貴乃花親方の策略の線が濃くなった

大相撲の横綱日馬富士による暴行問題。当初から貴乃花親方の一連の行動とメディアへの沈黙から、どうも胡散くさいと思っていたが、サンケイスポーツによると日本相撲協会は暴行問題で貴乃花巡業部長の責任を追及、12月に開催される冬巡業には貴乃花巡業部長(元横綱、45)、玉ノ井巡業部副部長(元大関栃東、41)を帯同させない方向で調整しているという。

肝心なところで沈黙が目立つ貴乃花親方

同紙によると、貴乃花親方は貴ノ岩の師匠として被害届を取り下げず、強硬姿勢を崩していない。一方で、巡業部長として報告を怠ったことなどを疑問視する指摘が協会内に広がっていて、師匠のなかには「安心して弟子を(巡業に)預けられない」「大切な力士を預かっている意識が薄い」など、貴乃花親方に直近の冬巡業の管理を継続させることに疑問を投げかける指摘が浮上。

これを受け、協会は2人の代理として貴乃花親方の代理に協会理事の山響親方(元幕内巌雄、47)、玉ノ井親方のかわりに山科親方(元小結大錦、64)らを軸に人選が進んでいるという。

ブログ子はサンスポの編集責任者をしていた時期があり、記者が協会によく食い込んでいることや僚紙の夕刊フジには相撲協会の親方の息子が記者をしているなど、情報の正確さには今でも信頼を置いている。

貴乃花親方への疑念は①事件は秋巡業中の10月26日に起きたが、貴ノ岩は翌日から4日間巡業場所を普通につとめ周囲も誰もケガに気づかない程度だった。稽古などを見守った玉ノ井親方は「(暴行は)全く知らなかった」とし、頭部や顔面の外傷は見受けられなかったと説明した。②なのに、秋巡業最終日の10月29日には親方は鳥取県警へ被害届を提出している。③協会が11月2日に同県警からの連絡で事件を把握して問い合わせたときに、被害届を出してケガと診断書の内容を知っているはずなのに、「よくわからない」と返事をしている。当日の2日には「重症」の貴ノ岩とともに福岡・田川市役所を表敬訪問していた。④本場所2日前に提出すべき診断書が本場所2日目まで遅れた。同診断書を作成した医師は、その後の協会側の調査に「初日から相撲を取ることに支障はなかった」との回答をしているのに、無理に休場させている。⑤なにより、巡業を管理する部長として協会執行部へ問題の報告をすることもなかった。

協会はとりあえず、不手際がはっきりしている⑤で巡業部長としての責任を問うたわけだが、今後の捜査で①から④までの疑念が解明されれれば、貴乃花親方の意図がどこにあったかがわかるだろう。

貴乃花親方は14日の協会による事情聴取の席上で「(第三者を)立てなきゃいけないようになるかもしれない」と、代理人を立てた法的措置を視野に入れた発言をしたとされる。春日野広報部長(元関脇栃乃和歌、55)は「最終的にどこへたどり着きたいのか」と、その胸中をはかりかねているようだ。

憶測されているのは  来年1月には2年に1度の協会の理事候補選挙が開催される。一門から誰が出馬するかなどを選ぶ一門会が、九州場所中に開かれるのが恒例だ。貴乃花親方は2年前に行われた、理事長選挙に立候補したものの6対2で惨敗した因縁がある。協会執行部への抵抗のなせる所業という見方が多いが、的を射ていると思う。

「ろくでもない国」ジンバブエでやっとクーデター

このブログではアフリカのジンバブエという「ろくでもない国」について何度も書いてきた。

レストランで食事をすると箸をつけた時にテーブルに山積みの現金を積んでも出るときにはさらにもう一山の現金が必要になる「2億パーセント」という世界でも見たことがないハイパーインフレについて。ムカベ大統領は40歳も下の部下の将校の妻を見染めて後妻に差し出させ、その将校は功により中国大使に任命された。その女房、グレースというのがまたとんでもない悪妻でダイヤモンド鉱山の権利を独り占めして、パリなどの高級衣料店で札束を切っては遊び歩き「グッチ・グレース」の名をとどろかせ、追いすがるパパラッチをダイヤの指輪で切り付けて深手を負わせた。・・・思い出すだけで紙面がいっぱいになるほどだ。

ムガベ大統領(左)と次期副党首におさまった時のグレース夫人(右)。(2017年11月8日撮影)

 
南アフリカ政府は15日、ジンバブエのロバート・ムガベ大統領(93)が自宅軟禁下に置かれているとする声明を発表した。同日朝に南アのズマ大統領がムガベ氏と話した際に、ムガベ氏が自宅軟禁されていると示唆したものの、元気でいると語ったという。軍がクーデターをおこし軍が国家権限を掌握したとみられている。ムガベ氏の妻のグレース夫人(52)については、ナミビアに逃亡したとの情報や軍の監視下にあるとの情報が錯綜している。

「世界最悪の独裁者」の国では軍が37年間ムカベ大統領を支えてきた。盤石の独裁と見えた軍がなぜクーデターを起こしたのか。エマーソン・ムナンガグワ副大統領がムカベの後継者と目されていたが、なんとグレース夫人が次の大統領を目指し始めたのだという。女房に言いなりのムカベが副大統領を解任したことに、国軍トップのコンスタンチノ・チウェンガ司令官が反発、首都近郊で複数の軍装甲車を出して制圧したようだ。

ジンバブエ独立を率い、1980年から政権を握ってきたムガベ大統領に対し、軍が突然反旗を翻したことを受け、国民の間では圧政を敷いてきたムガベ政権が間もなく崩壊することを期待する声が上がっている。

しかし、これでジンバブエが自由の国になるかというと怪しい。この30年間で中国がこの国をしっかり傘下におさめていて政治も経済も中国なしでは動かないようになっているのだ。現に次期大統領目されていたムナンガグワ副大統領の身柄もいま中国の保護下にある。つまりクーデターがどうなろうとも次の指導者もまた中国のいいなりになるほかないようにできている。

複雑怪奇なジンバブエの歴史を説明する余裕がないが、どうして「ろくでもない国」になったという点をかいつまんで読み解くには「”世界最悪の独裁者”は生き延びられるか クーデタに揺れるジンバブエと中国の”二股戦術”」というコラムがあるのでお読みいただきたい。

「習近平の笑顔」を初めて見た

ベトナムのダナンで習近平国家主席と安倍晋三首相が6回目の日中首脳会談を行ったが、その際の両首脳の握手の写真というのをみて、おやおやと思ったのはブログ子ばかりではなかろう。

初めて「習近平の笑顔」と国旗を掲載した人民日報

いくつかの新聞では「笑顔で握手」となっているが、笑顔というより「微笑」くらいのほころび顔にすぎないが、従来の仏頂面からすれば格段の進歩である。何しろ過去5回の会談では、会場の中央でふんぞり返っている習近平のもとに安倍首相が歩み寄ってくるというわざとらしい演出が主であった。日本流にお辞儀でもしようものなら頭を下げた瞬間を、中国流の「低頭」ないしは「朝貢」外交と見せかける意図が見え見えだった。さすがに安倍首相は意識してこれまでそうしたポーズを取らなかったが、中国国内のテレビでは安倍首相が「歩み寄る」ところを強調していた。

今回、中国共産党機関紙の人民日報は12日付の紙面で、日中両国の国旗を背に握手する写真を掲載した。過去の会談では国旗を載せなかったり、わざと握手ではない写真を使ったりして、他の首脳会談と扱いには差を付けていた。こうした人民日報掲載の写真の“正常化”は、習指導部の日本への関係改善への意思が反映しているという観測や論調がみられるが、ブログ子は甘い、とみる。

直前の中国共産党の新指導部が参加した25日の記者会見で、産経新聞が出席を拒否されたほか、英BBC放送や英誌エコノミスト、英紙フィナンシャル・タイムズ、英紙ガーディアン、米紙ニューヨーク・タイムズなども出席できなかった。また
全人代閉幕後の李克強首相の記者会見に産経新聞記者が日系メディアで唯一出席を拒否されたし、同紙の中国総局長へのビザ発給が昨年9月まで3年以上凍結された。中国高官の蓄財問題を報じた米紙ニューヨーク・タイムズや米通信社ブルームバーグも報道ビザの発給が拒否されている。中国が気に入らない外国メディアを規制するのは“常套手段”で、意に沿わないニュースを流したメディアの呼び出しはしょっちゅうである。

習近平国家主席は 「この会談は日中関係の新たなスタートとなる」と述べた。10月の中国共産党大会で2期目の指導体制を確立した習近平国家主席、衆院選に大勝し、第4次政権を発足させた安倍晋三首相、ともに政権基盤を強化したばかりで、このさき長い付き合いになるのを見越して習氏が「微笑戦術」に切り替えたというのが、日本の新聞の論調だが、はたしてそうだろうか。

来年に日中平和友好条約締結40周年を迎える。習政権はこれまで「反日」「反腐敗」を掲げてきただけに、早急な対話路線へ転換したとは思えない。そうならまずメディアの「選別」をなくすことだ。ついでに言えば、閣僚が靖国神社に参拝するたびに「三つの言葉で形容するしかない。恥知らずでくだらなく道理がない」などと叫ぶ中国外務省の華春瑩副報道局長も変えてもらいたいものだ。

トホホ・・・佐賀牛も米沢牛も知らなかった

トランプ米大統領が来日した際の安倍晋三首相との夕食会で佐賀牛が振る舞われたというので問い合わせが殺到しているという。

佐賀牛

佐賀牛のステーキ(JAさが提供)

のステーキが提供されたのは6日の夕食会。事前に何も知らされていなかった佐賀県や地元JAの幹部は「なぜ佐賀牛が選ばれたのか」「生産者は誰か」と大慌てで情報収集に走った。

 

夕食会を取り仕切った政府関係者は「特別な事情はなく、肉が好きな大統領に高級和牛を出したということに尽きる」と話す。一方、佐賀牛の商標を持つJAさがの担当者は「長年ブランドの確立に取り組んできた結果だ」と胸を張った。

佐賀牛は肉質が最上級の5等級か、4等級のうちサシの多いものを指す。同じ肉でもそれ以下は「佐賀産和牛」と明確に区別し、ブランド価値を保っている。香港などに輸出され、佐賀市の和牛レストランには外国人客も数多く訪れ大人気だ。(産経新聞)

◇ ◇ ◇

ブログ子の本籍地は佐賀県唐津市である。親父が唐津近くの小村の生まれで唐津中学を出て上京、以後東京、大阪で暮らしたのでご無沙汰ではあるが、墓も城内の寺にあり、今も法事で帰ると周辺から親戚が集まる。

名物といえば松露饅頭とイカしか思い浮かばない。昔は虹の松原で松露が採れたとは親父の話で、法事では呼子までイカを食べに行くのが恒例である。だが佐賀牛が名産とは親戚の誰一人として口にしたことがない。それほどのものなら次の法事で口にしたいものだが、次の法事というのは順番からして自分ではないかと思うので、当人は佐賀牛とは無縁に終わる可能性が高い。

トランプ大統領のおかげで故郷の名物「佐賀牛」を知ったが、もぅ一つの名物牛肉「米沢牛」も悲しいかな永年無縁であった。米沢には母の実家があり、戦時中母子4人で疎開生活を送った。小中高校の夏休み、冬休みはこの地で過ごすことが多く、大学が北海道だったので行き帰り米沢に立ち寄っていた。

ものの本によると米沢牛は戦前から飼育されていたそうだが、疎開中はもちろん戦後、それだけ立ち寄っていたのに、誰一人として米沢が牛肉名産地であることなど教えた者はいなかった。ましてや米沢牛をご馳走しようという者にも出会わなかった。

米沢牛を知ったのは新聞記者になって少し自分の稼ぎで買えるようになってからである。そのころ米沢にいる従姉が「芋煮会の良しあしは米沢牛で決まる」といけしゃあしゃあと口にした。そんならもっと早くご馳走しろ!といったら「駅裏の佐藤肉店がいい」と店の名前だけ教えられて、自分で払わされた。

両親の故郷が奇しくも日本を代表する牛肉の名産地とは・・悲しくも嬉しいような思い出である。

今年の流行語大賞 「むき出しの好奇心には屈しない」

ここ3日ばかり続いている馬鹿話の続きとして、本日は「偏差値バカ」について。「このハゲェ~!」で落選した東大法学部卒の元議員、豊田真由子のセリフは今年の流行語大賞にほぼ確定しているようだが、有力な対抗馬が現れた。同じ東大法学部卒で800票差でかろうじて当選した山尾志桜里衆院議員(43)の「むき出しの好奇心には屈しない」「男女の関係はない」との強弁である。

世間の「むき出しの好奇心」と戦う女

山尾志桜里センセイは週刊誌に既婚男性との不倫疑惑を報じられたため、前原代表の下で幹事長に内定していたポストを棒に振り、民進党を離党して無所属で総選挙に臨んで辛勝したばかりだが、選挙が終わったら、禊が済んだ、とばかりに、こともあろうにスキャンダルの相手の倉持麟太郎弁護士(34)を事務所の政策顧問に起用したのだ。

民進党を離党する際の記者会見では「男女の関係はない」などの不倫疑惑を否定する短い説明を一方的に述べただけで、記者の質問は全く受けつけずに逃げ去った。それが、当選したら手のひら返したように、倉持氏起用の理由を「『共謀罪法』や天皇の皇位継承問題などで、これまで倉持氏とともに取り組んできた」と説明し、「『男女の関係はない』と否定したことすら、本来答える必要はなかった」「むき出しの好奇心には屈しない」などと語っている。(7日付の神奈川新聞のインタビュー)
山尾氏は同新聞のインタビューで、倉持氏を政策顧問に起用する理由について「『共謀罪法』や天皇の皇位継承問題などで、これまで倉持氏とともに取り組んできた。衆院選の当選で待機児童問題と憲法問題に取り組むよう負託されたとして、政策立案の共同作業には継続性が必要だからだ」と述べた。

ブログ子は7月から10月上旬まで山の上にいて、テレビも新聞もない生活をしていたので、今回、9月7日発売の週刊文春によるその「ダブル不倫報道」というのを見た。
▽山尾氏は倉持氏の妻子が実家に帰っている間に4回、倉持氏のマンションで密会していた。▽民進党幹事長就任が内定した9月2日の夜、都内にあるホテルの部屋で倉持氏と一夜を過ごした。同誌は2人がホテルには時間差で入り、倉持氏が部屋にワインやビールを持ち込んだ。その写真も撮られていて、文春記者が山尾氏に「不倫してませんか?」と直撃する動画も公開した。▽倉持氏と知り合ったのは山尾議員が東大で同級生だった夫と離婚すべく相談したことで親密交際になった。今では結婚指輪も外している▽倉持弁護士というのは結婚を約束した女性がいたが客室乗務員のCAと浮気して子供までできたので婚約者を捨てた過去がある。

なかなか面白い内容で、それこそ「むき出しの好奇心」をくすぐられた。「私に問うべきは、男女関係の有無などという下品な質問ではない」というが、当選したからには公人である。公も私もない、男女の関係を問われたら答える義務がある。 与党関係者は「インタビューを見ていると問題のすり替えですし、自身に都合良く解釈するスタンスは全く変わっていない。多額のガソリン代が支出されていた問題も、元秘書だけに責任を押し付け、地元で会見しただけ。宮崎謙介氏(元衆院議員)のゲス不倫を『緩んでいた』と批判していたのは山尾氏自身ですよ。やましいことがないのであれば、きちんと記者会見すべき」とあきれる。

少し軽いコメンテーターで申し訳ないが東国原英夫・元宮崎県知事がいいこと言っていた。「そこまで強く『潔白』を主張するのなら、何故それを証明しないのか。報道した週刊誌を名誉毀損で訴えないのか。元検事なら『法と証拠』に基づいて潔白を立証すべきである。自らの潔白を証明出来ない政治家(法律家)が『憲法改正』について論ずるなど、何の説得力も信憑性も無い」

ブログ子はこれにもう一つ付け加える。 山尾志桜里議員は保育所での国歌・国旗に疑問を呈し、女性の天皇を認めないのは憲法第14条で保障されている「男女平等」に反すると声高に叫んでいる。何千年と連綿と続いている「男系男子」こそ日本が日本らしくあるコアの部分であるという歴史の重みを顧みないのは、無知をさらけ出して平然としている最近の「左巻き」特有の言いぐさである。女の「和田平助」(逆にお読みください)が居てもいいが、国体をないがしろに論ずる女は容赦できない。

文化・礼儀・外交・・・果てつる国

韓国は7日夜に開いた文在寅大統領とトランプ米大統領の晩餐会にあろうことか、元慰安婦を招待したうえ、韓国が不法に占拠している竹島(島根県隠岐の島町)の韓国側呼称「独島」の名前を冠した「独島エビ」を提供するという愚挙に出た。

当然、日本政府は、ソウルの日本大使館を通じて抗議した。菅義偉官房長官は記者会見で「トランプ大統領が日韓を最初の訪問先に選んでいる中、(北朝鮮問題で)日米韓の緊密な連携に悪影響を及ぼす動きは避ける必要がある」と不快感を示した。また、韓国側に対し慰安婦問題が最終的で不可逆的に解決したとする日韓合意の「着実な実施を求める」と強調し、日本の立場を申し入れたことを明らかにした。

エビについては「外国が他国の要人をどのように接遇するかについて政府としてコメントを差し控えるが、どうかとは思う」と疑問を呈した。慰安婦問題や竹島に関する日本の立場に関し「米国からは完全に理解を得られている」とも強調した。

安倍晋三首相とトランプ氏は6日の会談で、北朝鮮に対し「最大限の圧力」をかけるために日米韓の連携の重要性を確認したばかりだった。日韓間の問題を持ち出して緊密な日米関係に水を差し、米韓の距離を縮めることを狙ったような韓国の動きに対し、日本政府内には「信じられない」「韓国はいったい何がしたいのか」といった強い不快感とあきれが広がっている。(産経新聞)

◇ ◇ ◇

今に始まったことではないが、たしかに「あきれた国」である。トランプ大統領の滞在時間が1日短いとか、娘のイバンカさんが日本だけに立ち寄って帰国したとか、ひがんだものの見方しかできない国柄もろくでもない。昨日「馬鹿は死ななきゃ治らない」を書いたが今日は「バカチョン」というタブー語を思い出した。

食欲がわかない晩餐会料理

大統領府が公開したメニューというのを韓国政府のホームペーで見た。右上にあるごろんと転がっているのが問題のエビで、あとは文氏の出身地の巨済島産の焼きカレイやマツタケ釜飯、韓国産牛肉のカルビなどだという。
正直言って、日本人には食欲がわかない。ましてやアメリカ人のトランプ氏の立場で眺めても箸をつける気にならない。結局、「旬」と「彩」(いろどり)を大事にする日本料理と違って、どこかの「田舎料理」にしか見えないのだ。特に、焼いたか茹でたかした問題のエビに至っては、なんの料理の跡も見えない。日本の板前なら大葉に立てかけるなり、大根に寄り掛かるない、もうすこし「踊っている」ように見栄えよくするところだろう。

所詮、この国の食文化と礼儀、外交、はこの程度のものなのだろう。

馬鹿は死ななきゃ治らない

世界中の資産家、投資家が「脱税」に使っているタックスヘイブン(租税回避地)で、昨年の「パナマ文書」についで「パラダイス文書」が公表され、日本では鳩山由紀夫元首相ら元国会議員3人や漫画家の名前が挙がってきた。

鳩山元首相は政界を引退した翌13年、バミューダに設立され、香港が拠点の石油・ガス会社「ホイフーエナジー」の名誉会長に就任。この人事を掲載した年次報告書などが文書に含まれていた。

取材に対し、鳩山氏は「会社のトップと数年前に出会い、子どもの結婚式にも呼ばれた。その後、名前だけでも連ねてほしいと言われた。実質は何の意味もない。鳩山の名前で信頼を得たいと思ったのでは」と説明。同社は年次報告書をネットで公開しており、副会長にジョージ・W・ブッシュ元大統領の弟ニール・ブッシュ氏が就いている。

鳩山氏は同社から顧問料を得ているが、金額は明かさなかった。バミューダとの関わりについては「知らない」と話している。(産経)

民主党時代、わずか1年とは言え一国の首相の座にあった人物である。アメリカで「ルーピー」(薄のろ)の異名をとったのも情けないが、その後、韓国ではソウル市内の西大門刑務所の跡地(西大門刑務所歴史館)で土下座をし、日本の朝鮮半島統治に対する謝罪を示したり(2015年8月)、中国主導のアジアインフラ投資銀行の諮問委員会の委員を引き受けたり中国べったり。

今年10月、共産党大会を控えた中国に出向いて「習近平(国家)主席は就任以降、強力な執政能力を示してきた」と称賛してみせ、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」との日本のことわざを持ち出し、「大国は実力を盾にして周辺国に優越感を示しがちだ」と言及する。中国の覇権主義にクギを指すのかと周囲が思ったら、「中国の大国外交はそうではない。まさにことわざ通りだ」と逆に持ち上げてみせた。

あとは

キャンプ・シュワブ前で座り込みをする「ルーピー」氏

安倍政権批判一辺倒。今年9月29日には米軍普天間飛行場の移設に反対しキャンプ・シュワブ前で座り込みをする(写真右)など、安全保障に対する見識も、知識もあったものではない。いまや民進党OB会からも入会を拒否されるほどのハチャメチャ「ルーピー」人生である。

 

ところが、資産の運用にはことのほか「有能」で、ちゃっかり租税回避地の会社の名誉会長に就任して顧問料を懐に入れていたことが「パラダイス文書」によって暴かれた。

ブログ子は彼の父親、鳩山威一郎氏(大蔵次官から参議院議員、外相)とは浅草「太郎」で飲み仲間だったので、鳩山家の裏事情や女性事情も知っているが、不肖の息子に泉下で泣いていることだろう。

ブログの亭主、山を下りました

八ケ岳も冷えてきてついに25日には初冠雪を迎えました。

サイトの亭主も山を下りました。

9月中旬山荘を訪ねてくれた友人夫妻が小池都知事ファンでしたので「そのうちポシャるだろう。豊洲も築地も市場をつくるなんて無茶だ」と言ったばかりでしたが、下山したら希望の党ともども壊滅状態。こんなに早く予見通りになるとは・・・政界の台風の風向きの変化に驚いています。

雑用もろもろ片づけたのちブログ再開します。

ブログの亭主 暫時留守にします。

書き散らかしたこのブログをお読みいただいてありがとうございます。

暑くなってきましたのでブログの亭主は八ケ岳に上がります。下りてくるのは10月中旬の予定です。

思うところは山でもいろいろあるでしょうが、パソコンもテレビもないので自噴どまりでしょうが、雑念が生じない分、健康にはいいかもしれません。

肌寒くなる頃またお目にかかります。お元気で。

だから民放テレビ局はダメなのだ

活発な前線の影響で、西日本全域で大気が不安定となり、九州北部で記録的豪雨となり、各地で被害が拡大。福岡、大分両県では6日、自衛隊や消防、警察などが約7800人態勢で不明者捜索や、冠水・土砂崩れで孤立状態となった住民の救助活動を行った。 福岡県の朝倉市や東峰村、日田市などに加え、熊本地震の被災地、熊本県南阿蘇村も避難を指示。、3県の9市町村の計約18万6千世帯、約45万人に上った。
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記録的な大雨で浸水した福岡県朝倉市内

九州の未曽有の大雨に、遠く離れた東京でも気をもんだ人は多いはずだ。ところが民放テレビはどう報じたか。NHKに全面降伏である。ブログ子の娘婿がTBS(6)で番組にかかわっているので見たいのだが、サンデーモーニングのコメンテーター、岸井成格の知ったかぶり左翼コメントが嫌いで見ない。テレビ朝日(5)は朝も午後も出しゃばってくる元高知県知事の橋本大三郎がもたもたとなんでもくどくしゃべるのが嫌いで見ない。知人が多くいるフジテレビ(8)を見たいがニュース番組がほとんどない。

まあ、なんとか「中庸」のように見える日本テレビ(4)を見るのだが、そのテレビですら災害報道はほんのお義理で、チャンネルをつけたときは船越英一郎が松居一代との離婚調停を決断した理由とかをえんやこらとやっていたので馬鹿にするなと切った。

大雨で甚大な被害が出ているのは日田市である。ブログ子は中学生の修学旅行でこの地を訪れた。咸宜園(かんぎえん)について事前に調べてレポートを出した。江戸時代、広瀬淡窓によって、天領であった豊後国日田郡堀田村(現大分県日田市)に文化2年(1805年)に創立された全寮制の私塾である。

災害報道を聞いていたら「「咸宜地区に避難勧告」とあった。咸宜園のある一帯なのだろうが、歴史に疎そうなテレビは咸宜園がどうななったのか一言もない。無事なのだろうか。

修学旅行で乗った久大本線は橋脚が流されたという。福岡県久留米市の久留米駅から大分県大分市の大分駅に至る九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線で「ゆふ高原線」の愛称がある。九州横断の動脈で復旧には今後半年どころか年単位が必要なことは素人でもわかるがひとこともテレビは触れない。大分県の小京都といわれる日田や温泉地の由布院などの観光地が「壊滅」したと思われるのだ。

民放各社、九州には系列局があるからその気になればきちんと災害報道でできるはずなのである。なのに、NHKにはとてもかなわないと初めから戦意喪失している民放など誰が見るか。

天皇陛下、退位後はぜひ京都・奈良にお住まいを

京都御所 紫宸殿

天皇陛下の退位を認める特例法が6月9日、自由党を除く与野党の全会一致で可決、成立したことを受け、上は大嘗祭や年号制定から下はカレンダー業界まで世の中一気に動き出した。

宮内庁は現在の赤坂にある東宮御所にお住まいを検討しているようだが、公務から解放されたあと何も喧騒の東京にお住まいいただかなくともよさそうなものだ。そんななか、京都と奈良が「ぜひこちらにいらしていただきたい」と手を挙げた。大賛成である。

まず京都。京都市の門川大作市長は、退位後のお住まいや退位に関連する宮中行事を京都に誘致できるかどうかについて検討を始めたことを明らかにし、府や地元経済界などと協議を始め、早期に具体案をまとめて国に要望する考えだ。

門川市長は「上皇となる天皇陛下には、できるだけ京都に長くお住まいいただくことを念願していた。即位の礼や大嘗祭だいじょうさいについても、具体的にどういう可能性があるのか議論していく」と述べた。 市や京都府などは2013年、東京一極集中の是正などを目的として、京都への皇族の移住や宮中行事の開催などを目指すとした「双京そうきょう構想」をまとめており、これを基に議論を進めるという。

一方奈良は、荒井正吾知事が「陛下の譲位後のお住まいについて、『奈良に離宮を』との構想がある」と明かした。
荒井知事は陛下が平成22年の「平城遷都1300年記念祝典」で奈良を訪れた際、「平城京について、私は父祖の地としての深いゆかりを感じています」と述べられたことに触れ、「譲位のご意向を知ったとき、奈良に来ていただければと思った」と構想の経緯を説明。明治天皇の時代には離宮を奈良に作る構想があったとし「過去の構想の経緯など、資料を検討、調査するよう職員に指示した」と話した。

京都、奈良とも皇室にゆかりの土地で、明治維新で江戸城に移られるまで京都御所にお住まいであった。御所というといつも写真で紹介される紫宸殿は広壮ではあるがとても住まうに適したところとは思われないが、これはいわば「ホール」であって、後背地には御苑や御所に大小の池が配置されていて .お住まいはいくらでもつくることができる場所だ。

京都・奈良とも多くの祭り、行事は皇室とのつながりで成り立っている。150年ぶりに「上皇」という名でお戻りになったら地元は活気づくのは必定だ。東京に住まわれるメリットなど皆無と思うが如何。

やはり女の防衛大臣はダメだ

と書くと、男女同権の錦の御旗を掲げた筋からクレームが来そうだ。でもやはり軍事知識に乏しい人物が座るイスではない。女性は平和の象徴としてしかるべき閣僚ポストに座っていてもらいたいものだ。

答弁用紙の棒読みが多すぎる

防衛省になってからだけでも、15人が防衛大臣になった。この間、男性、それもかなりの硬派がつとめてきた。もっとも田中直紀などというメモ棒読みで子供並み答弁で周りをはらはらさせた御仁もいた。女性は2人で、わずか1カ月ほどで評価をするまもなく去った小池百合子(現都知事)に次ぎ稲田氏がすでに3年余、「在任期間」だけはベテランだがこれまでよくもった、というのが実態で、事務方の奮闘の賜物だろう。

彼女の発言だが、東京都議選の投開票日(7月2日)を目前に 27日に自民党候補の応援に出かけたのはよいが、「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」と演説した。どれだけやばい発言だったか本人は自覚してないようで、その後記者とのやりとりでもにこやかに説明しているのをみても明らかだ。

自らの指揮監督下にある職員・隊員に法律に抵触する政治的行為を求めたといわれかねない内容である。「政務と公務を混同した」未熟極まりない発言で、こんなことは一般人ですらイロハのイで心得ている。現場にいた記者たちはたちどころに問題発言と認識しただろうし、その後の展開もメディアで大きくなった。閣僚やその役所の立場で選挙の応援をお願いする、など絶対言ってはいけない。自衛隊内を取材したことがあるが、選挙では士官はじめ一般隊員ですら政治的発言ととられないようピリピリしているものだ。それが、自衛隊で一番の親分がこれでは下は「やってられない」気持ちだろう。

野党はすぐ反応した。民進党の蓮舫代表は「もはや辞任のレベルではなく、安倍晋三首相がきちっと罷免すべきだ」と述べた。そのあと「防衛大臣の責務を理解していないとしか思えない。自衛隊員の士気にも関わる。一日も早くお引き頂くことが自衛隊員のためにも、国民の安全のためにベストだ」と話した。自分の二重国籍問題にいまだにあいまいで民進党内での士気を低下させている御仁に「士気」を言われるとはお笑いだ。

蓮舫氏の方は、この都議選で民進党は7人立ててせいぜい1人と言われているから、一足早く7月中旬にはクビが飛ぶだろう。稲田氏の方も8月下旬に内閣改造があるそうだから真っ先に退場してもらえばよい。

自分がいた新聞社で、防衛庁(当時)担当記者を選ぶとき、第一に軍事知識の豊富な人間を選んだ。「軍事オタク」といわれるような人間でもまず航空機と軍艦・潜水艦知識の豊富なものを選任した。でないと明日から現場に行って隊員と接触するのにたちまち馬脚をあらわして馬鹿にされるか、よくて体よくあしらわれるかのどちらかだからだ。

「軍事知識のある女性記者」というのは社内を見回しても一人もいなかった。いまでもそうだろう。プラモデルの戦車を組み立てるなど、素養があるのは男の子と相場が決まっているものだ。稲田防衛相は国会答弁でも記者会見でもメモの棒読みと事務方が用意した答弁用紙を読む場面が多すぎた。ほかに活躍の場を求められることだ。

「誤報の朝日」こそ報道すべき、息子による謝罪碑撤去

朝鮮半島で女性を「強制連行」したと偽証した吉田清治氏(故人)が建てた謝罪碑を「改変」したとして、元自衛官の奥茂治氏が韓国の警察に一時拘束され、いまだ出国禁止措置が取られている。

吉田清治氏が建てた「謝罪碑」。日本語とハングルで謝罪文が書かれている

この碑は、韓国の国立墓地「望郷の丘」にある。今では詐話師と断じられている吉田氏が1983(昭和58)年に著書の印税で建立し、「日本の侵略戦争のために徴用され強制連行され」などと、実行を指揮した一人として謝罪文を刻んだ。そのうえ韓国の報道関係者の前で土下座するパフォーマンスを繰り広げた。日本では朝日新聞だけが、「たった一人の謝罪」との見出しを付け、土下座する吉田氏の写真とともに大きく報じた。

 

「慰霊碑」と書き換えられた新しい碑。

暴力で無理やり朝鮮人女性を強制連行したなどとの証言や済州島に部下を連れて上陸し、泣き叫ぶ女性をトラックで強制連行したなどと書いたが、これが真っ赤な嘘であることは、現代史家の現地調査などで証明されている。証言をたびたび報じていた朝日新聞も虚偽だと認め、関連記事16本を取り消している。

 

 

奥茂治氏

今年になって吉田氏長男が「父が発信し続けた虚偽によって日韓両国民が不必要な対立をすることも、それが史実として世界に喧伝され続けることも、これ以上、私は耐えられない」と、謝罪碑の撤去を持ち掛け、引き受けたのが奥氏である

奥氏は、「遺族の権限で撤去が可能」と考え、現地に出かけてクレーンで撤去しようとしたが頑丈で無理とわかり、謝罪碑の上に「慰霊碑」と記した別の碑文を張り付けた。墓地の管理事務所へ事前に届け出ても許可されない可能性があると考え、無届けだった。事後に理由と連絡先などを書いた手紙を送った。それを見た韓国警察から出頭要請を受け、拘束は「覚悟の上」で再度韓国に渡った。韓国側はわざわざ手錠姿をメディアの前にさらし、拘束したが、自主的に入国した人物だけに釈放するしかなく、それでも出国禁止措置をとって奥氏を韓国にとどめている。

これを報じた産経新聞の取材に奥氏は「韓国人が吉田証言の嘘を知るきっかけになれば」と動機を話している。韓国民の前で慰安婦のウソを語られては困るから、いまだにその機会はないが、菅義偉官房長官は「必要に応じて在外公館などを通じて適切な支援を行っていきたい」とした。

土下座する吉田清治氏を取り上げた朝日新聞の記事(昭和58年12月24日付)

吉田証言のために旧日本軍による「慰安婦狩り」が行われたなどの嘘がまかり通り、「反日無罪」の韓国の風潮によって日本大使館や領事館の前に「少女像」がどんどん建てられている。そに上、親北政権の文在寅大統領の誕生で、朴槿恵時代に「最終的かつ不可逆的に」解決されたはずの日韓合意もちゃぶ台返し寸前である。

いまこそ諸悪の根源となった、吉田清治の嘘の謝罪碑が息子によって「撤去」されたことを報道すべき時ではないか。読売新聞が27日になって簡単に報じたが、あとの新聞は軒並み知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいる。朝日新聞こそ真っ先に報道すべきではないか。でないと「誤報の朝日新聞」が定着する。

感動した! 自殺志願の乗客を駅員が抱きしめ慰める

毎日のように「人身事故による列車の遅れ」が伝えられるが、2017年4月、カナダ・トロントのダンダス駅で撮影されたこの動画は少し違った。

動画を再生するとまず「君は素晴らしい」と話す声が飛び込んでくる。この声の主こそ、“神対応” を見せたジョン・ポール・アタードさんだ。
赤いキャップをかぶりホームに腰掛けているアタードさんは、この駅の駅員。線路に立つ1人の男性を抱きしめている。自らの命を絶とうと線路に立ち入った男性を慰めているところなのだ。
https://www.facebook.com/marta.bento.37/videos/10154605507010544/

地元メディア『Toronto Sun』によると、線路に立ち入った男性に気付いたアタードさんは、駅に向かっている途中だった電車を止めてから、線路上の男性の前に腰掛けて「今日、嫌なことがあったのかい?」と話しかけ始めたという。

「嫌なことがあった」と返事した男性の腕には病院のタグが巻かれ、体は震えていたそうだ。

アタードさんは男性を抱きしめ、何度か深呼吸をさせ勇気づけてから、男性に「私は強い」と声に出して繰り返させた。動画の中でも、男性はアタードさんの体にしがみつきながら、「私は強い」と何度も繰り返している。

するとアタードさんは、その場に居合わせた乗客にも声をかけ「私は強い」と唱和させ始める。固唾をのんで成り行きを見守っていた乗客たちも、アタードさんの声にあわせて「私は強い」と大声で繰り返していく。

その後、男性に何かを言い聞かせるアタードさん。警官が近づこうとするが手を振って遠ざける。男性はアタードさんの声に静かに耳を傾け、最後には力強くアタードさんと抱擁を交わすのだった。男性が警察と共にホームを去っていく際に、アタードさんは協力してくれた乗客にも両手を握る仕草で感謝を表しており、周囲からはあたたかな拍手が巻き起こった。

アタードさんの行為はまさに神。いや、ヒーローだ。だが彼自身は、特別なことをしたとは思っていないと話す。「ストレスはとても深刻な問題です。心の病が周囲に気付かれない人だっています。誰だって人間です。私たちは苦しむ人々を大切に扱わなければならない。そうすることで、世界をより良くしていけます」

(「ロケットニュース」から)

また偏差値バカ。2年生議員、豊田真由子など消えろ

この女狂暴につき・・・

 自民党の豊田真由子衆院議員(42、埼玉4区、当選2回)が元政策秘書の男性(55)に、暴言、暴行をはたらいていたと22日発売の「週刊新潮」が報じた。元秘書が同誌に告発する形で明らかにされた。 本人は同日、自民党党本部に離党届を提出したが、録音を聞くととてもまともな人間とは思えない。離党届どころか即辞職させて二度と国会には来させないようせねばならない。この女性議員は「まとも」ではない。


 「週刊新潮」の『「豊田真由子』その女代議士、凶暴につき」の見出しの記事によると、元秘書は5月20日、豊田氏を乗せて運転中、後部座席から「この、ハゲーーーーーっ!」「ちーがーう(違う)だーろーーーっ!」などと罵(ののし)られ、左のこめかみ付近を6、7回殴られたという。その理由が、支持者に送った誕生日カードのあて名と名前が異なっていたことから激怒したのだという。アホとしか言いようがない。

元秘書はよほど腹に据えかねたのだろう、音声を録音していたうえ、「顔面打撲傷」などの診断書が出されている。テレビなどでその音声が流れたが聞くに堪えない暴言の連続で、まともな人間、それも国会議員の言葉とは思えない。完全に気違い女だ。所属する細田派は即刻追い出して、二度と国会に送ってはならない。

豊田真由子のホームページによると、私立桜蔭中、高を経て、東大学法学部を卒業。平成9年に厚生省(現在の厚生労働省)に入省した。14年にハーバード大学大学院を修了(理学修士)したほか、平成24年まで同省で介護、医療、高齢者・障害者福祉、染症・生活習慣病対策、戦没者・遺族の援護などに携わった。老健局課長補佐を経て、平成24年の衆院選埼玉4区で初当選した。典型的な「偏差値バカ」である。

自民党の2期目の衆院議員は、安倍首相ブームで当選したので「安倍チルドレン」と呼ばれるが。身体検査もろくに受けないで立候補しただけに、ストーカー行為が報じられて辞任した中川俊直前経産政務官など不祥事が発覚する議員が多く、「魔の2回生」などとよばれている。これまで6人は離党、辞職で去り、今度また豊田真由子議員である。都議選も危うくなり、政党支持率が10ポイント以上悪化したばかりだがさらに悪化は避けられない。

金正恩が我々の息子を殺した

北朝鮮から前週解放された米国人大学生のオットー・ワームビア氏(22)が治療を受けていた米オハイオ州シンシナティの病院で6月19日、死去した。ワームビア氏の家族が声明で発表した。

ワームビア氏は北朝鮮で1年5カ月間拘束され、13日に昏睡状態で帰国した。治療に当たった医師団は、同氏に深刻な脳損傷が見られ、「反応がない覚醒状態」にあると述べていた。

トランプ米大統領は遺族に哀悼の意を伝え、北朝鮮について「残忍な政権」で「基本的な良識」の尊重を欠いていると非難した。

ワームビア氏はツアーで北朝鮮を訪問中に拘束された。現地メディアは政治スローガンが書かれた物を盗もうとしたことが理由と伝えている。

遺族によると、同氏は15年の労働教化刑を言い渡された直後の2016年3月に昏睡状態に陥った。北朝鮮側は同氏がボツリヌス菌に感染し、睡眠薬を服用したと説明したが、医師団はこれに関してボツリヌス菌は検出されなかったと述べた。

また、ソーントン国務次官補代行(東アジア太平洋担当)は、米国政府が北朝鮮に拘束されている他の米国人3人の状況を懸念していると述べた。

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「デイリー・メール」紙(イギリスで一番古いタブロイド紙)の見出しは、写真のように「金正恩が我々の息子を殺した」。家族の言葉を引用したものだが、同時に英米の一般市民の感情でもある。

北朝鮮側は、「ボツリヌス菌の毒素による中毒で体調を崩し、睡眠薬を服用後に昏睡状態になった」と説明している。ボツリヌス菌が産生する毒素(ボツリヌス毒素)によって起こる食中毒で、オウム真理教が生物テロ兵器として使用を試みたことがある「史上最強の猛毒」である。青酸カリよりもフグ毒よりもサリンよりもVXガスよりも強力で、500 gのボツリヌス毒素があれば全人類を確実に殺すことができる。

北朝鮮は生物化学兵器として大量に所有しているから、これを拷問に使ったのかなどと憶測されたものの、アメリカの担当医師は「ボツリヌス菌による中毒の症状は見られない」と指摘している。

ボツリヌス中毒の症状は筋肉の麻痺で、重症では呼吸筋も麻痺するために息ができなくなって死んでしまう。ワームビア氏の症状は「昏睡状態にあり、脳内には広範囲における脳細胞の壊死が見られる。呼吸停止状態において見られる症状もある」(アメリカの医師)、まさしくボツリヌス中毒だが、菌がでないとなると、北朝鮮は体内から消す方法を持っているのか。

国連特別報告者を操る2人の人権活動家の女

ジュネーブの国連人権理事会で特別 報告者のデビッド・ケイのまくし立てた「日本の人権」についての調査結果はひどいものだ。彼が「特に懸念する」とするのは、

(1)政府当局からのメディアに対する直接的または間接的な圧力(2)一部の歴史問題に関する限定的な言論空間(3)安全保障分野に関する情報へのアクセス制限-の3つを挙げた。

(1)については、伊原純一・在ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使が「日本国憲法は表現の自由を保障しており、わが国は言論の自由、報道の自由を最大限尊重している」と強調した。また「政府が報道機関に対して違法・不当に圧力をかけた事実はない。放送法により放送の停止などを命令したことは一度もなく、圧力に使ったこともない」と訴えた。

そういう政治的弁明より、日本ではTBS、テレビ朝日はじめ朝日、毎日、東京の活字メディアがどんな左巻き放送、報道をしているか見せてやればよい。何より連日、安倍批判をおどろおどろしい見出しで「報道している夕刊紙「 日刊ゲンダイ」を見せることだ。「空恐ろしい監視社会 官邸のアイヒマンらがやっていること」「この首相はトチ狂っている」「ウソつきと犯罪者はよくしゃべる安倍独裁官邸に巣食うチンピラたち」‥‥「便所の落書き」と評される夕刊紙だが、かくも自由奔放に「報道の自由」を謳歌している。

(2)については、教科書検定に対する政府の介入があると主張、中学校の教科書 から慰安婦の記述がなくなったことを指摘して「政府の介入は市民の知る 権利を損なわせる」と日本政府を批判している。これは詐話師、吉田清治のでっち上げ話16本を30年後に取り消した朝日新聞からじっくり聞き取ればわかるであろう。

(3)は沖縄における反米軍基地運動について、政府がデモを制限しているとして改善を求めたものらしいが、暴行などで何度も逮捕されている沖縄平和運動センター議長の山城博治被告が国連まで出かけて行って弾圧だと訴えたことを鵜呑みにしたものとしか思えない。

それはともかく、このデビッド・ケイや「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案に懸念を表明した同じ国連特別報告者、ジョセフ・ケナタッチなどつぎつぎ日本に呼んできては政府批判させている張本人が、2人が日本人の女性なのである。

何より張本人ぶりがわかる1枚の証拠写真がある。デビッド・ケイを取り囲むように写っている左の女性は英エセックス大人権センター・フェローと称する人権活動家、藤田早苗という。ケイは彼女の誘導のままに報告書 を作成していると思われる。

名古屋大学大学院国際開発研究科修了。英国エセックス大学にて国際人権法学修士号、法学博士号取得。  英国在住英国エセックス大学人権センターフェロー。専攻は国際人権法。ケイの来日を画策したのは藤田と言をみるとわれ、ジュネーブで暗躍して 国連の組織を動かし、政府・与党をおとしめる活動をしている。藤田のネットへの書き込みをみると「とうとう共謀罪法案が 審議入りした。英訳して国連その他に提供した」と書いている。暗躍しているのだ。

ついでに言えば15日、参院本会議で行われた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法の採決で自由党の山本太郎は「恥を知れ!」と絶叫して投票、福島瑞穂氏らも「牛歩」で抵抗していたが、 山本太郎のホームページに寄稿しているのも藤田早苗である。

右の女性は伊藤 和子という。早稲田大学法学部卒。弁護士でミモザの森法律事務所代表、NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長。日弁連両性の平等に関する委員会委員、東京弁護士会両性の平等に関する委員会委員、と書けば大体の筋は読めるだろう。名張毒ぶどう酒事件で奥西勝・死刑囚(死亡)の弁護団に参加、国会前のデモ隊の先頭にはいつもいる「日本のフェミニスト、ラディカル・フェミニスト」である。

つまり、左翼人権活動家に誘導されて、デビッド・ケイがとんでも報告書を書き、藤田、伊藤の2人が売り込んで朝日がよいしょして書き、下請けのTBSの「サンデーモーニング」やテレビ朝日のワイドショーが「第三者の国連の公平な報告書」といって煽り立てている。

ばからしい構図ではないか。

それみたことか、小池都知事やっと豊洲移転を決意

やっと豊洲移転を決めたか

13日の日経新聞によると東京都の築地市場の豊洲移転問題で、小池百合子都知事が豊洲移転を決断したようだ。このブログでも「さっさと豊洲へ行け!」と書いてきたが、最初からわかりきった当たり前の結論でここまで政治利用してきた「小池ファースト」の責任は重い。

同紙によると、小池知事は豊洲移転を前提に調整するよう都庁幹部に指示したことが12日分かった。豊洲に移転しつつ、「築地ブランド」を生かすため、築地も売却はせずに何らかの形で活用する案の検討を求めている。23日の都議選告示前にも小池知事が表明する見通しだという。

ただ問題は残る。豊洲は衛生管理に優れる一方、管理費がかさみ、運営は赤字を想定されるので、穴埋めのためにも築地は売却せず、民間ノウハウを生かすなどして利用し、定期借地などで中長期的な収益確保策を練るという。築地でさらに金を食う恐れがある。

また専門家が豊洲の安全・安心は現在でも確保されているとしているのに、地下水をくみ上げ浄化する地下水管理システムの揚水機能を強化。工事費20億~25億円で、年間維持費は現状の約2億4千万円に5千万~6千万円の上乗せになる見込み。また、気化した有害物質が建物の地下空洞に侵入し、1階部分に入ることを防ぐため、地下空洞の底をコンクリートか特殊シートで覆い、換気設備を整備する。コンクリート案だと契約から工事まで約8カ月を要し、工事費と65年間の維持費で総額40億~50億円。特殊シート案だと2年近くかかり、同85億~95億円、としていることだ。

小池知事が不安をあおっただけの後始末に、さらに金をかけるというのは許されない。都民は馬鹿ではない。
知事特命の「市場問題プロジェクトチーム」、庁内検討組織「市場のあり方戦略本部など3つも立ち上げて、いったん豊洲に移転して築地を850億円で改築、などアホらしい計画をつぎつぎ打ち出させてきた。あきれ果てた世論は5月下旬の世論調査(日経)では豊洲市場に「移転させるべきだ」が50%、「移転させるべきでない」が37%だった。毎日新聞の調査で、「都議選 投票先、自民が最多17% 都民ファースト11%」。あきらかに風向きがかわりつつあった。

このままいけば「都民ファーストの会」になだれ込んだ、票欲しさの民進党都議候補者なども圧勝どころか危なくなりそうだった。選挙協力する公明党は豊洲移転を掲げ、小池知事に早期の決断を求めている。小池知事と対立する自民党も豊洲移転を主張、小池知事を「決断できない」と批判していた。日に日に批判が高まっていた。

豊洲ばかりでなく、オリンピックの地方都市分散開催、競技開催都市の分担金問題、ことごとく政治利用のにおいが目立つ小池知事への風当りも強くなって、機を見るに敏な人が、とうとう折れたということである。あとは余計な出費をさせない算段だけだ。

消えゆく「YS11]と「ジャンボ」の思い出

先週「YS11}と「ジャンボ」の最後のフライトを伝える記事が小さく報じられていた。とりたてて航空マニアというわけではないが個人的にも、この2機種には思い出深いものがある。
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戦後就航した唯一の国産旅客機「YS11」で、航空自衛隊美保基地(鳥取県)に所属する「152号機」の引退セレモニーが29日、愛知県小牧市の小牧基地で行われた。

 白地に青いラインと赤い日の丸が描かれた機体は美保基地を出発。午後3時すぎ、小牧基地上空に姿を現し、ゆっくりと低空で旋回しながら着陸すると、隊員らから拍手が湧いた。

昭和40年に空自に導入。総飛行時間が約2万4千時間に近づいたことなどから引退が決まった。52年間飛行したことになる。(産経)
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ニュースを見て、まだ飛んでいたいたのかと思った。「YS11」は戦後はじめて日本が製作・飛行させた民間機で名機の誉れが高い。ブログ子は10数回乗った。個人の搭乗数としては多いほうだと思う。選んで乗ったわけではなく、自分がいる新聞社が東亜国内航空の大株主で優待券たくさんあるので、できるだけ使え?と?命じられてためだ。戦後いちはやく航空機を購入したのは新聞社でその航空部が発展したのがこの会社だった。今では日本航空に吸収された。

おりから札幌五輪まじかでその担当記者だったから頻繁に乗った。航続距離が短い欠点があり、いったん三沢基地(軍民共用)に降りて給油する。ここは海面すれすれに下りていくので不時着するのではないかと思うほどだった。給油の間エンジンを切るので寒風がキャビンに入って来た。千歳でなく札幌市内の丘珠飛行場に降りるので便利な面もあったが、ここでもポプラ並木すれすれに下りるので慣れるまでヒヤッとしたものだ。

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 米航空大手のユナイテッド航空は6日、「ジャンボ機」の愛称を持つ米ボーイング747の日本と米国を結ぶ路線での運航を、今月14日に成田空港を出発する米西部サンフランシスコ行きの便で終えると明らかにした。ユナイテッド全体でも、ジャンボ機を年内に全て引退させる。米航空大手ではデルタ航空が日米路線で10月末ごろに運用を終える予定。(共同)

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これも名機の呼び声が高い。国内・国外ふくめ10回は乗った。御巣鷹山に520人の命が消えた「日本航空123便墜落事故」(昭和60年8月12日)では編集責任者だったのでJAL内外の知人・友人を総動員して取材にあたったので思い出が多いが、自分では「ジャンボを操縦した」ことで印象が深い。

といってもシミュレーターでのことだが、館山上空から羽田着陸までを入力してもらい実際とほぼ同じ景色を窓外に見ながら順調に羽田沖まで降下、滑走路に無事着陸、ドンというタイヤの接地音まで再現されていて、やった!と得意になりながらブレーキを踏んだ。とたん、機体は右に、滑走路外れて芝生に大破、炎上である。クルマと同じブレーキと思ったら、尾翼を左右に振る操舵装置だった。

凄い女性!拳銃強盗に一蹴り、後には悶絶する男が

ある駐車場の防犯カメラ。
建物から出て来た女性が自分の車へ向かっていると、突然、銃を突き出した男が現われた。すぐに女性は両手を上げて「降参ポーズ」を取る。どうやら男は「金を出せ!」と脅しているようだ。

そこからがすごい。女性は左手に持ったバッグで男の拳銃をはたき、男の股間を一撃!ウッとうめいたところをさらに腹に一撃。
男が悶絶している間に、女性は運転席に駆け込み、バックさせてそのまま現場を後に。

走り去るクルマのあとにはよろよろと這いつくばりながら拳銃を拾う強盗の哀れな姿が。

拳銃を払いのけすぐさま蹴りを入れるなど並の女性が出来ることではない。空手か何かの素養があるのかもしれない。どこのだれかかもわからないがこれを伝えた「Breaking911」というニュースサイトには讃辞が寄せられているという。

これぞ英国魂

6月4日のロンドン襲撃事件で避難する群衆の中に、落ち着いた様子でビールのジョッキを持って逃げる男性の姿が英国人の抵抗とユーモアの象徴だと話題になっている。

この映像は英スカイニュースが放送した。7人が死亡、48人が負傷した襲撃事件で現場の1つとなったロンドン橋から大勢の人が走って避難した。問題の男性も友人と 現場から逃げるところを撮られたのだが、右手にはしっかりとビールのジョッキが握られている。
赤いシャツを着たこの男性の.身元は分かっていないが、その「雄姿」はツイッターを通じて瞬く間に拡散し、英国の新聞各紙は抵抗の象徴だと伝えた。

ある学生はツイッターで「ビール片手にテロリストの攻撃から逃げるなんて、まさに英国人魂の象徴だ」と語った。またロンドンはビールの値段が高いことで有名であることから、「このビールは1杯6ポンド(約850円)もしたんだ。これは持っていかねば」と冗談をつぶやく人もいた。

目の前の問題や不幸をどう乗り越えるか、というとき、日本人なら「武士道」で、紳士道の国英国では「ユーモア」でというところか。

GPS衛星「みちびき」のホントのねらい

「みちびき2号」機を載せ、打ち上げられるH2Aロケット

 

政府の準天頂衛星「みちびき2号」の打ち上げが成功した。日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う衛星は来年度から高精度な位置情報が得られる4基体制で本格運用が始まる。これが意味するところの重要性を、メディアはクルマの自動操縦やドローンによる配送、といった民生用途を盛んに報じているが、本当に凄いのはその軍事利用の面である。

「みちびき」は電波で地上の位置を計測するための測位衛星だが、米国が開発した日本でもカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されているGPSは米国が開発したものである。本当の能力はものすごいのだがわざと精度を落としたものを他国に使わせている。

1990年以前だが、カーナビがついたクルマで福島県相馬にいる親戚を訪ねた。常磐道を走ったが画面を見たら海の上で点滅していた。誤差でいうと数百メートルはあった。1991年神奈川県警本部庁舎が完成して、各新聞の支局長がお披露目に案内された。最上部に円盤が張り出したような部分は通信司令部が入っているところで「パトカーの現在地が画面に表示されていますが誤差はわずか15メートルです」と言われた。現在スマホなどで地図案内を利用している人が多いだろうが誤差10㍍前後はあるだろう。

アメリカ頼りのGPS衛星は日本から離れた場所にいるときは、高層ビルなどで電波が遮られ、位置情報の精度が落ちてしまう。そのうえ精度を落として配信している。米国がGPSの利用を制限している現状では、より精度が必要なクルマの自動操縦、ドローンなどの技術開発に差しさわりが出るので、日本はじめ各国は自前で測位衛星を構築する必要に迫られ、日本は23年に「みちびき」の本格運用を決めた。

「みちびき」は日本のほぼ真上(準天頂)を長時間飛行できる特殊な楕円軌道を周回するため、高い精度で計測できる。2号機に続き3、4号機を年内に打ち上げ、平成22年から運用中の初号機と合わせて4基体制を構築。35年度に7基に増やし、GPSに依存しなくてもよい態勢にする計画だ。

どれくらいの精度になるか。「誤差6センチ」という。総務省などによる農場実験では、無人のトラクターが40センチ間隔で植えた稲の間を走行し、タイヤで倒すことなく作業できた。

◇ ◇ ◇
北朝鮮は29日、東部のウォンサン(元山)付近から弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射し、島根県隠岐諸島からおよそ300キロの日本の排他的経済水域の中の日本海に落下させた。

30日朝、国営メディアを通じて「キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、精密誘導システムを導入した新しい弾道ミサイルの発射実験に成功、目標との誤差7メートルに命中させた」と発表した。

これがウソであることは各国の軍事関係者ならすぐわかることだ。自前のGPS衛星を持たない北朝鮮が誤差7メートルの範囲内に打ち込むことなどできることではない。中国は17年前から中国版のGPS衛星「北斗」を打ち上げ、既に約20基を運用中だ。アジア諸国に売込中だが北朝鮮に売ったという情報もない。

それだけに日本の「みちびき」打ち上げ成功に北朝鮮はすぐさま反応した。

北朝鮮外務省の報道官は2日、「わが国を狙った事実上の偵察衛星だ」と非難し、「もはやわれわれが何を打ち上げようが、それが日本の領空を通り過ぎようが、日本は何も言えなくなった」と主張した。朝鮮中央通信が伝えた。

日本のメディアは伝えないがその指摘は当たっている。「‎みちびき」は日本の真上にあるが朝鮮半島の真上と言ってもよい位置でもある。核爆発実験場の様子を横(距離)にも縦(高さ)にも「誤差6センチ」で把握できるのである。

タイガー・ウッズのこの落ちぶれようは尋常ではない

男子ゴルフ元世界ランキング1位のタイガー・ウッズ選手(41)が29日、米フロリダ州ジュピターの自宅近くで逮捕された。アルコールもしくはドラッグの影響下で運転した疑い。ロイター通信などによると、ウッズ選手は午前3時に拘置施設に入れられ、数時間後に釈放された。ウッズ選手には薬物反応もあったという。

この目つきはただ事ではない

ウッズ選手は21歳でメジャーを初制覇。メジャー通算14勝を挙げた。ここ最近は腰痛のため、しばしば戦列を離れ、腰や脚の痛みを取り除くための手術を4月に受けていた。24日には、手術のおかげで背中のひどい痛みがなくなり、「これほど体調がいいのは数年ぶり」とブログに書いていた。

捜査協力を約束して釈放されたウッズ選手は、原因は飲酒ではなく、処方薬の飲み合わせだったと声明を出した。ウッズ選手はその後、「世間の皆さんには、アルコールは関係ないと知ってもらいたい。今回の事態は、処方薬による予想外の症状が原因です。薬の組み合わせが自分にこれほど強く作用したとは、気づいていなかった」と声明で説明した。「自分のしたことの重大性を理解しているし、自分の行動に全面的に責任を負う」とウッズ選手は述べている

逮捕直後に警察が撮影した写真をみると、眼はうつろで、精気はまるで感じられず、無精ひげはのび放題、。あっちの世界に入っている。ブログ子も警察の鑑識で撮影したことがあるが、ライトの一つが下から当てる決まりで、どうしても「前科何犯」風には写るのは否めないが、それにしてもこれは、単なる薬の飲み合わせ程度の話ではない。
「廃人」の部類に入る写真をみつにつけ、4大タイトルをとった英雄になにが起きているのか気になる。

死刑囚が「天寿を全う」する時代

 昭和49年から50年にかけて「東アジア反日武装戦線」を名乗って東京・丸の内の三菱重工ビルを爆破するなどした「連続企業爆破事件」で死刑が確定していた大道寺将司死刑囚(68)が24日午前、収容先の東京拘置所で死亡したことが同日、関係者への取材で分かった。関係者によると、大道寺死刑囚は多発性骨髄腫のため、抗がん剤治療を受けていたが「どんどん体力が落ちていた」という。

三菱重工ビル前の爆発の惨状

 三菱重工事件では8人が死亡、376人が重軽傷を負った。過激派「東アジア反日武装戦線」の「狼」「大地の牙」「さそり」の3つのグループが犯行声明を出し、警視庁は9カ月に及ぶ内偵捜査の末、50年5月19日、リーダーの大道寺死刑囚ら8人の一斉逮捕に踏み切った。これをスクープしたのは産経新聞で、逮捕の瞬間を取ったのも産経のカメラマンだった。
◇ ◇ ◇

ブログ子にとって思い出の多い事件だった。まず発生の時現場にいた。取材で大手町の新聞社にほど近い東京駅付近にいたので、爆発直後現場に入った。まだ火薬のにおいがして肉片がそこここに散らばっていた。ふらついている人に聞いたら「プロパンガスを積んだトラックが何かのはずみに爆発した」という証言があった、ビルの玄関前に深さ1.5メートルほどの穴があいていたが、その証言を第一報で送った。とんでもない誤報だがそう信じるような現場であった。

地下出版された爆弾の製造法やゲリラ戦法などを記した教程本「腹腹(はらはら)時計」と用いられたタイプライターの字体が同一であり、 同じ機種で打たれていたことが判明、ゲラ刷りの現物を手に入れて読んだりした。

大道寺将司に行きつき、逮捕の瞬間までスクープをしたのは産経新聞だったが、立役者の2人はブログ子のよく知る人物だった。

特別捜査本部は当初被疑者として、アイヌ人解放など「東アジア反日武装戦線」と革命理論が酷似しているとして、 当時「新左翼評論家」であった太田竜を拘束したが、やがて潔白と分かり釈放した。しかし、この太田竜が関係していた「現代思潮社」「レボルト社」に狙いを定めた結果、その捜査対象であるアパートに たまたま届いていた北海道からの荷物によって齋藤和と佐々木規夫が浮上し、この二人を追尾していくうちに、 犯行グループと思われるメンバーが一人二人と把握されていった。ある日、近所の公園で佐々木が一台のセダンと接触した。 浮浪者を装って近づいた捜査員がナンバーを確認、その番号から大道寺将司、あや子夫妻にたどりつく。

産経の福井惇・警視庁記者クラブキャップはスクープの前夜、土田國保・警視総監を訪ねた。最後の確認である。記事の差し止めを要請する警視総監、「もう輪転機が回っています」という福井キャップ、「なら輪転機を止めてくれ」という警視総監。この間のやり取りは『狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部』(門田隆将著・小学館刊)に詳しく、2015年5月22日フジテレビ系で再現ドラマ「連続企業爆破テロ 40年目の真実」として放送されたから記憶の方もいるだろう。

小野カメラマンのスクープ写真、大道寺逮捕の瞬間

逮捕の瞬間の取材合戦もすごい。 警視庁から出る車を追跡する記者たちが次々とまかれるなか、逮捕現場までたどりついた小野義雄カメラマンが大道寺将司の逮捕の瞬間の撮影に成功するまでの駆け引きもすさまじいものがあった。

福井惇氏は2014年10月亡くなったが、その3カ月ほど前、外国特派員協会でガンに倒れた元記者の偲ぶ会でお会いしたのが最後だった。小野カメラマンはブログ子がある県の支局長に赴任した時デスクでいて、今も「名刑事平塚八兵衛の伝記を書いた」とか警察大学でおしえているとか便りをくれる。

この事件はその後の経過も特異だった。1975年8月に日本赤軍によるクアラルンプール事件で佐々木規夫が超法規的措置で釈放され逃亡。また1977年には日本赤軍によるダッカ日航機ハイジャック事件で大道寺あや子と浴田由紀子がやはり超法規的措置で釈放され、 国外逃亡した。

裁判では1987年3月24日に大道寺将司と益永利明への死刑、 黒川芳正に無期懲役、 協力者には懲役8年が確定。 1995年には 逃亡していた浴田由紀子がルーマニアで潜伏中に身柄を拘束され日本に移送となり、懲役20年が確定した。

大道寺将司は 国外逃亡した大道寺あや子と佐々木規夫が国際指名手配されたままで、いわば捜査が終わっていないという理由と、死刑廃止派の弁護士たちが都度、再審請求していたため、 死刑は執行されていなかった。

ブログ子が新人記者の時一審を取材した名張毒ブドウ酒事件の奥西勝死刑囚は9回の再審請求の末2015年10月4日、89歳で八王子医療刑務所で死亡した。これまたブログ子が群馬の山中をほっつき歩いて取材した連合赤軍事件の永田洋子死刑囚は2011年2月5日腫瘍による多臓器不全で65歳で死去した。オウム事件の死刑囚は一人として刑を執行されずにいる。今度また大道寺将司死刑囚が「天寿」を全うした。死刑制度が有名無実化している。

46年間逃亡の末、中核派のむなしい半世紀

 昭和46年に警察官が殉職した過激派による渋谷暴動事件をめぐり、殺人容疑などで警視庁が全国に指名手配していた過激派「中核派」の大坂正明容疑者(67)とみられる男の身柄を大阪府警が広島県内で確保していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。警察当局はDNA型鑑定を行うなどして身元の確認を進める。

 

今では中年のおっさんだろうが、46年前の手配書の大坂正明。

渋谷暴動事件は46年11月14日に発生。沖縄返還協定の批准阻止を訴える中核派などのデモ隊が、渋谷駅周辺で機動隊員や派出所を襲撃し、新潟県警から応援派遣されていた中村恒雄巡査=当時(21)=が火炎瓶を投げつけられ、大やけどを負い死亡した。

 捜査関係者によると、府警が今月18日、兵庫県内のホテルに偽名で宿泊したとする事件の関係先として、広島県内の中核派の拠点を捜索し、現場にいた男を有印私文書偽造・同行使容疑などで逮捕した。一緒にいた別の男も公務執行妨害容疑で逮捕したが、特徴などからこの男が大坂容疑者の可能性があるという。(産経新聞)

ブログ子は60年安保では機動隊に追われる立場で札幌で検挙されたことがある。70年安保では機動隊の後ろで取材する立場で、催涙ガスの日比谷交差点にいた。渋谷暴動事件もいまでこそ中核派のこの男の犯行と「断定」されているが当時は過激派は核マル、社青同など入り乱れどれがどういう思想かなどもうわからなくなっていた。

半世紀もの逃亡の末逮捕された男はいまだ完黙というからまず間違いなかろう。この間中核派に匿われていたのだろうが、大した組織力である。大坂の履歴もほとんどわかっていない。北海道出身で早稲田大学政治経済学部卒。痩せ型でややくせ毛で身長178センチ。そのうち写真が出るだろうが67歳だというから初老のおっさんであろう。

中核派はそもそもの正式名称は革命的共産主義者同盟全国委員会という。当初は本多派、前進派などと呼ばれていといった、機関誌も「前進」といいい、ブログ子が取材したころは豊島区千早にあり、鉄筋コンクリート5階建ての威容から、楠木正成の居城になぞらえて「千早城」の異名をとり「難攻不落」を誇ったがその後身売りして東京都江戸川区松江1-12-7に「都落ち」している。

いつも書くことだが、過激派生活半世紀、あはれにもむなしい人生である。

入学式でボブ・ディラン引用の京大総長に使用料請求

このところこのブログでは、日本音楽著作権協会(JASRAC)のあくなき所業を告発しているが、19日今度は、京大の入学式でボブ・ディランの歌詞を引用した総長に請求書を送りつけたことが明らかになった。あきれた所業である。

◇ ◇ ◇
昨年ノーベル文学賞を受賞した米歌手ボブ・ディランさんの歌の一節を、京都大の山極寿一総長が取りあげた4月の入学式の式辞について、日本音楽著作権協会(JASRAC)がウェブ上に掲載した分の使用料を京大に請求していることが18日、関係者への取材で分かった。ディランさんの楽曲を管理するJASRACは「個別の事案のコメントは差し控える」、京大広報課は請求された事実を認め「根拠の詳細を知らされていないため、特に対応していない」としている。

時に節を付けて歌いながら、入学式の式辞でボブ・ディランの歌詞を取り上げた山極総長(4月7日)

 式辞は京大のホームページで閲覧できる。山極総長は、京大の学風につながる「自由な発想」に関する説明の一環でディランさんの歌「風に吹かれて」を紹介。「答えは風に吹かれている」などと歌詞の一節を引きながら、常識にとらわれないことの大切さを説いている。ディランさんの歌詞は日本語訳を含め、式辞全体の1割弱を占める。式辞の最後には、ディランさんの歌の出典が記載されている。

 京大によると、約1週間前にJASRAC関係者から、許諾の手続きを求める電話があった。回答期限は示されなかったという。
 京都新聞の取材に対しJASRACは「一般論として、ウェブ上にある音楽著作物には利用手続きが必要となる」と説明。商用目的でなくても、歌詞を印刷できる仕様でウェブ上に掲載すると、1回の閲覧につき数十円が必要になる場合があるという。

 文化庁によると、大学の入学式式辞をウェブ上に掲載することは、著作物を複製する条件が緩い教育目的とは見なされない。しかし文章全体の内容の上で、引用する必然性があることなどの条件を満たせば「引用」と認められ、許諾なしで使用できる。ただ「引用の明確な基準はなく、個別の事例ごとに判断するしかない」とする。

■「引用」議論になる可能性も
 著作権問題に詳しい岡本健太郎弁護士(東京弁護士会)の話 JASRACが踏み込んだ対応をしたという印象を受ける。ウェブにある式辞を見ると、引用部分とそれ以外が明瞭に区別され、ボブ・ディランさんの歌詞よりも山極総長の発言の方が多い。出典の記載もある。掲載されたのが大学の入学式の式辞という点を考慮すれば、引用と認められるのではないか。ただ引用と認められるためには、ほかの大学でのウェブ掲載の事例なども参考に「公正な慣行」と見なされることも必要となり、こうした点が議論になる可能性はある。(京都新聞)

、京大は、使用料発生の根拠について詳しい説明がないため「今のところ対応は考えていない」としており、HPからの削除も当面は行わない方針。当たり前である。ここまでせこい徴収機関になり果てたJASRACの行為はもはや山賊、追剥ぎなみである。昨日のヤマハの訴訟といい最近異常な価値観の押し付けが目に余る。日本の文化活動を窮屈にするだけである。監督官庁の文科省は即刻役人のJASRACへの天下りはやめて、逆に厳しく金集め体質を監査することだ。

あこぎなJASRACを提訴したヤマハを応援する

 日本音楽著作権協会(JASRAC)が音楽教室から著作権料を徴収する方針を決めたことに対し、音楽教室大手・ヤマハ音楽振興会(東京都目黒区)が7月にも、「教室での演奏には著作権は及ばない」として、JASRACへの支払い義務がないことの確認を求める訴訟を東京地裁に起こす方針を固めた。

 JASRACは来年1月の徴収開始を目指し、教室を運営する各社に使用料を年間受講料収入の2・5%とする規定案を提示し、意見があれば回答するよう要請している。使用料規定は7月にも文化庁に提出する予定だ。

 これに対し、ヤマハや河合楽器製作所など教室側は2月、「音楽教育を守る会」を結成し、JASRACに対し「演奏権は及ばない」とする反論を各社が送付した。さらに使用料規定を出さないようJASRACに指導することを文化庁に要請し、要請に賛同する署名も約3万人分集めた。

 同会は今月30日の会合で訴訟の原告団に参加するよう約350の会員社に呼びかけるが、ヤマハによると複数社が参加を検討しているという。訴訟により、使用料率など金額の多寡が問題でなく著作権がそもそも及ばないと訴える狙いだ。

 著作権法は、公衆に直接聞かせたり見せたりする目的で演奏する「演奏権」を、作曲家や作詞家が専有すると定める。同会側は「技芸の伝達が目的で聞かせることが目的でない」と主張。JASRACは「人気曲を使い、魅力を生徒が味わっている以上、聞かせることが目的」と反論している。(16日朝日新聞)

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南牧村にある「北国の春」歌碑

この問題はこのブログでも「音楽教室からも著作権料とはあこぎが過ぎる」http://h-h-a.org/miyazaki/?p=2305で
自分の体験をまじえて書いた。一見JASRACが作詞、作曲者の権利を守る行動に見えるが、実際は著作権所有者に回る金額はごく少額で、大半は膨れ上がった組織の人件費や自社ビルの運営に充てられるであろうことが見えている。JASRACができた本来の目的からはずれて「金がとれるところ」を探しては徴収するという、集金マシン体質に陥っている。

これまで、クレームがつくと使用料率を下げるなど金額交渉に出ることを常套としてきたが、今回の訴訟は「金額の多寡が問題でなく著作権がそもそも及ばない」と訴える作戦だというから、JASRACの体質そのものに司法のメスが入れられることを期待したい。

現在のJASRAC会長は「北国の春」の作詞者、いで・はくである。我が山墅がある長野県南牧村の出身で公民館脇にはその歌碑が建っている。「あの故郷(ふるさと)へ帰ろかな 帰ろかな」とある。日本音楽著作権協会ができた原点に帰ってもらいたい。

オレは「釜ヶ崎のアラン・ドロン」と言われた男

アラン・ドロン、俳優引退へ フランスが誇る美男の代名詞

天下のアラン・ドロンも81歳か。


【5月10日 AFP】「史上最高の美男俳優」の一人と称されるフランスの人気俳優アラン・ドロン(Alain Delon、81)が9日、間もなく俳優業から引退すると宣言した。
 ドロンはAFPの取材に対し、最後に映画と舞台作品にそれぞれ1本ずつ出演してから引退する意向を表明。「この歳だし、ここまで俳優としてやってこれたし、もう終わりにする。(中略)人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と述べた。

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何を隠そう。ブログ子はその昔、「アラン・ドロン」と言われた男である。哀しいかな、その前に「釜ヶ崎の」とつくところが無念だが。その顚末は「釜が崎のアラン・ドロンや」で詳述した。

かいつまんで説明すると昭和40年初め、大阪の新聞社で「南回り」をしていた。住吉、阿倍野、西成など7つの警察を担当してあけても暮れてもこの七つの警察を回っていた。拠点は西成警察で、今は立派に建て替えられているようだが、当時は緩い階段であぶれた労働者が座り込んでたむろしていた。新今宮の駅を降りて西成署まで歩くのだが、泥酔して道端脇に寝ている女労務者の裾をめくってないがしかの金銭を要求する輩がいた。

西成署に行くとたむろししているのが新人記者にあだ名をつける。「朝日のインポ〇〇」とか「おかまの」とか見もしないでろくなあだ名ではない。それを知っていたから、「おまえどこの社や」といわれたとき、「△△社のアラン・ドロンや」と名乗った。面白いやつだとアラン・ドロンが認められたが、残念ながらその前に「釜ヶ崎の」というのがついていた。

 新聞社に原稿を電話送稿するとき「釜ヶ崎のアラン・ドロンですが」と名乗ると、交換手と社会部の女性記者が笑い転げた。あとで知ったが野坂昭如が近くにいたようで、後年新宿・ゴールデン街で本人から明かされた。取材は明日襲撃されるパチンコ屋の名前を「教授」から聞き出すことと左翼の「梶大輔」の消息を割り出すことだった。

まあ、そんなわけでアラン・ドロンには思い入れがあるのだが最近では、若い娘に「それなに?」と言われるようになって悲嘆をかこっていた。本人が引退だというのであるから、ブログ子も「アラン・ドロン」とはお別れである。あれから50年以上たつ。

ブルーインパルスの名パイロット死す

G・Wを新聞もパソコンもない八ケ岳で過ごし下山して最初に目に飛び込んだのは、フランスと韓国の大統領選でもなく、淡野徹さん死去のニュースだった。

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東京五輪で上空に五輪マーク描く 航空自衛隊「ブルーインパルス」操縦、淡野徹さん死去

ブルーインパルスが描いた五輪。左から2つ目の黄色が淡野さん担当

 昭和39年の東京五輪開会セレモニーで、会場上空に戦闘機で五輪マークのスモーク(煙)を描いた航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」メンバーの淡野徹(だんの・とおる)氏が30日、死去した。80歳だった。

 通夜は4日午後6時、葬儀・告別式は5日午前10時、東京都府中市多磨町2の1の1、日華斎場で。喪主は長男、務(つとむ)さん。

 台湾台北市出身。高校卒業後、航空自衛隊の操縦学生の第1期生となった。優れた技量が認められ、ブルーインパルスに参加。東京五輪では5機のF86のうち黄色のスモークを吐く機体を操縦した。昭和45年、1等空尉で退官後も民間機のパイロットとして活躍した。(産経新聞)

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淡野徹氏(2015年撮影)

ブログ子は永年交友を続けていて、最近は賀状のやり取りだけになっていたが、飛行機の話題やニュースを見ると必ず思い出す人だった。パイロットとして知り合ったのではなく、氏の兄君が京王プラザホテルの幹部で愚妻ともども私邸に招かれたとき、紹介された。新宿で最初の高層ビルとして建築中から取材していたのと、勤務する新聞の忘年会をホテル最上階で開いたのが、「当ホテル最初のお客さま」と言われて家族ぐるみの交際をしてきた。

そのとき、既にブルーインパルスは卒業されていて、JALでジャンボのパイロットをしていた。貨物機にもスチュワーデスが乗っていて持ってこさせたコーヒーを脇に、操縦桿の上に足をのせて飛んでいるという「社外秘」の話を聞いた。まあ、それほどオートパイロットが発達しているという話の筋の中の話なのだが。

「機長なにをするんですか」で有名になった羽田沖ジャンボ機不時着水事故のときは指導教官のような立場だった。もう時効だろうから書くが、入院中の片桐機長の部屋の中の様子を詳しく聞いた。精神疾患に起因することは、いろんな行動で明らかで、このため自分の新聞だけは早くから、再発防止策にカウンセラーの導入の必要性を一貫して主張できた。

ブログ子が編集責任者だったころ、産経新聞の正月元旦号トップ記事で星空の中を飛ぶ操縦席の話で飾っていただいた。サンテグジュペリの「星の王子さま」のようなコクピットの世界を今でも思いすことができる。

95年夫人に先立たれ、97年に再婚のハガキをいただいた。お相手がスッチーと聞いて、氏らしく地上でも機上でも、もてもての人生だったと思った。

熊と「いないいないばあ」の少女

北朝鮮が29日またミサイルを発射した。4度目の失敗だがそのうち精度をあげてくる。韓国大統領選で支持率トップで次期大統領視される文在寅候補は28日、長嶺安政駐韓日本大使と面談し「日本の政治指導者が、慰安婦問題で1993年の河野洋平官房長官談話などの精神に反する行動をしないことが重要だ」とのメッセージを口頭で伝えてきたという。

北も南もろくでもない半島で、書きたいことはわんさかあるが、ときまさにG・Wである。ブログの亭主は半年ぶりに八ケ岳のすがすがしい空気を孫たちと吸いに行く。気分が悪い人間はまっぴらごめんだ。

そんなとき、動物園で少女がクマと「いないいないばあ」をしている動画を見つけた。「Bear Plays Peekaboo With Girl Through Glass 」とある。久しぶりに「Peekaboo 」の単語を思い出して、ほんわかした。

今回は、連休明けに下山します。