中国人のモラルをスマホでランク付け

共産党一党独裁、しかも習近平は好きなだけ国家主席にとどまれる。なんでもできることになったとたん、今度は劣化著しい中国人のモラルまで国家が統制するという。日本なら「おお怖わ!」だが、あちらではすんなり進みそうだという。

中国政府は「社会信用システム」計画を2014 年に発表以来、着々と進行中だ。政府が国民の様々な個人情報 をデータベース化し管理するもので、2020年の完成を目指している。どういうものかというと、集められた情報から国民を格付け し、点数の高い者を優遇したり、逆に低いものに何らかの制限を課すというもの。

社会信用ポイントの低い国民は、高速鉄道や 航空機の利用を最長一年間禁止にする処置は今年5月1日から適用される。中国では高速鉄道や航空機を利用する際には統一の身分証での番号登録が必要だが、この際、点数の低い者は利用を拒否されるとい うものだ。「テロについての誤った情報を広めた人」「フライトに 関する問題を引き起こした人」「電車の中で喫煙した人」「期限切れのチ ケットを使った人」また社会保険料の納付をしなかった雇用者や、罰金を 納めなかった人などが該当する。

列車で「バカタレ」と日本語で騒ぐ中国人の女

 

例えば4月11日、中国の高速鉄道の車内で中国人とみられる女性客がなぜか片言の日本語で騒ぎ立てる映像が流れた。乗務員と鉄道警察員に「しょうがないのよ~、ねぇどうして、あなたは本当に…、しょうがないバカタレ」‥と4,5時間も毒づいた。どうやら高速鉄道のなかでライブ配信を行っていた女で視聴率稼ぎのためにどこで覚えたのか日本語で騒ぎ立てたらしい。これなど今回の「社会信用システム」では即刻高速鉄道から排除される。

日本ならたちまち自称リベラル派から糾弾されるだろうが、上意下達の中国ではすでにこの制度により「品行方正」に振る舞う人が増えてきたと、産経の上海特派員、河崎真澄記者が報告している。

中国人が急に品行方正に振る舞い始めたのは、店舗での支払い、公共料金の納付、タクシー料金支払いなど、キャッシュレス化か急速に進むあらゆる決済シーンで銀行口座に直結した実名登録済みのスマホから集まる”信用度”が利用者ごとに点数付けされるようになったからだ。

正しく支払つたか、という基本情報のみならず、スマホでタクシーを呼んだ場合、急なキャンセルをしなかったかどうか、シェア自転車なら、指定された白い枠内に正しく返却したかどうかなど、利用者の行動が逐一、チェックされる。

30分で利用料金1元(約17円)のシェア自転車。荷物かごなどを盗んだり壊したりする行為が確認されると、信用度は急低下。次回から利用料金が100元に跳ね上がる。しかも信用度が大きく下がれば、高速鉄道や航空機の利用が今後、厳しく制限されることになった。逆に信用度が上がれば優遇措置も数多く享受できる。(産経3月28日「上海余話」)

このスマホから信用度を判定する方法は、アリババグループ傘下の信用調査機関「芝麻信用」は、独自の基準でユーザーを査定 し、信用度を350~950点で評価している。信用度を5つの観点 (身分、支払い能力、信用情報、交友関係、消費の特徴)から検討し、 ユーザーに点数を公表。点数が高ければ低利融資や保証金が不要となるな どの利点がある。逆に点数が低ければ冷遇され、例えば一定の点数を下回るユーザーはレン タルマンションの予約が取れなくなる、といった処置が取られる。

日本ではまっぴらごめんだが、「背もたれ原因で中国人女性が機内で大ゲンカ」、「飛行機の座席で中国人子どもが排泄」・・・どうにもモラルが低い中国人の所業が相次ぐ現状では、どうぞ厳しく中国人を矯正してもらいたい。それにしても大胆なこと。

何でもかんでも「男女平等」「差別」で片づけるな

4日午後、大相撲の春巡業「大相撲舞鶴場所」のあいさつ中に多々見良三市長(67)が土俵上で倒れた際、応急処置のため土俵に上がった女性2人に対し、行司が「女性は土俵から降りてください」とアナウンスした一件。一刻を争う心臓マッサージに「女人禁制」もなにもあったものではない。日本相撲協会の八角理事長が翌日、救命に関わった女性らに直接感謝の気持ちを伝え、不適切な対応を謝罪する意向を明らかにした。

土俵の下から怨嗟の声を上げる中川宝塚市長

これで十分な対応だが、なにがなんでも男女同権を掲げる人は納得しないようで、この春巡業が6日、兵庫県宝塚市で開かれた際には、地元の中川智子市長が土俵の上で挨拶したいと言い出して、協会に断わられるや、

「相撲協会の方に聞いていただきたい。私は女性市長ですけど人間です。そし女性であるという理由で、この宝塚市の市長でありながら、土俵の上で挨拶ができない…これは悔しいです、辛いです。国技である相撲の伝統は大事にすべきです。でも今、時代はどんどん変わり、女性の知事、そして女性の市長も増えています。女性の総理大臣も現れるかもしれません。その時に女性は、絶対似土俵の上にのぼってはいけないのでしょうか?来年も宝塚場所があると思います!そのときはこの上から(指で土俵を差して)ご挨拶できるように力を貸してください!」

この女性市長は、わが身に代えても「男女平等」を実現したいらしい。ブログ子は相撲を見に行って男だろうが女だろうが長々と続く地元の名士の挨拶など聞きたくもないから、挨拶自体を失くしてもらいたい方だが、最近政界でもリベラルを自称する野党勢力が、天皇制にまで男女平等を要求する動きには嫌悪感を持つ。

このブログで、大相撲は興行であると何度も書いてきた。「女人禁制」も明治以降に取り入れたくらいで、いわば神事にかこつけた恰好づけだから、さっさと止めても穢れるものではないが、日本には奈良県南部の大峰山、熊野三山、岩手県の遠野三山、最近では世界遺産に登録された沖ノ島、いまだにたくさんの女人禁制とされる場所がある。いわれや理由は諸説あるが、そうした伝統の上で守られてきた日本人の精神構造の基本である。男女平等などの次元ではない。

また現代の男女平等主義者は天皇制にまで男女平等を持ち込もうとしている。女系天皇や女性宮家を認める動きがある。生物学的に言えば、XとY染色体の話で、X染色体は男系にのみ受け継がれていくから「男系」の重みとか伝統とかいうことになるが、女系となるとどこの誰でもいいわけで、早い話ブログ子の娘や孫が天皇でもよいことになる。

野党の動きは男女平等に名を借りて天皇制をあやふやなものにしようという魂胆が見えるのである。今から辻本清美とか福島香織とか山尾志桜里とかがもっともらしいことを声高にしゃべり始めたら、眉に唾をつけて聞くことだ。

漁港の岸壁を1㍍もかさ上げした結果

先週末福島県相馬市を訪ねてきた。親戚の集まりがあったためで、しばらく会っていなかった人たちと楽しい一夕を過ごした。ほとんどは7年前の東日本大震災の少し前に会って以来で10年ぶりの再会だ。

翌日津波に洗われた漁港や子供の頃海水浴に行った松川浦の海水浴場を見てきた。長年閉鎖されていたが、今年初めて海水浴場として海開きが行われるという朗報にも接した。

東京にいても復興の進み具合は大体わかるものである。10年前相馬のずっと手前で下ろされた常磐高速は遠く仙台以北にまで伸びたり、被災者が多く避難している山形県米沢市と相馬の間は無料の高規格道路がつぎつぎ開通して以前3時間かかったのが今2時間だということも知っていたが、今回出席の米沢組はそれを走って来たという。

現地からの報道にときどき首をかしげるものがある。故郷に戻る人は3割もいないと報道されるが、職場がないのだから当たり前であろう。たまたま被災地に仕事場があって住まっていた人を呼び戻そうたって、それは無理筋だと思っている。「復興未だし」という記事を見るたびに無智な記者のなんと多いことよと嘆いていた。

ほとんど無駄でしかない除染に3000億円も費やしたり、補償金で居酒屋とパチンコ屋が盛況だという不都合なことは現地の記者は書かない。今回東京にいてもわかる不都合な現実の一つを見てきた。

相馬に限らず津波被害にあった漁港は最優先の復興事業として工事が急がれ、立派な漁港が出来上がっていた。しかし皆岸壁の高さが異様に高いものがつくられている。なぜか。

東日本大震災では東北3県の太平洋側が1メートルほど沈下した。震災直後の報道で海水に洗われる漁港や魚市場の写真を多く見せられたものだ。このため復旧工事では一斉に岸壁、防波堤、堰堤の高さは1メートル以上積みあげられた。

しかしその後3年間で、今度は70センチも上昇した。こんなことは高校で地学を専攻した生徒ならみな知っていることである。例えば国会前にある「日本水準原点 」は日本の土地の標高をはかる基準だが、東京湾の平均水位から当初は、零目盛りが「24.5000」メートルになるように水準原点を設けたが、大正12年(1923)9月1日の関東大震災の影響で86.0㍉㍍沈下したため、1928年に「24.4140メートル」に改訂され、さらに2011年3月11日の東日本大震災で24.0㍉㍍下がったため現在は「24.39メートル」になっている。

漁船から見上げるような高さの相馬漁港の岸壁

つまり大地震ではいったん1メートル下がっても3年くらいで70センチ上昇するものなのである。水準原点が修正されたように現在は以前にくらべて2,30センチ沈下した程度であろう。それなのに、被災地では誰が設計したのか、みな「1メートル沈下」でできている。その結果どうなったか。今回相馬漁港とその南側の漁港を見てきたが、ご覧のように接岸している漁船のはるか上に岸壁がそそり立っている。これは干潮の時に出かけた「最大値」とはいえ、満潮でも魚を陸揚げするにたいへんな力がいるだろう。クレーンを使う必要があるくらいに見えた。

毎度お涙頂戴式のニュース原稿が流れてくるが、現場に足を運ぶのが新聞記者のイロハのイである。こうした「愚行」はいつ誰が決定したのか追及してもらいたいものだ。森友問題などより重要だと思うが如何か。

韓国は、その前にすることがあるだろう

韓国の若者はかつてない就職難で、もはや「災難」とも表現されるレベルだそうだ。そこで韓国産業人力公団や韓国貿易協会、雇用労働部など韓国の政府機関が総力を挙げて、韓国の若者の日本就職を推進していて、2017年には就業ビザを得て日本で就職した韓国人は2万人を超え2万188人だという。そんなに日本で就職しているのかと驚いた。

2月の韓国の失業率は4・6%で前年2月の4・9をわずかに下回り、15歳から29歳の公式な青年失業率も9・8%。しかし実質はもっと高いとみられている。そこで韓国の全国経済人連合会は、日本での就職を後押ししはじめた。そこに求人難に悩む日本の経団連が応じた。

求人票をのぞく韓国の女子学生

日本の就職が注目されているのは、韓国から近く、質の良い仕事が多いことに加え、外国人を受け入れる環境にあるからだという。そのため今月23日にソウルで開催された日本への就職説明会にはおよそ800人の参加申し込みが殺到した。昨年8月には大韓貿易投資振興公社(KOTRA)とパソナグループが東京で面接会を実施し、今年5月には雇用労働部が日本企業への就職を想定した海外就職面接会をソウルで主催する。

韓国特有の「苦しい時の日本頼み」は戦後史を少し知る人なら、「またか」と思うだろうが、韓国は少しおかしくはないか。矜持というものがないとしか思えない。

だってそうだろう。韓国の小中高の教科書では日本兵は残虐行為を繰り返し、婦女子を凌辱したと教えている。強制連行して従軍慰安婦に仕立てた、とフェイクニュースが満載である。おかげで日本大使館前には慰安婦に見立てた少女像が並び、海外でもロサンゼルスはじめ韓国人移民が多いところでは続々とコピーが立っている。

長崎の「軍艦島」もそうだ。戦後三菱の端島炭鉱に関係して今も長崎に住むブログ子の従兄が「差別などなかった。仲良くやっていた。給料が良かったから働きに来ただけだ」といっていたが、韓国では強制労働だと騒ぎ立て、でたらめな映画は作るは、賠償金を求める動きを見せるは、反日ならなんでもOKのいつもの「恨」文化満艦飾である。

唯々諾々と受け入れた経団連も唾棄すべき思慮のなさだが、これだけ日本を凌辱しておきながら、いい仕事があるからと一斉に日本を目指す韓国人というのも軽蔑する。

そんなに日本がいいのなら、まず少女像を撤去して、日本からの解決金をさっさと懐に入れた慰安婦を後ろに隠し、単なる「出稼ぎ」にすぎない強制労働の言い分を取り下げ、ほとんどの韓国のインフラは戦前戦後に日本のおかげで出来上がったとのだと「正しい歴史」を次代の青少年に教えてから、日本を目指せ。

これがエリート官僚の模範的答弁だ

野党は佐川宣寿前国税庁長官の前に討ち死にを遂げた

野党が喚問、喚問と騒ぎ立てての27日の佐川宣寿・前国税庁長官の証人喚問を見た。立憲民主党の辻元清美国対委員長が、この先に安倍晋三首相の昭恵夫人らの証人喚問実現を見据えていると豪語していたが、アホらしの一言だった。論客を並べた野党の質問者はいずれも「舌鋒鋭く」も「裏付けもない空疎な理屈」ばかり。ただただエリート官僚の模範的答弁の前に討ち死にをとげた。

立憲民主党の福山哲郎氏の質問は「非常に理解しがたい答弁がたくさんあります。もう本当に信じられません。あなたは先程勉強の成果で、安倍昭恵総理大臣夫人等の関与はなかったと言われました。ここは証人喚問の場です。あなたの勉強の成果を聞く場ではありません。ファクトに基づいたわけではないですよね。勉強の成果ということは、そこから一言お願いします」とわけのわからない論法で迫り、最後に「この証人喚問が逆に疑惑を深めている。あなたは火に油を注いだと、そのことを申し上げて、終わりたいと思います。ありがとうございます」。勝手に自分の感想を述べる場にしただけ。

自由党の森裕子氏にいたっては「あなたの答弁は上の指示がなかったと断定をしながら、肝心の動機、誰が、いつ、なぜということは答えない。結果として、この先もあなたの部下、後任の人たちが大変厳しい状況に置かれる。つまり下の人たちに責任を押しつけているという自覚はありますか」。なんのことはない、ことの理非を正す場で人情論である。

共産党の小池晃氏の質問は共産党いつもの舌鋒鋭く、恫喝、吊し上げ戦法。この日だけで佐川証人が25回繰り返した「刑事訴追のおそれがあるということでございますので、答弁は控えさせていただき…」に切れた。「これはね都合が悪いことは答えないっていうだけの話じゃないですか。こんなことやってたらこれは逆に偽証罪でね、あるいは本人の身分に関わらない証言拒否として告発しなきゃいけなくなりますよ。これを拒否するんだったらね、これね、進めるわけにはいきません」と座り込んだ。

これまた「まさに書き換えが行われた決裁文書に関わる問題でございますので、答弁を控えさせていただきたい」と逃げられた。「私はこの証人喚問で終わりにするわけには絶対いかないと思います。佐川さんだけじゃなくて、安倍昭恵さん含めてですね、野党が要求している証人喚問を全てやる、そのこと以外に解決の道はないということは申し上げて、終わります」と捨て台詞。

希望の党・無所属クラブの今井 雅人氏など、拘置所にいる籠池泰典元森友学園理事長に面会に出かけ、今日の喚問に「隠し玉がある」とテレビの前で豪語していたので注目していたが、最後まで何一つそれらしき爆弾もなし。ウソつき。

無所属の会の江田 憲司氏ときたら「私も官僚だったから分かるが、官僚答弁は逃げ道をつくる。断言、言い切り答弁は、あなたの判断? 資料に書いてある?」と迫ったが軽くかわされた。佐川証人が、理財局が全て主体になって行い、官邸や政府、与党の関与がないことを、何度も繰り返して主張していることに関して、「理財局限り…というのはウソでしょ」と疑問を呈されると、佐川氏は「国会担当部局から官房に上がるという手続き論はあるが、それは実務。官房に相談するというのはない」と答えた。元官僚もエリート官僚の前には手も足も出ななかった。

この人は13日付の自身のツイッターにこう書き込んだ。「昭恵さん、貴方も人間でしょ。貴方が(森友学園の)名誉校長になり校地予定地を視察し、講演で『何かお役に立てれば』と言い、感涙しなければ、人ひとり死ななくて済んだんですよ!良心の呵責というものがないんですか?」

立憲民主党の枝野幸男代表も21日、東京・新宿駅前での演説で「財務省の職員が1人、命を亡くし、空前の文書偽造問題にまで発展をしたこの問題のキーマンが安倍昭恵さんであることは、誰がどう見ても間違いない」

2人ともまるで昭恵夫人のせいで職員が自死したような言いぐさだが、そんな因果関係は警察の調べでも何ら証明されていない。悪意ある「忖度」をしているのは野党の方であろう。

だらだらと野党のだらしない質問を並べたが、この日、世間は国会など見ていなかった

。北京を電撃訪問した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の動向にくぎ付けだった。野党も少しは国際情勢と安全保障というもっと重要なことに目を向けたらどうだ。

中国当局に次々取材拒否される産経 名誉の勲章

憲法改正して終身その地位にとどまることを可能にするなど習近平国家主席は独裁へまっしぐらだ。それを批判する産経新聞は目の敵にされていて、例えば、全国人民代表大会(全人代=国会)が閉幕した20日、北京の人民大会堂で開かれた李克強首相の記者会見に、産経新聞の記者は出席を拒否された。首相記者会見に産経新聞記者の出席が認められなかったのは、昨年3月に続いて2回目。

産経記者がこれをただすと、いつもの毒舌でなる女性報道官、華春瑩が「悔しいのですか。それなら、来年出席できるように努力しなさい」と言い放ったものである。

いつものことで驚かないが、習近平礼賛一色の中国にもこれを面白く思わない人もいるのが漏れ聞こえてきて面白い。

「よいしょ」発言の赤い服に顔をしかめる青い服

例えば、ネットで注目された右の写真。13日に開かれた全人代記者会見の光景だが、右の女性は米国メディアと称する「全米テレビ」の張慧君記者で、えんえんと習近平礼賛のよいしょ発言を続けるのに、うんざりした表情で軽蔑のまなざしを向ける上海に拠点を置くメディア、「第一財経」の梁相宜記者である。

中国人ネットユーザーが調べた結果、よいしょの発言の張記者は過去、国営中央テレビのアナウンサーや香港有線電視(ケーブルテレビ)のチャンネル総責任者とメインキャスターを務めた人物。オランダに亡命をした中国人活動家が米政府に対して、「全米テレビ」と中国当局の関係を徹底的に調査するよう求める陳情書を出しているほどの、中国政府のダミーテレビ局である。

ま、ことほど左様に習近平体制固めに裏工作が行われているということだ。先の憲法改正は約3000人いる全人代の代表が無記名で投票したが、賛成2958票に対し反対2票、棄権3票で可決された。目下この反対票を投じた5人にはネットで「君子」の称号が与えられて、その身を案じる書き込みが後を絶たない。

こうした独裁国に言いたいことをいう産経が疎まれるのは当然のことで、先の李克強会見排除のほか、昨年12月13日、中国江蘇省南京市の南京大虐殺記念館で行われた追悼式典でも産経新聞は、規定通り中国外務省に取材の申請を行ったが、会場への立ち入りが認められる記者証の発給を拒否されている。

なに、名誉の勲章と思えばよい。ありもしなかった南京大虐殺である。「30万人」と当時の南京人口より多い市民を殺したというプロパガンダは共産党政権が利用しているだけで、そんな式典の中身など見なくたって日本国民はわかっている。

ブログ子も会ったことがあるが、産経新聞には柴田穂氏の優れた報道がある。1980年代初頭、文革の狂気のなか、当局が流すニュースしか認められず、朝日新聞、毎日新聞・・・ことごとく日本メディアが従う中、北京で朝から晩まで、町へ出かけ必死に壁新聞を転記して、毛沢東による一種の革命であることを伝え続けた。そのスクープで日本は真相を知ったが本人はやがて強制退去となった。

産経新聞の「名誉の勲章」を讃える。

「馬の背を分ける」土砂降りとはなんだ

24日早朝NHKテレビをつけたら「日本の話芸」をやっていた。笑福亭鶴笑の「あたま山」という上方落語である。落語家も演題も初めてで何となく聞いていたら引っかかった。

ぼんやり聞いていたので前後の脈絡はわからないが、こういうことをしゃべった。「馬の背を分けるざざ降りで、ザアー、ザアーと・・・」身振り手振りも上から下へとやっていた。関西弁でいう「ざざ降り」は「土砂降り」のことだから、どうやら大雨のことで使っている。

ご承知のように「馬の背を分ける雨」とは、馬の背の片方に雨が降り、もう片方には降らないの意で、ごく近い地域で降る降らないの差ができる状態のことで、誤用もいいところだ。

これが「馬の背を分ける」雨

 

「夕立は馬の背を分ける」というふうに使う。例えば右は昨年8月31日午後5時22分、我が山墅前の道路で撮影したまさにセンターライン左右で「降り分ける」夕立である。

「日本の話芸」はかなり評価が高い番組である。新聞でいう校正もしっかりしているはずのNHKだからひとこと落語家に注意してやればよい。でないと誤用をあちこちに広めることになる。

ついでにいうのだが、この早朝の時間帯には「演芸図鑑」というのをやっている。若手の落語家などの登竜門のような意味合いもある番組だが、司会者がいただけない。先日は林家正蔵だった。いつもはへらへらと芸能人相手にやってるがその時は柳家小三治だった。数段格上の相手だけにこんどはやたらへいこらするばかりで「どうしたら落語がうまくなれますか」なんて聞いていた。

ブログ子は新聞社の同僚が富山の寺に隠棲したとき、やってきた永六輔と小三治の話芸を寺の本堂で一晩ゆっくり聞いたことがある。翌日、二人を30キロほど離れた城端(じょうはな)町までクルマで送ったが車中の二人の芸談の面白さに驚嘆した。林家正蔵なんて大した名跡をもらったものの芸はまだ「こぶ平」のままである。その時の会話の受け売りだが「一二も二にも古典落語に精進しろ」。

弟の三平もさっぱり面白くない。ブログ子が新聞記者生活を送った夕刊フジの創刊と同じころスタートした番組なので、ほぼ半世紀も我が家では夫婦で見続けていたが、近ごろやめた。三平が入ったのと馬鹿キャラのラーメン屋、トンチの才があるのに歌丸と春風亭昇太へのからかいが鼻につき出した。

5年後の見出しが見える「李明博元大統領を逮捕」

23日未明、車に乗り込んだ韓国元大統領の李明博容疑者

韓国検察は23日未明までに、巨額の収賄などの疑いで、元大統領の李明博(イ・ミョンバク)容疑者(76)を逮捕した。韓国大統領経験者の逮捕は4人目。収賄罪などで公判中の前大統領、朴槿恵被告と2代続けて大統領経験者が同時期に刑事責任を問われる事態となった。

李容疑者は、容疑の大半を否認し、今回の捜査を文在寅(ムン・ジェイン)大統領の左派政権による旧保守政権への「政治報復だ」として強く反発してきた。2008~13年の大統領在任中、情報機関の国家情報院から裏金を上納させたり、李容疑者が事実上の所有者と検察側がみる会社の訴訟費をサムスングループに肩代わりさせたりするなど、計約110億ウォン(約11億円)の賄賂を受け取った疑いが持たれている。李容疑者は14日の取り調べで、国情院からの資金受け取りについては、対北朝鮮工作に充てたとの趣旨で一部認めたとされる。

ブログ子はこの最後の「国情院からの資金は対北朝鮮工作に充てた」という供述に注目した。歴代大統領というのはどれも反日スローガンで支持率を稼ぐ手法を取るが、この人物もそうだった。

李明博元大統領は、立候補時に《北朝鮮が核・ミサイルを放棄するなら日本から400億ドル出させる》と公約している。

400億ドルの根拠は、2002年9月17日の小泉純一郎元総理訪朝時における『日朝平壌宣言』だ。「北朝鮮側は、日本が植民地統治期間に収奪した金額とその利子として400億ドル(当時の為替レートで約4.8兆円)を要求してきた。

このベラボウな賠償請求に日本側も請求権があると反論し、北朝鮮に残した発電所や製鉄所、鉄道などの社会基盤を北朝鮮はずっと無料で使ってきたのだから、その費用を支払うべきだとした。結局、国交正常化に伴って日本が支援するのは115億ドル、約1.4兆円で合意した。

幸いその後、拉致問題が進展しなくなったことや、北朝鮮政府がミサイル発射実験や核実験を強行、日本政府がそれらを受けて経済制裁を強化してきたことなどにより、有名無実化した状態となっているのだが、北朝鮮はその「得べかりし金」を李明博に要求、それにこたえた裏金とも見えるではないか。

そのほかこの人物は、自ら天皇訪韓を要請しておきながら、「天皇訪韓なら謝罪を」と要求し、「痛惜の念という言葉だけを持って来る必要はない」と発言した男である。ブログ子など逮捕の知らせを聞いても気の毒という気持ちはさらさら起こらない。

それにしても韓国は異常な国である。今回のように検察に召喚された元大統領は盧泰愚、全斗煥、廬武鉉、朴槿恵、李明博と、5人目である。李承晩(亡命)、朴正煕(暗殺) 、盧泰愚(逮捕、死刑判決) 、 金泳三(次男が利権介入による斡旋収賄と脱税で逮捕) 、 金大中(息子3人全員賄賂で逮捕も本人は無事で病死)、 盧武鉉(自殺)、朴槿恵(弾劾、裁判中)・・・いやはや悲惨な国というほかない。

韓国の司法は大統領府の走狗みたいなものだから、過去のこうした報復の歴史を見ると、現在の文在寅大統領の将来も見えてくる。「李明博元大統領を逮捕」の名前を入れ替えたら5年後の新聞見出しになるのだろう。

データ入力外注は当たり前、どこが悪いのか

日本年金機構からデータ入力を委託されたシステム会社が中国の子会社に発注して間違ったのがけしからんと大騒ぎしている。500万人の個人情報が中国に渡ったと責任追及に躍起だ。

ブログ子は10年以上前になるが新聞社を退いた後システム開発会社の社長を3年ほどつとめた。すでに人件費が安い国への外注が常態化していたので、今回のことがそんなに大騒ぎすることか、不思議でならない。

日本年金機構は20日、年金データの入力を委託した東京都内の情報処理会社が、契約に反して中国の業者に作業をさせていたと発表した。他にも、入力ルールを守らなかったなどの契約違反も判明した。これを受け、政府は今月26日に予定していた年金情報とマイナンバーの連携の延期を決めた。

名前だけの入力を中国子会社に出したと切田社長

日本年金機構からデータ入力業務を委託され、契約に反して中国の業者に個人情報の入力業務を再委した情報処理会社「SAY企画」(東京都豊島区)の切田精一社長は再委託先について「入力量が多いので自分が役員を務める中国・大連にある会社と分担した。入力は読み仮名などの個人情報でマイナンバーなどは含まず契約違反とは 思わなかった」と釈明した。

 

システム業界ではこんなこと当たり前である。システムをいじる技術者の報酬はプログラマーなら月30万円、SE(システムエンジニア)なら50万円であろう。こういうレベルの技術者に入力業務をさせるのはペイしないから外注する。システム開発なら人件費が安いベトナム、インドであるが、単純な入力業務だけなら同じ漢字圏で文字がわかる中国へ外注するのはごく自然である。しかも社長が言うように読み仮名だけなら個人情報の漏洩などには当たらない。

自社だけで入力すれば600人が必要だが「SAY企画」にはその3分の1しかおらず再委託の場合は年金機構に通知する取り決めだったのにその報告を怠ったとか会社を責めるのに忙しいが、日本でやろうとすると人件費が高いからペイしないのは自明のことだ。年金機構にシステム業界の監督能力があるとは思えないから、後付けで偉そうに指弾しているのが滑稽だ。

はっきり言って中国人の入力業務がいい加減だっただけの話である。大連には人件費の安さ目当に日本企業が多数進出している。従業員は付近の農家の婦女子が主である。教育程度でいえば中学卒にも及ばないくらいだ。前後の脈絡など考えずエクセルの「縦の行だけ」打ち込む業務だろうから間違いも起こるのは当然である。いやなら日本人に入力させることだが、単価が上がる。

厚生労働省や年金機構は請負った業者の監督責任が及ばなかったと偉そうに謝罪会見を開いているが、そも発注の段階で「安かろう悪かろう」の結果が見えている。マイナンバー制度などその前から‏崩壊している。それだけの話である。

ブリジッド・バルドーの軍門に下る

2016年のコレクションでのヴェルサーチのミンクの毛皮のコート

イタリアの老舗ファッションブランド「ヴェルサーチ」が、18日、自社の製品に毛皮を使用するのをやめると発表した。ヴェルサーチは長年、様々な動物の毛皮を使った商品を発表・製作してきたところで、2016年のコレクションでも、ミンクの毛皮のコートを新作商品として発表していた。

同ブランドのクリエイティブ・ディレクターであるドナテラ・ヴェルサーチが、インタビューで「毛皮はもうやめる。ファッションのために動物を殺したくない。それが正しいことだと思えない」と答えた。

「ヴェルサーチ」ばかりではない。昨年10月には「グッチ」が毛皮廃止を宣言した。「今の時代、毛皮を使うことがモダンだと思いますか? そんな時代はもう終わったとしか思えないので、グッチはこれからも環境や動物のために最善を追い求めます」というのがコメントだった。

すでに「ステラ マッカートニー」をはじめ、「ジョルジオ・ アルマーニ」や「ヒューゴ・ボス」が毛皮の廃止を表明していて、ファッション界はすべて「動物愛護」の軍門に下ったことになる。

若いころのブリジット・バルドー

ブログ子が初めて毛皮反対の激しい行動を見たのは、フランス女優、ブリジット・バルドー(B・B)が映画祭で毛皮のコートを着て現れた女優に「やめろ、汚らわしい」と罵声を浴びせたシーンである。当時は正しいけど毛皮の女性にペンキをかけたり唾を吐きかける奇矯な行動としか映らなかったものだ。事実、現在もそうだが、ほとんどのロシア人の頭上にはシベリアなどで仕留めたキツネ、ミンクなどの毛皮の帽子が乗っかっている。これを止めさせるのは個人の行動では不可能としか思えなかった。

ところがブリジット・バルドー(1934年 9月28日生まれ84歳 )の行動は真剣だ。1973年 の『ドンファン 』を最後に新たな演技・歌手などの芸能活動から引退。その後は動物愛護運動家(特に毛皮 反対運動・犬 の愛護・保護)に徹する活動に。2000年1月26日にはフランスで動物保護団体 FBB(Fondation Brigitte Bardot)を組織して「毛皮は犯罪行為である」 とあらゆる団体、国家に噛みつき始めた。

●1999年、中国の江沢民 に宛てた手紙を書いた。内容は、中国で媚薬 のために熊や虎、サイが殺されており、それに抗議するというもの。

●2009年 、「カナダのアザラシ猟に対する抗議活動」として、カナダ産メイプルシロップ のボイコット運動を開始。

●過激な抗議活動で知られる反捕鯨団体「シーシェパード 」を全面支援。2011年11月15日には当時の野田佳彦総理宛に「日本政府に捕鯨廃止と、福島の立ち入り禁止区域に指定されている地域で放置されている動物への対処を求める」抗議文を送付。「絶滅の危機に瀕しているクジラを殺りくすることは、生物多様性に対する犯罪です」と述べ、「捕鯨に当てる予算を、震災被害の救済に使うべき」と主張。

●「今の時代は毛皮を着なきゃ!」と発言するタレント・神田うのに抗議文を送付。「あなたは、毛皮のために飼育されたり罠で捕えられたりした動物たちが耐え忍んでい る苦痛を是非とも認識されるべきです。飼育場では、無数の動物たちが、極端に小さ な金網の檻に閉じ込められ、その過密によるストレスを受けながら、過酷な生を送っ ています。彼らがそこから出るのはむごたらしく殺される時でしかありません。あなたは、単なる商売を理由に、この恥ずべき虐殺の支持者や加担者になってはなり ません。動物たちは人間の病的な欲望を満足さ せるために存在するのではありません。毛皮を着ることは犯罪行為です」。

いまや恐ろしい動物愛護の権化と化した2011年現在のB・B

抗議を受けたこれらの国、個人は無視を決め込んだが、B・Bの活動は全世界に広まっている。今年に入っても

●1月17日、スイス政府は、ロブスターなどの甲殻類を生きたまま熱湯に入れてゆでる調理法は、苦痛を与えるとして禁止する改正動物保護法を3月1日から施行することを明らかにした。

理由は「甲殻類は複雑な神経系を持ち、痛みに敏感」とする学説に基づき、提案された。食品安全獣医局は、電気ショックで気絶させて痛みを感じない状態にしたり、包丁を入れて素早く絶命させたりした後にゆでるよう指導している、輸送時に保存のため氷で冷やすことも禁じ、自然環境に近い状態を維持するよう求めている。

●3月12日、オランダではイスラム教やユダヤ教の信者が教義で、家畜の意識があるうちに食肉処理する手法に、家畜の意識を失わせてから処理することが義務づけられた。両宗教の団体は反発したが、動物愛護の世論に押し切られた。他の欧州の国でも、動物の権利と信教の自由を巡る論争が起きている。

とうとう全世界がブリジッド・バルドーの軍門に下った。

土俵の外の方が面白い

一瞬にして、攻守所を変えた貴乃花親方

昨日まで日本相撲協会相手に不貞腐れた態度に出ていた貴乃花親方の立場が弟子の暴行事件で一変した。当人を土俵から下ろすは、協会に出向いて説明に追われるは、謝罪するはである。ふんぞり返って姿も見せずにいた男が、平身低頭の毎日。土俵外の方が断然面白くなってきた。

親方衆は会場に出勤しなければならない決まりがある。各親方は審判や場内警備、チケットのもぎりなど何らかの仕事を担当し、運営に携わることになっている。ところが、貴乃花親方は協会へ連絡も入れずに“無断欠勤”。その後催促されて出てきたものの貴乃花親方が役員室にとどまった時間は初日2分41秒、約1分30秒、そして3目は25秒。そして4日目に「親の心、子知らず」の事件発生。

貴乃花親方は9日、日馬富士の暴行事件をめぐる相撲協会の対応に「重大な疑義」があるとして内閣府公益認定等委員会に告発状を提出した。翌日には報道陣の前で「特段変わったことはない。粛々と、淡々とやっていく」と大見えを切っていた。

親方の一人は「場所に来ないのはあり得ない。自分で協会にケンカを売っておきながら、自分で(協会から)処分される材料をつくっている。いったい、何をした

親の心子知らずの十両・貴公俊

いのか」と怒りを通り越してあきれ返っていた。

 

そこに今度の暴行事件発生だ。春場所中日の18日、東十両14枚目の貴公俊(20)が付き人を殴った。多くの力士ら目撃者によると、取り組後の貴公俊は荒れていた。双子の弟の十両、貴源治とともに、貴乃花部屋では最年少力士だが、支度部屋に戻ると、暴言とともに年上の付き人の顔面にグーパンチ。付き人は左のこめかみやほおを腫らし、口から出血。ティッシュで口をぬぐっていたという。

発端は付き人の不注意。今場所から新十両と不慣れなこともあるが、取組の出番の時間が誤って伝わり、土俵下の控えに慌てて駆け込んだものの審判から“遅刻”を注意された末、大翔鵬に敗れて3勝5敗。怒りの矛先は付き人に向けられた。

日馬富士に殴られた貴ノ岩はいわば被害者ゆえに、貴乃花親方は「どうしてくれる」と攻めていればよかったが、今度は、加害者・被害者ともに貴乃花親方の弟子。言い訳が通るはずもなく、避けていた記者会見に現われて、

「(暴行は)事実です。確認しました」

「非常に深刻な思いです。暴力は絶対にしてはいけないということを厳しく育ててきたつもりですが、こういうこと(=暴力問題)が起こった…深刻な思いです」

「どんな理由であっても暴力をするのはあるまじき行為。(貴公俊を)土俵に上げることはできません。休場させます」

このあと、あれほど避けていた協会に出向いて事情説明や、謝罪や、理事会での処分待ちなど、事後処理に追われる哀れな立場になった。問題の役員室への出勤も、今場所初めて「全日勤務」を果たす恭順ぶり。

このブログで以前書いたことだが、なんといっても相撲界は「無理偏(へん)に拳骨」の世界である。中学や高校を出て番付の上下だけで成り立っている人間に、親方がきれいごとを言ったところで通じるものではない。世間の常識では自分の世話をしてくれている年上の付き人を殴るなど「人非人」だが角界では常識だ。そのうえ「ごっつあん」とあぶく銭の「興行」で成り立っているのだから、一親方がいい恰好したところで早晩身から錆が出てくるものだ。

野党は少しは恥を知れ

13日のテレビニュースでは希望の党の今井雅人衆議院議員、読売新聞のまもなく配られる夕刊を片手に「近畿財務局の自殺された職員が遺書を残され たとあるが、その内容は」と理財局員に迫っていた。

森友に限らず、野党が勝ち誇ったように政府 や与党を追及する場合の常套手段は「週刊文春が報じた」の「朝日新聞が書 いた」のというメディアなど「他力本願」の質問ばかりである。少しは自分たちの調査能力を示すことはできないのか。

しかも、問題意識がずれたアホとしか言いようのない詰問の仕方は見ていて腹が立つばかりでなく、その議員の質の低さを露呈するばかりである。

例えば立憲民主党国対委員長としてこのところテレビの露出が多い辻元清美議員である。ブログ子はこの人がTVに写るとスイッチを切るのだが、14日に見てしまったときは、 安倍昭恵・総理夫人がフェイスブックに掲載された 「野党のバカげた質問」などの投稿に、「いいね!」ボタンを押し たことについて、「もう感覚が理解できない。証人喚問を」と偉そうに噛みついていた。

「野党のバカ質問」にはうんざりしているブログ子だって即ボタンを押す。第一、この程度のことは、憲法で保障されている「表現の自由」以外の何ものでもない。「いいね」を押したら証人喚問できるのなら、お前さんたちが大反対している憲法改正を実現してからではないか。

何かというと予算委員会や国会で「寝る」か「証人喚問要求」という旧態依然たる戦法しか取れない野党。予算委再開したところで、他人のふんどしで質問するだけの「芸のなさ」には国民は飽き飽きしている。内閣支持率を39.3%(時事通信)に下げたと嬉々としているようだが、少しは世界を見てからにしてもらいたい。

国民は民主党時代の管直人、鳩山由紀夫という東日本大震災や辺野古移設で見せた悪夢のようなアホどもを忘れていない。米朝首脳会談が近い。拉致問題一つとっても野党のだらしなさは記憶に新しい。たとえ内閣支持率がひとケタに落ちても野党に政治を任せる輩はいないはずだ。

チンギス・ハンはなぜ中国でも崇められるのか

 

モンゴル人と言えば白鵬など大相撲の力士以外知らなかったが、小学館前に抗議に押し寄せた人たちを見てこんなに日本にいるのだと思い知った。

小学館の漫画について、モンゴル出身で大相撲の元横綱朝青龍、ドルゴルスレン・ダグワドルジ氏もツイッターで憤りを表明。在日モンゴル大使館も日本外務省に抗議を申し入れる騒ぎになった。

外交問題に発展したため小学館はたまらず全面降伏。チンギス・ハンの肖像画に侮辱的な落書きをした漫画を掲載した漫画誌「月刊コロコロコミック」3月号の販売中止とし、書店には返品を求め、購入済みの顧客への代金払い戻しにも応ずることにし、小学館広報室は「チンギス・ハンを敬愛する方々に改めて深くおわびします」と謝罪した。

問題の漫画

どんな落書きだったのかわからなかったので探し出したら、なるほど歴史しらずの日本人がやりそうなひどいもので、モンゴルの人が怒るのも無理はない。漫画は13世紀にモンゴル帝国を築いたチンギス・ハンの肖像を見て問題に答えるシーンで、肖像の額の部分に男性器を模した落書きが描かれていた。

モルゴルの政府宮殿の前には巨大なチンギス・ハン像があり、大統領就任式など重要な国事はそこで行われ、像の前で宣誓する。毎年7月11日に開催される国家大祭では、政府宮殿からチンギス・ハンの皇帝旗印ツァガーン・スルデ(九柱白幟旗)を騎兵儀仗隊が中央スタジアムに招き入れ、会場に立て、大統領はその前で開閉宣言をする。チンギス・ハン生誕の日は「モンゴルの誇りの日」とされている。漫画家が少しでもモンゴル史を知っていればこんな落書きができるはずがないのである。

旧ユーゴの民族紛争をみて、なぜこんな狭いところに多くの民族がひしめいて互いに反目しているのか、日本人には理解できない。ロシアの奥深くまで攻め込んできたモンゴル人が如何に恐怖だったか。一日80キロ侵攻する騎馬民族から逃げに逃げた中央アジアの諸民族がこの地に「押し込められた」のである。

モンゴルは西ばかりでなく東の中国にも攻め込んだ。元王朝はモンゴル人の国家である。いま中国は「中華思想」を掲げて漢民族の国家と称しているが、漢民族の王朝は3000年のうちたかだか780年ほどにすぎない。異民族支配の王朝ばかりで、随・唐は鮮卑系であり、金は女真族系、前述の元はモンゴルだし、日本と戦った清は満 州族である。

そこで不思議なのが、その中国人が異民族のモンゴル人であるチンギス・ハンを公然と「中国国家の英雄」にまつり上げていることである。韓国を見てもわかる通り普通、征服された民族は激しい憎しみを持つものなのだが。

そこでまた中国人の不思議な世界観を理解しないとならない。中国では、異民族でも中国で王朝を開いた英雄はみな「中華民族」ということになるのだそうだ。だから中国人にとってチンギス・ハンは中国の英雄としてなんら不思議はないことになる。

現に昨年12月15日、中国の内蒙古省オルダスの地裁は、 チンギス・ハンの写真を踏みつけ、そのビデオを流した男を『社会の 安定 を乱した』として禁固一年の刑を言い渡している。小学館漫画の作者は知らないだろうが、チンギス・ハン信仰は現代に生きているのである。

この異常な肥満が暗示する北朝鮮の近未来

北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、金正恩朝鮮労働党委員長が5日に韓国の文在寅大統領の特使団と会談し、南北首脳会談をめぐって「文大統領の意志を伝え聞いて意見交換し、満足のいく合意を得た」と報じた。

「満足する合意」が意味するところは不明で、韓大統領府当局者は「何をもって満足のいく合意かは不明だが、結果があり、失望はしないものと承知している」と語り、一定の成果があったとの認識を示している。

文大統領の「ごますり低頭擦り寄り」に世界中が首をかしげているから、そんなにいい合意なら慶賀に耐えないが、さんざ騙されてきた日本はにわかには信じられるものではない。

菅義偉官房長官が「過去の対話が、非核化につながっていないとの教訓を十分に踏まえて北朝鮮に対応すべきだ」と語り、河野太郎外相が「経済制裁で困っているので、(金委員長は)必死にほほ笑み外交をやっているのだろうと認識している」と話しているあたりが正しいのだろう。

この異常な肥満の近未来は・・・

 

それにしてもである。北朝鮮の朝鮮中央通信が6日さっそく公表したにこやかな金委員長の写真に仰天した人が多いはずだ。腹回りときたら、左側の韓国代表の2倍、右の妹の金与正党第1副部長の3倍は優にある。昨年末ロケット発射に立ち会ったときと比べても一段と太っていて、日本の大相撲のあんこ型の力士にも引けを取らない。制裁にも関わらず独裁者は一段と金満ぶりを増しているようなのだ。

「満足いく合意」の結果はすぐにわかるだろう。文大統領はすぐ米国訪問して南北会談の内容を報告するそうだが、非核化を認めない内容にトランプ大統領がどう言うか。さらに平昌のパラリンピックが終わったらすぐ再開されるであろう米韓合同演習で北が反発してのちゃぶ台返しで文大統領が「臍を噛む」姿まで近未来が見えるようだ。

アメリカは狂っている

米フロリダ州パークランドの高校で2月14日に元生徒が銃を乱射して17人が死亡した事件。少年が連射銃を持って学校にやってきて先生や同級生を殺傷するというのは異常た。しかしこの事件に対する業界や大統領の反応というのが、もっと異常である。

 

陳情にきた生徒にトランプ大統領は「教師は銃を持て」

ドナルド・トランプ米大統領は、高校の生徒たちをはじめ6年前に同じような乱射事件があったコネチカット州の小学校の関係者など約40人をホワイトハウスに招いた。彼らは同じような事件が二度と起きないよう、大統領に措置を講じて欲しいと涙ながらに訴え、その模様はテレビ中継された

その場で大統領は、銃購入時の身元調査強化を約束したものの、「銃器を上手に扱える教師が銃で防戦すれば、乱射事件はたちまち終わるだろう」と述べた。さらに「教師は銃を隠し持つ。特別訓練を受けて、銃を持って学校にいれば、銃のない場所ではなくなる。狂った人間にとっては、連中はみんな臆病者だから、銃のない場所は『行って攻撃しようぜ』という場所だから」とも述べた。

トランプ大統領の最大の支持団体である「全米ライフル協会(NRA)」のウェイン・ラピエール副会長の反論というのもさらに異常である。

「悲劇の恥ずべき政治問題化だ。民主党や左派の社会主義者やニュースメディアにとっては、これは安全の問題ではなく、政治問題だ。彼らはNRAや(国民に武器を保有する権利を認める)合衆国憲法修正第2条、そして個人の自由を憎み嫌っている」と主張した。

まともな人間なら、教師が銃をもって教壇に立ち、スーパーマーケットでライフル銃の特売をしているような行為を正当化するだろうか。

「韓国のイチゴ、おいしかった」 それは日本のイチゴです

「もぐもぐタイム」にイチゴをほおばるLS北見の女子選手

3位決定戦で英国を破り、日本カーリング史上初めてメダルを獲得した女子日本代表のLS北見のメンバー。「そだねー」など北海道弁のやり取りや、ハーフタイムに車座でフルーツを食べる「もぐもぐタイム」が有名になった。

セカンドの鈴木夕湖選手は「もぐもぐタイムで一番私が好きなのは、イチゴ。韓国のイチゴはびっくりするぐらいおいしくてお気に入りでした」と語った。

だがちょっと待て。誤解が広がりそうなのではっきりさせておかねばなるまい。彼女たちが食べたのは韓国産イチゴではなく日本のイチゴなのである。

昨年12月18日の読売新聞にも農林水産省とJETRO(日本貿易振興機構)が中国と韓国で販売されているイチゴなどの遺伝子分析から、日本のブランド農産物が持ち出されて自国産として売られている実態を把握したいきさつが記事になっている。
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日本で開発された農産物のブランド品種が海外で無断で栽培、販売されている事例が相次いでおり、農林水産省は対策を強化する。

日本では、野菜や果物の新品種を開発した場合、開発者は品種登録制度によって権利が保護され、ほかの人は勝手に栽培することはできない。しかし、品質が良く高値で売れるブランド品種などは、種子や苗が海外に持ち出され、無断で栽培や販売、輸出されるケースが多い。

例えば、国内外で高い人気を誇るブドウ「シャインマスカット」を開発した農業・食品産業技術総合研究機構は昨年7月、中国でシャインマスカットが無断で栽培されていることを確認した。

韓国でも、栃木県が開発したイチゴ「とちおとめ」が勝手に他の品種と交配され、「錦香(クムヒャン)」という新品種として出回り、香港などに輸出もされている。農水省によると、韓国産イチゴの9割以上は日本の品種を交配して生産されたものという。日本産より安い韓国産イチゴがアジア市場などに流通したことで、同省は日本のイチゴ業界が5年間で最大220億円分の輸出ができなかったと推計している。

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栃木県や茨城県などでは10数年前から、イチゴ栽培農家が厳重に管理している栽培用ビニールハウスに忍び込んで苗を盗み出す犯行が相次いでいて、日本で本格的にブランド品として売り出すころには韓国や中国で大々的に出回っていることが多い。品種改良や開発に巨額の費用がかかる。労せずして盗んだ新品種で商売するこれらの国は許されることではなく「韓国のイチゴはおいしかった」などと済ませられるものではないのだ。。

彼女たちが育った北海道のイチゴは原種のシロバナノヘビイチゴに近く、小粒で少し酸っぱい。首都圏などでみる大粒で甘いイチゴのイメージと違うものだ。販売も以前は客が小型スコップですくって買う「量り売り」だった。カーリングの女子選手たちは北海道のイチゴしか知らなかったのだろう。

おいしいのは当たりまえ、それは「とちおとめ」だったのだから。

北朝鮮という国の性根がわかる妨害行為

平昌五輪で20日に行われたショートトラック男子500メートル予選で、渡辺啓太(阪南大職)に対する北朝鮮選手の妨害行為が露骨すぎるとして、非難の声が殺到している。

問題のシーンはスタート直後に起きた。

写真1 わざと倒れて渡辺の足をつかみに行く朝鮮のチョン・グァンボム

第1コーナー手前で北朝鮮のチョン・グァンボムが前屈みになって転倒。倒れ込みながら、隣を滑走していた渡辺の左足下に右手を伸ばし、ブレードをつかみかかった。(写真1)渡辺は若干態勢を崩したものの転倒はしなかった。 故意ともとれるチョンの行為に対してネットでは「露骨すぎ!」「スポーツマンシップの欠片もない」などの怒りの声が上がった。

 

 

やり直しの2回目も転んでは渡辺にブレードを向けるチョン

最初のコーナーで転倒があった場合は再スタートとなるためレースは仕切り直しに。しかし、2回目のレースでも問題がおきた。レース序盤にチョンが渡辺と激しく接触した後、チョンが再び転倒すると、今度は渡辺に向かって足を伸ばしてスライディング。 (写真2)渡辺はこれを間一髪でかわして事なきを得た。

同レースに米国のトーマス・ホンも出場していたため、米メディアも反応。ニューヨーク・ポスト(電子版)は「北朝鮮選手が汚い戦術で失格になった」と報じた。 渡辺は妨害行為を受けながら予選2位で、22日の準々決勝進出を決めている。(産経)

◇ ◇ ◇

日本人を多数拉致して恬として恥じない北朝鮮らしいが、これほどまでにあからさまな走路妨害は見たことがない。もともと勝ち目がないチョン選手は五輪に来ても金正雲委員長のご機嫌しか頭にないのだろう。

単なる失格処分では手ぬるい。IOCはこの種目だけでなく。北京五輪への出場禁止処分くらいも食らわせないとこの国の腐った性根は直らない。スポーツの持つ美しい場面に数多く接してきたが、この男と、国のおかげで胸クソ悪くなった。

国を背負って戦った選手は美しい

 

 

フィィギュアスケート男子で羽生結弦(23)の気迫あふれる滑りに安倍首相は「手にしたミカンを握りつぶしそうになった」と語っていた。ブログ子も大怪我から3カ月、完全に治るものだろうかとの疑念で目をつぶる思いだった。結果は金メダル、それも宇野昌磨と金銀独占である。

新聞各紙の号外が出てスポーツ紙も一面を大きな写真で埋め尽くしたが、どこにも出ていないエピソードをネットメディアの片隅に見つけた。表彰式でメインポールに上がる日の丸に合わせて君が代を斉唱したという。動画もあった。(クリックでYouTubeheへ)

https://youtu.be/fpo97CDdlF0

 

 

余韻も冷めやらぬ翌日にはスピードスケート女子500メートルで小平奈緒(31)が五輪新記録で金メダルに輝いた。彼女は八ケ岳の我が山墅のちょうど反対側の茅野市の出身で、そこの小さな病院が勤務先である。直線距離で4キロもない近しさをおぼえるが、何より感動したのは、試合後ライバルでこの種目3連覇を期待されていたが銀メダルに終わった韓国の李相花(イ・サンファ)の肩をだいて共にそれぞれの国旗を背にして会場を回ったシーンだった。

 

2006年五輪トリノ大会で日本女子に初の金メダルをもたらした荒川静香が今も称えられるのは、日の丸を掲げて場内を一周する姿を日本人は皆覚えているからである。ずり落ちそうなパンツ姿で「オリンピックを楽しみたい」とチャラい姿で登場しては消えていった若造などまっぴらなのだ。

金メダリストはその競技の勝者であるばかりでなく、研鑽して精進して、己に勝った勝者ゆえに、皆高邁な哲学を身につけているのも共通している。

例えば、羽生選手は、「正直に言えるのは、もし何もなくて、けがをするまで順風満帆でうまくいっていたら、たぶん今回の五輪で金メダルをとれていなかった。いろんなことを学んで、生かせたのが勝因だと思う。ただ、今幸せだから、またすぐ不幸がたくさん起きて、つらい時期が来るんだろうなと。でもきっと、それは次の幸せのためのステップだと思う」

小平選手は「金メダルをもらうのは名誉なことですが、どういう人生を生きていくかが大事になると思う」。 (レース直後に小平と李が2人の会話の内容について)「彼女が”良い記録を出したね”といい自分も”あなたに学ぶ点が多かった。リスペクトしているよ”と言いました」。李相花選手について「人としてもスケート選手としても尊敬できる友達」と説明した。

韓国の文在寅大統領は平昌五輪で北朝鮮との融和を演出するためさんざん利用した。国連の制裁決議をないがしろにする行為を表でも裏でも繰り広げた。北の美女軍団には竹島入りの統一旗すら掲げさせた。それらの愚行を、日本選手たちは日の丸と君が代を会場のあふれさせることで一掃してくれた。

小平選手は言った「今回で彼女(李相花選手)との友情の絆が深まった」。

日韓合意は彼女たちの方がきちんと遵守している。

”線香”のブーメランに見る旧民主党女性議員の支離滅裂

茂木氏の線香を追及する蓮舫氏も身内へのブーメランとなった=1日参院予算委

近ごろこれほど笑える話はない。選挙区内の有権者に初盆参りで線香を配ったことが、公職選挙法が禁じた有権者への寄付行為に該当する、と茂木敏充経済再生担当相の「線香疑惑」を追及した旧民主党の幹部たちである。
「辞めるべきだ」と舌鋒鋭く迫ったまではよかった。ところが、翌日には希望の党の玉木雄一郎代表や立憲民主党の近藤昭一副代表ら野党議員にも茂木氏と同じ線香や香典代などの支出が続々と発覚した。旧民主党以来の“お家芸”であるブーメランの”光速”級の返し技である。

玉木氏が代表だった「民主党香川県第2区総支部」が、「慶弔費」として24年まで毎年56件計29万5千円を計上していた。「秘書が葬儀に参列して持参した。政党支部の活動として支出したもので、公職選挙法に基づいたものだ」などとのコメントを発表した。茂木氏と全く同じ弁明である。

茂木氏について「出処進退を自ら判断すべきだ」と記者会見で述べ、暗に辞任を促していた人間が、3日後にこれである。少しは己の足元を調べてからものを言ってもらいたいものだが、自分が口にした出処進退論からすれば代表辞任すべきだろうに口を拭って知らん顔である。

公選法では、政治家本人や後援会が選挙区内の人に金品の寄付を行うことは、冠婚葬祭の贈答を含め、原則として禁止されている。だが、政治家が代表を務める政党支部であれば、「政治家の名前を出さなければ寄付してもよい」という抜け道があるザル法

「線香疑惑」では先輩の立憲民主党の山尾志桜里氏

ゆえにいくら議論しても果てしがない話なのである。

 

わずか2年前、民主党改め当時民進党の政調会長だった山尾志桜里衆院議員にも同じ香典問題が発覚した。山尾氏は、香典や葬儀用の生花代の支出元を、自身の後援会から党総支部に変える政治資金収支報告書の訂正を行い、記者会見を開いて 「政党支部が支出することは禁止されていない、というのが民進党の統一見解だ」と公言した。

いまでは四分五裂したが、わずか2年前の民進党の統一見解である。今ブーメランにあっている元・民進党議員なら「学習」してもよさそうなものだ。その後、不倫問題で「むき出しの好奇心には屈しない」と大見えを切った人にも民進党政調会長時代に「線香疑惑」があり、統一見解を出していたことを、誰も知らないようである。山尾氏は現在、立憲民主党に所属している。。 立憲民主党の枝野幸男代表は民進党時代に幹事長だった。枝野氏は当初、茂木氏を批判していたが、2日は山尾氏について記者団に聞かれると「立憲民主党に入ってからの話でもないので、必要があれば本人が説明するのではないか…」と逃げの一手だ。

元民進党代表で現在は立憲民主党にいる蓮舫参院国対委員長は1日の参院予算委で「線香をタダで配る、政治活動の目的を教えてください」「線香を配ると党勢が拡大するのか」と厳しく茂木氏に迫った。これまた、盟友の山尾氏が政党支部による支出を「民進党の統一見解」と公言していたことを知らないようである。2年でみな健忘症になるようだ。

立憲民主党の辻元清美国会対策委員長は3日、「線香問題」について「法改正も含めて見直さなければいけない」と述べ、公職選挙法の改正を検討すべきだとの考えを示した。法律が現状に合わなくなっているから改正するというのは全く正しい。そのために立法府がある。

辻元氏にはこの際、現状に合わないうえ、日本語として正しくない日本国憲法についてもぜひ「改正」をお願いしたい。その程度の「ノリ」ですむ話だと思うので。ドイツなど戦後「数十回」憲法改正をしていることもお忘れなく。

素晴らしき 皇后陛下のお歌

今年の歌会始の儀での両陛下。

皇后さまの和歌50首をドイツ語訳した歌集「その一粒に重みのありて」の出版を記念した行事が、ベルリンの日本大使公邸で開かれ、翻訳したボン大名誉教授の日本学者ペーター・パンツァーさんが「この50首に皇后さまのこれまでの人生が詰まっている」と語った。(1月16日共同)

この記事を見てブログ子は我が意を得たり、の思いを新たにした。毎年、歌会始を機に新聞には天皇陛下やその他皇族の方々の御製・御歌が掲載されるが、皇后陛下の御歌だけが突出していると思っている。「皇后陛下」というより「ミッチー」と言い慣れた世代だが、「美智子さま」の歌だけは毎年欠かさず読むようにしている。五感に訴えての心象風景、どこで身につけられたか大和言葉の揺蕩(たゆた)うような表現、平明でありながら美しいセンス。和歌で涙ぐむことなど絶えてないのだが、サイパンで詠まれたお歌ではその悲劇の歴史と相まって、涙が噴き出したこともある。

平成30年、今年のお歌は、

語るなく重きを負(お)ひし君が肩に早春の日差し静かにそそぐ

来年の退位を控えて、これまで共に歩んで来られた責務から解放される陛下への安らぎがあふれている。こうした優しい思いやりは、これまで世界各国の訪問先で詠われている。平成7年のお題は「歌」だったが、

移り住む国の民とし老いたまふ君らが歌ふさくらさくらと

平成6年6月23日、米国ロサンゼルスの日系人引退者ホームを慰問された折のお歌である。この時、和服姿の皇后様は腰をかがめて、深く頭を垂れた老女の手をとられて、何事かを語りかけておられる。わざわざの和服をお召しになり老人たちの望郷の思いに応えられたのであろう。

よく演奏会にお出かけになるが、これは左手だけでピアノ演奏する館野泉氏のリサイタルから戻られる時の歌。

左手(ゆんで)なるピアノの音色耳朶(じだ)にありて灯(ひ)ともしそめし町を帰りぬ

「生きてるといいねママお元気ですか」文(ふみ)に項傾(うなかぶ)し幼な児眠る

当時、このブログでも紹介したが、東日本大震災に伴う津波に両親と妹をさらわれた四歳の少女が、母に宛てて手紙を書きながら、その上にうつぶして寝入ってしまっている写真を読売新聞紙上でご覧になり、そのいじらしさに打たれて詠まれた平成23年の歌。少女は「ままへ。いきてるといいねおげんきですか」と書いていた。

たはやすく勝利の言葉いでずして「なんもいへぬ」と言ふを肯(うべな)ふ

北京オリンピックで、北島康介選手が平泳ぎの百メートル決勝で世界新記で優勝、直後のインタビューで、思わず発したこの言葉をお聞きになった平成20年の歌。

いまはとて島果ての崖踏みけりしをみなの足裏(あうら)思へばかなし

終戦六十年に当たる平成17年6月、両陛下はサイパン島に慰霊の旅に出られた。絶望的な戦況の中でアメリカ兵からの投降勧告、説得に応じず、島の果てのバンザイクリフ( Banzai Cliff)から80㍍下の海に身を投じた女性たちのことを思われてお詠みになった。ご自分で断崖に立たれた足裏の皮膚感覚で当時の女性たちへ思いを馳せる、素晴らしい感性で、当時身を投げる姿を映画で知っているブログ子は涙が噴き出した覚えがある。

かの時に我がとらざりし分去(わかさ)れの片への道はいづこいきけむ

昭和34年4月10日、ご成婚の馬車パレードのテレビ中継を桜満開の山形県米沢市の母の実家で見た。北大の入学式に向かう途中だった。戦後50年が過ぎた年のお歌だが、その「取りし片への道」のおかげで素晴らしい和歌に接することができる。戦後誕生した最高の歌人だと思う。

皇后陛下の歌は宮内庁のホームページで見ることができる。

http://www.kunaicho.go.jp/page/outa

大雪 チェーンなしで幹線に入った車には罰則を

環七で上りの追い越し車線上スリップして止まっているトラック(ネットから)

22日、「南岸低気圧」の影響で、東京都心は積雪21センチの大雪となった。20センチを越えたのは、2014年2月(27センチ)以来4年ぶり。

この大雪の中外出中の家内を迎えに行く必要が出て、環状7号線を走ったのだが、ものすごい渋滞に巻き込まれた。ドライバーのあまりの無智、馬鹿さ加減にあきれ果て、この連中に警察は道交法の最大限の罰則を適用すべきだと憤激して疲れ果てた。

世田谷から杉並まで6キロほどである。15分くらいかと家を出たのは午後5時ごろ。積雪は10センチほど。山形・米沢で6歳まで疎開生活を送り、学生時代を札幌で送ったので雪には慣れている。どうということないが、4駆は4シーズン(オールシーズンタイヤとも)、念のためチェーンも積んでいた。

ところが、淡島通りから環七に入った途端、クルマは超ノロノロた。しばらく走ると渋滞の原因がわかった。立体交差のスロープ部分の上りの走行車線上で乗用車が斜めになっていてハザードランプをつけていた。何でもない平坦な追い越し車線上ではトレーラーや大型トラックが誰にはばかるそぶりもなくチェーンをつけている。雪用タイヤを装着しているクルマでもハザードを点灯している車の間を将棋の桂馬駒よろしく一台ずつ雪道をそろそろと斜めに走らせるのだから、渋滞も当然である。

かなり急な跨線橋の上には立ち往生した乗用車が止まっていて、パトカーが傾斜のない下の道に車列を誘導していた。その狭い2車線上でこれまたトラックが止まている。残る1車線に入ろうとこれまたひしめき合っている。めちゃくちゃな走り方ばかりである。6キロを2時間半かかってようやく家内と落ち合うことができた。Uターンしてからは早い。内回り車線はどこか向うの跨線橋で止められているのだろう、自分の前後に3台ほどしか走っていないから環七独占状態でさっさと帰宅できたのだった。

前日から午後から積雪予報が出ていた。当日には大雪警報まで出ていたから雪が降ることは全員が知っていたはずだ。それなのにスタッドレスを履くでもなく、ノーマルタイヤで幹線に進入してくる神経がわからない。特に追い越し車線でタイヤを着けていたトラックが許せないのは、運転手はチェーンを準備していたのに漫然と走ってどうにもならなくなってから路上で作業に及んでいることだ。

こういう連中は道交法上jのあらゆる条項を適用して厳罰を加えてもらいたい。罰金も最高額を科してもらいたい。でないと大雪のたびにアホらしい渋滞が繰り返されて、ちゃんとスノータイヤを履いている人たちが割を食う。

スポーツを愚弄する愚かな韓国大統領

韓国と北朝鮮は17日、平昌冬季五輪のアイスホッケー女子で南北合同チームを結成することや、開会式で朝鮮半島を描いた「統一旗」を先頭に南北合同で入場行進することで合意した。

薄青色に白い朝鮮半島が描かれた統一旗は見るからに寒々としているから、寒空によく映えることだろう。文大統領は何でもかんでも五輪に政治を持ち込みたいのだろう。すぐまた北に裏切られてほぞを噛むのが目に見えるようだ。

勝手に行進すればいいが、捨て置けないのはアイスホッケー女子を南北合同チームで戦うという、スポーツ音痴丸出しの決定である。学生時代アイスホッケーの試合に駆り出されたことがある。スピードスケートしか知らないというのを、「それでいい、立ってるだけでいい」と無理やり員数合わせでホッケー靴をはいたのだが、体当たりを食って場外まですっ飛んだ。アイスホッケーというのはヘルメットを脱ぐと蒸気が噴き出すほど激しい格闘技である。

アイスホッケー女子韓国代表のマリー監督は16日 「五輪がこれだけ迫った中で議論が出てくるのは衝撃的。私たちの選手への被害は避けられない。北朝鮮の選手を起用しろという圧力が生じないことを願う」と述べた。そりゃそうだろう。チームワークとパスワークは一朝一夕に出来上がるものではない。連係プレーなど望みようもないからあとは激しい個人プレーになろう。時速100キロを超えるパックが直撃すれば骨折も日常茶飯だ。それをやれというのだから結果は悲惨なことになろう。

韓国の文在寅大統領の言うことがまた馬鹿丸出しである。(南北合同チーム結成で)「戦力が大きく向上するとは思わず、むしろ息を合わせる努力がさらに必要になるかもしれない。南北が一つのチームで臨めば歴史の名場面になる」と述べたかと思うと「アイスホッケーが国民の関心を集め、不人気種目としての悲哀をそそぐ良い機会になるのではないか」。

大統領がこうなら、李洛淵首相も「(もともと女子チームは)メダル圏内にあるわけではない」といい募って物議を醸した。選手軽視」「成績度外視」での北朝鮮への叩頭(こうとう)外交は国内でも反感が高まっているという。

《 実力ではなく、南北融和という政治目的で北朝鮮選手の出場を五輪開幕間際になって推すことに、特に若者らの反発が強い。朴槿恵前大統領の友人、崔順実(チェ・スンシル)被告の娘の名門女子大への裏口入学といった「不公平」に憤り、大統領選で文氏を支持した層が今度は文氏が進める「不公平」な北朝鮮参加に“ノー”を突き付けているわけだ。》(産経新聞)

不可逆的解決を約束した日韓合意を反故にするようなろくでもない検証を公表したばかりのこの大統領。北に何度騙されたか検証もしないで、ふたたび北朝鮮に揉み手である。

馬鹿らしくてみてられない。

翁長沖縄県知事はこの米兵に感謝状を出せ

勲章を贈られた米海兵隊のアーロン・クランフォード中尉(左)と、救助された沖縄県民ら=8日、キャンプ・シュワブ

海で溺れかかった沖縄県民ら4人を救助した米海兵隊キャンプ・シュワブ(同県名護市、宜野座村)に所属するアーロン・クランフォード中尉が、米海兵隊総司令官か1月8日、非戦闘時の勇敢な行動をたたえる海軍・海兵隊勲章が授与された。

在日米海兵隊によると昨年4月23日、休暇中のクランフォード中尉は知人とともに沖縄県恩納(おんな)村周辺でダイビングを楽しんでいた際、離岸流で沖に流されそうになっていた沖縄県民を含む4人の日本人ダイバーを自分も波に流されながらも4人を1人ずつ救助したという。

救助された沖縄県沖縄市在住の男性は「このままでは死んでしまうと思った。足が固まり、ボンベの酸素が空になったため海面に出ると、押し寄せてくる波で沖の方に流され、波の勢いで口元のレギュレーターも外れてしまった」と話した。

救われた別の男性も「クランフォード中尉の助けがなければ、私は今ごろ生きてはいないだろう」と語り、命の恩人の勇敢な行動に深く感謝した。

昨年12月1日には沖縄県沖縄市で発生した車6台による多重交通事故で、在沖米海兵隊のヘクター・トルヒーヨ曹長がクラッシュした車から同県民の男性医師を救助した。ところが不運にも後続車にはねられて意識不明の重体となり、早期回復を願う声が日本全国でわき上がっている。

◇ ◇ ◇

知事というのは言わずもがな行政のトップである。県民が他国の人間に命を助けられたなら、県民を代表してお礼を言うのが仕事であろう。現にほかの都道府県ではたいていそうしている。しかし沖縄では、こういう時「知らんぷり」するのが流儀らしい。

琉球王国の長を気取っている翁長知事は日ごろ「基地問題に8~9割を費やし、福祉、子育て、教育、高齢者、経済などの政策に十分に手が回らない」と、記者会見などで嘆いている(沖縄タイムス)という。外交、安全保障は国の仕事である。それをほったらかして、せっせとアメリカ詣でに精を出している。昨年6月ワシントンに訴えに行ったが、トランプ大統領はもちろん誰一人として閣僚クラスなどに相手にされずハワイでは「国の問題だ」と面会を断られる始末。

沖縄県の翁長知事は訪問先のワシントンで下院議員らと会談し、アメリカ軍普天間基地の「沖縄県名護市辺野古への移設は困難」という主張に一部の議員から理解を得ました。ただ、政府関係者との面会はありませんでした。沖縄県の関係者によりますと、国務省と国防総省から先月に訪米した沖縄県宜野湾市長が面会した次官補代理よりも格下の関係者との会談を薦められ、知事側が断ったということです。普天間基地の辺野古移設に反対する翁長知事へのアメリカ政府の冷遇ぶりが目立つ形となりました。(沖縄タイムス)。

翁長援護団の新聞ですら、成果など何一つ紙面で紹介できなかった。

今年に入っても沖縄では米軍事故が続いた。沖縄県読谷村儀間の廃棄物最終処分場の敷地内に、8日夕に不時着した米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の攻撃ヘリコプター「AH1」は、9日午前7時20分頃、自力で離陸した。沖縄の新聞は「民家から10メートル」「またも」と書き立てた。翁長雄志知事は何と言ったか。「日本国民である沖縄県民が日常的に危険にさらされても抗議もできない。日本政府は当事者能力がないことに、恥ずしさを感じてもらいたい」。

恥ずかしいのはこちらだ。この不時着は余裕の中で行われた。アラームが鳴ったから瞬時に判断して民家を避けた最寄りの砂浜に着陸した。パイロットはマニュアル通り危険を避けて着陸したのに、「民家から10メートル」と危険を煽る。NHKも同じである。危険を冒してまで日本の安全保障の最前線に立っているのは米軍と自衛隊である。沖縄ではいつまでお気楽な「安全神話」を唱えているつもりか。

翁長知事はアメリカ兵に感謝状くらい出してやれ。

KORIAあかんわ、世界の嘲笑を一身に

「日本が拠出した10億円は韓国政府予算で出す」「日本が心から謝罪するなどして、被害者たちが許すことができた時が本当の解決だ」

何を言ってんだか。愚かな国の本性丸出し、馬鹿丸出しの文在寅大統領の発言である。慰安婦問題でウソをまき散らし誤報16本を取り消した張本人の朝日新聞ですら「韓国政府として今後どうするのか明確な考え方が見えない。理解に苦しむ表明である」(朝日)と突き放した。菅義偉官房長官の『1ミリたりとも合意を動かす考えはない』発言について、「硬直姿勢をとるのは建設的ではない」と社説で書いていた硬直した新聞がである。

「いわれのない要求に拒否を貫くのは当然だ。(中略)問題を蒸し返す新方針などありえない」(産経)

「自ら果たすべき約束は棚に上げ、日本側にさらなる譲歩を求める。韓国の文在寅政権の態度は、外交常識に外れ、非礼である」(読売)

各紙あきれ果てた見出しが並ぶが、当の韓国でもあきれ果てられているというからもう笑うしかない。

《 「韓国が10億円を拠出するというのは、ただ10億円を追加するということなのか、それとも合意の破棄を意味するのか韓国外務省に問い合わせたが、『分からない』との返事だった」

複数の政府高官はこう証言する。合意に反対する国内世論に迎合して突っ走る大統領府を、外交実務者らは呆然として眺めているという状況だったのか。

そしてこれは、文政権が今まで合意を批判する際に用いた論法とも矛盾する。

「合意は朴槿恵大統領が勝手に決めて韓国外務省は関与していないので、正当なプロセスを経ていない」

康氏は、昨年12月に来日して河野太郎外相と会談したときにはこう主張していた。ならば、韓国が今回表明した外交方針も、外務省が関与していないので正当ではないことになろう。》(産経、阿比留瑠比記者の「極言御免」)

慰安婦とともに消えなさい

「日本自ら、被害者の名誉と尊厳の回復に努力を続けてくれると期待する。(元慰安婦の)被害者が望んでいるのは、自発的な真の謝罪だ」いうセリフは大統領が変わるたびに何度聞いたことか。日本が拠出した10億円を財源とした現金支給事業では、合意時点で存命だった元慰安婦47人中36人が受け取ったか、受け取る意思を示していた。慰安婦問題は「何度でも日本から金を取れる、おいしい”ゆすり、たかり”」なのだ。

日韓合意では慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」が確認されたはずなのにこのザマだ。誰がこの国を信用するというのか。日本では下世話にこういう輩を表現する言葉がある。「馬鹿は死ななきゃ治らない」

韓国側が要請している2月の平昌ピョンチャン冬季五輪に合わせた安倍首相の訪韓も見送る方向だ。韓国側が切望する日韓スワップ交渉再開など無期限延期だ。駐韓大使も召喚したほうがよい。

 

南シナ海は中国の一大軍事拠点と化した

暮れのことだが、中国政府系サイト「中国南シナ海ネット」は、人工島造成の目的が「軍事防衛の強化」であることを初めて認めた上で、今後も島嶼の面積が拡大していくと明言した。これまで中国は、米国などから南シナ海を「軍事拠点化」しているとの批判を受けるたびに敏感に反発してきたが、完成したとたんに開き直ったかたちだ。

また、現在は中国所有の空母は「遼寧」1隻だが今年以降に建造を加速させ、2030年までに4隻の空母打撃群を運用する計画を持っていて、うち2隻は原子力空母だという。海洋権益拡大の野心を隠さなくなったのだ。

中国が南シナ海を埋め立てた場所の航空写真(写真下)を見てもわかる通り、確かにこれはすでに立派な「空母」そのものである。つまり近々中国はアメリカをしのいで空母10隻を保有する一大軍事大国となる。

こればかりではない。中国は2020年代に海上浮動式原発を20基建設する計画とされるが、同サイトは「海上原発の建設と運転開始に伴い、三沙市(南シナ海の諸島を管轄する中国の地方政府)への電力供給はさらに安定するだろう」と言及し、南シナ海の島嶼で海上原発を運用する方針を公式に認めた。

どこかの国が原発ゼロ運動でつぎつぎ原発を止め、新設計画も反対運動の高まりで遅々として進まないのをいいことに核による軍事大国建設に拍車をかけている。

現在、日米が優勢を保っているのは潜水艦能力だが、これとて風前の灯となりつつある。米ランド研究所が中国軍の「弱点」を分析した2015年の報告書によると、中国海軍は、対潜戦の能力の低さを自ら認識しており、目下着々と防潜網を構築しているという。

日本を取り巻く防潜網としては米国が冷戦期にソ連の原潜の動向を探知するために大西洋や太平洋に構築したSOSUS(ソーサス=音響監視システム)がある。その存在は1991年に公表されるまで機密扱いだった。SOSUSは太平洋ではカムチャッカ半島沖から日本列島を経由し、フィリピン・マラッカ海峡まで伸びる1本と、アリューシャン列島からハワイまでの1本、さらに米国西海岸沖に1本の計3本が設置されたという。数千個の固定式パッシブ・ソナーとそれを結ぶケーブルから成り、三角測量方式で音源(潜水艦)の位置を割り出す。条件が良ければ約1000キロ先の潜水艦の騒音を探知でき、特定した位置の誤差は数十キロという。

日本周辺では宗谷、津軽、対馬、宮古の4海峡周辺の能力が強化されているものの、台湾周辺では台湾東部・蘇澳と沖縄・与那国島間、台湾とフィリピン間のバシー海峡などに「穴」があるとされている。

これに対して中国科学院の声学研究所が光ファイバー方式の音響監視システムの研究を開始。10年1月には南シナ海の海域にシステムの設置が完了したという。これにより、南シナ海で音源(潜水艦)の方位や距離、深さ、型式が分析できるようになり、中国の対潜戦能力が大幅に向上した。各国の潜水艦の動向を把握できるようになり、中国側は南シナ海で行動する自国の094型(晋級)原潜の隠密性が高まるという。中国はまさに南シナ海にSOSUSと同等のシステムを構築しつつあるわけだ。

能天気に平和憲法擁護を叫んで進駐軍直筆の日本無力化憲法を何一つ変えられないで、夢物語の「専守防衛」をまどろんでいる間に中国はこうして軍事力を高めている。南シナ海を要塞化して次に、一気に尖閣諸島に出て来るのだろう。そのとき、左巻き連中は自衛隊に後を任せてとっとと逃げだしているのだろう。

2018年正月にみたブログ子の初夢では、近未来の軍事展望はまことに不吉なものであった。

新年にローマ法王が世界に配信した一枚の写真

焼き場に立つ少年

フランシスコ・ローマ法王が、原爆投下直後の長崎で撮影された「焼き場に立つ少年」の写真カードを配布するように指示したという。バチカンの広報を通じて、毎年1月1日に祝われるカトリック教会による「世界平和の日」に先立って配布された。

この写真はこのブログでも紹介したことがあるが、原爆で死んだ幼い弟を背負った少年が、火葬の順番を待っている姿だ。当時のアメリカ海兵隊の従軍写真家ジョー・オドネル氏が、原爆が投下された直後の長崎で撮影した。

ローマ法王は、この写真をカードに印刷し、裏に「戦争が生み出したもの」という文言と、自身の署名「フランシス」を記載するよう要請。短いキャプションで写真の内容などを説明しており、「幼い少年の悲しみはただ、血のにじんだ唇をかみしめるその身ぶりの中にのみ表現されている」と書かれている。

CNNのバチカン専門家、ジョン・アレン氏は自身のウェブサイトで、「フランシスコが年末年始の休暇期間中に特定の画像を配布するよう依頼したのは今回が初めてだ。これは法王が、写真のメッセージが今特に重要だと考えていることを示唆している」と述べた

法王のサインとメッセージ

 

法王は核兵器を非難し、紛争が子どもたちにもたらす影響憂えるメッセージをこの写真に込めたと思われるが、ブログ子もこの写真には感銘を受けた一人だ。死んだ弟を背負い、血がにじむまで唇をかみしめ、きちんと両手をそろえて直立不動の姿勢を保つ少年のなんと凛々しいことか。

この少年のその後についてはなにもわかっていないが、この少年と同じ姿勢を保った青少年が、戦後わずかな時間で日本の再建を果たしたのだ。現在の日本人に、この「凛々しさ」があるだろうか。

子供の110番で母親が逮捕される時代

子供への虐待が後を絶たない。そんな中とうとう子供が110番かける時代になった。

子供が110番した集合住宅

兵庫県警飾磨署は28日、同県姫路市のパート従業員の母親(28)を傷害容疑などで逮捕した。調べによると、27日午後4時ごろ、泣きじゃくった子どもの声で110番通報があった。警察官が住宅に行ったところ、9歳の長男と28歳の母親がいて、長男が「母親に殴られた」などと話したほか、 母親も「言うことを聞かないので怒って殴った」などと認めたという。

調べによると母親は26日午後11時頃、小学3年の長男(9)の頭をスプレー缶のようなもので殴って全治10日のけがをさせたほか、包丁のようなものを突きつけ「ええ加減にせな、刺すぞ」などと脅していたとして、傷害などの疑いで逮捕された。長男の背中や右腕などには十数か所、あざがあり、同署がさらに原因を調べる。

25日未明には、大阪府箕面市の集合住宅で4歳の男児が死亡した。全身にアザがあり、母親の筒井麻衣容疑者(26)と同居の交際相手、松本匠吾容疑者(24)、同容疑者の友人の大倉敏弥容疑者(20)=いずれも無職=の3人が逮捕される事件があった。母親ら3人が逮捕される事件があった。

司法解剖の結果、歩夢ちゃんの死因は腹部の内出血だった。捜査関係者によると、全身に10カ所以上の打撲痕が確認された。現場の部屋は逮捕された3人と歩夢ちゃん、次男(2)の5人暮らし。筒井容疑者と松本容疑者は約1カ月前に交際を始めたばかりだった。松本容疑者が友人の大倉容疑者を引き連れ、転がり込むような形で同居するようになった。

居候の男2人がなぜ虐待を働くようになったのかまだ解明されていないが、2人は24日午後11時から翌25日午前2時ごろまで、自宅で歩夢ちゃんの腹部を殴るなどして殺害したとしている。母親が110番通報したが、その直前に男2人を部屋から逃した。「かばおうと思った」と供述している。その後、両容疑者は現場近くの交番へ出頭した。

どうしてこうした出来損ないの母親が出てくるのか。母性本能がどこか劣化してきたとしか思えない。母親としての子どもを慈しむ部分が欠如してきたのだから、もはや子供が自分で110番するしかなくなったのだ。ひどい時代になったものだ。

貴乃花親方の理事解任は当たり前だ

協会の臨時理事会を終え、そうそうに部屋に戻った貴乃花親方

日本相撲協会は28日、貴乃花親方(45)=元横綱、本名花田光司、東京都出身=の理事解任と2階級降格を決議した。来年1月4日に開く臨時評議員会で正式に決まる。

ブログ子が早々と「理事解任」と結論を書いたとおりでまったく妥当だと思うが、余計な一文がついている。八角理事長自ら「2月の理事選挙に出ることは可能だ」とつけ加えていたから、若乃花親方擁護論があるなか妥協した「大甘」処分だといいたい。

協会への報告をしなかったことについて、若乃花親方の言い訳として「ほかの部屋の力士なら報告したろうが自分の部屋なのでもう少し調べてから」云々とわけのわからない弁明が紹介されていたが、普通の会社、ないしは社会では通じない。上への「「報(告)連(絡)相(談)」はイロハのイである。

こんな言い訳が平気で通るところは、国技など名ばかりで、「無理編に拳骨」の特殊社会である何よりの証拠だろう。相撲は「興行」だと書いたが、格闘技ではあるが、阿吽の呼吸も技のうち、スポーツに名を借り、さらに神道というオブラートで包んだ「神前興行」なのだ。だから法律論や安っぽい正義感で批判しても始まらない。

それにしても相撲協会の第三者調査委員会から評議員、テレビのワイドショーのコメンテーターまで元検事、ヤメ検、弁護士ばかりである。稼ぎ時とばかり画面にあふれているがおかしくないか。何度も言うが、興行で成り立っている世界に法律を振りかざす輩が何の役に立つのか。また「相撲記者クラブ会友」とかいうのが盛んに解説しているがこれもおかしい。理事長以下出席した芸者、ホステス付き懇親会で「名ばかり会費」で遊んでいて、協会批判のコメントができるのか。

貴乃花親方のガチンコ精神を讃える週刊誌というのもちゃんちゃらおかしい。「興行」の世界にガチンコは、聞こえはいいがドン・キホーテ以外の何ものでもない。テレビで貴乃花の仏頂面はこれ以上見たくない。

拝啓 サンタさん

クリスマスイブである。我が家も今宵、長女の家庭の孫娘3人からパーテイーに誘われている。中1、小5、小2へのプレゼント選びのために家内と、孫からは叔母にあたる次女がこの1週間走り回ってハリーポッター全冊、ヘッドフォン、文具などを買い集めてきた。

そろそろ、サンタへの疑問を持つ年ごろになって来たのが気がかりだ。我が家では娘が小さかったころ、このブログでも書いたことがあるが、子どもが架けてきた間違い電話から始まった、ノーラッド(NORAD)=北アメリカ航空宇宙防衛司令部=が毎年実施している、「今、サンタはどこを飛んでいるか」わかるサイトを見せればよかった。今年もこのサイトhttps://www.noradsanta.org/で世界中の子どもの期待に応えているようだ。

今年、そんなサンタに疑問を持った日本の小学校4年生の女の子が書いた手紙が話題になっている。「我が家にはえんとつがないのにどうして入ってくるの」などはポピュラーなものだが、「プレゼントを仕入れるお金は‏どうしているの」という、サンタが答えに詰まるであろう質問がある。結局「大金持ちの人が出資しているサンタ株式会社の新入社員」が「世界中の子どものお願いを聞いて回っているんでしょう」と推定しているのが、なんともほほえましい。

その手紙の内容を以下に紹介するが、実物の手紙はこのブログで見ることができる。
http://temita.jp/twitter/55192

≪拝啓 サンタさん
私はサンタさんに多くのぎ問があります。

最初私は、サンタさんは赤いぼう子と服を着て、トナカイに
乗ってくる白いヒゲのおじいさんだと思っていました。
でも大きくなるにつれてサンタさんへのぎ問がたくさんわいて
きました。

まずうちにはえんとつがないのにどうやって家の中に入って
くるのか不思ぎです。

それにサンタさんの仕事はプレゼントを作ったり、買ったり
してとどけることだけれど、そのためのたくさんのお金は
ふ通のおじいさんだと用意できないと思います。

トナカイが空を飛ぶのもまずありえないです。

毎年お母さんは11月の終わりのころに小人から、プレゼント
のリクエストを聞くために電話がかかってくると言います。

でも私は、その電話をかけているのは小人ではないのでは
ないかとうたがっています。≫

≪サンタさん、サンタさんは本当は子どもを喜こばせたい
世界中の大金持ちの人たちがきふで作ったサンタかぶ式会社
のぎょう者さんなのではないですか?

毎年お母さんに電話をかけてくるのは、小人ではなくサンタ
かぶ式会社の新入社員の人なのではないですか?

大人はみんなひっこしの時にサンタかぶ式会社に家のあいかぎ
をあずけているのではないですか?

もしそうならサンタかぶ式会社のかつ動は、とてもすばらしい
のでぜひこのかつ動をいつまでもつづけてください。≫