間集団が特定できるのではないか。

日本人はいつからこうも狭量になったのか

大阪・南港の複合商業施設に設置されたストリートピアノが3月下旬、「練習は家でしてください」という投稿を受けて撤去されたという。長野では子供の声がうるさい」と“たった一人の住民”が訴え続けた結果、公園の閉鎖が決まった。また電車などで赤ちゃんの泣き声がうるさいと、母親にあからさまに文句をいう人もいるという。

大阪の例では、3月22日、「アジア太平洋トレードセンター」(ATC、大阪市住之江区)のフードコートにある「南港ストリートピアノ」のX(旧ツイッター)への投稿が発端だ。練習は家でするよう訴える注意書きの画像とともに、「人の練習聞かされる側はたまったもんじゃない」と書いてあった。運営者側は謝罪のすえ、ピアノを撤去したとXで報告した。

ブログ子はNHKBSの番組「街角ピアノ」が好きでよく聴いている。番宣に「世界の空港・駅・街角に置かれた“自由に弾けるピアノ”。人々が思い思いに音楽を紡ぎ、行き交う人が耳を傾ける。一台のピアノから生まれる“一期一会”の感動・・・」とあるが、その通りで、世界にはこんなにも「普通の人」がピアノが弾けることに感心し、持ち合わせていないわが身の不運を嘆くこともあるが、様々な人の人生の一端が覗けて楽しい。

公園のそばに住んでいればこどもの声がうるさいくらい当たり前だろう、赤ちゃんは泣くのが仕事だから文句を言う筋合いはこちらにはない。ことさらに文句を言う人間はきっと、「聴覚過敏症」なのだろうから病院に早く行くことを勧める。

(引用開始)
2008年に英国で始まったとされるストリートピアノ。日本では九州新幹線の全面開通を目前にした平成23年2月、「地域の活性化に」と鹿児島市の商店街が設置したのが初めとされ、その後各地に広まった。

令和元年秋に岡山県で初めて導入した商業施設「イコットニコット」(岡山市北区)では、館内に響く大音量の演奏にトラブルが多発し、1年3カ月で廃止された。兵庫県加古川市も4年秋にJR加古川駅に設置したが、わずか半年で撤去。市担当者は「通勤通学でいつも耳にするため、許容されにくかったのかもしれない」と振り返る。

成功例もある。神戸市では平成31年1月の地下商店街「デュオこうべ」を皮切りに、駅や商業施設などに市が29台、民間が5台設置した。苦情はなくはないが、「撤去につながるほどではない」と市担当者。定着した理由を「音楽イベントの多い街なので、ピアノの音になじみがあるのでは」と推察する。「訪れた人の思い出作りに」と、東京都が同年4月に展望室に設置したピアノも、専従のスタッフが隣についているためか、特に苦情はないという。(産経新聞 藤井沙織 2025/4/5)
(引用終わり)

ブログ子はこと音楽に関しては「壊滅的」な技量と知識しかない。だから、もしブログ子がストリートピアノの演奏をしたならば、近隣から山ほどの苦情が殺到するであろうから、引き下がるしかない。しかし、上で紹介したようなケースは、これまでの日本では周りが温情をもって接してきたことだ。

どうも戦後教育で、個人の権利とか人権とかが先に出て、社会の融和とか協調の面が後になっているような悪しき風潮のせいであると思う。

有体に言えば「そのくらい我慢しろ」ということだ。

日本人のユーモア精神の欠如が情けない

4月1日、ほっかほっか亭が《ライス販売停止》エイプリルフール投稿をしたところ、「米不足なのに不謹慎すぎ」と非難の声が上がっているという。

10数年前から、日本企業、特に飲食関係がSNS上に「エイプリルフールネタ」を投稿するのが常套になっている。今年も多くの企業がエイプリルフールネタを投稿したが、最も話題となったのが、皮肉にも、大手弁当チェーン・ほっかほっか亭の“炎上”だった。

ほっかほっか亭は、公式Xに「本日より全国のほっかほっか亭 全店舗にてライスの販売を停止します。誠に申し訳ございません」と「#エイプリルフール」を付け店員が頭を下げているイラストを投稿した。また、「ほっかほっか亭総本部取締役の佐藤健輔です。本日、令和7年4月1日より米の価格高騰を鑑みて、全国のほっかほっか亭全店でのライスの販売を停止します」との声明文も付け加えられていた。

SNSでは「米の価格が高騰している中、不謹慎だ」「事実ではないかと誤認する」といった批判意見が殺到して“炎上”の状態となった。

ブログ子は毎年エイプリルフールの「名作」を探していて、特に後述するが、史上傑作の評判が高いイギリスのBBC放送を真っ先にチェックしている。ユーモア精神発祥国だけあってなかなか優れたものが多い。今ではろくでなし国に落ちぶれたロシアですら「アネクドート」(小話)を使いこなせないと文化度が低い人間とみなされる。

そうした「世界水準」に照らして、ほっかほっか亭の問題作を評価するなら、「合格点」を出していい出来だ。農協と農水省の無能・無策・馴れ合いで米価高騰のおり、怒りの持って行き処がない庶民の悲哀もにじんでいるではないか。

ほとんど誤報・虚報でろくでもないSNS情報を信じて斎藤元彦兵庫県知事を当選させ、公職選挙法の裏ばっかりを探して選挙荒らしをしているN党・立花孝志党首の発信は信じるのに、ユーモア精神は理解せず非難するのでは「ネット愚民」と言われても仕方ない。

その点、ほっかほっか亭もなかなかしたたかで、非難に対して投稿を削除せず、同じアカウントで「謝罪」をしながらも、さりげなく自社の炊きたてごはんのアピールをしているのだから、なかなかやるもんだ。

最後に、ブログ子が今でも「名作」だと思っているBBCの「空飛ぶペンギンが発見された!」とニュースを紹介しよう。

往生際が悪い!斎藤元彦兵庫県知事の「漱石枕流」

漱石枕流(そうせきちんりゅう)とは、自身の失敗や間違いを認めず、無理な言い訳をして主張を続けることを指す。西晋の孫楚が「石に枕し流れに漱ぐ」という言葉を誤って「石に漱ぎ流れに枕す」と言った。その間違いを指摘されると「石で歯を磨き、流れで耳を洗う」と強弁した故事から来ていて、夏目漱石のペンネームの由来でもある。

斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題で、元裁判官の弁護士らによる県の第三者委員会が公表した調査報告書は、告発者を処分した斎藤氏の対応を違法と断じ、パワハラ行為を明確に認定した。それに対して、ああだ、こうだと言い逃れる、しぶとい斎藤知事の強弁をみて、上記の故事を思い出した次第。

この知事による疑惑はいろいろあるが、一番重要なのが「公益通報者潰し」である。知事によるパワハラなど7項目の疑惑を挙げて指弾した元県幹部の男性=昨年7月死亡、当時(60)=について、片山安孝副知事(当時)らに調査を指示、さらに昨年3月、匿名の文書を独自に入手したとして、この男性を作成者と特定し、内部調査の上で停職3カ月の懲戒処分とした一件である。

この件では先に百条委の報告書が出ていた。こちらは、「告発者潰しと捉えられかねない。公益通報者保護法に違反している可能性が高い」としたが、斎藤知事は百条委の結論を「一つの見解にすぎない」と逃げていた。百条委は県議会といういわば”仲間内”の審議だからどうしても甘くなる。

それに対し、第三者委は完全な外部の組織だ。その報告書ははっきりと具体的に10件のパワハラ行為を認定したうえ、「業務上の必要な範囲での指導」と強弁してきた知事を「感情的に怒りをぶつけることは指導ではない。違法、不当なものだった」と言い切った。

第三者委の聴取に対する斎藤知事の「弁解」の数々を聞いていると、「頭がいい」と自認するこの人物の腐った論法と言うか、この人物の曲がった「人間性」が浮かんでくる。

例えば県立考古博物館を訪れた際に「約20メートル歩かされて激怒した」というパワハラ疑惑。知事の車が玄関から離れた場所までしか入れなかったのはその先が歩行者用通路だったためで、あたりまえの対処だが、斎藤知事は第三者委にこう述べたという。

「歩行者用通路が車両通行禁止であると知らされていない当時の認識の下では(中略)不適切であると考えたことは誤っていない」「自分はその認識のもとにロジ(運営)のあり方を注意し指導したものであるから、その行為は適切である」

「オレが知らなかったんだから、悪くない」という姿勢だ。こうした弁解に対して第三者委は「公用車が車止めの前で止まると事情を聞くことなく叱責した。注意・指導が必要かは、事情を聞いて初めて判断しうるものである」

県立美術館の修繕による休館に「聞いていない」と激怒した件でも、この修繕はすでに前年度の予算で決められていて、約3か月前には改めて知事に資料も送られていた。それなのに美術館を所管する教育委員会側を激しく叱責したことについて斎藤知事は「予算の細目までは熟知できないし、覚えてもいない」などと弁明したが、第三者委は「事情を聞くことなく、最初から教育長を叱責し、教育長が事情を説明しようとしても、その説明を聞こうとしなかった」と指摘した。

問題の公益通報だったかどうかについても、指弾した元県幹部の男性の文書配布についても、斎藤知事はこれまで、文書には真実相当性がなく同法の保護対象外との認識を示してきたが、第三者委は「配布先が10カ所に限られていることなどから、県政を混乱させるとの不当な意図はないと退けた。

男性の私的情報については、元総務部長が県議らに見せて回ったと昨年7月、週刊誌が報道。知事選があった昨年11月には、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志が、交流サイト(SNS)に男性の私的情報とされるデータも公開し、これが知事選で斎藤再選の大きなきっかけとなったのは衆知のことだ。

第三者委の報告書では告発文書について、報道機関などへの配布が「不正の目的」と評価できないとし公益通報に該当すると認定した。作成者の元県幹部の男性=昨年7月に死亡、当時(60)=らへの事情聴取や、告発文書を作成し配布したことを懲戒処分の理由の一つとしたことなどについては公益通報者保護法違反だとし、この部分に関する懲戒処分は「効力を有しない」とした。

「嘘八百は斎藤さんの方だった。もう辞めなきゃ」と言うのは橋下徹・元大阪府知事だ。22日昼の関西テレビの情報ニュース番組「ドっとコネクト」に出演し、今回の兵庫県の第三者委員会の調査報告を受け、斎藤

「斎藤知事は去年3月に、『告発文書は嘘八百、(告発した)元局長は公務員失格だ』などと述べ“告発つぶし”をした。パワハラやおねだりも問題ですけど、一番の問題はこの告発をした職員を“告発者つぶし”にいったこと。斎藤さんはずっと『(告発文について)事実無根だ。誹謗中傷文書だ。内部告発ではない』って言ってたのに、第三者委員会では『内部告発であった』となったわけです。嘘八百は斎藤さんの方だった。そして、この告発文書をつぶしにいってたんですよ。…ちょっと往生際悪いよ、もう辞めなきゃ」

報告書の最後には「調査を通じ、最も述べたいところ」として次のように書かれている。

「組織のトップと幹部は、自分とは違う見方もありうると複眼的な思考を行う姿勢を持つべき」「組織の幹部は、感情をコントロールし、特に公式の場では、人を傷つける発言、事態を混乱させるような発言は慎むべきということである」

「当たり前」すぎて恥ずかしいくらいの「諭し」方だが、この報告書公表から2日後になっても「まだ(報告書を)読み続けている」ととぼけたうえで「受け入れるべきところは、受け入れていく」と宣もうたものだ。

この知事の論法で言うと「受け入れるべきでないところは、受け入れない」となる。第三者委員会の報告はいわば「判決」である。死刑の判決に被告が「受け入れるべきところは、受け入れていく」と言えるのか、このべらぼうめ。

牝鶏晨す

「ひんけいあしたす」と読む。史記に「牝鶏朝する時は、其里必滅といへり」とある。牝鶏(めんどり)が雄鶏(おんどり)に先んじて鳴いて朝を知らせるようになれば世も末だという意味だ。つまり女が権勢を振るうようになれば、国や家が衰えるという。

昨今、女権が幅を利かすご時世で、表題のようなことを字にすれば袋叩きに遭いかねない。だが、ブログ子など何十年も前から「牝鶏晨す」の下で暮らしているから鷹揚なものだ。「かかあ天下で丸く収まる」と納得している。何しろ我が家は女房、娘二人に男は一人だけという構成だから下積みには慣れている。

しかし、以下で紹介する増長した「女ども」には鶏冠(とさか)が逆上する思いだ。例えば連中が掲げたプラカードにはこうある。

「男は黙れ」 
「男が産めるのうんこだけ」

サッカーなどで大活躍した「大和なでしこ」と違い、下品、下劣、不適切。とても「女性」の上品かつ嫋やかさが微塵もない.

政治的メッセージを掲げた黄色い横断幕の前で女性が、こんな言葉をラップ調で連呼したのは、「国際女性デー」に合わせ、市民団体が9日に都内で開催した集会でのことである。この集会は、安保法制廃止などを活動理念に掲げる市民団体の女性らでつくる「フェミブリッジ・アクション東京」が企画し、JR新宿駅前で行われた。

集会には社民党首の福島瑞穂(上の写真中央)や前東京都武蔵市長で立憲民主党の松下玲子、共産党の吉良佳子ら現職の国会議員も参加していた。主催者側が動画サイト「ユーチューブ」に公開した映像によれば、「男が産めるのうんこだけ」コールは、集会の最後に披露された。主催メンバーで市民活動家の菱山南帆子ら3人がマイクを手に問題のコールを連呼し、集まった参加者も声を合わせて歌ったという。

選択的夫婦別姓をテーマにした街頭スピーチでは、菱山らが同じくラップ調で「反対する人、心配ご無用。だって選択的ですよ?」「あなたの日常変わらな~い。幸せな人が増えるだけ」と言えば、登壇した福島瑞穂は「なんで私が(夫の姓に)吸収合併されなきゃならないのか? 名前が変わっても家族が壊れることはない」と自身の経験に基づく持論を叫んだ。

福島瑞穂は13日、同性婚の合法化を目指す「Marriage For All Japan—結婚の自由をすべての人に」にも参加していて、賛成なら丸印をと言われると「社民党はバリバリ〇印。いつまで待てばいいの選択的夫婦別姓と同性婚。同性婚やりましょうよ。ばりばりばり力を合わせて今国会勝負をかけましょう」と声を上げていた。

ちなみに「うんこ」側の立憲民主党の米山隆一も50歳を過ぎて作家の室井佑月と結婚したという自身の経験を披露し、「結婚しないで密会するといろいろ言われて面倒くさいが、結婚するとみんな『すごいね』といって祝福してくれる。同性同士の結婚も認めるべき」と、なんだか妙な、のろけか理屈かわからないような考え方を示した。

故人になったが照屋寛徳 が社民党大会で壇上の福島瑞穂の名前を挙げて公然と「あんたが社民党を潰した!」と指弾した。 ブログ子が付け加えるが、今は立憲民主党に脱走しているが辻元清美阿部知子など「女が」社民党を潰したのだが、いまだに当人たちにその自覚がない。

社民党は15日、全国代表者会議を都内で開き、夏の参院選比例代表で得票率2%以上と、選挙区を含め3議席以上の獲得を目指す方針を採択した。「(公選法の)政党要件がかかった崖っぷちの選挙」と位置付けた。

これまたブログ子の見立てだがとんでもない夢想の世界である。直近の政党支持率を見ると(右=15日時事通信)、「2%」どころか「0・3%」である。政党要件失うのは「ほぼ確実}という惨状である。

福島「牝鶏(ひんけい」のうざい顔を見るのも夏までである。「は~やく来い来い参院選」

ニコン、キャノンはモノづくりの原点に返れ

世界最大級のカメラショー「CP+2025」が横浜市のパシフィコ横浜で開かれた(3月2日まで)、と言っても大方の人は大して興味がないかもしれない。ブログ子もその一人だが、それを伝えるニュースの中で衝撃的なことを知った。デジタルカメラの市場シェア(ミラーレス一眼)では、ソニーが1位(33.3%)、キャノンが2位(25.7%)で以下グラフのようにニコン、富士フィルムが続いているというのだ。

ブログ子は新聞記者と言う仕事柄、カメラとは長い付き合いがある。支局に配属されるとまず蛇腹式のカメラ(パールだった)の扱いを教えられる。次いで暗室に入り、現像液と定着液の作り方、さらに引伸機で紙焼きして、電送機に巻き付けて電話線で本社に写真電送するまで叩き込まれた。本社の写真部員は大きなスピグラ(スピードグラフィック)を抱えて走り回っていたものだ。

まもなく「プロの使うカメラはニコンかキヤノン」の時代になった。「ボディーの頑丈さでニコン、レンズのよさでキヤノン」とされ、事実、最新のカメラと望遠レンズが勢ぞろいするプロ野球取材の現場では、ほかのカメラなど見たこともなかった。報道カメラマンは事故現場・事件現場にも行くので、どうしてもカメラの扱いが荒い。「ぶつけてもへこみにくい。故障しにくい」ことは重要だった。長嶋引退の時に後楽園球場で見た時数えたのだが、カメラ席に並んでいる望遠レンズはほとんどがニコンで、キヤノンはせいぜい10台に1台程度だった。

海外でも同じで、ヨーロッパに行ってもほとんど日本製のカメラが席巻していた。韓国で反日運動真っ盛りの時、日本製品不買運動デモの取材にあたる韓国報道陣のカメラがすべてニコンかキャノンだと笑い話になったほどだ。(写真右は韓国の報道陣。ほとんど日本製カメラだ)

両社とも各新聞社にメカニックがほぼ常駐していて、細かい修理とか調整に対応してくれていた。例えば、北海道・北母子里で日本最低気温41・2℃を記録したので取材に行くというとき、潤滑オイルが凍って動かなくなることがあるので油を低温に耐えるものに変え、なおカメラを保温する懐炉まで用意してくれたり重宝したものだ。

当然、ブログ子のカメラもニコンかキャノンでほかのものなど使ったこともなかったのだが、2020年ごろある出来事以来ニコンもキャノンも将来が危ういと感じた。モノづくりの原点を忘れているのではないかと思うようになった。

突然、ニコンのデジタルカメラが動かなくなったのだ。買って3年半ほどだったが、新宿のサービスセンターに持ち込んだ。ところが係は見もしないで「この機種はもう修理の受付はしていません」という。だって製造物責任法(PL法)があるでしょう、10年間は部品保存義務がそちらにあるのだし、まだ買って3年半ですよ・・・というと、「お買い上げは3年半前でもこのカメラの製造開始は5年以上前です。5年で修理受付しないことになってます」とにべもない。

新聞社で同僚だったカメラマンに相談すると、同じようなことを家内のカメラで経験したが、ダメ元でこの品番の電池を買って試してみては、と言われた。指示通りにすると、なんと動いた。単なる電池切れだったのだ。サービスセンターで電池チェッカーで即座に分かったのだろうに、と恨めしかった。

キャノンの方はプリンターで経験した。昨年買い替えたのだが、以前の同型にはついていたOCR機能(文字読み取りデジタル化する)はなくなり、プリント時に撮影年月日を入れたいとき、以前は色やフォントが選べたのに、大きすぎる文字の一色だけ、インク代も6割ほど高くなっていた。プリンター本体の価格は据え置いてインク代で儲けを出そうという戦略なのだ。

遅くなったが、ソニーがなぜ躍進したかだ。ソニーはかつて、プロ向けのプレーヤーからは目もむけられなかった。17年に発売した「α9」(写真左)は最後発からのスタートだったが、待っていたのは「すごい酷評」。撮影前の準備や撮影後の送信や編集などへの不満が相次いだ。

ただソニーのその後の対応は違った。そういう酷評を一つ一つ技術者に上げた。一方、プロに認めてもらうために必死の努力を続けた。17年8月にロンドンで開かれた世界陸上。キヤノンやニコンが従来通り競技場にデポを出したが、ソニーが拠点を構えたのは最寄り駅と競技場の間にあるホテルの一室だ。外に幟(のぼり)を立て、他社製カメラの掃除も無料で請け負うというポストカードを配ってフォトグラファーを呼び込んだ。そこで受けたプロの注文をすべて自社の開発現場に上げて改良した。

21年の東京五輪ではデポは会場内だったものの2強よりは小さかった。それが24年のパリ五輪では2強と並ぶ規模にまで成長した。五輪に集まった1600人のフォトグラファーのうち3分の1強にあたる600人がソニーのカメラを使っていた。

カメラに限らず、日本は「モノづくり」大国として成長してきた。種子島からもたらされた一丁の火縄銃から堺の鍛冶屋は寸分違わぬものを作り上げた。世界のトヨタは豊田佐吉が作った自動織機が始まりだ。「モノづくり」の要諦は使う側が求めるものを、遅滞なく作り出すことである。ニコンとキャノンはもう一度その原点に返ることが必要だ。