韓国の歴史偽造には糾弾あるのみ

 

3月20日付の産経新聞朝刊に韓国の小学6年の教科書に日本の蛮行としてウソの写真が掲載されていることが掲載た。都合のわるいことはなんでも「スルー」する韓国には珍しく、政府が間違いを認めて全小学校で問題の写真にシールを貼るという。

書いたのは名村隆寛ソウル支局長でブログ子の静岡支局長時代に清水通信部員だった記者である。文政権に「負け」を認めさせたという点で表彰ものである。記事はこのように書かれている。

左は大正15年9月9日付「旭川新聞」に掲載された、負傷した労働者の写真。右は記載内容と異なる写真が掲載された韓国の小学6年生用の国定教科書

韓国の小学6年生が使う国定教科書には「強制労働に動員されたわが民族」との説明が付いた写真が掲載されている。やせ細った男性10人が上半身裸で立っている様子を写していて、一見して悲惨な状況に置かれていた事が分かる写真だ。だが、この写真は韓国とは全く無関係で、1926年に旭川新聞が道路建設現場での虐待致死事件を報じた際に掲載されたのものだという。

この教科書は日本統治時代以降の韓国近現代史を教えるためのもので、230ページ以上あり、フルカラーの豪華なつくりだ。問題の写真は、「国を取り戻そうとする様々な努力を調べてみましょう」という章に掲載されていた。

「韓国語の代わりに日本語を使うように強要された」
「我が国の歴史を歪曲した」
「神社に強制的に参拝させられた」
「名前も日本式に変えなければならなかった」
などと、韓国から見た「日本の悪行」が書き連ねられている。

そして、「日帝(※戦前の日本を指す言葉)は1937年に中国と戦争を起こした。 以後我が国の人々は武器工場で働く労働者や戦争軍人として強制動員された」との記述に合わせて、「強制労役に動員されたわが民族」という説明文とともに、問題の写真が掲載されていた。
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この教科書は国定教科書であり、韓国教育省の教科書政策課が担当している。そこで、教科書政策課にこの写真について聞いてみると、以下の回答だった。

「報道(※産経ではなく韓国の保守系メディア)を通じて問題が指摘されて、私たちが歴史専門機関に問い合わせた結果、写真は1926年の記事で掲載されたもので、強制動員は1938年の動員令によるものなので、写真は徴用と無関係であることを確認した。」「間違いだと認知できずに教科書に掲載されたが、間違いと確認されたので、訂正する予定だ。」

産経新聞による報道の前に韓国メディアから同様の指摘があり、誤った写真だったと確認したため、来月中旬までに教育機関に対して訂正を通知するという。

実はこの写真は以前から韓国の教科書に掲載されていて、産経新聞はおととし4月に間違いを報道している。韓国教育省はもっと前から間違いを把握していたはずで、なぜ訂正までこんなに時間がかかったのか甚だ疑問ではあるが、間違いが正されるのは歓迎すべきことだ。

文中にあるように、産経はこの教科書について一昨年から間違いを指摘している。それがなぜ今回は素直に間違いを認めたのか。日本の反韓感情の高まりを考慮したわけではなかろうが、この例で分かるように、韓国でのウソの歴史を小さい時から刷り込む行為に対しては、バンバンと指摘とクレームをつけていくことが大事であろう。

韓国の小学校では、これらの教科書を使って、韓国から見た日本統治時代の日本の行いが徹底的に教育されている。その結果、インターネット上などで日本を歴史問題で攻撃する若者が育つことになる。それが、韓国が就職難となると一斉に日本企業に殺到するのだからあきれたものである。

イチローに「哲学者」を見た

 

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)が21日、現役引退を発表した。同日に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕シリーズ第2戦後に記者会見し、「きょうのゲームを最後に日本で9年、米国で19年目だった現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」と語った。

大声援に応えるイチロー選手

45年間の偉大な成績と折々の求道者のようなコメントはスポーツ紙に任せるとして、ブログ子は真夜中に行われた記者会見の内容に心打たれた。道を究めた人の言葉には哲学者に通じる「真理」があるものだが、この夜のイチローの会見には数多くの哲学がちりばめられていた。

 

社会現象となった引退劇としては長嶋茂雄の引退劇がある。1974年10月12日、中日の優勝が決まり巨人のV10が消えた日、長嶋は現役引退を表明、翌日のスポーツ紙は全紙1面トップだった。その夜、ブログ子は写真部の暗室で「巨人軍は永遠に不滅です」と語る長嶋の写真を現像しながら涙を流しているカメラマンを目撃した。

アンチ巨人派でもあり「男が泣くほどのことか」と思ったものだ。その後長嶋が監督になrい、やがてそれも引退した時「長嶋でなければもっと勝っていた」と広言してはばからなかった。その間、長嶋に「哲学」を感じたことはなかった。

イチローはどうか。記者会見の全文は産経、毎日のサイトで読めるのでそちらを見てもらうとして、ブログ子の心に残った片々は次のようなセリフだ。

◇ ◇ ◇

深々と頭を下げて記者会見を終えるイチロー

何を得たか…?うーん。まぁこんなものかなぁという感覚ですかね。勝つのってそんなに難しいことじゃないなって思っていたんですけど、勝利するのは大変なことです。この感覚を得たことは大きいかもしれないですね。

アメリカでは僕は外国人ですが。.外国人になったことで、人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れてきましたね。この体験というのは…本を読んだりではなく、体験しないと自分の中からは生まれないので。孤独を感じて苦しんだことは、多々ありました。ありましたけど、その体験は、未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと、今は思います。辛いこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のことなんですけど、でも、エネルギーのある元気な時にそれに立ち向かっていく。そのことは、すごく人として重要なことなんじゃないかなって感じています

かつてのセリフだが「4千の安打を打つには、8千回以上は悔しい思いをしてきた。それと常に向き合ってきた。誇れるとしたら、そこじゃないかな」

イチロー選手から子供達へメッセージを求められルーツと、 「野球だけじゃなくてもいいんです。自分が夢中になれるものが見つけられればそれに向かってエネルギーを注げられるので、そういうものを見つけて欲しいそれが見つかれば自分の前に立ちはだかる壁にも向かっていける。自分に向くか向かないかというよりも好きなものを見つけて欲しいと思います」

自分の生き方について問われると、「人より頑張ることなんてとてもできない。自分に限界を生みながらちょっとそれを超えていくと、いつの間にかこんな自分になっていく。少しずつの積み重ねでしか自分自身を超えていけないのではないか」

やはり、誰かの思いを背負うということはそれなりに重くて、やはり一本ヒットを打ちたかったし、結果を残して最後を迎えられたら一番いいなと思っていたが、それはかなわなかった。それでもあんなに球場に残ってくれて。死んでもいいという気持ちはこういうことだろうなと。死なないですけど。そういう表現をするのはこういうときだろうなと思った。

――イチロー選手の生きざまで、ファンの方に伝えられたこと、伝わっていたらうれしいことはあるか?

生きざまでというのはよくわからないが、生き方と考えるなら、人よりも頑張ることはとてもできない。あくまでもはかりは自分の中にある。自分なりにはかりを使いながら、ちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日かこんな自分になっているんだという状態になって。少しずつの積み重ねは、それでしか自分を超えていけないと思う。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。それは正解とは限らない。間違ったことを続けてしまうこともあるが、そうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えない。そんな気がしている。自分なりに重ねてきたことが、今日のゲーム後のファンの方の気持ちを見たときに、ひょっとしたらそんなところを見ていただいていたのかなと。そうだとしたらうれしいし、そうでなくてもあれはうれしい。

朝鮮総連の甘ったれた訴訟は許せない

 

大阪地裁だけ異様な判決

 

3月14日、一つの判決が出た。朝鮮学校を高校無償化の対象から外したのは違法だとして、九州朝鮮中高級学校(北九州市八幡西区)の卒業生68人が国に計約750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部(鈴木博裁判長)は、請求を棄却した。

勉学の意思も資質もない者にも一律に無償化する制度には反対だが、ここでは触れない。原告側は「政治・外交的理由に基づいた処分で、在日朝鮮人社会への差別行為だ」と主張する。バカを言うでない。朝鮮学校では金正恩委員長を崇めて神格化する教育をしているのは周知の事実である。そんなところに日本が金を出す必要があるとでもいうのか。常識で考えてもわかることだ。

国は政治・外交的意図を否定した上で「在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)と密接に関係しており、支援金が授業料に充てられない懸念がある。支給対象の要件を満たさない」として請求棄却を求めていた。

解せないのはそんな非常識な理屈に迎合する日本の地裁があることだ。朝鮮総連の指導でこの無償化問題では、全国で訴訟が起こされている。そんな中、大阪地裁だけが唯一原告の請求を認めた。共産党の指導下にある青法協(青年法律家協会)あたりの判事だろうが、あきれたものである。さすがに大阪高裁で逆転敗訴になったが、1年2カ月の間、朝鮮学校側の「勝った、勝った」の声が大きくこだました。

今回の判決で朝鮮学校側が起こした同種訴訟で、1審判決は最後の5件目。対象除外を適法とする司法判断がそろう形となった。こんな訴訟に金と時間を費やする「愚」はいい加減にしろと言いたい。

裁判所前では動員されたらしい朝鮮学校の生徒たちが朝鮮服姿でデモ、掲げる横断幕には「すべての子どもには学びへの権利があります」とある。同じことを、権利などという言葉が見当たらない平壌で金正恩さまの前でできるかどうか、自問してもらいたい。他人の国で、その国の税金を当てにして、その国にたてつくというのは、日本では非常識という。

策士策に溺れる

こんな情けない変装をせずとも・・・

 

ゴーン前会長が保釈される東京拘置所からの中継を見るともなく見ていて、なんという情けない姿を晒すのかとあきれ果てた。

前会長は6日午後4時半ごろ、東京拘置所職員とみられる約10人に囲まれて拘置所の玄関を出た。青い帽子に眼鏡とマスク、紺色の作業着にはオレンジ色の反射材が貼り付けられていた。どうみても作業員風である。乗り込んだ春日部ナンバーの軽自動車は日産でなくスズキ製。クルマに塗装会社名、帽子は鉄道関係の会社・・・手の込んだ変装をほどこしていた。

ゴーン被告は、海外の広報担当者を通じ、「私は無実であり、公正な裁判で強く抗弁する」との声明を出している。海外メディアの取材には、「(日産の)陰謀であり、裏切りだ」と、日産の経営陣に激しい怒りを示している。それほど、潔白を広言するなら、釈放にあたっては、きちんとしたスーツ姿で、詰めかけた報道陣の前で正義を語り、いまなお役員である日産のクルマで立ち去ればいい。情けない変装姿がなかったらずっと印象は違ったものになっていただろうに。

演出したのは「無罪請負人」の異名をとる弘中惇一郎弁護士事務所。弁護団は「保釈後のゴーン前会長の住居をマスコミに割り出されるのは困る。拘置所周辺で待機している報道機関に分からないように拘置所を出たい」と考え、苦肉の策として変装に踏み切ったという。

一見もっともらしいが、この日ゴーン被告は拘置所を出た後JR秋葉原駅近くの弁護士事務所に移動し、約2時間後、スーツ姿で車に乗り込んでホテルに入っている。家族と過ごして張り込んでいる取材陣のすきをついて都内の自宅に入るつもりであろう。小細工などせず最初から拘置所をスーツ姿ででて一言コメントしてそのホテルに入ったところで同じである。

自宅住所を隠したいらしいが、自分が新聞記者なら日産が購入したのだろうからすでに明らかになっている資産台帳にあるだろうし、そのいくつかは写真付きですでに報道されているから、早晩割り出すことはできると思う。

弘中弁護士は「無罪にできる」と大言壮語しているようだが、108日たってもゴーン被告が実姉に実態がないのに日産から報酬を支払わせていた強欲ぶりがあぶりだされている。いくら高額報酬が約束されていても並大抵のことではあるまい。今回の演出を見ていて、いかな弘中弁護士でも大した結果は期待できないな、と予感した。

天皇陛下のお言葉「この国の民度」に思う

 

在位30年記念式典を終え、会場の国立劇場を出られる天皇、皇后両陛下

24日、東京都千代田区の国立劇場で天皇、皇后両陛下をお迎えして開かれた天皇陛下の在位30年を祝う政府の記念式典のテレビ中継を見た。そして、二つのシーンに胸を打たれた。

天皇陛下のお言葉を聞いていてハタと手を打ったくだりがある。全文ご自身で書かれたものであることは選ばれた文章の端々からわかったが中でもこのくだりには、我が国の国柄のあり様を端的に表していた。

全文そう長くもないからネットで読まれるとよいが、これまでの天皇としての務めについて触れた部分である。

天皇としてのこれまでの務めを、人々の助けを得て行うことができたことは幸せなことでした。(中略)私がこれまで果たすべき務めを果たしてこられたのは、その統合の象徴であることに、誇りと喜びを持つことのできるこの国の人々の存在と、過去から今に至る長い年月に、日本人がつくり上げてきた、この国の持つ民度のお陰でした。

日本と周辺の国々とを明確に区別しているのは「民度」の高さであろう。天皇陛下が「民度」という言葉を発せられたのは初めてであろうが、圧倒的迫力を持っている。例えばいまブログ子はじめ多くの人が憤激している隣国の国会議長の発言など、「民度」で測れば憐れむべき出来事にしかならない。李朝時代からこの国は大国に叩頭することしかできなかった「民度」の国である。

もう一つ胸を打たれたのは美智子皇后のいつもながらの目配りである。陛下はお言葉を4枚ほどの紙にまとめられていたが、読み終わった紙片を下の机に置いているうちに順番が狂って、同じ紙を読みはじめられた。すると皇后陛下がそれとなく順番を整えて渡されていた。マイクは「そうか」という天皇陛下の言葉を拾っていた。

何度も書いているがブログ子は美智子皇后の「御歌」が大好きである。民放のアナウンサーが「御製御歌」を「ぎょせいぎょか」と読んでいたが、皇后陛下の歌は「みうた」と読む。この日、沖縄で天皇陛下・作詞、皇后陛下・作曲の歌が流れていたが、両陛下は文学、和歌、音楽、に優れた才能をお持ちである。

次の御代の歌会始にも皇后さまの御歌を拝見したいものだ。

退院しましたが、再開まで今少し猶予を

1月中旬、48日ぶりに退院しました。肺炎その他トラブルがあいつぎ、想定外の長い入院でしたが徐々に体調回復に努めています。

軍も国家もグルでウソの言説を繰り返す韓国には憤激しています。書きたいことは山ほどあるものの、ブログ再開までいま少しの猶予をいただきたく、お願い申し上げます。

入管法改正案で入ってくる移民が心配だ

 

衆院は27日夜の本会議で外国人労働者の受け入れを大幅に拡大する出入国管理法改正案を自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決、参院に送付した。

四分五裂した野党の相も変らぬ何でも反対と、揚げ足取りには辟易するが、今回は肩入れしてやりたい心境だ。深刻な人手不足に瀕している建設業界や介護業界 の要請を受け入れざるを得ないという少子高齢化の日本の事情を踏まえて躍起になる与党の焦りはわかるが、過去朝鮮半島から大量の「移民」を受け入れた結果どうなったか、与党は大阪生野区猪飼野に見学に行って勉強しなおしたらどうか。

改正案は2つの在留資格を新設し、外国人労働者の受け入れを拡大する内容。一定の日本語力や「相当程度の知識又は経験 を必要とする技能」があれば、通算5年滞在できる「特定技能1号」と、熟練した技能が必要で在留資格の更新と家族帯同が可能な「特定技能2号」だ。1号の対象は農業や介護、建設など国内で人手不足が深刻な14業種。

しかし、前者の「相当程度」とはどんな程度なのか。後者の「熟練」とはどの程度 か。いずれも定義されておらず、政府は法案の成立後、詳細な分野別の受け入れ人数や必要な日本語能力などといった「運用方針」を定める、というのだから拙速もいいところだ。

政府は今回の受け入れは移 民政策ではないと繰り返すが、5年間で最大34万人とみられる労働者が事 実上の移民にならないという保証はない。

櫻井よしこさんによれば、(引用開始)日本にはすでに258万人の外国人が住んでいる。その中で目立つ のは留学生の急増で2013年末に19万人だったのが17年末までの4年間に 31万人にふえた。技能実習生は16万人から27万人に、一般永住者は66万人 から75万人にふえた。

日本には特別永住者と一般永住者の2種類がある。前者は戦前日本の統治 下にあった朝鮮半島や台湾の人々、その子孫に与えられている地位であ る。彼らは日本に帰化したり日本人と結婚したりで、日本への同化が進 み、その数はこの4年間で37万人から33万人に減少した。

問題は一般永住者である。シンクタンク「国家基本問題研究所」研究員の 西岡力氏の調査によると、17年末で75万人の一般永住者の3分の1、25万人 が中国人だ。一般永住者は日本人と同等の権利を与えられた外国人と考え てよい。滞在期間は無制限で、配偶者や子供にも在留資格が与えられる。 活動も日本国民同様、何ら制限もない。彼らが朝鮮総連のような祖国に忠 誠を誓う政治組織を作ることも現行法では合法だ。

一般永住資格はかつて日本に20年間居住していなければ与えられなかった が、98年に国会審議もなしに、法務省がガイドラインで「原則10年以上の 居住」に緩和した。その結果、20年間で9万人から75万人へと、8倍以上に ふえた。今回の外国人労働者の扱いだけでなく、一般永住者の資格も含め て日本国として外国人政策の全体像を見直す時であろう。(引用終わり)

神戸の『酒鬼薔薇事件』の少年A、川崎の多摩川河川敷で、上村遼太さん(当時13歳)がカッターナイフで切り刻まれて殺された事件で逮捕されたリーダー格の18歳の少年と17歳の少年2人・・・新聞では書かれないが、いずれも在日韓国人子弟である。

最近では中国人による犯罪が激増している。首都圏を拠点とする在日中国人による半グレ集団「怒羅権(ドラゴン)」は、中国残留孤児の2世3世や中国人からなる準暴力団だが凶悪ぶりでなる。ブラジル人、フィリピン人、バングラデッシュ人による犯罪も新聞をにぎわしている。温和と言われたベトナム人による犯罪もちらほら耳にするようになった。

ブログ子は申し訳ないが、どうしても「外国人性悪説」に傾くのである。

”3天皇”と”1巨悪”に食い物にされた日産の人災

 

日産自動車代表取締役会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)ら2人が金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕された事件。かねてから巨額報酬が問題になっていた人物だが、今回は10年度から5年間のゴーン会長の報酬総額が約99億9800万円だったのに計約49億8700万円と偽って有価証券報告書に記載したのが直接の容疑だ。

つまり金持によくある、収入を50億円隠したという脱税だが、他にも日産の取締役の報酬総額から毎年約10億円ピンハネして自分の懐に入れていた。ゴーン会長は株価に連動した報酬数十億円を受け取る権利を与えられていたのに、これまた有価証券報告書に記載していなかった。

さらに母国のブラジル、オランダ、フランス、レバノンで日産側に豪邸を50億円ほどで買わせて家族に使わせていたなどまさにやりたい放題。

日産が傾いたとき、ルノーからカルロス・ゴーンが救世主としてやって来てV字回復したとして 「ゴーン神話」と騒がれたとき、ブログ子はそれは違うのではないかと思っていた。吸収した名車プリンスはデザイナーごと熱心な信者がいて売れていたし、もともと技術力もあり、立派な「体力」があり、まともな経営者がいればすぐ復活するとみていた。

今回誰か評論家が言っていたが、「彼が来てから国内販売網はズタズタにされ、売れそうな車種以外は切り捨てられた。日本のメーカーとして国内シェアを固めた上で海外に打って出るべきなのに、目先の数字だけを追い、コストカットと、ルノーや三菱自動車との3社連合によるシナジー効果で数字の見栄えを良くしてきただけだ。その結果として、飛び抜けた額の報酬をもらっても、理解は得られない」。

その通りだと思うが、そもそも最初の日産自動車経営危機の“元凶”は3人の「天皇」だった。いずれも故人だが、日本興業銀行(現・みずほコーポレート銀行)出身の川又克二社長、彼が重用して「労働貴族」の名をほしいままにした自動車労連(日産労連)の塩路一郎会長、この2人との戦いに全力を傾けた、日産生え抜きの石原俊社長だ。

塩路は東京・神田の小さな牛乳屋の息子だったが、日産に反組合の闘士として入り込んだ。これを「ストライキ破りにぴったりな若者」と川又がひいきにした。第1組合潰しの論功行賞としてハーバード大学ビジネス・スクールへ留学させたりして、ついには日産社内では、労組(=塩路)の同意がなければ人事や経営方針が決められないほどの影響力を行使し、「塩路天皇」と呼ばれた。

77年6月、社長に就任した石原俊は「労組(=塩路)の経営介入がある限り、日産に21世紀の繁栄はない」と考え、労使関係の是正に乗り出した。84年1月20日発売の写真週刊誌「フォーカス」に記事を売り込んだ。「日産労組『塩路天皇』の道楽-英国進出を脅かす『ヨットの女』」。若い美女と自家用のヨットに乗った塩路の大きな写真。

4000万円はするといわれた、美しいヨットを所有していただけではない。品川には7LDKの高級マンションを持ち、日産プレジデントとフェアレディ240Zを乗り回していることも紹介されていた。

塩路は「(労組の指導者が)銀座で飲み、ヨットで遊んで何が悪い」と開き直ったがこの写真が命取りになって失脚した。石原もマスコミ対策に巨額の資金を注ぎ込んだのが祟り社運が傾いた。日産のマスコミへの出稿費用(=広告宣伝費)は分不相応に年700億円を超え、トヨタを大きく上回っていた。

つまり日産自動車というのは前回は3人の「人災」で、今回は1人の「人災」に祟られたということである。フランス政府の思惑も絡み、混乱はまだまだ膨らみそうだ。

韓国がおかしな国になったのは漢字を廃止したから

韓国の軍隊で警察業務を担う「憲兵」が、創設から70年にして「軍事警察」と名称を改めることになった。国防部は憲兵の名称変更について、日本による植民地時代に由来するマイナスイメージをなくし、業務の性格を明確にするためだと説明している。【ソウル聯合ニュース】

このニュースをみて「へえまだ日本語が残っていたんだ 」と感心した。日本が建てた朝鮮総督府は頑丈で、1948年の韓国の建国から国会議事堂、中央庁、国立中央博物館として使われてきた。だが1995年に金泳三大統領によって爆破解体された。頑丈な石造りだからそっと外して役立てればよいものを爆発して見せしめにする。愚かな国である。己たちで建てた南大門の支柱には粗大ごみが詰め込まれていたという按配である。

慰安婦の「強制連行」も徴用工の「強制動員」もまったくの事実無根なのに平然と司法ぐるみで日本を貶めるのを国是としているのが韓国だ。

少し考えればおかしいとわかることを、なぜ韓国の人たちは鵜呑みにしてあたかも事実のように突き付けてくるのか。拓殖大学国際学部教授の呉善花氏は漢字の廃止が影響していると指摘する。

《引用開始》

日韓併合当時、韓国では難しい漢字を使っており、庶民はほとんど読み書きができず、識字率は6%に過ぎませんでした。そのため日本は学校の数を59倍の5960校に増やし、庶民にハングルを教えました。ハングルは日本語でいえば平仮名やカタカナのようなもので、「漢字ハングル交じり文」を普及させたわけです。福澤諭吉らの尽力もあり、朝鮮人の識字率は1943年には22%にまで上がったそうです。

ところが1970年代に入ると韓国は漢字を廃止し、ハングルだけを使うようになりました。それによって韓国人の思考能力が著しく低下したと指摘する人は少なくありません。

最近では研究者でさえ漢字が読めなくなっているため、歴史的な資料を読むことができない。そのため韓国人は自国の「過去」の事実を知ることができず、自分たちに都合のいい「幻想」を歴史的事実だと思い込むようになったと呉氏は分析するのです。(SAPIO2017年10月号)

《引用終わり》

産経の新旧のソウル支局長はともに酒を酌み交わしたことがあるが、韓国には驚くほどたくさんの日本語が生き残っているという。

少し前のこのブログで、台湾の列車事故現場で救急隊員が「タンカ、タンカ(担架)と叫んでいたことから台湾にはいまだに市民生活のすみずみまで日本語が生きていることを紹介したが、韓国も同じで、自然科学系はほぼ100%日本語の漢字をハングルにしたものだ

韓国では「日帝残滓」(にっていざんし)といって日本由来のものはことごとく廃棄する運動で政府と韓国マスコミが躍起になってすすめている。しかしいまだに残る日本語は多い。

土方(ドカタ)、玉ネギ、ネジまわし、サシコミ(コンセント)、チラシ(広告)、べんと(弁当)  たくあん、楊枝 、爪切り・・・

日本語排斥運動でも日本語が残っている理由は、ハングル読みしたため元の漢字が忘れられ日本語と知らずに使われているのが多いそうだ。

日韓とも漢字文化圏だが、韓国ではいまや漢字が読めない、つまり歴史資料が読めない教授がわんさかいるようだ。日本なら中学生程度の歴史教授があふれていて、勝手に根拠のない理屈を押し付けてくるとしたら迷惑な話である。

「憲兵」など日本でも使われなくなったものを今頃「日帝残滓」で葬るのも勝手だが、今度は「ウオン」の廃止でもしたらどうか。韓国の貨幣単位「ウオン」は、日本銀行券であるウォン(圓)の音を取った「ウォン」に変更され今日まで使われている。

廃止したら韓国経済は大恐慌を来たすのは必定である。

幼稚すぎる桜田義孝五輪相と「レンポウ」議員

桜田義孝五輪相

 

 

桜田義孝五輪相の幼稚さに耐えられない。

桜田氏は委員会で、立憲民主党の蓮舫参院幹事長に東京五輪の大会ビジョンや3つの基本コンセプトを聞かれ、汗だくになって答えに窮した。「事前通告がなかった」と言い訳して翌日には「通告はあった)と訂正するよたよたぶりは見苦しい。土台、通告がなければ答えられない質問ではなかろう。

そればかりでなく蓮舫の名を「れんぽう」と呼び、東京五輪の関連経費「1500億円」を「1500円」と言い間違えた。与党は「生真面目な性格が・・・」と弁護するが、性格の良しあしではなく常識・基本の欠如が明らかだ。早晩、首を取られるのだろう。取られなくても来年秋の改造までの命である。

舫議員が聞いた、東京五輪の大会ビジョンや3つの基本コンセプトなどブログ子も知らない。大会ビジョンは「スポーツには世界と未来を変える力がある」で、3つの基本コンセプトは「全員が自己ベスト」「多様性と調和」「未来への継承」だそうだが、そんなキャッチフレーズ誰が知るか。

それを、「仕分けの女王」時代そっくりの口調で、五輪担当相にぶつける蓮舫議員もまた見苦しい。予算委員会にクイズを持ち込んでどうする。なんでも反対、揚げ足取りばっかりの立憲民主党を象徴する人物である。蓮舫議員と辻元清美議員の口から前向きの話を聞いたことがない。支持率1ケタの所以であろう。

産経で知ったが、前回の東京五輪の担当相は川島正次郎、佐藤栄作、池田勇人(首相兼任)、河野一郎の各氏である。今回、専任の五輪相は遠藤利明、丸川珠代、鈴木俊一各氏に続き、桜田氏が4人目である。軽すぎる。政府のやる気のなさを示して、大臣消化ポストと化している。

幼稚なこの2人は早く消えてもらいたい。

韓国には目に見える報復措置を

前回の続きだが、韓国最高裁が新日鉄住金に対し、「元徴用工」4人に総額4億ウォン(約4千万円)の賠償を支払えとの判決を確定させたことへの日本側の反応が手ぬるい。

安倍総理が衆院予算委員会で、韓国の最高裁が日本企業に賠償を命じた判決について、原告の元工員4人は「政府としては『徴用工』という表現ではなく、『旧朝鮮半島出身の労働者』と言っている。4人はいずれも『募集』に応じたものだ」と指摘している、虚偽の訴えを韓国最高裁が平然と認めるパターンは、ピー屋に応募したか売られたかした従軍慰安婦問題と同じである。

ソウルの在韓日本大使館前に設置されたウィーン条約違反の慰安婦像を放置していることも含め、韓国は国際条約もルールも守れない非法治国家である。断固とした措置を取らないできた結果がこうした事態になったものだ。

日本政府の反応が、「日韓の法的基盤が根底から損なわれた」(河野太郎外相)とか「遺憾だ」とか、「残念だ」とか従来の域を出ていないのもうなづけない。断固とした対応策を取るべきだ。

日本政府は、国際司法裁判所(ICJ)への提訴も辞さない構えだが、これはほとんど意味がない。相手国の応訴が条件になっていて韓国側が裁判に同意しなければ成り立たない。竹島でもICJ提訴の話が出たが負けるに決まっている韓国側は拒否している。

為にICJの判事は仕事がない。先ごろまで皇太子妃、雅子さんの父親、小和田恆氏が務めていたが、ブログ子はその前任者とはオランダでゴルフをしたことがある。2日間ICJに連絡した形跡はなかった。

何らかの強硬な対抗手段はないものか。そう考えていたところ、4日の産経朝刊で、加藤達也記者が「韓国に2・5兆円ほど要求しては?」と書いていた。ブログ子は彼とは酒を飲んでいた時期がある。だから、韓国地検が名誉棄損で起訴した時は憤激した。韓国の朴槿恵大統領がセウォル号沈没事故第一報を受けた後、7時間に渡って所在不明の状態だったと書いただけで起訴するのだから韓国は法事国家の体をなしていないのはこの時からはっきりしている。

無罪判決を勝ち取ったのは当たり前だが、その彼がいう2・5兆円要求の根拠は、終戦時に日本人が朝鮮半島に残した個人財産は、報道当時の価格にして4兆9千億円になるという。その半額ほど要求するのだという.。日本相手に何でも金目当てに「ユスリ、タカリ」を繰り返す国にはいい薬になるかもしれない。

加藤記者は韓国が日本相手に毎度繰り返すパターンを書いている。

両国がもめるネタが韓国国民に浸透する過程では、(1)反日の土壌に日本統治時代の“記憶”が目覚め(2)共感・同調圧力が作用し(3)「人権」やプライドの問題とすり替えられて活動が組織化し(4)司法・行政府が世論を忖度した判断や方針を示して公認し(5)日本に善処を要求する―という流れが繰り返されてきた。

今回の判断を受け韓国政府は李洛淵首相名で、司法判断を尊重▽対応策を準備▽日韓関係を未来志向的に発展させることを希望―と表明した。これは定石パターン(4)の段階に来たから、次は(5)になっていくという。

その通りで、日本は何度煮え湯を飲まされたことか。最早これまでにない強硬策に出るときではないか。

そんなとき1日の産経紙面で阿比留瑠比記者が「韓国に分かる形で怒り示そう」と書いていた。その中にハタと手を打つ対抗策があった。

(中略)

難儀な話だが、韓国に対してはそれ相応の対応を取るしかない。徳島文理大の八幡和郎教授は10月30日、自身のフェイスブックに「日本は何もしないと思われるから韓国は無茶をする」と書き、次の5つの報復措置を提案していた。

(1)日本人が(朝鮮)半島に残した個人財産への補償を要求(2)対北朝鮮経済協力の拒否(統一時も含む)(3)3代目以降に特別永住者の地位を認めない事(4)歴史教科書における(近隣国への配慮を定めた)近隣国条項を韓国に限って撤回(5)韓国大衆文化の流入制限。

八幡氏は筆者に「これらは日本が単独でできる」と指摘し、こう付け加えた。

「日本はここまでやれると見せないと、韓国とは話し合いにならない。紳士的に対応していたら、韓国政府も(感情に流されがちな)国民を説得できない」

◇ ◇ ◇

ブログ子は特に(3)が効果があると見た。神戸で殺害した児童の首を校門に晒した「酒鬼薔薇聖斗事件」、中学1年生上村遼太君(13)が多摩川で泳がされて、主犯の18歳ら3人にカッターナイフで切り刻まれた事件の犯人はいずれも、在日韓国人3代目である。永住権剥奪の道は必要だ。

朝鮮半島は南も北も「度し難い」

 

産経支局長へのいわれのなき訴訟(無罪確定)といい、慰安婦問題への偏執狂的狂奔といい、韓国の行いには軽蔑することが多い。今回、徴用工問題で韓国最高裁が見せた、馬鹿げた判決には、国内では憤激を通り越し、あきれ返った反応があふれている。ブログ子はこうした国際常識も通じない司法後進国とは断交するしかない、と思うが如何か。

日本による朝鮮半島統治時代に「強制労働させられた」として、元徴用工の韓国人4人が新日鉄住金(旧新日本製鉄)に損害賠償を求めた訴訟で、韓国最高裁は30日、同社に賠償を命じた2審判決を支持して同社の上告を棄却し、原

気勢をあげる原告団

告請求の全額の計4億ウォン(約4千万円)の賠償支払いを命じる判決が確定した。

日本政府は請求権問題が1965年の日韓請求権協定で解決済みとの立場で、韓国政府もそれを認めているのだが、最高裁は、原告の個人請求権は協定では消滅していないとの判断を示した。

最高裁長官を務める金命洙氏は、反日姿勢を鮮明にしている文在寅大統領によって、昨年9月に任命された。最高裁判事どころか高裁判事さえ経験していない人物である。その後自分と同じ左派系の裁判官を次々に指名してきた。今回の判決には左翼政権の準備万端が伺われるのである。

土台、戦後賠償問題は、1965(昭和40)年の日韓国交正常化に伴う協定で、日本が無償供与3億ドル、有償2億ドルを約束し、「完全かつ最終的に解決された」と明記された。無償3億ドルに個人の補償問題の解決金も含まれる。法事国家ならどこからも動かせない「解決ずみ」事案なのに、韓国の司法はその土台を踏みにじった。

安倍首相はじめ河野外相は「日韓関係の基盤は根本から損なわれた」とのべ、自民党部会では、中曽根弘文元外相は「韓国は国家としての体をなしていない」と指摘。新藤義孝元総務相も「怒りを通り越してあきれる」と批判した。

戦時徴用は当時の法令(国民徴用令)に基づき合法的に行われた勤労動員であり、韓国最高裁の判断は明らかに誤っている。歴史に逆行する「日本たたき」を繰り返す韓国に甘い態度を取って来た歴代日本政府は目を覚ます時だ。今回も韓国政府は「司法の判断を尊重する」などとふざけた言動を繰り返しているが、まともな司法が存在していないことを自認すべきである。

このような事態になっても、韓国では、韓国政府が中心となって財団を設立し、韓国企業と日本政府、日本企業が参加する構想があるという。慰安婦問題と同じで財団を通じて元徴用工に慰謝料を支払うというたわけた話である。どこまで日本に甘えるのか。

日本政府内には韓国への忌避感が募っているという。判決は、韓国が国際協定を守れない前近代国家だと自ら宣言しているに等しいからだ。政府は北朝鮮問題に関して韓国との連携は維持するが、本音では韓国を相手にしない「戦略的放置」(政府高官)を強める考えだ。ブログ子は「断交」と理解する。

◇ ◇ ◇

司法記者クラブで違法性を訴える朝鮮学校OB

同じ日に、東京高裁で一つの判決があった。朝鮮学校を高校授業料無償化の対象から除外したのは違法だとして、東京朝鮮中高級学校高級部の卒業生61人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決だ。阿部潤裁判長は「文部科学相の判断に裁量権の逸脱、乱用があったとは認められない」として、請求を退けた1審東京地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。

阿部裁判長は、朝鮮学校の資産や補助金が在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に資金流用されている疑いが繰り返し報道されていて、その密接な関係から「就学支援金が確実に授業料に充てられるか十分な確証が得られず、学校運営が法令に従った適正なものであるか疑いが生じる状況にあった」と指摘。無償化対象から外した国の判断について「不合理とはいえない」と判断した。

当たり前の判決だが、敗訴した連中は司法記者クラブで記者会見して、上告してその不法性をさらに訴えるという。将軍様に上納することが見え見えなのにこの開き直りぶりである。

朝鮮半島は北も南も「ろくでもない」。

安田純平さんの解放報道にみる「違和感」

安田純平さん(帰国便の機中で)

 

2015年に内戦下のシリアに入り、武装勢力に拘束されていたフリージャーナリスト、安田純平さん(44)=埼玉県出身=が解放され、24日夜帰国、両親や妻と3年ぶりに抱き合い,、両親が渡したおにぎりときんぴらごぼうをうれしそうに食べたという。

妻で歌手の深結(みゅう)さんは会見し、「多くの方にご迷惑をかけて本当に申し訳ない。本当にありがとうございました」と涙を浮かべて感謝を述べ、「無事帰国することができました。可能な限りの説明をする責任があると思っています。折を見て対応します」との安田さんからのメッセージを読み上げた。

ここまでは本人も家族もまっとうな対応で、無事に帰れて本当によかったと思わせられたのだが、メディア特に朝日新聞の書き方が気に入らない。

朝日はこう書く。

《 解放の可能性が伝えられた23日夜から、ツイッターの安田さんのアカウントには、「どれだけ国に迷惑をかけたのか」「何があっても自己責任の覚悟で行ってくれ」と突き放す書き込みが寄せられた。紛争地での取材にこだわってきた安田さんを「エセ戦場ジャーナリスト」と揶揄(やゆ)するものも。日本政府は身代金の支払いを否定しているが、「身代金、俺たちの税金」と決めつけるものもあった。》

さらに都内在住のシリア人ジャーナリスト、ナジーブ・エルカシュさん(44)という人物の口を借りて、

《 「難民問題などの現場では、そこにいる人たちの様子や思いを伝えることにこそ意義がある」と安田さんの活動を評価し、「たとえ正当な取材活動でも、政府や組織の方針から外れて独立して動く人をすぐバッシングしてしまう。そうした現状を見つめ直してほしい」と訴える。》

《  自己責任を持ち出す批判は、2015年の過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人殺害事件の際にも出た。04年にイラクで拘束された日本人3人に対しても投げかけられた。》

テレビ朝日も 朝日新聞の週刊誌「AERA」の元編集長、浜田敬子氏を登場させ「後藤健二さんも犠牲になり、山本美香さんも亡くなられた。我々企業に勤めるジャーナリストが行けないところに、こうしたフリーランスの方が行っている」

この番組では放送大学名誉教授の高橋和夫氏もこの女性に同調して「「日本の大手メディアは人をださない。フリーランスが行かなければ情報がとれない」と語らせている。

大マスコミは危険な現場に足を運ばず、金を払ってフリーランスが寄せる情報を、己の電波と媒体に流すだけの存在、と言いたいらしい。

大マスコミの一端にいた人間として言わせてもらうが、新聞記者はそんな臆病者ではない。ちょっとでも現場に近く、多少危険でもより前線に行こうとするのはジャーナリストならほとんど本能として持っている。政府が渡航禁止地域としているからシリアに入らないだけである。

それに安田純平さん個人の行状にも問題があることを朝日は目をそらしている。

安田純平さんは一橋大学社会学部を卒業後に信濃毎日新聞を経てフリーのジャーナリストになった人物である。サイトの亭主の上司が「信毎」で主筆を務めた山路愛山の孫ということもあって、八ケ岳にいるときはよく読むのだが、とみに左翼色を強め、例えば先の沖縄知事選では一面が「辺野古移設反対」で埋まっていたくらい。

その後フリーになった彼は講演で、「どういう事情であれ、邦人保護は政府の責務だ。フリーのジャーナリストというものは、紛争地域であっても事態の真相を見極めるためにリスクを負って取材に行くものだ。常に『死』という自己責任を負う覚悟はできている」と話した。

さらに「俺が自己責任で戦場に行っているのだから日本政府は規制を図るな。口を出すな。何が起きても自己責任という考え方をもっている。」

危険地帯から退避するよう言ってくる日本政府は世界でも稀なチキン(弱虫)。

「安倍政権は俺の取材の邪魔をするな」
「現地が危ないわけねーじゃん!取材を妨害して集団的自衛権の行使か?」

そしてシリアに入ってすぐ拘束され、2016年5月29日のビデオでは「助けてください」と直筆でメッセージを送り、ネット上で公開された映像のなかで、「私はウマルです。韓国人です」などとわけのわからぬメッセージを出したりしてきた。(帰国の機中で過激派にそういえと脅されたと説明している)

彼が言う通り、邦人保護は政府の責務である。日本政府の要請により密接な連携の上救出にあたったとカタール政府が認めている。シリアのどの組織の犯行かわかっていないが、人質と引き換えに身代金を取るのは彼らのビジネスである。間接的に日本政府が支払った可能性もある。

どうも彼が啖呵をきるときは格好いいが、その悪態をつき通した日本政府のおかげで救出されたのは間違いない。

朝日新聞とその一党は「繰り返される自己責任論」 と非難するが、彼には自己責任について説明責任があるのである。そして日本政府への感謝と謝罪の言葉も。

列車事故に見る台湾の「今も生きる日本語」

台湾北東部・宜蘭県で21日午後4時50分(日本時間同5時50分)ごろ、台湾鉄道の特急「普悠瑪(プユマ)」号が走行中、脱線した。台湾行政院(内閣)によると18人が死亡し、168人が負傷した。

8両編成のうち少なくとも5両が横転した。車両は日本製で6年前から使われているというので心配したが、「(特急は)急ブレーキを3度かけたあと急加速し、急カーブを曲がる際『ドン』という大きな音がして車両が横転した」そうだから制御系統の異常で車両に責任はなさそうだ。

ところで、テレビでは、血を流してぐったりとした乗客が車両内から救助隊に助け出される様子を流していたが、その際、救急隊員が「タンカ、タンカ(担架)」と叫んでいるのを聞いて、改めて台湾ではいまでも日本語が生きていることを実感した。

今月行われた国際観艦式への参加をめぐり、海上自衛隊の自衛艦の「旭日旗」が許せないと難題を吹っ掛け、日本が自衛艦の派遣を見送った韓国と違い、同じ日本統治時代を送った台湾では、多くの日本人の恩を今でも称え、多くの日本の建築物を大事にしている。今でも多くの日本語が日常生活に生きていることはかねてから聞いていたが、救急隊員が叫ぶ「担架」には、あらためて台湾への親しみを感じた。

台湾では今も使われている日本語がわんさとある。トラック、ビール、スリッパ、オートバイ、ネクタイ、かわいい、カラオケ、たたみ(畳)、あっさり、みそ(味噌)、パン、のり(海苔)、トロ(まぐろ)、運ちゃん、気持ち、(工具の)ドライバー、背広、ライター、タンス(箪笥)、ばか(馬鹿)、おしぼり、ばい菌、ラジオ、ちょとまて(ちょっと待って)、かばん、りんご、ライター、にんじん、トマト、シャツ、(車の)ハンドル、看板、バッテリー、弁当(便當)、風呂、おばさん、カタログ、酸素、カーテン、アルミ、名刺、おしぼり、(車の)バック、ピストン・・・数えきれないという。なかでもコンクリは固いことから(あんたのアタマコンクリ)と独自に発展した日本語もあるというから面白い。

日本の敗戦後、台湾に侵攻した蒋介石の国民党は日本語を使用禁止にしたが庶民はしたたかに使い続け、日本で教育を受けた李登輝総統が解禁したあと、街中の看板にいたるまで多くの日本語が使われている。

脱線転覆した事故車両を一晩で土中に埋めて証拠隠しをした中国と違って、原因究明を急ぎ正確に発表されるであろうからそれを待つとして、ブログ子も台湾の人たちに心からのお見舞いを申し上げたい。

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教育勅語発言、メディアのハメ方が汚い

ブログ子、4カ月ぶりに下山、ブログ再開します。

記者会見する柴山昌彦文部科学相

24日から始まる予定の臨時国会で、野党各党はモリカケ問題と第4次安倍晋三改造内閣の閣僚の資質を追求する方針で、やり玉の一つに、柴山昌彦文部科学相の教育勅語発言を取り上げるという。野党は自分たちでは何一つ追及すべき材料を持たず、下種なメディアの尻馬に乗るか、重箱の隅をつつくようなことばかり取り上げる。いい加減にしろ!といいたい。

柴山氏は会見で、教育勅語について「アレンジした形で道徳などに使える分野もある」と発言した。これに対して各党から「認識違いも甚だしい」などと批判が巻き起こっているのだが、そもそも柴山氏の発言は一部の記者の質問によって引き出されたものなのに、メディアはそのことは伏せて唐突に大臣が言い出したかのように伝えている。

発端は、内閣改造直後の10月2日夜、文科省内で行われた柴山氏の就任会見で、NHKの記者が質問した「教育勅語について、過去の文科大臣は中身は至極真っ当なことが書かれていると発言されていますが、大臣も同様の考えか?」に答えたもの。

教育勅語をめぐっては、内容について現在に通じるものがある、とする肯定的評価と、軍国主義につながったとする否定的評価がある。教育行政のトップが何らかの見解を示せば、どちらにせよ批判を受けるのは必至だから、NHK記者の質問に対し、柴山氏は慎重に答えた。

「教育勅語については、それが現代風に解釈をされたり、あるいはアレンジした形で、道徳などに使うことができる分野が十分にあるという意味では、普遍性を持っている部分が見て取れるのではないかと思います」

記者「それはどの辺が、十分に使えると考えていますか」

柴山氏「同胞を大切にするとか、あるいは国際的な協調を重んじるとか、そういった基本的な記載内容について、現代的にアレンジをして教えていこうということも検討する動きがあるように聞いています。そういったことは検討に値するのかなというようにも考えています」

政府は昨年3月、教育勅語について「憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることまでは否定されることではない」とする答弁書を閣議決定している。

柴山氏の発言は、教育勅語にはない「国際的な協調」について言及するなど一部に誤解もあるが、閣議決定からは逸脱していない。

だが、共同通信の記事では《柴山昌彦文部科学相は2日の就任記者会見で、教育勅語をめぐって同胞を大切にするといった基本的な記載内容を現代的にアレンジして教えていこうという動きがあるとして「検討に値する」と述べた。「アレンジした形で、今の道徳などに使えるという意味で普遍性を持っている部分がある」とも語った》と伝えた。これでは、NHK記者の誘導質問のごときものに答えた部分がなく、大臣が率先して教育勅語論に及んだことになる。

普段でも左寄り記事を流している共同通信の原稿は全国の地方紙、ブロック紙にそのまま掲載される。案の定、野党は「認識違いも甚だしい」(立憲民主党の辻元清美国対委員長)、「教育をつかさどる大臣の発言として軽率だ」(国民民主党の玉木雄一郎代表)などと反発。全国紙も取り上げるようになり、社説で「柴山文科相の見識疑う」(5日付の朝日新聞)、「早くも時代錯誤の登場だ」(同日付の毎日新聞)と批判した。

あとは、屁でもないことを、ことさらにあげつらうリベラル連中の論法がまかり通るいつものパターンで、柴山文科相が 「(就任会見での発言は)私が教育勅語について何か説明しなければいけないということではなくて、あくまでも記者が質問したことに答えたということを、理解していただきたい」と述べたことなどどこも書かない。

◇ ◇ ◇
なんじ、臣民、父母に孝に、兄弟に友に夫婦相和し、朋友相信じ、恭儉(きょうけん)己を持し、博愛衆に及ぼし、学を修め、業を習い、以て知能の発達を啓発し、徳器を成就し、進んで公益を広め、世務を開き、常に国憲を重んじ、国法にしたがい、一旦緩急あれば、義勇公に奉じ、以て天壌無窮の皇運を扶翼すべし

どこが悪いというのか。至極当然の学習目標を並べただけではないか。最後の部分は当時としては当たり前で、いまどき皇室賛美、戦争賛美などと受け取る輩がいるはずもない。大臣が変わるたびに、同じ質問をぶつけ、あわよくば揚げ足をとろうとする文科省記者クラブの馬鹿さ加減には愛想が尽きる。

ブログの亭主 10月まで留守にします

恒例にしていますが、今年も八ケ岳にこもります。パソコンなし、テレビなし、外界とはケイタイだけでつながる環境ですのでブログの更新はお休みします。

今年は9月に北海道旅行を予定していて、馬術部仲間とトレッキングなどするので何度か山を下りますがブログ更新の余裕はないと思います。秋風吹くころ再開します。

南京大虐殺記念館を訪問する恥ずべき「元首相」たち

以下はブログ子の言いたいことを的確に書いている【阿比留瑠比の極言御免】(産経)からの一部引用である。

(引用開始)

福田康夫元首相

鳩山由紀夫元首相と同レベルということになる。(6月)24日に中国・南京市の南京大虐殺記念館を訪問した福田康夫元首相のことである。中国メディアによると、福田氏は花輪を供え、記者団にこう語ったという。

「過去の事実を正確に理解しなければならない。もっと多くの日本人が記念館を参観すべきだ」

だが、記念館は日本軍の南京占領によって「30万人」が犠牲になったとの根拠のない誇張された数字を宣伝する施設である。「南京占領で1カ月に2万件近い強姦事件が発生した」などと、あり得ないことが表記された展示物もある。

そこを参観することで、どうして福田氏が述べるように過去の事実を正確に理解できようか。南京事件で謀略・宣伝工作を仕掛ける中国側を喜ばせ、いったい何がしたいのか。

この記念館には平成25年1月、鳩山氏も訪れ、こう語っている。

「私は日本人として、この事件に責任を負わなければならない。心からおわびしたい」

責任を負うのであれば、勝手に莫大な私財でも寄付したらどうかと思う。とはいえ実際は、中国による反日国際世論づくりに一役買っているだけである。

過去には福田、鳩山両氏のほか海部俊樹、村山富市両元首相、古賀誠元自民党幹事長ら有力政治家も記念館を訪問しているが、多くの日本国民にとっては迷惑千万な行為ではないか。

もっとも、福田氏が極端に中国寄りの言動を示すのは今に始まったことではない。19年9月、自民党総裁選への出馬記者会見では、靖国神社に参拝するかどうか聞かれて、こう語ったのが記憶に鮮明である。

「お友達の嫌がることをあなたはしますか。国と国の関係も同じ。相手の嫌がることを、あえてする必要はない」

この総裁選で福田氏は麻生太郎現副総理兼財務相を破り、首相に就く。その後福田氏は体を壊したわけでもないのに、約1年で政権をほうり出した。退任記者会見では 「私は自分のことは客観的に見ることができるんです。あなた(記者)とは違うんです」

20年9月の退陣表明記者会見で、福田氏がこう言い放ったことは当時、話題を呼んだ。本当に自分を客観できるのなら、今頃になってのこのこと南京大虐殺記念館になど行かないだろうと思う。
(引用終わり)

7月4日産経のインタビューで出かけた理由をこう語っている。

(引用開始)
マネキンを使った展示物などがあまりにもおどろおどろしいと聞いていたので行かなかったが、2014年に習近平国家主席が記念館を訪問した後、内容が随分入れ替えられたと聞いた。それならばぜひ行ってみたいと。

時間の都合上、すべてを見学することはできなかったが、写真や文書を中心とする実物主義というか記録主義という感じで、納得できるようなものが多く、説得力はあったと思う。

記念館の館長は、南京の城内の人だけでなく、そこに至るまで日本軍が戦争しながら殺害した人も30万人に入っているというふうな感じの説明をしていた。30万人は南京市内にいた人だけではないというような説明だったね。

(引用終わり)

能天気な人である。中国が主張する虐殺30万人は当時の市民より多い。日本側からさんざその矛盾をつかれて、今になって中国側は「周辺の地区の犠牲者含めて」と修正しているだけである。
朝日は日本兵が住民から鶏を買っている写真に「住民から鶏を強奪する日本兵」のキャプションをつけた。「住民を斬首する日本兵」は八路軍の虐殺だった・・・

こうしたまやかしの日本たたきに乗っかる元首相や長老たちは許せない。

即刻放校しろ 高校バスケ審判を殴り倒した選手

日大アメフト選手の後ろタックルにも驚いたが、このバスケ選手には開いた口がふさがらない。いくら高校生とはいえ、これではスポーツというものが成り立たない。この留学生選手は即刻、放校してアフリカに帰国させルべきだ。同時に強豪チームに見られる「人買い」よろしく異国から選手を探して連れてくる学校も排除するべきではないか。

長崎県大村市内で17日行われた全九州高校大会の男子準決勝で、判定を不服とした延岡学園(宮崎)の留学生選手が試合中に審判員の顔面を殴打したと発表した。試合は没収試合となり、延岡学園は敗退した。

延岡学園の留学生選手が福岡大大濠の選手に仕掛けたピックアンドロール(相手をブロックする行為)がファウルの判定となったことに不満だったのか、無言で審判員に詰め寄ると突然、強烈な右ストレートを顔面に見舞った。身長2メートル近い留学生選手の一撃を食らった審判員はそのまま仰向けに転倒。口を10針縫うケガを負い、救急車で病院に運ばれた。コートには血が飛び散るなど、体育館は騒然となった。

 延岡学園は全国大会優勝経験もあり、これまでに多くのプロバスケットボール選手も輩出している。今夏の全国高校総体(インターハイ)出場も決めている全国屈指の強豪校。

ムヤ・カバンゴ・フランシス選手

この選手は今年2月、アフリカのコンゴからやってきたムヤ・カバンゴ・フランシス選手(17)で、長崎県警大村署で任意聴取を受けた際近くにいた審判員に謝罪したといい、審判員は「これからもバスケットボールを続けてほしい」との趣旨の言葉を掛け、被害届は出さない方針という。

延岡学園はこれまでに18人の留学生を受け入れていてこの選手も2メートル1センチの長身を買われてセンターを任されて自分の得意はダンクと語っていた。映像をみたがいくら高校生選手とはいえ、殴られた審判は吹っ飛んでいた。

バスケに限らず多くのスポーツでチーム強化の手っ取り早い方法として外国人留学生を導入している。たいていは貧困国から来るから学費はもちろん交通費、生活費まで面倒を見ている。勝つためにそこまでして選手をあさってくる必要があるのか。少子化で生徒が集まらず学校名を上げて一般生徒を集めたいという目論見があるのだろうが、こんな「移民」はたくさんだ。

笑えた 北朝鮮が朝日新聞を「御用保守論客」だと

米朝会談に隠れて大きく報道されなかったが、北朝鮮メディアが朝日新聞ソウル支局長を「御用保守論客」と断じ、猛烈に非難したのには笑った。なぜなら、これは毎度、産経新聞を非難するときの常套句だったからである。日本ではオイオイ正気かよ、と言われる罵詈雑言の寄って来たるところは――。

朝日新聞は5月、経済改革の停滞へのもどかしさから、金正恩朝鮮労働党委員長が涙を流す映像が上映されたと報道していた。党機関紙の労働新聞は9日付の論評で、「日本の『朝日新聞』が、われわれの最高尊厳を冒涜し共和国の現実を悪辣にこき下ろす謀略記事を掲載した」と主張。「許し難い犯罪行為の張本人」として、牧野愛博ソウル支局長の名前を挙げた。

論評はさらに、「牧野と『朝日新聞』の妄動は、『日本疎外』で不安になりいらだつ安倍一味のそそのかしの下で行われる敵対行為の一環」として、記事が安倍晋三政権の意向を受けているとの見解を披露。8日付の朝鮮中央通信の論評では「半島の民族的和解と情勢緩和の雰囲気を阻もうとする断末魔のあがき」とも表現した。

朝日新聞社広報部は「批判は当たらないと考えています」としている。当たり前なのだが、朝日の朝鮮半島報道をめぐっては、韓国大統領府も5月、政府の対北対応について事実と異なる内容を報じたとして、朝日新聞を無期限の出入り禁止処分にしている。

笑ったのは日ごろこうした処置を取っているのは産経新聞に対してだからである。韓国は産経への非難、取材拒否、前支局長への告訴(無罪判決)と出国禁止措置など同紙のやることなすこと頭にくるらしい。北も朝鮮総連は産経の電話すら拒否して口汚くののしり、「御用新聞」というのが常だった。朝鮮半島では北も南も常識をどこかに置き忘れているのだが、それが今度はそっくり朝日新聞に向けられている。

朝日新聞は5月30日付朝刊の1面トップで、北朝鮮国内で4月、金正恩氏が海辺で泣く場面を収めた記録映像が上映されたとする記事を掲載した。日本なら血も涙もある、と評価されるところだろうが、あちらでは尊厳をないがしろにしたとなるらしい。首領が泣くことはないといいたいのだろうが。

南北朝鮮のメディア批判は真っ当な報道への勲章と思えばよい。

ひどすぎる新潟知事選の野党応援

女性買春事件で辞職した前知事の後を選ぶ新潟県知事選は10日、投開票され、自民、公明両党が支持する前海上保安庁次長の花角(はなずみ)英世氏(60)が、立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の5党が推薦する前県議の池田千賀子氏(57)ら2人を破り、初当選した。

佐高信氏

負けた5野党が推薦した池田千賀子陣営は「なぜ支持広がらなかったのか」 戸惑っているそうだが、ブログ子は応援演説に馳せ参じた評論家の佐高信氏と法政大教授、山口二郎氏の下劣な説法が大いに「寄与」したものと考える。

8日夜、、新潟市中央区のJR新潟駅前で行われた応援演説では評論家の佐高信氏は「安倍晋三は拉致問題を食い物にして首相になり、無責任なことやってる。本当に拉致問題を解決したいなら平壌に乗り込め。そして帰ってくるな」と絶叫したという。 さらに、「安倍のバカなバカ騒ぎを打ち破るためにも絶対に勝たないといけない。自民党に天罰を、公明党に仏罰を」と声を張り上げた。

また、山口二郎氏は「もう腐った男はいらない。女性の知事を実現させるべく、力いっぱい戦っていただきたい」と訴えた。

あきれたものである。選挙演説では相手を罵倒するのはしょっちゅうでかなりオーバーな言い方も許されるものだが、二人の言説はやくざの喧嘩論法みたいでとても政治評論家の言とは言えない。もはや単なる沖縄左翼のアジテータ演説と変わらない下品さである。

山口二郎氏

佐高氏は山形から評論で飯を食うべく単身上京した時から知っている。最初に政治評論の場を提供したのが私が在籍していた夕刊タブロイド紙だったからで、今でもパーティーで会うと昔話をする間柄である。政治家の言葉の空間を読み取り整然と論破する正義派で、今回のように「拉致問題を食い物にして首相になり・・・」なんて空疎な言葉遣いをする人ではなかった。

山口氏は定年で今の私大に行く前は北大教授で、ブログ子と同窓というのでテレビでしゃべるのを注目していたが、専門の地方自治がらみ組織論など傾聴に値する目新しさがあった。「腐った男はいらない」など三流弁士の手法はどこで仕入れてきたのか。

櫻井よしこ氏の「 科研費の闇、税金は誰に流れたか 」( 日本ルネッサンス 『週刊新潮』 2018年5月3・10日合併号)によると2015年の平和安全法制に反対する集会の中で「安倍に言いたい! お前は人間じゃない! 叩き斬ってやる」と演説したという。4月20日の「言論テレビ」での衆議院議員、杉田水脈氏によると、山口氏には巨額の科学研究費補助金(科研費)が支給されている。

02年から06年までの5年間に亘る研究、「グローバリゼーション時代におけるガバナンスの変容に関する比較研究」には4億4577万円、12年から17年の「政権交代の比較研究と民主政治の可能性に関する考察」に4498万円など、山口氏は16年連続で科研費を獲得し、その合計は6億円近くに上っていると指摘している。6億円も国からもらっていて、この悪たれには説明の一言があってしかるべきだろう。

まあ、5党の寄り合いの選挙参謀は蓮舫とか山尾志桜里とか辻元清美とか大衆受けするアジテーターを期待したのだろうが、かえって反感を買ったのだ。それが敗因である。

可哀相過ぎるでは済まされない

船戸結愛ちゃん=フェイスブックから

東京都目黒区のアパートで両親に虐待された末に死亡した船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5歳)は、ひらがなの書き取り帳に「反省文」を残して死んでいった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ママ、もうパパとママにいわれなくてもしっかりと じぶんからきょうよりか もっともっとあしたはできるようにするから もうおねがいゆるしてゆるしてください おねがいします ほんとうにもうおなじことしません ゆるして

きのう ぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおす

これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだからやめるので もうぜったい ぜったいやらないからね わかったね ぜったいのぜったいおやくそく あしたのあさは きょうみたいにやるんじゃなくて もうあしたは ぜったいやるんだぞとおもっていっしょう

けんめいやって パパとママにみせるぞというきもちで やるぞ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー.
これを発表した警視庁捜査一課の幹部や、民放のアナウンサーは読みながら涙にくれたという。ましてこ張り裂けそうな一文を新聞で読んだ多くの一般の人とて同じであったろう。

把握しながら結果的に見過ごした愛媛県と目黒区の児童相談所には非難が殺到していて小池真理子東京都知事も児童相談所の体制強化を表明。加藤勝信厚生労働相も児相の対応について、省内の専門委員会で検証する方針を示した。 しかし毎度繰り返される児童虐待へのその場限りの対応に終わるとしか思えない。

船戸雄大容疑者

やはり己は安穏に暮らしながら残酷な仕打ちに終始した両親への非難がまず最初であろう。涙なくしては読めない文章を残して逝った船戸結愛ちゃん=当時(5)=の父親で無職の船戸雄大被告(33)(傷害罪で起訴)と、母親の優里容疑者(25)(保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕)の2人が送検される時の無表情な写真を見ると、腹立たしいばかりでなく、こんな人非人からもっと早く引き離す方法がなかったのかと思う。

 

昨年も多くの幼児虐待事件がありそのたびに、ブログ子は「無理とわかっていうのだが」幼児が受けたと同じ虐待をその加害者に与える方法を検討すべきだと訴えてきた。

結愛ちゃんの部屋には室内灯が取り付けられていなかった。結愛ちゃんは自分で目覚まし時計をかけて毎朝4時頃に起床し、暗い部屋で平仮名の書き取りをさせられていたという。真冬でも暖房をつけず、一人で暗い部屋に放置され、ベランダに出されて足の裏は凍傷になっていた。

結愛ちゃんの遺体を司法解剖した結果、免疫に関わる「胸腺」の重さは同年代平均の5分の1程度だった。杏林大医学部の佐藤喜宣名誉教授(法医学)によると、長期間、継続的に虐待を受けた子どもにみられる傾向だという。

日本にはないがアラブには「目には目を」がある。むち打ち刑や石打ち刑と同じく、父親の船戸雄大被告(33)には量刑とは別に、これと同じことを真冬に味わわせねばならない。

辻元清美のチイチイパッパ

昨30日、約1年半ぶりに行われた党首討論。いつもは見るのだがアホらしいのがわかっていたので、翌日の新聞で済ませた。果たして、立憲民主党の枝野幸男代表は恥ずかしげもなく従来と同じ質問を繰り返したという。

安倍総理が「(枝野氏が)言われたことは何回も御(おん)党、また他党から質問されたことだ」と答えると、辻元清美から「100回聞いた」とヤジを飛ばした。

すかさず安倍総理は 「今、後ろから100回聞いたとヤジが、辻元さんからございましたが、同じことを聞かれれば同じことを答えるのでございます」 と突き放した。

共産党の志位和夫委員長も、国会でモリ・カケをめぐる議論が始まって1年以上がたつと振り返り、「疑惑はますます深まる一方だ」と強調して首相に辞職を迫ったが質問内容はこれまで出てきた問題のまとめにすぎず、新味はなかったとある。ただ、国民民主党の玉木雄一郎共同代表は一切、モリ・カケに言及しなかった。1週間前、自身のツイッターに「もう詰んだ。愛媛県作成の新たな文書で、総理のウソが明らかになった」と書いた人間が豹変したのも野党批判高まる中、そういわざるを得なくなったのだろう。野党はますますバラバラ感が目立つだけだ。

日に日に野党、特に立憲民主党への風当たりが強まる原因は辻元清美への嫌悪感があると思う。例えば22日に国会内で開かれた立憲民主党の代議士会での一場面である。

辻元清美国対委員長「加計学園の問題で(愛媛県の新)文書が出てきたことは皆さんもご承知の通り。誰が嘘をついているのか。はい、誰でしょう?」

党所属議員「(一斉に)総理!」

辻元氏「だよねー」

童謡『雀の学校』の歌詞はこうである。

チイチイパッパ チイパッパ
雀の学校の先生は
むちを振り振り チイパッパ
生徒の雀は輪になって
お口をそろえて チイパッパ
まだまだいけない チイパッパ
も一度一緒に チイパッパ
チイチイパッパ チイパッパ

社会党時代、秘書給与詐欺事件で逮捕、有罪判決を受けているが、女の闘いで福島瑞穂にはじき出されて社民党から民主党へ。「ソーリ、ソーリ」で名を馳せ、いつもテレビ中継の画面に入るような場所に陣取っているので有名である。
立憲民主党で国対委員長に就任してからは大好きなそのテレビに頻繁に登場するようになて有頂天なのだろうが、ブログ子は画面に映るとサッと消すことにしている。

大阪府10区(高槻市)の人たちよ、早く落としてくれ、この醜悪な議員を。早期解散を待望する第一の理由である。

「広報」が一番やってはならない見本の「日大広報」

後手につぐ後手。日本大アメフット部の悪質タックル事件は対応のまずさが混乱に輪をかけているのだが、とどめの一発と言えるだろう。内田正人前監督(62)らによる23日の記者会見をめぐり、司会者だった日大広報職員の対応が「史上最悪の広報対応」として語り継がれる事態に。

ブログ子も中継を見たが笑ってしまった。というのも、10年以上前になるが航空会社の「非常時対応の広報の在り方」というのに招かれ成田で大勢の職員の前で話したことがある。そのとき自社便が墜落したという想定で壇上に上げた社長にメディアの質問というのをつぎつぎぶつけた。社員の前で答えに窮し、しどろもどろになる社長の姿を社員に見せたうえで、いかに応答がテレビの裏側に直結しているかを説き、「絶対にウソは言わない」などいくつか挙げた中で「メディアへの対応は理不尽であっても最後まで付き合う」ということを挙げた。

米倉久邦・日大広報部顧問

それと真逆のことが日大本部で繰り広げられたので、思い出し笑いをしたのだが、この最悪の広報は日大広報部顧問の米倉久邦氏(76)という。早稲田大学大学院卒後、共同通信社に入社。ワシントン特派員、経済部長、ニュースセンター長、論説委員長などを経て、NHK情報公開・個人情報保護審議委員も歴任した。 自然に関する見識を有し、「森」や「山」に関して著書が5冊。これまで出版した本のプロフィールには、「60歳の定年を機に百名山を踏破した男」と紹介されており、57歳で森林インストラクターの資格を取得、日本山岳会会員、森林インストラクター、東京スキー山岳会会員。

メディア広報対応の豊富な知識などが買われ、日大広報に就任したとされる。世間では新聞記者は広報マンに適しているという誤解があるようで、定年後いろんな企業の広報に招かれることが多い。この人も2000年に退職後10数年この職場に安住していて、多分今回が初めてその手腕を期待されての司会だったのだろうが、記者時代の高飛車な態度で取材にあたる癖が出た。悲惨な対応は次の通りだ。

会見では1時間が経過した頃から、複数の質問をする記者に「他にも手が挙がっているので、質問を続けないで」と牽制。1時間45分が経過したところで打ち切ろうとしたが「納得いかない」「まだ質問させろ」と一部報道陣から不満の声が挙がるなど収拾がつかない事態に。「みんな見ているんだ。あなたのせいで日大のブランドが落ちますよ」の“口撃”に「落ちません!」と即答で応酬した。さらに時間が経過すると、まだ多くの記者が質問しようと挙手しているにもかかわらず、「大体同じ質問が繰り返されているので、これで質問は終わり」「迷惑ですから」などと、何度も会見を切り上げようとした。

質問に答えようとする内田前監督の発言を遮って記者を制する光景もみられ、記者が「この会見をみんな見ている」と指摘すると、米倉氏は「見ても見てなくてもいいんですけど」。さらに「あなたの発言で日大のブランドが落ちる」と水を向けられると「いえ、落ちません」と言い放ち、会場からは失笑が漏れた。

会見後も司会者と報道陣の応酬が続いたが、リポーターから「深刻さが分かってますか」の質問に「分かってますよ。1時間30分やれば、それ以上、同じ質問ばっかりですから」と内田氏。さらに「納得できてないから続くんじゃないですか」の問いに「いやいや納得するまでやったら2時間も3時間もかかる」と応じ、「納得は前提ではないということですね」と聞かれると「前提もクソも…」と反論していた。

自民党の石破茂元幹事長もあきれて、石破派会合のあいさつのなかで「(日本大学側の対応について)いくつかのテレビをちらちら見たが、ああいう対応をしてはいけないという標本のようなものではないか。生徒が、選手が必死の思いで、ああいうことを述べた。それに対する大学側の対応は本当にあれでいいんだろうか」と慨嘆した。

日大アメフトの悪質プレー問題は日大広報のお粗末問題へと飛び火した。

また始まった朝日新聞の「徘徊」偽善

朝日新聞は《今後の記事で、認知症の人 の行動を表す際に「徘徊」の言葉を原則として使わず「外出中に道に迷 う」などと表現することにします。今後も認知症の人の思いや人権につい て、本人の思いを受け止め、様々な側面から読者のみなさんとともに考え ていきたい》(2018年3月25日)そうだ。

朝日新聞とこの手の「心優しい人と集団」はこれまでも病名の言い換えに熱心だった。「精神分裂病」は人間性が壊れたように受け取られると学会ごと「統合失調症」と変えられた。「らい病」は恐怖心をあおると「ハンセン病」に、 「アル中」は「アルコール依存症」に変わったが、それで何か変わったか、と問いたい。

朝日の方針では、今後「徘徊老人」は「外出中に道に迷った老人」となるらしいが、「盲人」を「目の不自由な人」と言い換えているNHKや民放同様、かえってタブー意識を高めるだけではないか。ことさら差別的に使うのは論外だが、この手のことは言葉をやさしく言い換えても、かえってわかりづらくするのは、上述のような病名の言い換え例をみても歴然だろう。

朝日新聞は医学用語だけでなく、ときどき意識的に日本語を強制的に「いじる」癖がある。政治用語ではかって「北朝鮮」を使わせない筆頭メディアであった。正式名称を書くべきだという論調に外務省も「相手国の要望」と相乗りして「北朝鮮」(朝鮮民主主義人民共和国)とながながと記述させた。当時政治記事を書くことが多かったブログ子も閉口した覚えがある。拉致や朝鮮総連の悪行が暴かれるとともに、世論を受けてあっという間に「北朝鮮」で片づけるようになったのは喜ばしいことだった。

朝日の言い換えを実践している自治体もある。東京都国立市では 徘徊を「いいあるき」と表現する。

《ひとりで外出し道に迷っ てしまう認知症の方を国立市では、「徘徊」と言わず「いいあるき」、「迷ってもいい、安 心できる心地よい歩き」と表現しています》(市報「くにたち」 から)

こういうのを独りよがり、という。「いいあるき」「「迷ってもいい、安 心できる心地よい歩き」が認知症による徘徊行動という現実からかけ離れたわけがわからないものになっている。朝日流「偽善」はまっぴらだ。

おかしな国だよスイスは

電気ショックを与えてから食え、とスイス政府

スイスでは2018年3月以降、イセエビ、ロブスター、カニ、ザリガニなどの甲殻類を調理するには「人道的な配慮」が必要となった。この法律で、ロブスターなどを生きたまま蒸したり、ゆでたり、焼いたりするのは法律違反となり、生きたまま熱湯にほうり込む前に、まず脳に電気ショックを与えて麻痺させるか、なんらかの「物理的な」方法で脳の機能を停止させた後み調理しなければならなくなった。

その理由は後述するが、ブログ子は以前チューリッヒ湖畔の対岸にオードリー・ヘップバーンの屋敷があるというレストランでロブスターを食べたときのことを思い出した。生きたまま茹でていたものだが果たしていまどうなっているのだろうか。法施行ご2カ月、どこかのシェフがしょっ引かれたとい報道もないところをみると、よろしくやっているのかもしれない。

スイスというのは日本人のあこがれの国である。日本の先を行く永世中立国、国中が絵葉書という美しい景色、国際人を育てる教育国家・・・娘をスイスの学校に入れるべきかと世界をまたに歩き回っている同級生に相談したら、一言の下に「止めろ!無国籍人間を育てるだけだ」と言われた。そのうち、北朝鮮の金一家の子弟がみなスイスの学校に入っているで有名になって誰もが敬遠するようになった。あこがれと現実は違うのである。

スイスは動物愛護がもっとも進んだ国のひとつで、野生動物・家畜に関わらず、動物の身体的、精神的な健康を守る法律がたくさんある。なかにはモルモットやオウムなどの社会的な動物の一頭飼いを禁じるという、ものすごく手厚い法律もある。

そこで、こんな法律がまかり通ったいきさつだが、2013年にイギリスのクイーンズ大学のボブ・エルウッド教授がカニの実験はこうだ。水槽に隠れ家をふたつ設置し、水槽中に90匹のカニを放流した。カニたちがすべて隠れ家に 納まったところで、片方の隠れ家だけに電気を通した。いったんカニたちを回収してから2度目に水槽に放すと、ほとんどが以前選んだ隠れ家に戻っていったそうだ。そこで、今度は片方の隠れ家に電流を流してカニたちに電気ショックを与えた。またカニを回収して3度目に水槽に放した結果、カニたちは電気を通された隠れ家には近寄らずに安全なほうに集まったという。

電気ショックをさける行動をとったカニたちは、人間が感じる痛みや苦しみとは違うものであれ、やはり好ましくない何かを感じ取っていたと考えられる。このため、スイス政府は食用に水揚げされる甲殻類すべてにおいて、痛みを軽減する法的配慮が必要と判断した。

あほらしい限りだがスイス政府は、,調理法以外にも、甲殻類を海から食卓に運ぶまでの流通ルートに新しい規制をかけた。

海がないスイスゆえにオマールエビなどは、爪を縛られて氷詰めにされ運ばれていたが、今後は「海水生物はつねに自生していた環境内に置かれること」を求めている。海水ごと生け簀ごと運ばなければならない。コストと手間が何倍もかかるから料理の値段はうなぎのぼりであろう。

この研究をスイス政府に売り込んだ、先のエルウッド教授は「人道的な扱いを受けたか否かを商品に明示されるべきだ」とも話している。

世界が笑っているうちに動物愛護運動が極端に偏向してクジラは高等動物だから捕鯨は残酷だと日本の調査捕鯨船がシーシェパードの体当たりを受け、イルカの追い込み漁の映画が上映され、毛皮を着た女性はペンキをかけられた。

諸悪の根源はスイスに始まっている。結婚式の伊勢海老料理だってどうなるか知れたものではない。

潔(いさぎ)よくてよろしい

「まけ」だけのイラスト

いつも見慣れている裁判所前の光景では「不当判決」と垂れ幕を掲げるところだが、これは「まけ(負)」だけ。

一風変わっているが、実にわかりやすくて好感を持った。未練たらしい「陳腐」なスローガンを掲げる弁護士諸氏はぜひ今後これを参考にしてもらいたい。

CMを「陳腐」と言われ、名誉を毀損されたとして、美容外科「高須クリニック」を運営する医療法人が、大西健介議員(希望)や当時所属していた民進党、国などに1千万円の損害賠償と謝罪広告掲載を求めた訴訟の判決が23日、東京地裁であった。河合芳光裁判長は「発言は名誉毀損といえない」として医療法人側の請求を棄却した。

大西氏は昨年5月の衆院厚生労働委員会で、美容外科の広告規制に触れ「『イエスまるまる』と連呼するだけのCMなど、非常に陳腐なものが多く、患者が医療機関を選ぶ上で有用でない」などと発言した。「イエス、高須クリニック」のCMで知られる高須克弥院長はこれにコチンときて提訴したものの、この日いわば門前払いをくったかたち。

ま、敗訴したわけだが、そのとき、パートナーで漫画家の西原理恵子氏が掲げたのが写真。「まけ」とだけ書いたイラスト。

院長は「(発言で)僕はすごく傷ついた。控訴する。最高裁で闘うのが夢だ」と意気軒高だが、まあそれは個人の自由だから措いておく。

こちらは見慣れた「不当判決」

ブログ子は、いつも敗訴したプロの弁護士連中が掲げる「不当判決」には文句をいいたい。法廷で黒白を争うとき、原告・被告とも法律論を戦わせてた上で、判定を裁判所にゆだねるという約束事で成り立っている。どういう判決であろうとも結果には従わねばならない。不満があれば上級審に控訴、上告することが認められている。

それなのに己の「私見」にすぎない「不当判決」とわめくのは、法曹の世界に生きるものとして見苦しいと思う。

何が「# MeToo」だ!

下の写真は、立憲民主党の辻元清美国対委員長や蓮舫参院国対委員長、社民党の福島瑞穂副党首ら野党議員が20日、財務省の福田淳一事務次官のセクハラ疑惑などを追及する国会内での6野党合同集会にそろって黒服姿で参加したときのもの。

この名前、ブログ子が大嫌いな名前で、間違ってもセクハラなどに無縁の女性である。それにしても「#MeToo」の意味が分かっているのだろうか。「#MeToo(私も)」運動は「ハッシュタグ・ミートゥー」と呼ぶ。セクシャルハラスメント(セクハラ)など性的暴行の被害体験を告白・共有する際にソーシャル・ネットワーキング・サービスで使用される。ハッシュタグ「#」をつける意味は、同じようなタグ付きメッセージを収集したりそれがついている全メッセージを電子的検索ができる。

検索とは関係ないから、彼女らの趣旨なら「Me Too」で十分である。よくわかりもせずパフォーマンスでこのプラカードと黒服で臨んだのだろう。それが証拠に、麻生太郎財務相が辞任するまで衆院の内閣、厚生労働両委員会を欠席戦術に出た。いわゆる「寝た」わけだ。

衆院厚労委では、同党など6会派が共同提出した生活保護法改正案の審議も行われたが、野党が欠席したまま質疑が行われた。自ら出した法案の議論の機会をも放棄する姿勢は政治家としての自殺行為である。いかにパフォーマンスだけの政党かわかろうというものだ。

見せかけだけかもしれないが北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が「核実験や中長距離ミサイル、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射も必要がなくなり、北部核実験場も使命を終えた」と述べ、米朝首脳会談も近い時に、少しは日本の安全保障の問題を考えることはできないのか。

セクハラで「Me Too」なら 彼女らの党もわんさと「Me Too」をお持ちだ。立憲民主党は昨年末、週刊誌で元秘書にセクハラを告発された青山雅幸衆院議員を無期限の党員資格停止処分とした。タクシー車内で女性に強引にわいせつ行為をしたと報じられた初鹿明博衆院議員には6カ月間の役職停止処分を下した。

偉そうに「Me Too」なんて言えた立場ではないのである。

テレ朝女性記者、きれいごとが過ぎる

自社の女性記者であったことを公表するテレビ朝日

セクハラ疑惑で福田淳一財務事務次官が辞任した18日夜、テレビ朝日は週刊新潮にタレこんだのが同社の女性記者で、会話の録音データも提供していたことを公表した。

テレ朝によると、女性は福田氏に無断で会話を録音していた。上司に「(自社での)報道は難しい」と判断された後、「責任の重い立場の人物による不適切な行為が表に出なければ、今後もセクハラ被害が黙認され続けてしまうのではないか」との強い思いから、週刊新潮側に連絡。取材を受け、録音の一部も提供したという。

テレビを見ていたら早速「彼女の勇気に感動した」とかいう政治評論家を名乗るコメンテーターがいたが、はたしてそうだろうか。

ブログ子が新聞社で編集責任者をしていた経験から言えば、この上司と同じく「(自社での)報道は難しい」と判断しただろう。無断で会話を録音するという取材方法、1年半にわたって財務次官に誘われるまま2人だけの食事に出向いていることが理由である。

女性記者がすべてきちんとした取材方法を取っているわけではない。「おんな」を売りに、しなを作って取材対象に迫る人も結構いるのである。同僚の女性記者にもいたし、他社にもいた。誘われて密室の食事場所に数回も出かければ、相手が「その気」になって、報道されているようなことを口にするだろう。

この女性記者は上司に記事化(報道)が難しいといわれるや週刊誌に駆け込んでいる。これも、従来からよくある手口である。宮内庁記者クラブで多いのだが、取材で得た裏話や隠し事を自社で書けば、宮内庁から出入り禁止か取材から外される。一方、週刊誌は記者クラブから排除されているから、加盟社の誰かのまた聞き取材しかできない。そこで女性誌などが接近してくるので、そちらに流す。臨時収入にもなる。

「不適切な行為が表に出なければ、今後もセクハラ被害が黙認され続ける・・・」とはちと、綺麗ごとが過ぎる気がする。福田次官はセクハラ発言を否定しているが、それを言う前に「嵌められた」といった方が、世の常識にかなうように思う。

男はみんな助平だ

ブログ子が敬愛する山本夏彦の言葉である。

「身辺清潔の人は、何事もしない人である。できない人である」

「男が助平なら女も助平に決まっている」

男が甘言、妄言、虚言を駆使して女にすり寄るのは種の保存の上からして当然のことであると思っている。ただ似非文明の下で男女平等とかセクハラの名で糾弾されるものだから、本能丸出しを差し控えているだけである。

夏彦先生はこうも言っている。「私は衣食に窮したら、何を売っても許されると思うものである。女なら淫売しても許される。ただ、正義と良心だけは売り物にしてはいけない」

悲しいかなその「正義と良心」を売り物にする週刊誌、新聞、テレビのおかげで、米朝会談や中国が世界でくりひろげる横紙破り、ロシアの恐ろしい反体制派狩りなどにはそっぽ向いて、日本は朝から晩まで下ネタ流行りである。

【その1】

福田淳一財務事務次官

週刊新潮による福田淳一財務事務次官(58)の下ネタばらし。女性記者に、「旦那は浮気しないタイプなの?」「予算通ったら浮気しようね」「おっぱい触っていい?」「手縛っていい?」といったとか言わなかったとか。

記者とのやりとりを録音した音声を公開され、どうやらクロのようだが、週刊誌を訴えるとともに財務省ぐるみで先延ばし作戦。曰く「一方の当事者である福田事務次官からの聴取だけでは、事実関係の解明は困難であることから、財務省の記者クラブ加盟各社に対して、各社内の女性記者に報道に示されたようなやりとりをした女性記者の方がいらっしゃれば、調査への協力をお願いしたい」。

どこのメディアでも上司に当たる政治部長が部下の女性記者に「名乗り出よ」というわけがない。パジャマで自宅にいた次官を近所のバーに呼び出すか呼び出されたかしらないが、そんな取材方法、指弾されるのがおちであろう。

財務次官になるくらいだから当然エリート。神奈川県立湘南高校卒、東大法学部卒。司法試験合格。1982年大蔵省入省で同期組には、片山さつき(自民党参議院議員)、迫田英典(元国税庁長官)、佐川宣寿(元国税庁長官)などがいる。

【その2】

記者会見する新潟県の米山隆一知事=17日午後

新潟県の米山隆一知事(50)は17日、記者会見し、不適切な女性関係を認めて辞任を示唆した。ただ、「1日、2日、整理する時間を与えてほしい」と述べ、進退表明を先送りした。

 

「週刊文春」が米山氏の女性問題を掲載する見通し。米山知事は、15日に取材を受けたとした上で「(文春に指摘された)事実関係がものすごく違っているわけではない。詳細は意思決定したときの記者会見でお話ししたい。女性問題です」と述べた。

米山氏は平成28年、3期務めた泉田裕彦前知事の任期満了に伴う知事選で、共産、社民両党などの推薦で無所属として立候補して当選した。灘高、東大医学部卒で司法試験もに合格した秀才で、もともと自民党や日本維新の会から出馬していたが何度出ても田中真紀子に敗れ比例復活もならなかった。

それが、東京電力柏崎刈羽原発再稼働に慎重だった泉田氏の「路線継承」を掲げ、共産、社民両党推薦で出馬するやかつて自分がよって立った自民、公明両党推薦の候補らを破って当選した。そのとたん手のひら返しで反原発一筋。「福島第一原発事故の検証なしに、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の議論はできない」と凍結宣言した人物。

昨年9月、東京新聞記者を批判した石平氏の投稿に対し、米山氏は「吐き気を催すほど醜悪だと思う」などと投稿していた。 石平氏は「私への差別的発言はさることながら、知事職とはまったく無関係のところで多くの人々に悪質な攻撃を仕掛けまくっている点からしても、彼が知事になったことはそもそもの間違い。知事を辞任することこそは、新潟県民にたいする彼の最大の貢献となろう」と早々と変節漢へ「惜別の辞」.。

共通しているのはエリート中のエリートであること。ただこの種のエリートは、女の方から寄ってくるという傾向があるので、本人には女性もまたどうにでもなるという思い込みがありがちだ。男尊女卑型が多いのも共通している。

それだけにこの2人のように「女で失敗」も多いのだ。誰にも同情されずに消えていくのみであろう。