「枝野幸男内閣」主張にはあきれた

 立憲民主党の枝野幸男代表は2日午後の記者会見で、菅義偉内閣の新型コロナウイルス対応を批判し、「一刻も早く退陣していただきたい」と述べた。つづいて、日本と同じ議院内閣制の国では、危機の際に政府が機能しない場合に少数政党が選挙管理内閣(次期選挙までの暫定内閣)を担う例があると説明。「私の下の内閣で当面の危機管理と選挙管理を行わせていただくべきだ」と述べた。

近ごろ、これほどアホらしい言説を聞いたことがない。3月8日のNHK世論調査では、自民党」が35.6%に対し「立憲民主党」はわずか4.5%である。(ちなみに「公明党」が3.2%、「日本維新の会」が2.1%、「共産党」が3.1%、「国民民主党」が0.8%、「社民党」が0.3%)。身の程知らずだがなおも菅内閣不信任決議案を出すとほざいている。

自民党の二階俊博幹事長に「出してきたら直ちに解散だ。不信任案は一緒に政治はできないとの意思表示だ。その覚悟がありますか」と脅されていたが、出してくれたほうが面白い。ブログ子の前後左右を眺めても、友人、知己、記者仲間に至るまでみな、福島原発事故でのカンカラカンの菅直人の愚行とルーピー・鳩山由紀夫がもたらした悲惨な政治を忘れていない。立憲民主党4.5%の支持率どころかそれを遥かに上回る投票結果で答えるであろう。

更に加えれば、立憲民主党が音頭をとった2018年のGW前の「17連休」を忘れてなどいない。朝鮮半島情勢が激変するなか、野党6党の審議拒否という職場放棄はは2018年4月20日からえんえんと17連休。これで年間約2100万円の歳費や、同1200万円の文書通信交通滞在費(文通費)を満額受け取れるのだから、巷では「歳費を返せ」と怒りの声が溢れたが、朝日新聞は、野党の欠席戦術は一切批判せず、審議入りした政府・与党を「数の横暴」となじる不可解な社説を掲載したものだ。

立憲民主党の不都合はまだまだある。相変わらず衆議院憲法審査会の開催に反対し続けていて、どこが「立憲」かと言わしめている。その上上述の如き、「枝野幸男内閣」主張である。不信任決議案を出したいのは国民の方である。

「産経抄」の抄子とは旧知の間柄であるが、何でも反対の野党を論難する拓大海外事情研究所の丹羽文生教授の言葉を紹介していた。

曰く「日本の国会における最大の不幸は、『責任野党』が存在していないことである。立憲民主党は社会党に先祖返りしつつある」と。また厳しい国際情勢の中で、政府の醜聞追及に明け暮れる野党への嘆きの手紙には「どうでもいいことを針小棒大にふくらませ、カネ、タイコで大騒ぎして彼らは何を得たいのでしょう」と。

最後を宮沢賢治の90年以上前の詩『政治家』で結んでいた。「あっちもこっちも ひとさわぎおこして いっぱい呑みたいやつらばかりだ」。
賢治は、そんな政治家らの末路を「ひとりで腐って ひとりで雨に流される」と描くが、どうして、どうして、しぶとく、今も国会の雨どいをつまらせ停滞させている。

「男らしさ、女らしさ」が否定される時代

ブログ子が子供の頃「男はつまらぬことで泣くな」と教わった。以来、肉親の死や新聞記者として、社会正義に反する事象以外泣かないことにして今に至っている。

一、至誠(しせい)に悖(もと)る勿(な)かりしか
一、言行(げんこう)に恥づる勿かりしか
一、気力に缺(か)くる勿かりしか
一、努力に憾(うら)み勿かりしか
一、不精(ぶしょう)に亘(わた)る勿かりしか

まるで守ることができず、反省ばかりだが、江田島海軍兵学校の「五省」を座右の銘として万分の一でも近づきたいと心がけてきたが、今では「男らしさ」自体が非難の的となってきた。

例えばここ1週間ほどで目にしたり記事を見たりしたことを並べてみても違和感ばかりが残る。
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○28日の日曜日の朝NHKテレビで「男らしさ、女らしさに縛られない社会をNHKは考えていきます」とやっていた。

○ファミリーマートは26日、新たに発売したプライベートブランドの女性向けのキャミソールやショーツなど衣料品の色の表記で「はだいろ」となっていたのは不適切だったとして約22万5千枚を回収、ファミマ広報は「再発防止とチェック体制の強化、社員教育の徹底をはかる」と反省の弁。

○東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは3月18日から、園内アナウンスの「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」という文言を、性的マイノリティーの来園者などにも配慮した表現「Hello Everyone」などに変更した。

○テレビ朝日が22日、報道番組「報道ステーション」のCMで「不快な思いをされた方がいらしたことを重く受け止め、おわびする」とコメントを出した。問題の0CMは若い女性が「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」「いい化粧水買っちゃった! 消費税は高くなったけど」などと笑って話し、最後に「こいつ報ステみてるな」と字幕が出る。これにツイッター上で「こいつって何様?」や「女性蔑視があふれている」と批判が相次いだという。

○3月22日の朝日新聞には「『男だから泣かない』に感じたモヤモヤ 性差別の防ぎ方」という記事があった。「これからの男の子たちへ」(大月書店)の著者で男の子2人を育てた視点からジェンダーの課題を考えた弁護士の太田啓子さん(44)の話として「長男が赤ちゃんだったころ。泣いている息子に親戚が『男の子なんだから泣かない! おっとこっのこ! 偉い! 強い!』とあやすのを見てぎょっとしました」。「森喜朗前会長の女性蔑視発言などを機に、ジェンダー意識の低さが改めて露呈した日本。性差別のない社会に変えていくには何が必要なのか考えます━とある。
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「男らしさ、女らしさ」の延長線上だが、今月17日、札幌地裁で 同性婚を認めないのは憲法違反とする判断が示されたのにも驚いた。男と女が結婚するというのは法的にも常識で、憲法24条にも「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」と書かれている。同地裁の判決はこれを覆すもので、同性愛に結婚を認めないのは差別で、憲法14条の「法の下の平等」に反するというのだ。憲法違反と言うがそもそも憲法起草時にLGBTなど想定していないのは明らかだ。

もともと日本は明治以前から同性同士の性愛行為を認めてきた寛容な歴史を持つ。その上でなお法律上も、「同性の結婚」まで認めよというのだからブログ子など、結婚の意味もわからなくなってきた。

さらに「夫婦別姓」をめぐる動きが加わってきた。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長の首を取ったことに味を占めたのか、野党やマスコミ(主に朝日新聞)による男女差別解消問題という錦の御旗になっている。

昨年12月の朝日新聞社説「夫婦別姓 社会の要請に耳澄ませ」のようにどうしても、夫婦を別姓にしようという下心が見える。現に日本は、選択的夫婦別姓で、同姓を選ぶ人が大多数であり、仕事上の理由で別姓を使いたければなんの妨げもない。それでいいではないか、と思うのだが、彼らの理屈は奇妙である。

 「(選択的)夫婦別姓になったら、まるで夫婦別姓をしている人の方が進んでいて、夫婦同姓の人の方が遅れているみたいになりかねない。そこでまた一つの差別化が行われるわけじゃないですか」(『ザ・フェミニズム』(上野千鶴子・小倉千加子著)という。

リベラルという名の左翼の人たちは、今や個人の性差、信条という個々人の内面にまで手を突っ込んで「思想・言論検閲」に躍起になっている。それは彼らが戦前の言論統制に最も反対してきたことではないか。最も憎んできたことをいま自分たちがやっている。それに気づかないことが恐ろしい。

みっともない!「他山の石」の意味も知らない野党

公職選挙法違反の罪に問われた元法務大臣の河井克行被告が議員辞職したことについて、自民党の二階俊博幹事長が「他山の石」と発言したことをめぐり野党が騒いでいる。

①立憲民主党の枝野幸男代表は23日の党会合で、「日本語を理解されていないのか、ちょっと意味不明の発言であり、まさに自民党のど真ん中で起きた事件だ」と批判した。
②立民の福山哲郎幹事長も「自民党にとっては他山の石ではなく『自山の石』ではないか」と強調した。
蓮舫代表代行は「使い方が間違っている。コロナでの政治不信はあってはならない」と誠実な姿勢を強く求めました。
④テレビのニュースでは、安住淳・国対委員長や共産党の小池晃書記局長も「ついに他人と自分の区別もつかなくなったのか。紛れもない『自山』だ」と、同じ意味で使っていた。
⑤外野では、不倫のあと各種コメンテーターとしてご活躍の乙武洋匡氏も「『他山の石』の意味を知らないのか、それとも河井氏が昨年まで自民党に在籍していた記憶を失ってしまったのか……」とツイッターにあきれたようにつづった。

ブログ子は二階幹事長の発言をテレビで聞いた。氏は克行議員の裁判について「どのように受け止めるか」と質問され、「議論の余地のないことだから、本人も大いに反省しているだろうが、党としても他山の石としてしっかり対応していかなくてはならない」と答えていた。なにも違和感などなかった。

「他山の石」の意味だが、出典は「四書五経 にある「『他山の石以(も)って玉を攻(おさ)むべし』で「(よその山から出た粗悪な石でも,自分の宝石を磨く役には立つという意味から)自分より劣っている人の言行も自分の知徳を磨く助けとすることができる」(「広辞苑」第6版)

「よその山から出た粗悪な石も自分の玉を磨くのに利用できるの意から、他人のつまらぬ言行も自分の人格を育てる助けとなりうることのたとえ」(「大辞林」第3版)
 
このように「他山の石」は,他人の誤った言行やつまらない出来事でもそれを参考にしてよく用いれば,自分の修養の助けとなるという意味である。二階幹事長はなにも間違ってなどいなくて、無知なのは①から⑤まで挙げた連中なのである。

日本人の国語力は毎年落ちていて、本来の意味とは逆の使われ方をしているのは毎年文化庁が実施している「国語に関する世論調査」からも明らかである。

例えば「敷居が高い」の意味は「相手に不義理などをして行きにくい」だが、正しく使っているのはわずか29・0%で、「高級すぎたり上品すぎて入りにくい」が56・4%である。

今回問題の「他山の石」も2004年の調査で取り上げられていて、正しく「他人の間違った言行も自分の行いの参考となる」を選んだのは、26・8%で、誤答である「他人の良い言行は自分の行いの手本とな る」が18・1%だったという。

野党が「余所の山とは何事か。自分の党内で起こっ た事だ」とほざいているのは、逆に、己の常識不足、国語力不足を露呈しているだけのお粗末なのである。

ビルマの悲劇に日本は声を上げよ

国連人権高等弁務官事務所などによると、ビルマ(ミャンマー)で国軍がクーデターを起こした2月1日以来、抗議デモ参加者など少なくとも少年15人含む247人が国軍側の鎮圧で死亡した(21日)。国軍は威嚇どころか狙い撃ちせよとの命令を出しているといわれる。

ビルマは大の親日国である。ツイッターなどでは「日本の皆さまには世論形成など支援をよろしくお願いします。どうか『近きアジアの友人』のことを忘れないでください」との悲痛な声が日本人に発せられているという。先月、在日ビルマ人は青山の国連大学前に1,000人ほど、霞が関の外務省前にも3,000人が集結して、拘束されたアウンサンスーチー氏の釈放や、国際社会と協調して軍に圧力をかけてほしいと訴えるデモをしている。

このような悲痛な叫びを前に、残虐な国軍に対し、日本はなぜ非難声明の一つも出せないのか。

1826年から115年の長きにわたりイギリスの植民地だったビルマが独立を果たしたのは1942年、日本軍がイギリス軍を駆逐し、首都ラングーン(現在のヤンゴン)が陥落したときだが、日本軍は開戦前からビルマ独立に燃えるアウン・サン将軍(日本名は面田紋次。現在、軟禁の身にあるアウン・サン・スー・チー女史の父)ら30人を秘密裏に訓練していた。30人は現在も独立の志士として国民から敬愛されている。

ブログ子は30年ほど前、伊豆高原でキーウイ栽培をしようとニュージーランドから当時最新種だった「ヘイワード」を取り寄せてはみたものの、栽培法がわからず、稲取で果樹園を経営していた方に教えを請うた事がある。その方はその30人の志士を教育した人物で、ビルマ大使が赴任するたびに表敬訪問すると聞いた。

当時から彼我ともに「ビルマ」であったが、1989年軍が政権を奪ったときから「ミャンマー」を呼称、日本政府はいち早く軍政を承認してメディアにも「ミャンマー」と呼ばせている。ビルマ語には言語使用の等級があり、文語体と口語体を厳格に区分する。

双方の名称とも、元々は国内の多数民族(6割)であるビルマ族の名称で、口語体ではBama、文語体ではMyanmaだった。「ミャンマー」のミャンは「早い」で、マーは「丈夫」などの意味を持っている。国名や地名が改名されたといっても、英語表記だけが改名されただけで、ビルマ語表記はそのままなので国民の間で混乱することはなかった。現に、アウン・サン・スー・チー女史も米国も「ビルマ」を使い、英国は「ビルマ」(ミャンマー)と両表記だし、国際的には「ビルマ」の方が多いのである。

戦後も多くの日本兵が現地に残り、建国に力を注いできた。戦時中に日本軍がタイとミャンマーを結ぶ鉄道建設工事を強行した際に、10万人以上のミャンマー人が「労働力」として駆り出され、少なくとも3万人以上の人が命を落とした「泰緬鉄道建設工事の悲劇」があるにもかかわらず、親日を貫き、戦後、東南アジア諸国で最も早く日本と平和条約締結をし、戦後食糧難に直面していた日本に、大量のビルマ米を送ってくれた国である。

それなのに、クーデター以後、丸山市郎・駐ミャンマー大使は、国軍が「外相」に指名したワナ・マウン・ルウィン氏と首都ネピドーで会談して、世界のどの国も認めていないのにいち早く「外相」と発言したことから、市民からは「日本政府の弱気な態度に失望しています」、「日本はミャンマー国民の声を聞かず、軍人を認めるつもりなのか?」、「ワナ・マウン・ルウィンは、外務大臣ではありません。誰も認めてはいけませんし、このような言葉使いをやめて頂きたい」と、痛烈なコメントが怒涛のような勢いで相次いだ。また日本メディアが、デモ隊鎮圧の先頭に立つ国軍を「治安部隊」と呼ぶことにも反発が広がっているという。

あわてた日本は、加藤勝信官房長官が「〝外相〟と呼称はしているが、呼称によって国軍によるクーデターの正当性やデモ隊への暴力を認めることは一切ない」と強調したが市民の失望は深まっている。対ミャンマー外交に関し、日本は「独自色」(外務省関係者)を貫いてきた。07年の民主化運動弾圧で欧米各国が制裁を強化した後も、日本は軍政との関係を切らさず、民生部門を中心に支援を継続した。これを成功例と捉えているようだ。

ともすれば中国側に近づきかねない国軍を自由陣営につなぎとめておく策として、「独自外交」を言うのだろうが、そもそも自国民に銃口を向け、殺戮する軍隊が支持されるわけがない。また平気で国会議員の25%を最初から軍人が占めるというのも異常である。そも、クーデターが起きるということ自体が後進国の特徴である。

第2の都市マンダレーでデモ隊への銃撃によって犠牲となった19歳のチェ・シンさんは、歌と踊りが趣味で「エンゼル」(天使)という愛称で親しまれ、銃撃される前の姿を捉えた写真やイラストは抗議運動で掲げられた。それなのに、あろうことか、国軍側(警察)は遺体を掘り起こして検視と称して解剖、「頭から摘出された銃弾は警察のものではなく、警察がいた方向からは撃たれていない」などと報じた国営テレビを、日本メディアがそのまま流したことに「日本のメディアは捏造報道ばかりでフェイクを垂れ流している」と怒りの声が溢れた。

恥ずかしい限りである。日本の「独自の外交」などもういい。自国民を殺戮している国軍などとはきっぱりと縁を切り、欧米諸国と協調しておぞましいこの国の軍隊に制裁を加える行動に出てもらいたい。ビルマばかりではない。台湾、香港、ウイグル・・・そして尖閣まで。世界中で悪行を続ける中国に対する日本の発言がなにもないのはなぜか。外務省解体論がそろそろ出てくる頃である。

馬鹿は死ななきゃ治らない

小泉純一郎、鳩山由紀夫、菅(かん)直人各元首相は、東日本大震災、東京電力福島第1原子力発電所事故から10年となった11日、東京都内で開かれた脱原発集会に参加して気炎を上げた。集会には細川護煕、村山富市両元首相も脱原発を訴える「宣言文」を寄せたという。鳩山氏が「脱原発政党」設立のため、小泉氏に政界復帰を求めると、会場から拍手が湧いたそうだ。

この記事を見てタイトルにあるフレーズを思い出した。英語では「Once a fool, Always a fool」となる。日本は憲政史上、揃いも揃ってかくも情けないリーダーを担いだのかと潮垂れた。

元首相たちを馬鹿扱いとは・・・と森喜朗元首相発言を女性蔑視とあげつらって辞めさせた朝日新聞グループを筆頭とするフェイクメディアは矛先をこちらに向けそうなので言っておくが、このフレーズは二代目広沢虎造が語って有名になったものだ。

「石松三十石船道中」で「次郎長こそが街道一番の親分」と語る江戸っ子に、森の石松が寿司と酒をごちそうする。江戸っ子は上機嫌で次郎長の強い子分の名前を言い連ねるが、肝心の石松の名前がなかなか出てこない。出てきたと思うと「でもね、あいつは馬鹿だからねえ」。石松が「何かい? 石松は馬鹿かい?」と問いただすと、  「馬鹿も馬鹿、東海道で一番馬鹿!」

ブログ子に言わせると5人の元首相は 「馬鹿も馬鹿、日本国で一番馬鹿!」だ。

この集会は、小泉氏が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」が主催した。小泉氏は首相時代は原発推進論者だったそうで「原発事故で間違いだったと気づいた。過ちを改めざるを、過ちという。過ちては改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ。それで原発ゼロを展開している」と語った。いい気なものだ。

鳩山氏は菅義偉(すが・よしひで)政権が目指す2050年の温室効果ガスの排出実質ゼロに触れ、「化石燃料を使わないやり方でも、十分に(脱原発を)実現できるということを数値が示している」と主張。菅氏も「この10年間で原発が発生した電力は全体のたった3%だ。将棋でいえば投了の場面なのに『投了しない』と“原子力ムラ”が頑張っているだけだ」と言った。現職のときからルーピー(馬鹿)呼ばわりだったが、今もそうなのだ。

彼らに共通しているノーテンキ(能天気)には呆れるばかりだ。今年の年末年始の寒波では関電を筆頭に「停電一歩前」の状況に追い込まれた緊迫事態を知っているのか。

まだおとそ気分の抜けきらない1月の3連休。「10年に一度」と言われる寒波の襲来で全国的に気温が低下、北陸地方では豪雪のため、北陸自動車道では車が立ち往生するなど、厳しい寒さが続いた。このとき、電力需要の急増で、供給力に対する需要の割合を占める電力使用量が99%に達する日もあったのだ。関電は他の大手電力から電力を融通してもらったり、ライバルの大阪ガスから発電燃料である液化天然ガス(LNG)の供給を仰いだりするなどしてどうにか非常事態は免れたが次に大停電が起きないという保証などどこにもないのである。

反原発運動で日本の原発の殆どは停止している。そんな中、関電ではたった2基とはいえ福井県にある高浜、美浜の原発再稼働の認可が下りていたもののまだ動かせていなかった。それを補う火力発電所も液化天然ガス(LNG)の燃料タンクが底を突いていた。

「どんなに高い値段で買ってもいい。とにかくLNGをかき集めろ」。関電では社長の指令のもと、LNGの取り次ぎをする大手商社などに確保を要請した。しかし、すぐに調達できるLNGはない。関電は最後の手段として、家庭向け電力の販売でしのぎを削る商売敵の大阪ガスに頭を下げ、LNGの融通を要請、やっとこ切り抜けたのである。

経済産業省・資源エネルギー庁と電力の業界団体である電気事業連合会(電事連)の幹部たちが休日にもかかわらず電話越しにやりとりしていた。

電事連は「国民への節電要請」を求めたが、経産省らは「節電という言葉は使うな」と拒否。「停電が起きてもいいんですか」――とやりあっていた。

電力は需要と供給が一致しないと停電してしまう。需要に供給が追いつかない事態が続く中、電事連は「電力消費を極力抑えてもらうよう、広く国民や企業に訴えてもらいたい。場合によっては節電要請を求めたい」と所管の経済産業省や資源エネルギー庁に訴えた。

官邸を恐れる経産省は大手電力会社間の電力融通や、石油・ガス業界からのLNGなど燃料確保の自助努力を押しつけた。電力大手幹部はこう憤った。「こうなったら停電させたらいい。電力改革と称して自由化を迫っていて、停電の懸念が出てくると、『業界で何とかしろ。電力会社は何をやっているんだ』と頭越しにどなりつけてくる。停電が相次ぐ米カリフォルニアなどで明らかになっているように、電力自由化にかじを切ることは、そういうリスクも抱えるということは子供でもわかるはずだ」

今、日本は世界最大のLNG輸入国だ。世界的にダブつき、長く価格が低迷しているLNGが、なぜ国内で不足しているのか。原発停止以降、石炭や石油より環境負荷が低いLNG火力へのシフトも進み、国内の発電総量の4割を占めるようになった。反原発の高まりで原発を止めたはいいが逆に日本ではLNG依存が高まったのである。

貯蔵期間が2カ月しかないLNGは、石炭や石油に比べて扱いづらい。LNGの調達難は即、電力危機につながるだけにその管理は徹底しているが、ちょっとの需給アンバランスで電力不足に陥る危険が高まるのが日本の現状なのである。
関電の危機のとき、九州電力ではJパワーの石炭火力発電所に石油を流し込んで急きょ、発電する慌てようだったのだ。

電力自由化という政策に9電力は振り回されている。それに加えて「発送電分離」政策ときた。自由化前のように、発電から配送電、小売りまで一社で一貫して手掛けていた体制では、小売り・営業部門から企業や家庭などの電力の消費動向がリアルタイムにあがり、それに応じて発電・送電部門が燃料調達や発電所の稼働を調整できた。

しかし、自由化後は発電、配送電、小売りがそれぞれ別会社になった。「各社間の情報連携がうまくいかず、供給責任をどこが担うのか、責任の押しつけ合いになってしまった面はある」(大手電力幹部)という。

かくも電力不足は深刻なのに、クルマの電動化という世界の流れは止められそうにない。 菅義偉政権は2035(令和17)年までに新車販売の電動化100%を実現する目標を掲げている。火力発電への依存度が高い日本では電気自動車(EV)の急速的普及が環境負荷を重くし、深刻な電力不足につながるのは目に見えている。トヨタの試算ではこの目標だと日本はさらに発電量の15%増が求められることになる。いまでも電力不足なのに、これはもう夢想というほかない。

東電福島第1原発の事故から10年。菅政権は選挙を気にして原発について正面からの議論を避けているから、上述のような5人の元首相のような、現実を見ないでやたら脱原発を叫ぶノーテンキを許しているのである。

コロナで良かった10のこと

新型コロナウイルスで首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言が、3月21日まで再延長された。新聞、テレビは例によって遅いだの、それでは収束しないだのと相変わらず馬鹿騒ぎである。

ブログ子は大阪府立高校での同級生4人(東大名誉教授、元早大教授、ガラス繊維会社幹部、ブン屋)で毎年末に集まって飲み食いしていたが、コロナ禍でままならず、メールを交わして憂さ晴らしをしている。以下は「まあ、なるようにしかならないわけで、お互い、生きてるだけで目っけもんと思うことだ」と、逆発想で「コロナで良かったこと」を数え上げたところ、一人が大いに気に入ってくれて、プリントアウトして奥方にみせると言ってくれた。同じ思いの方もいるのではないか、と転載する次第。

◇ ◇ ◇

「コロナ断交」のおかげで中国人、韓国人が日本に来なくなり、爆買い、爆食いが消えた。家内が姉と愛用していた渋谷の寿司屋などスマホ片手の連中が行列して「6時間待ち」だったが、今はすぐ入れる。

対馬に押し寄せていた韓国人がゼロになり、在日韓国人経営の土産物店、飲食店が消えた。対馬市によると韓国人観光客は平成22年の約6万人から急増し、30年には市人口(3万人)の10倍超に相当する約41万人になった。老舗料理店の女将は、「入れ替わって対馬に日本人客が訪れるようになった」と喜んでいる。

マグロ、和牛など高級食材を食い漁っていた中韓人がいなくなって一気に価格が下落した。海の幸も、ズワイガニやアカアマダイといった、主に料亭向けの高級魚介類を中心に価格が上がらず、日本海に面した京都府北部では、昨年1キロ1500円前後だった寒ブリが今年は半値。刺し身料理を彩る菊花や大葉といった「つまもの」やメロンなど高級果物も大きく価格を下げた。おかげで我が家の好物、手巻き寿司の回数が倍増した。

政財界はじめ一般の企業まで銀座、ゴルフ場、料亭、ホテルでの過剰接待をやめたので健全な日本になった。こっそり銀座に出かけていた国会の「魔の三回生」が週刊文春に隠し撮りされて謝罪と離党に追い込まれて政界浄化につながった。

リモートワークが主流になって「サラリーマンは会社にいなくても世の中回るもんだ」と認識された。ソフト開発のアステリアは東京本社ビルを半減した。 なにしろ同社社員の95%がテレワーク(在宅勤務)である。本社にいる必要などさらさらない。丸の内から有楽町にかけて三菱財閥系の大手企業が軒を並べているが、ほとんどのビルから社員が姿を消した。なぜ知っているかと言うと、ブログ子の娘が勤めていて昨年春以来、本社に出勤したのは3回だけというのを見ているからだ。

「電通」「日通」「リクルート」など都心に身の程越えたでっかい本社ビルを構えていたのが、みな本社ビル売却となり「虚飾産業」があぶり出された。

⑦大きな顔をしてきた朝日新聞はじめ大手新聞社(産経も)共同通信、地方紙軒並み消滅の危機に陥いり新聞記者は昔言われた「羽織ゴロ」に戻り、やがて新聞ごと消えるのは必定になった。下ネタばかりの週刊誌もここ数年で消える。新聞は電子版だけになりそうだ。

コロナ報道に限っても、そもそも、日本の感染者の状況は、世界と比較すればまだ「ひどくない」ほうだ。それなのに昨年「GoToトラベル」について、マスコミは止めろとの大合唱だった。GoToトラベルによる人の移動は全体の1%程度しかなく、コロナ感染拡大の「元凶」とは言い難い。それなのに、マスコミは止めろと主張する、それを受けて政府は、「とりあえず」止めた。するとマスコミは今度は「観光が大変だ」と、まるでマッチポンプのような報道を続けた。GoToを止めても感染者は増加したから、ハッキリ言ってマスコミの主張はデタラメだったが反省はない。

今年1月に政府が出した緊急事態宣言について、マスコミは「遅すぎるし、支援が少ない」とまで批判した。3月5日政府は再延長を発表した。すると翌日の毎日新聞は「首都圏4都県の緊急事態宣言について、解除基準を満たしているにもかかわらず再延長を決めたのは、専門家が強く懸念を示したためで、リバウンド延長期間2週間の根拠は不明確」と書く。呆れて物が言えない。「マスゴミ」は消えろ。

⑧ 猫も杓子も東京に本社を置いていたが、「パソナ」が淡路島へ、IT企業もみな地方へ出ていく羽目に陥った。パソナは30数年前にブログ子が現役当時いた大手町の新聞社の前で産声を上げた。窓から見えたが、初めて派遣社員ビジネスというものを知った。企業ははじめから正社員で取ればいいのに、社会保険、ボーナス不要でいつでも首を切れるという労務負担軽減を計って大企業でも派遣社員だらけになった。あらゆる業種で仲介業が苦労している。仲介者がいなくても、求める相手は自分で探せば、ネットで見つかる時代である。派遣など所詮「徒花」(あだばな)である。

⑨ コロナで東京からの転出が始まった。これは吉兆である。東京から地方へ転 出する人は静かに、静かに進んでいたが、いまや20%の増加である。もともとバブル時代には新幹線通勤組がいて、小田原や熱海、小山、宇 都宮、高崎から通勤する人々もいた。当時は新幹線定期が会社によっては 負担されたからだ。

 東京への流入超過がとまり、マイナス、つまり転出超過に明確に転じたのは2020年5月だった。これまでにも茅ヶ崎、逗子への転出は目立っていて大船以南のマンションの価格帯は高かった。直近の特徴は東京都心との100キロ圏 内で、テレワーク用に二軒目をローンで購入する特徴があり、千葉県の取手から館山、埼玉県本庄市などへ出る人が増えた。また職業によっては東京の住まいを維持する必要がなく、一気に新潟県越後湯沢など、格安の温泉リゾートを購入する人もいる。

   以前は、東京でしか成り立たないとされたのは文壇、論壇、マスコミといった職種だった。今では福岡、下関在住でも或いは軽井沢在住でも作家業はなりたつ。論壇はアカデミズムが主流だが、書き手は大きく分けて東京と関西圏に別 れていたが、今やメールでOKだ。ジャーナリストといえども時事、政治、経済を扱わない書き手は東京に活動拠点を置く必要がない。

新聞記者は「人と会ってナンボ」の仕事である。リモートなどでは本音は聞けない。派閥の長がぶら下がりで本音を吐くわけがない。事件記者ならなおさらで、リモートで捜査の進展を吐く馬鹿デカなどいるわけがない。つまり、取材そのものが成り立たなくなった。これからはネットでコピペで記事や写真を流して処分される記者が増えるだろうが、もともとコロナ以前から、高齢者しか新聞を読まなくなっていて、消滅は見えていた。

⑩ 最後に忘れてはならないのが、武漢ウイルスの隠蔽に始まった中国という独裁国家の「悪」が露骨に目に見えてきたことだ。毎日のように尖閣に現れては日本漁船を追い回している中国海警局、ウイグル・チベットなどのジェノサイドの証拠はつぎつぎ暴かれてきた。

香港では英国と約束した「一国二制度」を踏みにじり民主派をあからさまに弾圧している。東シナ海、南シナ海では人口島を次々と要塞化している。軍事情報はサイバー攻撃で手に入れ、人民元を基軸通貨にしようとあからさまである。アメリカもついに堪忍袋の緒を切った。中国はトランプに変わったバイデン政権が融和策を取ると期待したようだが、明確に「中国は敵国か競争相手」とみなすようになった。

何より二階俊博幹事長が力を入れていた「習近平、国賓来日」が、昨年コロナ猖獗で延期になり今年も延期になった。このまま永久凍結になるだろう。

数えればコロナも良いことづくめではありませんか。

「7万4千円の接待」くらいで驚く方がおかしい

山田真貴子内閣広報官が2019年の総務審議官当時、菅義偉首相の長男正剛氏側の負担で約7万4千円分の接待を受けて、その内容は和牛ステーキと海鮮料理だというので、立憲民主党の「追及係」今井雅人議員ら野党が口角泡を飛ばして追及する衆議院内閣意委員会の中継を見た。

アホらしくてスイッチを切った。国会で野党が大騒ぎするのは、そば屋問答と見紛う「森友・加計」に始まって、「さくら」、今度の「高額接待」といい、みな週刊文春はじめとする潜入メディアの「スクープ」の後追いばかりである。

いまや落ちぶれて支持率0・1%、政党要件を満たすのも難しくなった社民党だが、その前身の社会党時代、楢崎弥之助という爆弾質問男がいた。社会党を牛耳っていた部落解放同盟(解同)の情報入手力はなかなかのもので、兎にも角にも自分で手に入れたネタで責め立てた。それが今の野党ときたら週刊誌の「パシリ」とは情けない落魄ぶりである。

それはさておき、上記の今井雅人に続いて質問に立った黒岩宇洋も「菅総理のご子息が同席 していたと意識していたか」「(東北新社との)実務関連の話題が出たのでは」と執拗に質問していた。黒岩宇洋は例のさくら見る会で「久兵衛のお寿司が出たとか、とても5千円ではまかないきれない」と質問した人物である。久兵衛が否定しているのに食い下がった。もともと物の値段には疎いらしい。

その点、今井雅人は銀行員出身だそうだから少しは営業の話もわかると思いきや、相変わらずの無知である。 どんな会社にも、政界、財界の「ご子息」くらいはいるものだ。ブログ子でも電通、サントリーはじめ、大抵の銀行、マスコミでもたちどころに名前を挙げることができる。

言いたいことはただひとつ。国会議員とあろうものがこうも世間を知らないものかということだ。だいたい、どこの世界に、招待した得意先や業務関連企業との宴席やゴルフ場で「例の件でひとつよろしくご配慮頂きたく」などと切り出すアホウがいるか。

ブログ子は新聞記者時代が長かったが、後年営業も担当したから接待については多少わかっているつもりだ。立憲民主党の辻元清美など「7万円もいったいどんだけ美味しい料理を食べはったんか」とほざいていたが、議員食堂の定食以外食べたことないのだろう。地元の大阪にも接待に使える韓国焼き肉店くらいあるだろう。そこの値段を調べてからものを言え。

バブル時代は接待は銀座での「おもてなし」が主だった。20年ほど前の相場で1人10万円はザラだった。経営幹部ばかりが集まる「囲碁バー」なんてのもあった。酒を飲みながらハゲオヤジの囲碁の相手をするだけでそのくらいの値段だ。次にゴルフ場が接待の場になった。銀座のバーなら2,3時間の接待で10万だが、ゴルフ場なら相手と一日中一緒で、昼食を共にして、お土産をつけ、相手によっては迎えのハイヤーを出しても10万以内ですむ。銀座のママも棒振りをしていて、馬鹿だなあ自分の職場を奪われているのに気づかないとは・・・と言われていたものだ。

国会議員の会合は田中角栄はじめ歴代首相や陣笠議員に至るまで料亭が主であった(多分現在も)。女将始め仲居、下足番に至るまで口が固く、表向き公表されている会合の座敷の先に別な密談の場もすぐ準備してくれたからだ。もちろん臍下三寸の使い方もあった。新聞社でも、これはという座談会はこういうところで開いた。座談が数人なら、食事から送り迎えまで料亭の方で手配してくれるし写真部員やテープ係など出入りの人数が多いから手間と周囲への迷惑を考えてそうなる。

野党もマスコミもお粗末な追及しかできなくなっている。このブログでも3回にわたって森喜朗JOC会長の女性蔑視発言が一部のメディアによるフェイクニュースであることを書いてきた。なのに、辞めろ辞めろの合唱でついに彼らの思うツボにハマった。今回も同じで「菅首相の会見がなくなったのは(会見場を仕切る)山田真貴子内閣広報官隠し」だと騒がしい。

いい加減にせよ。世界を見れば、中国のウイグル族ジェノサイド、同じく中国の暴虐にさらされる香港弾圧、コロナとの戦い、国内に限っても中国による海警法施行で連日尖閣では領海侵犯が繰り返されている。ロシアは北方領土で二島返還どころか領土交渉そのものを拒否してきた。

野党と左傾メディアよ、浅薄な頭を少しそちらに向けたらどうだ。

「差別屋」が使うカタカナ語

森喜朗・前東京五輪組織委員会長の発言を「女性蔑視」発言と捉えてフェイクニュースを膨らました連中をブログ子は「差別屋」と断じているので表記のような見出しにした。

森氏の辞任から橋本聖子大臣の新会長就任受託に至るまでのいろんな記事を検証してみると、やはり前に書いたように朝日新聞一党の罪状といえる。何しろ朝日新聞社説は「暴言・妄言」「ゆがんだ考え」「女性全般を侮辱」とまで書いた。正確な森発言を知りながら「切り取り」で落としめているのだ。

この間、「ハフポスト」(HuffPost)が果たした役割は大きい。元はアメリカのリベラル系オンラインメディアだが、2017年4月にThe Huffington PostからHuffPostへ改称された。「ハフポスト日本版」は朝日新聞社との合弁企業「ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社」が運営していてザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン社のスタッフが記事を執筆・編集している。つまりまるまる朝日新聞の子会社である。

「ハフポスト」による森発言の一連の報道をチェックしてみたが、わかったことが一つある。めちゃくちゃカタカナ語が多いのである。ブログ子は、常々、新聞はじめネット記事にどうしてこうもカタカナ語が多いのか不審に思っている。日本語に適当な訳語がないというのだろうが、れっきとした日本語があるにも関わらずわざわざカタカナにしている確信犯も多い。

「ハフポスト」上で見かけたカタカナ語を羅列して見るとーーー。

‭ (森発言に対して)「私を含め誰もがアンコンシャス・バイアスを持っていることに気づき、自分自身の言動を振り返る機会にしたいものです。特にパブリックで話す人、リーダーのポジションについてる人は最大限の注意が必要ですね。皆さん、これを機に議論、そして内省しませんか?」

「(日本は)ジェンダーギャップ121位なのです」

「ジェンダーの問題をディスカッションしています。子育て中の女性も発言されていました。このスピード感とフラット感は面白い可能性があるなと思いました」

「ハフィントンポストの記事で『女性と男性の枠に限定しない性別のXジェンダーやノンバイナリーを意味した可能性はある』と述べられているように、性自認が典型的な女性/男性に当てはまらない方たち全般を指しているのだと、森会長は言いたかったという見方も、ありえなくはないでしょう。(中略) なお、Xジェンダー(ノンバイナリー)に含まれるジェンダーアイデンティティとしては、男性と女性の中間であると自認する・・・(以下略)

このほか「ミッション」、「コンセプト」、「レジェン ド」、「レガシィ」、「アスリート」、「アスリート・ファースト」、 「オリンピアン」、「ガバナンス」、「スピーディー」、「スムース」、 「プロセス」・・・

あほらしいからやめるが、「差別屋」かどうかはカタカナ語を多用するかどうかで判別できるということである。

最近の「ハフポスト」は「SDGs(エスディージーズ)」の普及に殊のほか熱心である。だれも知らないだろうが同紙によると 「SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、国際社会が2016年から2030年までに達成すべき17の目標です。SDGsの報道に力を入れてきたハフポスト日本版です・・・」とある。

今後「SDGs(エスディージーズ)」を使う輩を見かけたらリベラル気取りの似非野郎と思うことにする。

「女々しく」「姦しい」メディアの犯罪

森喜朗元首相が辞任に追い込まれた。気の毒でならない。ブログ子は何度でも言うが、これは朝日新聞を主犯とするリベラル気取りの一部マスコミとこれに便乗した者達による犯罪である。

彼らは「東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の女性蔑視発言・・・」と声を荒げるが、当日の森発言の詳細を彼らは読んでから声をあげているのか、と聞きたい。前回このブログで少し紹介したが、何度読んでもメディアが言う「女性蔑視」とは無縁の発言である。いつものように、ある意図をもったメディアによる「切り取り」報道でしかない。

それどころか森会長は、女性を増やすべく努力してきた当の人である。スポーツ庁が示した指針「日本オリンピック委員会(JOC)の女性理事を全体の40%以上とする」目標の実現について、こうも発言している。「これは文科省がうるさく言うんで、(男性)理事をかなり削って女性の枠を増やすのに苦労した。(女性理事を増やすことに)理事の中でも反対があった」と述べているくらいである。

そうした経緯を触れもせず、いたずらに「日本は女性蔑視の国」と煽る。これはもはやメディアの犯罪でなくてなんであろう。

ブログ子の勝手な発言で、「女は1人だと可愛いが、2人だと女々しくなり、3人だと姦しいばかりである」と言ったとしよう。漢字文化圏にある日本語ならではの言葉の遊びで、普通の教養ある人なら笑ってくれるだろう。これを外人に英語で伝えて欲しいと言ったらどうなるか。そうそう通訳の名手はいないだろうから、これは間違いなく女性蔑視の発言と伝えられる。

今回、朝日新聞がまずNYタイムズに投げかけて「女性差別」という反応を引き出した手口はこれと同じである。森氏は仕方なく「不適切だった」と公開の席で謝罪 し発言の撤回もした。IOCも「わかった」と 認めた。我が国の通例ではこれで「一件落着」だったはずだ。

ところが朝日新聞は巧妙だった。立憲民主党を焚き付け、今井雅人他を押し立てて国会で責め立てた。菅首相は「組織委員会の人事に政府は介入できない」と正論を述べていたのに、彼らは室伏広治スポーツ庁長官に「辞めろ」と言わせろと迫っ た。いくらオリンピックで(繰り上げ)優 勝したと言っても、親子以上に歳が離れた元内閣総理大臣に向かって「貴方、お辞 めください」と直言できるものか、まさに無理難題である。

さらにどこから探し出してきたか「志高い市民のボランティ が何百人も聖火走者の辞退した」と畳み掛けた。IOCの掌(てのひら)返しはあるは、スポンサー企業からの森発言批判はあるは、日本中凄まじいばかりの 「森辞めろ」の世論形成を盛り上げていった。テレビ朝日はじめワイドショーの街頭インタビューではにわか正義のおばちゃん、兄ちゃんに口を尖らせての「不適切発言」と言わせる念のいれようだ。

小池百合子都知事も裏切った。予定されていた五輪の四者会談を欠席する理由として「皆様をあれほ ど不快な思いにさせた森氏が出られる会議ではポジティブな結果は出ないだろうから欠席す る」と得意の作業服姿で語ってみせた。

退席する小池都知事の後ろにはスカートと同じ色のジャケットをハンガー に掛けて持ち歩く女性が付いていた。コロナでは三密しないとかのフリップを掲げて登場し、それ以外では・・・TPOに応じてテレビ映りを変えるのである。この人が掲げた「7つの公約」のうち何一つ実現していないことなどどこ吹く風で、得意の「政敵づくり作戦」なのである。

本来五輪はそれぞれの国の一都市がアスリートを招請するものである。東京都と東京五輪・パラリンピック組織委員会会長は車の両輪であるべきなのだが、犬が水に落ちたと見るとすぐ打ちに行く、嫌な姿を見た思いである。

森会長が11日に辞任を決意したあと、すぐ後任を選ばなければ世界に恥をさらすというので自ら乗り出した。ほっておけばまとまらないという思いだったのだろう。後任に元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)の名前が挙がると、今度はSNS上は「まさかのさらに年上」「また80代の老人かよ」など、川淵氏の年齢や“老老交代”を問題視する声であふれた。無責任な一般人の意見を尊重するとこうなるのは世の常である。

年齢だけを見てダメというのは“女性だから話が長い”ということと同じ「差別」線上にあることを誰も気づいていない。森会長が正式に辞任を表明した際、怒りをあらわにした場面があった。「老人が悪いかのような表現をされることは極めて不快」と述べた。これはまっとうな意見なのにどこのメディアもそれには知らぬ顔の半兵衛である。

会長は「女性アスリートで若い人」であるべきだと彼らは信じているようだ。若いがスポーツしか知らない人が、調整力や指導力が必要でかつまた世界に通用する人格を兼ね備えた人物をどれだけ知っていようか。

後任会長は候補者検討委員会が決めるという。その会長は組織委の名誉会長でキヤノン代表取締役会長兼社長CEOの御手洗冨士夫氏(85)である。さぞかし苦労することだろう。しかしもう時間がない。若い者や無責任なメディアの意向を汲んでいてはまとまるものもまとまらないであろう。ここは「老害」扱いされる勇断の人の出番である。

国家事業でもある東京五輪を、次元の低い性差別問題にまで貶めて責任も取らないメディアの犯罪を私は永劫に忘れない。

朝日新聞とその系列で「揚げ足取り」のキャッチボール

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は3日、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会に出席し、「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」と発言したというので問題になっている。

ブログ子の見るところ、一部のメディアによる「煽り」である。昨日どうということなかったのに今朝4日の新聞を見ると大騒ぎである。どうにも手回しが良いことだと、報道を時系列で並べてみたら案の定、人権女権からLGBTに至るまでことさらに騒ぐくせのある朝日新聞、その系列のスポーツ紙「日刊スポーツ」、朝日と提携関係にあるニューヨークタイムス、朝日が経営するネットメディア「ハフポスト」などでキャッチボールのように森発言を投げあって膨らましていった経過が明白である。

【2月4日 AFP】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗(Yoshiro Mori)会長(83)が3日、女性は簡潔に話すことができないため会合が長引くと発言したと報じられた。性差別に当たるとの批判を招く恐れがある。

 元首相で、不適切発言が過去にも取り沙汰されている森氏。朝日新聞によると、報道陣にも公開された日本オリンピック委員会(JOC)の会合で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」と発言。

フランスの通信社AFPがニュースの発端が朝日新聞であることを明らかにしているように、口火を切ったのはいつもの通り「朝日」である。

次に紹介するのは、2021.2.4 01:39発の共同通信記事。  米紙ニューヨーク・タイムズは3日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言したことに関し、インターネット上で森氏の辞任を求める声が強まっていると報じた。  

森氏は、3日の日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で発言した。同紙はネット上の意見を引用しつつ「会議の中で誰も異論を唱えなかったことに不快感を示す人もいた」とも指摘した。(共同)

日本国内の反応だけでは「弱い」のでいったん外紙に投げかけるのは常套手段である。言っておくと、NYタイムスは朝日東京本社内に支局を構えている。日本にいる同紙の記者で日本語ができるのはごく少数だから、スタッフとして雇われている英語に通じた日本人雇員が教えたのだろう、「森氏の辞任を求める声が強まっている」と余計な一文が入っている。時間的に日本側で辞任要求まで反応する余裕などないはずで、記事では「ネット上で」とネットのせいにしている。

一夜明けて、今度の出番は朝日の経営するスポーツ紙「日刊スポーツ」電子版である。「女性蔑視と取られる発言をした。約40分に及んだ言葉を掲載します」と2021年2月4日7時15分発で長々と引用している 。

「これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは、女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言います。ラグビー協会は倍の時間がかかる。女性がいま5人か。女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局、女性はそういう、あまり私が言うと、これはまた悪口を言ったと書かれるが、必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります。

私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる。みんな競技団体のご出身で、国際的に大きな場所を踏んでおられる方ばかり、ですからお話もきちんとした的を射た、そういうご発言されていたばかりです。」

女性がいると時間がかかる、という発言は森氏が会長を務めるラグビー協会での話であって、問題になっている組織委員会では7人の女性がいるが、皆さん的を得た発言をされているという褒め言葉であることがわかる。

なんのことはない、NYタイムスにしろAFPにしろ、そんな内容とは知らずに、朝日のいう「問題発言」を問題にしている、つまりマヌケな記事なのである。

記事をふくらませるいつもの手口であるが、立憲民主党の蓮舫代表代行のところにもさっそく日刊スポーツがコメントを求めて走っている。蓮舫氏どこまで内容を知っているのか、コメントだけは「もう、いい加減にして下さい。その場にいたJOC評議員会メンバーから笑い声が上がった?その程度の意識の方々で今夏のオリンピック対応を?オリンピック精神からみて恥ずかしい」と、立派なものである。

朝日との連携はまだまだ止まらない。これも朝日系列だが電子版のハフポスト日本版(2021年02月04日 10時04分)は「森喜朗会長に東京五輪組織委員長の辞任求める声が続々」「#森喜朗氏は引退してください」がTwitterで拡がる」と、煽っている。ご丁寧にも「子どもいない女性、税金で面倒みるのおかしい」森喜朗氏の過去発言というのも引っ張り出して、たたきに叩くのである。

そして仕上げは4日の衆議院予算委委員会。立憲民主党の枝野幸男党首が登場して「日本人として恥ずかしい」と菅首相に迫った。「詳細は承知していない」と答えるとやおら日刊スポーツが伝えた森発言を読み上げた。上述のように「女性が・・・」というのはラグビー協会の話なのだがそこは省いて、JOCでのことのように都合よく「編集」した内容である。

仕方なく、森喜朗会長が4日午後、東京都内で報道陣の取材に応じ、3日に女性蔑視とも取れる発言をしたことについて、「オリンピック、パラリンピックの精神に反する不適切な発言だった。深く反省している。発言を撤回したい」と陳謝した。進退については「辞任するという考えはない」と語り、現時点では辞任しない意向を示した。

大山鳴動して鼠一匹。この手口はいつか見たものだ。そう、安倍晋三前首相の桜問題で朝日は天声人語から夕刊の素粒子に至るまでまさに全朝日総出で叩きまくったことがあった。あれと同じである。

朝日新聞とその一派のメディアよ、もうその手口はバレている、いい加減にせよ。

蓮舫と辻元清美には飽き飽きした

前回、自民党の支持率が朝日と産経で20%も誤差がある話を紹介した。では、野党第一党である立憲民主党はと見ると「8・9%」(産経)、「7%」(朝日)と無惨なヒトケタで拮抗している。

この低迷で「早く政権を譲れ」(枝野)というのは絵空事だ。その低迷の現況は毎度、立憲民主党が華の予算委に押し立ててくる蓮舫、辻元清美の2女性議員にあることをそろそろ気づいても良さそうなものだ。

家内とテレビを見ていたら衆議院予算委の国会中継の場面で辻元清美が映った。とたんに「嫌いなの」と消した。次の日リモート中の娘と見ていたら蓮舫が質問者だったが、これも「うざい」とプツリと消された。普段、家で政治の話をすることはないが、嫌悪感は彼女らにも染み渡っているのがわかる。

1月27日の参院予算委員会での蓮舫代表代行の菅首相への「糾弾」は首相をして、「少々失礼じゃないでしょうか」と言わせたほどしつこいものだった。普段ろくでもないことでもコメントを求めに蓮舫のもとに馳せ参じているワイドショーも呆れたか、「ひとこと失礼だと思った。菅総理は医療の不備について、すでに公式の場で謝罪している。この場で追い打ちをかけるようなやり方はどうなのか」 (坂上忍)と批判していた。

ブログ子は見ていなかったので新聞の電子版でたどってみたがこんな攻め口だったようだ。

蓮舫氏は約1時間20分にわたって質問に立った田村憲久厚労相が、自宅療養中や宿泊療養中に死亡した人が12月からことし1月25日にかけて29人いたことを答弁したことを受ける形で、

「この29人のね、命。どれだけ無念だったでしょうかね、総理、その重み分かりますか?」

菅首相が「えー、そこはあの、大変申し訳ない…思いであります」と答弁すると、蓮舫氏は「もう少し言葉ありませんか?」。菅氏は「心から申し上げましたように、大変申し訳ない思いであります」と繰り返した。この答弁姿勢を、蓮舫氏は語気を強めて非難した。

「そんな答弁だから、言葉が伝わらないんですよ!そんなメッセージだから、国民に危機感が伝わらないんですよ!あなたには総理としての、自覚や責任感、それを言葉で伝えようとする、そういう思いはあるんですか?」

これには外野からも「何様だと思っているのか」と非難轟々。さすがにまずいと思ったか質疑終了後にツイッターに 「いつも反省するのですが、想いが強すぎて語気を張ってしまうことを。提案した内容がきちんと皆さんに伝わるよう、引き続き取り組みます」と反省の弁を書き込んだ。

これに対しても「語気は”張る”ものでなく”強める”ものだ。もっと日本語を勉強しろ」と、彼女の二重国籍問題に引っ掛けた書き込みが相次いだ。

これに先立ち1月18日の通常国会の開会日に蓮舫は、菅総理の施政方針演説内容を勝手に公開して〈どれだけの思いを込めた話し方をされるのか〉などとツイッターに投稿する「事件」を起こしたばかりだ。演説内容は事前にマスコミや議員に渡されている。これは演説が夕刊締め切り時間であることなど新聞社の都合もあってだいぶ前から続いている慣例である。

国政の方針を内外に示す「決意表明」ゆえ、演説の原稿は無論、事前に公開されることがあってはならない。「一部とはいえ、総理演説の原稿や原稿写真がネットに出回るなんて前代未聞です」(政治部デスク)。新聞記者なら新人記者に至るまでわきまえている常識だ。

「非常識」の当の蓮舫は公の場で釈明しなかった上、本人ではなく党が謝罪することに。ひっそりと投稿は削除された。

もう一方の辻元清美だが、こちらは「ソーリ、総理、総理」の連呼が得意技である。今国会でも菅総理相手に連呼していた。 総理が担当大臣に答えさせようとすると「大臣でなく、総理に訊いている」と開き直るのを常とする。担当大臣はそ の分野に精通しているからこそ任命されたのであり、正当な答弁が出来て 当然の立場にある。首相が「所管の大臣が答えた後に私が補 足して何が悪いのか」くらい言っても良いのだが、菅首相は丁寧に相手にしている。

自分がテレビで目立ちたいがための質問なのである。質問前のブログにはこうある。

「明日26日、予算委員会で質問に立ちます。菅総理に、新型コロナ特措法の罰則のことや第3次補正予算についてぶつけます。出番は午前9時15分頃から。みんな、見てや!」

支持率「7%」の立憲民主党よ 低迷の元凶であるこの2人の予算委への登用をやめろ!

菅内閣の支持率、朝日と産経で20%大差の不思議

産経とフジニュースネットワーク(FNN)が、23、24日に実施した菅内閣の支持率は「52.3%」。同じ23、24日に実施された朝日新聞では「33%」。それぞれ独自に調査するのだから違って当たり前り前ではあるが、20%もの大差には驚いた。

永田町で話題になっているほか、いつも対韓国で相反する両紙だけに、韓国メディアはさっそく「産経新聞の世論調査を疑問視する声も出ている」と報じ、同じ急落傾向にある文在寅支持率と並べて「他社の世論調査と比較すると、13%ポイントから19%ポイント差が出ており、産経は信用できないとする声が上がっている」(wowkorea)と喜び勇んでいる。

韓国側が朝日の肩を持つ気持ちはわかるが、ブログ子の見るところ朝日の方が恣意的に数字をいじっているのではないか、と思っている。 上は同じ日に朝日が掲載した菅内閣支持率のグラフである。このところ、コロナ無策を筆頭に内閣批判を強めている朝日新聞だけあって、昨年12月に比べてこの1ヶ月で、「不支持」が「支持」を上回ったことを今回の世論調査で見せたかったのではないか。

一方、産経は今回の調査は「背水の陣」だったという事情があった。絶対に信頼を取り戻さねばならなかった。というのも、昨年6月に下請けのリサーチ会社がデータ入力で手抜きをしたのが判明、調査を‌全面‌的に中断した。今回は半年ぶりに復活させて、初めての世論調査だったのだ。信頼を永劫に失うようなインチキをするだろうか。

こと世論調査に関して朝日新聞は大きな信頼があった。ブログ子は札幌で学生生活を送っていたが、アルバイトで朝日の北海道支社で世論調査の調査員をしたことがある。そのとき集められてまず統計学の講義を受けた。

概略こうだ。最新の統計学ではサンプリングは200でほぼ正確を期すことができるが、朝日では10倍のサンプリングを取る。それには階層化が大事で、男女、年齢、居住地などの要素を正確に反映させる必要がある、というようなことだった。そのため役所に出向いて住民台帳をまずチェックさせられた(当時は閲覧できた)。どの簿冊の、何番目の世帯主の何人目、それが未成年であれば何番目の世帯の‥というふうにアンケート先を特定する。

つぎにアンケート用紙を持参して本人に会う。サラリーマンのような帰宅がまちまちな人だといなければ何度でも出向かなければならなかった。数十人を担当するとへとへとになった。用紙を担当社員に渡すとバイト代を支払ってくれるが、当時他のバイトより破格の料金をもらったものだ。

それが個人情報の関係で勝手に簿冊に触れることができなくなり、今世紀に入ってからはRDDという方式になった。乱数番号法(Random digit dialing, RDD)という、標本抽出手法の一種で、無作為抽出した電話番号へ通話する調査方法である。電話の代わりにはがきを使う方法もあるが、今ではNHKはじめほぼすべてメディアなどの世論調査で使われている。

当初は新聞社やテレビ局ごとに実施していたが、電話を掛ける手間が大変なのでこの世論調査を下請けする専門業者が登場して、各社これに依存するようになった。それが産経FNN調査で見られたような下請け業者の手抜き作業を生むことになった。

またRDD方式は上述したような従来の方法の階層化ができていないから誤差が生じやすいという欠点がある。手っ取り早く調査日の翌日には統計が出るという利便性の前に今では主流であるが、統計学の理論を前提にしているから本来そう誤差があるものではないのだが、今回の朝日と産経・FNN調査のように「20%」もの誤差というのは珍しい。

ちなみに、1週間前の18日、読売新聞の調査では菅内閣支持率は「39%」だった。次2月1日には日経の調査が出るだろうから、判定はそれも参考に、みなさんに委ねたい。

グレタ、嫌い

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(18)は20日、ツイッターへの投稿で、同日に退任したドナルド・トランプ前米大統領について「明るく素晴らしい未来を楽しみにしている、とても幸せそうな老人にみえる」と皮肉った。

気候変動が起きている事実を度々疑問視してきたトランプ氏は2019年、ツイッターへの投稿でグレタさんについて、「明るく素晴らしい未来を心待ちにしている、とても幸せそうな少女にみえる」とコメントした。これは、グレタさんが国連演説で各国代表に対し「あなた方はその空虚な言葉で私の夢と子ども時代を奪った。よくもそんなことができますね」と熱弁したことへの皮肉を込めたものだった。

 この投稿を受けグレタさんは、ツイッターの自己紹介文を「明るく素晴らしい未来を心待ちにしている、とても幸せな少女」へと変更して応酬していた。

トランプ氏は任期中、米国を2015年の地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」から離脱させた。20日に就任したバイデン新大統領はパリ協定への復帰を宣言している。(AFP)

                  ◇ ◇ ◇

ブログ子はこの少女が嫌いである。表情も「気持ち悪い」と思っていたが、その後、それが「アスペルガー症候群・強迫性障害 ・選択的無言症」によるものだと知って顔のことは言わないことにしている。

彼女の各国の指導者や企業へ向ける「戦闘行為」は15歳から始まったというから「早熟」には違いないが、それにしても小娘の言動にしてはどぎつい。米大統領選を巡り、トランプ大統領がツイッターで「集計を止めろ」と投稿したときには、彼女も頻繁に利用するツイッターに「落ち着けドナルド」と書き込んだのをはじめ、あからさまに民主党候補のバイデン前副大統領に投票するよう米国民に呼び掛けた。「私は決して政党政治には関わらないが、今回の米大統領選は例外だ」とトランプ攻撃の言い訳にしている。

また、彼女は温暖化の元凶は航空機だと目の敵にしていて、上記のCOP25に行くときにはヨットで出かけた。帰りはどうするかと注目されたとき、ドイツ鉄道が一等車の切符をプレゼントした。それなのにグレタさんは「混雑し過ぎの列車に乗ってドイツの旅。ようやく帰途につきました!」とツイート。大量の荷物のそばで通路に座る自身の姿を公開した。

批判にさらされたドイツ鉄道はたまりかねて「あなたが一等車の座席で我々のチームによってどれほど親切で行き届いたサービスを受けたのかについても伝えてもらえると、良かったのですが」と応酬した。あご・足つきの接待を受けた相手も裏切るのである。こういうときだけ「子どものすることだから」という世間の甘えには乗る。

グレタが国連で「地球を救うのには、あと8年しか残されていない」と訴える地球温暖化がそもそも怪しいものである。この説は、1970年に『ローマ・クラブ』が世界の著名な科学者、経済学者、経営者などの“叡知”を集めて、『成長の限界・人類の危機』というレポートを発表したことから始まる。6人の常任委員会には、日本から経済学の泰斗とされる人物も加わっていた。

『ローマ・クラブ』の報告書は、世界が経済成長を続けてゆくと、環境汚染が悪化し、クローム、鉄、アルミ、錫、鉛、金、銀、水銀、石油などの鉱物・化石資源が枯渇するから、「経済成長をゼロ」にすべきだと主張する。もし経済成長をとめたら、汚染がもっとひどくなる。環境を浄化するためには、それに倍するカネがかかることを無視した学説だ。 

レポートが出た1970年の世界人口は、36億人だった。「爆発的な人口増加」は人類の危機」と書かれたが、今日、世界人口は2倍以上に増えている。今、温暖化は人類の危機だが、環境汚染は人類の危機とまでには至っていない。それを無視した一少女のアジテーターに世界が振り回されている。

ダボス会議でトランプ米大統領がつばぜり合いを演じた彼女について、記者会見でグレタさんの温暖化対策の訴えについて問われたムニューシン米財務長官は、「彼女はチーフエコノミストかい? まず大学で経済を勉強してきてから、我々に説明してほしいものだ」と皮肉ったものだが、正論である。

ちやほやする勢力も多い。米誌タイム「今年の人」にグレタさんを最年少で選出したし、ポルトガルのグルベンキアン財団は地球温暖化防止に寄与した人物、団体に贈る「人類のためのグルベンキアン賞」を授与して賞金100万ユーロ(約1億2200万円)を与えた。メッセージを寄せたグレタさんは「世界のためにさらに良いことができる」と喜んで受け取った。彼女はいまや大金持ちである。

彼女のデビューは2018年5月、スウェーデンの新聞が開催した気候変動エッセイ大会で優勝してからである。そのとき環境問題をテーマにするある人物から、「学生が気候変動のためにストライキをすることもできる」と吹きかけられた。そこでグレタは他の若者を巻き込んで説得しようとしたが、「誰も全然興味を持たなかった」ので、結局、彼女は自分でストライキを進めることにした、という。

今月18歳になったばかりの彼女だが、ツイッターも国連演説も、時宜をみて即刻発するメッセージも影武者がいて操られているのではないか、そんな気がする。

「ベッド数世界一」の日本で医療崩壊を招く「愚」

 日本医師会の中川俊男会長は記者会見ではいつも「感染者の増加が続けば、適切な医療が受けられない『医療崩壊』が起きる恐れがある」と、国民に危機感を訴えている。東京都医師会のトップである尾崎治夫会長も連日のようにメディアに出演し深刻な表情で感染防止を訴えている。

一見、もっともらしい姿ではあるが、ブログ子の見るところ、日本で『医療崩壊』が起きるような事態を招いた責任は彼ら医師会と、武見太郎時代から唯々諾々と日本医師会の言い分を呑んできた厚労省にある。その理由を以下に述べる。

上は「人口千人当たりの各国の病床数」のグラフである。経済協力開発機構(OECD)の調査だが、日本のベッド数は13で最多。韓国12・4、ドイツ8と続く。米国の2・9、英国の2・5の4~5倍以上だ。有り余るほどベッドはあるのである。

ワイドショーは毎日「コロナ」の恐怖を煽っている。日本の感染者が急増して30万人ほどに達し、神奈川県では入院が必要なベッド数「880床」という段階で、はや「医療崩壊の危機」と叫んでいた。このとき、米国では2300万人を超え、英国320万人、フランス、イタリア、スペインは200万人を超していた。日本とはケタ違いに多い患者数なのに医療崩壊など起きていない。それなのに世界一のベッド数を誇る日本だけなぜ「医療崩壊の危機」なのか。

現在、コロナ患者が入院している医療機関は、手術や救急を行う急性期病院が多い。厚労省によると、昨年11月末時点で厚労省のシステムに登録している4255の急性期病院のうち、新型コロナ患者の受け入れ実績があるのは1444病院である。割合を見ると、公立病院は58%の405病院、日本赤十字社や済生会など医療法で位置づけられた公的病院が75%の565病院。

一方、民間病院はわずか17%の474病院にとどまる。 一方、先進諸国の公的病院と民間病院の病床数の内訳を見ると以下のようになっている。

    公的病院(非営利病院含む)  民間病院

日本  約20%             約80%

アメリカ 約75%             約25%

イギリス 大半              一部のみ

フランス 約67%             約33%

ドイツ  約66%              約34%

※ 「諸外国における医療提供体制について」厚生労働省サイトより

つまり日本はベッド数こそ多いが、大半は民間病院で、そこがコロナ患者を受け入れていないのである。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツは、病床の大半が、公的病院か非営利病院にあり、新型コロナの患者を引き受けているので、日本よりも桁違いの患者が生じていても、対応できているのである。

こうなった原因は、民間病院の経営は差額ベッド代などで収益を図っているからである。またコロナ患者を受け入れるには低圧室など設備が必要だが、そちらには対応できていない面もある。「儲からない」「設備投資が必要」なベッドは公的病院任せにして、自分たちが管理する大半の民間病院にはコロナ患者を受け入れていない。これが現実である。

日本の医療は開業医が儲かるように制度設計されている。以下に紹介する厚生労働省の「医療経済実態調査」では、開業医の年収は勤務医の2倍である。

開業医(民間病院の院長を含む)    約3,000万円

国公立病院の院長             約2,000万円

勤務医                    約1,500万円

加えて「薬局経営」という副業で儲けている。どんな小さな医院でもその前には薬局がある。あれは開業医が家族などの名前で作っている医療法人とプロパー(薬の卸業者)の共同経営が多い。定期的に薬価基準を引き下げられているが、まだまだ大きな利益が上がるほど薬価は高く設定されているのだ。

コロナという未曾有の危機に際し、手間暇・危険がある医療は公的機関にまかせ、民間病院は「受け入れ不可能」と知らぬ顔し、発熱症状がある患者のPCR検査などはまず「掛かりつけ医」つまり開業医の紹介から始まるというのが現在の日本のコロナ対策である。そこのトップが記者会見やテレビでいくら「医療危機」を口にしたところで訴える力などあるわけもなかろう。

新聞・テレビ、とくに毎日のように「感染者数史上最高」と脅迫で煽り立てているワイドショー、また「遅い」「後手ばかり」とバカの一つ覚えのような政権批判ばかりの立憲民主党を主とする野党に言いたい。

このコロナ禍に上で述べたような日本の医療の歪みが奈辺にあるかを理解して、立案・立法のために粉骨砕身働け!!

たかがIT企業に国家を超えた権力を与えるのか

ツイッターなど米IT大手がトランプ米大統領らの交流サイト(SNS)利用を停止した問題。日本の新聞テレビは軽く流しているだけで、毎日あいも変わらずコロナ騒ぎである。朝日新聞などは、LGBTに始まって男女同権、女系天皇容認まであれだけ人権問題に口角泡を飛ばして来たのだから、もう少し騒いでもよさそうなのに、何事もなかったのかのような紙面づくりである。おかしくないか。

消されたトランプ大統領のツイッター

ことは「表現の自由」に関し生殺与奪の権利を一IT企業に委ねるという大問題である。「人権」でメディアは死なないが、「表現の自由」を失うことは、即、死を意味する。そのあたりをわきまえない日本のマスコミは所詮、虚飾の輩であろう。

どうして日本はこうも鈍感なのかと思案していたら、さすがドイツのメルケル首相である。

【1月12日】交流サイト(SNS)大手がドナルド・トランプ米大統領のアカウントを永久停止したことについて、アンゲラ・メルケル独首相は問題だと苦言を呈した。首相の報道官が11日、明らかにした。言論の自由はこうしたSNSの経営陣によって決定されるべきではないとしている。  

シュテフェン・ザイベルト報道官は、「言論の自由は、根本的に重要な基本的人権だ。そしてこの基本的人権が制限され得るのは、法律を通じて、また立法者が定めた枠組みの中でであり、ソーシャルメディア各社の経営陣の決定によってではない。この観点から、メルケル首相は米大統領のアカウントが永久停止されたことは問題だと考えている」と明らかにした。

 ザイベルト氏は、うそや暴力の扇動も「非常に問題だ」としつつも、これらへの対応は国家が法的規制の枠組みを策定することでなされるべきだと言明。アカウントを停止し完全に投稿を見られなくするのは、行き過ぎだと述べた。トランプ氏の支持者による連邦議会議事堂への乱入について、メルケル首相はこれまで「激しい怒りと悲しみ」を覚えたと明らかにしている。(AFP)

フェイスブックとツイッターがトランプの発言を永久追放したため、発言の機会を失ったトランプ派は新興SNS「パーラー」を使い始めたが、これまた、管理する米グーグルとアマゾン・コムなど米IT大手がサービス提供を相次いで打ち切った。暴力を助長するような投稿への対応が不十分だという理由からだ。ここでも情報のプラットフォーム(基盤)を握るIT大手、アマゾンの強大な権限を浮き彫りにされた。反発するパーラーは11日、アマゾンを提訴、今後法廷での争いになる。

それらの決着には長い時間がかかるであろう。その間、トランプ側の立場からみれば、トランプ大統領は国民に意見を伝える能力を完全に封鎖されたのであ る。一IT企業が大統領から発言能力を奪ったのだ。これが正しいわけはなかろう。加えてアメリカのメディアは反トランプばかりである。そんな中で「一方的に」バイデン当選が決まり、、 国会は2度目の大統領罷免に動いている。ただでさえ現在も過去もアメリカは分断されているのだから、不満の向かうところは再びの暴力騒ぎであろう。そんな事態に進む危険な権限を「一IT企業」に持たせて良い訳がないであろう。

トランプは「石もて追われる」如くホワイトハウスから去るのだろうが、さらに「水に落ちた犬に石を 投げる」行為となるとこれはもう中国の思う壺だ。「水に落ちた犬は打て」というのは古来、中国の体質である。

自由と人権の国、アメリカでどうしてこんな矛盾したことが起きるのか。「通信品位法230条」のなせる技である。これまでSNS運営企業は同法に基づき、不適切な投稿を掲載したり、削除したりしても法的責任を問われなかった。SNSは人々が意見を交わす「掲示板」のような情報基盤に過ぎないと位置づけられたためだ。

 ただ、社会への大きな影響力を持つようになったSNSは単なる掲示板とはいえないとして、SNS運営企業を投稿内容に責任を負う「編集者」として扱うべきだとの見解も強まってきた。一国の大統領のアカウントを停止するという踏み込んだ対応の是非も踏まえながら、同法230条の改正を含むIT規制強化が急務となりそうだ。(以上2パラグラフは産経)

ブログ子はツイッターもフェイスブックも一切使わない。デジタル世代でないこともあるが、一番の理由は、長い新聞記者生活が身についていて「あんな短い文では言いたいことも伝わらない」と思うからである。それ故、こうしたブログで書くことになるのだが、少数派であることは自覚している。

それ故、明日は日本でも、と思う。早くSNS規制法を作らねばならない。鈍感なメデイアと政治が情けない。

 

新春、義姉からのエスプリ集

新春早々の「緊急事態宣言」である。そう言われたって、こちとらにできることは「外出自粛」「OB会自粛」「呑み会自粛」ぐらいで、そんなことコロナ発生直後からやっている。とどのつまり、同じことを続けるだけである。

そんなとき横浜・大倉山にいる義姉から「新春 エスプリ集」がLINEで届いた。昨年4月「18歳と81歳の違い」というのが届いてこのブログでも紹介した。親友のK東大名誉教授から「貴兄の姉上は大変なエスプリの持ち主だ」と持ち上げられた。いわばその続編といったところである。

読んでみると過半数は我が身に当てはまる。私もそう、と思う方はきっとブログ子と同じ「後期高齢者」に違いない。

◇ ◇ ◇

♦️三時間 待って病名 『加齢』です

♦️目覚ましの ベルはまだかと 起きて待つ

♦️起きたけど 寝るまで特に 用もなし

♦️改札を 通れず よく見りゃ 診察券

♦️誕生日 ロウソク吹いて 立ちくらみ

♦️万歩計 半分以上 探し物

♦️この頃は 話しも入れ歯も かみ合わず

♦️目には蚊を 耳にはセミを 飼っている

♦️留守電に『ゆっくりしゃべれ』と どなる父

♦️いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦

♦️マイケルの 真似を発作と 間違われ

♦️名が出ない(あれ)(これ)(それ)で用を足す

♦️探し物 やっと探して 置き忘れ

♦️歳重ね もう食べられぬ 豆の数

♦️LED 使い切るまで ない寿命

♦️クラス会 食後は薬の 説明会

♦️立ち上がり 用事忘れて また座る

♦️無農薬 こだわりながら 薬漬

♦️妖精と 呼ばれた妻が 妖怪に

♦️眼薬を 差すのになぜか 口を開け

♦️少ないが 満額払う 散髪代

♦️景色より トイレが気になる 観光地

♦️厚化粧 笑う亭主は 薄毛症

♦️カード増え 暗証番号 裏に書き

♦️妻旅行 おれは入院 ねこホテル

♦️恋かなと 思っていたら 不整脈

♦️深刻は 情報漏れより 尿の漏れ

♦️へそくりの 場所を忘れて 妻に聞く

♦️これ大事 あれも大事と ゴミの部屋

♦️腰よりも 口につけたい 万歩計

♦️何回も 話したはずだが『初耳だ』

♦️婆さんよ 犬への愛を 少しくれ

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最初の項のブログ子の作はこうだ。

♦️GO TOで行ってみたいな天国へ

「史上最低の首相」

ブログ子は新聞記者時代多くの政治原稿を書いてきた。佐藤栄作がノーベル平和賞をもらったとき私邸の応接間にいて「なんでこの人が・・・」と首を傾げていた。中曽根康弘が組閣のときブログ子の入閣予想は60%程度の確率だったが読売新聞は100%の確度で仰天した。調べたら、中曽根のそばで組閣名簿をさらさらと書いていたのは渡辺恒雄主筆(いまだにこの肩書を外さない)だった。二人は互いに「盟友」「唯一の友人」という仲で、おかげで何度泣かされたか。

歴代首相を見てきた中で「史上最低の首相」だと思ったのは、宇野宗佑だった。リクルート事件発覚と消費税導入により支持率が急落した竹下登が退陣したあと、ポスト竹下と目されていた安倍晋太郎、宮澤喜一、渡辺美智雄ら有力者は軒並みリクルート事件に関与していたため身動きが取れず、主要閣僚の中でリクルート事件との関連性が薄く、サミットが近かったこともあり、当時外相であった宇野がダークホースとして登場した。

仏アルシュ・サミットに出席した宇野宗佑首相

しかし就任3日後に女性スキャンダルが発覚する。神楽坂の芸者に「もし自分の愛人になってくれたらこれだけ出す」と言って自分の指を三本出した(30万という意味)、いわゆる「指3本事件」である。愛人となった後、首相就任の4年前に別れるまでの面倒見の悪さから女に暴露された。

芸者に「このような人物が日本の総理大臣であってはいけないと考え、マスコミにリークした」と言われたくらいだから、確かに「最低の首相」にふさわしい人物であった。そのため、わずか69日間の短命内閣であった。

ブログ子の当時の勝手なランク付けで、これで決まりかと思ったら、民主党政権になってつぎつぎ「記録」は書き換えられた。東日本大震災にあたって現場にしゃしゃり出てきて「何で俺が来たと思っているのだ」と原発作業員に怒声をあびせ混乱させた菅直人、ルーピー・鳩山由紀夫に至っては、総理を追われたあともわざわざ韓国に出かけては慰安婦像の前で土下座してみせるバカ丸出しである。民主党政権はわずか3年の間に「最低の首相」を2人も輩出してくれたのだから驚いた。

ところが12月23日に外務省が一般公開した外交文書を見て、「やっぱり宇野宗佑が最低」と思わせられた。政権発足直後の1989年6月4日、中国政府が民主化を求める学生らを武力弾圧した天安門事件が起きた。日本側の極秘文書には事件の犠牲者数について、中共政府の公式発表をはるかに上回る「1000人以上」という各国大使館の報告が散見される。

当然のことに、西側諸国が「制裁措置等を共同して採ること」に足並みを揃えていた中で、宇野はただ一人「我々とは政治社会体制及び価値観を異にする中国の国内問題」と率先して反対していたのだ。 「国内問題」は今でも中国政府が人権侵害を正当化する際の常套句である。なんという世界観の貧しさか。

宇野がまもなく訪れる仏でのアルシュ・サミットの説明に訪れた外務省幹部に「中国を国際的孤立に追いやるのは不適当」と発言。宣言に関し「EC(欧州共同体)・米と日本は違う。これが文章や表現上、にじみ出るようにしたい」とまで述べていた。為に、サミットでは中国を非難する宣言が採択されたものの、共同制裁は見送られた。

他の「最低」首相たちは確かに愚かだった。しかし宇野宗佑の「最低」は中国が今、世界中に撒き散らしている覇権主義、一帯一路、チベット・ウイグル民族迫害、中華思想、はては武漢の新型コロナ発生の隠蔽にいたるまで、あらゆる害毒のもとになっている独裁政治を率先して助けた特段の「愚行」である。

孫娘、サンタさんへお手紙を書く

昨夜はクリスマスイブ。サンタは世界のトップからコロナワクチン注射済証や外出許可証をもらって走り回っていたから、さぞかし今頃はぐったりしていることだろう。我が家の3人の孫娘たちにもプレゼントを届けてくれたようだが、そのうち一番下の小5年の真妃がサンタへ書いた手紙に感心したので紹介する。

手紙は秘密の通信箱の中に入っていて、イブ直前に母親が見つけ出した。よほど欲しかったのだろう、彼女がこの1年、どのように「頑張ったか」、「努力の積み重ね」でどん成果が得られたかがぎっしりと書き連ねてある。「なので」ピンクの自転車が欲しいと訴えてから、サンタに「全国の子供たちを喜ばせてくれてありがとう」と感謝の言葉も忘れない。

起承転結、理路整然、。谷崎潤一郎も「文章読本」でほめてくれそうな立派な出来栄えである。最後の「一歩前に進めるよう頑張る」という結語も文句のつけようがない。

しかも、文末にはサンタが迷わないようにと、自分の家への地図まで付いている。 これではサンタも脱帽だ。

◇ ◇ ◇

サンタへの手紙には自宅への地図もついていた

サンタさんへ 私はこの一年間来年の受験に向けて勉強をしてきました。私は算数が苦手でしたが、どんどん問題を解いていく うちに、できる問題がふえました。 なので算数が少しずつ好きになってきました。他にも習っている水泳で何年間も一ぱんでしたが、最近学童強化コースに上がりました。それは努力の積み重ねのおかげだと思います。そのコースに行くのは2月からです。

そして、英語は読むことが好きになりました。また読める単語も増えました。さらに先生にほめられる日が続いてきました。

なので私はピンク色でかぎが付いている自転車がほしいです。お願いします。

いつも全国の子供たちを喜ばせてくれてありがとうございます。 これからもみんなが笑顔になるプレゼントをとどけて下さい。 応えんしてます。

私も努力を積み重ねて好きなことが増えたり、一歩前に進めるようにがんばっていきたいと思います 東京☓☓3丁目☓☓番☓☓号  ☓☓真妃より

◇ ◇ ◇

すぐ上の美妃は中2だが、これまたサンタを待ちかねていた。しかし曰く 《私がお願いしなくてもサンタはいつも実用的なプレゼントをくれるから品物はサンタに任せてる》のだそうだ。これはサンタにも難問だったようだ。

軍事知識の欠如した与野党と左傾メディアで日本は滅ぶ

地政学的に日本は「不運」である。大陸側に接している4カ国、ロシア、中国、北朝鮮、韓国全てが敵対国ときている。そのうち3カ国は核を保有している。韓国は自由主義陣営ヅラ‏しているが、米韓同盟を危うくしてまで北と中国にすり寄って、航空自衛隊機に準戦闘行為とみなされる「ロックオン」をかけてくるくらいだから日本を「仮想敵国」とみなしているのは間違いない。

2020年の日本の防衛予算5兆3222億円に対し、韓国国防予算は約4兆7000億円。2026年には日本国防費を上回る見込みだ。北朝鮮を除き、戦闘機、陸上兵力、艦艇いずれも日本を上回る戦力を持つ国々に囲まれ、北朝鮮も核と長距離ミサイルで日本を狙っている。これほどの脅威を与野党もメディアも露ほども感じていない。その「豪胆さ」に呆れるばかりである。

ブログ子は昔で言えば連合艦隊司令長官、現在では横須賀艦隊司令をつとめた海将と親しかった。防衛庁時代で防衛課長をしていた海将を六本木に訪ねたとき、日本の潜水艦隊の父、と言われるこの人から、貧弱な日本の軍事力ながらかろうじてこれらの国々と対峙できているのは、潜水艦隊の力だと教えられた。日本のすぐれた造艦技術はなんとしても守らなければならないと以来、確信している。そうした彼我の戦力の差をノホホンとした国会議員と左傾メディアは全く理解していない。

 政府は12月18日、「敵基地攻撃能力」の保有について、年内に結論を出すことなく、「抑止力の強化について、引き続き政府において検討を行う」と結論先送りを発表した。その前には、河野太郎防衛大臣が、イージスシステムを地上に設置するタイプのミサイル迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を停止すると発表している(6月15日)。

その理由というのが、発射される迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」(改良型)は発射後、ブースター(一段目、二段目の推進ロケット)が切り離される。地元住民はこれが「危険」として反対している。基地周辺の住宅などに落下させないためには設計変更がソフト面だけではダメで、ハードまで改修しないとダメ。とてもそこまでやるのはむりだから開発は断念するというのだ。

このミサイルは、日米両政府が共同開発中の迎撃ミサイルで、陸上自衛隊の新屋演習場(秋田市)と山口県の陸自むつみ演習場(萩市、阿武町)への配備を計画していた。イージス・システムはもともと、米海軍が空母の艦隊防空のために開発した技術で、海上だからブースターの地上落下など想定していない。それを陸に上げるというのだから、計画当初からそんなことはわかっていたはずである。「盲亀の浮木」の理屈の前に屈して新たにイージス艦2隻を建造して、海上迎撃体制をとるという。1000億円余計にかかることになる。国民の命を守るという安全保障は日本では地域エゴより低いのだ。

「敵基地攻撃能力」は憲法違反とする野党とメディアもどうかしている。「専守防衛」は彼らの金科玉条だが、このアメリカから与えられた憲法が書かれた当時なら、攻撃を受けてからはじめて反撃するというのもできたろうが、現代では最初が核なら、それでお終いである。反撃する間もないのが現代戦である。少し持ちこたえたとしても、戦場は常に日本国土ということになる。これがおかしいことは誰でもわかるであろう。

菅内閣が18日に閣議決定した「新たなミサイル防衛システムの方針」で、防衛省が開発を目指しているのは「12式地対艦誘導弾」の射程を現在の百数十キロから約1千キロ程度延ばす」程度である。確かに日本の領空から撃てば、北朝鮮やロシア、中国内陸部も射程に収める。しかし向こうはすでに数百発の長射程ミサイルを沿岸部に配置済みである。それにも関わらず立憲民主党の安住淳国対委員長は「使い方によっては専守防衛の考え方から逸脱する」という。もう馬鹿らしくなってくる安穏さである。

敵基地攻撃には、情報が欠かせない。北朝鮮は数百機の移動可能なミサイル発射機を持っているとされる。現在地を特定するには監視役の人物から情報や軍内部で交わされる通信の傍受も必要だが、今の日本にできることは、1日に1回程度の割合で北朝鮮上空を通過する情報収集衛星による画像情報と、防衛省情報本部の通信所・分遣班による北朝鮮軍の無線通信の傍受にとどまる。軍通信の傍受も情勢が緊迫すれば周波数を変えられてしまい、すぐ傍受不能になる。つまり敵基地攻撃の能力すら持っていない現実を安住淳国対委員長は知らない。

昭和31(1956)年2月29日の衆議院内閣委員会において、当時の船田中防衛庁長官が「我が国土に対し、誘導弾等による攻撃が行われた場合、他の手段がないと認められる限り、誘導弾等の基地をたたくことは、法理的には自衛の範囲に含まれ、可能である」という政府答弁を行っている。

確かに敵基地攻撃能力の保持は憲法上認められているものの、自衛隊は現在、敵基地攻撃能力を保有していない。政府が過去の国会議論において野党の反対に配慮して敵基地攻撃能力を保有することを躊躇してきたからだ。まずここを是正しなければならない。

自衛隊は敵基地攻撃能力を少しは持とうとしている。敵基地攻撃は、戦闘機が空中給油を受けながら長距離を飛行し、AWACSの管制を受ける。敵基地が近づくと電子戦機が妨害電波を出して地上レーダーや迎撃機をかく乱させる。つまり複数の航空機を組み合わせる必要がある。

最後に敵基地への爆弾投下やミサイル発射となるが、航空自衛隊は2012年から衛星利用測位システム(GPS)衛星を利用した精密誘導装置付き爆弾(JDAM)を導入、より正確な爆撃のため、2014年にはイラク戦争で米軍が使ったのと同じタイプのレーザー光線で誘導するレーザーJDAMの導入を開始した。

これなど、安住議員に言わせれば「専守防衛」に反するというだろうが、そうなれば彼は自衛隊員に「死ね」といっているに等しい。どこの国の国会議員か疑う。

我が国の安保議論には、世界の標準からみて非論理的、非軍事的なものが目立つ。「専守防衛」、「相手に脅威を与えない防衛力」など、憲法第9条に起因する時代錯誤的な主張が大手を振ってまかり通っている。憲法改正が不可避だが、これまた周知のように至難の技ときている。

与野党と左傾メディアに言いたい。世界地図をもう一度広げて見よ、日本の置かれている、世界でもまれなほど危険な国々に囲まれている様をみてから「専守防衛」とか「敵基地攻撃能力」を口にせよ、と。

ノーベル平和賞の無惨

ブログ子はかれこれ20余年前から「八ケ岳の東から」というホームページを書いている。以下はその中の「ブン屋の戯(たわ)言」の中の「ノーベル平和賞と文学賞はいらない」というところの原稿として書いたものだ。そのまま転載する。

http://home.r07.itscom.net/miyazaki/bunya/tawagoto.html#novel

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「ノーベル平和賞はいらない」と何度も書いてきた。前述のごとくオバマ元米大統領の早すぎる受賞までを書いたが、その後もひどい受賞者が相次いでいる。

2020年11月に行われたミャンマーの総選挙では、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党・国民民主連盟(NLD)の圧勝となった。事実上の国家元首として得意満面と言いたいところだが、世界からは平和賞の取り消しを求める動きさえ出ている。彼女は1991年にノーベル平和賞を授与された。当時、自宅に軟禁されていたスー・チー氏は、ミャンマーの民主化運動の旗手としてもてはやされていた。しかしその後、自国のイスラム教徒少数民族、ロヒンギャへの迫害にまったく関心を示さず、一向に収まる気配がないからだ。

ノルウエーでの授賞式で証書とメダルを手に得意満面のエチオピアのアビー首相
=2019年12月

とどめは2019年平和賞を受賞したチオピアのアビー首相である。隣国エリトリアとの紛争を終結させ、国内でも民族間の融和に努める姿勢が評価されたものだが、それからわずか1年後にエチオピアは内戦の危機に陥っている。混乱に率先して参加しているのがほかならぬアビー首相というのだから、もはや、何をか言わんやである。

複雑なエチオピアの内情について触れておく必要があろう。アフリカ全部が言ってみれば部族国家で、あちこちで殺戮を繰り返しているのだがこの国も例外ではない。 エチオピアを構成する民族は80近くもある。最大民族はオロモ人だが、それでも全人口の4割に満たない。エチオピアというと東京五輪のマラソンの英雄、アベベ・ビキラを思い出すだろうが彼もオロモ人だ。次に多いアムハラ人も3割弱。続くソマリ人やティグレ人はいずれも5%程度だ。

しかし、エチオピアの政治は30年近く「わずか5%」のティグレ人が支配してきた。2018年にオロモ人のアビー氏が首相となり改革を進め、ティグレ人が握っていた公安部門の力を奪った。汚職摘発で既得権を失い始めティグレ人は不満を強めた。北部ティグレ州の州都メケレというティグレ人の牙城を、オロモ人ら政府軍が攻め落としたのが今回の戦争だ。2週間ほどの間に数百人が犠牲になり、数千人が隣国スーダンに逃れた、戦闘では民間人が虐殺されたという情報もある。こうした残虐な戦闘の指揮をとっているのがアビー首相なのである。

呑気な日本人はすぐ「迫害されるティグレ人」というので同情するかもしれないが、その前にいたティグレ人というのもろくでもない民族である。

1974年のエチオピア革命で社会主義政権が誕生し、メンギスツ臨時軍事評議会(PMAC)議長が独裁者として君臨した。しかし、冷戦終結で後ろ盾を失い、91年に反政府武装勢力「エチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)」によって打倒された。このEPRDFの主力がティグレ人であり、今回の内戦で政府軍と戦ったTPLFだ。北部ティグレ州の支配勢力であり、2012年の死去まで20年間エチオピアを恐怖支配した故メレス首相を支えてきた。

アビー首相は11月30日、逃亡したTPLF幹部を徹底的に追跡すると宣言した。同じ日にTPLFの指導者デブレツィオン氏もAFP通信の取材に応じ「侵略者がティグレの地にいる限り」戦闘は続くと述べた。TPLFは政党だが、旧ソ連のスターリンをまねた粛清で反対派を殺害し続けたメンギスツ政権を力で倒した武装勢力でもある。今後も血で血を洗うゲリラ活動を続けるだろう。

どこが「ノーベル平和賞」かと思う背景だが、さすがにアビー首相にノーベル平和賞を贈ったノルウェー・ノーベル委員会は反省したか、声明で「激化する暴力を終わらせ、意見の不一致や紛争を平和的な手段で解決」するよう呼びかけたが、平和賞を廃止したほうが早いのではないか。

菅首相 ! 日本もサンタに外出許可を

サンタの季節になった。世界中の子どもが待ちかねているこの時期に各国のトップは粋なメッセージを出している。 翻って日本の菅義偉首相をみると、どうにも「地味」である。

コロナ会議や初の東日本大震災地区視察のニュースを見ると菅首相は秘書官が書いた原稿の棒読みが多い。表情も、被災地で笑顔ができないのはわかるがどうにも仏頂面が目につく。愚にもつかない問題にうつつを抜かす野党やアラ探しのメデイア相手なら「適切に対応していく」で済ませるのもよかろうが、一般の国民にはもう少し柔らかい「適切な対応」があるのではないか。とりわけ、サンタの季節には。

「Go To トラベル」の全国一斉停止で支持率が下落したいま、それどころではないかもしれないが、世界のトップはサンタに関して実に柔らかいメッセージを発しているので、この際、ぜひ見習ってほしいものだ。

今年、子どもたちはサンタとはシールド越しでグータッチ

イタリアのコンテ首相は、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻で外出に証明書が必要なロンバルディア州に住むトンマーゾ君(5つ)から「サンタさんが世界中の子どもにプレゼントを渡せるように特別な外出証明を発行して」との手紙を受け取った。

トンマーゾ君は高齢のサンタクロースを心配し、クリスマスツリーの下に温かいミルクとビスケットに加えて消毒液を置くことも提案していた。これに対し、コンテ首相は「彼は既に国際外出証明書を持っていて、マスクを着けて今年も世界中へ行くつもりだと約束してくれたよ」と返答したという。

英国のジョンソン首相も、8歳の男の子から届いた、「サンタはクリスマスに来られますか?」という手紙をツイッターで紹介、これに対する自身の署名入りの返信を公開した。

ジョンソン首相の手紙には「サンタは外出許可を持ってるよ」

8歳のモンティ君は手紙で「(サンタにあげる)クッキーの隣に除菌ジェルを置いておいたら来ることができるかな」と質問。ジョンソン首相は「北極に電話して聞いたらサンタもトナカイも早く出発したくてうずうずしていたよ。除菌ジェルを置くのはいいアイデアだね」と返信した。

また世界保健機関(WHO)は14日、サンタクロースは新型コロナウイルスに対する免疫があると太鼓判を押した。WHOの新型コロナウイルス担当技術責任者、マリア・バンケルコフ氏は、記者会見で「サンタは高齢なので、心配する気持ちは分かる。サンタはこのウイルスに対する免疫を持っていると言える」と回答した。

2人の息子の母でもあるバンケルコフ氏は、「サンタクロースとチャットで少し話したが、とても元気で、クロース夫人も元気だ。2人とも今はとても忙しいそうだ」とも述べた。さらにWHOでは多くの国の指導者から、サンタクロースと空飛ぶトナカイが領空内に入れるよう渡航制限を緩和したと聞いていると述べ、「サンタは各国の領空を出入りして、子どもたちにプレゼントを届けることができる」と説明した。

このように、新型コロナウイルスが猛威を奮っている今年、はたしてサンタは来られるのだろうか ? というのは世界中子どもが心配していることだ。

それにこたえてサンタはYouTubeで特別メッセージを発信した。このメッセージ動画が撮影されたのはフィンランド北部・ラップランド地方にあるサンタクロースの事務所からで、まず、サンタクロースは「子どものみんなに素晴らしいニュースがある。今年のクリスマスは中止しないよ」と伝えている。

https://youtu.be/mxxhpvUrIu4

北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)は、毎年恒例のサンタクロース追跡サイト「NORAD Tracks Santa」を公開している。子どもの間違い電話が司令官のホットラインにつながったことから始まったこの企画、1955年(昭和30年)から実施している。NORADの本業は人工衛星や核ミサイルの動向を監視だが、今でもサンタクロース追跡を誇り高き重要な任務と位置付けている。

今年は65周年にあたり、特に力をいれていて、世界の殆どの言語に対応して、世界中を駆け巡るサンタクロースの様子をインターネットで追跡できる。 https://www.noradsanta.org/

我が家では小学5年生の孫娘がサンタを待ちかねている(高2と中2の上2人はヒネてきて対象外)。マッチー(家内)にはこれ、鎌倉のおばあちゃまにはこれ、サンタにはこれ、とお願いを決めている。マッチーにはLINEで来たが、困ったのはサンタへのお願いが秘密の通信箱に入れられていることだ。

母親が本箱の隅に見つけたが「鬼滅の刃」全巻だという。全巻揃えるのは並大抵のことではないらしい。菅首相、なんとかなりませんか。

柔道はこうでなければ・・・

柔道男子66キロ級代表決定戦をテレビで見た。感動した。史上に残る名試合だと思う。

柔道の東京五輪代表男女各7階級のうち、唯一決まっていなかった男子66キロ級の代表決定戦が13日、東京都文京区の講道館で行われ、阿部一二三(パーク24)が丸山城志郎(ミキハウス)を24分間に及ぶ熱戦の末に破り、初の五輪代表入りを決めた。

丸山城志郎(左)を攻める阿部一二三

日本柔道史上初の直接対決の1試合のみで五輪代表を決める「ワンマッチ」方式。新型コロナウイルス対策のため無観客開催で、新聞報道では「試合する両者の息遣いが聞こえるほどの息詰まる熱戦だった」、というものの、テレビからはそこまでの迫力は伝わってこなかった。

それどころか、時間制限なしの延長戦は24分にも及び、中継したテレビ東京の画面は19分あたりで打ち切られてしまった。このテレビ局は日経新聞の系列で、従来も大事件の中継途中でニュースの時間になり「日経平均」の株価情報を流すようなところである。他の局ならCM打ち切り、次の番組繰り延べなどの対応をするところだ。こんなところが大試合の中継権を取ったのが間違いである。

それはさておき、その後の試合展開を翌日のスポーツ紙で見ると、阿部は12分過ぎの右手中指負傷。治療して畳に戻った6分後には鼻血が出て丸山の白い柔道着に血がにじむほどだったが、止血のため右鼻にティッシュペーパーを詰めて戦い「集中力は切れなかった」。 24分、阿部が切り込んだ大内刈り。「イヤアー!!」と力を振り絞った。丸山の返し技が及ばず。ビデオ判定の末、過去の対戦で最長だった13分23秒を超える24分間の決闘に決着をつけた。決着直後阿部は顔をくしゃくしゃにして涙を流した。

試合後、阿部は「気持ちと気持ちのぶつかり合いと思った。絶対、引かない思いで戦った。本当にすごい長い戦いだったが、いざやってみるとひとシーンも忘れられないような戦いだった」「自分の柔道が出せたし、最後に投げたのも自分の柔道をした結果。自分の柔道が一番と見せられた。やっと夢へのスタートラインに立てた」」「丸山選手がいたから、ここまで成長できた。大きな存在だった」とライバルへの敬意も忘れなかった。

女の涙には打算があるが男の涙にはそれがない、と言ったら女権派には叱られそうだが、敗れた丸山も「阿部選手がいたからここまで来れた。自分の柔道人生はまだ終わっていないのでもっと強くなる」と清々しかった。

ブログ子の高校時代柔道は正課だった。背が高かった、つまり腰が高いので投げやすいと見られて好んで相手に選ばれてよく投げられたので余り好きではなかった。その後あまり試合を見なくなったのは国際化とともに、ポイント制になり引き手争いに終止して「注意」や「技あり」などをかせぐことにばかり集中し、柔道の醍醐味の「一本」が少なくなったからである。

ワンマッチ形式結構。時間制限なしの延長戦大賛成。「空気投げ」とまでは言わないが、嘉納治五郎時代に戻って欲しい。国際試合も。

韓国の劣化は漢字を捨てたから

韓国の世論調査会社リアルメーターが11月30日から12月4日に実施した世論調査によれば、文在寅大統領の国政支持率が先週より6.4%下落、37.4%となり政権発足以来最低値を記録したという。このままレームダック化してその後は大統領は監獄行きというのがこの国の例外なきパターンだが、そのことはまた遠からず書くことにして、今回は韓国という国と国民が劣化した原因である「漢字を捨てた国の悲劇」について。

韓国人にハングルを教えたのは日本人だが、その時は漢字とハングルを共存させるつもりだった。日本にあるひらがなやカタカナのような表音文字として。だが韓国は自ら進んで漢字を捨てた。彼らが選んだことだからつべこべ言うことではないが、その結果どうなったか。

韓国も中国もそうだが、和製漢字に依存している。漢字は中国から渡来したものだが、明治維新以来日本が西洋文明を取り入れるに懸命な時期、漢字では表現できない言葉をつぎつぎと「発明」してきた。中国の正式名は「中華人民共和国」というが「人民」も「共和」も日本由来である。哲学用語に始まり、特に科学用語のほとんどはいわば「日本語」から来ている。韓国も同じである。それどころか「おでん」「てんぷら」「刺し身」の食品に始まり「見学」「見積もり」「景品」・・・枚挙にいとまがない。韓国語の半分は日本語と言ってよいほどだ。

中国は気にもせず「日本語」を使っているが、韓国だけはこれを良しとせず反日と日本語排斥に血道を挙げている。他国のことで放っておけば良いことだが、漢字を捨てるとどうなるか。日本語で羅列するが、電気・戦記・前期・全期・転記・伝記・転記をハングル読みすると皆んな同じ、つまり同音異義語の羅列で、耳からだと全く区別がつかなくなる。

今流行の「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴=ごとうげ・こよはる=著)は韓国でも大人気だそうだが、漫画の主人公たちの表記が漢字ならではの表意文字になっている。

人食い鬼がすむ大正時代の日本が舞台で、鬼に家族を殺された主人公の少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼と化した妹の禰豆子(ねずこ)とともに敵討ちの旅に出る話だ。漢字からは「臥薪嘗胆」の故事も思い起こすネーミングだが、ハングルでは何一つそんな意味は汲み取れない。

その他、セリフが国会答弁にも登場した鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)、鬼殺隊の主軸をなす最強剣士である「柱」の炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)、その仲間の我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)など漢字から性格や運命まで類推できるのだが、これまたハングルでは伝わらない。

そればかりではない。宮城県塩釜市が公式サイトのページで「竈」の書き順を動画で紹介しているのだが、主人公にちなんだ名前というのでアクセスが集中しているという。市の正式名称は、実は「塩竈市」で、公文書などではこの難しい漢字を使う。そこで「竈」の字を広く知ってもらおうと開設された。

また妹の禰豆子にちなんで木曽にあるネズコの森にも人が集まり始めたという。ネズコは江戸時代に尾張藩が直轄した木曽谷で森林資源保護のために伐採が禁止された「木曽五木」の一漢字で「鼠子」と書く。ネズコの木は、軽くて丈夫、耐水性に優れて狂いが少ない-などの特長があり、障子の桟などに使われる。木曽地方の「ねずこ下駄(げた)」は高級品としても知られる。森のシンボル的存在となっている高さ約27メートル、推定樹齢200年以上のネズコの巨木は、熱帯のマングローブのように「根上がり」して風格が漂う。これがファンにはたまらないのだそうだ。

こうした波及効果の面白さもハングルでは何一つ伝わらなことは言うまでもない。それどころかこのマンガにも反日種族は声を荒げる。主人公の炭治郎の耳飾りのデザインが「旭日旗」に似ているというのだ。また舞台の大正時代が、韓国にとっては日本により植民地支配されていた時期と重なるという難癖である。アニメファンの学生からは「『鬼滅の刃』が好きな僕は売国奴でしょうか?」という投稿に賛否両論が殺到したとか。

左が日本版、右が韓国版の炭治郎の耳飾り

批判を受けて、韓国で放映されたアニメシリーズや12月に公開予定の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、炭治郎の耳飾りのデザインが実際に変更された。赤い太陽から下に線が伸びていたデザインが、太陽の下に横線をいれるデザインとなり、旭日旗のイメージから離れるように工夫されているという。

いやはや救いがたい連中ではある。

原発問題を左傾裁判官にいじらせてはならない

 大阪地裁が4日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の原子炉設置変更許可を取り消した。「規制委の調査審議および判断の過程には、看過しがたい過誤、欠落がある」と言う。原子力規制委員会は、平成23年の東京電力福島第1原発の事故を踏まえて設置された機関である。反対運動に押されて、「そこまで電力会社に過重なハードルを課すか」と思うほど、防波堤を高くせよ、活断層がどうのと注文をつけている。専門家が審査してやっとこ認可したことを素人の裁判長はあっさり否定して「看過しがたい過誤、欠落がある」というのだからあきれて物が言えない。  

 最高裁は平成4年、伊方原発訴訟の上級審判決で安全基準の適合性については「科学的、専門技術的知見に基づく行政側の合理的判断に委ねると解するのが相当」との見解を示している。今回の大阪地裁森鍵一裁判長(51)の下した判決は、こうした最高裁の判断にも背く異様なものだ。

原発を止めた裁判官はこれまでにも例があって、別表のように2003年1月、高速増殖炉「もんじゅ」にダメ出しした名古屋高裁金沢支部の判決に始まって、今年1月、伊方原3号機の運転差し止めを認めた広島高裁判決まで7件、今回の大阪地裁で8つ目である。原発を止めろという訴訟は福島事故以降50件ほど出されているから、相当な確率である。

中には首を傾げる司法判断もある。個人の生命、身体が侵害される具体的危険がある場合、その個人は人格権に基づき侵害行為の差し止めを求めることができると認めたもの(金沢地裁)や、原発のある福井県高浜町から65キロ離れた大津地裁の山本善彦裁判長(当時61歳)は、「一旦事故が起これば琵琶湖が汚染され、滋賀県民が被害を受ける。その環境破壊の及ぶ範囲は我が国を越えてしまう可能性さえある」と高浜原発の再稼働禁止を言い渡している。福島原発事故でも概ね避難指示は「30キロ以内」だった。この論法を持ってすれば日本中「一旦事故が起これば‥」が適用されることになる。

さすがに、これらの判決はつぎつぎと上級審で覆されてはいるが、現状は下級審では「やりたい放題」である。

以降は証拠を突きつけることもできないのでブログ子の独断ということになるが、多くの裁判官は青法協(青年法律家協会)傘下ではないかと思う。青法協とは、1954年、日本国憲法を擁護し平和と民主主義及び基本的人権を守ることを目的に設立された。弁護士・学者合同部会、裁判官部会、司法修習生部会からなり、左派的な主張が多く、原水爆禁止、安保改定反対、ベトナム反戦運動などを繰り広げてきた。公安筋からは日本共産党の指導下にあると見られている法律家集団である。

この内、裁判官部会のメンバーは220名ほど。1970年には岸盛一最高裁判所事務総長が、「裁判の公正性を疑われかねないので、政治的色彩を帯びた団体に裁判官は加盟すべきではない」との談話を発表、1984年に青法協裁判官部会は青法協本部と分離して如月会となり,青法協の裁判官組織は消滅したものの、水面下で活動している。

ブログ子は40年ほど前に名簿を手に入れようとしたことがあるが、ほとんど近づけなかった。共産党内でもガードは固く、トップクラスしか知らないという、元参議院議員で日本共産党幹部だった筆坂秀世は「日本共産党のナンバー4」と目された人物だが、セクハラで中央委員を罷免され、常任幹部会委員・幹部会委員など党の要職も解任された。それほどの幹部でも青法協名簿は知らないというからよほどガードが固いのだろう。

青法協会員の裁判官が再任を拒否される事件が生じたりしているから、最高裁は名前を把握しているようだ。人事に反映されていて、こうした一癖ある判事は地裁、簡裁など地方に配属されている。定年までドサ回りで、不服を上に上げたら処分を食ったなど定年退官後に語っている人もいるからまず事実であろう。

電力という「あらゆる産業の米」とも言える基幹が、こうした判事の「最後っ屁」みたいなものに弄ばれるのは看過できない。

暗殺もAIで自動化の時代

イランの核科学者、モフセン・ファクリザデ氏が首都テヘラン東方で暗殺された事件。数ある世界の情報機関の中でもずば抜けた「能力」をもつイスラエルのモサドの犯行とみて間違いはない。

それにしても四方を敵に囲まれていて自国存立のためには「周辺国には断じて核保有を許さない」というイスラエルの確固たる意志を見せつけて戦慄を覚えるほどである。中国に尖閣を狙われているというのに未だに「桜」でうつつを抜かしているどこかの国とは大違いである。

事件を報じている産経の佐藤貴生記者はブログ子が静岡支局長をしていたときに配属されてきた旧知の間柄であるが、彼によると「ファクリザデ氏は核兵器製造を目標に2003年まで続いた『アマド計画』を主導した人物。

イスラエルのネタニヤフ首相は18年、この計画の首謀者として同氏を名指しで非難。イランが15年に欧米などと結んだ核合意を隠れみのにして計画を再開したとの見方を強めていた。同氏はミサイルに搭載する核爆弾の小型化も手掛けたほか、北朝鮮の核開発にも手を出していたといわれる。

それにしても手口の「鮮やかな」ことには舌を巻く。英字紙のイラストをもとに犯行を再現するとこうなる。①前後を警護員に守られたファクリザデ氏の車列がイラン近郊のロータリーに差し掛かったとき②車列右側に止まっていた日産のピックアップが爆発した③そちらに気を取られたとき対向車線には現代自動車のサンタフェに乗っている4人とスナイパー2人がいた④殺害は遠隔操作による自動式機関銃を使って無人で行われ、3分間で完了していた。

場所は敵地も敵地、首都テヘラン近郊である。イラン側の強固な監視網を破って暗殺が行われたことにイラン指導部が衝撃を受けていることは間違いない。

(7日、加筆) イランのメヘル通信によると、イラン革命防衛隊(IRGC)の副司令官アリ・ファダビ氏が6日明らかにしたところでは、暗殺には「人工知能(AI)」を搭載し、人工衛星で操作された自動機関銃が使用されたという。

ファクリザデ氏が11人の警護隊と共に首都テヘラン郊外の幹線道路を車で移動していた際(イランは右側通行)、日産自動車製のピックアップトラックに取り付けられていた機関銃は、同氏の顔に機関銃が「ズームイン」し、13発の弾丸を発射したという。

「25センチしか離れていなかった同氏の妻は撃たず、ファクリザデ氏の顔だけに狙いを定めており、衛星経由でオンライン制御されていた上、高度なカメラとAIを使用していたと伝えた。

 また、イラン当局によると、暗殺を実行したのは、イスラエルと、国外に拠点を置くイランの反体制派組織ムジャヒディン・ハルク(イスラム人民戦士機構、MKO、別名:MEK)だという。(引用終わり)

ファクリザデ氏は60歳前後とされるが、公の情報は極めて少ない。それなのにこの時間にこの場所を通ることを正確に把握していたこと。3分間で全員現場を立ち去っていて、弾痕からイスラエル製武器とわかる以外なんの痕跡も残さなかったこと。手際の良さからモサドとしか考えられない。

今年1月3日にはイラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のガセム・ソレイマニ司令官が指揮をとっていたイラクの首都バグダッドの空港付近で米無人機の攻撃により殺害された。最高指導者ハメネイ師は、攻撃によって殺害されたソレイマニ司令官と5人の「殉教者」の遺体を納めたひつぎの前で祈りをささげ涙を流したが、この作戦でも米軍側には一人の犠牲者もなかった。

暗殺に使われたのは、米空軍のMQ-9リーパー無人機。ヘルファイア対戦車ミサイル(射程約10km)などの武器を最大で1・7トンも搭載して14時間は飛び続けられる性能を持ち、偵察・監視から攻撃まで幅広い任務をこなせることから、今やあらゆる軍事作戦に投入されている無人機だ。

現代では戦争にしろ暗殺にしろ「自動化」「無人化」で最大の効果を上げる時代になっている。一方、日本では北朝鮮が発射するかもしれない弾道ミサイルを迎撃する地対空迎撃システム、イージス・アショアがブースターが近くに落下するのが危険だと反対運動で秋田、山口への配備が断念せざるを得なくなった。こんなに能天気な国にはイスラエルや米軍の「覚悟」というものの爪の垢でも煎じて飲ませたい。

趙立堅は報道官というより恥ずべきフェイク屋

中国外務省の趙立堅報道官が30日、豪軍兵士がアフガンの子供を殺害しようとしているCG画像をツイッターに投稿した問題。

モリソン豪首相は「フェイク画像だ。中国政府は恥を知るべきだ。甚だしく非常識で、いかなる理由でも正当化されない。世界の目から見れば地位を落とす行為だ」と反発、画像の削除と謝罪を要求した。フランス外務省報道官も同日「投稿された画像は特にショッキングで、コメントは偏っており、侮辱的だ」と指摘した。

趙立堅のツイッター投稿の背景には、豪政府が新型コロナウイルスの起源に関する国際的な調査を求めて以来、豪中関係が悪化していることがある。豪州産品の輸入制限など圧力を強めている。さらに悪いことに豪軍は先に、アフガニスタンに派遣された軍特殊部隊の兵士25人が非武装の捕虜や民間人ら39人を違法に殺害したとの調査結果を発表。先週末には兵士13人に解雇を通知したと明らかにしていた。

これに便乗して趙立堅は「豪軍兵士によるアフガン民間人と捕虜の殺害にショックを受けた。われわれは強くこのような行為を非難し、責任を負わせるよう求める」と27日に書き込んだが、偽の画像はその時点ではなかったという。その後この画像をどこかから見つけて追加でアップしたらしい。

いまや、世界中から総スカンを食っている趙立堅の投稿画像だが、一見しただけで素人でもニセモノとわかる代物である。兵士が豪州の国旗で子供の顔を覆い、のど元に血の付いたナイフを突きつけている画像だが、わざわざ豪州の国旗とアフガニスタン模様のシーツの上に座っている。兵士の右腕には豪州の国旗がついている。ナイフで子供の喉を掻っ切るかのような(掲載画像はモザイクをかけてある)仕草の兵士の前には平和を象徴する羊がいる。 さらにご丁寧にも、画像の下には英文で「恐れるな。われわれは君たちに平和をもたらすために来ている」との文章が載っている。

これだけ作為的なお膳立てが揃った写真などあるものか。 中国外務省の報道官なら写真がファイクであることは知らぬはずがなかろうが、同じ仲間の華春瑩報道官(女性)はわざわざ「身の毛がよだつ行為だ。犯罪行為を非難することが不当なのか」と豪州政府の要求には応じない姿勢を示した。

彼らは世界の一般的な国の「報道官」とはまったく異質で中国内では「戦狼外交官」(相手を脅かせ戦う)と呼ばれる、外交に名を借りた脅し屋なのである。

なかでも趙立堅はいつも問題を起こす人物である。以前、このブログでも「新型コロナウイルスは米軍によって武漢に持ち込まれた」と放言したとき書いた(http://h-h-a.org/miyazaki/?p=3296)ことがあるが、つい先だっても(19日)、中国が決めた香港立法会(議会)の新たな議員資格に米国など5カ国の外相が懸念を発表したことに反発、「大胆にも中国の主権、安全、発展利益を損なうなら、目を突かれて失明しないよう注意しろ」と脅したばかりである。

支那人と朝鮮人はホントに敵の目を突き刺すから迫力満点である。清朝以来でも暖炉の前で旦那の愛人同士が喧嘩して火箸で相手の目を刺したという事件がゴマンとある国である。

王毅外相の暴言・妄言・虚言・呆言を許してはならない

中国の王毅国務委員兼外相による大暴言にはさすがの穏健民族・日本人も怒りの炎を掻き立てられた。中共叩きの先頭に立っていたトランプ大統領が落選した間隙をついて日米同盟に楔を打ち込むべくこの時期にやってきたのだろうが、馬鹿な言動で目論見は全くの逆効果に終わった。当たり前だ。

それにしてもひどい暴言の数々だった。

① 「(尖閣周辺で操業する日本漁船は)実際は単なる漁船ではなく、問題を起こそうと進入している」「偽装漁船が繰り返し敏感な海域に入っている。このような船舶を入れないようにするのはとても大事だ」(25日菅首相と官邸で会談した後、記者団を前に)

② 「日本の漁船が絶えなく釣魚島(=尖閣諸島の中国名)の周辺水域に入っている事態が発生している。中国側としてはやむを得ず非常的な反応をしなければならない。われわれの立場は明確で、引き続き自国の主権を守っていく」(24日、日中外相会談後の共同記者会見)

戦前戦後通じて尖閣諸島は「沖縄の一部」とされた紛れもなき日本領土である。中国が覇権主義を唱え始めて突如領有権を主張し始めたのは1971年である。軍事上、要項の地であること、地下資源が豊富で好漁場であることに目をつけてのことである。

以来今に至るも中国海警局の武装公船などが連日侵入、日本漁船を追いかけ回している。 王毅外相発言の数々は「盗人猛々しい」の言葉に尽きる。日本の主権を土足で汚すこの破廉恥な行為に、折から開かれていた国会では25日、衆参両院の予算委員会で集中審議が行われたが、王毅発言を取り上げた議員は与野党ともに1人としていなかった。

安倍前首相の桜を見る会での前夜祭に事務所が金を出していたという、たかが政治資金規正法違反止まりの問題にうつつを抜かしていた。日本の安全保障上の大問題とどちらが大事なのか。

唯一、共産党の志位和夫委員長は26日、王毅発言を厳しく非難し、合わせて茂木敏充外相の対応も批判した。曰く、

「尖閣諸島周辺の緊張と事態の複雑化の最大の原因は、日本が実効支配している領土に対し、力ずくで現状変更をしようとしている中国側にある。中国側の覇権主義的な行動が一番の問題だ」と指摘。

「日本側に責任を転嫁する、驚くべき傲慢不遜な暴言だ。絶対許してはならない暴言だ」と強調した。

王氏と並んで共同記者発表した茂木氏についても「王氏の発言に何ら反論もしなければ、批判もしない。中国側の不当で一方的な主張だけが残る事態になる。極めてだらしがない」と批判した。

「海上保安庁のデータを見てみると、中国の公船の尖閣諸島の接続海域への入域日数は、今年すでに24日までで304日。昨年1年間の282日を大きく上回っている。さらに中国の公船が日本の漁船を追い回すという非常に危険な事態も起こっている。私たちとしては中国のこのような覇権主義的な行動をただちに中止することを重ねて強く求める」

あの共産党が、と驚くとともにすっかり見直した。アホらしい「桜狂い」の立憲民主党の枝野幸男や反安倍と反菅ばかりの小沢一郎には共産党の爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいである。、

韓国はガキの犯罪までたちが悪い

「たちが悪い」という言葉は日本で生まれた言葉なので、普通ひらがなで書くが、中国語の「質」という漢字の意味と似ていたため、「たち」に「質」を当てはめるようになった。性格が悪い、または、悪質であるなど物事の性質がよくないことを表す表現だ。

そんな言葉を思い出したのは、先日電子版でまとめサイトを見ていたら、韓国発の2つのニュースが並んでいたからで、表題のような感想を持った次第。

1つ目は、韓国で「囲碁の天才少女」と言われたプロ棋士が対局でAIを利用する不正を行ったとして、1年間の資格停止の処分になったという。

韓国で囲碁の「天才少女」などと呼ばれていた金恩持(キム・ウンジ)二段(13)がオンライン対局で人工知能(AI)を利用する不正を行ったとして、韓国棋院から、1年間の資格停止の処分を受けた。

9月29日に行われた李映九(イ・ヨング)九段とのオンライン対局でAIを利用した可能性があるというので韓国棋院がAIの専門家に分析を依頼した結果、「打つ手」の92%が合致するAIプログラムが存在することが分かった。 本人が不正を認めて反省していることや未成年であることから、資格停止1年という処分にとどめたという。

韓国ではことし1月のプロ棋士の対局でも、片方の棋士が、顔に包帯を巻いた姿で登場し、包帯に隠したカメラとイヤホンを使って外部と連絡を取りAIの指示に従って碁石を置いた行為が発覚している。

もう一件はとんでもなく悪質だ。11月20日ソウル北部地裁は性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反で中学3年生のA(15)に最長4年の懲役刑判決を下した。

Aは、2018年7月、当時交際していた女子中学生を自分の家に連れ込酒を飲み、性行為の途中ビデオ撮影した。また、昨年3月にも別の女性の同級生を連れ込み、抵抗したにもかかわらず、性的暴行を犯し傷害を負わせた疑いもある。

韓国では性犯罪がものすごく多い。女性をだまして性的な画像や個人情報を入手、脅迫してさらなる性的搾取を行い、秘密のチャットルームで共有する。それを見ていたのは26万人という、いわゆる「n番部屋」事件は韓国を揺るがしたが、その主犯格の「博士」ことチョ・ジュビン被告(24)にソウル中央地裁は11月26日、懲役40年(求刑・無期懲役)などの判決と10年間の個人情報告知と電子足輪の装着30年、児童・青少年関連機関と障害者福祉施設への就業制限10年などを命じている。

この事件では創始者とされる「ガッガッ」ことムン・ヒョンウク被告(24)裁判は韓国・大邱地裁で続いていて検察側は、無期懲役を求めている。 そんな性犯罪大国が日本に対しありもしない従軍慰安婦問題を作り出して「謝れ」「金を出せ」とえんえんとゆすり・たかりを繰り返すのだから何をかいわんやである。

従軍慰安婦という言葉を捏造して13本のデタラメ記事を朝日新聞で書いた(朝日新聞は捏造を認め取り消している)元朝日新聞記者の植村隆(62)が「捏造」といわれ名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの櫻井よしこ氏と出版社3社に謝罪広告の掲載と損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷は18日、植村氏の上告を退け、1、2審判決が確定した。 

慰安婦支援を掲げ金を数十億円集めたものの殆どを自分の懐に入れて慰安婦にはゼロ支給という悪事がバレた挺身隊問題対策協議会(挺対協)=現在は改称して正義記憶連帯(正義連)=元理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)=現在は国会議員=は検察の手入れを受け正義連はいまや壊滅寸前である。 「正義」を名乗ること自体がおこがましい連中だが、いずれ歴史が化けの皮を剥がすものである。

一衣帯水の国ではあるが、こんな国に生まれなくてホントによかった。

社民党を一人で食いつぶした福島瑞穂

「先輩方が築いた遺産を全て食いつぶしたのはあなただ」━━ 社民党臨時党大会(14日)で、照屋寛徳衆院議員(衆院沖縄2区)が福島瑞穂党首を面罵する場面は見ものだった。続けて、「心底むなしい、悲しい。総選挙を勝利するには、あなたが衆院にくら替えして立候補しなさい」と(修羅場のない)参院比例代表枠ばかりで当選を重ねてきた党首に、衆院へのくら替え要求を突き付けた。

社民党はこの大会で、希望する党員・地方組織の立憲民主党への合流を認める議案を賛成多数で可決した。源流の社会党からの軌跡をたどるならば、「55年体制」で常に自民党に次ぐ第二党を誇り、一時は衆議院のの36%を占める166議席を誇った社会党だが、社民党に看板を付け替えても衰退は止まらず、これでさらに痩せ細り、国会議員4人のうちく3人が離党する事になった。社民党に残るは福島瑞穂党首ただ一人である。

産経抄を借りると、お笑いタレント、劇団ひとりならぬ「政党ひとり」である。落ちるところまで落ち、来年早々にもありそうな総選挙では勝ち目もなく消滅がほぼ確定的だ。

瑞穂(みずほ)とは、みずみずしい稲穂のことである。稲が多く取れることから瑞穂の実る国ということで、「瑞穂国」(みずほのくに)とは日本国の美称である。親は日本の役に立つ女性になってほしいと名付けたのだろうが、この人がやってきたことは日本を毀損することばかりだった。

そんな人物でも悪夢の民主党政権時代、それもルーピー鳩山内閣で消費者・少子化対策担当大臣に就任するのだから皮肉なものである(もっとも途中で罷免されたが)。 「自衛隊は違憲」と宣言していた社民党からの入閣である。

2010年3月1日の衆議院予算委員会で早速自民党の佐藤正久から「自衛隊は合憲と認めるのか」と突っ込まれると「閣僚として発言は差し控える」と逃げていたが、ついに「内閣の方針に従う。自衛隊は違憲ではない」との答弁するに至った。

日頃偉そうに批判していても「日和る 」のである。

先の照屋寛徳の追及に福島瑞穂党首は「私のみが社民党を食いつぶしてきたと言われるのは極めて残念だ」と反論していた。確かに「食いつぶし」た元凶は他にもいる。

土井たか子社会党党首は北朝鮮の拉致実行犯、辛光洙(シングァンス)元死刑囚の助命・釈放嘆願書に署名した「極めてまぬけな議員」(官房副長官当時の安倍晋三前首相の発言)である。これには元党首の村山富市元首相も署名している。 土井たか子は、拉致被害者家族の協力要請には知らん顔を決め込んだ。

現在は立憲民主党副代表に収まっている辻元清美社民党政審会長(当時)は「北朝鮮には補償も何もしていないのだから、9人、10人返せとばかり言っても、フェアじゃない」といった。さんざ毒づいた阿部知子は日本未来の党へ脱藩した。やはり利あらずと逃げた保坂展人は世田谷区長に収まっている。 みんな泥船から逃げ出したネズミである。

こうして並べてみると、女が多い。社会党(社民党)は女に引っ掻き回されて、女に潰された党だと言えるかもしれない。更に言うならば立憲民主党も女が饒舌である。鬼滅の刃まで持ち出して何かにつけメディアに登場する蓮舫、妻子ある同僚弁護士との不倫現場を撮影されて「哀しいラブストーリー、”自爆一直線”」と書かれた山尾志桜里。まさに「女が国や党を滅ぼす」図である。

衆議院選で小選挙区に鞍替えしてみろ! と毒づかれた福島瑞穂だが、それには答えず「社民党を再生するために頑張って恩返ししたい」といつもの癖の「頑張って」を持ち出していた。これまで何度も「頑張った」がどれもダメだった。いまや社民党の支持率は「2%」を下回る。とてもじゃないが、「頑張る」以前の問題である。

中国に「鬼滅の刃」トランプの功績を忘れない

僅差とはいえ、トランプがバイデンに負けたのでブログ子の周辺はみな「気分が悪い」思いをしている。横浜にいる義姉など「バイデンとハリスの顔など見たくもない」と明言している。

かくもトランプに肩入れしていた理由は10数年前になるが、私達夫婦も義姉夫婦もアメリカ・テネシー州ナッシュビルにいたことに由来する。ここはあの南北戦争のとき南軍の拠点だったところで、伝統的に共和党の地盤で今回も隣のケンタッキー州など中西部一体の州はこぞってトランプが勝利している。

ブログ子は学生時代馬術部にいた。ナッシュビルで義姉の親友宅を訪れたとき壁に牧場経営をしている女主人の乗馬姿の写真があり、その馬場馬術姿が見事だったので「きれいなパッサージュですね」と褒めたら、今から馬に乗せてあげる、と日本のジャパンカップに所有馬を出したことがあるというもうひとりの牧場主宅に案内されてひととき乗馬を楽しんだ。このあたりはトランプの熱い支持層である「富裕白人」が多いところでもある。

滞在中、ウオルマートやコスコ(COSTCO、日本ではコストコ名)にも行った。驚いたことに殆どの商品が中国製だった。靴、衣類は言うに及ばずクリスマス用品の電飾からバードフィーダーに至るまで「CHINA」であった。こんなにものづくりを中国に依存していていいのだろうかと思った。

もう一つ共和党びいきの理由がある。このときは民主党のクリントン政権だったが、その後オバマ政権でも中国傾斜は加速して「一国二制度」には何一つ警戒しなかった。

その結果どうなったか。中共政府は一帯一路に名を借りて東南アジアから中東、アフリカまで手なづけて「債務の罠」で締め上げた。スリランカでは99年租借の軍港を、ジンバブエはじめアフリカの殆どの国は中国の傘下に入った。南沙諸島、西沙諸島を勝手に埋め立ててみな軍事基地に仕立て上げた。

日本に対しては今も一年の殆どを尖閣諸島に対し領海侵入を続け、EEZ内の大和堆には中共政権の指示を受けて大量の中国漁船が我が物顔で水産資源を横取りしている。

米民主党政権の中国に対する大甘の姿勢がかくも「醜い中国」を増長させたのである。

トランプの最大の功績は、共産党一党独裁の中国に対し、厳しい姿勢を堅持したことである。習近平国家主席の中国を「脅威」として認定し、断固として中国の不公正・不法な行為に制裁を加えたのである。

中国の膨大な軍備拡大を可能にしたのはAIなどの最先端技術で戦闘機、空母などの情報を盗み取ったことによる。人民解放軍の兵器開発は米国の最先端技術の窃取で成り立っている。トランプはこれに対して、痛烈な制裁を行った。

 トランプ政権による、中国の通信機器大手「華為技術(ファーウェイ)」に対する徹底的制裁、中国のスパイ活動の拠点になっていた在米中国総領事館の閉鎖、中国人スパイの逮捕などの果断な措置はトランプの仕事であった。

ポンペオ国務長官は中国政府による香港や新疆ウイグル自治区での人権弾圧、南シナ海での領有権の拡大、知的財産権の侵害などを列挙し「中国に対しては、『信用するな』」とまで言った。また「民主主義は、中国を恐れてその専制政治を許すことは歴史的な過ちにつながる。結束して中国に立ち向かうべきだ」「中国の国民が問題なのではなく、中国共産党一党独裁が問題であり、中国共産党を打倒しなければいけない」とも宣言した。  

もう一つ、トランプ政権の功績をあげると「力による平和」をスローガンに、国防予算を大幅に増額し、米軍の再建に取り組み、「宇宙軍」も創設したことだ。トランプの中国に対する厳しい姿勢があってはじめて「中国の覇権主義」の増長がいっとき止まったのである。 バイデン政権はもはやクリントン、オバマ時代のような大甘な対中国政策は取れない。なにしろ中国警戒論は米国民の75%が支持しているのだから。

トランプ、ありがとう、である。