ドジ犬特集

空中でフリスビーをキャッチする、瓦礫に埋まった被害者を嗅ぎあてる、匂いをたどって犯人にたどり着く・・・テレビなどで紹介されるのはいつも「素晴らしい」犬たちの活躍ぶりだ。しかし、実際はそうではなくダメ犬が結構いるのは犬を飼った人ならわかるはずだ。そして、そこがまたワン公の魅力でもあるのだ。

名称未設定 1我が家のゴールデンリトリーバー犬「エディー」はボールを投げるといち早く飛んで行く。だがそれより早くフルスピードで駆けつけてワンバウンドしたボールを空中でキャッチするのがフラットコーテッド犬の「アーチャ」だった。横取りされてバツ悪そうに横を向く「エディー」の表情がたまらなくおかしいと家族で笑ってたものだ。だがある日、それが加齢による運動能力の衰えからくるものだと知って、たまらなく申し訳なく思ったものだ。

世の中にはそうしたダメ犬、ドジ犬の瞬間を愛する人がいて、せっせとYouTubeなどに投稿してくれている。「Dogs Failing」検索するとわんさと見つかるのだが、その一つが下の動画だ。(下のURLの画像の「▷」クリックでスタート)
http://useloos.com/mediaplayer/?itemid=35885

裁判官は「常識」の基本に還れ

法には自然法と実定法があって、実定法には成分法と不文法があり、不文法には慣習法と判例法がある・・・と法学教室の講義だが、門外漢のブログ子の理解は少し違っていて、自然法は「常識」で成り立ち、法律をいじくりまわして判例第一に作り上げられたのが「実定法」と思っている。何でもかんでも行政の責任にしたり親や会社の管理・監督責任にする近頃の裁判所に一石を投じた最高裁判決だったと思う。

事故の概要図(朝日新聞から)

事故の概要図(朝日新聞から)

元になった事故は、愛媛県今治市で2004年2月に発生。当時11歳の小学6年男児が放課後の校庭で蹴ったサッカーボールがゴールを外れ、高さ1.3メートルの門扉も越えて道路に転がった。バイクで走行中の80代男性がボールをよけようとして転び、足を骨折。約1年4カ月後に入院先で肺炎で死亡し、遺族が約5000万円の賠償を求めた。

民法は、責任能力のない児童らが違法行為で他人に損害を与えた場合は親などの監督者が責任を負うとしている。1、2審は両親の監督責任を認め、2審・大阪高裁は「ボールが道路に飛び出す危険がある場所ではボールを蹴らないよう指導する監督義務があった」と約1100万円の支払いを命じた。

これに対し最高裁小法廷は「男児の行為は校庭の日常的な使用方法として通常」とした上で、門扉はゴールから約10メートル離れ、校庭と道路との間には幅1・8メートルの側溝もあり、「ボールが道路に出ることが常態だったとはみられない」と述べた。

さらに「親の日ごろの指導はある程度一般的なものとならざるを得ない」と指摘し、「両親は男児に、危険な行為に及ばないよう日ごろから通常のしつけをしていた。両親が事故を具体的に予見できる特別な事情もうかがわれない」と結論づけた。

責任能力がない子供や精神障害者らの行為を巡る訴訟で、監督者が責任を免れた例は過去にほとんどない。そうした中で、最高裁は「通常は危険が及ばないとみられる行為で偶然に事故を起こした場合は、具体的に事故が予見できるなど特段の事情がない限り、責任は負わない」との初判断を示した。その上で親を敗訴とした2審判決を破棄して原告の請求を棄却。親の逆転勝訴が確定した。

新聞各紙ともこの判決を歓迎していて今後大きな影響が出ると見られている。例えば愛知県で07年、認知症の男性(当時91)が徘徊中、JR東海道線の駅の構内で列車にはねられ死亡した。JR東海は男性の家族に、列車の遅れに伴う振り替え輸送費などの損害賠償を求めて提訴。二審・名古屋高裁は、同居の妻の監督責任を認めて約359万円の賠償を命じたケース。

今回の最高裁判決を当てはめると「監督義務者の責任について、徘徊をすれば何らかの危険があるという抽象的な危険の予測ではなく、具体的に線路に入り込む危険性を予想できたかが問われることになる」(この裁判の弁護士)とみる。

     ◇

◯2002年4月 宮城県大河原町で小学生2人が公園でキャッチボールをしていた際、ボールが別の小学生の胸に当たり死亡。裁判の結果、一審は2人の両親に計約6千万円の賠償命令。二審で計約3千万円の支払いで和解

◯2008年9月 神戸市北区でマウンテンバイクに乗った小学生が坂道を下っていて、衝突された女性が寝たきりの状態になった。裁判での一審では母親に9500万円の賠償命令。二審で確定

こうした判決は今後見直されることが必至だろう。一方何でもかんでも行政の責任にし、行政も税金という市民の金なのに自分の腹が傷まないせいか、唯々諾々と支払う風潮も改めるべきだ。例えば「大津いじめ訴訟」である。

いじめを受けて2011年に自殺した大津市立中学校2年の男子生徒(当時13)の両親が起こした損害賠償請求訴訟をめぐり、両親と被告側の同市との和解が3月17日、大津地裁で成立した。地裁がいじめに対する学校側の不適切な対応や市の賠償責任を認定したうえで和解勧告を行い、両親と市側の双方が受け入れを決めた。

 和解条項は、教職員が自殺を予見できたのに防げなかったことや、自殺後も学校と教育委員会が調査に消極的だったことなどに対して市が両親に謝罪する▽市は再発防止の取り組みを継続する――などの内容。賠償金は4100万円相当で、すでに支払われた災害共済給付金2800万円を除く1300万円を市が和解金として支払うとされた。

越直美市長は「他の都市も見習ってほしい」というが、加害者の親の責任をもっと追及すべきではないか。事件後隣の京都市にさっさと転校させたり、メディア批判を続けるなど親の監督責任などどこ吹く風である。こういう輩にはどしどし請求すべきなのだ。

ブログ子は関西の私鉄沿線の駅そばに住んでいた。時々だが人身事故が発生した。鉄道法では電車の遅延や損傷など損害賠償請求できることになっているが、残された遺族の悲しみの上に更に金を請求するのは忍びないいと、裁判など起こさなかったものだ。それに引き換え線路に立ちった認知症患者の妻に何千万円も損害賠償請求(判決では減額)したJR東海などブログ子に言わせれば「人非人」である。

裁判官は向後「常識」と「人情」にしたがって判決を下してもらいたい。

こんな淫乱校長聞いたことない

神奈川県警少年捜査課などは8日、フィリピンで女児とのみだらな行為を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、横浜市金沢区富岡西、同市立中の元校長、高島雄平容疑者(64)を逮捕した。同課によると、26年間で延べ1万2660人の女性をフィリピンで買春、自宅から写真約15万枚が発見された。

1万2000人開春の高島雄平元校長

1万2000人開春の高島雄平元校長

逮捕容疑は、平成26年1月1日ごろ、フィリピン・マニラ市のホテル内で、13~14歳の女子児童とのみだらな行為をデジタルカメラで撮影し、データを保存したとしている。「間違いない」と容疑を認めている。

同課によると、高島容疑者は昭和63年~平成26年のまでの26年間で延べ1万2660人の女性をフィリピンで買春。インスタントカメラやデジタルカメラで行為を撮影し、女性ごとに番号を振っていた。高島容疑者の自室からは、写真約15万枚が発見された。「1割くらいが18歳未満だった」と供述しているという。

高橋容疑者は、昭和63年4月マニラの日本人学校に3年間勤務したことがあり、帰国後も年に3回フィリピンに出かけるようになり、買春を行っていた。

横浜市教委によると、高島容疑者は75年に教員採用された。複数の市立中で教諭を務め、2011年3月の定年退職までに3校の副校長、1校の校長を歴任。12年4月から今年3月までは公益財団法人・横浜市教育文化研究所に勤務し、教育情報誌の編集長を務め「教育実践報告3 フィリピンで学んだ教育の原点」なんていうレポートも発表していた。

◇ ◇ ◇
ネットでは「性職者」とか「絶倫校長」などと揶揄されているが、「6年間で延べ1万2660人」とはただごとではない。家族はおらず未婚で独身。ひたすらフィリピン通いに精を出していた。しかし単純に割り算しても年間487人の買春である。異常としかいえない。記者会見した横浜市の林文子市長は「怒りを隠せない。大変に遺憾」と唖然としたようす。

ブログ子の取材経験ではわいせつ事件というのは新聞社を含めてあらゆる会社、官庁で起こっている。それもエリートだろうがサラリーマンだろうとあるのだが、教師と僧侶というのが存外多数を占めている。記事にしなかったが複数の蓄妾であわや露見寸前になった校長や、新橋の芸者を囲っていた僧侶を知っている。

淫乱元校長も「仕事のプレッシャーが強かった。倫理観のタカが外れた時、より開放感を味わえた」などと話しているようだが、プレッシャーなどどこの職場でもあるもので、年金その他で他よりも優遇されている教員のプレッシャーなどしれたものである。それにしても現役時代から定年後に至るまで26年間バレなかったのが今になって露見したワケは何だったのか。

新聞社の横浜総局長をした縁で神奈川には後輩が何人かいるので聞いてみようと思ったが、やめた。チェック能力など昔からなかった市教育委員会のゴタクを聞いたところで仕方がないと気づいたから。「今後二度とないように努めてまいります」なんて返事聞いたところですぐ類似のケースが出てくることだろうから。

自国の教科書に自国の歴史観を盛るのは当たり前

 文部科学省は6日、2016年度から中学校で使われる教科書の検定結果と新教科書の内容を公表した。 社会科では全教科書で竹島と尖閣諸島が取り上げられ、「日本固有の領土」などと明記された。北方領土を含む3つの領土について中学社会の全教科書で記述されるのは初めて。歴史的経緯を含め詳しく説明しており、学校での領土教育の充実が図られそうだ。また、東日本大震災は全教科書の過半数で扱われた。

 社会科では、地理、歴史、公民、地図の教科書20点すべてで北方領土に加え竹島と尖閣の記述が登場した。これまで扱っていた分量を倍増させた教科書があるなど、記載が一気に充実した。

下を向かない別所浩郎駐韓国日本大使

下を向かない別所浩郎駐韓国日本大使

韓国外務省は竹島を日本の領土と記述した教科書が合格したことを「挑発」と強く批判し、趙太庸第1次官が別所浩郎駐韓国日本大使をソウルの外務省に呼んで抗議した。 韓国外務省報道官は同日、「日本に責任ある役割を果たす意志がないことを表している」と批判する声明を発表した。

 声明は、日本政府が歪曲された歴史観を子どもに教えることは「過去の過ちを繰り返すことを示している」と主張。歴史問題をめぐる近年の抗議発表の中でも厳しい表現を用いた。(共同)

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韓国の反応はいつもの通り「餓鬼のヒステリー」である。自国の教科書には自分たちの歴史観を盛り込むのはあたりまえだということが韓国には通じない。例えば韓国の教科書を見てみたら良い。ハングルなど読めないし見たくもないから人づてだが、従軍慰安婦から日本の資金で成し遂げた「漢江の奇跡」がどう書かれているか。

ところでこのことを取り上げたフジテレビ「みんなのニュース」に登場した産経新聞の久保田るり子記者(ブログ子の後輩です)が面白いことを言っていた。韓国は何かというと日本大使を呼びつけては多くのマスコミの前で抗議するのが大好きだそうで、その際、大使がちょっとでも下向くとバシャバシャとシャッターが切られ、翌日の韓国紙には「頭を垂れる日本大使」の姿が大きく載るのだそうだ。

そういうトリックを別所浩郎駐韓国大使は心得ているようで上の写真のように、毅然と前を向いていた。あまり頭を上げ過ぎるとこの児戯に等しい国では「傲慢だ」と言うのだろうから、このくらいがいいあしらいであるようだ。

「バカチョン」考

plt1504030024-自民党の谷垣禎一幹事長は3日、大阪府議選と大阪市議選の応援のため大阪市内で行った街頭演説で、差別的表現を用い、直後に「不適切だった」として撤回し陳謝した。

谷垣氏は維新の党が推進する「大阪都構想」について「維新は『官邸や自民党本部が賛成しているのに大阪府連は反対している。ばかだ、チョンだ』という議論を言っているが、言い過ぎではないか」と述べた。

この直後、谷垣氏は「不適切な発言をし、不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ない。おわびして、撤回する」とのコメントを出した。

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「チョン」は韓国・朝鮮人への差別的表現に用いられることがあり、谷垣氏は発言を撤回したが、野党からは批判と驚きの声が上がった。維新の党の柿沢未途政調会長は記者会見で、「大変品位のある谷垣氏の言葉とは、にわかに信じがたい」と批判、民主党の岡田克也代表も会見で、「注意深く発言する谷垣氏らしくない」としつつ、「不適切発言であるのは間違いない」と指摘。共産党は「発言を撤回したのは当然だ。関係者へのおわびもあってしかるべきだ」とのコメントを出す騒ぎに。

今では「差別用語」として定着しているので、言い訳すればするほどおかしくなる。ここは全面降伏しかあるまいが、つい10数年前まではだれも差別用語として使っていたのではない。「ピンからキリまで」と同じように言葉に勢いをつけるための「チョン」だろうくらいにしか思われていなかった。少し考える人でも「チョット変な人」くらいの意味だと思っていたのではないか。

それが証拠に、「バカチョンカメラ」が大ヒットした時発売元の大手フィルムメーカーは広告に使おうとしたくらいである。関西では朝鮮人の蔑称で「チョン公」などと使うのでわりに敏感だが、関東ではそうではないから、プレスリリースに堂々と「バカチョンカメラの決定打」だったか、フレーズの詳細は忘れたがA4の紙の真ん中にこの言葉が印刷されていた。

おりしも部落解放同盟による言葉狩りが全盛期に入っていて、遠藤周作がエッセイで使った「隠亡」とか、芸能記者が自虐的に書いた「士農工商芸能人」がやり玉に上がり、あわや糾弾の対象にされかけた。ブログ子はそのとき編集責任者として折衝にあたったのでよく知っている。岡山の全国大会に「招待」され、炎天のなか最前列に座ったりして同盟幹部と手打ちにこぎつけた。他の全国紙もいろいろやり玉に上げられていた。今も部落解放同盟の全国大会の開催記事がベタながら各紙紙面の片隅に載るのはその時の和解の条件である。

ついでながら、この時「茶筅(ちゃせん)」が差別用語であることを幹部から教えられた。いわれは知らないがあの岩波書店の広辞苑には(3版まで)確かに差別用語と明記されていた。「こっちは茶筅ですから」と差別糾弾の先頭にある人たちが言うのである。

こうした動きをよく知っていたので、そのうち「バカチョン」が浮上してくると思ったので、そのフィルムメーカーの広報責任者にこうした経過を説明した上で以後新聞、テレビの宣伝文には決して使わないように「忠告」した。T広報課長はその後の大騒ぎをみて改めてこの「忠告」に感謝したのだろう、わざわざ社を訪ねてブログ子に礼を言って帰った。ために最近まで同社の広報関係の宣伝物は宅急便やメールやFAXで逐一届けられてきた。2、3年前に女性の広報担当に変わって、過去をを知らないのだろう、ようやっと沙汰止みになった。

本当の語源は分からないというのが本当のところだろう。学問的に研究した人もいなかろう。でも今では定着したようで、ゆえに谷垣幹事長のようにさっさと謝るしかないのである。同和関係の議員の多くが社民党から民主党に移っているが、その岡田代表が「注意深く発言する谷垣氏らしくない」とやんわりした表現をしているから、ことを荒らげるつもりはないようだ。またそうあるべきだろう。

「差別」という言葉に異常に反応する人がいる。例えば、産経新聞2月11日付朝刊の「労働力不足と移民」と曽野綾子のコラム。

「他民族の心情や文化を理解するのはむずかしい」として、 日本は労働移民を認めねばならない立場に追い込まれている。そのためのバリアは取り除かねばならない。同時に移民としての法的身分は厳重に守るように制度を作らねばならない。それは非人道的ではない。

 南アフリカ共和国の実情を知って以来、居住区だけは白人、アジア人、黒人と分けて住む方がいいと思うようになった。白人だけが住んでいた集合住宅に、人種差別の廃止以来、黒人も住むようになった。彼らは大家族主義で、1区画に20~30人が住みだした。マンションは水の出ない建物になり、白人は逃げ出し、住み続けるのは黒人だけになった。研究も運動も一緒にやれる。しかし居住だけは別にした方がいい。

というコラムに、朝日新聞と毎日新聞を筆頭に、南ア大使まで動員して「アパルトヘイトを許容している」と産経に抗議、ロイター通信など海外メディアも「首相の元アドバイザーがアパルトヘイトを称賛」といった見出しで報じた。よく読めば生活習慣が違うものは別々に住むほうがうまくいく、といった程度なのだが、以上のメディアはことさらに煽った。朝日新聞の求めに応じて出した曽野綾子氏のコメントはこうだ。
     ◇
 

私はブログやツイッターなどと関係のない世界で生きて来て、今回、まちがった情報に基づいて興奮している人々を知りました。

 私が安倍総理のアドヴァイザーであったことなど一度もありません。そのような記事を配信した新聞は、日本のであろうと、外国のであろうと、その根拠を示す責任があります。もし示せない時には記事の訂正をされるのがマスコミの良心というものでしょう。

 私は、アパルトヘイトを称揚したことなどありませんが、「チャイナ・タウン」や「リトル・東京」の存在はいいものでしょう。

    ◇
曽野綾子氏は他の作家がこうした問題ではひたすら新聞社に「よろしく頼む」と逃げる中でも、ただひとり「一切の抗議は私一人で対応します」という硬骨漢だった。今回も毅然としたコメントで一切の恣意的な「差別問題」は雲散霧消してメディア側のいやらしさだけ残った。

会社でも官庁でも社会のどこでも大なり小なり「差別」はあるものだ。運動会で一着二着と差別するのはいけないという日教組的まやかしが大手を振ってまかり通ったことがあった。今でもそれを守っている学校がある。そちらのほうが異常というべきだろう。

北陸新幹線で金沢まで行ってきたーただし動画で

ブログ子は「撮り鉄」でも「乗り鉄」でもなく、まして「葬式鉄」でもない。子供の頃から電車に乗るとまず運転台近くに立って飽かず鉄路を見ていた。だれでもそうだろうが、久しく忘れていた子供の頃の、あの感覚を久しぶりに味わった。

JR東日本が3月31日、北陸新幹線の運転台から撮影した車窓風景動画「眺めー北陸新幹線」(約2時間)をホームページで公開した。高崎-金沢の下りの風景で、立山連峰などの眺望ポイントや沿線の観光スポットも紹介している。

動画は1月に撮影したもので、新幹線同士の擦れ違いシーンや列車のライトに照らされたトンネル内など、普段は見られない運転台からの景色が楽しめるとあって、早速「乗車」した。

北陸新幹線の運転台から

北陸新幹線の運転台から


  http://www.jreast.co.jp/nagame/

上のURLクリックでスタート。あとは区間ごとに次々と自動スタートする。最初は音声が止められているので自分で音声設定を

ブログ子がいる山墅の最寄り駅は佐久平なのと、新聞社の同僚だった男が宇奈月温泉近くで僧侶をしていたが、20余年前に亡くなった。葬儀に行くべく東京から家内とクルマでえんえんと10時間かけて走ったのだが此度は新幹線「黒部宇奈月」駅と出世していて東京から2時間足らずになったというので、この2駅を中心に運転台からの眺めを体験したのだが、営業前の撮影のせいでホームに駅員以外人影がない。なんだか東京の私鉄のだびれた郊外駅という風情だった。

運転士の指差呼称や線路の継ぎ目を通過するゴトンガタン音、運転士が加速させる転轍音まで入っていて、臨場感は満点。豪雪地帯だけに消雪装置のようなものがあるのも運転台からでなければわからない眺めだ。実際は時速200キロ運転でこれでは映像として速すぎるので「スローダウン処理」がされている。

川端康成も「トンネルを出たらまたトンネルだった」と書かざるをえないほど多いが、それでもよく見ると線路脇には脱線防止用にもう一本レールが敷かれているし、側壁には光ケーブルが走っているのがわかり、電子制御による安全対策の一端も垣間見ることができる。50年間無事故という海外、特に中国から見たら信じられないような安全対策がわかる車窓風景だ。

イギリスは鉄道発祥の地だが日本は懸命にその技術を全国で取り入れた。その国に新幹線技術の輸出が決まり、現地での車両生産も始まる。英国への「恩返し」である。そんなことを考えながら金沢までの光景を飽かず楽しんだ。金沢駅の先にはまだ鉄路が伸びていた。福井、その先の大阪までの延伸がすぐ先にあるようだった。

浪花節だよ、プロ野球は

広島カープが「帰ってきた男・黒田物語」でブレークしている。復帰第一戦となった29日の対ヤクルト戦では、マツダスタジアムは3万1500人を超えるファンで埋め尽くされた。人気アーティスト「B’z」が黒田のために特別に書き下ろした登場曲「RED」が曲がれる中、ゆっくりと黒田博樹投手がマウンドへ向かうと『おかえり』コールが沸き起こった。

「おかえりなさい」コールで喜ぶ広島ファン

「おかえりなさい」コールで喜ぶ広島ファン


スタンドは背番号「15」の赤いユニフォームの波で、黒田の名前がコールされると、スタンド全体から拍手がわき起こり、「お帰りなさい、黒田」の大合唱となった。中継番組の視聴率が、広島地区で平均34・9%を記録した。中継全体の平均は31・8%で、休日の昼間としては驚異的な高数字だった。

ガッツポーズで応える黒田投手

ガッツポーズで応える黒田投手

翌朝の新聞では、「米大ヤンキースから8年ぶりに復帰した広島・黒田博樹投手が先発した。2740日ぶりとなった日本の公式戦マウンドで、ヤクルト打線をほんろう。7回96 球を投げ、5安打5三振1四球、無失点に抑え、07年9月27日・ヤクルト戦(広島市民)以来、2740日ぶりの日本での白星を挙げた」と興奮気味。在京スポーツ紙も軒並み黒田一色だった。

ここまでファンを燃え上がらせているのは、彼の男意気、心意気、そして義理、人情、特に故郷のカープへの恩返しの心情に打たれるからである。日本人大リーガーが元の球団に戻るケースはさほど多くはない。広島に入団した頃は、潜在能力は高いものの未完の投手だった。体も細いし、制球はバラバラ。自らの努力があったのはもちろんだが、加えて我慢強く使ってくれたチームのおかげで、大木に育った。広島が地域に密着し、お金がないため、育成に力を注いできた伝統を持っていた球団だったからこそ、自分が成長したことを、黒田は忘れなかった。

FA権を得ても広島にとどまっていたが大リーグ入りがスポーツ紙をにぎわすようになったとき、当時の広島市民球場外野席に突如、巨大な横断幕が登場した。大きな文字で「我々は共に闘って来た 今までもこれからも… 未来へ輝くその日まで 君が涙を流すなら 君の涙になってやる Carpのエース 黒田博樹」と記されていた。更にシーズン最終登板試合には満員のファンが黒田の背番号15の赤いプラカードを掲げ球場を赤色に染め上げて見送った。後に黒田本人も「あのファンの気持ちは大きかった」と述べた。

昨シーズンヤンキースでの黒田は11勝9敗。日本人メジャーリーガー初となる5年連続2ケタ勝利を挙げた。ドジャーズ、ヤンキースを通じてのメジャー7年間の通算成績は79勝79敗、防御率3.45。3年間在籍したヤンキースが再契約を強く望んだのをはじめ、2008年から4年間プレーしたドジャース、パドレスなどが獲得に乗り出していた。中でもパドレスは今季ヤンキースでの年俸1600万ドル(約19億2000万円)を上回る1800万ドル(約21億6000万円)を提示したと言われる。

その黒田投手は年俸4億円で広島への復帰を決めた。21億円を蹴って4億円。カープファンを泣かせたのは、お金の問題だけではない。入団会見では「年齢的な部分を考えても(2月で40歳)残りの野球人生は長くないと思っていますし、いつ最後の登板になってもいいという気持ちでやっています。一球一球にどれだけの気持ちを込めて投げられるかと考えたときに、カープのユニフォームを着て投げて最後の一球になったほうが、後悔がないと思い、復帰を決断しました」

いずれ引退する日がきても、最後の試合はカープファンの前で投げたいとの思いにファンは泣かされ、球場を真っ赤に埋め尽くした。

◇ ◇ ◇

それに引き換え中日ドラゴンスの落ち目ときたら・・・

今年の開幕戦、いきなり3連敗である。不吉なスタートだが、いつものようになんとか格好のつく程度の成績に落ち着くのではないか。だが昨年から人気の凋落現象は激しく、例えば中日ドラゴンズのホームゲームの試合中継に「スポンサーがつかない!」と民放各社から悲鳴があがっているという。

ドラゴンズの試合は東海テレビ、CBCテレビ、テレビ愛知など地元放送局3社が中心となってそれぞれ年間15試合から10試合を中継する。1試合を放送するには球団に支払う放映権料と中継費用を合わせて約1500万円から1000万円。複数の企業でスポンサーとなるのだから、1社の料金はそんなに高くはないのだがダメ。全国放送ができる巨人戦や阪神戦。パ・リーグでは大谷人気の日本ハム戦はなんとか売り手がつくという。だが、その他のカードはなかなか売れない。

 「ドラゴンズ自体に人気がないんですからどうしようもない」と球団関係者。スポンサーを断ってきた企業のほとんどが『中日の試合は面白くないから』をその理由に挙げている。

 「面白くない試合」-との声がファンの間で聞かれるようになったのは、なにも昨シーズンからではない。落合博満GMが監督を務めた平成15年から聞こえていた言葉だった。

「オレ流」では面白くないんです。落合博満GM!

「オレ流」では面白くないんです。落合博満GM!

あるドラゴンズファンはいう。「落合監督だったときの試合は実につまらなかった。ペナントレースに勝つために-とWBCに選手を出さなかったし、ホームランを打ってもガッツポーズもさせない。ファンサービスする陽気な選手は、トレードに出されたんですから」

落合監督の“ガッツポーズ禁止令”は本当の話。ホームランを放ち、ガッツポーズをしながらベースを1周した選手は、試合後、監督に呼ばれた。てっきり褒められると思ったら「お前はなぜガッツポーズなんかするんだ。あんなものは相手をカッカさせ逆にやる気を起こさせるだけ。勝つためには必要ない。2度とするな!」としかられたという。

 ファンは続けた。「たしかに落合中日は勝ちました。でも試合は面白くなかった。だから監督をクビになったんでしょう。その人がGMになっても、ファンがワクワクするような魅力あるチームを作れるとは思えないんですよ」

 厳しい指摘はファンだけではなかった。昨年11月に地元名古屋のテレビに出演した楽天・星野仙一シニアアドバイザーが「立派なスタジアムがガラガラに見える。何故なのか?(中日のOBとして)しっかり提言しないといけない。考えてみれば、これ(落合獲得)が失敗だった」と発言した。

これは、1986年のオフ、星野監督自らが巨人との争奪戦の末、牛島和彦投手、上川誠二内野手ら4対1のトレードでロッテから三冠王・落合を獲得した。上述の「失敗」とは自分さえそのトレードをしていなければ後の「監督」も「GM」もなければ、いまの暗黒時代も来ていなかったという意味である。

落合GMは井端弘和内野手や山本昌投手ら大物選手には減額制限を大幅に超えた年俸を提示し「イヤなら必要ない」と突き放した。制限いっぱいのダウンを飲んだ選手は18人にものぼる。ルーキーや裏方さんたちも給料を減らされた。総額8億円超のコストカット。落合GMでなければできなかった“功績”だが、ネクラな性格はチームを沈滞させた。

 獲得に失敗したからといって、その腹いせに昨シーズン最多勝(16勝)と最優秀防御率(1・98)の2冠で沢村賞に輝いた選手を「あの程度」呼ばわりしてオーナーへ報告するかと思えば、昨シーズン、球団タイ記録の186安打を放ち、打率はベストテン4位の・318、チームトップの28盗塁をマークした大島洋平外野手の年俸を「君の守備力ではこれ以上出せない」と1775万円増の7400万円(推定)に抑えるなどやる気をなくさせることばかり平気で押し通す。

落合博満の「オレ流」は今に始まったことではない。「勝てばいいんだ」と言いたいのだろうが、満員のマツダスタジアムと並べるとき、ブログ子は「落合はいまだにわかっちゃいないなあ」、と思うのだ。スポーツ紙の編集責任者をしていた時、中日担当を命ぜられた記者が露骨に嫌な顔をしていた。当時から落合は嫌われ者だった。

浪曲師なら「男心に男が惚れて~」とうなるところだ。データ野球なんぞより、義理と人情と大和魂(やまとだましい)がいいのである。久しく忘れていたが、ファンはプロ野球に黒田のような浪花節を求めているのである。

今度は「助けられたネコ」

前回は救助された捨て犬の話だった。今度は「救助された猫」編。幸せなネコがいる一方で、病気や飢えに苦しむ捨て猫や、虐待を受ける猫もいます。千葉では生まれた子猫を生徒に穴を掘らせ生き埋めにした高校教師がいました。

瀬戸内海の「ネコ島」には捨て猫が島の人間より多く増えて「ネコだらけ」になった。ところがこの島に「癒やし」を求める観光客が押し寄せて大賑わい。ついには「日本のCat Island」として外電に取り上げられ、今度は外人観光客が押し寄せようかというもてはやされぶり。

我が家はイヌ派と思われていようが実はイヌもネコも好き。ただ親父と娘がネコの毛アレルギーで喘息を呼びこむもので敬遠しているだけである。実家にはネコがいてこたつの中で日がな一日足を突っ込む大人や子どもの足にじゃれついていた。炭火だったので一酸化中毒の「リトマス試験紙」のような役目も担っていた。スキー宿で泣く長女がうるさいのでこたつの中に放り込んだら中にいたネコに引っかかれて長く傷が残り周りから顰蹙をかったものである。今は3人の娘の母親だ。

車のエンジンルームに入り込み、やけどを負っていたビスケット。右耳以外はきれいいになり今しあわせに。

車のエンジンルームに入り込み、やけどを負っていたビスケット。右耳以外はきれいいになり今しあわせに。


世の中にはイヌ同様に不幸なネコを救助して手当をしている団体がある。ここで救助され、見違えるほど元気になったビフォー・アフター写真をブログで紹介している。こんなにきれいな毛並みをしていたんだと思わせる写真15枚は下記のURLに。

http://labaq.com/archives/51846513.html

用水路から救出された3本足の犬

米・ロサンゼルスで用水路の中でケガをした犬がいる、と動物救急センターに電話が入った。隊員が駆けつけずぶ濡れで川床の片隅で震えている犬を見つけ、ハシゴをおろしてセンターに運んだ。犬は右後肢がちぎれていて他にも内蔵などにダメージを受けていた。

スタッフはこの犬に「ジョーダン」と名前をつけて、懸命に手当を続けた。輸血の傍ら失くした足の手当をした結果、命は取りとめた。獣医が「奇跡だ」という回復ぶりだった。ボランティアに引き取られそこのローラとフランキーという2匹の犬と一緒に遊びながらリハビリを受け、おもちゃのボールの取り合いをするまで回復したのだった。

プールに飛び込んで泳ぐ姿や、3匹で全速力で走る姿が映し出され、「ジョーダンは足は失ったが、希望までは失わなかった」とテロップが出ると不覚にもブログ子はうるうるした。

タネを明かすと、このあとこうした動物を救うために5ドルの寄付をと続く。動物救急センターがその活動記録の中からワンシーンを選んで時々動画をアップする募金活動の一つで、「Dog Rescue」で検索すればたくさんの過去の動画がある。日本にも支部があるようだ。我が家の次女は盲導犬を見るとうるうるして盲導犬協会に寄付しているが、この動画をみたら、ロサンゼルスの送金先をさがすのではないか。

上に紹介したのは「短編」でもう少し長いものを見たい方は下記のURLへ

ホッケが高級魚とは驚いた

シマホッケの半身の干物(手前)とマホッケの干物。ともに高値。

シマホッケの半身の干物(手前)とマホッケの干物。ともに高値。

大衆魚ホッケの値上がりが止まらない。東京・築地近くの干物居酒屋では「のどぐろ開き 1900円」「きんき開き 1900円」「極上縞(しま)ほっけ 1500円」のお品書き。ホッケが店で3番目に高価な魚だ。(朝日新聞)

カメラマンと北海道に取材に出かけた夜、ススキノの居酒屋でカメラマンが真っ先にホッケの開きを注文するので「お前なあ、ホッケというのは下司な魚だ。鮭のルイベとかニシンを食べてからまだ口寂しいときにしょうがない、と食べるものだ」と”説教”して、自分が札幌で4年間学生生活を送った時の武勇伝を披露した。下宿は賄い付きだったが毎日ホッケが出る。予備校生もいて「またホッケか」というので、下宿屋のおかみさん相手に「ホッケ拒否闘争」を展開した。勝ったもののあなただけは出て行って欲しいと下宿を変わる羽目に陥った。

食糧難の戦後すぐ配給時代の放送では「◯◯町ホッケ、△△区ホッケ」と明けても暮れてもホッケで「今日もコロッケ、明日もコロッケ」の歌をホッケに変えて揶揄したものだそうだ。件のカメラマンは「そうかねえ、うまいんだがなあ」と言いつつ、シャケに変えていたのだが、この記事のとおりならブログ子は彼に謝らなければならない。

最近小樽周辺ではニシンが戻ってきたという話をテレビでみた。鰊御殿が建った時代には及ばぬまでも、かなりの漁獲量になり高値で取引されているとあった。昭和30年台に「絶滅」したが、漁師一丸となって稚魚の放流や海に流れ入る森林の手入れに精を出した成果だという。ニシンは積丹半島から稚内の沿岸部で生まれ育ち繁殖する。小樽沖ではニシンが産卵のため浅瀬に押し寄せるときに見られる群来(くき)という、海水が白濁する現象が見られると漁師が涙を流していたが感動的だった。

母のj実家の米沢で疎開生活を送ったが祖父は庭に埋めた壺にニシンを放り込んで腐敗した液を肥料として盆栽にくれてやっていたし、縁側には身欠きにしんが冬の保存食としてたくさんぶら下がっていて、その一つを飼っていたシェパードに見せびらかしたうえ持って逃げたら尻を噛まれた。

ホッケの高値は、主漁場である北海道沖での若い魚の取りすぎや海水温の変化で水揚げが激減した上、米国からの輸入物も漁獲規制で流通量が減ったことが背景にある。水産庁によると、マホッケの漁獲量は、1998年の約24万1千トンから2013年には約5万3千トンと15年で78%減り、過去最低水準だ。国産では干物にできる大きさのものが減り、代わりに輸入物のシマホッケが干物の主力となっている。上述の干物居酒屋店では、輸入物のシマホッケと、国産のほぼ全てを占めるマホッケの2種類があるが、シマホッケの仕入れ値は3年前と比べ、1・5倍。大型が手に入らず、小ぶりのマホッケでさえ990円で、アジやサンマの590円より高い。北海道の釧路市動物園では、アザラシやアシカの餌にホッケを使っていたが、14年10月から入手が難しくなり、アジに切り替えた。1キロあたりの価格がホッケの2倍近いが、なしで済まされないとあって、市は高値対策に約300万円の補正予算を組んだ。

ニシンがたどった道とまったく同じである。馬鹿にしていたホッケがなにやら愛しくなってきた。

ゴルフのカップを4倍の大きさに

欧米でゴルフ人口が減少している。上達することが容易でないスポーツであるのに加え、プレーに時間がかかり、料金も安くはないといった事情もある。米国では、グリーン上のカップを大きくするなど、競技自体を簡単にする改革に着手、人気回復に躍起となっている。来年のリオデジャネイロ五輪で、112年ぶりに正式競技となるゴルフが再び、脚光を浴びるのか注目。

米南部ジョージア州グリーンズボロのゴルフコースで昨年、従来の直径10・8センチから、38・1センチへと約4倍も大きくなったカップを持つ試験コースが一般公開された。日本でも有名なプロゴルファー、ジャスティン・ローズ選手(英国)もこのコースに挑戦、 「(攻める)姿勢が完全に変わった。グリーン近くにさえボールを打てば、バーディーを取れるよ」。

4倍の大きさのカップでプレーするプレーヤー

4倍の大きさのカップでプレーするプレーヤー


 これまで多くのゴルファーをいらだたせてきたスロープレーも、劇的に解消される可能性がある。ゴルフ評論家のジョンポール・ニューポート氏は米メディアで、「(通常4時間前後かかる)プレーが30~45分程度短縮される」と指摘している。

 米国は日本と比べ、割安でプレーできる国として知られている。しかし、過去10年間で、ゴルフ人口が約500万人減少し、現在プレーする約2500万人のうち、今後数年間で2割程度減るとの指摘もある。ゴルフ人口を増やすため、全米各地のゴルフコースでは、18ホールの半分の9ホールだけプレーできるようにしたり、誕生日に「無料プレー」切符をプレゼントしたりするなど、さまざまな工夫をこらしている。

ゴルフ発祥の地である英国や、ゴルフが盛んなオーストラリア、また、バブル時代に盛況だった日本でもゴルフ人口が年々減少し、業界は青息吐息、巨大カップはゴルフを救うか。(3月18日、産経新聞)

◇ ◇ ◇

このニュースに、それ見たことか、そんなこと30年前からブログ子は考えていたのだ、と思ったことだった。

ゴルフ全盛期には年間58回プレーしたことがある。北海道から沖縄、アメリカ・ペブルビーチやハワイの有名コースからオランダの「殺人的に」激痛が走るトゲがあるラフまで「踏破」した。しかし、さっぱりうまくならなかった。理由はわかっている。自分のスキーが我流であるのと同じで、コーチに付くのをよしとせず、他人が教えてもらっているのを横で盗み見るというゴルフだったからだ。最初にコースに出た千葉県のゴルフ場はコンペの挨拶だけの予定が、そのままアイアンとパター1本ずつ持たされて放り出された。

他人も似たようなもので、今をときめく大レジャー施設の会長だが、当時は広報担当役員だった某氏など、毎回90℃左の隣のコースをめがけてティーショットした。運よけりゃ、「どスライス」で林越えで本来のコースに戻ってくる。テニスの松岡修造氏の親父さんは東宝の大御所だが、大雨のコンペで同組になった。水たまりのバンカーに沈んだボールをそのまま水ごと打とうとしたら「こういう時はリプレースしていいんですよ」と教わって何打か得をした。ルールも知らないブログ子だが、えらそうにホームコースも2つ持った。そこの正式ハンデキャップは「22」が最高だった。

要するにド下手なのだが、責任を他のせいにすることには長けていて、なんで「穴」はこんなに小さいんだと当時から疑問に思っていた。ヨッシャヨッシャの角さんも同じ思いだったようで、政治部の記者に聞くと、グリーンに上がった時点で「OK」が出たという。

日本の接待ゴルフ全盛は銀座より安いという一点でブームになった。お得意さんと2,3時間銀座にいる料金で、ゴルフ場ならほぼ一日中「独占」でき、食事から風呂まで一緒だから親密な商談ができる。ハイヤーを差し向けたって銀座より安い。セブンハンドレッド(700)というコースなど、ホールアウトする午後2時頃からロビーにハイヤーの運転手があふれていてバッグとおみやげをトランクに詰め込んでいたものである。

韓国がいまなおゴルフブームで、関門海峡わたってぞくぞくとプレーに来る。すでに九州のゴルフ場は22も韓国資本に買い占められたというので心配する人がいる。なあに、ほっとけばよい、彼の国は技術も経済もレジャーも日本の2、30年後を追いかけている国である。もうすこしするとバブルが弾けてみんな手放すに違いないのである。

昨年久しぶりに八ケ岳でプレーしたら「警察」(110番)どころか「救急車」(119番)であった。もう少し早くカップの穴を広げておいて貰いたかった。

えげつなー 大阪のおばはん

大阪に長く暮らしたので大阪弁の見出しにしたが、多少品に欠けるものの、実利を求める点で人後に落ちないはずの大阪のおばはんが、いつからこんなに「えげつない」(いやらしい)ことになったのかと首をかしげる訴訟だった。

 

訴えられた老舗旅館の女湯(ホームページから)

訴えられた老舗旅館の女湯(ホームページから)


旅館の女湯が廊下から丸見えになっていたため精神的苦痛を受けたとして、大阪府内の30代の女性と60代の母親が、「 関西の奥座敷 」として知られる武田尾( たけだお )温泉の老舗温泉旅館に対し、慰謝料など約200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が13日、神戸地裁尼崎支部であった。佐藤志保裁判官は、「損害賠償請求権が発生するほどの権利侵害があったと認めることはできない」として原告側の請求を棄却した。

 判決によると、女性らは平成25年8月、家族 3 人で旅館に1泊予定で訪問し、午後3時ごろから約30分間、女湯に入浴。入浴後、女湯の向かいの廊下に歩いて渡ったところ、女湯のガラス窓の外に掛けてあったすだれが外されており、女湯の中が廊下から丸見えになっていたことに気付いたという。

 女性らは「裸を見られた可能性が高く、旅館は女湯を外から見られないよう注意するべきだった」と主張、さらに「 盗撮され、インターネットに掲載される恐れもあった。宿泊者に対する義務違反が著しい 」と主張していた。旅館側は謝罪として宿泊費から 1 万円値引きすることを申し出たが、女性らは宿泊を取りやめ、その後、胃痛や不眠を訴え、病院で不安抑鬱状態と診断されたと、診断書をつけて訴え出た。

女性らの代理人弁護士は「 30 分もの間、独身女性が入浴姿をさらされていたことは多大な精神的苦痛につながる 」としていた。一方、旅館側は「 謝罪など、できる限りの対応はした。女湯が外から見える状況になっていれば、すぐに入浴をやめるはず。約 30 分間も気づかないまま入浴していたというのは考えられない 」と争っていた。

この日、佐藤裁判官は、「女性らが入浴した午後3時ごろに廊下を通る人がいたと想定することは難しい。風呂の内部は暗く、窓ガラスには水滴もついており、よく見える状態ではなかった」と指摘。「入浴中に裸を見られた可能性はきわめて低く、女性らの主張は採用できない」とした。

◇ ◇ ◇

あったり前田のクラッカー(少し年代モノだが、大阪でよく使われるセリフ)ならぬ当然の判決で、担当した女性裁判官(名前から判断して)ですら同姓の訴えを「無理筋」と断言したものだ。それにしても大阪人はいつからこんな見苦しい訴訟マニアになったのか。

訴訟大国アメリカでは大統領以下実入りがいいのは弁護士である。飛行機が墜落すると真っ先に現場に駆けつけるのは名刺を持った弁護士で、自分なら一段と高い慰謝料を勝ち取ってみせるとアピールする。日本は幸いにも謙譲の精神がいきていて相手の立場も斟酌するから、まず互いに引いて解決しようとする。おかげで日本の弁護士は軒並み収入が伸び悩み、日本弁護士連合会のまとめによると昨年検挙された弁護士は計101件。初めて100件を超えた。依頼者から預かった金を流用するケースが目立つといい、各地の弁護士会が防止策を急いでいる。弁護士数が急増した一方で、仕事が増えない現状も背景にあるとみられる。

弁護士稼業が成り立ちにくいというのは、日本社会がそれだけ健全だということである。

件の大阪のおばはんに対してネットでは「そんな裸見とうもないワ。こっちが慰謝料欲しいくらいや」と書き込みがあった。そうなのである、この母と娘は大阪らしく「いややわあ、見られてしもうたんかいな。今日のところは見物料タダにしとくワ」くらいにしゃれのめせばよかったのだ。

巣立つ2人に先生が黒板にチョークの力作

卒業式シーズンである。今朝の朝日新聞(電子版)にほのぼのとした記事が載っていた。ブログ子は大阪の私立の小中学校だったが、小学校の担任は6年間同じ先生で、黒板に真四角な枠で角ばった楷書の字を書いた。お陰で教え子は成人してもみな角ばった字を書いた。先生というのはそれほどの影響力を持つ聖職である。

記事では山の学校でたった2人の卒業生のために、白チョークだけで2人の生徒の似顔絵入の祝辞を書いた先生が紹介されていた。子どもにおかしな性教育をしたり政治教育をする日教組かぶれのセンセイがいる一方で、生徒と真正面から向き合う先生もまた健在なのである。記事にはこうある━

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岐阜県飛騨市神岡町の市立山之村小中学校で、卒業する中学3年の2人へのはなむけに、担任の先生が黒板に描いた大きな似顔絵を贈った。中学生3人と小学生4人だけの小さな山の学校。学びやを巣立つ2人の心に、その思いはしっかりと刻み込まれた。

13日に中学を卒業したのは、石橋穂(みのる)さん(15)と沖田裕太さん(15)。卒業式の後、担任の田端剛之教諭(32)が2人を理科室へ案内した。黒板には2人の大きな笑顔。白いチョークだけで描かれていた。

 「すごい。よく似てる」

 「ほくろまで、ちゃんと描いてる」

 驚く2人。少し照れた表情を浮かべ、絵を指さしながらうれしそうに見入った。「持って帰れないから、心の中にとどめてください」。田端さんが声をかけた。

 理科の先生で絵を本格的に学んだことはないが、「家族のような存在」だった教え子たちを最後の日に喜ばせたかった。空き時間を使って2人の写真を見ながら描き、1週間ほどで完成させた。「大きな学校だとできない。喜んでくれてほんとうによかった」

 神岡町の中心街から曲がりくねった山道を約20キロ入った高原に学校がある。2人とも都会からの移住者で、石橋さんは5歳のころに静岡市から、沖田さんは小学4年の時に名古屋市から、一家でやってきた。大自然の中で子どもを育てたいと両親が願ったからだ。石橋さんは6人きょうだい。沖田さんは4人きょうだいだ。

 石橋さんは昨秋あった英語弁論の県大会に「ど田舎」と題してこう語った。

 「山之村はないものだらけ。スーパーもコンビニも信号機もゼロ」。都会がうらやましく、当初、親の考えが理解できなかった。でも、地域の人たちとふれあううちに「不便だからこそ、人々は互いを思いやり助け合って生活している」と気付き、幸せだと思うようになった。

 2人とも「山之村に来てよかった」と胸を張る。石橋さんは薬剤師を、沖田さんは自動車製造の仕事をめざして進学する。

欣喜雀躍、「愛犬と帰還兵」

動画を見ている人はわかるだろうが「帰還兵と犬」というジャンルがある。出征した兵士が多いアメリカならではだが、兵士は1年、時には2年に一度
休暇をもらって帰国する。

その時愛犬はどんな反応を見せるか、というテーマだ。長期間留守にした主人を愛犬は決して忘れてはいない。身体をすりつけ、飛びつき、顔をなめ・・・まさに「手の舞い足の踏む所を知らず」である。

我が家にもゴールデン・リトリーバー犬の「エディー」とフラットコーテッド・リトリーバー犬の「アーチャ」がいたからわかるのだが、その喜びようは全く同じだ。最大の愛情表現はひっくり返って腹を見せながら擦り寄るのだが、その時の表情といったらもう大変。よだれを流して抱きついてきたものだ。

動画にはいろんなワンちゃんが登場するが、見ながらこちらもニンマリしてしまう。もっと見たい人は「Dogs Welcoming Soldiers Home」 で検索するとたくさんある。

馬鹿に付ける薬はない

9日モスクワのシェレメチェボ国際空港での鳩山由紀夫元首相

9日モスクワのシェレメチェボ国際空港での鳩山由紀夫元首相

鳩山由紀夫元首相が10日、親ロシア政府「クリミア共和国」のムラドフ副首相に出迎えられ、クリミア入りした。クリミア入りする前、ロシア国営テレビのインタビューに「クリミアの住民自身がロシアへの帰属を望んだことが、日本ではほとんど知られていない」「米国からの非常に強い圧力で、日本はロシアに制裁せざるを得なかった」などと述べた。

日本政府はロシアのクリミア併合を国際法違反として非難しており、鳩山氏に訪問を断念するよう求めていた。岸田文雄外相は10日の記者会見で「ロシアによる一方的なクリミア併合は認められないとする日本政府の立場とは相いれず遺憾だ」と改めて懸念を表明。「訪問中止に向け、働き掛けを続けていきたい」と強調していたが、それを振りきってのクリミア入りである。首相経験者がロシアのビザなど関連法令に基づいてクリミア入りすることで、日本の立場に誤解を与える可能性もある。政府高官は10日夜、「コメントもしたくない」と不快感をあらわにした。(11日新聞各紙)

長年永田町を見ていて、史上最低の宰相は宇野宗佑、2番手は鈴木善幸と思っていた。ともにブログ子が現役で政治原稿を書いていた頃の宰相だった。私はコレ(小指)で辞めましたと揶揄された宇野は神楽坂の芸者に「もし自分の愛人になってくれたらこれだけ出す」と言って自分の指を三本出した(30万という意味)。鈴木善幸はこれまた就任直後から「暗愚の宰相」と揶揄された。ブログ子はある日のトップ記事に「メザシ土光、ゴルフ善幸」と書いた覚えがある。NHKテレビで毎日メザシで質素な朝食をとる第二次臨時行政調査会の土光敏夫会長のドキュメントが放送された時で、ゴルフ三昧の首相と比べたものだ。

しかしルーピー・鳩山由紀夫と比べるとこの二人など物の数ではない。ブログ子は東京・狸穴にあるロシア大使館には用あって何度も入った事があり、広報部長とは銀座で潰れるまで飲んだ。その広報部長もそうだが、秘密警察KGB(カーゲーベー)要員が館員の半分以上いた。ソ連崩壊と同時にロシア連邦保安庁(FSB)に移行したがやっていることは同じで、今回、モスクワに「馬鹿とハサミは使いよう」と鳩山にクリミヤへの招待を働きかけたのだろう。

四面楚歌で国際的に孤立しているロシア外交にとっては「飛んで火にいる夏ならぬ冬の虫」で、案の定上述のようにロシア側の下書き通りの発言を繰り返している。「憲政史上に残る愚者」(産経新聞の批評)は今回のロシアばかりでなく、世界中で愚行を繰り返してきた。

2012年にイランを訪問した際イランの核開発問題についてアフマディネジャド大統領と話し合った。イランのメディアはこの会談で、鳩山が「国際原子力機関がイランなどに二重基準的な対応をとっているのは不公平だ」と語ったと報じた。国内外から批判を浴びると、鳩山は「そのような発言はしていない、イラン側の発表は捏造だ」と否定したがあとの祭り。

中国もルーピーを活用した。2013年、中国訪問中の鳩山が沖縄県・尖閣諸島を巡り、日本政府の「日本固有の領土であり領有問題は存在しない」という立場を無視して「日中間の係争を認めるべきだ」と発言した。中国側から吹き込まれたのをそのまま口にしたのだろうが、普段は物静かな紳士である小野寺五典・防衛相をして「理解できない。『国賊』という言葉が一瞬、頭をよぎった」と言わしめた。

民主党の枝野幸男幹事長は10日、「民主党は一切関知するものではない」との談話を出した。枝野氏はクリミア併合に反対する日本政府の立場を支持した上で、「誤解を与え、ロシアに利用される恐れもあり、軽率とのそしりを免れない」と批判した。同じ日に菅直人元首相は衆院予算委員会分科会で質問に立ち、安倍晋三政権が進める原発輸出政策について「国内で安全が確認されていないのに外国に売り込むことを政府が支援するのは道義的に問題だ」と批判した。民主党は昨年4月、トルコなどへの原発輸出を可能にする原子力協定の国会承認で賛成した。だが、菅元首相は体調不良を理由に衆院本会議を欠席し、当時の大畠章宏幹事長から口頭で注意処分を受けた経緯がある。一方では昨年来、韓国のテレビに出演しては原発の「情報の隠ぺい」、「癒着」、「安全神話」について吹聴しまくっている。

民主党はわずか3年の間にルーピー・鳩山とアカン・直人という二人のお粗末首相を「輩出」した。「民主党は一切関知するものではない」という態度で済まされるのか。腹に据えかねた菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で「首相を経験した政治家としてあまりに軽率で遺憾であり、厳しく非難したい」と述べた。また、自民党の高村正彦副総裁も党本部で、(ロシア査証で)元首相が行くことは、日本の立場について国際社会に誤解をもたらすものだ。民主党が鳩山氏を首相にしたことが、在任中だけでなくいまだに国益を害していることについて、少しは責任を感じてもらいたい」とも語った。

あるブログを見ていたら、先のシリア入り希望のカメラマンに対する旅券返納命令のように鳩山のパスポートを取り上げるべしとあった。カメラマンと一つ違うのは、ルーピー・鳩山にはIS(イスラム国)に行きたいという時には即発行する、とある。ブログ子はこの措置に大賛成である。

韓国、米大使への謝罪に大わらわ

テンション民族とは日本人に対して言われる言葉だが、どうして、韓国は数段上を行く。リッパート駐韓米大使が親北団体の金基宗(キムギジョン)容疑者(54)に刺されて80針縫う大怪我をした事件で、大統領以下謝罪と反省に上を下への大騒ぎである。

7日午前10時、ソウルの光化門一帯では、リッパート大使がSNSに投稿した「一緒に行きましょう」という言葉をスローガンに、ろうそく文化祭や扇の舞、バレエ、ナンタ(韓国の非言語パフォーマンス)などの公演を開催。午後3時には「お母さん部隊奉仕団」が米韓同盟の強化を訴える集会を開いた。さらに、リッパート大使が退院する日まで、ソウルの米国大使館前には「祈願団」が立っているという。この記事のコメント欄には、「本当に申し訳ありませんでした」「リッパート大使を愛しています」「韓国人として恥ずかしい。ごめんなさい」などといった書き込みが多く見られた。

同じ7日、韓国人の70代の男性が、こともあろうに犬肉とワカメのスープを持って大使が入院する病院を訪れたものの、病院側から丁重に断られたという。韓国では、犬を食用にする習慣があり、犬料理の店まであるというので世界から非難を浴びているのだが、なんでも犬の肉は手術後の回復に効果があると信じられていて入院患者に犬肉を差し入れる風習があるという。

持参した男性に悪気はないのだろうが、リッパート大使は、ソウル市内の邸宅近くで飼い犬の「グリグスビー」を散歩させるなど、愛犬家として知られている。その人に犬肉を贈ればどうなるかぐらい、少し視野を広げてみればわかることなのに、韓国人というのは自己中心的だから、己の考えが正しいとしか考えない。

与党セヌリ党の金武星(キムムソン)代表に対し大使は「私自身はもとより、米国に対する攻撃だ」と述べた上、「事件を克服し、米韓同盟をさらに強固にする努力を続けなければならない」と語った。駐韓大使だからそれくらいあたりまえのセリフだが、金代表は「大使の毅然さに韓国の国民が感銘を受けている」と大感激、最大野党の新政治民主連合の文在寅(ムンジェイン)代表も大使を見舞いに駆けつけるなど与野党問わず謝罪、謝罪である。

下がそうなら上も負けてはいない。事件の時外遊中だった朴槿恵大統領も9日、中東4カ国歴訪から帰国した直後に空港から病院へ直行した。朴氏は「大使の毅然として豪胆な姿に韓米の国民は感動した。韓米関係はむしろ(事件前より)近くなる機会になった」と話し、また、2006年に自分が遊説中に顔を切られ同じ病院で手当てを受けたことを挙げ、2人の経験は似ているとも話した。朴大統領は暴漢に襲われて60針顔を縫ったが米大使はそれより20針多い重症だから痛さもよく分かるのだろう。

wor1503060030米大使館前には写真のように米韓国旗を掲げた市民団体が謝罪に押しかけて、僧侶らしき人物が土下座して謝るなど、最大級の謝罪のオンパレードである。日本に謝罪を求めるばかりの韓国だが、その万分の一でも日本に配慮をしても良さそうなものだと思う。

おかげでシャーマン米国務次官が「歴史問題をめぐる日中韓の対立は3カ国ともに責任がある」という趣旨の発言をしたことに対し、韓国側が「日本寄りだ」と猛反発するなど米韓関係がぎくしゃくしはじめた時だったが、シャーマンの「シャ」の字も消えた。負い目による「対米配慮」が、強硬な対日政策を軟化させる契機になる可能性がある、とする専門家も出てきた。

とりわけブログ子と同じ釜の飯を食った産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の在宅起訴・出国禁止問題ほど理不尽なことはないから、これを解決してもらいたいのだが、「理屈より反日感情」という国柄を見てきたので、日本には柔軟な姿勢はとらないだろう。

今回の事件に対する漫画チックな韓国世論を見ながら、つくづく難儀な国だなあと長嘆息するばかりである。

米国も見放す未成熟国・韓国

80針縫う大怪我をしたリッパーと米大使

80針縫う大怪我をしたリッパート米大使

5日朝、ソウル市中心部の文化会館で、マーク・リッパート駐韓米大使(42)が刃物を持った男に襲われ、顔と手首を負傷した。大使は近くの病院に搬送されたが右頬からあごにかけて長さ10センチ超、深さ約3センチの傷を負い、約80針を縫う大怪我、あと1,2センチ深ければ命にかかわった。朴槿恵大統領は2006年に遊説中、暴漢によって顔面を切りつけられ、60針を縫うけがを負ったことがある。リッパート大使はそれより20針も多いから痛みもわかるだろう、外遊中の中東から大使本人はじめホワイトハウスに謝罪の電話をかけ回っているようだが、韓国への風当たりは相当悪くなるのは避けられまい。

犯人は政治団体代表、キム・ギジョン容疑者(54)で、動機について「南北和解の雰囲気を阻害する軍事演習への抗議」と供述している。 米韓合同軍事演習の中止と南北対話を要求するデモを米大使館前でも行っていた。竹島の領有権を主張し、日本の集団的自衛権行使にも反対するなど、日本大使館前でも抗議デモを行っている。2010年7月、重家俊範駐韓日本大使(当時)にコンクリート片を投げつける事件を起こし、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けた。

犯人のキム・ギジョン

犯人のキム・ギジョン

これだけのいわくつきの男、北朝鮮に7回も行った親北派、しかも見るからに小汚いヒゲ面男を野放しにして、まったくノーマークでナイフとカッターナイフを持ったまま会場に入れた韓国の警備のデタラメさはこれから糾弾されるだろう。民族主義者に警察も大甘なら司法も同様で、日本大使を襲った男に執行猶予をつけて野放しにしていたのには開いた口が塞がらない。反日ならなんでもOKの国らしい。アメリカの抗議を受けて大統領以下平謝りだが、事件が起きてから責任者の追及や反省をするのはセウォル号事件と同じである。これが日本大使だったらどうだったか、を考えるとこの国のどうにもならない体質がわかろうというものだ。

フランス然り、イギリス、アメリカ、そしてドイツも日本もそうだが、自由と民主主義は血を流して手に入れた。ところが韓国は違う。日本の敗戦という棚ぼたで手中にしたせいで、その国民も大統領も世界の標準からはずれてまったく未成熟なのはそのためであると、ブログ子は考えている。朝鮮戦争で血を流したと言うだろうが、北からの侵略にやむなく立ち上がっただけである。自国ではどうしようもなく、米国中心の国連軍の力で中国と北朝鮮を押し戻し、休戦に持ち込み、38度線で今なお対峙する「交戦国」なのである。

硬直した反日一本槍の朴槿恵大統領に業を煮やしたシャーマン米国務次官が2月27日、ワシントンでの演説で「国家主義者的な感情につけこみ、政治家たちが、かつての敵をけなして安っぽい拍手を浴びるのは難しいことではない。だが、そのような挑発はマヒを引き起こし、先に進むことはない」と指摘した。よく読めば日中韓3カ国を指しているのだが、すねに傷持つ身の悲しさだろう、「アメリカは日本に肩を入れだした」とヒステリックに騒ぎ立てている最中のテロでさぞかし上を下への大騒ぎのことだろう。

日本の外務省がホームページの、韓国に関する欄から「(日本と)自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する」という記述を削除した。韓国がこれらの価値を持ち合わせていない国だと、日本の所管官庁が“認定”したともいえる。韓国政府は反発しているが、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の出国禁止措置を続け、慰安婦問題で日本と日本人を貶めるなど、およそ成熟した民主主義国家とは言いがたい韓国に日本からの「最後通告」だと思えばいい。

今回のテロ事件は、韓国が民主主義国家として成熟していないことを世界に如実に示した点で「意義」がある。韓国外交への負い目となって今後じわじわと「祟り」になることは間違いない。産経新聞・加藤達也前ソウル支局長の出国禁止措置もどうぞそのまま続ければよろしい。世界に韓国の後進性をアピールする生き証人になることだろう。ブログ子は神田で一緒に飲んだこともあるので知っているが、硬骨漢でこれくらいではへこたれない男である。

韓国は様々な局面で 譲歩を余儀なくされるだろう。安部首相ではないが「我が国は常時韓国に門戸を開いている」と声を大にして言いつつ、その実しれっと放っとけばいい。愚かな行いで自分の首を締めているのは韓国なのだから。

「キツツキの背中に乗って飛ぶイタチ」
「発酵した野生リンゴで酔っ払ったリス」

今朝のNHKニュースでもやっていましたが、「キツツキの背中に乗って飛ぶイタチ」というのには驚きました。「ニルスのふしぎな旅」(スウェーデンの女性作家セルマ・ラーゲルレーヴ作)そっくりです。14歳の少年ニルスが妖精によって小人にされ、ガチョウのモルテンやガンの群れと一緒にスウェーデン中を旅する童話ですが、写真で背中に乗っているのはイイズナ(イタチの仲間)で乗せているキツツキはヨーロッパアオゲラ(ヨーロピアン・グリーン・ウッドペッカー)です。

stream_img撮影したのはアマチュア写真家のマーチン・ルメイさん。BBCによると、ルメイさんは3月2日にロンドン近郊のホーンチャーチ・カントリー・パークで妻と散歩している時に、この光景に遭遇したそうです。あまりに面白いシーンなので投稿されたYouTubeではまたたくまに何百万というページビューになっていてルメイさんも「ぶったまげたよ」と驚いているとか。

ブログ子がいる八ケ岳にはアカゲラがたくさんいて、ガラス窓の外のダケカンバでよく虫をほじくっているのですが、写真はそんな悠長なものではなく、実のところイイズナがアオゲラに襲いかかったものの、アオゲラが驚いて背中に乗せたまま逃げ去る瞬間です。そういえばキツツキの目が驚愕でつり上がっています。このあと地上に低空飛行してイイズナは振り落とされたので事なきを得たそうです。

もう一つこの日、同じYouTubeに投稿された「発酵した野生リンゴ(crabapple)で酔っ払ったリス」には笑いました。crabappleというのは野生のリンゴのことで、一部地域ではこれでリンゴ酒を作りますが、小さくて酸っぱいので木に実をつけたまま放置されることが多いそうです。雨にあたって発酵することがあり、リスはこれを食べて酔っ払ったようです。

映像には投稿者の名前などないのですが夫婦の笑い声が入ってて、窓ガラス越しに撮影されたようです。高いところに上がってよろよろと半分落っこちてくるところや、バック転で二転三転するところなど笑ってしまいます。我が家のフラットコーテッド・リトリーバー犬「アーチャ」は梅酒のビンから取り出した梅の実を食べて酔っぱらい、窓ガラスから外にやってくるリスをみようとするのですがずり落ちてよろよろと千鳥足でした。それを思い出して、大笑いして、やがてしんみりしたことでした。

ろくでもないジンバブエ独裁者の誕生祝い

アフリカのろくでもない国、ジンバブエのでたらめぶりはこのブログでも再三書いてきた。1980年のイギリスからの独立時(旧国名ローデシア)から30年以上権勢を振るい、欧米から「独裁者」と非難されているムガベ大統領が91歳の誕生日を迎えそのパーティーの模様が伝えられたのだが、相変わらずのようである。

91歳の独裁者のパーティー。両脇はグレース夫人と娘

91歳の独裁者のパーティー。両脇はグレース夫人(右)と娘

先月28日、世界遺産に登録されているジンバブエ西部の「ビクトリアの滝」近くのゴルフ場で、寄付金で集めたおよそ100万ドルの費用をかけたという豪華セレモニーが開かれ、数千人の支持者が出席、七つの巨大なケーキが飾り付けられ、特別にゾウの肉も振る舞われたという。グレース夫人に付き添われて、91個の風船が空に放たれた。

ロバート・ムガベ大統領は独立以来、中国の手厚い庇護のもと君臨して来たが、昨年6回目の「再選」を果たした。側近を一度に8人粛清したりの強権と、インチキ選挙で。それも選挙資金の大半を中国の香港ダミー企業が請け負っていた。国民からそっぽを向かれ、支持率は数パーセントもない筈な のに、なぜ、多選されるか。理由は簡単で、選挙は毎回不正だからである。 不正選挙、幽霊投票、いつもの投票箱すりかえという出鱈目な選挙だった。

運び込まれたでっかいケーキだと

運び込まれたでっかいケーキだと

この国のインフレ率はかつて史上最悪といわれた2億3000万パーセント!  リヤカー一杯にジンバブエ紙幣を積んでもゴミ箱に捨てられ、コッペパ ンひとつ買えない。ジンバブエで通用する通貨は米ドルである。当然西欧からは非難を浴び、人権侵害や選挙での不正の疑いなどで、渡航禁止や資産凍結の制裁を受けてきた。普通ならとっくに潰れている国なのだが、かろうじて中国の支えで持ちこたえている。今回も香港に登記された「攅石開採公司」から8億ドルの献金を受け(英紙「タイムズ」報道)ての政権維持である。

ムガベ夫妻は香港とシンガポールに豪邸を所有しており、国民が飢えて死にかけても自分たちだけは贅沢三昧。グレース夫人というのが曲者で前夫と別れて、40歳ちかく年齢の違うムガベ大統領と再婚したのだが、内実は大統領が見染めてダンナから取り上げたもの。この前夫はその「功績」で現在、北京駐在ジンバブエ大使である。夫人はコンゴのダイヤモンド鉱山を所有していて、指にはそのでっかいダイアの指輪が輝いている。気が強くてパリやNYで買い物をしている姿を撮影していたパパラッチが追いかけられ、その指輪でバッサリ切られて大怪我をしたこともある。

ものすごいハイパー・インフレだった時代、英国のザ・スタンダード紙の記者が現地のレポートをしたが、「注文したスープが出てきたらすぐに代金を支払う。デザートのプリンを待っている間に(スープの値段は)20%も上がってしまいますから」と書いた。誰も自国通貨を信用しないから米ドル決済だが、2年前に 財政危機はに陥り、「国庫に217ドルしかない」と伝えられた。

お笑い国家なのだがそれでも国家に違いない。東京にも大使館があり外交特権でなにやら怪しげな振る舞い(渋谷で闇賭博場を経営していた某国大使のように)があっても、捨て置かれている国なのである。ジンバブエばかりでなく多くのアフリカ国家が中国の傘下にあることは紛れもない事実である。

こんな残忍な「少年」聞いたことがない

川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、上村(うえむら)遼太さん(13)の刺殺体が見つかった事件で、神奈川県警川崎署捜査本部は27日、リーダーとみられる定時制の高校生(18)ら少年3人を殺人容疑で逮捕した。

この事件の特異性は「生意気だから」とリンチを繰り返していって、カッターナイフ等でめったやたらに切りつけたその残忍な手口である。不良グループはあちこちにいるが、ここまでやるかという残忍さだ。一般の人は少年法の関係もあって新聞、テレビをいくら見ても、背景がわからないと思う。リーダーの少年が弁護士を伴って出頭したと聞いて、その手回しの良さからピンと来たことがある。

ブログ子は新聞社の横浜総局長をしていた時代があり、川崎署は電車内でわいせつ事件を起こした部下をもらい下げに社会部長と連れ立って日参したのでこの辺りを知っている。「かみそん」と呼ばれていた上村さんの中学校は風俗街と在日韓国人街のどまんなかに在り、生徒の半数は在日子弟だという。。

生徒が自殺した大津の皇子山中学校事件もそうだが、日本では事件の背後にあるある勢力のことを知らないとわからないことが多い。もうひとつ各地に点在する在日朝鮮人の集落についてもそうだ。新人記者の頃、その一つ大阪生野区猪飼野に飛び込んで走り回ったが、排他的だがいったん受け入れられると居心地のいいところでもある。、

だからまとまって住んでいるのだろうが、逮捕された3人ははたして全員、そちらの出身である。3人ばかりでなくその恋人に至るまでネットには名前と顔写真が飛び交っている。真偽の程は訴訟維持できるほどではないかも知れないが、ある程度のことはわかるものだ。少年法は新聞が対象でネットには及ばないとはいえ、暴き立てるのがこのブログの趣旨でもないのでかなりの部分伏せるとして、どういう背景にいる少年なのかネットから読み取ってみる。

リーダー格の少年の実家

リーダー格の少年の実家

リーダーの18歳の少年Fは日本名のほか「マイケル」とか「マイケルバウズ」というニックネームも使っていて西洋人のハーフとして振舞っていた。顔は確かに一見、外国人のようみえるが、トラック運転手の父親は普通の日本人で、母親は在日韓国人である。母親は身体に障害があり、息子が逮捕された日に弁護士と息子が川崎署に入ったあと杖をつきながら出入りする姿が見られている。

同時に逮捕されたY(17)は日本姓を名乗っていて下の名も「慎毅郎」と日本風の名前だが、両親とも韓国籍の在日2世。高校一年生の時に事件を起こし、関東医療少年院に入っていたことがある、医療少年院は精神や身体を病んでいる少年が収容されるところだが病名はわかっていない。事件の少し前まで横浜の定時制高校に通っていた。

T(17)も日本姓と「ゲント」という日本名だが、在日韓国人二世で定時制高校の二年。川崎の河川敷は戦後朝鮮人が不法占拠をし続け、川崎市は一世帯当たり2700万円を支払って立ち退いてもらい、すぐそばに高層マンションを割り当てた。そこに両親と三人家族で住んでいて、母親は身体障害者と言われている。恋人の「ミカ」は同じグループにいてこちらも在日韓国人二世でLINEはハングルで書かれていて、2人はTが高校を卒業したら結婚すると周囲に話していたという

イチローは面白い

以前、このブログで野球、サッカー、水泳、、スケート・・・多くの選手に蔓延している「応援よろしくお願いします」という馬鹿のひとつ覚えみたいなセリフを批判したことがある。その悪しきセリフを巡ってイチローがおもしろい反骨精神を発揮している。

米大リーグ、ヤンキースからフリーエージェント(FA)になったイチロー外野手(41)が今シーズンはマーリンズと1年契約で合意(年俸は約200万ドル=約2億4千万円)し、その入団発表が東京まで出向いた球団社長、球団運営責任者、GM、さらに代理人まで出席して行われたときのこと。

「世界のファンに向けてメッセージを」と聞かれ、 「新しい場所に行って、ユニホームを来てプレーすることに決まったが、『これからも応援よろしくお願いします』-とは僕は絶対にいわない。『応援してもらえる選手であるために、やらなければならないことを続けていく』」と言ってのけた。

spo1502250002-p1この伏線があってのことだが、2月25日、フロリダ州・ジュピターでのキャンプインに写真のような自家製Tシャツで現れた。マ軍の球団名の由来となったカジキのかぶり物をした本人らしき少年のイラスト入りTシャツには、平仮名で小さく「♪おうえんしてくださいなんて~ いわないよ じぇったい~」の文字が。

背中には「応援よろしく」

背中には「応援よろしく」

ところが、背中には「応援よろしくお願いします」と太めのゴシック体で書かれていた。しゃれのめしているのである。頭のいい選手だと感心した。

2001年にマリナーズ入りしたイチローは、1年目にア・リーグ最優秀選手(MVP)と新人王を同時受賞。04年にシーズン最多安打の大リーグ記録を塗り替える262安打を放ち、10年まで10年連続200安打を達成した。12年7月にヤンキースへ移籍し、13年8月には日米通算4千安打を達成した。大リーグ通算3千安打まであと156本に迫っている。

レフトでは4番手らしいが、これから順次評価を上げて定位置を確保して欲しい。ブログ子は「じぇったい~」応援したい。

サイトのカウンターが「20万」突破

今お読みいただいているのはブログですが、亭主はもうひとつ「八ケ岳の東から」 というホームページを1999年11月から開設しています。

「20万」突破のカウンター

「20万」突破のカウンター

2月22日朝、このサイトのフロントページに設置しているカウンターを見たら「20万」を超えていました。19万台が昨年6月だったので、8カ月で1万ペースということになります。いつもより遅い感じです。

毎回説明していますが、プロバイダーから提供されているアクセスログ解析によると、このところ1日平均3万から4万ページビューで推移しています。これは「お気に入り」などに登録している人が直接、目的ページに入ってくる方が多いということです。こちらだと、20万アクセは1週間で突破する計算になります。

ブログの方もカウンターはつけていないもののかなりのアクセスがあるようです。アクセス数を知りようがないのですが、昨年など韓国批判を書こうものなら6600ものスパンメールが殺到します(昨年の夏2か月で)これも反応のうちかと思ってます。煩わしかったのですが、技術の進歩のお陰で、外国のサーバーからのものは排除できるようになり、現在はほぼ「ゼロ」です。

許しがたい「沖縄サヨク」

バンザイする外間守吉町長(右から2忍目)ら賛成派

バンザイする外間守吉町長(右から2忍目)ら賛成派

日本最西端の与那国島(沖縄県与那国町)への陸上自衛隊「沿岸監視隊」配備の賛否を問う住民投票が22日行われ、即日開票の結果、賛成が632票で反対の445票を上回った。当初「僅差」という読みもあったなかでは「大差」の勝利で、陸自を誘致した外間守吉(ほかま・しゅきち)町長らも胸をなでおろし、「万歳」する姿には喜びがあふれていた。

しかし、ここに至るまでの「沖縄サヨク」の傍若無人の振る舞いには怒りとともに、なんとか鉄槌を下す方法がないものかと憤激すら感じる。政府は翁長雄志沖縄県知事には会わないようだが、こればかりでなく、仲井眞弘多・前知事時代に政府が上積みした3000億円(内1575億円は県が自由に使える一括交付金)の沖縄復興予算の支給を差し止めるくらいのことをしても良い。

沖縄タイムス、琉球新報を筆頭とする沖縄メディアと社民党、共産党などは有権者わずか1284人のこの島に乗り込みめちゃくちゃな「左巻き」洗脳を行った。

ブログ子は与那国島を「アサギマダラが飛来する島」として知っている。自分のサイトで「驚異の飛翔2200キロ アサギマダラの神秘」を書いているので、かつて島にある「日本最西端の地」という碑の写真がほしいと探したが200ピクセル程の小さい写真しかなくて苦労した。それほどのんびりした離れ小島に、「沖縄サヨク」が大挙して押し寄せた。

反対派が持ち込んだスローガン

反対派が持ち込んだスローガン

右の写真は「自衛隊基地が出来たら米軍もやってくる」という彼らがあちこちに貼りだした横断幕だが、この島にはこんな大きな文字が印刷できるプリンターなどない。沖縄本島でつくって持ち込んだのだろう。こればかりでない、町議会(といっても6人だが)の半分を抱き込んで、選挙権のない中学生41人や永住外国人5人にも住民投票の資格が与えられた。

国政選挙では未成年である中学生はもちろんのこと、成人でも日本籍を持たなければ投票に参加できない。「外国人は国籍を有する国への国防と忠誠の義務を負っており、いわば外国の潜在的兵士だ。日本の防衛にかかわる陸自配備の住民投票に参加させることは大きな矛盾をはらんでいる」(八木秀次・麗澤大学教授)。

自治体が政府の専権事項である安全保障問題で住民投票を行い、外国人にも投票権を与えたことは「憲法違反」と指摘される。住民投票の正当性そのものが問われる問題なのにやみくもに反対票を取り込むことに腐心した。反対派のビラでは、部隊に配備される監視レーダーによる健康被害について、レーダーの電磁波が「私たちをむしばむ」と不安をあおり、「私たちの体は、私たち自身が守らなければなりません」とまでウソを並べ立てていた。実に醜い。

もともとこの沿岸監視隊配備は中国の脅威をにらんだ措置である。太平洋進出を目論んで着々と第二列島線確保を狙っている。100キロ先は台湾ですぐその向こうが中国というこの島の戦略的意味からみて、いざというときには、手近な島伝いに侵略してくることを考えれば自衛隊の配備は遅すぎたくらいである。尖閣でやっと目覚めての措置である。

町の人口減と高齢化が進む中、「160人の陸自隊員と家族を迎えるしか活性化の方策はない」(自営業者)という賛成派の声もあったがそんな目先の問題ではないのだが、ともかく、町民は合理的な判断を示した。

「(前略)若キ婦人ハ卒先軍ニ身ヲ捧ゲ看護婦烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身切込隊スラ申出ルモノアリ。(略)糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ。沖縄県民斯ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」

沖縄戦海軍司令官、太田実少将(自決後中将)が海軍次官宛に発信した電文は以前このブログでも紹介したが、今も読むたびにこみあげてくるものがある。1972年から2011年の間に沖縄振 興費用として日本政府が投じた金額は累計約10兆円にも及ぶが、日本人の誰ひとりとして異を唱えた者はいない。

ブログ子も当然だと思う。でも日本の置かれている現状を見ず、愚かにも「平和」をお経のように唱えるだけで、自らの責務を考えない「沖縄サヨク」をみると、こんな輩に血税を差し出すのが馬鹿らしくなる。もちろんまともな「しまんちゅ」(沖縄人)がたくさんいることは承知のうえである。

アホらし 民主党の国会質問

仕事柄テレビの国会中継はよく見る方なのだが、昨今は野党、特に民主党の質問には馬鹿じゃないかというのが多くてスイッチを切ることが多い。IS対策、経済、どれをとっても今のところ隙がない安倍首相を責めるに事欠いて、重箱の隅をほじくるようなものになるのだろうが、野党の存在価値を問いたくなる。

レベルの低い質問ばかりで安部首相もお気の毒

レベルの低い質問ばかりで安部首相もお気の毒

トップに立った岡田克也民主党代表は19日の質問の冒頭、所得格差を示す「ジニ係数」などを示しつつ、「格差が拡大している可能性が非常に高いとの事実認識を、きちんと受け入れていただきたい」と首相に迫った。「格差」を現政権の攻めどころとみて持ちだした数字だが、首相からは「(事実認識のためには)統計がどういうものか、しっかり把握する必要がある」とあっさりかわされた。

それ以上は踏み込まず今度は昨年末の総選挙の時点で後藤健二さんが拘束された可能性を把握したのに、首相と菅官房長官は衆院選の遊説で、首相官邸を空けていたことを取り上げて「官邸にいれば、もっと早く対応できた」と追及した。無理筋の質問というべきで、これも菅氏に「世耕弘成官房副長官が職務を代行し、問題はなかった」と言われ、そのうえで「(後藤さんの)夫人に『拘束されている』とメールが入ったが、本当かどうか分かっていなかった。拘束されたと心証を持ったのが12月19日だ」と説明した。

なおも岡田代表は「選挙で官邸を空けていた感覚が分からない」と食い下がったが、首相は「危機管理がちゃんとできているかどうか、民主党はそんなことが言えるのか」とやり返したうえで、「法的にしっかりと対応できていた」と強調されるや、鳩山、管というお粗末首相を輩出した手前かそれ以上は言えず、党内からも「首相を追い込めなかった」と不満の声が上がったほど。

20日の衆院予算委員会でトップバッターの前原誠司元外相は冒頭から「極めて品位に欠ける。答弁席からやじを飛ばすのは言語道断だ。厳しく反省してもらいたい」と首相に迫った。これは前日の予算委で首相が飛ばしたやじだった。首相は民主党議員が西川公也農林水産相の献金問題を追及する際、閣僚席から「日教組はどうするの」と指摘したことを指す。閣僚席からのヤジは確かに異例で褒められたことではないので首相は「今後は静かな討論を心がけたい」と釈明。その上で、日教組と密接な団体から民主党議員が献金を受け取っていた事例を挙げ、西川氏の献金と類似しているとして「それをどう考えるのかと指摘した」と伏線を説明した。

これにどういうわけか前原氏は「全く反省していない」と激高。 「開き直って抗弁だ。反省すべきだよ。素直ではないし、器量が小さい」とたたみかけた。「偉そう」とのやじには「何が『偉そう』だ!」と語気を強める始末。 前原氏は首相を「あなた」と呼ぶ場面も。大島理森委員長が「お互いに注意していこうではないか」と引き取っても、前原氏はなお「こんなくだらんことで5分も時間を使うのは情けない…」と吐き捨てた。

ブログ子などは、それはこっちのセリフだといいたい。先の民主党の代表選には出馬せず、勝ち馬に乗って発言権を確保する策をとった前原氏こそ「器量が小さい」と思う。まあ「言うだけ番長」の名をとった人だけのことはある。

同じ20日だが辻元清美政調会長代理の質問にはあきれた。「ソーリ、ソーリ」の昔からこれと福島瑞穂が出てくるとスイッチを切ることにしている。いつの間にか「政調会長代理」に収まっていたようだが、要するに社会党時代これに阿部知子を加えた「女の闘い」がえげつなかったのに加え、テレビを意識した質問が鼻持ちならないのだ

この日も昨年12月19日以降の首相の行動を記したパネルを用意した。ゴルフ、コンサート、ホテル宿泊、フィットネスクラブ、映画鑑賞、別荘宿泊…。日本人殺害脅迫事件をめぐり、後藤健二さんが何者かに拘束されたことを政府が把握した19日以降の首相の対応を批判するための道具だった。

「官邸をあげて対応すべきだった。映画やコンサートは慎み、ゴルフにも行かない方がよい」と“忠告”すると、さすがに首相もムカッときたようで「人質事件は何年も続く場合もある。その間、首相は他のことに手が付けられないのか」と反論した。

辻元センセイなおも、細部まで首相中心に対応すべきだったとの見解を披露すると、首相は「私は大きな方針の判断をする。日々の対応に口を出してはいけない。かつてそんなことがあったかもしれないが、絶対やってはいけない」と述べた。東京電力福島第1原発事故の発生直後に現地や東電本社に怒鳴り込んだ菅直人首相(当時)への嫌みも交えた。

それでもひるむ様子もなく、国内でテロの危険性が高まっていると盛んに主張。「公邸に泊まった方がよい」とも提案した。すると首相は最後に語気を強めて、こう言い捨てた。「一生懸命おとしめようとの努力は認める。だが、日本が危険な国であるかのようなことを言うのはとんでもない。安全な国であることを確保することが私の責任だ。公邸に泊まったら立派な首相なのか」

同じ20日、衆院予算委員会に呼び出したNHKの籾井勝人会長を20分の持ち時間をすべて使って糾弾した民主党の階猛氏もアホらし質問に終始した。

18日の会議でのやり取りを振り返りつつ、「籾井氏が『くだらん』と捨てぜりふを吐いたと聞いた。大変ショックだった。私も、やや冷静さを欠き、失礼な物言いがあったことはおわびするが、あの場での自身の言動は問題がなかったと思うか」と反省を求めた。ちなみに、「『くだらん』と捨てぜりふを吐いた」という発言に対して会場から「その通りだろ」と階氏を批判するヤジが飛んだほど。

籾井氏が自席から答弁席までゆっくり歩いていると腹を立て、大島理森予算委員長に対し「早く歩かせてください」と注文をつけた。たしかに、籾井氏の歩みは国会の「牛歩戦術」のようにも見え、民主党議員から「時間稼ぎだ」とのヤジ。

階氏の矛先は安倍首相にも。首相の答弁を改めて要求。首相はこう答弁した。「放送機関のトップが行った個別の発言について政府としてコメントすべきではないという立場だ」。コメントすれば介入したとなるから当たり前の話なのだが、階氏は「ぜひNHK会長、自分の進退を考えていただくようお願いする」として質疑を終えた。

NHKには性奴隷ものばかり8本も制作した女性ディレクターがいる。定年後もその種の資料館を運営している。誰も注意せず歪んだ番組を作らせたNHK上層部こそ糾弾されるべきである。民主党が質問すべきは、誰がこんな化け物を野放しにしていたかである。ブログ子など久しぶりにまっとうなNHK会長が来たと思っている。ピントの外れた質問はするな。

対決! 犬 Vs 赤ちゃん

ろくでもないニュースばかりだからもっとましなものを、と思って紹介するのが次の動画。赤ちゃんと犬が出会った時どうなるか。危ないと思う人がいるかもしれないが、実は犬がいかにすばらしい生き物かがわかる瞬間でもある。我が家にもゴールデンリトリーバーの「エディー」やフラットコーテッドレトリーバーの「アナスタシア」がいたのでわかるのだが、よちよち歩きの孫娘たちと適当な距離を保ちつつ、大事な生き物である赤ん坊をどう扱うか実によくわきまえている

訳の分からない相手に顔をひねられたりつねられたりしてもじっと我慢している姿は敬服に値する。そんな赤ん坊と犬たちとの「対決」の瞬間を集めた次の動画が楽しい。
Cute Dog & Baby compilation
(上のタイトルクリック、右向き三角クリックで再生)
dog&baby

三権もメディアも歪んだ醜い韓国

加藤達也・産経新聞前ソウル支局長

加藤達也・産経新聞前ソウル支局長

韓国の司法は中国と同じで権力の下僕(しもべ)と言うのは周知のことで、期待はしなかったが、判断理由というのを聞いて、あきれた。

韓国の朴槿恵大統領に関するコラムをめぐり、名誉毀損で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が出国禁止措置の執行停止を求めた仮処分申し立ては、ソウル行政裁判所で棄却された。前支局長の帰国は認められず昨年8月に始まる出国禁止措置はすでに半年の長きに渡っている。

李裁判長は棄却理由として、(1)加藤前支局長は韓国に4年以上生活し、多少、在留期間が延びても耐えられないほどとは言えない(2)加藤前支局長の家族は韓国入国を禁止されていない-などとした。裁判所なら出国禁止措置そのものの是非を論じるべきだろうに、そこは逃げて、本人は4年赴任したからあと少々延びたとこで耐えられる、会いたいなら家族が韓国に来れば良いというのである。権力と世論(メディア)におもねった司法後進国ならでは屁理屈である。

そもそも前支局長のコラムは旅客船「セウォル号」沈没事故当日の朴大統領の行動について、韓国紙、朝鮮日報の報道を引用する形で「噂」に言及し、「真偽不明」と断った上で風評の背景について論じたものだ。当の朝鮮日報はそのままに、伝聞と断って引用した記者を名誉毀損だとする起訴自体が筋も通らない不当なもので、当初は冗談だろうと日本では受け取られていたほどで、日本の司法界でいう「無理筋」である。何が何でも反日で行こうとする韓国の愚かな裁判なのである。

ブログ子は加藤達也前ソウル支局長をよく知っている。OBとなったあとも夕刊フジ報道部にいた加藤記者を誘って神田で何度か飲んだが、取材力もありきちんとした原稿が書けるエースだった。韓国に「囚われの身」になってからは家族の名前が並んだ賀状も届かず、報道で知るだけになったが、毅然とした態度に終始しているのをみてもわかるとおり、醜悪な国に置いておくのはもったいない男である。。

慰安婦問題で「まったくその通りだ」はないだろう

慰安婦問題で「まったくその通りだ」はないだろうに

折も折、その韓国に揉み手をして訪れた政治家がいる。1400人を引き連れて朴槿恵大統領にも面会した自民党の二階俊博総務会長である。13日、朴氏は「今年は(日本の戦後)70年の年で歴史問題が話題になろうが韓日双方が慎重に対処していくことが大事。慰安婦問題では(元慰安婦の女性たちが)生きているうちに問題を解決したい」と、日本側に速やかな対応を求めたのに対し、二階氏は「まったくその通りだ」と述べ、認識が一致したことを明らかにした。この日裁判所の判断が出た、加藤達也前支局長の問題では二階氏が、安倍首相の「日本国民は皆心配している。自由に日本に渡航し家族と会えるようになることを望む」との意向を伝えたが、朴氏は「問題は司法の場に移っており、司法の判断に委ねるしかない」と答えたという。

あきれたものである。慰安婦問題では先に朝日新聞が16本もの過去の記事をすべて誤報と認め取り消した。せめて歴史認識を改めるべきは韓国側であることをいったらどうか。「司法の判断に委ねるしかない」そうだが、韓国では司法は大統領がどうとでもできるようだから、早くでたらめな裁判を止めさせろ、ぐらいは言うべきだった。

長く永田町を観察していて、安部首相になってよかったと思うことの一つが古い自民党の体質にどっぷり使った旧世代、例えば加藤紘一、野中広務、山崎拓などが表舞台から消えたことだ。しかしまだ跋扈しているのが古賀誠、二階俊博の二人だ。 二階氏は2012年12月、衆院議長就任が決まった伊吹文明氏から33人の派閥を引き継いだ。以来、「面倒見がいい」との評判で無所属議員も特別会員として派閥に加えたりして党内第四派閥の麻生派(37人)に迫る勢いを見せている。

自民党は安部首相の音頭で派閥解消を目指しているのだが、どこ吹く風で、今度は韓国についでやはり1000人規模で来月あたりに中国行きを計画している。日本の古い政治家の中には、何百人もの「お付き」を従えて外国を訪問し、その地の権力者と面会することを無上の喜びとする人たちがいる。卑近な例では民主党の小沢一郎幹事長で、140人以上の国会議員を含む600人余を引き連れて、北京を訪ねた。

2009年12月10日、出迎えた胡錦濤国家主席は、国会議員一人一人と握手するサービスぶりをみせた。議員たちは、喜々として握手するため列をなし中国側の「朝貢」外交の図に乗った。議員たちは握手の写真をポスターに選挙を戦ったもののほとんど落選して小沢一郎以下4人。あと一人で政党助成金もらえるというので「生活の党と山本太郎となかまたち」という屈辱的な党名になっているのはご承知の通り。

小沢一郎の「一の子分」だった二階氏だから、そっくり同じ図式を描くのだろうが、みっともないったらありゃしない。次の総選挙が待ち遠しい。

旅券返納命令を受けたフリーカメラマンの愚かな思考

シリアへの渡航を計画していた新潟市のフリーカメラマン、杉本祐一さん(58)に対し外務省が旅券の返納命令を出しパスポートを没収した。邦人の生命保護を理由にした返納命令は初めて。何事も前例主義の外務省にしては踏み込んだ措置で、官邸の主導があったのかもしれない。

「イスラム国」に殺害されたフリージャーナリストの後藤健二さんがシリアに渡航する前、外務省は9、10両月、電話と面談で計3回にわたり渡航中止を要請したが、受け入れられなかった経緯がある。自民党の高村正彦副総裁は、後藤健二さんについて「日本政府の3度の警告にも関わらず支配地域に入った。どんなに優しくて使命感が高かったとしても、真の勇気でなく『蛮勇』というべきものだった」と述べ、二階俊博総務会長も、「今後も自由にどこでも渡航できるようにしていいのか」と述べ、危険地域への邦人渡航に何らかの規制が必要との認識を示していたおりだけに全く妥当な返納命令だ。

無題しかるに、当の本人は毎日のようにテレビに出てきては「現地での取材を自粛するのは、それ自体がテロに屈するということ。憲法が保障する渡航の自由や言論、報道・取材の自由が奪われている」と憤ってみせ「最前線に行かねば住民の苦しみや実情はわからない」とも言っていた。

確かに新聞記者(ジャーナリスト)やカメラマンは本能的に最前線に向かう。ブログ子も新人記者の時、洪水でまさに決壊する堤防に立ち間一髪、消防団員に助けられたり、山火事の取材で山に入り、目の前で「火の塊が尾根を超えて飛ぶ」のを目撃、髪の毛がチリチリになったこともあるが、いずれも決定的な写真は撮れなかった。こういう時は一歩引いて回りの状況がわかるようなアングルを求めるものだということを知ったのは後日である。やみくもに前に出るのは素人とも教えられた。

この人、「北海道の小樽生まれでその後、母親の実家がある新潟県に転居、高校卒業後、職に就いたが馴染めず。職場を転々とした。1994年考えるところがあってフリーカメラマンに転身、内戦中のクロアチアに入り、難民キャンプを取材したのをきっかけに以後紛争地域、飢餓地帯を積極的に写真取材」と自身のブログにある。そこの写真を拝見したが、どうにも迫って来るものがない。観光客のスナップのような皮相的なものが並んでいた。

ブログ子は自分の体験から「人間を撮るのはその目を撮れ。現地の様子は一歩引いて撮れ」とご教授したくなった。前回も書いたが大手メディアは自社から犠牲者を出すのを嫌って、こうしたフリージャーナリストに頼る。NHKにも「後藤さんと親交があった」と語るキャスターや解説委員がいるところを見ると右に同じである。

こうしたメディアにとって危険地域に身の危険を顧みず、取材し映像を撮ってくれるフリージャーナリストは貴重な存在である。映像は、最近の価格で5分10分で300 万から500万でテレビ局が買ってくれる。だから飛び込み行為は跡を絶たない。まず在京のテレビキー局が「一切買わない」と決めればたちまちのうちに、こうしたフリージャーナリストはいなくなるはずだ。

 ご本人は「足を踏み入れなければ、そこで暮らす人々の気持ちを理解できない。我々はみんな宇宙船地球号の一員。無知ではいけないはずだ」と危険地帯で取材を続ける意義を訴える。また、「旅券がなければ失業同然」と、命令を不服として、行政不服審査法に基づく異議申し立てや、国に対して処分取り消しを求める訴訟を起こすことを検討しているようである。

その旅券(パスポート)にはこう書いてある。
「日本国民である本旅券の所持人を通路故障なく旅行させかつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう関係の諸官に要請する」

「必要な保護扶助を与えられない」ところに「飛んで火に入る」輩を阻止するのは、国の親心である。

週刊新潮の名大女子学生の実名・写真掲載を支持する

名古屋市の無職、森外茂子さん(77)を殺害した疑いで名古屋大の女子学生(19)が逮捕された事件で、5日発売の「週刊新潮」が女子学生の実名と顔写真を掲載した。記事は、女子学生の経歴や家族について取り上げた特集。週刊新潮編集部は「事件の残虐性と重大性に鑑み、19歳という年齢なども総合的に勘案した上、顔写真と実名を報道しました」とのコメントしている。

ブログ子は未成年というだけで被疑者の一切の実像を自動的に隠す風潮に疑義を呈してきた。例えば自分のサイト「八ケ岳の東から」では「ブン屋の世迷い言」の「感嘆 光市母子殺害事件の本村洋さん」 のくだりではすべてのメデイアで匿名にされてきた加害者の本名を書き、その理由も書き添えた。

あえて本名を出したのは、少年法と人権の名の下に加害者は「少年A」とされて警察、検察、裁判を通じて一貫してカーテンの陰に隠し通すのに、被害者側には名前はもちろん取り調べ内容も知らせないし、知る術もないという現行の法制度に疑問を感じるからだ。現実に少年「福田孝行」は少年法と判例を熟知していた。一審、二審の流れで「無期懲役」を確信したようだ。しかも日本の「無期懲役」は甘く、早ければ10年もしないうちに出獄できることを知っていて、友人に後の世論を決定的にすることになったあの破廉恥な手紙を獄中から出した。「無期はほぼキマリ、7年そこそこに地上にひょっこり芽を出す」「犬がかわいい犬と出合った…そのまま『やっちゃった』…罪でしょうか」・・・

この事件と今回の名大女子学生の事件ではすこし事情が違ってきている。インターネットが当時と比較にならないくらい普及している。週刊新潮が写真と実名を出す前からも ネット上にはすでにこの女子学生に関する個人情報が流布していた。そうした中で週刊新潮が公表に踏み切った。ブログ子は何でもかんでも暴露する風潮には反対だが、今回その内容をみて公表した週刊新潮を支持する。

14230455100001理由は女子学生の高校時代の写真から事件の背景にあるものが少しわかってくるからである。可愛らしい今風の女性の名前だが、高校時代には、この高校ではリーダー部というらしいが一般にいう応援団の唯一の女学生として活動していた。ガクランをきて髪をバッサリ切りどこから見ても男子学生といった格好である。現在もガクランこそ着てないものの同じようなボーイッシュなスタイルで通している。精神医の診断を待たねばならないが素人にはこの女性には性同一障害があったのではないかとも思える。

ここで思い出されるのは同じく「誰か殺してみたかった」と2014年7月25日、同級生の女生徒を殺害した長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件である。容疑者は継母との会話の中で、猫を殺して楽しいことや殺人願望について語っていた。また小学校の給食への異物混入事件も起こしている。名大生も高校の同級生にタリュウムを呑ませた疑いが浮上している。

佐世保の事件もまたあつい匿名性の陰でわからないことが多すぎる。一方で父親が自殺するなどますます悲劇的な進行をたどっている。少年法は20歳未満の未成年者を、精神的に未成熟な半面、更生の可能性が高いことなどから「少年」と規定。61条では加害少年の氏名や容貌)などを推定させる記事や写真を「新聞紙その他の出版物に掲載してはならない」と定めている(罰則はない)。。もちろん尊重されるべき法律ではあるが、それよりも同じような事件の類似性の中から原因に行き当たるものをさがし出して再犯を止める方が先ではないか。

内閣情報局と自衛隊のテロ特殊部隊が必要だ

最悪の結末となった。前回このブログで人質交換の可能性が出てきたので「一抹の光明が見えてきた」と書いたが虚しくなった。遺族にさえモザイクのかかった画像が渡されることに違和感を覚えてこのブログでは殺害を確信させる映像をあえて掲載してきたが、今度ばかりはあまりのむごたらしさに掲載を見送った。

約10年前のイラク人質事件のときには時の小泉純一郎首相を被害者親族が声高に罵ったものだが今回、人質になった湯川遥菜、後藤健二両氏のご親族も、政府に対して最善の努力をしてほしいと懇請しつつ、政府や国民に対して感謝をし、迷惑をかけていることのお詫びをしていた。母親が日本基督教団田園調布教会の伝手らしいが社民党の福島瑞穂事務所の「仕切り」で無関係な「原発反対」を唐突に叫び安部首相に面会を求めて官邸に押しかけたのには違和感をもったが、こういう結末ではもはやどうでもいい。

長年の平和外交一本槍で世界は善人ばかりということでやって来た日本の外交は今回の事件で転換を迫られたといってよい。親日のトルコとヨルダン政府に「お願いする」ばかりで日本は何一つ独自の対応策を取れなかった。

o0309041313205127065海を越えて戦闘員を派遣できない日本としては情報戦の充実しかない。安部首相は「ISIL(イスラム)に責任を取らせると明言したが具体策となると何もない。例えば今回の事件で何度もナイフを振り回して2億ドルの身代金やヨルダンの女死刑囚との交換をせまった黒覆面の男だ。湯川さんと後藤さん2人の殺害実行犯と見られるばかりか、昨年夏以降、英米人5人が殺害された映像が公開されているが、これらの中では「ジハーディ(聖戦主義者)・ジョン」と呼ばれる黒ずくめの男が、英国なまりの英語で声明を述べている。

この男、英国への移民でイスラム国にわたって凶悪な殺戮を実行しているとみられる。英国や米国の情報機関はすでに身元を割っているとも伝えられるが、日本は未だにナゾの男でとどまっている。安部首相が「責任を取らせる」というなら、まずこの男を特定していずれシリアから出てきた時には地獄の果てまで追い詰める覚悟を公表して欲しい。

ISIL(イスラム国)は日本人2人を相ついで殺害しただけではあきたらず、「(日本の)国民がどこにいようとも虐殺をもたらす」と脅迫している。日本国内にもシンパがいると思わなくてはならない。人質をとって立てこもったりした場合、警視庁の特殊部隊があるがこれに任せるだけでやっていけるだろうか。事件はなにも東京ばかりで起こるとは限らない。他の都市が狙われるだろうし、近隣諸国が舞台になるかもしれない。警視庁や警察庁、海上保安庁などを超えてここは自衛隊にテロ対策の特殊部隊の創立を目指してもらう必要がある。

現在の立てこもり事件を想定した部隊では間に合わない。「イスラム国」や北朝鮮を見ても自動小銃やバズーカ砲を持っているのである。みなカラシニコフを自在に操っている。発光弾で立ち向かえる相手ではなくなっているのだ。

悪いことばかりではない。当初は民主党や社民党、共産党さらには「小沢一郎と山本太郎」の党などにお馬鹿な発言をするのがいたが、今日の国会を見ても全党あげてテロと戦うことを明言している。ならばブログ子のいう、しっかりした情報機関の創設と自衛隊にテロ対策の特殊部隊を創設することに賛成してもらいたいものだ。

手始めは「ジハーディ・ジョン」の割り出しだ。

仔犬と馬のCM 

毎年今頃に開かれるアメリカ最大のスポーツイベント、スーパーボウル(プロアメリカンフットボールリーグ NFL の優勝決定戦)。スポンサーの大手ビール会社『バドワイザー』が毎年制作するCMを見逃さないようにしている。

なにしろゴールデンリトリーバーの仔犬と「クライズデール種」の馬が主人公で、昨年の作品はこのブログでも紹介した( http://h-h-a.org/miyazaki/?p=92) 。世界で数千万人が見たという。今年の作品がこれである。

今年のCMの題名は“Lost Dog”というもので、道に迷った仔犬が「友情の本当の意味を学ぶ」という感動的なストーリー。昨年の「つづき」のような話で、大の仲良しの一人の青年と犬。出かけようとした青年の馬運車に仔犬が紛れ込む。運ばれる途中クルマが一時停車したすきに飛びだした仔犬はそのまま迷子に。青年は「迷い犬」のポスターを貼ってさがすものの行方はわからない。

仔犬の大冒険はつづく。嵐の中を泥だらけになってはしったりオオカミと出会って対峙、あわやという時に応援に駆けつけた馬がずらっと並んで撃退。
あるとき外を見ていた青年は驚きのシーンを目の当たりにする。泥だらけになりつつも馬たちの手助けを得て一目散に青年のもとへ駆け込んでくる仔犬の後ろには大勢の馬群が・・・といったストーリーである。

なんでもない人にはたたのCMだろうが、学生時代、馬術部で酔っ払って馬房で寝込んだら一晩中そばにいた馬のことや、中には亡くなった馬の姿が浮かぶのだ。また、長らく我が家で人生を共にしたゴールデンの「エディー」やフラットの「アナスタシア」の姿を思い出しうるうるしてしまうのだ。

今夕、恒例の馬術部東京OB会の新年会が表参道である。後輩たちのために昨年1年間心血を注いだ「馬術教本」が完成してホームページ上に何百ページに及ぶ馬術・馬学をアップした。大いに寮歌で酒を飲みたいが、先の肺炎騒ぎでどうしたことか酒が呑めなくなった。