ブログの亭主、山上げです

梅雨明けして猛暑続きです。イチゴ栽培農家では暑さに弱いイチゴ苗を夏の間は涼しい高原に疎開させる「山上げ」ということを行っています。ブログの亭主もこれに倣って毎年、標高1800メートルの八ヶ岳高原に「山上げ」しています。もう10年以上になります。

テレビなし、パソコン無し、ネット環境まるでなし。外界の情報はラジオのみですが、少し溜め込んだ本を読むには好環境です。というわけでご愛読いただいている(一部の方でしょうが)「Mt.8 Blog(マウント・エイト・ブログ)」とホープページ「八ケ岳の東から」の更新はできません。

10月中旬下山予定で、お忘れなければそのころブログ、サイトを「再見」いただければと思います。

私の「8月15日 玉音放送」

終戦を国民に伝える昭和天皇の「玉音放送」の原盤が8月1日初めて公開される。70年ぶりに原盤の再生に成功し、デジタル録音した音声も公表されるという。玉音放送は、終戦前日の昭和20年8月14日に当時の宮内省庁舎で録音され、15日正午からラジオで流された。放送後に一時、GHQに貸し出され、現在、テレビなどで使われている音声はGHQが複製したもの。

http://www.dailymotion.com/video/x2rgw0_%E7%8E%89%E9%9F%B3%E6%94%BE%E9%80%81_news

あの暑い夏の日から70年。ブログ子はその時6歳だった。山形県米沢市の母の実家に疎開していた。生まれたのは東京・板橋区常盤台

だが日に日に空襲が迫り、陸軍士官学校で国漢文科教授をしていた父も覚悟を決めて妻子だけでも陸奥に送りだしたのだが、子どもにと

っては食べる心配もなく稲田の間にわんさといるイナゴ取りに熱中できる居心地のいい場所だった。

母の実家は米沢織の機屋をしていた。絹織物は贅沢品で一般には売れなかったがこの時期パラシュートの布地に使われていた軍需物資で、それ故米軍による空襲も予想されて、8月15日朝から人夫数人が入って防空壕を掘り始めた。縁側の向こうに鯉が泳ぐ池があり、そのそばの築山に何本かの松の木が植わっていた。その根っこのそばから穴を掘るので手間取って、昼までにやっと数メートル掘り進んだところで昼になった。

縁側にラジオが据えつけられその前に番頭さんや人夫、女工さん、なにもわからないながら疎開中の従兄、従弟も植木鉢が並ぶ台のあいだに並んでその時を待った。ラジオは雑音がひどくわかりにくかったが単語を繋ぎあわせて、負けたことだけはわかったようだ。子どもたちは何事か理解できなかったが、大人たちが涙を流すのを見て、ただならぬことだということだけはわかった。

打ちひしがれた人たちが持ち場に戻ったあと蝉がジイジイとやかましく鳴き始めた。人夫たちは午前中掘った防空壕を埋め戻しにかかった。そばに大きな龜(かめ)があった。祖父が盆栽にくれてやる肥料肥えをつくるもので鯉料理の内蔵や骨などが放り込まれるのでものすごく臭い。子どもたち辟易して近づかないものだが、防空壕を掘るにはどうしても龜を壊さねばならないと云われた祖父が、壊すのは最後にしてくれといったため後回しになって助かった。

3ヶ月ほどあとに米兵がジープで市内に入ってきた。大勢が見物する後ろからブログ子は「鬼畜」めがけて石を投げた。届かなかったのだろうが石の行方をみることなく一目散に田んぼの畦道を駆け戻って蔵の中に入り夕方までブルブル震えながら忍んでいた。

当時は判らなかった結語の一文がいまわかる。「擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ」

敗戦から70年。「玉音放送」に一億奮起して今の繁栄を築いた日本人のスタート台だった。

新国立競技場には国威がかかっている

テレビの国会中継をつけたら民主党の民主党の岡田克也代表がぐだぐだと喋り始めたのでチャネルを変えた。TBSは新国立競技場問題だった。この局は現行案に反対で急先鋒のスポーツライター、玉木某などずらっと揃えて「やり直せ」と大音声をあげていた。

新国立競技場は国威がかかっている

新国立競技場は国威がかかっている

 

2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の総工費が2520億円に膨らんでいるのは確かに問題だ。与党内からも総工費を抑えるため計画の見直しを求める声が噴出している。政府内では価格高騰の基である「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大な鋼鉄製アーチの建設をやめ、建設計画を縮小する案が浮上しているという。最大観客数も現行計画の8万人から6万人程度にすることも検討する。政府関係者が15日明らかにした。与党内からも総工費を抑えるため計画の見直しを求める声が噴出しているという。

コメンテーターの政治評論家が「安保法制が強行採決で衆議院を通過したことで国民の反対の声が高い目先をそらすため競技場問題に首を突っ込んできた」としたり顔で解説していたが、いくらなんでもそこまで自民党は落ちていないであろう。

さらにチャネルを変えると、デザイン採用を決めた審査委員会で委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏が記者会見を開いていた。

デザインを選んだ安藤忠雄氏

デザインを選んだ安藤忠雄氏

老朽化した国立競技場の改築計画は、国家プロジェクトとしてスタートしました。「1300億円の予算」「神宮外苑の敷地」、オリンピック開催に求められる「80000人の収容規模」、スポーツに加えコンサートなどの文化イベントを可能とする「可動屋根」といった、これまでのオリンピックスタジアムにはない複雑な要求が前提条件としてありました。さらに、2019年ラグビーワールドカップを見据えたタイトなスケジュールが求められました。

審査委員会の下に設けられた10名の建築分野の専門家からなる技術調査委員会で、機能性、環境配慮、構造計画、事業費等について、実現可能性を検証しました。そしてザハ・ハディド氏の斬新なデザインが選ばれました。その時点での基本設計では1625億円で実現可能だとの工事費が提出されました。総工費が2520億円になった経緯は承知していません。

工費を膨らませたのはシンボルとなるキールアーチである。長さ400メートルの巨大な構造で、会場付近の仮設工場での接合が必要など工法も特殊だ。このためアーチを含む屋根部分の工費は950億円にのぼり、総工費を押し上げた。

ブログ子は思う。審査委員会には構造の専門家が加わっていた。建築工学の専門家で力学的な見地から安全性や構造計算をして1625億円だったのだ。それが1000億円近く膨らんだのは、ゼネコンや資材納入業者、労務担当などがどんどん経費を上乗せしたのだろう。ダム工事や堤防、防災工事など国が施工する工事は、親方日の丸で値切る者もいないし食いっぱぐれの心配もないおいしい工事だ。構造の専門家が入っていて1300億円より少し高いが1625億円という額を出したのだから、細かくチェックすればかなり下げられると見る。

テレビではいったん白紙にして設計からやり直せと主張していたが、この難工事は日本でないとできない部分がある。世界に日本の技術力で国威を示す機会でもある。2000億円くらいまで贅肉を落とすこともできるとみる。ブラジル、平昌などよその国のオリンピックは間に合わないと大騒ぎである。ここは日本だからこそできる新国立競技場をきちんと期日までに作り上げ、メーンポールに日の丸を掲げて世界に日本の技術力を見せようではないか。

政界の「冥王星」、民主党のお粗末

太陽からおよそ59億キロ離れた「冥王星」に、アメリカの無人探査機が初めて近づいてその姿を捉えた。85年前の発見以来、多くの謎に包まれてきた冥王星の実態解明にわくわくする思いだ、

NASA=アメリカ航空宇宙局が9年半前に打ち上げた無人探査機「ニューホライズンズ」が日本時間の14日午後9時前には冥王星におよそ1万2000キロの距離まで近づいて写真を送ってきた。

冥王星の最新の映像。ハート型部分が面白い

冥王星の最新の映像。ハート型部分が面白い

冥王星にはさんざ翻弄されてきた。冥王星は1930年にアメリカの天文学者が発見した天体で、2006年に国際天文学連合が惑星の定義を見直すまで、太陽系の9番目の「惑星」とされてきた。中学生のころ、誰でもそうだろうが「水金地火木土天海冥」と覚えたことだろう。それが10年ほど前、「水金地火木土天冥海」になった。太陽の周りをだ円形の軌道でおよそ248年かけて1周しているが、周回軌道が海王星の内側になり3年ほどこれが続くというので、受験生はどうなるのだろうと他人事ながら心配した。

混乱はまだ続いた。学校では、太陽系の惑星の中で最も遠いところにあると考えられたのに、1990年代以降、冥王星よりもさらに遠い領域に冥王星と似た特徴を持つ天体が相次いで見つかったことから、これらも惑星と呼ぶべきか、国際的に議論されるようになり、2006年には、国際天文学連合は惑星の定義を直すことを発表、これにともなって冥王星は、惑星ではなく「準惑星」と分類されるよううになった。周りを回る月が5つも見つかったのでは仕方がないが、受験生の暗記は海王星でストップした。

中学生の頃の冥王星の写真はパロマ天文台が撮影したぼんやりしたややオレンジ色の丸い点でしかなかったが、「ニューホライズンズ」が撮影した画像をみると、女性が喜びそうなハート型の地形が写っていて、いろんな色の部分がある。これから1年半かけて送ってくる観測データで太陽系の成り立ちに繋がる発見が期待される。

遠くで見ていた「オレンジ色の球体」の時は魅惑的だったが、あばたやえくぼがクリアになりつぎつぎ正体が暴かれてみるとなんか趣がないなあと思う。

翻って15日の国会を見ると、政界の冥王星、民主党のお粗末が目立って、幻滅ばかり残った。出ないと言っていた衆院平和安全法制特別委員会に出てきたはいいが、議員はどれもこれも「アベ政治を許さない」「強行採決反対!」のアジビラを掲げて浜田委員長のメモをひたくったり、怒鳴ったりの議事妨害ばかり。どいつもこいつもテレビカメラを意識して同じ方向にビラを掲げているのが浅ましく見えた。

テレビカメラを意識して浅ましいったらありゃしない

テレビカメラを意識して浅ましいったらありゃしない

審議は尽くされていないと大声で叫んでいたが、これまでの委員会質問といえば足を引っ張るばかりでまともな安保法制の議論などなかったではないか。「戦争を抑止しよう、それでも戦争が避けられないときに対応できるようにしよう」というのが安全保障関連法案ではないか。中国が東シナ海の日中中間線付近に新たな建造物をつくっているすぐ前の沖縄にちょっかいを出してきた時どうするのか。民主党や共産党の質問者でこの事に触れた者はいたか。

「国民の理解が進んでいない」といい、“戦争前夜”と煽る左翼マスコミでいいのか。議場で「わっしょい、わっしょい」とはどういうことか。ブログ子は政界の冥王星,、いまや「準政党」と呼んだほうがいい民主党議員どもの情けなさばかり見せつけられて失望した。

いじめた当人の責を問え

岩手県矢巾(やはば)町で中学2年の村松亮君(13)が列車に飛び込んで自殺した事件。担任と交わしていた生活ノートには「氏(死)んでいいですか?」「もう市(死)ぬ場所はきまってるんですけどね」とある。悩み悩み、死ぬことを考えたものの、「死」という言葉の恐ろしさに身がすくみ、書くことができず「氏」とか「市」で代用していたのだろう。哀れでならない。

担任との生活ノートには「死」をうかがわせる文字があったのに

担任との生活ノートには「死」をうかがわせる文字があったのに

ずっと前からいじめがあったのに学校も市教委も把握せず、報告では「いじめ0(ゼロ)」としていた。あわてて「第三者委員会」を立ち上げたが、今流行りのこんな委員会なぞ、なんの役にも立たないことは、沖縄の翁長知事が名護市辺野古の埋め立て承認に関する第三者委員会を見てもわかる。担任は亮君が「死」のサインを再三出しているのにはぐらかしたような返事ばかりを赤字で書き込んでいたというので批判しきり。女教師当人は憔悴して寝込んでいるという。

現場にしゃがみ込む亮君の母親

現場にしゃがみ込む亮君の母親

責任の所在はどこかについて、マスコミは大騒ぎをし、論調は「人の命の大切さを学ばせるべき」とか、「カウンセラーの充実」とか、「思いやりの精神を育む教育行政」といったむなしい識者の発言が並んでいる。おかしくはないか。いじめた当の相手の名前がノートに書かれている。女生徒だともいう。いじめの問題では悪いのは「いじめた奴」に決まってるだろうに、今回もなぜか皆、触らぬようにしている。子どもだからというのだろうが、公開の場に引き出すようなことをせずとも当人に責任があることをわからせる処置というものは取れるはずである。

ブログ子の長女はNHK東京放送児童合唱団にいた。長じてはじめて告白したが、合宿で着替えの入った袋が初日になくなった。風呂に入っても着たきり雀で過ごし最終日どこからか出てきた。並んでいると後ろから尖った鉛筆の先で刺されたこともり「あれで性格が変わった」と述懐した。学校、趣味のサークル、職場・・・いじめはどこにでもあるものだ。

亮君のように優しくておとなしい者が狙われる。「命の尊さ」教育では埒が明かない。乱暴なように見えるがブログ子は、いじめた奴には担任も親も一緒に支援して断固闘いを挑むべきである、と思う。ただそこは教育の場である。闘いのあとどう両者を和解させるか、教師も学校も腐心せねばならない。

アメリカで子どもを学校に通わせたことがある人が言っていることだが、「私の娘はアメリカで教育をうけましたが、やはり日本人であることからか、なにがしかのいじめにあいました。その時、娘は先生にいじめを訴えると先生は答えたそうです。『「断固戦いなさい!』と。 またもう一人の男の子供も同じいじめにあったとき、まだ英語もろくにしゃべれないときでしたが、徹底的に取っ組み合いと殴り合いを校内で実行しましたが、学校からは何のお咎めもありませんでした。アメリカでは自己防衛や正義の為には戦え!と言うのが教師も含めた社会共通の大切な理念です」。

日本国憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」を信奉する人が多いせいか、日本では、左の頬を打たれれば右の頬を出すように教えるキリスト教徒よりもやさしい。

世間というのはそんな信義に厚い輩ばかりではないのは、隣の国を見てもわかるだろう。いじめという理不尽には断固戦うことを教えたい。昔の仇討ちでは免状があれば女子供など非力な者に助太刀してよかった。いじめた奴にはみんなで加勢して立ち向かえ! 教育委員会や学校など当てにするな!

韓国が漢字文化圏を離脱した結果

「明治日本の産業革命遺産」の登録審査をめぐり、韓国側が外相会談での合意を無視し、審査で「強制労働」を声明に盛り込もうとしたことに対し、日本が合意破棄を迫って韓国発言を合意通りに修正させていたことが10日、分かった。「forced labor(強制労働)」「forced to work(働かされた)」の駆け引きについては11日付け産経の【世界遺産交渉の舞台裏】
http://www.sankei.com/politics/news/150711/plt1507110003-n1.html)を読まれたい。

plt1507110003-p1概ね7日のこのブログ「汚い南北朝鮮半島」どおりの内幕で、日本が何度も念を押して落ち着いたものを、しれっと覆して国内向けには「強制労働」と発表したものであることがわかる。韓国の尹炳世外相の確信犯的裏切りである。とはいえ、「forced labor」だろうが「forced to work」だろうが英語圏の人間には「強制労働」と受け取られるもので、英語使いの秀才が多い外務省にしては愚かな対応だ。安倍首相は「自らのミスは自分で収束してこい」と、交渉責任者である外務省外務審議官の杉山晋輔に指示したのもむべなるかな。外務省がなぜダメになったのかについてはたびたび取り上げているので、次の機会に譲る。

ブログ子が注目したのは尹炳世外相が「日本が何を言おうと、国際社会では英語が正式なものとみなされる」と言っている点だ。近くて遠い日韓は実は、今では英語を介してしか意思疎通ができなくなっている。韓国が漢字を捨ててハングルという表音文字を採用した結果である。

韓国の新聞は30年ほど前は漢字が多くて大体の意味は読めたものだ。韓国はその昔、日本をはるかに凌ぐ漢字大国だった。室町時代から江戸幕府時代を通じ将軍が変わるたびに朝鮮通信使が来日した。江戸時代だけで12回。途中の各藩は心をこめて接待にあたり、地方の文人墨客は通信使の宿舎に自作の漢詩などを見てもらおうと押しかけたとある。

今回のずっと前から高校時代からの親友、川本皓嗣東大名誉教授と韓国やベトナムなどの漢字文化圏についてメールを交わしていた。氏は比較文学の泰斗で、今年、皇居での講書始の儀で両陛下などを前にご進講したばかりである。韓国が漢字を捨てたことについてどう思うかとメールしたところ返信があった。

私信なので詳細には書けないが概ねこういうことだった。

 せっかく漢字文化圏にあった共通の文字が、まるでバベルの塔が崩れたのと同様に、ばらばらになったことは、まことに残念です。いちばん悲惨なのは朝鮮における漢字の廃止です。過去にはずっと極端な漢学崇拝だったため、文学をはじめ、19世紀までの重要文書はほとんど漢文ばかり、日本のように古事記、古今集、源氏物語といった自国語の作品は、ほとんど何もありません。

漢字撤廃によって、文化が伝統から切れてしまうばかりではありません。ハングルは日本の仮名よりも発音の種類が豊かですが、それでも漢字を使わないと同音異義語が多すぎ、姓名もハングルで書くので、もとの漢字を自分でも知らない人が多いようです。

だから今ではもう、お互いにまったく別の言語を使っていることを認めて、一から外国語として習得するほかはないし、それでいいのではないかという気もします。また仰せのとおり、日本語で漢字と仮名を使い分け、漢字については音読みと訓読みを即座に使い分けるという離れ業を、誰もが日常的に演じていることが、日本人の大きな強みをなしているようです。

わざわざ英語に直さなくても、「強制労働」にしろ「使役。働かされた」にせよ、「徴用」にしろ、漢字ならば違いは一目瞭然である。南北とも朝鮮半島は漢字大国だったことを思い出し、漢字でやりとりすれば誤解は生じない。行き過ぎた漢字排斥で日韓の理解度は格段に落ち、外国語を介してしか会話が出来ない。情けないことだ。

この問題では、川本教授に教えられたのだが豊田有恒著「韓国が漢字を復活できない理由」 (祥伝社新書)が面白い。SF作家で通っているがどうして、韓国語を独学で読み書きできるまで習得した大変な韓国ウォッチャーである。

新聞記者の良し悪し判別法

1房100万円のアホらしさ

1房100万円のアホらしさ

石川県が開発した高級ブドウ「ルビーロマン」が9日、金沢市中央卸売市場で今季の初競りにかけられ、出荷された31房のうち1房がこれまでで最も高額の100万円で競り落とされた。過去最高額だった昨年の1房55万円を大きく上回った。.

卸売業者が競り落とし、ホテル日航金沢が購入した。平井優之総料理長は「北陸新幹線が開通したこともあり、何が何でも競り落とすよう言われていた」と興奮気味に話した。コース料理のデザートに出す予定という。(新聞各紙).

夜のNHKニュースでも取り上げられ、宮崎県の1個30万円のマンゴーとか北海道の1個20万円のスイカと並んで紹介されていた。「1房100万円、1粒3万8000いくら」とキャスターが叫んでいた。

ブログ子はだいぶ前に書いた「物には物の値段がある」という記事を思い出した。三越の岡田茂社長が「三越・岡田社長と女帝の暗部」という記事(週刊朝日)で取締役を解任されたのが1982年9月22日だからその少し前である。

いつも記者仲間とお茶をする日本橋の千疋屋本店で青森の「世界一」とかいうリンゴが1個2000円で店頭に並んでいた。すぐ側の三越本店ではオホーツクというラーメン屋が岡田社長と組んで1杯1500円のラーメンを売りだした。街では400円前後の時代である。

社に戻って2,3年前に入社した女性記者にこの二つの例を教えて「物には物の値段がある」という見出しで、社会評論的記事を書け、と命じた。出てきた原稿はまるで使い物にならなかったので自分でこのタイトルで書いた。

このようなタイトルで原稿を書ける記者は少ない。中央紙だと1000人以上の記者(見出しと割付を担当する整理部を含めて)が在籍する。大雑把に仕分けすると1割は辞表を書いたほうがいい粗悪品である。あとの8割は可もなく不可もない。例えば社会部などは事件事故の目の前の事象を警察などの調書をもとに書く。誰でも教えればそれくらいはできる。政治部記者だと政党別、派閥別に担当者がいるが、政局なら自派を中心に他派担当記者の取材と付きあわせて、見通しを書けばデスクがその他の記者の取材メモと照らしあわせて1本仕上げる。取り立てて難しいことではない。

社会時評、社会評論、トレンドについての原稿はそうはいかない。上述のようなテーマでは馬鹿高い値段を許せないとするにはまず自分の「哲学」がいる。値段についての数字の比較も必要なら、昔の文人・碩学が書き残した文章の引用にも迫られる。つまり記者本人の人生で培った「教養」が求められるのである。こうした原稿が書ける記者となると残り1割の新聞記者の内片手で挙げるくらいである。

その女性記者については、その程度の記者と判断した。その後社を辞めて米国人と結婚してNYから日本の英字紙に寄稿しているのを散見したが見るものはなかった。新聞記者の良し悪しはこうした原稿を書かせれば一発で判明するものだ。

付け加えるとこうした馬鹿高い食べもののニュースは関係者が話題作りに恣意的に操作している。電通・博報堂などの大手広告代理店が仕掛けることもある。誰が1粒(1つぶ!)4万円弱のブドウを買うものか。こんなものはメディアが取り上げなければ自然消滅するたぐいのものである。

ホームレスは名ピアニスト

Facebook に6月末アップされた1本の動画が、わずか1日で100万回以上再生される大ヒットとなっている。アメリカ・フロリダ州のサラソータ。ここでは街中の至る所に公共のピアノが設置されている。

その一台に、髪の毛ボサボサ、ひげボーボー。お世辞にもキレイな身なりとは言い難いホームレスの男性が近づき、アメリカのロックバンドStyxの『Come Sail Away』を弾きだした。足を止めて聞き惚れた人がビデオを撮影して投稿したのが下記の動画。

一方英国でも5月22日、英ニュー・カッスル・アポン・タイン中央駅構内に置かれたピアノを弾くホームレスの男性の姿がネットに投稿され、その美しい調べに通行人が感動の涙をながしたという。

英紙デイリー・ミラーによると、汚らしい格好をしたホームレスの男性、アラン・ドナルドソンさんは、いつも人々から冷たい目で見られ、侮蔑の言葉を浴びせられていた。この日も英ニュー・カッスル・アポン・タイン中央駅構内に現れた彼を警官は追い払おうとしていたが、そこに置かれていた1台のピアノの前で、おもむろに「エリーゼのために」を弾き始めた。その卓越した演奏と聴く人の心を揺さぶる旋律に、その場に居合わせた人びとは思わず感動の涙を流したという。

その場にいたユーザーがアランさんの演奏をスマートフォンで撮影。その動画を自身のフェイスブックに公開したところ、多くのユーザーがこれを再生し、アランさんは瞬く間にネット上の注目人物となった。 アランさんの元同級生と名乗る人物は、この動画を見て「彼こそ真の天才ピアニストだ」と感激。アランさんに住まいを提供するため、ネット上に専用サイトを立ち上げて、世界のユーザーに広く寄付を呼びかけている。


ブログ子はからきしピアノはダメだが、小中高で同級生の男子の2,3人はクラシックやジャズを軽々と演奏して大いに女の子にモテて回りを羨ましがらせた。新聞社時代も、カメラマンや事件記者の同僚が六本木の白いピアノがあるバーで「マイ・ウェイ」を弾き語りしてホステスを独り占めしていた。

常に傍観するしかなかったブログ子は、あいつらもホームレスにこそならなかったが、なっていれば上の動画の一角を占めていたのではないか、と思ったりする。ホームレスでないと名ピアニストになれないかのようなこうした動画には、一人冷たい目で、うらやむばかりである。

ソクラテスの「ギリシャ」今いずこ

恫喝するチプラス首相

恫喝するチプラス首相

窮鼠ネズミを噛む―図である。欧州連合(EU)などから金融支援の条件として要求されている財政再建策への賛否を問うギリシャの国民投票で、同国のチプラス首相は5日夜(日本時間6日朝)、テレビ演説し、「ギリシャは歴史的なページを開いた」と述べ、反対派の勝利を宣言した。反対が61.3%、賛成が38.7%で、事前の世論調査や出口調査では賛否1%程度の差で拮抗していたから、この国の世論調査なるもののいい加減さにあきれる。

いい加減な国だがブログ子にとっては妙に惹かれる国である。ギリシャ神話が好きだということもあるが、この国の町並みを写した写真があると商店の名前や人の名前が読めるという親近感があるせいだ。ギリシャ語はできないが、学生時代かじったロシア語でなんとなく読めるのである。キリル文字というが実はかなりの部分ロシア文字と同じである。ロシア文学を読むと、ギリシャ正教のシーンが度々出てくる。ロシアの宗教も人間も実はギリシャからやってきたものなのである。

今回のギリシャ問題の発端は2009年秋、ギリシャの名目GDP(国内総生産)比の財政赤字が、それまで公表していた3.7%ではなく、12.5%(その後13.6%に修正)であると発覚した事からである。ユーロに加盟するには、財政赤字を3%以内、公的債務残高を同じくGDP比で60%以内に抑える必要があるが、それをごまかしていたのである。

大盤振る舞いの年金は現役時代の85%、労働人口の25%は公務員で定時出勤すれば手当、パソコンできればまた手当、国民は税金を払うのが嫌いで商店やタクシーは領収書なしなら割引、というでたらめ(他所の国から見たら)で借金膨らめばIMFから借り入れしてしのいできた。怒ったEUから年金支給年齢を65歳から67歳に順次引き下げろと緊縮財政を迫られると、緊縮反対の国民投票で借金は払わない、というのでは誰が見てもまともな国ではない。

ソクラテスは「悪法もまた法なり」と毒をあおった。その末裔が借金踏み倒し常套犯である。オリンピックでは毎回選手入場の先頭を切る栄誉を与えられる国がこれでは先祖が泣くだろう。そう思っている人が多いと思う。しかしこれは大変な誤解なのである。

現代のギリシャ人はユークリッド、ピタゴラスやアルキメデス等が活躍した古代ギリシャ人とは、実は「国民の大部分、80%以上は別人種であって、ほとんど血のつながりがない」のである。

ギリシャ史を概略するとマケドニアの成長でギリシャの宴は終わる。そのマケドニアもローマ帝国に飲み込まれる。この時古代ギリシャ市民は奴隷のようにこき使われる立場に転落して、かつての文明も忘れられてしまった。15世紀に東ローマ帝国が滅亡し、以来400年間オスマントルコの支配下にあった。知識階級はオスマン帝国の支配を嫌って、モスクワ公国に移住してしまい、そこで今のロシア帝国の繁栄の基礎を築く。

つまり本来のギリシャ人はロシアに行き、ギリシャに残ったのはオスマントルコに連れて来られた農奴たちばかり。その彼らが、近代になって民族意識に目覚めて独立を目指すもままならず、イギリスやフランスやドイツなどヨーロッパ諸国が介入してくれてやっと独立した国なのである。

踊っている場合じゃありませんが・・・能天気なギリシャ国民

踊っている場合じゃありませんが・・・能天気なギリシャ国民

チプラス首相は5日夜のテレビ演説で、「交渉のテーブルに戻る」と述べ、債務の減免をEU側に求める考えを強調した。また、ギリシャ政府は6日、EU側と関係が悪化していたバルファキス財務相の辞任を発表した。破綻した国にしては態度がでかすぎるが、それはロシアと中国が助けてくれるという思惑があるからだと云われる。

中国が出てくるのは「一帯一路」政策で、海と陸のシルクロードをヨーロッパに広げようというのだが、その陸海ともにギリシャが要の位置にある。盛んに援助を言っているが金を出すとはまだ言わない。それはそうだろう。AIIB(アジアインフラ投資銀行)をつくって57カ国を集めたが内実は後進国など「借金踏み倒し」予備軍ばかりで、さらにギリシャを抱える愚は犯さないだろう。

ブログ子は上述のように過去の言語、宗教、人の交流ぶりから、あるとすればロシア接近はあると思っている。。EU側も加入の法律はつくったが追放の法は用意していないという事情やユーロ圏の経済混乱を考えれば莫大な借金ながら棒引きするしかないという弱みもある。かくて「ない金は返せない」と開き直ったギリシャと延々交渉が続くと見る。

「引き延ばし」に「手の平返し」―汚い南北朝鮮半島

「狡猾」というのは外交では褒め言葉である。その意味ではまんまと相手の手口に乗った日本外務省の「お人好し」ぶりが責められるべきだが、これで日本人は徹底的に朝鮮半島が嫌いになったことだろう。、

北朝鮮は日本人拉致被害者らの再調査期限となる4日を目前に、北京の大使館ルートを通じ、「もう少し時間がかかる」と再調査結果の報告延期を伝達してきた。独裁国家で将軍様が拉致を命令したのだから、1年と言わず今すぐ全員の居場所と生死ぐらいわかっている。日本の制裁カードや国連人権委員会を横目に見ての引き延ばしだが、強く出れば日本政府のために話が潰れたといわれるから「しばらく様子を見る」としか言えない。瀬戸際外交で延命をはかるいつものことだからまあこんなものだろう。

狡猾、かつダーティーなのは韓国である。韓国政府は、「明治日本の産業革命遺産」の23施設のうち7施設について、「戦時中に強制徴用された労働者がいた」と主張し、登録に反対してきたが、そのは6月の日韓外相会談で、徴用工を含む「歴史の全容」を施設の説明を加えれば反対しない姿勢を示し、事態は決着したかにみえた。

しかし、世界遺産委の開幕後、意見陳述で韓国側は外相会談の合意などどこ吹く風、徴用工の歴史に言及したのに加え、「強制労働」という表現を使おうとした。陳述内容を知らされた日本側が修正を要請し、韓国側が反発。折り合いがつかなくなって決定は先送りとなった。

軍艦島も世界遺産になったが波乱含み

軍艦島も世界遺産になったが波乱含み

ブログ子はかねがね世界遺産登録というものには懐疑的で、国連の場に持ち出さずとも、歴史的に価値あるものなら「日本遺産」に登録すれば事足れると思っているが、8エリアと23施設ではくす玉用意して今か今かと待っている。日本外務省は期待の声を無視できなかったのだろう、妥協を図る手に出た。

具体的には「a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions in the 1940s at some of the sites, and that during the World War 」(日本は、1940年代にいくつかのサイト=施設 において、その意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされた多くの朝鮮半島出身者等がいたこと)を施設に掲示することで合意を取り付けようとした。より具体的には、日本は、インフォメーションセンターの設置など、犠牲者を記憶にとどめるために適切な措置を説明戦略に盛り込む(incorporate appropriate  measures into the interpretive strategy to remember  the victims)ということを提示した。

韓国ではこのところ裁判所が徴用工問題で相次いで請求権を認める判決が出ている。昭和40年の日韓請求権協定により「『完全かつ最終的に解決済み』とする日本側とは相容れない。しかし今回韓国側は徴用工の言葉は使わなかったものの、「強制労働」(forced to  work)という言葉を多用して認めさせようとした。

岸田外相は韓国側に何度も念を押したというのだが・・・

岸田外相は韓国側に何度も念を押したというのだが・・・

今回の英文の合意文書にある「forced to  work」という表現について岸田外相は「『強制労働』を意味するものでない」と説明した。さらに、財産請求権の問題は完全に解決済みとする従来の日本政府の立場に変わりがないことも強調した。

外務省筋によると、日本政府は、委員会での日本側の発言を裁判で使わないという確約を韓国政府に何度も確認したという。外務省関係者は「韓国内に(遺産の説明における強制労働の明記を主張する)いろいろな世論がある。ボンの現場での確認とともに、ハイレベル(閣僚級)でも確認した」と審議を1日先送りする間に韓国側にダメ押しをしたというのだが、韓国での新聞報道はまるで逆である。

我が国は慎重を期して”others”まで付けているが、ユン外相の国内向けコメントでは”forced to work”だけ、つまり「強制労働を認めさせた」とことになっているのだ。また韓国の趙兌烈外務第2次官は委員会で「今日の決定は(徴用の)被害者の苦痛を記憶に残し、歴史の傷を癒やすための重要な一歩だ」と発言、さらに、記者団に対して「日本政府が朝鮮半島出身者の労働に強制性があったと認めた。交渉で合意した結果なので満足して受け入れる」と強調している。

韓国の外交関係者にしてこれだから、当然メディアの論調は「勝利」一色。「日本が強制労役の事実を国際社会で初めて認定した」と大々的に報じている。

朝鮮日報は「登録阻止が望ましかったが、『強制労役』を認める発言を引き出したことに大きな意味がある」との政府当局者の話を伝えた。同紙などは、日本政府が韓国人元徴用工訴訟などへの影響を懸念し「強制」との表現に拒否感を示したと解説したが、日韓外交筋は「訴訟と世界遺産登録は別問題」としている。

また「日本が国際社会の圧迫に屈服」(朝鮮日報)、「韓国が土壇場で逆転勝利」(中央日報)など韓国外交が“勝利”したとのトーンで伝える一方、徴用に絡む施設以外の登録施設の概要や、歴史的価値に関する報道はほとんどない。(共同)

韓国の朴槿恵政権はことあるごとに「日本は正しい歴史認識を」という。それは日本側のセリフだろうがと言いたいが、この国は肝心なことには耳を貸さない。今回も先が思いやられるのである。

共に生きる「盲目のワンコ」と「お助けワンコ」

HT_Glenn_Buzz
仲良く散歩する2匹の犬に見えるが、左側の白いジャック・ラッセル・テリアの「グレン」は目が見えない。リードを持ってガイド役をつとめる大きなスタッフォードシャー・ブル・テリア「バズ」(右側)とともに、イギリスのハートルプールにある水底トンネルをうろついていたところを、動物保護団体『ストレイ・エイド』に保護された。

http://abcnews.go.com/Lifestyle/meet-abandoned-blind-dog-trusty-canine-guide-acts/story?id=31974056

(上はabcニュースで紹介された時の動画)
どのような経緯で2匹が一緒に暮らし始めたのか定かではないが、発見されるずっとまえからバズがグレンの目となって歩いてきたのは確か。2匹が歩くとき、グレンをリードして、いつもすぐ近くに寄り添って「目」の役をつとめている。世話をしているスタッフも、「グレンはバズがいてくれるおかげで、自信を持って暮らすことが出来ています」と話す。

保護施設でも離れ離れになれば、お互いを求めて鳴きはじめるので、2匹一緒の部屋で暮らしている。2匹が野良犬となった背景は分からないが、共に10歳ちかくの高齢であることが原因で捨てられたのではないかと団体は推測している。

「エドモントンの悲劇」に思う

女子W杯カナダ大会準決勝 日本━イングランド戦(エドモントン・コモンウェルス・スタジアム)を見た。テレビも新聞もなでしこジャパンが勝った、勝ったの大合唱だが天邪鬼のブログ子は、オウンゴールが決まった瞬間から、悲劇の主、イングランドのローラ・バセット選手をネットと動画に追いかけた。勝敗よりはるかにスポーツの魅力を見たからだ。

涙を流すイングランドのローラ・バセット

涙を流すイングランドのローラ・バセット

1-1で迎えた後半アディショナルタイム2分、MF川澄奈穂美の上げたクロスボールをDFローラ・バセットがカットする。しかしこのクリアボールは無情にもクロスバーを叩いてゴールラインを越えたところで着地した。

イングランドにとってはこれ以上ない悲劇的な敗戦は、これから“エドモントンの悲劇”として語り継がれるだろうが、翌日のイングランドメディアも電子版で大きく伝えた。『メトロ』紙は「考えられる限り最も悲痛な結末」と見出し、『ガーディアン』紙は「オウンゴールでイングランドの夢が終了した」、『テレグラフ』紙は「最後のキックのオウンゴールでイングランドが傷心」といった見出しが踊っていた。

慰めるサンプソン監督

慰めるサンプソン監督

試合終了のホイッスルが吹かれた瞬間、バセットは泣き崩れ、ほかの選手も、残酷な結末に立ち尽くしたり、涙を流したりするしかなかった。さすがだな、と思ったのはマーク・サンプソン監督の行動だ。泣きじゃくるバセット選手を抱きかかえ「泣いてもいいんだ。選手たちはピッチにすべてを置いてきた」とコメントした。さらに続けて 「ローラ・バセットは、今大会のイングランドを象徴する選手だった。勇敢で、力強く…チームを一つにまとめていた。最後は残酷な結果になってしまったが、英雄としてみんなの記憶に残るはずだ」

驚いたのはこのオウンゴールは計算されたものだったということだ。この場面、ボールをカットした熊谷からパスを受けた川澄が右サイドを駆け上がる。連動するように、大儀見と岩渕がゴール前へ。「守備ラインとGKの間に速いクロスを通せば、相手が触ってコーナーキックか、味方が触るか。あわよくばああいう形(オウンゴール)になると思った」と川澄。すかさず中央へクロスを入れた。

川澄の予想通り、イングランドのバセットがクリアしようとしたボールはクロスバーに当たってゴールインした。熊谷は「最後はラッキー」と振り返ったが、大儀見は「必然の結果」と言い切った。

宮間選手といえば、前回W杯決勝で、米国にPK戦で競り勝った直後の、美しい行動を思い出す。躍り上がって喜ぶチームメートに背を向け、敗れた米国選手一人一人を抱擁していた。ライバルに敬意を表する態度は、米国でも、評判を呼んだ。

スポーツで咲く美しい花は、実はこうした勝敗の陰に咲くものである。

安倍首相よく言った。「中国の援助はアフリカ腐敗の温床」

6月7、8両日にドイツ南部のエルマウ城で開かれた主要国首脳会議(サミット、G7)での討議の詳細なやり取りの内容が漏れてきはじめた。安倍晋三首相が中国のアフリカにおける野放図なインフラ投資の実態を具体的に紹介し、他の首脳も同調したという。

G7で安倍首相はアフリカでの中国の援助の醜さを問うた

G7で安倍首相はアフリカでの中国の援助の醜さを問うた

「アフリカにおける中国の援助は、アフリカの人々のために本当に役に立っているのだろうか。中国はアフリカやアジアの腐敗の温床になっている。援助先の高官に賄賂が贈られている問題を皆さんもご存じでしょう。経済利益があっても、G7が片目をつむってはいけない」とたたみかけた。

アジアインフラ投資銀行(AIIB)の問題でも、首相は「AIIBは腐敗防止のガバナンスが不十分だと思っているから、日本は入らなかった」と説明した後、事務方の準備していた書類にはない話を始めた。

「中国はフィリピンが『いらない』と言うのに金を貸し付け、南シナ海でトラブルが起きると『すぐに全額返せ』と言ってきた」。 「ミャンマーで『難工事になるから無理だ』というのに、無理やりお金を貸し付けて山奥にダムを造らせて、結局途中で工事は中断してしまった」

その上でAIIBに関し「一件一件きちんと審査しないし、環境や人権に配慮しないのではないか」と問題提起した。AIIBにすでに参加表明した一部首脳は「わが国は日和見だった」と釈明。議長国ドイツのメルケル首相は「G7でAIIBに入っていないのは日本と米国とカナダ。自分たちは入ってしまった」とこぼしたという(産経)。

ブログ子は特にアフリカでの中国のデタラメぶりを指弾した点を大きく評価したい。歴代首相でアフリカ問題に触れたのは初めてではないか。

中国がアフリカ諸国との関係強化を築く表向きの理由は、アンゴラ、ナイジェリア、スーダン、ケニアなどからの石油資源の調達だとされている。中国は経済発展に伴い資源の確保に躍起になっており、アフリカ諸国に限らずオーストラリアやベネズエラなどあらゆる資源国との関係を強力にしようとしている。もう一つの目的は国連での中国外交の協力を取り付けることにあるとされている。つまり、台湾の独立問題と日本の常任理事国入りを阻止する目的だ。アフリカ各国も1票を持っているので、一気にアフリカ諸国を取り込もうとの戦略である。

石油輸出国であるアンゴラは人権問題がある国だと非難されている。また、ケニアは汚職問題で揺れており、スーダンは人権問題で内乱が起きたとして国連制裁まで議論された。これらの国々に対して中国は「内政に干渉せず、援助を拡大する」「援助にはいかなる政治条件もつけない」という方針で援助を決めている。また、アフリカ各国政府軍側へ武器を供与していることも欧米が強い懸念を示している点だ。さらに中国政府の援助外交と中国国営企業の進出事業が一体化しているという批判もある。いわゆるひも付き援助だ。

ジンバブエの「百兆ドル」紙幣。今は紙くず。

ジンバブエの「百兆ドル」紙幣。今は紙くず。

ブログ子が毎度からかいの対象にしているジンバブエというムカベ独裁国家がある。国家破綻していて天文学的なインフレに陥っていることで有名で、1米ドル=3京5千兆ジンバブエドルとなり、今年ジンバブエ政府は公式に通貨としての使用を廃止決定し、6月から回収を開始した。自国通貨を「紙くず」と認めたのだ。「100兆ジンバブエ・ドル」は市場ではタダ同然だが土産物店では2000円しているという。

大統領夫人は海外でブランド品を買いあさり、それを撮ろうとするパパラッチをダイアの指輪で切りつけるという凶暴ぶりである。彼女の前夫は自分の女房をムカベ大統領に提供した功績で現在中国大使をしている。彼を通して香港に別荘をもたせたり、とっくに破綻している国に経済援助を続けて間接支配しているのが中国なのである。売るものがないのでジンバブエは今年2月に27頭の象を、中国の動物園に売却する始末。自然保護団体は問題視するが4万頭も国内にいるからそのくらいいいだろうという態度である。

アフリカでの中国人の住居は最高級住宅地に構えている場合が多い。タンザニアでは「タンザニアの森の木を中国向けに強引に伐採してしまったので、タンザニアの森林は半減した」と中国人嫌いが増えるばかりだという。

ホントのこと云われるとムキになる

よく言ってくれました、百田尚樹氏

よく言ってくれました、百田尚樹氏

前回24日に「許しがたい沖縄サヨク」を書いた。別に示し合わせたわけではないが、翌25日、自民党の若手議員らが立ち上げた勉強会「文化芸術懇話会」で、作家の百田尚樹氏が講演し、沖縄県の地元紙について「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」と述べたことなどに関して、26日の衆院平和安全法制特別委員会で民主党の寺田学衆院議員が、首相らを追及した。

寺田議員は「沖縄に失礼。お詫びすべきだ」と述べれば、2つの新聞の名前をあげたわけでもないのに琉球新報と沖縄タイムスの2紙は「今後とも不偏不党、言論の自由を重んじ、公正な取材活動と報道に努める」「言論の自由、表現の自由を弾圧するかのような動きに対しては、断固として反対する」と「正義」を大上段に掲げて反論しているが、ブログで紹介したように沖縄振興特別措置法による3800億円の国からの血税=補助金に「どこの県ももらっているもの」としれっと書く厚顔と一脈相通じるものがある。まったく、よく言うよである。

「マスコミを懲らしめるには広告がなくなるのが一番」と誰かが言ったとかで、鬼の首を取ったかのように「言論弾圧」と大騒ぎだ。
百田尚樹氏はフェースブックで
「沖縄の二紙がつぶれたらいいのに、と言ったのは事実だ。ただ、それは講演が終わった後の質疑応答という雑談での一言だ。誰かが『沖縄の二紙はやっかいですね』と言った言葉を受けて、『ほんまや、つぶれたらいいのに』と軽口で言ったにすぎない。部屋の中は笑いが起こり、その話題はそれっきりで、すぐに別の話題に移った。

それより、私がむかつくのは、報道陣がいたのは、最初の2分だけ、あとは部屋から出て行って、シャットアウト、つまりその後の講演も質疑応答もクローズな場所での発言なのに、それを盗み聞きして報道されたことだ。... 部屋から退出しても一部の記者はドアのガラスに耳をくっつけて、盗み聞きしていたのだ。部屋の内側からガラスに耳がくっついているのが見えたときは笑ってしまった。

私はラジオやテレビで不特定多数に向けて発言したわけではない。あくまで私的な集まりの場において話したにすぎない。内輪の席での発言だ。そういう場で口にした軽口が、大々的に報道され、あるいは国会で問題にされるようなことだろうか。しかも、私は議員でもなければNHK経営委員でもない。一私人である。

ちなみに、質疑応答のとき、ある人が私に「偏向報道をするマスコミを、スポンサーに圧力かけて、こらしめるのはどうか?」という質問をされた。私は即座に「それはしてはいけない!」と答えた。出版社や新聞社に対して、権力や他の力をもって圧力をかけることは、絶対にしてはならないと考えているからだ。

ドアのガラスに耳をくっつけていた記者も、この私の言葉を聞いているはずだが、こういうことは報道してくれない。」

ことあらばと「失言」を待ち受けるメディアの汚い手口の一端も垣間見えるではないか。案の定、朝日、毎日、共同傘下の地方紙は「けしからん」の大合唱である。自民党はこの懇話会を開いた同会代表の木原稔氏(衆院熊本1区、当選3回)を党青年局長から更迭する方針を固めた。やり過ぎである。

ブログ子は百田尚樹氏の言うことに120%合点がいく。「マスコミを懲らしめるには広告がなくなるのが一番」というのは、すでに現実になっている。なにも経団連がどうのこうのでなくデジタル時代に誰も新聞を購読しなくなったからである。大手紙もABC部数は公表の7割以下くらいになっていると言われる。もともとパイが小さい沖縄でサヨク紙ばかり跋扈していて、経営が先細りなのは既成事実である。辻元清美議員が得意そうに掲げていた沖縄タイムスの広告が見えたが、いっちゃ悪いがろくなものがない。

ひたひたとデジタル化の前ホタルのようなか細さなのである。放っとけば失せるものだ。

許しがたい沖縄サヨク

plt1506230021-日米で20万人超の犠牲者を出した沖縄戦終結から70年を迎えた23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で営まれた沖縄全戦没者追悼式に出席した安倍晋三首相は「先の大戦でここ沖縄の地は国内最大の地上戦の場となりました。平穏な暮らしは修羅の巷と変じ、豊かな海と緑は破壊され、20万人もの尊い命が失われました。全国民とともに、この地に倒れた人々の流した血や涙に思いを致し、胸に迫り来る悲痛の念とともに静かに頭を垂れたい」と哀悼の意から述べ始めたが、時折、「さっさと帰れ」「嘘を言うな」と罵声が飛んだ。この声高に叫ぶ連中は沖縄のほんの一部であろう。それが証拠に首相があいさつを終えると大きな拍手がわいた。

沖縄サヨクを育ててきた琉球新報、沖縄タイムスなど地元紙によると、彼らがこの日叫んだシュプレヒコールは「安倍首相来沖反対」「オスプレイ撤去」「不戦誓うこの地を再び軍靴で汚すな!」 「安倍は帰れ。慰霊祭に参加するな!」 「辺野古の新基地建設許さないぞ!」 「戦争法案やめろ!」。交通整理の警官がこの連中の移動を促すと「沖縄の表現の自由を守れ!」「慰霊の日に暴力ふるってよいのか?」と大声をあげた。地元紙だけ読んでいると沖縄は反政府運動が渦巻いているかのような錯覚に陥る。

式典会場まで約8・3キロを歩き、犠牲者を追悼する「平和祈願慰霊大行進」(県遺族連合会など主催)に参加した男性(76)は、「毎年参加する度に涙が出る思いになる。今日はそういう日なんです。『安倍は来るな』などと叫んで慰霊を邪魔しないでほしい」と嘆いた(産経)。
シュプレヒコールをあげた東京から来た支援団体らしい男が「県民の心を踏みにじる安倍政権は許せない」と語ったとき。地元の若者は「あんたらウチナンチュ(沖縄人)じゃないだろ? 政治的なものを持ち込むな」と食ってかかった。

何度も書いたことだが、ブログ子は昭和20年6月6日夜、沖縄の海軍陸戦隊司令官大田実少将が海軍次官にあてた電文を涙なくしては読めない。「(県民の奮闘ぶりを書いた後)本戦闘ノ末期ト沖縄島ハ実情形□一木一草焦土ト化セン 糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ 沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」

沖縄には復帰前の「アメリカ」のときから10回は通ったが、丘の道の砂利がみな遺骨のように思えて歩けなかった。その度に「沖縄県民斯ク戦ヘリ」を思い出し、度重なる「おきしん](沖縄振興特別措置法)で3000億単位の金額が国庫から支出されるのも当然だと思ってきた。ところが沖縄タイムスによるとこれも「他県などに支出している国庫支出金と国の直轄事業費のための資金がほとんど。沖縄だけが『別枠』でもらっていると誤解している人も多い」となる。まったくよく言うよ、である。

その沖縄振興予算は仲井真前知事時代の昨年9月に示された概算要求額は約3800億円だったが辺野古反対の翁長雄志知事になってから5年ぶりに減らされ3340億円になったというので、知事が上京して首相に面会を求め元に戻せと強談判である。地元紙は「大幅に削られた。沖縄いじめのなにものでもない」と騒ぎ立てる。

沖縄全戦没者追悼式で登壇した沖縄県知事の式辞を聞いてあきれた。興味ある方はまだ新聞のデジタルサイトにあるので「平和宣言」(http://www.sankei.com/politics/news/150623/plt1506230018-n1.html)というものを一読されたい

慰霊の言葉はほんの4,5行。全体の9割は「そもそも普天間飛行場の固定化は許されず『嫌なら代替案を出しなさい』との考えは到底県民に許容できるものではありません。普天間移設の中止を決断し、沖縄の基地負担を軽減する政策を再度見直されることを強く求めます」と政府批判の政治演説である。

一地方の首長が各界のVIPが集まった席で政治的メッセージを発するケースはだんだんひどくなってきた。広島、長崎でも毎年見られるが、今回は特に偏ったもので、指弾されてしかるべきだろう。本来は原爆や戦火に倒れた人たちへの静謐な祈りの場である。その「祈りの場」を盾にとって一首長が外交官気取りで世界に発信してどうなるのか。かつて舞い上がったとしか思えない広島市長は政府に根回しもせず世界の平和の中心地であるからとオリンピックに名乗りでたことがある。世界からは歯牙にも掛けられず惨敗した。

ブログ子は60年安保ではちょっとした闘士気取りであったが、安保条約の中身など見たこともなかった。ただただ強行採決に怒ったのだが、今となって歴史の公正な目にあててみると時代から浮いていたと認めざるを得ない。沖縄サヨクの愚行を見るにつけ、あの時の阿呆どもと同じ轍を歩いているとしか見えないのである。

今年の「ヒーロー犬賞」に子どもを犬から救った猫

米ロサンゼルスの動物愛護団体は19日、今年で33回目となる「年間全国ヒーロー犬賞を発表した。本来は犬が対象の賞だが、今年は、犬に襲われた子どもを救った7歳の雌猫「タラ」に賞を授与する異例の措置を取った。

今年の「優秀犬賞」を受賞した7歳の雌猫タラとトロフィー

今年の「優秀犬賞」を受賞した7歳の雌猫タラとトロフィー

タラはカリフォルニア州ベーカーズフィールドに住むトリアンタフィロ家の飼い猫。昨年5月に一家の息子、ジェレミー・トリアンタフィロ君(4歳)が私道で隣家の飼い犬に脚をかまれた際、タラは突進してこの犬を追い払った。この様子を父親が撮影YouTube「My Cat Saved My Son(私の猫が息子を救った)」というタイトルで投稿したところ1日で200万回以上閲覧され、日本のテレビでも大きく報道された。

動画では、防犯カメラから見える家の前で自転車に乗って遊んでいたジェレミー君を隣の飼い犬が見つけ、クルマの陰を回りこんで、噛み付いた。自転車から引きずり降ろし足を噛んだまま振り回します。その時飛び込んできたのが飼い猫のタラちゃん。弾丸のように跳びかかってタックルを食らわせた。驚いた犬は逃走したところで、近くで水やりをしていた母親が駆けつけて坊やを助け上げた。ふくらはぎを縫うほどのケガだった。タラちゃんは犬を追跡したあとジェレミー君のそばに戻ってきて次の襲撃に備えるように見守っていた。

「背に腹変えられぬ」状況でやっと動く韓国

wor1506210029韓国の尹炳世外相が21日、外相就任後初めて来日し、岸田外相との会談で、「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録への協力で一致し、日韓基本条約の調印50周年を記念する22日の式典へ両首脳が参加、年内に首脳会談を行うことでも合意した。

米国からは日韓の関係改善を求められ、MERSではずさんな対応で1万人を超す隔離者、死者27人、感染者172人(22日現在)という体たらく、大統領の米国訪問も土壇場で延期セざるを得なくなり、観光客は激減、財閥系含めて韓国経済は「氷漬け」、日本からの投資も減少の一途・・・追い詰められてのことである。

素直に外相訪日といえばいいものを、日韓基本条約記念式典参加への「途中」にたまたま外相会談を開いたと言ったり、世界遺産登録は韓国がめざす「百済の歴史地区」の登録と「セット」なら反対しないといったり、メンツをたてることに汲々とする様はいつもながらである。
「明治日本の産業革命遺産」へあくまで反対を続けるなら日韓関係は修復不可能な状況に追い込まれると、双方の識者から指摘されての妥協である。

これで安心かと言えばまだまだである。慰安婦問題に拘泥し続ける姿勢は相変わらずだし、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話に「謝罪」の文言が入るかどうかに神経をとがらせている。今後どう出るか余談を許さないものがある。真に関係修復を願うなら、慰安婦問題の諸悪の根源である、元慰安婦と称する女性や元慰安婦を支援する団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)の幹部などに大統領府や外交省の幹部がせっせと面会して相談することなどしないものだ。

今回、一応韓国側が「折れて」きた形だが、安倍首相の終始一貫した外交のおかげであろう。慰安婦問題では、日本外務省幹部は「基本的な考え方を変えて議論を進めることはない」として、日韓基本条約ですべて解決済みの態度を貫く構えである。戦後70年談話に「謝罪」の文言が入るかどうかで騒ぐのなら、最初からこれまでのような謝罪文言などない全く新しいものを書けばいいではないか。

それにしても外交では右顧左眄することが如何に国を誤らせることになるか、村山富市、河野洋平、鳩山由紀夫、菅直人、近頃では新安保法制へ批判を強めている小泉純一郎、亀井静香、山崎拓、加藤紘一、野中広務・・・の面々はとくと肝に命じることである。

ネコ「入れてくれ!」集

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「犬は人につき、猫は家につく」とは、昔からよく言われていることだが、猫は、自分から家の外へ出る分には喜々として外へ出るが、入る段になると勝手にほっつき歩いたくせに、飼い主の都合の悪い時に限って帰ってきて「早く入れろ!」と騒ぐ。

これはその、ご帰還されて大騒ぎするネコの特集。入れてやると、礼も言わず当然という顔で入ってくるのもネコならでは。イヌならしっぽを盛大に振るところだ。飼い主はまたそこがいいという人もいて。(下記のURLクリック

https://www.youtube.com/embed/azTuj49vXgk?feature=player_embedded
猫のテリトリーには2種類あり、自分が安心してくつろげるホームテリトリーと、狩りをして獲物をとらえる場所であるハンティングテリトリーとがあるそうだ。猫にとって「家」は文字通り、このホームテリトリーにあたる。だが近頃では、小さい頃から人間に愛情をそそいがれて育った猫は、家よりも人につく「イ型ネコ」もいるそうだ。

人文科学の切り捨ては間違いである

文部科学大臣は6月8日、国立大学法人が法科大学院の見直しや、教員養成系学部・大学院と人文社会科学系学部・大学院の廃止や社会的要請の高い分野への転換に取組むこと、グローバル化の推進などの要請について通知した。

ただでさえ「三百代言」の跋扈が国を誤らせていることはテレビを見ていてもわかるから出来の悪い法科大学院を廃止させるのはわかる。少子化なのだから教員養成学部を減らすのも当然だ。わからないのは「人文社会科学系学部・大学院の廃止や社会的要請の高い分野への転換に取組むこと」を盛り込んだことだ。

審議会でどこの阿呆が言い出したのか知らないが、金にならない学問は切り捨てるというのである。各大学法人は、この通知を踏まえて中期目標・中期計画の素案を作成し、平成28年3月までに中期目標を文科相に出す。積極的に取り組む大学に対し、運営費交付金を重点配分する仕組みを導入するというから、危機は目の前である。こんな愚策は即刻潰さねばならない。

なぜダメかブログ子がくどくど書くよりも一刀両断でこの問題を断罪した名論文がある。山本夏彦翁亡き後、愛読している数学者でありエッセイストの藤原正彦の「管見妄語」(週刊新潮)の「国家百年の誤り」である。テキストにしたものがないのでコラムをスキャンしたものを掲出する。(下の画像を2度クリックすると拡大されます

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とくに最後の「文学、芸術、数学、理論物理など、実用に役立たぬ分野の栄える国だけが技術革新を成し遂げてきた」とあるところを再三再四、熟読玩味してもらいたい。

「維新分裂」大歓迎

安倍晋三首相は14日夜、都内のホテルで維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長と約3時間にわたり会談した。菅義偉官房長官、維新顧問の松井一郎大阪府知事も同席した。このニュースを聞いた時、維新の松野頼久代表と先ごろまで維新の共同代表だった江田憲司の名前がなかった。そこでピンと来たのだが、橋下市長ら大阪派はついに維新分裂に踏み切ったのである。

会談の中身は公表されていないが、地方の首長相手に首相の「3時間」という異例の直談判である、安保関連法案への協力、憲法改正への共同歩調が含まれていたのだろう。果たして首相との会談から一夜明け、橋下市長はツイッターで猛烈な民主批判を発信した。

「維新の党は民主党とは一線を画すべき」「民主党という政党は日本の国にとってよくない」「維新は民主党とは決定的に違う」――。

これが、「野党再編」路線と言いつつ民主党に擦り寄る松野・江田執行部路線への決別でなくて何なのか。干された江田憲司前代表は15日の講演でさっそく「維新は民主党であれ、自民党であれ、連携していかない」と独自路線を強調。安全保障関連法案に関する修正協議を否定し、法案に「反対する」と明言した。はっきり分裂含みである。

ブログ子は江田憲司が大嫌いである。サツ回り記者の嗅覚で、この手の顎が突き出てベタッとした顔はペテン師に多いせいもある。メディアでは顔つきで人を批評してはいけないことになっているので、ここは訂正するとして、江田憲司が、政界入りしてからの裏切り、内紛の張本人でありつづけ、中で懐柔した議員を引き連れて新党立ち上げては他の党に恩を着せて潜り込むという政治行動が嫌いなのだ。

当初みんなの党に所属していた江田氏は渡辺喜美氏の党運営などを批判。自らに同調する議員とともに新たに「結いの党を結成した。ブログ子は父親のミッチーこと渡辺美智雄議員には2度ほど赤坂の議員宿舎に招き入れられ、サンマかイワシを自ら焼いてごちそうしてもらったことがある。その時そばで今と同じ顔でニコニコしながら受験勉強していたのが喜美氏である。人が良すぎた。

みんなの党は一時ブームでかなりの議員を当選させた。渡辺氏の「個人商店」とも言われたが、その党勢拡大には渡辺氏の力にかなりの部分を依存していた。だが脇が甘かった。8億円をある社長から借り入れて「子分」の選挙資金などの面倒をみた。ところがこの金の使い途が問題になり、説明責任が果たせなかった。

だが、そのとき江田氏は、親分を非難した上、渡辺氏がえいえいと発掘・擁立した議員のうち15人を引き連れて、党を飛び出し「結の党」をつくった。渡辺氏からみると、自らが育てた所属議員を江田氏に奪われたことになる。いわば、踏み台にされた形だ。8億円の何分の一かを面倒見てもらった恩義があるはずなのにそこは連中知らん顔で新党に駆け込んだ。

i維新と結いの党合流当時のの江田憲司代表(右)と橋下徹大阪市長

i維新と結いの党合流当時のの江田憲司代表(右)と橋下徹大阪市長

「結の党」15人を手土産に今度は維新の党に接近した。維新の党には代表や共同代表をつとめた石原慎太郎・現次世代の党最高顧問がいた。石原氏は合流にあたって、自主憲法制定の文言を政策合意に盛り込むことにこだわった。だが、江田氏は自主憲法制定ではなく憲法改正にとどめるよう頑強に抵抗。結局、橋下氏が江田氏に同調し、石原氏は党を飛び出さざるを得なくなった。つまり、江田氏は憲法問題についてハードルを設けることで、もともと基本的な政策の違いから不協和音があった維新内の対立をさらに誘発させたのである。

こうして維新の党共同代表におさまった。橋下共同代表は大阪都構想に専念してやがて負けるのだが、江田氏にとってこれは好都合だった。橋下氏の影響力をできるだけ削いで、国会運営などで主導権を握ることができるからだ。彼が維新の党に接近した理由は選挙である。

結いの党の結党に参加した議員のうち、衆院の小選挙区で勝ち上がってきたのは江田氏(神奈川8区)自身と柿沢未途氏(東京15区)の2人のみ。あとは渡辺個人商店で金と地盤の面倒を見てもらった輩ばかりである。次の選挙で負けるのは目に見えている。江田氏が維新との新党結成を急いだ理由はそこにある。橋下氏のネームバリューと維新の地盤は魅力だったのだ。

その後の江田氏の行動を見ると、維新に所属する国会議員や地方議員の多くを自派に取り込むことに専念してきたきらいがある。さすがの橋下氏も住民投票後の5月末の記者会見で「次の人たちにバトンタッチして、やってもらっていかないと。個人商店じゃないわけですからね」と述べ、12月の任期いっぱいで「ただの人」になることを宣言したものの、次第に維新が江田氏の影響下に置かれていくことを危惧したのだろう。気付いたら自らの周辺から人が去ってしまっていたということにもなりかねない。みんなの党の渡辺氏がそうなってしまったように…。

そうした心の葛藤を見透かした安倍首相が声を掛けたのだろう。(どちらが会談を呼びかけたかまだ公表されていない)。維新分裂へまっしぐら、と見た。江田がいない維新なら大歓迎である。

盲導犬、飼い主守ろうとバスの前に飛び出し重傷

韓国MERSは死者が14人にもなった。患者を運んだ救急車の運転手まで感染したというのだからいやはや。労働者派遣法改正案をつぶそうとする民主、共産両党は委員長をボコボコにした。ブログ子は3年毎に雇い替えすればいつまでも「ハケン」を使い続けられるこの法案には大反対だが、安保法制では辻元清美らが足を引っ張り失言を引き出すことばかりに狂奔し、まるで旧社会党に先祖返りした民主党の馬鹿さ加減には憤激‏している。

日本記者クラブにノコノコ出てきた河野洋平と村山富市の自虐談話コンビが互いに讃えあったとか、山崎拓元自民党副総裁と亀井静香元金融担当相、藤井裕久元財務相、武村正義元官房長官の4人の「過去の人」が、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制の整備について「国民は納得しておらず、大きな禍根を残す」と反対の姿勢をアピールしたとか、本来なら、こうした爺さま連中の時代錯誤をからかうところだが、もっと大事なニュースを目にした。

盲導犬と聞くと我が家の3人はそれだけでうるうるするのだが、盲導犬が飼い主を守ろうとしてバスの前に飛び出し主人を守ったというニュースである。こちらの方が心を打つではないか。しかも我が家にいた「エディー」と風貌がそっくりである。
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米ニューヨーク州で盲導犬が飼い主を守ろうとしてバスの前に飛び出し、はねられて重傷を負う事故があった。盲導犬は動物病院に運ばれ、快方に向かっている。

CNN系列局のWCBSによると、8歳のオスのゴールデンレトリバー「フィゴ」と、目の不自由な飼い主のオードリー・ストーンさん(62)が8日に道路を横断していたところへ、小型スクールバスが接近してきた。

目撃者によれば、ストーンさんの右側を歩いていたフィゴは、とっさに反対側に回ってストーンさんとバスの間に飛び込んだという。

 

主人を守ろうとして重傷を負い手当てされるフィゴ

主人を守ろうとして重傷を負い手当てされるフィゴ

フィゴもストーンさんもバスにはねられ、フィゴは足などにけがをした。ストーンさんは手足や頭部を負傷してコネティカット州の病院で手当てを受けている。

目撃者は事故直後のフィゴの様子について、「ひどいけがをして3本足でしか立てなかったのに、それでもまだ飼い主に寄り添おうとしていた」と
話した。

ストーンさんは「あの子に感謝している。あの子がいてくれて、そして一緒に助かってくれて良かった」と安堵した様子だった。

フィゴが入院している病院では、ストーンさんの姿を見せて声を聞かせればフィゴの回復も速まると考え、ビデオ電話を通じて面会させる計画を立
てているという。(CNN.co.jp 6月10日(水)12時4分配信)

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MERSを止められない韓国の「うどん屋の釜」

韓国の保健福祉省は10日、中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)感染者が13人増え108人、このうち死者は2人増えて9人になったと発表した。5月20日に初めて感染者を確認してから約3週間で100人を突破した。隔離対象者は3000人に上っている。
朴槿恵大統領の後手対策に非難がたかまり、14日から18日まで予定していた米国訪問の延期を発表した。「国民の安全が最優先であり、国内で国民の不安解消に努める」と、もっともらしいコメントを出したが、国民の43・3%が「朴大統領の責任が最も大きい」と非難している。

政府は10日から全国の病院で、すべての肺炎入院患者を対象に、MERS発生病院を訪れたことがないかの聞き取り調査を始める。ソウル市などではMERSウイルスの検査も実施。MERS感染者を見落としていないかを点検するのだそうだが、遅すぎる。発生が確認されたのは先月29日である。韓国政府は「ウイルスは国内で変異しておらず、確認されたのはすべて病院内での感染で、押さえ込める」と発表していたが、今や3次感染者まで広がり、全国拡散の心配も出てきた。

なぜこうも急激に拡散したのか。昨年2人の感染者を出したアメリカは水際で食い止めた。4日から数日で隔離したのに比べ韓国では16日後である。南西部全羅北道の男性(59)は5月末、症状が出た状態で4日間にわたり3病院を訪れ、計約360人と接触した可能性がある。加えて保健当局が感染者が出た病院名の公表を手控えたことから拡散した。

感染者の暴挙も輪をかけた。先月29日に韓国・ソウルから香港を経由して広東省恵州市へ渡航した韓国人男性が、現地の病院でMERSへの感染が確認され、強制隔離処分を受けた。男性は感染の疑いがあるとして病院から勧告を受けていたのを無視して中国に渡航した。韓国保健当局は関連機関への連絡をスムーズにできず、出国を許してしまった。また、男性は入国の際、「患者との接触はない」などと虚偽説明をしていたという。

韓国人の行動も行動だが、政府もどうかしていて、韓国外交部の関係者は、「男性の行為はあくまで個人的なもの。中国政府に正式に謝罪することはないだろう。もし逆の事態が発生しても、韓国政府は中国に謝罪を求めることはない」と発言したので、今度は中国人が怒った。ネットには「この事件で、韓国人は低俗で卑劣な民族だということを思い知らされた。道徳心というものは無いのか」という書き込みが相次いだ。

米ミネソタ大学のマイケル・オスターホルム教授は、「MERSのようなウイルスが病院で簡単に広がることは、医療スタッフは良く知っていることだ」と、韓国の医療機関のお粗末な対応に首をかしげる。WHOでMERSを担当するピーター・ベン・エンバレック博士も、1人が数十人に感染させる“スーパー伝播”は「病院の感染制御が不十分な時に、最も容易に起こる」と指摘している。

韓国政府の対応への批判もある。これだけ拡散したのに、韓国の保健福祉部長官は「国のイメージ」を気にして、政府のMERS危機段階を「注意」にとどめていることにも批判が高まっている。ロンドン大学のアラムディン・ジュムラ教授は、「ソウルに懸念すべき兆候がある」と韓国政府の対応の遅さを指摘し、「韓国政府はできるだけ早く、関連データを外部機関に提供し、国際的な専門家の支援を受けるべきだ」と述べた。

物議をかもしたNYタイムスの漫画

物議をかもしたNYタイムスの漫画

不手際続きのなか、米ニューヨーク・タイムズが掲載した風刺画が物議を醸した。7日、「韓国でMERSが発生」というタイトルの風刺画。北朝鮮の金正恩第1書記と兵士2人が国境警戒所を視察中、国境の鉄柵付近を荷物を持った人が3人歩いているというもの。金正恩第1書記は「韓国でMERS流行」と書かれた紙を手にしており、双眼鏡を持った兵士が「脱北者たちが戻ってきています」と報告している。

これが日本のメディアなら激昂したろうが、アメリカとあって、韓国内では「海外メディアが遠慮なくMERS問題を風刺している」と控えめな反発があがった程度だった。逆に朴槿恵大統領が防疫関係者を激励に出かけた写真には批判殺到した。

wor1506050042朴大統領は5日、患者が治療を受けているソウルの国立中央医療院を訪れ、医療スタッフを激励、「本当にご苦労様。MERS終息に力を尽くしてほしい」などと述べたというが、その際に撮られた写真()が、医療スタッフ2人は全身が防護服に覆われ、マスクもしっかりと着用をしているが、朴大統領はそれらはまったく身に付けていない。韓国のネットユーザーは「マスクが品切れで、朴大統領に回す分さえもなくなったのか?」とひやかした。「セオル号」転覆事件では遺族を見舞ったものの怒声に恐れをなし早々に引き揚げたのと同じで、国民の慈母というポース優先、格好づけばかりの姿勢が見透かされているのである。韓国の世論調査会社「ギャラップ」は5日、朴槿恵大統領の支持率が前週から6ポイント急落し、34%になったと発表した。レームダック化が進む一方である。

※表題の「うどんやの釜」は 地口(じぐち)の一つ。 饂飩屋の釜の中はお湯ばかりであることから、「湯ぅ」を「言う」に掛けて、口で言うだけで何もしないこと。

旅客船転覆事件にみる中韓の技術力

中国中部・湖北省を流れる長江(揚子江)で1日夜に456人乗りの大型客船「東方之星」号が転覆し400人以上が行方不明となっている事故。
転覆して船底が上向きになっている客船をクレーンでつり上げ、180度回転させて元の位置に立て直すというので、中国の技術力が試されている場面なので注目していた。

事故は4日夜、発生から72時間が経過した時点で、中国交通省の徐成光報道官は、「生存者の可能性がないとの総合的な判断の下でクレーン作業を行うことが可能になった」と捜索打ち切りと船体の引き上げ作業開始を宣言。それから一夜のうちの突貫作業で、5日午前には水面下で船体の立て直しをほぼ終了、青い客室の屋根が水面に現れた。驚くべき早さである。

一夜のうちに浮上した「東方之星」号

一夜のうちに浮上した「東方之星」号

中国では、防災計画などないから、事件は想定されていなかっただろうし、訓練が実施されたこともなかったと思う。それなのに前日までに、転覆した船が流されないように固定したうえ、数百キロ下流の上海から呼び寄せたのであろう2隻のクレーン台船を横付けさせ、ダイバーが潜って船体に3本のワイヤーを掛けた上で、水中で船体をひっくり返し、上向きにしてそろりそろりと引き上げた。作業ぶりをコマ撮りした動画を見たが、船体の傾きを見ながら水平に微調整して、同時に水抜きをしながら引き揚げていた。早朝に浮上するや救助隊が入り各船室を叩き割り(夜間で鍵がかかった部屋が多い)遺体を収容し、一気に死者の数は8日までに431人となった。乗船していた456人のうち、これまでに14人の生存が確認されたが、11人が依然として行方不明となっている。

救助隊員がスマートホンで現場を背景に記念写真を撮っているところが暴露されたり、遺族を近づけずに追悼式をやったり、駆けつけた李克強首相の陣頭指揮ぶりばかりを報道する官製メディアに乗客遺族の憤激が爆発するなどいかにも共産党独裁国家らしい強引さが目立ったが、批判など顧みず一挙に片付けたのは見事なものである。

そこで比較されるのが1年前の韓国の「セウォル号」事件である。300人以上の死者・行方不明者を出した旅客船「セウォル号」は同じようにひっくり返った状態で海中にある。遺族からの強い抗議をうけ、朴槿恵大統領は、さっさと船体の引き揚げを約束した。これがどれほど難しいことか、また韓国は高度なサルベージ技術を持ち合わせていない。隣の日本はその技術を持っている。でも反日で、日本を外してイタリアなどに発注するのだという。現在100億円と見積もられる費用は資材をヨーロッパから運ぶからへたすれば倍額かかるであろう、とはこのブログでも書いたところである。

事故当時、真っ先に掛けつけていたクレーン船数隻の姿があったが出番はなく、まもなくどこかに消えた。要するに手が出せなかったのだろうが、今に至るも自国で処理できず欧米に頼らざるをえない韓国は、中国のこの素早いサルベージ技術をさぞかし複雑な思いで見守ったに違いない。金もかかるヨーロッパのサルベージ会社より近くの中国に頼ったほうが安上がりであるが、メンツばかり重んじる韓国にはたしてそれができるかどうか。海流の流れが早い、船体が中国より大きい、など「言い訳」材料は多々あるにせよ、自国にその技術がないことだけははっきりしている。

伊勢・志摩サミットに決定 首脳は痛風に要注意

会場予定の志摩観光ホテルクラシック=三重県志摩市

会場予定の志摩観光ホテルクラシック=三重県志摩市

安倍晋三首相は5日、ドイツで開かれるサミットに出発する際、来年日本で開かれる主要国首脳会議(サミット)を三重県の伊勢・志摩で開催すると発表した。「日本の美しい自然、豊かな文化、伝統を世界のリーダーたちに肌で感じて味わっていただける場所にした」と述べた。

志摩観光ホテルクラシックが5月8日から耐震補強、改装工事に入ったと聞いた時から、ははん決まったなと思っていた。洞爺湖サミットをみてもわかるが、近年は警備上の面から侵入路が2,3本しかないところが選ばれていることからもまずは妥当なところだ。広島を有力視する新聞もあったが、なにかと政治的発言をする広島や長崎、それに沖縄などは(既開催地だが)例え候補に上がっていてもダメだったろう。なにより、各国の随伴閣僚やスタッフがいるから1カ国で大きなホテルの2フロアぐらいを使う。近くに大きな宿泊スペースがいるのである。伊勢・志摩がうってつけの理由だ。

ブログ子は新聞社に入った新人時代最初に配属されたのが三重県の津支局で全県を走り回ったからこの辺りをよく知っている。火星ちゃん(常陸宮)が結婚されたとき華子さんと新婚旅行に伊勢志摩旅行された時は着任何日目かと言う時で名古屋から近鉄電車を追いかけて、鳥羽国際ホテルでは沖を行く祝賀の漁船パレードに手を振る写真を本社に電送した。東京五輪では聖火リレーを追って東奔西走したし、昭和天皇や皇族 、首相などの伊勢神宮参拝のたびに伊勢に駆けつけたものだ。

離任してもなにかと縁があり、当時有名なグルメホテルだった鳥羽国際ホテルからはたびたびお呼びがかかり東京から駆けつけた。そこで表題の「痛風」の話になるのだが、ある時ホテルが海の幸、山の幸で贅をこらした料理を出すというので出かけた。伊勢海老はじめすぐ近くで穫れる高級魚中心と、ほんの近くの産地である松阪牛の刺し身やステーキの肉料理中心の2コースだという。海のものはホテル前に浮かべた磯船で、肉料理はメインのダイニングで食べる。1泊2日の予定なので、一度に両方のフルコースを食べることにしたのがいけなかった。

何しろ伊勢海老にしろ松阪牛にしろプリン体テンコ盛りである。東京に戻って東急電車に乗っている時に発病した。痛いのなんの、革靴など履いてられなくて脱いで両手に持ち、靴下姿で渋谷をソロリソロリと歩いて医者に駆け込んだ。

サミットが開かれるのは鳥羽国際ホテルから数キロ離れた賢島にある志摩観光ホテルクラシックである。「東の魯山人、西の半泥子」と称された陶芸家であり地元三重県で一番の百五銀行頭取をつとめた川喜田半泥子が暮らした津市の山荘の木材を運んで建てたというホテルである。地元「志摩市」というのはブログ子も馴染みがない。平成の大合併でできた市で、浜島町・大王町・志摩町・阿児町・磯部町の5つの町が合併して生まれたところで個々の旧町名を聞くと赤銅色の漁師や海女の顔が思い出される。

良いロケーションである。なにより醜悪な中国とか韓国とかの姿がないのがいい。

ホームレスの名演奏

ホームレスの男性が駅構内のピアノを演奏、その美しい調べに通行人が感動の涙を流して動画にアップしたところ多くの人が共感、住まいを提供しようと寄付が集まっている。
4646861汚らしい格好をしたホームレスの男性、アラン・ドナルドソンさん(26)は、いつも人々から冷たい目で見られ、侮蔑の言葉を浴びせられていた。英ニュー・カッスル・アポン・タイン中央駅構内に現われた彼を警官は追い払おうとしてたほど。だが、そこに置かれていた1台のピアノの前でアランさんは立ち止まると、おもむろに「エリーゼのために」や「月光」を弾き始めた。
https://www.youtube.com/watch?v=TJJi5GJno_c&feature=player_embedded
その卓越した演奏と聴く人の心を揺さぶる旋律に、人びとは立ち止まり思わず感動の涙を流したという。その場にいたユーザーがアランさんの演奏をスマートフォンで撮影、その動画を自身のフェイスブックに公開したところ、多くのユーザーがこれを再生し、アランさんは瞬く間にネット上の有名人物となった。

アランさんの元同級生と名乗る人物は、この動画を見て「彼こそ真の天才ピアニストだ」と感激。アランさんに住まいを提供するため、ネット上に専用サイトを立ち上げて、世界のユーザーに広く寄付を呼びかけているという。
寄付を呼びかけるサイトは以下。

http://www.gofundme.com/v4vpq2as.

寺社に油かけた男の素性

金山昌秀

金山昌秀

奈良や京都、千葉の寺社などに油のような液体がまかれた事件に絡み、米国在住で東京都内に拠点があるキリスト教系の宗教団体幹部の疑いが強くなり、千葉県警は建造物損壊容疑で逮捕状を取った。このうち、奈良県内の複数の寺社でまかれた油の成分が奈良県警の調べで一致、さらに、奈良県内の6寺社と京都の東寺、千葉の成田山新勝寺などの防犯カメラに、油をまくような不審な動きをする男が映っていていずれもレンタカーで寺の近くに宿泊した不審者情報などから男が浮かんだ。

テレビでは「NY在住の日本人医師」とされるが、神社仏閣に油をかけるなど日本人としては異常な行動ぶりで当初から大陸系の人物ではないかと噂されていたが、帰化した韓国人だった。韓国に多いキリスト教系カルト教団の教祖で、除霊のため油をまいていた。

逮捕状が出たのは、IMM(インターナショナル・マーケットプレイス・ミニストリー)というキリスト教系宣教団体を2013年に創立した金山昌秀(52)。IMMのサイトや講演会パンフレットによると、

「東京出身。17歳で主イエス・キリストと個人的に出会いクリスチャンとなる。神からのクリスチャンドクターとしての使命を受け、東京の駒場東邦高卒業後すぐに渡米しウイスコンシン大学医学部、メイヨークリニック医学部大学院チーフプレジデント婦人外科専門医課程修了、ミネアポリス市で開業医経験の後、NY子宮内膜症センターを解説。2006年以降は毎年全米で子宮内膜症不妊症分野でトップドクターのひとりとして選ばれる。現ジョンズホプキンス大学医学部客員研究員,NYマウントサイナイ医学部産婦人科臨床助教授。祈りを通して主イエスキリストによる多くの癒やしと奇跡が起き、今は世界中から子宮内膜症や難病患者が来られる。最新の高度な卓越したテクニックを持ちつつ、神の声に従い全人的な癒しをクリスチャンドクターとして世界中の患者さんに提供している。共和党議員からなる医療改革委員会の顧問でもある。ノルウエーやヨーロッパの教会からの招待で癒しの講演も開いている。2011年の東日本大震災以降は主から度々日本に遣わされ、リバイバルの働きに従事している」

このての「肩書」はどこまで本当かわからないことが多く、あとから「?」符がついてまわるものだ。本人が出自について触れているくだりがる。これは本当だろう。

「私は在日韓国人として東京で生まれました。自分は何人なのか長い間アイデンティ?ーの葛藤に苦しみました。そのような私が本当のアイデンティティーを見出したのは留学先のアメリカのことでした。自分が日本人なのか韓国人なのか、よくわからない存在でした。それから間もなく、ちょうど井戸においてイエス・キリストがサマリアの女と一対一で出会ったように、私も生けるキリストに出会い、『私達の国籍は天にある」というすべての人を包み込むスピリチュアル・アイデンティティー』を発見することができたのです」
IMMサイトでは金山氏の説教動画も公開されている。また、「IMM決起集会の報告」というページには以下のような記述がある。

「日本の霊の戦いでは、ここ2年間、立山、石鎚山などに行きましたが、先日 ”日本の君”の所に行き、主に語られた霊の戦いを終えることができました。3回目は九州、4回目の今年5月には、のろわれた城、灯台、のろいの石、怪物のいる洞窟(九州)、このような場所からのろいが出てくるのです。」

日本各地には「のろいの地」があり、彼はそこから出てくる「のろいの霊」と戦ってきた。「”日本の君”の所」という言葉が指しているのは、京都御所、あるいは皇居か。城や寺社に油をまいたのも、その一環だったというのだが、理解に苦しむ教義ではある。

新宿区の花園神社の近所にある純福音教会という、韓国の創価学会と呼ばれる新興宗教が彼が最初に行った教会でそこで開眼したという。現在、地球村教会という新興宗教の教会を経営していて、これは典型的な韓流の新興宗教だそうだ。

油のような液体がまかれる被害は今年2月、世界遺産・二条城(京都市)で最初に確認され、3月以降は東寺(同)や東大寺(奈良市)、成田山新勝寺(千葉県成田市)などで相次いだ。警察庁のまとめでは、5月7日までに14府県43カ所で確認されている。これだけ長くアメリカにいるのならグリーンカードくらいは持っているのだろうから、さっさと日本のパスポートを取り上げてしまうことだ。

繰り返す「バター不足」は農水省の畜産無策

農林水産省は、2015年度もバターが不足する見通しとなったため、10月までに約1万トンのバターを緊急輸入する。2015年度のバターの生産量は6万4800トンで、需要量を7100トン不足する見通しだからという。14年度も1万トンのバターを緊急輸入したが、国内メーカーとの調整がうまくいかず、全国で家庭用バターが不足した。数年前には北海道の酪農家が牛乳を捨てている写真が流れたばかりである。愚かなことを何度繰り返すのか。

食料自給率の面から見ても、目標(カロリーベース)を50%から45%に引き下げたばかりである。これは、民主党政権が2010年にパンや麺などに加工する米粉の生産を、約1000トンから20年度に50万トンに増やすなどの計画を立てた。兼業のコメ農家などにも補助金を一律で配る戸別所得補償制度を導入し生産を促す考えだったが、行き詰まったため下げたのだが、1万トン輸入で更に自給率達成は困難になるというのに、民主党はもちろん立案にあたった役人も誰一人として責任をとらない。

バター不足の原因は3つある。

①農水省の減産指示
2008年にもバター不足が起きたが、これは農林水産省が、国産バターが余っているからということで、2007年にバターの減産を指示したことによる。その後もバター需要が減るという予測を立て、国産バターの減産を指示し続けたが、予想に反し国内のバター需要は減らず深刻なバター不足を招いた。

②酪農家の減少

名称未設定 1円安により飼料価格が高騰し、2013年から1年で3倍にまで上昇し、さらに最近では1ドル=125円。ほとんどを豪州などからの輸入に頼っている現状では採算がとれなくなった。加えて酪農は、過酷な肉体労働であること、今後もTPPなど海外の「外圧」の影響を受けやすいことに嫌気がさした酪農家が後継者不足と相まって、高齢の酪農家が次々に廃業していること。

③乳製品の生産順位

乳製品の生産順位の問題が大きい。生乳の中で一番高く売れるのは牛乳用で、酪農家の方も真っ先に牛乳用として出荷する。だから未だに牛乳不足は生じていない。その次がヨーグルトやチーズで、余ったものがバターになるという図式である。それぞれに助成金の問題もついて回る。

バターメーカーと市場任せになっていて彼らから見て価格が安いバターは取り残される、ということである。現に2015年4月には雪印メグミルクが、バターの値上げを実行している。

とりわけ農水省が出している“チーズ補助金”の仕組みが偏りを大きくしている。「農水省は数年前から国産チーズの増産を謳い、『チーズ向け生乳供給安定対策事業』として、チーズ製造に関わる業者(乳業メーカーや酪農家)に対して、2分の1補助を始めた。また、チーズ向け生乳に対しても補助金(チーズ向け生乳に対して1リットル15.41円)が今年4月から恒常的に支給されるよう正式に制度化された。こうしたチーズ生産用に前年を大きく上回る生乳が回されていることが「バター不足」の元凶といってよいのだ。

ブログ子の大学の運動部の仲間には畜産専攻の友人が何人もいた。彼らの必須に「卒業製作」というのがあってバターやチーズ、アイスクリームからハム、ソーセージまで一からつくる。おすそ分けでお相伴したが市販のものよりはるかにうまいのである。流通させるとどうして味が落ちるのか門外漢のブログ子にはわからなかったが、バター不足の原因ははっきりわかる。役人の無能、無策である。

我が家の女性2人は、バター不足などどこ吹く風である。フランスの「エチレ」というバターがおいしいといって国産バターには見向きもしない。おかげでこのメーカーの木製のバケツ型容器が山になっていて、砂糖入れや歯ブラシ入れにまでなってあちこちにある。国産バターを食べるのはブログ子一人、食料自給率の危うさは身近である。

昨日の読売新聞に「官邸に嫌われたら、出世できない」と中堅役人のボヤキ記事があった。内閣人事局制度がスタートして全省庁のキャリアの査定を握るようになって、人事権を握る官邸の反応を役人たちが気にしているというものだが、今回の「バター不足」のような役人の失政には、官邸がキャリアといえども首を取るようにしたらどうか。

TVのスイッチを切る議員

ブログ子は国会中継をよく見る方だが、登場すると即スイッチを切る議員が何人かいる。辻元清美民主党議員、江田憲司前維新の党共同代表、志位和夫共産党委員長、福島瑞穂社民党副党首‥他にも与野党にわたるが、その理由を挙げている紙幅がないからやめるが、まあ、どなたにもわかるだろう。

その筆頭にあげた、辻元清美議員に、安倍首相が28日の衆院平和安全法制特別委員会で「早く質問しろよ」とヤジを飛ばした。陳謝しておさまったがまあそれも織り込み済みだろう。

plt15052800社民党時代「ソーリ、ソーリ」で名を売ったが、福島瑞穂党首との「女の闘い」に破れ民主党に駆け込み、福島党首から「理念より権力に近寄る方を選択する人」といわしめた。とにかくこの人はテレビに写ることと名前を売ることだけに専念していて、いつもテレビカメラに入る位置に座っていることで有名だ。

今国会では民主党は「答弁が危なっかしい」とにらむ中谷元防衛相に質問を集中させる戦術で、この日も「ソーリ、ちょっと待って。中谷大臣に聞いてるんですから」 「ダイジン、自分の言葉でしゃべってください」「ダイジンにお聞きしているんですよ」。安倍首相が手を挙げて発言しようとすると、辻元氏が「ダメ」と制する図式が続いていた。 同時に首相に対しては「答弁が長い」として可能な限り避ける作戦に出て、委員室にストップウオッチを持ち込み「3分を超える答弁があった」と牽制するなど足を引っ張ることばかり。

加えて、この「ソーリ」おばさんは「機雷掃海を実施すれば日本はテロに巻き込まれる」などとアホな“安保論争”を公言するから安倍首相が「早くしろよ」と苛立つのもよく分かる。しかも「ソーリ」おばさんの数分前には民主党の質問者として、長島昭久元防衛副大臣が立ち、安保政策の基本方針を「おおむね首肯したい」と賛同した上「政府は広い視野で取り組んでもらいたい」とエールまで送っているのである。

安保法制を巡っては党内が分裂していて民主党はまとめられないのだが、そのまま国会に持ち込んだ形で 与野党から「同じ党の2人とは思えない」との声が漏れていたのである。テレビ中継を見ていた人の多くは、尖閣での漁船衝突事件で無様な対応をした民主党政権時代を思い出したことだろう。今も続いていたら、とゾッとするが、ルーピーやイラ管がいたら東シナ海はグレーゾーン化されていた可能性が高いのだ。

またも「おかしな判決」

東京都立高校の入学式や卒業式の国歌斉唱で起立しなかった筋金入りの元教員22人が定年になった。都教委は平成15年10月、卒業式などで国旗に向かって起立し、国歌斉唱することを義務づけ、従わない教職員は服務上の責任を負うとする通達を出した。

原告らはこれらの職務命令に従わずに戒告などの懲戒処分を受け、再雇用を申請したが不合格となった。

都教委はこんな「左巻き」は再雇用しないことにした。当たり前のことである。

ところが東京地裁(吉田徹裁判長)は25日、再雇用が定年後の生活安定を目的にし、希望者の9割以上が再雇用されていることから、「教員が再雇用を期待するのは合理的な理由がある」と言及。「不起立は不合格にするほどの違反ではない」とした。その上、ご丁寧にも、都に約5374万円(1人当たり約211万~約259万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。

司法記者クラブで会見する原告たちと弁護団

司法記者クラブで会見する原告たちと弁護団

判決後に会見した原告団代表で元教員の泉健二さん(68)らは「都教委の行ったことはひどいものだと認めてもらった」と述べた。一方、都の中井敬三教育長は「判決は大変遺憾なことで、内容を精査して今後の対応を検討する」とコメントした。

先月、福井地裁の樋口英明裁判長が関西電力高浜3、4号機の再稼働差し止めを命じる仮処分を決定。その理由として「原発は100%の安全性、ゼロリスクでなければいけない」とした時にも「おかしな裁判官が国を滅ぼす」と、このブログで書いたばかりである。

地裁というのは時々おかしな判決が出るところではあるが、幸い、上級審で「まとも」に修正されるものである。 同様の再雇用拒否をめぐる訴訟では、1審判決が元教員への賠償を命じたが2審で逆転敗訴。23年に最高裁で敗訴が確定している。

同じような結末を迎えると思うが、それまでは22人とその支援者の「勝った、勝った」の宣伝戦が続く。うんざりである。

安らぎと癒しを与えてくれる「セラピー犬」の写真29枚

高度に訓練された犬もそうでない犬も、犬たちが持ち合わせているセラピー(安らぎと癒やし)の能力は大変なものがある。

イヌばかりでなく ネコも他のペットもそうなのだが、以下に紹介するセラピー犬として活躍する29枚の写真を見ると、何年か前に亡くなった我が家のゴールデンリトリーバー犬「エディー」や.フラットコーテッドリトリバー犬の「アナスタシア」(アーチャ)は、我々家族の方が癒やされていたことに気づくのである。

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ブログ子の馬術部の先輩で同じように馬が持っている能力に注目して「セラピー・ホース」でいろんな施設を巡回している方がいるが、その効果たるやなまじの薬など足元にも及ばないという。   以下はセラピー犬の活躍場面集。

http://izismile.com/2015/04/17/therapy_dogs_are_four_legged_miracle_workers_29_pics.html

01 リハビリセンターで病気のおばあちゃんに抱っこされるのが大好きなピーチ。

02 子供たちを助けるスーパードッグ。

03 子供たちの読書をサポートする図書館犬のミア。

04 ボストンマラソンの爆弾テロの後、患者を慰めるレトリバーのルターとルーシー。

05 ときには路上でセラピー。

06 いくつかの大学では、実家に最愛のペットを残してきた学生たちのストレスを和らげる役目の犬たちがいる。

08 兵士のPSTD(心的外傷後ストレス障害)を癒すセラピー犬。

10 体の一部を失った兵士のリハビリも、精神面からサポート。

11 アフガニスタンの戦場で兵士とキスをするセラピー犬、ゾエ。

12 高齢者たちを癒す愛らしいブルドッグ。

13 ラングレー空軍基地のモリー。

14 アメリカ・メリーランド州で非営利で行われている、必要とする人々への治療サービス。

15 忠実な犬がそばにいるだけで、心が救われることも。

16 ライト・パターソン空軍基地病院のレイシー。

17 プエルトリコの子供病院の人気者、シベリアンハスキーのメロディ。

19 ジェントル・ジャイアントとは、この犬のこと。

20 この2匹がいるおかげで、子供たちも歯医者を恐れません。

21 めったに笑わないトレチャーコリンズ症候群の女の子を笑顔にする、ゴールデンレトリバーのホーガン。

22 ザンダーは盲目のパグですが、悲しい人を見つけると第六感を発揮して励まします。

23 グラウンドゼロで、数週間もの間、愛とケアを必要とする人々を慰めた、セラピー犬のティクバとソフィ。

24 銃乱射事件に遭遇した子供たちを慰めるために、やってきたセラピー犬。

24 犬の頭をなでるだけでも、ストレスを解消してくれる効果があります。

28 バーウィン学校でセラピー犬として10年働いたKobeの引退パーティ。

29 レッドは老人ホームでお年寄リに寄り添うのが仕事。